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OG公演レビュー

歴史大河ドラマの中に浮かび上がる悲恋物語。凰稀かなめ初主演ミュージカル『花・虞美人』

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元宝塚宙組トップスターで、女優として活躍中の凰稀かなめの、退団後初主演作品であるミュージカル『花・虞美人』が、TBS赤坂ACTシアターで開幕した(31日まで。のち4月15〜16日愛知県芸術劇場大ホール、4月22日〜23日大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演)。

『花・虞美人』は、中国の群雄割拠時代の興亡の歴史を描いた『三国志』で知られ、「四面楚歌」の語源ともなった項羽と劉邦の物語から、絶世の美女として語り継がれている謎多き実在の人物、虞美人を主人公に、空想の翼を広げて彼女の波乱万丈の人生と貫いた愛を描いたオリジナルミュージカルだ。

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【STORY】

紀元前221年、史上初の中国統一を成し遂げた奏の始皇帝(奥田圭悟)の時代、圧政に苦しめられ、苦役を強いられる庶民の不満は日に日に高まる一方であった。そんな時代にありながらも、小さな村で穏やかに暮らす村一番の美貌の持ち主と謳われる娘・虞(凰稀かなめ)は、劉邦(ユナク)との結婚を明日に控え、幸福の絶頂の中にあった。だが、そんな2人を見た老婆は、劉邦はやがて世の民の為軍を率いて戦い、虞はその美しさ故に結婚はできず、苦難の人生を歩むと予言する。
その忌まわしい予言通り、翌日、まさに結婚式が執り行われようとしている最中に、始皇帝の軍隊が現れ、皇帝の慰み者にと、虞をはじめとした村の娘たちを連れ去ろうとする。必死で虞を守ろうとした劉邦だったが、多勢に無勢の軍隊を阻むことは叶わず、虞の父親は殺され、泣き叫ぶ虞は兵士たちに連れ去られてしまう。

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虞の美貌は始皇帝の目に留まり、気に入りの女人として傍近くに置かれるが、虞は一言も言葉を発さぬまま恨みを募らせ、ある夜始皇帝の暗殺を試みるものの失敗。今しも殺されかけた寸前、楚の旗を立てた項羽(黒川拓哉、池田努Wキャスト)が攻め込み、始皇帝を討ち果たす。項羽は虞に、もう自由の身なのだから案ずることなく故郷に帰れ、と告げるが女性の貞節が最も重んじられていたこの時代、穢れた身で劉邦の元に帰ることなど考えられない虞は死を望む。その様子を見た項羽はそれならば自分と来い、面白い世界を見せてやろうと虞を誘い、行くあてのない虞はその言葉に従う。だが、その直後、燃え盛る宮殿に駆けつけたのは劉邦と手勢だった。なんとか虞を探し出そうとした劉邦だったが、見つけ出したのは、かつて自分が虞に送ったひなげしの髪飾り。この戦闘の中で虞は亡くなってしまったと思いこんだ劉邦は、ただ悲嘆にくれる。

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始皇帝が倒れ、楚の国の王となった懐王(小野健斗)を頂き、項羽は天下統一へと立ち上がる。そんな項羽に、軍師范増(大澄賢也)は、懐王の血縁の女性呂雉(高橋由美子)との縁組を勧めるが、項羽は断る。項羽の中には虞の存在が日増しに大きくなっていたのだ。一方、項羽軍から逃亡していた韓信(石橋直也)は、劉邦に軍師として迎えられ、呂雉との政略結婚を劉邦に進言する。虞は死んだとばかり思いこんでいる劉邦はその提案を受け入れ、懐王から将軍に任ぜられる。
互いに大きな勢力となった項羽と劉邦は、天下統一に向けて義兄弟の契りを交わすが、懐王は2人に奏の国の皇帝が拠とする関中を別方向から攻めさせ、勝利した方を関中王とすると告げる。そこには皇后になろうとする野望に燃えた呂雉の計略が隠されていた。
そんな権謀術数が渦巻く戦いの中、虞は今尚愛し続けている劉邦への思いと、命の恩人である項羽への恩義とを抱えたまま項羽につき従うが、ついに長くすれ違っていた劉邦との再会の時が訪れて……

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作品に接してまず感じるのは、激動の群雄割拠の時代、更に国名、地名、人名、が数多く乱れ飛ぶ物語世界にあっても、ストーリーが実にわかりやすく伝わってくる嬉しい驚きだった。特に虐げられた民衆の描写からはじまる数々のミュージカルナンバーが、場面場面に効果的に取り入れられ、猛スピードで進んで行くドラマ世界を支えたのは、音楽がドラマを運ぶミュージカルならではの方法論を、作劇がきっちりと押さえているからこそのことだ。長く「三国志」を愛し、いつかはその世界観を音楽にしてみたいと念願していたという、作曲・音楽監督の鎌田雅人が、脚本に描かれる人物と場面をよく理解して、幾多の楽曲を書き下ろしたことも功を奏していて、オリジナルミュージカルならではの強みを感じさせた。

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そして、何よりもこの物語を波乱万丈なものにしているのは、項羽の寵姫として常に項羽と共にあり、所謂「四面楚歌」の中、最期の戦いに趣く項羽が憂いを残さぬように自害した、という記述だけが知られている虞美人を、元々は劉邦の許嫁の娘であった、とした発想の豊かさだ。これによって、多くの小説などで取り上げられてきた「項羽と劉邦」、2人の武人の国盗り物語に、「虞」という絶世の美女をめぐる三角関係が横たわることになったのは、優れた仕掛けだったと思う。
中でも劉邦だけでなく、計略によって虞も、項羽と凌ぎを削っている劉邦は同名の別人であり、許嫁の劉邦は亡くなったと思いこまされている、つまり互いが互いを亡くなったと思いながら、それでも尚愛し続け、あと一足のところで顔を見ることなくすれ違いを続けているというもどかしさが、全く不自然でなく劇中に展開されていたのに感心した。これによって、クラシックな時代劇に相応しいロマンスの香りが立ち上り、王道の悲恋物語が描かれていく様が美しい。全体が中央から上手、下手に広がる階段だけのセットによって進んで行くのも、舞台面のスペースが広く取れる利点となって、殺陣の迫力が増していて、衣装の豪華さも際立ち、思い切った簡略化がむしろ想像力を喚起させる面白い効果をあげていた。

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そんな作品のヒロインとして登場した凰稀かなめの美しさが、舞台の根幹を支えている。まず何よりも美貌の持ち主でなければ成立しないだろう、劉邦、項羽をはじめ、作中の人物たちからことごとく愛される役どころを素直に納得させたのは、宝塚時代から広く知られていた凰稀の美しさあってこそだ。更に、その美貌の中に柔らかさが備わっている持ち味が、流転の人生をたどる「虞」という女性の中に生きていて、常につきつめた表現を示してきた深い芝居心と共に、愛と恩義の中で揺れ動きながら、自らの進むべき道を選び取って行く虞の芯の強さを十二分に表している。特に、劉邦に対してはどこまでも可憐な乙女であり、項羽に対しては荒ぶる魂を守る聖母のようである、それぞれの居方が明確だから、虞が決して単純に劉邦から項羽に想いを移したのではないことが、台詞で説明されるまでもなく伝わるのは素晴らしい美点だった。これによって、虞という女性の生き様が、非常に健気で共感の抱けるものになっていたと思う。それらを含めて、女優としては2作目の舞台にして、凰稀が全く違和感なく自然体で舞台に位置し、しなやかな姫役者ぶりを発揮したことを喜びたい。数々の衣装の着こなしも実に美しく、「女優・凰稀かなめ」の今後の活躍に、更なる期待が高まった。

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そんな虞をひたすら思い続ける劉邦を演じたユナクは、優しく温かい好青年を想起させる個性が、戦さに向かうことすらも虞への深い愛故という、この作品世界の中の劉邦像に打ってつけ。長髪の鬘や、赤を基調にした衣装も良く似合い、長身で甘い二枚目というビジュアルの良さも手伝って、悲恋物語のプリンスとしての存在感が抜群だった。ほぼ初めてだという殺陣シーンも果敢にこなし、「超新星」のリーダーとしてだけでなく、舞台俳優としてのユナクが、作品を重ねるごとに成長している頼もしさも感じさせた。

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一方の雄、項羽は黒川拓哉と池田努のWキャスト。この日は池田の出演だったが、登場シーンから非常にワイルドで豪胆な役作りで、ユナクの劉邦と好対照なのがまず面白い。そういう人物が虞にだけ見せる弱さや、脆さがきちんと表現できているのが、次第に項羽を見守らなければならないと虞が思い至る過程を、すんなりと納得させる一助にもなっている。「21世紀の石原裕次郎を探せ!」オーディションをきっかけにこの世界に出てきた人ならではの、豪快なアクション、殺陣シーンも見事で、歌唱力が伸びてくれば十分ミュージカルにも進出できる人材になるのではないか。今後に期待したい。一方の黒川拓哉は、音楽大学声楽科出身者のみで構成されるボーカルグループ「LE VELVETS」のメンバーだけに、劇中項羽が虞への秘めた恋心を歌うナンバーなどは、さぞ素晴らしく映えることだろう。見比べる妙味も大きいWキャストになること必定だ。

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また、若い俳優たちが多く躍動している座組にあって、貴重な重石になっているのが項羽の軍師范増の大澄賢也。大澄と言えば、まずは何を置いてもその秀でたダンス力が1番に思い出されるが、今回はそのダンスをほぼ封印して尚、いぶし銀の存在感と台詞術とで、策謀に長け項羽と共に天下を獲らんとする軍師を、堂々と演じていて感嘆させられる。特に項羽と袂を分かつソロナンバーを、切々と歌い上げた歌唱力は瞠目すべきもので、大澄が優れたダンサーであると同時に、優れたミュージカル俳優であることを再認識させてくれる好演だった。

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もう1人、愛に殉じる虞との対照として描かれる、ひたすらに大望を抱く女性呂雉の高橋由美子は、権力への欲望を漲らせた燃え滾るような表現が、小柄で愛らしい外見とのギャップを生んで、強烈に目を引く力になっている。今回の作品世界の中で、非常にわかりやすい敵役のキャラクターを凄味をもって演じきり、脚本が求めた役割を堂々と果たしていた。

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他に、有名な「韓信の股くぐり」の場面も用意されている、劉邦の軍師韓信の石橋直也の理知的な役作りが光るし、虞の弟で姉を思うあまり波乱も引き起こす、子期の松田凌の生一本なひたむきさ、劉邦の親友、樊かい(※口へんに會)の岡田亮輔の実直さと共にある爽やかさ、宦官・趙高の桑野晃輔の二転三転する役柄の豊かな表現、意に染まない命令を下さざるを得ない懐王の小野健斗の、美しき鬱屈、暴君始皇帝の奥田圭悟の狂気、そして、宗義の今井ゆうぞうの「歌のお兄さん」としてのイメージを見事に覆す悪役ぶり等々、多彩なキャスト陣も充実。歴史ドラマの大河の中に、切ないロマンが浮かび上がる見応えあるミュージカルとなっている。

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 初日を翌日に控えた3月25日、通し舞台稽古を前に、ヒロイン虞を演じる凰稀かなめと、劉邦を演じるユナクが、それぞれ囲み取材に応えて、公演への抱負を語った。

【凰稀かなめ 囲みインタビュー】

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凰稀 皆様、本日はお忙しい中ありがとうございました。いよいよ明日から始まります。スタッフの方々、出演者一同、精一杯頑張っていきたいと思いますので、温かいご声援よろしくお願い致します。
──初日を迎える心境はいかがですか?また、稽古中に新たな発見などはありましたか?
突きつめてやっていたので、発見は山ほどありました。本当に演出家、出演者とぶつかりあいながら今日まで稽古をしてきたので、その成果が出るのではないかと思います。とてもシンプルな舞台なので、皆の魅力がすごく発揮される舞台になっていると思います。その辺も楽しんで頂けたらと思っています。
──演じられる虞姫という役とご自分との共通点はありますか?
共通点ですか?(笑)そうですね。温かく、大きく、見守るところじゃないかなと思います。
──項羽役は黒川拓哉さんと池田努さんのダブルキャストですが、それぞれの魅力は?
お二人ともワイルドなんですけれど、池田さんはワイルドさの中にも温かさがある熱い男ですが、最後に向かっていくにつれて弱さが出てくるんです。それでも必死にやっていく、とても人間らしい項羽になっていると思います。黒川さんは身長も大きいですし、ワイルドはワイルドなんですけど、たぶん黒川さんの人間性、純粋な優しいところが、今回のお芝居の中に出てきていて、一生懸命なところとか、そういう部分がとても項羽っぽいなと。逆に黒川さんの方が最初は可愛い感じなんですけど、後半に向けてどんどん男らしく成長していく項羽になっていると思います。
──ユナクさん演じる劉邦についての印象はどうですか?
ユナクさんは普段からお優しいです。色々とやってくださいます。今回恋人同士の役で、結婚して夫婦になる直前という関係なので、色々なお話をして普段からそういう風に見えるように接したりしていて。本当にレディーファーストなんです。それが劉邦様にすごく合っているというか、劉邦様そのものという感じです。
──宝塚退団後初主演ということですが、意気込みは?
宝塚ではトップスターという立場にいさせて頂いて、毎公演そうだったんですけれど、自分がトップだからといってどうこうというのはあまりなくて。作品の中でどういう風にこの組をとか、自分を、相手をということばかりを考えていたので、「座長」という言葉に気負いを感じないように自分で意識しつつも、皆さんとコミュニケーションを取りながら舞台上で一緒に戦っていきたいなと思います。 
──作品への手応えはどうですか?
手応えは十分あります。でもお客様が入ったらまた空気も変わってくると思いますし、お客様と一緒にこの先、また新たに作っていきたいなと。今は自分たちの中で色々やっていますけれど、絶対に空気って変わるものなので、一緒に楽しんで一緒にその時代を過ごしていけたらいいなという風に思っています。

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【ユナク囲みインタビュー】

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──初日を迎える心境は?
初めて時代劇を演じるのでプレッシャーもあるんですけど、皆とすごく仲良く1か月半くらい頑張って稽古してきたので、やっと見せられる、良かったなと思いました。ただ、今の心境はちょっと緊張しています。
──凰稀さんが、「レディーファーストな優しい方で、ユナクさんは劉邦にピッタリ」とおっしゃっていましたが、劉邦を演じるにあたって心がけたことは?
台本をもらって、今回虞美人が主人公なので、項羽と劉邦という話よりは、テーマは「虞」という女性がどうやって生きてきたかなんですね。それを演出家さんが想像して創られたので、僕も劉邦がどういう恋愛してきたのか、自分なりに色々研究しました。項羽と差があった方がいいかなというのもあったし、項羽がストレートで激しい部分があるので、僕はロマンチックな感じでいきたいなと思って、そういう感じでやっています。 
──項羽は黒川拓哉さんと池田努さんのダブルキャストですが、それぞれ違いはありますか?
池田さんの項羽は、暴れた感じというか激しい項羽。黒ちゃん(黒川)は強さを内面的に持っている項羽です。池田さんは強さを外に出しているんですけど、黒ちゃんは心に持っている強さというか。だから話し方とかアクション、仕草も全然違うので面白いですよ。まったく違うんです。真逆なので。僕も両方楽しめるので楽しいです(笑)。二人とも身長も大きくてカッコいいので、ライバル的な存在でいいなと思ってやっています。
──ユナクさんご自身のおすすめのシーンはありますか?
そうですね。劉邦という役の僕にとっては、ラストシーンに気持ちがすごく入っています。想像するだけで考えるだけで涙がでるくらい悲しいシーンがあって、そのラストシーンが一番オススメです。
──今回の髪型と衣装についての感想は?
こういう衣装は初めて着たんですけど、僕が台本を見たときのイメージも劉邦は「赤」だなって思ったんですよ。赤って、(超新星の)グループの中のカラーも僕はレッドなので、リーダーシップもあっていいなと思うし、僕だけけっこう厚着なんですよ。皆、けっこう薄着で涼しいと思うんですけど、僕カーペットみたいな感じで(笑)。着るだけで暑がっているくらい厚着なんですけど、これを着ているだけで劉邦になったなと思います。ロングの髪はジャケット写真では撮ったことがあったんですけど、あれも鬘だったので今回は2回目ですけど、うーん、ちょっとなんていうか仕草が女性ぽくなるというか…(ロングの髪を指にくるくる絡ませながら)ちょっとこうなるのが、自分でも面白いです(笑)。頑張りますので、よろしくお願いします。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『花・虞美人』
脚本◇岡本貴也
脚本協力◇長谷川晃示
演出◇花・虞美人製作委員会
演出協力◇本間憲一
演出協力補◇西祐子 
作曲・音楽監督◇鎌田雅人
振付◇麻咲梨乃
出演◇凰稀かなめ、ユナク(超新星)、黒川拓哉(LE VELVETS)・池田努(Wキャスト) 、松田凌、岡田亮輔、石橋直也、桑野晃輔、今井ゆうぞう、小野健斗、奥田圭悟、高橋由美子、大澄賢也 他
●3/26〜31◎東京・赤坂ACTシアター
●4/15〜16◎名古屋・愛知県芸術劇場大ホール
●4/22〜23◎大阪・森ノ宮ピロティホール
〈料金〉プレミアムシート 13,000円 S席 11,000円 A席 7,000円 (全席指定・税込)
http://www.hana-gubijin.jp/




【取材・文・撮影/橘涼香】 






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柚希礼音の新たな魅力が多彩にきらめく!ソロコンサート『REON JACK2』開幕!

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柚希礼音ソロコンサート『REON JACK2』が、3月23日から大阪・梅田芸術劇場メインホールで幕を開けた。(26 日まで。その後、東京公演・パシフィコ横浜国立大ホール、福岡公演・福岡市民会館が開催)

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今回のコンサートでは、音楽プロデューサーにポルノグラフィティやいきものがかりなどを手掛ける本間昭光、国内外のアーティストを手掛けるクリエイティブスタッフも加わり、柚希の今までの楽曲全て、そして世界的バレエダンサーの上野水香との「リベルタンゴ」、様々なジャンルで活躍している大貫勇輔&世界で活躍するタンゴダンサーのクリスティアン・ロペスとのタンゴナンバーなどを披露。柚希の新たな魅力を存分に楽しめる内容になっている。

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初日を前にした23日昼、報道陣にプレスコールが行われ、3月1日にリリースした柚希の1stミニアルバム『REONISM』の楽曲より、女らしく妖艶な世界観をダンサー達とともに魅せる「Witch’s Mirror」、大貫勇輔とのコラボレーションによるリード曲「僕は何を探してるんだろう?」を披露した。そのフォトコールの写真と囲み取材の柚希礼音のコメントをお届けする。

柚希礼音囲み取材㈪

【コメント】

──地元・大阪で初日を迎えられるお気持ちをお聞かせください。
本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。大阪で初日を迎えることができ、本当に嬉しいです。張り切っていきたいと思います。
──公演の意気込みをお願いいたします。
『REON JACK2』をやることができるのも、応援してくださる皆様のおかげだなと
感謝の気持ちでいっぱいです。今回は、よりクールでアーティスティックに、そして挑戦ということをテーマに作り上げてきました。稽古場でも、毎日毎日挑戦をしてきました。ぜひ楽しみにしていていただければと思います。
──どんなところに期待して観ていただきたいですか?
今回、各ジャンルで活躍されている素敵な方々と様々なダンスでコラボさせていただいております。共演の皆様にも挑戦していただいていて、日々稽古場でも挑戦の連続でした。皆様にいいもの観たぞ!と思っていただけたら幸いです。
──照明・映像もすごいとお伺いしましたがいかがですか?
在団中から、ずっとこんなことしてみたいと思っていたものが今回実現できて映像・照明・バンドも素晴らしく、感動が多い稽古だったので、そこにお客様が更に加わってくださることで、素敵なステージが完成すると思います。

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──先ほど挑戦ということをおっしゃっていらっしゃいましたが…。
上野水香さんとはどういうステージにするか散々悩んだ結果、上野さんも私自身も、お互い挑戦するということをやりたく「リベルタンゴ」を披露させていただきます。良いシーンに仕上がったのではと思います。
──大村俊介さんに初めて振付をして頂いた際、衝撃を受けたとおっしゃっていましたが、他の方とどういった点が異なりましたか?
宝塚の男役の振りをこうした方がカッコいいいなど、色々な方に教わって経験を積んでいくのですが、SHUN 先生がいらしたときは、男役がやったら新たな魅力が出るような振りで、色っぽくて、隙のない動きがたくさんありまして、なんとかマネをしたいと思って必死に稽古しました。自分の男役像もSHUN 先生の振りが加わったことによって、新たに作られたように思います。退団公演も、退団してからも全部知っているSHUN 先生に、今回出演だけでなくステージングも構成も全部入って頂いて、ステージ上で2人で踊ることになり感動しています。

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──プレスコールで披露する2曲「僕は何を探してるんだろう?」「Witch’s Mirror」に思い入れなど何かございますか?
「僕は何を探してるんだろう?」は、3/1(水)にメジャーデビューしましたミニアルバム『REONISM』に入っている曲で、これから進んでいく、希望のある曲になっております。今の自分にとてもしっくりくる曲なので、昨年はあえて僕という一人称は使わずCD を出したのですが、退団から2年弱経った今回は、あえて僕ということで、男役の僕とは違う、僕と歌うことで純粋に自分に問いかけるような気持ちになるので、そこも楽しみにして頂きたいのと、コラボしている方も凄いので、そこも楽しんで頂ければと思います。「Witch’s Mirror」は、前の自分ではきっと歌えなかった歌だと思います。恋愛のダークサイドを描いた楽曲です。今回披露させていただく歌は、今の自分が凄く入っていると思います。
──上野さんと待望の共演ということで、実際共演されてみて新たな発見・こんな自分を見つけたという何かありますか?
上野さんの身体は毎日の努力によって出来上がっていると、日々痛感致しました。簡単そうに踊っているようで、凄まじい努力の方だなと痛感したのと同時に、刺激を頂いたので、日々これからも努力しようと思いました。
──最後に一言。
今まで現役中からREON シリーズをたくさんやってきましたが、今回はガラリと変えて、しっかり観て頂けるものになっているんじゃないかなと思っております。皆さま、是非楽しみに、また多くの方に観て頂けたらと思います。

柚希礼音囲み取材㈰
 

※この公演の稽古場レポートはこちら
http://takarazuka-j.blog.jp/archives/1878090.html


〈公演情報〉
柚希礼音ソロコンサート 『REON JACK2』
音楽プロデューサー◇本間昭光
ステージング◇大村俊介(SHUN)
振付◇大村俊介(SHUN)/YOSHIE 他
出演◇柚希礼音
上野水香 [大阪・東京公演]
大貫勇輔、大村俊介(SHUN)、YOSHIE [福岡公演] 
クリスティアン・ロペス
●3/23〜26◎梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉S 席 10,000円、 A 席 7,500円、B 席 5,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(全日10時〜18時)
●3月30〜31◎パシフィコ横浜国立大ホール
〈料金〉S 席 10,000円、A 席 6,500円、B 席 4,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケットスペース 03-3234-9999
●4/19〜20◎福岡市民会館
〈料金〉S 席 10,000円、A 席 7,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードー西日本 092-714-0159(平日10時〜19時/土曜10時〜17時)
〈公式ホームページ〉http://www.reonjack2.com/




【資料提供/梅田芸術劇場】



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賀来千香子・水野真紀・紫吹淳・壮一帆 新たな四姉妹であでやかに開幕!明治座3月公演『細雪』

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新しい四姉妹による『細雪』が、日本橋浜町の明治座で3月4日開幕した!
昭和十年代の大阪船場を舞台に、戦争に向けて大きく変わろうとしている時代の中にあって、それぞれの矜持を貫く四姉妹の姿を描いた不朽の名作である。(4月2日まで)

谷崎潤一郎原作、菊田一夫脚本により、1966年に初演の幕を開けた『細雪』は、以来50有余年、数々の名女優たちが、華を競い受け継がれ、女優芝居の金字塔として輝き続けている。
今回の上演はその38演目にあたり、2009年の公演から次女・幸子役を演じてきた賀来千香子が長女・鶴子役に、2011年の公演から三女・雪子役を演じてきた水野真紀が次女・幸子役に、そして初役として元宝塚トップスターの2人、紫吹淳が三女・雪子役、壮一帆が四女・妙子役を演じる、新たな四姉妹が揃った、新生『細雪』の誕生であると同時に、初日に上演回数1500回に達した記念の公演ともなっている。

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【物語】 
昭和十年代の大阪船場。徳川の時代から続く木綿問屋・蒔岡商店には、美しい4人の姉妹がいた。先代の父から譲り受けた家業の暖簾を守り、格式を重んじる長女・鶴子(賀来千香子)。分家して神戸・芦屋に住まいを構え、妹たちを優しく見守る次女・幸子(水野真紀)。数多の縁談を断り続け、婚期が遠のいていく三女・雪子(紫吹淳)。ハイカラで活発、人形作家としての自立の道を切り拓いて行こうとしている四女・妙子(壮一帆)。時代が戦争に向けて大きく動き出している中でも、優雅さと誇りを忘れない美しき四姉妹は、それぞれの思いでそれぞれの人生を歩んでいた。
だが、ついに日中戦争が勃発。時代の流れに乗り遅れた蒔岡商店も、取引先の倒産と共倒れになる形で倒産してしまう。それでも本家の威厳を捨てきれない鶴子。待望の2人目の子供を流産した悲しみの淵にいる幸子。度重なる見合いの破談に傷付きながら、尚運命の人にめぐり会えることを待ち続ける雪子。芦屋が見舞われた例を見ない大水害の折、自分を助け出してくれた時の傷が元で亡くなった恋人を思い、悲嘆にくれる妙子。姉妹たちは自分たちのいる世界が古き良き時代が、すでに過去のものになりつつあることを感じ初めていた。それでも姉妹たちは美しくあることを貫く。その姿は散るからこそ美しい、満開の紅枝垂桜のようだった…。

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三幕からなる舞台は、大阪上本町の蒔岡家の本家、神戸芦屋の蒔岡家の分家に、ほぼ集約されて進んでいく。唯一の外の世界は四女・妙子が個展を開いた神戸・鯉川筋の画廊がただ一度登場するのみで、昭和十二年の春から、十四年の春までの二年間に、四姉妹に降りかかった様々な困難、大きな時代のうねりが二つの家の中に限定された描写だけで、全く無理なく進んでいくことに、改めて感心させられる。
純日本家屋の本家と、洋館作りの分家、それぞれがきちんと2階にも上がることのできるしっかりとした作りで、蒔岡家の格式を感じさせてくれる。姉妹たちの衣装をところ狭しと虫干しする華やかな場面、水害に見舞われる嵐の夜の抑制の効いた描写、そしてすべてを見守る桜。隅々までに贅を尽くされた舞台から、静かに、だからこそ確かに立ち上る高貴な香りは圧巻で、今後これだけの舞台を新たに作ることができるのだろうか、と思わされるほどだ。ここには、芝居見物が特別なハレの日のものだった時代の、美しさが隅々にまで詰まっている。

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しかも、そこで艶やかに、あたかも華やかさを競うかのように生きていく四姉妹のそれぞれが、どんなに時代が移り変わろうとも、誇りを貫き、美しく在ることをやめない姿に、今、滅びようとしている、人が本来在るべき姿への憧憬が満ちていて、胸を衝かれずにはいられない。この四姉妹の凛とした矜持には、将来への不安や、不穏な空気が充満していることを感じる今の時代に、忘れてはならないものを思い出させてくれる力がある。本音をさらけ出すことは決して美徳ではない。誇り高く、在るべき姿の為に張る意地こそが、人が人である為に必要な美徳だ。そう教えてくれる『細雪』が、いつまでも上演を重ねていく、人々に常に求められる作品である理由はそこにある。逆に言えば、この作品が求め続けられている間は、まだ日本も捨てたものではない。そんな希望がこの作品には確かに備わっている。

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そうした作品のすべてを体現している四姉妹、代々の名女優たちの歴史にまた新たな名を刻んだ4人が、それぞれに素晴らしい演じぶりで、作品世界に位置している。
 
長女・鶴子役を今回から担った賀来千香子は、いつまでも若く美しく、現代的な役柄も多彩にこなす才気煥発ぶりを、名家に生まれた誇りと、老舗の暖簾を守り抜こうとする鶴子の中に、どっしりと落とし込んだ様が見事だ。さすがに長年『細雪』の世界に身を置いてきた人ならではの格の高さがあり、1500回から更に次の記録へと向かう新生『細雪』を牽引していく力強さと共に、ふと見せる脆さの表現も魅力的だった。

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同じことがやはり今回から次女・幸子に扮した水野真紀にも言えて、『細雪』の世界観に馴染んでいる人ならではの、雅な在り様がなんとも美しい。そもそもの持ち味が和の美人画を連想させる人であることも強みで、姉や妹たちに常に気を配り、優しさに満ちているが故に、時に楯ともなる幸子の気丈さの表現も卓越していた。

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三女・雪子で『細雪』デビューを果たした紫吹淳は、宝塚の男役時代の気障を極めたが故に自由だった姿と、女優としての現在、特にテレビの世界で親しまれている、どこか浮世離れしたキャラクターの双方が、このどんなに傷付いても白馬の王子様を、運命の人を待ち続ける雪子の表現に生きている。いつもどこか夢の中にいるようでいて、決して己を曲げない。儚げに見えて実は4姉妹の中で最も芯の強い女性である雪子を、しっかりと自分のものにした実に鮮やかな好演だった。

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四女・妙子の壮一帆は、姉妹の中で唯一洋装もし、思い切った行動も取る役柄が、女優としての歩みを進める壮の現在と上手くリンクした効果があった。宝塚時代から竹を割ったような爽やかな表現に特段の魅力があった人だが、その勢いが妙子のまっすぐ己の信じるところに向かって行く生き様によく合っていて、妙子が劇中に経験する様々な出来事を経たからこその、終幕の登場もすっきりと決まり、壮ならではの妙子像が構築されているのが頼もしい。
 
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この新たな四姉妹をめぐる男優陣も充実していて、長女・鶴子の夫辰夫は磯部勉のベテランらしい豪快さと滋味深さ。次女・幸子の夫貞之助を演じる葛山信吾の真摯で温かな立ち居振る舞い。

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三女・雪子の"運命の人”である御牧の橋爪淳は、少ない出番で「この人が雪子の王子様だ!」と思わせる気品ある紳士ぶり。四女・妙子をめぐる男たち、啓三郎の太川陽介には、お坊ちゃん育ちらしい役柄の勝手気ままに憎めない愛嬌を加味するスター性があり、カメラマン板倉の川崎麻世は、主要な登場人物の中で1人出自が違うことを的確に表した物腰で、いずれも十二分に役割を果たしている。また脇の役者たちそれぞれの行儀の良い芝居も見逃せない。

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枝垂桜の下に四姉妹が揃う圧巻のラストシーンまで、これまで受け継がれ、そしてこれからも上演が続いていって欲しい、続いていかせなくてはならない、演劇の美学に満ちた舞台となっている。

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【囲み取材】

初日を翌日に控えた3月3日、通し舞台稽古が行われ、四姉妹を演じる賀来千香子、水野真紀、紫吹淳、壮一帆が囲み取材に応えて、作品への抱負を語った。

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壮一帆、水野真紀、賀来千香子、紫吹淳

──いよいよ明日から初日ということで今の意気込みをお願いします。
賀来 新しい四姉妹になりまして1ヵ月ちょっとお稽古をさせて頂いて、良いお稽古ができましたし、4人の親睦も深まりましたので、いよいよだなという気持ちで心をこめて頑張りたいと思います。
水野 初日が1500回上演の日なので、その舞台に立たせて頂くということを非常に光栄に思っております。新生『細雪』ということで、今回お着物もすべて新調しております。ピカピカの着物を見て頂けることもウリでございます(笑)。
紫吹 歴史ある『細雪』に初めて出させて頂くので光栄であると同時に、背筋が伸びる気持ちで、ひと足早く明治座の方で桜を見に来て頂けますので、そして桜のように咲いている私たちも見て頂けたらなと思います。
 珍しくと言いますか、とても緊張しています。色々勝手が違うところがあったので。でも客席で舞台稽古を拝見していた時に、賀来さんと水野さんが醸し出される『細雪』の世界観というものを、オーラをすごく感じたので、私も頼もしいお姉様方についていって、『細雪』の姉妹の1人としてこの公演に花を添えられるように、集中して頑張っていきたいと思いました。
──4人で親睦を深めたとのことですが、どんなことをなさったのですか?
賀来 プロデューサーさんとか、演出家の方とご一緒にご飯を食べたりですとか、あと稽古場でも4人が近くに座っていましたので、それぞれのキャラクターでよくね(4人で頷きあう)、皆面白いんです。
紫吹 お姉ちゃんが一番面白いわ。
賀来 あなたに言われたくないわ(笑)。でも本当に姉妹のように仲が良いのですが、良い緊張感もあって、やはり作品が良いと皆モチベーション高く、真摯な形でお稽古に望んでいました。
──賀来さんは前回まで高橋惠子さんが演じていた長女役ということで、プレッシャーなどはありましたか?
賀来 それはありますね。どうしても高橋さんの鶴子が自分の中に残像として残っていたり、高橋さんの台詞が音として残っていますので、そのありがたみやら、寂しさは置きながら、自分の鶴子を作るようにと、演出家の方やプロデューサーの方が言ってくださいましたので、皆そのようにしたと思います。

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──水野さんは賀来さんの次女役を引き継ぐという形になりましたが。
水野 はい、私は四半世紀以上前からこの『細雪』は観続けて来たんですね。20歳の頃から。女優さんが変わる度に観ておりまして、最初は新珠三千代さん、あと、古手川祐子さんだった時もありますし、そして賀来さんと観ておりましたので、もちろんプレッシャーもあるのですが、ちょっと自分にわくわくしてしまうというか、どんな幸子になっていくんだろうか?という楽しさがありました。
──紫吹さんが今度は水野さんがなさっていた三女役を今回新しくということですが、いかがですか?
紫吹 世の中では、私結構「お嬢キャラ」とか言われていますけれど(笑)、本当のお嬢様になった気持ちで、本当のお嬢様だな、お嬢様って大変ねと。
賀来 そうなんだ(笑)。
──どんなところが大変なのですか?
紫吹 すべてです。4人の中でも特におとなしいという役なので、かなり頑張ってます(笑)。
賀来 おとなしくするのに頑張っているの?
紫吹 おとなしくするのと、あとは品格を持って、その中でも芯を持ってというところで、歴代たくさんの女優さんが演じられていますけれども、私なりの雪子を苦労しながら作っていますので、是非観にいらしてください。
──壮さんは一番下の四女ということでいかがですか?
 活発な役ということなんですけれども、どうしても活発過ぎてしまうところがあって、今日の舞台稽古も大変なことになったんですけど(笑)。振り袖でお芝居をしたことがなくて、立ち座りの時に踏んでしまったりですとか、慣れない草履で滑ったりですとか、スタッフさんを含めて大騒ぎになってしまいました。
水野 振り袖を着る前から「男」だったのよね(笑)。
 はい(笑)。
紫吹 振り袖を着る機会がなかなかないのよね。私は20歳になる前から宝塚に入っていて男役だったので、振り袖を着る機会がなくて…(壮に)着たことある?
 撮影ではあるんですけど。
紫吹 私撮影でもないから、今こうやって綺麗なお着物を着させて頂いて20歳の気持ち(笑)。
賀来 (笑って)可笑しいでしょう? この4人を仕切るので、良い感じの笑いがね。

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──賀来さんはやはり座長としてまとめないといけないと思うのですが。
賀来 いえ、もうこれは4人が座長ですし、ただ自分が一番年上だということと鶴子役ということが重なっておりまして、高橋さんが「鶴子は大変なのよ。蒔岡家を守るから」とおっしゃっていたのがよくわかります。良い意味でピンと背筋が伸びております。
──今回新キャストに元宝塚トップスターの方をお2人迎えての『細雪』なので、新しく踊ったりするシーンが入るのかな?と。
賀来 踊って頂きましょうか(笑)、ねぇ?
 そうしたらもれなく、お姉ちゃんたちが相手役をしてくださることに(笑)。
紫吹 そうです、もちろん(笑)。
水野 でも最後の方にちょっと「あ、宝塚」ってね。
賀来 そうなのよ!
水野 感じさせる場面もあるので、そのあたりも。
紫吹 でもそれはずっと幸子お姉ちゃんがやってきたことで(笑)。
水野 響きが違う!(笑)
賀来 そう、響きがね。
 そうなんですか?
賀来 来た、来た、来た!とね(笑)。
紫吹 声大きいですか?
水野 「あ、宝塚」って思うわよね。
賀来 (手を羽のようにひらひらさせて)こうしようかと思った。(笑って壮に)いいのよ、出て来ても!一緒に(笑)。
 はい!(笑)
紫吹 ハモって(笑)。
──見どころいっぱいのようですね。 
賀来 本当に見どころいっぱいです。1500回代々皆様に受け継がれて、お客様もリピーターの多い『細雪』ですので、ひと足早く桜を皆様と共有させて頂きたいと思います。

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──この枝垂桜のセットがとても特徴的ですが、どんなシーンで使われるのですか?
紫吹 それは見てのお楽しみです。
賀来 クライマックスね。
水野 20歳の時にこれを見て「あ」と胸をドキュンと衝かれて、リピーターになりました。
──それくらい印象的なシーンなのですね。
賀来 私も今日、舞台稽古の途中、客席で拝見していて、自分が出させて頂くのですけれど、綺麗だな〜と思って、動画を撮ったほどでした。
──明日の初日で1500回ということで、改めてそこまで上演が続く『細雪』の魅力とは?
賀来 やはりお着物だったり、桜だったり、大阪の船場の言葉だったり、これだけ華やかなものがなかったことと、今、日本らしい舞台が少なくなって来ましたよね。皆さんがお好きな、残しておきたい、忘れたくないものが凝縮されているような、綺麗なことも大事な舞台が、皆さんを引きつけているのではないかと私は思っています。
──今日は3月3日のひなまつりですが、楽屋で何かなさいましたか?桜餅とかは?
賀来 誰か差し入れしてくださらないかしら(笑)。
 待ってます!
紫吹 今日はそれどころではなかったので。
水野 本当に大変な1日でね。
賀来 そうですね。でもおひな様は出しました。どうぞ皆様、明日の初日からよろしくお願い致します。
3人 よろしくお願い致します。

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〈公演情報〉
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『細雪』
原作◇谷崎潤一郎
脚本◇菊田一夫
潤色◇堀越真
演出◇水谷幹夫
出演◇賀来千香子 水野真紀  紫吹淳 壮一帆 他
●3/4〜4/2◎明治座
〈料金〉S席(1階席・2階前方席)13,000円 A席(2階後方席)9,000円 B席(3階2階前方席)席)6,500円 (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉明治座チケットセンター 03-3666-6666(10時〜17時)



【取材・文・撮影/橘涼香】


『細雪』 




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新しく生まれ変わった傑作ミュージカル『アルジャーノンに花束を』開幕!矢田悠祐、水夏希囲みインタビュー  

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日本でも発行部数300万部を超える巨匠ダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』(早川書房刊)のミュージカルが、キャストを一新し、2017年に装いも新たに蘇った。
 
原作が発表されたのは1959年。以後、小説を元にアメリカ、カナダ、フランスで映画化され、日本でも02年、15年にテレビドラマ化されている。そんな作品群の中でも、荻田浩一演出による9人の出演者だけで紡がれるミュージカルは、06年の初演時からの美しい音楽と、幻想性も加えた演出があいまって大評判となり、14年にも再演。傑作ミュージカルとして人々の心に深く刻まれている。
初演の06年、再演の14年と浦井健治が挑んだ主人公のチャーリィ・ゴードンには、ミュージカル初主演の矢田悠祐、そんな彼を見守り続けるヒロイン、アリス・キニアンには、元宝塚雪組トップスターで女優の水夏希を迎えて、演出は今回も荻田浩一が、この新メンバーでの再々演に挑んでいる。

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【あらすじ】
32歳で6歳の知能のパン屋の店員チャーリィ・ゴードン。そんな彼に、夢のような誘いがあった。とある大学の偉い教授が頭を良くしてくれるというのだ。この申し出を受けたチャーリィは、先に脳手術を受けて天才的な知能を得たハツカネズミのアルジャーノンを見て、自分も脳の手術を受けることを決心する。そしてチャーリィは天才に変貌していくのだが…。

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まず初めにスポットライトが当たる舞台に登場するのは、女性教師アリス・キニアン。シックな紅色のシルキーな服装の佇まいが美しくエレガント。そして、そっと慈しみ溢れる微笑みで手を差し伸べ、チャーリィを研究所に案内する。
チャーリィは脳の手術を受けて、6歳児の知能の人間がわずか数週間の間に60歳以上の知能へと変化していく。だが知能の爆発的な発達と、感情、つまり内面の成長がバランスが取れないことも、この作品の大きなテーマでもあるのだが、舞台の序盤では、彼の知能の発達ぶり、目に見える変化に注目が集まっていく。動きは子供特有の激しく体当たり的な状態から、大人びてシックになり、着る服は子供のような服装から、ジャケットを羽織るなどダンディな様子へと変わっていく。
知能が発達していくチャーリィに芽生えていくのは、自我であり、エゴであり、そして自分が他人とは違うという「自分は誰か」という問いだ。それらが数週間という短い時間に詰め込まれるために、感情と答えが追いついていかない。なぜ、人は人を傷つけるのか? そしてどうして自分は他人を見下したりするのか? 自分とは何か? そんな思いに悩み始めてしまうチャーリイ。

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矢田悠祐は、そんなチャーリィの知能の発達の喜びと混乱を演技と歌で見事に伝えてくる。もともと歌唱力では定評がある矢田だけに、チャーリィの内面の変化をその時々で歌い分けて圧巻だ。美しいバリトンボイスで朗々と歌う箇所、また感情を込めて歌う場面では喉をめいっぱいしならせ、場面によっては伸びやかに優しく、そして悲しく、やるせなく、歌声を響かせる。ピュアな顔、高慢な顔、そして絶望、浄化、チャーリィの様々な顔がその歌声から見えてくる。

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水夏希のアリスは、チャーリィの成長を微笑ましく見守りながらも、同時に彼に芽生えたエゴや自我、あるいは自分に向けられた愛に戸惑う姿を、人間的に表現する。苦悩、煩悶、幸せ、愛、慈しみなどの感情の表出を、めまぐるしく展開していく音楽に合わせて変化させる。声質や感情の込め方なども含め、その転換が鮮やか。年上の女性が持つ包容力を感じさせながらも、どこか少女のような繊細さもあって、魅力的なアリス像だ。

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このミュージカルはチャーリィの知能の発達が早いので、場面展開もそれに合わせたスピーディになっているのだが、それを語りで伝えるだけではなく、シーンごとに異なった曲調の歌で構成することで、違った表情の場面を見せて、観客を置いてけぼりにしない萩田浩一の演出が素晴らしい。そして、そんなジェットコースターのようなシーンを1つ1つ確実に生きていく9人の役者たち。
役柄は、矢田のチャーリィと水のアリス、そしてアルジャーノンの長澤風海だけがほぼ固定されて、他の6人は何役も演じながらストーリーが展開していくのだが、なんといっても歌のアンサンブルの統一感が見事。激しい稽古の果てに得たチームワークで出来上がったカンパニーの結束力を感じる。

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チャーリィの妹・ノーマ役は過去と現在を2人の女優が演じている。現在のノーマ・皆本麻帆は、母親役も同時に演じていて、知能が遅れている我が子への焦りで苛立つ母と、ノーマ役ではそんな母を今は介護しながら、過去のチャーリィへの仕打ちに苦しむ姿を表現する。
過去のノーマ・吉田萌美は、チャーリィに自分の立場で立ち向かって忌み嫌う。彼女が求めているのは、自分が注目されていたい、愛されたいという渇望でもある。そんな内面を演技と歌で伝えてくる。

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チャーリィの脳手術の責任者であるニーマー教授の小林遼介は見事な歌唱力。教授ではチャーリィの成長ぶりに驚きながらも、彼を実験対象としかみない科学者のエゴイズムを表現する。小林のもう1つの役のチャーリィの解雇のきっかけを作るパン屋の店員では、知能が発達したチャーリィを疎ましく思う人間像を演じている。
ニーマー教授の右腕であるストラウス博士役の戸井勝海は、チャーリィの苦悩を理解してくれる存在だ。ストラウス以外にも、チャーリィを雇ったパン屋の主人、床屋を営む父親役など、一貫して父性を感じさせる役柄で温かみを感じさせる。それだけに成長したチャーリィと父のすれ違う思いが切ない。二幕ラストのソロではその歌唱力の素晴らしさを感じさせる。

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研究員のバート・セルマン役は和田泰右で、チャーリィとアルジャーノンの良き理解者として常に彼らを守ろうとする。ニーマー教授から身を呈してチャーリィを守り、彼を解放しろと歌うさまがかっこいい。ほかにもパン屋の店員やニューヨークの若者など、さまざまな場面で存在感を示す。
 
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天才となったチャーリィが自我に目覚め、アルジャーノンと単身ニューヨークに渡り放蕩生活を送るとき、隣の部屋の住人で束の間の恋人となるのが、絵を描く女性フェイ・リルマン。奔放でキッチュでモダンな女性を、蒼乃夕妃がチャーミングに演じている。 

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そしてアルジャーノン役の長澤風海。まるで身体の重さがないようなその動きはなんと魅力的なことだろう。チャーリィとアルジャーノンはいわば映し鏡であり、アルジャーノンはチャーリィの心象風景、混乱、喜び、期待、失望そのものだ。その揺らぎや波を、長澤は美しい照明や音楽の中で豊かな身体表現で見せてくれる。そう、長澤アルジャーノンの動きは、感情は生き物だということを教えてくれるのだ。
 
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音楽を手がけているのは斉藤恒芳で、葉加瀬太郎や竹下欣伸と共に「クライズラー&カンパニー」で活躍。クライズラー&カンパニーは、1曲の中でクラシックをポップスにアレンジしたり、ジャズをファンクにしたりと、ポリリズムや転調で激しく曲調を変えるダイナミックなバンドだ。そんな斉藤が、まだ宝塚の演出家だった時代の荻田浩一と積み重ねてきた共同作業が、1つの大きな成果として結実したのが、この『アルジャーノンに花束を』で、だからこそこのミュージカルの音楽が素晴らしいのだと、改めて頷くのだ。

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この作品は知能を人工的に発達させた時、人は本当に幸福になり得るのか?という重いテーマを突きつける。同時に、「自己承認の物語」であるとも言えるのだ。チャーリィが手術をしてまで自分の存在を認めてもらいたいのは、「愛」を求めているからだ。幼い時に親や妹の不理解によって得られなかった家族からの「愛」、そしてアリスの「愛」。そして、ひたすら愛を求めた彼が最後に自らの「愛」を差し出す。
そんなチャーリィの願いが届いたかのように歌われるラストの合唱。すべての感情が瓦解して、喜びの歌となって、聴くものの心に深く静かに沁み入ってくる。

【囲みインタビュー】

この『アルジャーノンに花束を』の公開舞台稽古と囲みインタビューが、初日前に行われ、矢田悠祐と水夏希が登壇した。
 
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矢田悠祐(チャーリィ・ゴードン役)
初めての主演という立場ですが、意識しないようにしているのですが、どうしても意識してしまって、ようやくなんとか初日を迎えるという感じです。これまでとの違いは、自分から変えようとしなくても、演出の荻田さんが役者それぞれの個性に合わせた舞台作りをしてくださいますし、演じる人間が違うので自然と違うものになっているのかなと。今は、まだ初日前なので、とにかく無事にということだけです。稽古中から周りの皆さんが気づかってくださって、水さんは、いつもご飯のタイミングを測っててくださったり、有り難かったです。
原作は、役が決まった時に読みました。すごく面白くてSF的な要素があるし、登場人物の心の動きが面白かったんです。そこに美しい音楽やダンスなどがついて、それを荻田さんがうまくまとめてくださっています。苦労したのはチャーリィはすごいスピードで階段を登っていくので、その成長や心の動きに追いつかない時があって、それに食らいついていくのが、すごく大変で、今も大変です。演出家の萩田さんから言われたのは「1人の人間の知能が良くなっていくというより、子供から老人になるまでと思ってくれればいい」と言われて、わかりやすくなりました。
座長としては、体調に気を付けたいです。やれることは全部やったと思うし、長い期間の稽古を経て、徐々に積み重ねてきて、ようやく初日を迎えられたので、自信を持って臨んでいきたいと思います。素敵な作品に仕上がってます。

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水夏希(アリス・キニアン役)
矢田くんは、主演で出番も歌もたくさんあるのにいつも和やかでした。すごいなと。私は自分が初主演をさせて頂いた時が、ちょうど彼ぐらいの年齢で、宝塚の新人公演やバウホールに主演させて頂いて、主演になると急に出番が増えて、自分の椅子に座る暇もなくて、いつも誰かに呼ばれて衣装合わせやセリフや歌とか、水すら飲めないという状況でした。矢田くんもそういう状態で、ヘトヘトなのに笑って帰っていくんです(笑)。素晴らしいなと。私と戸井勝海さんとで初主演の矢田くんを盛り立てていこうと思っていたのに、むしろ矢田くんに引っ張られて、重荷ですみません、みたいな(笑)。
役については、原作ではチャーリィより年下なのですが、このミュージカルでは年上で、チャーリィを包み込んで支えていく役だと思っていたんですけど、チャーリィと一緒にすべてが初めての経験で、不安や、自己嫌悪に陥ったり、不安定なものが欲しいと荻田さんに言われました。原作はSFですが人間ドラマなので、どの瞬間も、どの関係も、誰もが体験したことがあるようなリアリティが詰まっていて、身につまされたり、嬉しかったり、悲しかったり、励まされたり、その瞬間瞬間が、お客様1人1人の心を揺さぶる作品だと思います。素晴らしいストーリーと素晴らしい楽曲、そして爽やかで可愛くてかっこいい矢田くんを見に来てください。
 
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〈公演情報〉
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ミュージカル『アルジャーノンに花束を』
原作◇ダニエル・キイス 
脚本・作詞・演出◇荻田浩一 
出演◇矢田悠祐 蒼乃夕妃 皆本麻帆 吉田萌美 小林遼介 和田泰右 長澤風海 戸井勝海 水夏希
3/2〜12◎天王洲 銀河劇場 
〈お問い合わせ〉銀河劇場チケットセンター 03-5769-0011(平日10時〜18時) 
3/16◎兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
〈お問い合わせ〉芸術文化センターチケットオフィス:0798-68-0255(10時〜17時)



【取材・文・撮影:竹下力】




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元宙組トップスター貴城けいが、芸能生活25周年記念のディナーショーを華やかに開催!レポート

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2月12日にホテル椿山荘東京 ジュピターにて、元宝塚宙組トップの貴城けいが、芸能生活25周年、宝塚退団10周年を記念してディナーショーを開催した。

オープニングは退団公演となった『維新回天・龍馬伝!』から「風雲に生きる」。貴城は紫色の着物を着て、宝塚退団サヨナラ公演時と同じく桜の花を抱えて客席を歩きながら登場。客席からは拍手と歓声が沸いた。

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貴城から「ようこそお越しいただきました。貴城けいです。25周年ということですが、あっという間のような長いような長いような長いような…要は長いという結論です(笑)。初舞台当時は、こんなに長く続けさせて頂けるとは思っていませんでした。これもひとえに皆様のおかげです。ありがとうございます」と挨拶。
その後、宝塚時代の楽曲をメドレーで披露。

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そして貴城には内緒で瀬奈じゅん、大空ゆうひ(祐飛から改名)より音声でのお祝いのメッセージが届いた。突然そのコメントが流れると、「すごく褒めてくれてる(笑)。ありがとうございます」とコメント。
今回振付も担当したゲストの本間憲一とは、共演作『愛と青春の宝塚』から「踊ってあなたらしく/別れ」を披露。
同じくゲストの下村青とは共演作『Victor victoria』から「君と僕」を披露。3人でのトークでは、貴城本人の良いところをゲストから挙げてもらうと、下村からは「稽古場で初めてお会いした時、とても腰の低い人。知れば知るほど、温かい人だなと思いました。あと、お稽古着がいつも素敵(笑)」。本間からは「一見やる気なさそうに見えるけど、心にとても熱いものがある人」、貴城も「よく言われるの!15年くらいそういう感じ。でも直さなくていいかな(笑)」と楽し気にトークが弾んだ。

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その後、ミュージカルナンバーのメドレーでは、約30秒で白色のパンツスーツからセクシーな黒色のドレスに早替え、客席から再登場すると、客席から大きな拍手が沸き起こった。そして、貴城が客席に降りて、観客の手を取り一緒にダンスを踊るなど、会場全体で楽しめるコーナーとなった。
その後、「Someone Like You」、シャンソン「我が麗しき恋物語」などを熱唱した。

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ラストの新曲「Fragilite」の披露を前に、貴城は、「ディナーショーのタイトルのFragiliteは、フランス語で”弱さ”という意味。今年の目標が、人にやさしく自分にも優しくで、宝塚時代は男役で、こうでなきゃ、こうしなきゃとずっと思ってきたけれど、このへんで1回緩めてみようなかと。ネガティブな意味ではなく、弱さも受け入れつつ、強くありたいと思っています」という思いを語った。

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〈公演データ〉
貴城けい 芸能生活25周年 宝塚退団10周年記念 ディナーショー『Fragilite』
2/12(日)17:00〜ディナー/18:30〜ショー
@ホテル椿山荘東京 ジュピター
出演◇貴城けい
ゲスト◇下村青、本間憲一
    
 

【撮影/宮川舞子】



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