えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

舞台『刀使ノ巫女』

OG公演レビュー

龍真咲 LIVEツアー2018『Fiction』がスタート!

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元宝塚歌劇団月組トップスターで今は女優や歌手として活躍中の龍真咲。そのLIVEツアー2018『Fiction』が、9月8日に東京・原宿クエストホールで開幕した。

龍にとっては昨年12月に開催されたバースデーライブ以来、およそ9カ月ぶりのワンマンライブ。ステージでは、龍のファーストアルバム「L.O.T.C 2017」のナンバー「Silly game」「Long Island Icetea」をはじめ、J-POP、ミュージカルナンバーなどを披露した。

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パワフルで伸びのある龍の歌声とともに、しっとりと温かみのある空間を作り出した。そしてそんな龍に呼応するように、観客も楽しげな様子で声援を送るなど、大盛況のうちに東京公演は幕を下ろした。
そしてライブ終了後。東京公演の手応えについて「約半年ぶりにライブに挑戦させていただきましたが、感触としては新鮮でもあり、楽しかった」と語った龍。「ライブをやるごとに初心に戻っていくところがありまして、継続してやり続けることは大切だなと思います。もちろん宝塚で今までやってきたことというベースはありますが、毎回毎回が新しい一歩として進んでいけたらいいなと思いました。宝塚を卒業してから2年という節目となり、自分の中にある温かいものを届けたいと思った時に、裸にならないといけないと思いました。今までは殻をかぶり続けてきたけれども、それを拭い去って、お伝えすることが、一番素直な表現の仕方かなと思いました」と付け加えた。

本公演は今後、9月16日に大阪・梅田クラブクアトロで、そして9月22日には名古屋・インターナショナルレジェンドホールで行われる。
「ライブツアーをやるのは夢でした。当初はロック的なガンガンやって盛り上がるようなものを考えていたんですが、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』を終えたあたりから、今やるべきはそこではなく、自分の中にある感謝の気持ちをお届けすることの方がベストなのではないかと思いました。一方通行ではなく、お客さまと通いあうものというのは今回の大きなテーマとなると思うので、そこを感じ取っていただけたらと思います」と語った龍。大阪は龍の地元ということで、「皆さんが温かく見守ってくださると思います。名古屋もそうですが、その土地ごとに感じる温かさというのはそれぞれ違ってくると思うので、それを感じながらやっていきたいと思います」と意気込んだ。

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そして最後に、大阪、名古屋のライブを楽しみにしているファンに向けて、「わたしがライブツアーをすることができるのは、普段から温かく応援してくださる皆さんのおかげだと思っています。わたしのことを知ってくれて、応援してくださる方はわたしにとってかけがえのない存在ですし、わたしにとっても原動力となります。わたしは99.9%頑張りますが、残りの0.1%は皆さんの気持ち、いつも感謝しています。皆さんと一緒にひとつのライブを作り上げたいなと思いますので、ぜひともお楽しみにしてください」とメッセージを送った。

龍真咲LIVEツアー2018『Fiction』
9月16日(日)大阪・梅田クアトロ
9月22日(土)名古屋・インターナショナルレジェンドホール
〈龍真咲Official Website〉http://www.ryumasaki-scp.com/





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3人から贈られる温かで力強いエール!『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜上演中!

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観月ありさが発起人となり、昨年12月に誕生した“座・ALISA”。 今を生きる女性たちに勇気と感動を伝えたいという想いのもと、名作や名曲をもとに、歌とドラマ仕立てで綴られるシリーズの第2弾である。
今回の作品は『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜というタイトルで、松任谷由実の楽曲から、名曲の数々をセレクト。元宝塚トップの湖月わたる、春野寿美礼を共演者に、「40代女性にエールを贈りたい」というコンセプトで作り上げ、渋谷のルリアンタワー能楽堂で上演中だ。
 
【物語】
ある日、元歌手グループの3人のもとにゼンマイ仕掛けのオルゴールが届いた。差出人は3人が20代でグループを作ったときのプロデューサーでマネージャーだった女性からで、不思議なことにその女性は1週間前に亡くなっていて、3人もその葬儀に参加したばかりだった。
グループの1人はオサ(春野寿美礼)、彼女の結婚を期にグループは解散、オサは今では子供を持つ主婦だ。アリ(観月ありさ)は解散後、歌うことをやめて他の仕事につき、最近ようやく結婚したばかり。ワタル(湖月わたる)は歌うことが好きでやめられず、今も細々とだが芸能活動を続けていた。
離ればなれになっていた3人だが、女性の死とオルゴールをきっかけに久しぶりに集まることに。それぞれの今を語り、心を通わせ、やがて店にあるジュークボックスの曲に乗せて、懐かしい曲を歌い出す。そんな中で3人は、次第に歌への情熱を甦らせていく・・・。

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オープニング、今はそこにいない1人の女性から3人への遺言のようなモノローグが語られる。彼女が最後までいとおしんだグループ3人への想い…
静かな開幕から一転するとフリフリのドレス姿の3人が! アイドルグループそのものという格好が華やかでキュートだ。
 
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そこから15年後へと場面が変わり、それぞれソロで今の生活をどこか映し出すような曲を歌い上げる。モノトーンをベースにした衣裳と、各々のヘアスタイルが、個性を際立たせてよく似合う。
アリを演じる観月ありさは、結婚したばかりで再結成には一番冷静な女性という役どころ。知的で大人な雰囲気が漂う。どこかユーミンに似た声質で、明るいけれど内面のドラマを感じさせる歌声を響かせる。

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ワタルの湖月わたるは、今も歌から離れずにいて、死んだ女性の残した想いを知りたいと願い、みんなを集める心優しい女性だ。伸びのある綺麗なソプラノが、ユーミンの曲のメロディラインを切なく伝えてくる。
 
オサの春野寿美礼は、普通の主婦になったものの、やっぱり歌を忘れられず、再結成も最初に言い出すという、ある意味勝手でそこが可愛い女性だ。情感のあるアルトで歌う春野のユーミンソングは、オリジナルとはまた違う陰影が浮かび上がる。

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公演のスタイルが「Reading Concert」とあるように、朗読とそれぞれのソロや合唱でストーリーは運ばれていくのだが、物語と曲の流れが絶妙に組み合わさって、さらに、場面にきめ細やかにフィットしたアレンジ(鎌田雅人)が、ドラマを巧みに盛り上げる。

「ルージュの伝言」「ツバメのように」「ダンデライオン」「DESTINY」「あの日にかえりたい」「Valentine’s RADIO」「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜」「シンデレラ・エクスプレス」「卒業写真」「Save Our Ship」「Carry On」ほか、劇中で歌われる松任谷由実の歌は、どれも名曲ばかり。恋の切なさや愛の痛み、そんな日常の中で傷ついた心の上澄みを掬い取って、透明でキラキラとした世界へと昇華してみせる。その世界の美しさと優しさに、どれだけの人間が励まされ、癒されてきたことか。
 
「40代女性にエールを贈りたい」と作られたこのステージは、そんな松任谷由実へのリスペクトが見事に結晶したエンターテインメントとなっただけでなく、舞台上でユーミンワールドをしなやかに生きる40代女性3人から、あらゆる世代の男女に贈られる温かで力強いエールとなっている。

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3人の歌声はこちらで聴けます 
https://www.youtube.com/watch?v=9OJ5RWXgt8o 

〈公演情報〉
座・ALISA Reading Concert vol. 
『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜
原作◇松任谷由実 楽曲集
上演台本・演出◇モトイキシゲキ
音楽監督◇鎌田雅人
出演◇観月ありさ 湖月わたる 春野寿美礼
※松下優也(大阪・愛知)
●8/26〜29、9/1〜3◎セルリアンタワー能楽堂
●9/22・23◎サンケイホールブリーゼ 
●9/29・30◎ウインクあいち大ホール
〈料金〉東京 10,000円(全席指定・税込)
〈料金〉大阪・愛知 8,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉
東京/サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
大阪/キョードーインフォメーション  0570-200-888(全日10:00〜18:00)
愛知/中京テレビ事業:052-588-4477(平日10:00〜17:00)
〈公式twitter〉@za_alisa_info



【取材・文/榊原和子 写真提供/エイベックス・エンタテインメント】


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哀しくも美しき戦慄の世界 【TRUMP series 10 ANNIVERSARY】第1弾 ミュージカル『マリーゴールド』開幕!

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永遠の命を持つとされる原初の吸血種「TRUE OF VAMP」=TRUMP(トランプ)の存在を軸に、「永遠の命」に翻弄される者たちを描くゴシックファンタジーの新作ミュージカル『マリーゴールド』が、池袋のサンシャイン劇場で上演中だ(9月2日まで。のち9月7日〜9日まで 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演)。

劇作家・末満健一がライフワークとして2009年より展開する、「永遠の命」に翻弄される者たちの悲哀を描くゴシックファンタジー『TRUMP』は、末満自身の演劇ユニット「ピースピット」での初演の後、同ユニット、また俳優集団D-BOYSによる「Dステ」他において、キャスト・演出を変えこれまでに4回の上演を重ねている。

その後、ハロー・プロジェクトによる「演劇女子部」で『TRUMP』の3000年後を描いた『LILIUM─リリウム少女純潔歌劇─』、劇団Patchによる14年前を描いた『SPECTER』、更に2017年上演のシリーズ第4弾『グランギニョル』と、描き続けられる『TRUMP』ワールドは、いずれも大ヒットを記録。熱狂的な支持を集めている。

今回の新作『マリーゴールド』は、そんな『TRUMP』シリーズが2019年に誕生10周年を迎えるに向けたアニバーサリー企画の第1弾で、シリーズ初のミュージカル作品。TRUMP=永遠の命を持つとされる原初の吸血鬼「TRUE OF VAMP」の存在を追い求める、血と命と愛を巡る物語が展開されている。

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【STORY】
周囲との関係を断絶しているマリーゴールドの花に囲まれた屋敷。この屋敷の主人は人気小説家のアナベル(壮一帆)。だが、彼女が吸血種「ヴァンプ」を扱う小説をペンネームで書いていることすらも、知っているのは担当編集者であるコリウス(東啓介)等一握りの人々だけで、アナベルの娘ガーベラ(田村芽実)も、この館から外に出ることを一切禁じられ、窓からマリーゴールドの花が咲き乱れる庭を眺めることさえ、アナベルから厳しく咎められている状態だった。
他に館に出入りするのは、身体の弱いガーベラの主治医であり、アナベルの幼馴染ヘンルーダ(吉野圭吾)と、アナベルの妹のエリカ(愛加あゆ)だけだったが、ヘンルーダが治療以外にガーベラに関わることも、エリカが屋敷に出入りすることもアナベルは頑なに拒否し、エリカは仲睦まじい姉妹だった姉との関係を壊したのは、姪のガーベラの誕生故だと、姪を疎ましく思っていた。
また一方コリウスは、気高く聡明なアナベルにいつしか作家と担当編集者という関係以上の想いを抱くようになり、「ガーベラを守る」という行為から、アナベルを解き放ちたいという願いに執り付かれていく。だが、鋭敏な感性を持つガーベラは、自分に対するそんな周囲の憎悪に気づいていて、しばしば精神の安定を欠いていた。そんなガーベラにヘンルーダは「ガーベラの花言葉は『希望』で、アナベルにとって君は希望なんだ」と言い聞かせる。
そうした日々の中で、アナベルとガーベラは互いだけが互いを愛する対象だと固く手を取りながら生き続けていたが、ある日アナベルの小説の熱狂的なファンだという少年ソフィ(三津谷亮)と、その親友ウル(土屋神葉)が、コリウスの後をつけてアナベルの屋敷のある街へとやってくる。更にアナベルの描く小説の題材が反社会的なものだとして、彼女をマークしていた公安警察のベンジャミン(宮川浩)も現れ、マリーゴールドの花に囲まれた閉ざされた屋敷の中だけで完結していたアナベルとガーベラの暮らしは大きく揺らぎはじめ……。

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舞台は、一見しただけで不思議な美しさと同時にうっすらとした恐ろしさをも醸し出す、マリーゴールドの花を象徴的に使ったセットの中ではじまる。もちろんシリーズものなので、永遠の命を持つとされる原初の吸血種「TRUE OF VAMP」=TRUMP(トランプ)の存在と、不死の能力が消滅している吸血種「ヴァンプ」、そして人類、というこの作品の世界観を理解する必要はあるが、それを台詞さえきちんと聞いていればよい形で、しかも決して説明的でなく提示している末満健一の脚本が巧みだ。しかもこれが初ミュージカルという形でありながら、台詞から音楽への運び、またダンスシーンの挿入などが非常に自然で、終幕に向かって緊迫感を増していくドラマにほど良い息継ぎを与えていて、『TRUMP』シリーズとミュージカルという表現形態との親和性を感じた。

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その仕上がりの滑らかさに大きく寄与したのが、ミュージカルの世界での活躍が顕著な出演者の面々で、アナベルの壮一帆は、元宝塚男役トップスターだった人ならではの、押し出しの良さと包容力に加え、持ち前の深い演技力が生き、謎が謎を呼ぶドラマの根幹を支えている。アルトの台詞発声も役柄に相応しく、凛とした中に身を切るような母性を感じさせた。

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アナベルが守り抜こうとするガーベラの田村芽実は、このシリーズへの出演経験が豊富な人だけに、複雑な心理描写に凄味さえ漂わせる存在感。愛らしく親しみやすい素顔の魅力を封印しきって、役柄に憑依した凄まじさと哀しさが心を揺さぶらずにはおかない、強い印象を残して頼もしい。

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アナベルの担当編集者コリウスの東啓介は、飛びぬけた長身から東だとわかるというほど、個性的なヘアメイクで変身の妙を見せて興味を引かれる。大きな舞台での仕事が続いている、そのひとつひとつの経験が東の地力を着実に高めているのが伝わり、振幅の激しい役柄を十二分に支えていた。

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アナベルの妹エリカの愛加あゆは、姉であるアナベルへの敬慕故に複雑さをはらむガーベラへの愛憎を、渾身の力で演じている。迫力のある低いトーンでの台詞発声が自然で、愛くるしいとさえ思える容姿と声が乖離しないことに女優としての蓄積を感じさせた。壮とは宝塚時代にトップコンビだった深い縁のある間柄だが、姉妹という関係性に違和感がなく、女優同士としての二人の力のこもった邂逅が嬉しい。

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アナベルのファン、ソフィの三津谷亮は、初登場時の明るさがドラマの進展と共に変化していく様を、自在に見せている。登場人物の誰もが秘密を抱えていて、どんでん返しに次ぐ、どんでん返しとも言えるストーリーの展開の中で、一言の台詞、一言の語尾に、のちに「あっ!」と思わせるものを残したのには、三津谷の力量を改めて感じさせた。

そのソフィの親友であるウルの土屋神葉も、ほぼ出番がソフィと共にという流れでありつつ、ソフィとの関係に謎めいたものを残した佇まいがあるのが強み。美しい容姿も目に立ち、経験値の高いメンバーの中で大健闘している。

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公安警察ベンジャミンの宮川浩は、やはり頭抜けた存在感と歌唱力で、作品全体を引き締めている。大作ミュージカル作品への出演経験が豊富だが、こうしたゴシックファンタジーの世界にも巧みに染まるのが、さすがはベテランの妙味。舞台全体の重石とも言える存在だった。

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ガーベラの主治医ヘンルーダの吉野圭吾は、妖しい狂気を感じさせる役どころもこなせば、温かいお父さん役も務めるというこちらも役幅の広さが、控え目で温かく心の中に屈折も持っているヘンルーダを的確に描き出している。彼がガーベラに花言葉を教える、作品にとって重要な位置づけのミュージカルナンバーを、客席に印象的に届けた功績も大きい。

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他にも出演者それぞれに大きな働き場がある人の使い方もよく考えられていて、何より、冒頭から一見話が飛んだと思える場面の提示や、投げかけられた謎がすべて綺麗に回収されて尚、まだまだ奥深い物語があると思わせるシリーズものとしての強さと、ミステリアスなゴシックファンタジーの世界が強烈なインパクトを持っていた。劇作家末満健一のライフワークとも言えるこのシリーズが、熱狂的人気を得ている理由、その魅力を改めて感じさせる舞台になっている。

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初日に向けて、壮一帆、田村芽実、作・演出の末満健一からのコメントが届いた。

【初日コメント】

壮一帆
本作はTRUMPシリーズ初のミュージカルということで、楽曲も豊かで華やかです。
稽古場で仕上がったものに衣裳と照明が加わることで、より一層、ワクワクして頂ける作品に仕上がっていると思います。
ストーリーでは母娘、それを取り巻く人たちの人間模様が奥深く表現されているので、こちらも楽しみになさってください。
キャストはそれぞれに甘えることなく集中力を持って、稽古に取り組んできました。
カンパニーの力が凝縮された最高の舞台を皆様にお届けいたします!

田村芽実
TRUMPシリーズへの出演は4作目となりますが、今回も世界観に圧倒されました。
これぞ、《圧倒的美演劇》だと思っています。皆様の心をえぐります。どうぞお楽しみください。

末満健一
この作品を一言で述べるならば「母娘の愛の物語」です。でも出来上がった作品は、そんな言葉では言い表わせないほど生半可なものではなくなってしまいました。稽古をしながら思ったことは、愛には即効性と遅効性のものがあり、また致死量があるということ。壮一帆さんと田村芽実さんの演じる母と娘が、その致死量の愛の物語を身震いするような深度で体現してくれています。どうか、死ににきてください。

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〈公演情報〉
ミュージカル『マリーゴールド』TRUMPシリーズ 10th ANNIVERSARY
作・演出◇末満健一 
音楽和田俊輔
出演壮一帆、田村芽実、東啓介、愛加あゆ、三津谷亮、土屋神葉、宮川浩、吉野圭吾
●8/25〜9/2◎サンシャイン劇場
●9/7〜9◎梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
〈料金〉8,800円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉
東京 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (全日10:00〜18:00)
大阪 キョードーインフォメーション0570-200-888(全日10:00〜18:00) 



【取材・文/橘涼香 写真提供/ワタナベエンターテインメント】




座・ALISA『キセキのうた』
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八千草薫・村井國夫・朝海ひかる、松村雄基らで名作戯曲『黄昏』上演中!

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誰にでも訪れる老いと、家族の絆という普遍的なテーマを淡々と描いて、1979年のニューヨーク初演以来、日本を含む世界各地で上演され続けているアーネスト・トンプソンの名作戯曲『On Golden Pond』(邦題『黄昏』)。1981年にはヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、キャサリン・ヘップバーンの共演で映画化され話題となった。
この『黄昏』が、03年に八千草薫の主演で初演され、多くの観客から感動のメッセージが届いた。そして06年の再演を経て、12年ぶりにこの夏、八千草薫の主演でこの舞台が戻ってきた。
 
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初演から引き続き、老いを感じはじめた夫を明るく支える妻エセルの役で、観る者の心を惹きつける八千草薫。そして自身の老いにとまどいながらも、それを前向きに捉えていこうとする夫のノーマン役には、新たに村井國夫が挑戦。さらに今回は、2人を取り囲む家族や友人に、朝海ひかる、松村雄基、若山耀人、伊藤裕一ら豪華俳優陣を迎えて、明瞭かつ丁寧な演出に定評のある演劇界の重鎮・鵜山仁による新演出で、新たな『黄昏』の登場となった。
 
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【物語】
ノーマン(村井國夫)は80歳を迎えようとしている。そして彼より若い妻のエセル(八千草薫)。
今年もあのゴールデン・ポンドでひと夏を過ごすために訪れた。
たまにふたりを訪れる郵便配達のチャーリー(伊藤裕一)は、夫妻の娘チェルシー(朝海ひかる)との思い出を語る優しい隣人でもある。
ある時ノーマンと反発しあっていた娘のチェルシーが彼女のパートナー、ビル(松村雄基)と彼の子供ビリー(若山耀人)とともにやってきた。
最初はうまくいかないノーマンとビリーも、お互い素直になれないノーマンとチェルシーも、ゴールデン・ポンドでの生活の中で変わっていく。それを温かく見守るエセル。傷つけあい、いたわりあいながらも、家族の絆を探すひと夏。

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【囲みコメント】

この公演の初日を迎えるにあたって囲み会見があり、八千草薫、村井國夫、朝海ひかる、松村雄基が一言ずつコメントを述べた。

八千草 3度目の上演ですが、新しいものをやっているみたいで、共演者の方々みんながとても優しくしてくれます。体力は駄目ですね。維持できているかわからないけれど、お肉を食べるといいと聞いたので朝でもいつでも食べるようにしています。

村井 八千草さんが可愛くてしょうがない。一緒にやっていて楽しいです。地方公演に行ってもお守りします。

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朝海 八千草さんの美しさとオーラに圧倒されてセリフが飛んでしまいました(笑)。舞台に上がって更にオーラが増してキラキラしていました。

松村 八千草さんがかわいらしくてチャーミングで僕も台詞を忘れそうでした。

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〈公演情報〉
シーエイティプロデュース
『黄昏』
作:アーネスト・トンプソン 
演出:鵜山仁 
出演:八千草薫/朝海ひかる 松村雄基・若山耀人 伊藤裕一/村井國夫
●8/10〜 27◎東京 紀伊國屋ホール
〈料金〉8,000円円(全席指定・税込)
●9/1◎志木 パルシティ ホール 
●9/4◎金沢 北國新聞赤羽ホール
●9/5・6◎愛知 名古屋市青少年文化センター・アートピア 
他、神奈川、兵庫公演あり
 
  
【写真提供/シーエイティプロデュース】




『LADY OUT LAW!』
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宝塚歌劇団・男子部の青春を描く舞台『宝塚BOYS』team SKY 上演中!

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宝塚歌劇団の100年を超える歴史の中にかつて「男子部」が特設された、という事実に焦点をあてた舞台『宝塚BOYS』。彼らの可笑しくも切ない青春グラフティを2つのチームで演じる2018年版。
まず、team SEAが8月4日から11日まで上演され熱く演じて大きな感動を呼んだ。

team SEA公演はこちら

そして、もう1つのteam SKYが、8月15日に東京芸術劇場 プレイハウスで初日を迎えた。(19日まで。そののち愛知、福岡、大阪公演あり) 

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【物語】
昭和20年秋、第二次世界大戦が終わったばかりの激動の時代。幼い頃から宝塚の舞台に憧れていた若者・上原金蔵は、一枚の召集令状で青春を失い、今度は自らの書いた一枚の手紙で、人生を変えようとしていた。手紙の宛先は宝塚歌劇団創始者の小林一三。内容は宝塚歌劇団への男性登用を訴えるものだった。 折りよく小林一三も、いずれは男子も含めた本格的な“国民劇”を、と考えており、その提案は採用されることになった。
そうして集まったメンバーは、上原をはじめ、電気屋の竹内重雄、宝塚のオーケストラメンバーだった太田川 剛、旅芸人の息子・長谷川好弥、闇市の愚連隊だった山田浩二、現役のダンサー・星野丈治、と個性豊かな面々だった。
宝塚歌劇男子部第一期生として集められた彼らではあるが、劇団内、観客などの大半が男子部に反対。前途多難が予想される彼らの担当者として歌劇団から、池田和也が派遣されていた。池田は彼らに厳しく言い放つ。「狎兇正しく美しく″の歌劇団内では、女子生徒と一切口をきいてはならない。」「訓練期間は2年。その間、実力を認められるものは2年を待たずに仕事を与える。」
男子部のメンバーはいつか大劇場の舞台に立てることを信じ、声楽・バレエ…と不慣れなレッスンに明け暮れる日々が始まる….。

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【コメント】
 
公演の初日を迎えて、team SKYのキャスト、永田崇人と溝口琢矢からコメントが届いた。

永田崇人 
僕ら六期目のBOYSは、平均年齢が今までで一番若く、その分戦争から最もかけ離れている人間たちの集まりです。ですが稽古場では、皆で”苦い飯を食う”というような経験もして、それが舞台に表現されているんじゃないかとも思います。僕らにしかできない『宝塚BOYS』があると改めて感じましたし、team SEAのお兄さん達とは違う僕らのBOYS、それを発見する楽しさもあると思います。「この作品に出会えた人は幸せだ」と仰った方がいるのですが、それはご覧になる方も、そして、僕らのように関わることが出来た人間もそうだと思います。
本当に幸せだなと思える、大好きな作品です。
是非、劇場に足を運んで、一緒に青春をして頂きたいと思います。

溝口琢矢 
こんにちは、溝口琢矢です。『宝塚BOYS』、今回2チームあり、僕たちは“6th BOYS(ろくボーイズ)”となるのですが、とにかく緊張しております。チームでは僕と富田が最年少なんですが、メンバーはみんな凄く優しくて、崇人君含め皆で支えて下さっていて、本当にいいチームが出来上がっているんじゃないかと思っています。この若さとエネルギーは、舞台で盛大に発揮される筈ですので、是非皆様楽しみに、そしてワクワクしながらお越し頂ければと思います。
よろしくお願いします。

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〈公演情報〉
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『宝塚BOYS』
原案◇辻 則彦 (「男たちの宝塚」神戸新聞総合出版センター刊)
脚本◇中島淳彦 
演出◇鈴木裕美
出演◇「team SKY」
永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平
愛華みれ、山西 惇
●8/15〜19◎東京 東京芸術劇場 プレイハウス
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日 10:00〜18:00)
●8/22◎名古屋 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466(月〜土 10:00〜19:00  日・祝休)
●8/25・26◎久留米 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
〈お問い合わせ〉ピクニック チケットセンター 050-3539-8330(平日11:00〜17:00)
●8/31〜9/2◎大阪 サンケイホールブリーゼ
〈お問い合わせ〉ブリーゼチケットセンター 06-6341-8888 (11:00〜18:00)
〈料金〉S席 8,800円 U25 5,000円(全席指定・税込)
〈チケット一斉発売〉2018年6月23日(土)


【撮影/友澤綾乃】



『LADY OUT LAW!』
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