えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

座・ALISA『キセキのうた』

OG公演会見

観月ありさ&湖月わたる&春野寿美礼が松任谷由実の「Anniversary」披露! 座・ALISA Reading Concert vol.ll『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜製作発表レポート

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歌やドラマや舞台で様々な挑戦を重ねてきた観月ありさが発起人となり、昨年12月に誕生した“座・ALISA”。名作や名曲を軸に、今を生きる女性たちに勇気と感動を伝えたいという思いのもと、歌・ドラマ仕立ての構成で綴られるシリーズだ。その第2弾となる『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜が、8月26日〜9月3日渋谷のセルリアンタワー能楽堂で上演される(のち、大阪、愛知での公演もあり)。
今回は「40代女性にエールを贈りたい」という構想で、松任谷由実の楽曲を全体に散りばめ、かつてボーカルグループとして歌い、それぞれの人生を歩んでいた3人の女性たちが、共通の友人の死をきっかけに再び出会い、新たな1歩を踏み出すまでが、歌、Reading、ダンスを交えたエンターティメントのステージで描かれていく。
その舞台を観月ありさと共に務めるのが、元宝塚歌劇団トップスターの湖月わたると春野寿美礼。共に40代の女性である3人が、同年代の女性たち、更に幅広い世代の女性たちに元気を届ける舞台が誕生する。
そんな 座・ALISA  Reading Concert vol.II 『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜の、製作発表記者会見が8月1日セルリアンタワー能楽堂で開かれ、生島ヒロシの司会進行のもと、トークショー形式で3人が新たなステージへの抱負と意気込みを語った。

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まず会見は、松任谷由実の名曲を歌うべく結成された観月ありさ、湖月わたる、春野寿美礼によるボーカルユニットの歌唱披露からスタート。劇中でも歌われる松任谷由実の「Anniversary」が、ゴールドの衣装に身を包んだ3人によって歌われる。ステージが能楽堂ということから舞台にヒールのある靴で立つことができない為、ゴールドのドレスにゴールドの足袋という珍しい出で立ちとなったが、プロポーション抜群の3人はヒールがなくても全くスタイルが損なわれないことに驚愕させられる。それぞれのソロ、またハモリ、振りもあり、声質の相性もよく、早くも3人のコンビネーションの良さが感じれる歌唱披露となった。
 
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そこから生島の司会進行でのトーク、フォトセッション、更に囲み取材へと会見は続いた。

生島 今日は能楽堂さんということで足袋を履いての登場になりましたね。
観月 そうなんです。ドレスは靴を履くつもりで作って頂いたのですが、能楽堂さんなのでヒールは履けないということで、足袋も革のようにしてちょっとゴールドにして、ドレスに合うような足袋をデザインしてみました。
生島 お三方ともヒールなしでも見事なプロポーションでね!
観月 大きいでしょう?(笑)
生島 本当に感動致しました。では春野さんからご挨拶をお願いします。

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春野
 本日はお忙しい中製作発表にお越しくださり本当にありがとうございます。『座・ALISA Reading Concert vol II「キセキのうた」』はReadingのみならずこうして歌、ダンスも盛り込まれたステージとなっておりますので、華やかで且つストーリーも40代の女性にエールを贈るというものなので、それを表現していきたいなと思っております。どうぞよろしくお願い致します。
湖月 本日は大変お暑い中本当にありがとうございます。今こうして格式高い能楽堂の舞台で、大好きなユーミンさんの「Anniversary」を歌わせて頂いて、まさにこの空間だからこそ生まれる奇跡のようなステージになるのではないかな?と今とても胸がときめいております。私は観月さんの『ナースのお仕事』の大ファンで2年前の『シェークスピア物語〜真実の恋〜』で初めて生の観月さんを拝見した時に、絵画から抜け出してきたような美しさに感動して、終演後図々しくも楽屋でご挨拶させて頂いたのが出会いでした。その後コンサートにも出演させて頂き、一緒に歌わせて頂きました。その観月さんが発起人になった舞台の第2弾にこうしてお声をかけて頂けて本当に光栄です。私と春野さんは宝塚のトップスターとして同じ時代を駆け抜けてきた間柄なので、作品に共感できる部分もたくさんありますので、是非私たち3人で素敵なユニットができたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。
観月 タカラジェンヌのスターお2人の間にこうして立てるということは本当に光栄なことです。お2人に参加して頂けて心からありがたいなと思っております。ありがとうございます。今回の『座・ALISA』の趣旨は40代の女性にエールを贈るというテーマですが、何故ユーミンさんの曲にしたかといいますと、私自身10代の頃に2曲ほどユーミンさんに曲を書いて頂いていて。そういうご縁もありユーミンさんと交流があって、40代になった私がユーミンさんのコンサートに行った時にバイタリティと勇気を与えられたんですね。それで今度は逆に私たちの年代、40代の方達、更に50代、30代、20代の方達にも「元気で頑張ろう!」というエールを贈れたらいいなと思いました。まだまだ頑張れるよ40代、50代、という気持ちを観にきてくださる方々に贈っていけたらと思います。きっと観にきてくださる方には同年代の方達、ちょっと上の方、下の方もいらっしゃると思います。そんな方達に私達の頑張っている姿、現役でやっている姿を観て頂いて、自分たちもまだまだ頑張れる!頑張ろう!という風に思ってもらえるステージになれば良いなと思い、この『座・ALISA』を旗揚げして、今回はユーミンさんの曲でやっていきたいと思います。本番はこのステージの上にバンドさんも入って、歌を歌ったりお芝居をしたり時にはダンスもしたりしながら楽しくやっていこうと思っておりますので、是非皆様応援のほどよろしくお願い致します。

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生島
 今回の衣装ですけれど、映画にもなりました『Dream Girls』の衣装ということですよね?
観月 そうですね。やはり3人ですから華やかにやっていきたいと思いまして、『Dream Girls』はゴールドで光ったイメージを持っていたので光らせて、お2人にも着て頂きました。
生島 光り物似合ってますよ!
観月 ありがとうございます。東京公演はこの能楽堂さんでやらせて頂くので、わりと歌舞伎や能ってゴールドや赤が主体になっているお衣装がとても多いと思うんですね。なので今回はこのゴールドの衣装をメインにさせて頂きました。
生島 タカラジェンヌのお2人は歌もダンスも基礎がしっかりできている方達ですが、刺激も受けますか?
観月 それはすごいですね!この3人で今回「Anniversary」を歌うということになって、ポッと3人で集まって歌ったのですが、その時には当然振りもついていず、ハモリもなかったのですが「なんだか寂しいね」ということになり「振りでもつけてみる?」と湖月さんが手振りを全部考えてくださって。「ここでちょっと誰かがズレてみる?」とか、「ここで手をあげてみる?」などすべて振りを決めていただけて、今日のご披露となりました。
生島 今日はマスコミの方達もすごく近くてね。
観月 そうなんですよね。とてもアットホームな感じがして、皆さんのお顔もよく見えるので嬉しく思っています。
生島 当然バンドの皆様にもすべて足袋を履いて頂いてのステージになる訳ですね。
観月 そうですね。足袋を履いて頂いて演奏して頂く形になります。
生島 湖月さんは色々な踊りを経験されていると思いますが、今回足袋で踊ることについては?
湖月 ついつい足袋を履くと膝を曲げて腰を入れたくなってしまって(笑)。
春野 すり足したくなりますよね! 
湖月 そうなんです!でも床を感じられるというのは、自分の心がさらけ出せるような気がします。
春野 等身大の役ですしね。
湖月 逆に足袋が活かせるんじゃないかと思います。

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生島 春野さんは観月さんとの共演については?
春野 私は今回初めてお会いし共演させて頂く訳ですが、最初にお会いした時に「なんて美しい方なんだろう!」と。
観月 いえいえ!
春野 皆さんおっしゃっていることだと思いますが、本当に目の前にお人形さんのように現れるので、良い表現がなかなか見つからないのですが、美しいばかりでなく可愛らしくてスマートな方だという印象を受けました。
観月 ありがとうございます。こんなに褒めて頂いていいのでしょうか?
春野 そんな言葉しか出てきません!
観月 ありがとうございます。
生島 でもありさちゃん、公演中は暑いですけれど冷房をかけ過ぎても喉に悪いだろうし、体調管理はどういう風に?
観月 私はいつもどんなに暑くてもマスクをして首にタオルを巻いて寝ます。ですから寝ている時にはあんまり美しい感じではありません(笑)。
生島 健康一番ですよね!
観月 本当にそうで、歌う時もステージもやっている時には毎日発声練習をして、「あ。声が出た」と思う時が一番ホッとします。ターザンみたいな声を出したりもします。
生島 さっきリハーサルで「誰の声なんだ?」と思ったのはありさちゃんだったんですね(笑)。そして、是非皆さんユーミンさんの歌で一番好きなものは何かを教えてください。
春野 1曲ですよね?
生島 難しいでしょうが、1曲でお願いします。
春野 どうしようかな。色々な意味があるのですが「ルージュの伝言」が好きです。
湖月 今回歌いますね!
春野 歌います!楽しみです。
湖月 私は宝塚在団中から実はユーミンさんとは交流がありまして、舞台を観にきてくださったり、私がコンサートを観に行かせて頂いたりしていたのですが、退団公演前の自分のリサイタルでこの「Anniversary」を歌わせて頂いたんです。
観月 そうなんだ!
湖月 そうなの。ですから12年という時を経て、またこうして今回こういう形で「Anniversary」を歌わせて頂けるのは本当に光栄なことだと思っていますので「Anniversary」が1番好きです。
観月 ユーミンさんの曲は私の青春のどの場面にもかかっていた名曲ばかりなのですが、「真夏の夜の夢」が好きです。ちょうど私が曲を頂いた時に、デモテープの中に「真夏の夜の夢」が入っていて。その時「あぁ、素敵な曲だな」とは思いながらも、今のアレンジでは全くなくユーミンさんがピアノ1本で歌っているものだったんです。その時私はまだ若かった、10代だったので「今年1番風の強い午後」というポップな方の曲を選んだのですが、のちにユーミンさんが「真夏の夜の夢」という名曲をああいうアレンジにして発売されたのを聞いて、あのピアノ1本で聞いた曲が、こんなに華やかな曲になるんだ!と衝撃を受けて。ですから「真夏の夜の夢」は思い出のある曲です。
生島 今回の公演でも歌われるのですか?
観月 今回歌うかどうかはまだちょっと考えています。まだ全部は決まっていないので、これから皆で決めて行こうと思っています。
生島 楽しみです。皆さんのチームワークの良い感じが伝わってきますが、ではこの公演に懸ける意気込みを春野さんからお願いします。
春野 今回は本当に等身大の役でもありますので、自分自身を投影しつつ、40代の皆様にエールを贈るということを大切に演じ、作品を創っていきたいと思います。そして初共演させて頂きます観月ありささんと、宝塚の先輩でもある湖月わたるさんと、共に楽しいユニットでやっていけたらいいなと思っております。皆様どうぞよろしくお願い致します。 
湖月 ありささんが40代を迎えられて『座・ALISA』を結成されて、きっと第3弾、10弾、50弾と続いていく為には、この第2弾がとても大切な公演になると思って、責任を持ち心をこめて歌い踊りReadingさせて頂きたいと思っています。私、今とってもこの場に立たせて頂いて胸のときめきとやり甲斐が湧き上がってきていますので、お客様にもこのときめきをお届けできるように精一杯務めさせて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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観月 この能楽堂で1週間公演をやりますので、色々な年代の方にこの『座・ALISA』を観て頂いて、楽しんで頂けたらいいなと思います。このワクワクドキドキキラキラを観にきてくださる皆様に伝えていけたらと思っています。是非皆様観にいらしてください。よろしくお願い致します。
生島 今何しろ人生100年時代ですからね!40代なんてまだまだ洟垂れ小僧ですよ!
観月 そうですよ!折り返し地点くらいですから!
生島 その通りです!ガンガン行ってください!応援しています!
観月 ありがとうございました!

【囲み取材】

──まず皆さん能楽堂はいかがですか?
観月 以前狂言をこの能楽堂に観にこさせて頂いたのですが、まさか自分がここに立つ日がくるとは思いませんでした。やはり立たせて頂くととてもシャキッとした気持ちになります。足袋を履いているということもあるのですが、本当にこのステージに立てて光栄だなと思います。
春野 最初は私はイメージがつかめなかったんです。日頃私はどちらかと言うとこのホテルに宿泊して違う劇場に公演に行く、という感じだったのですが、今日はこの能楽堂に行くということで。でも実際にここに立つとありささんもおっしゃったように、こういうゴールドの衣装や赤の衣装ってとてもよく使うものなので、ここにしっくりくる自分を感じながらやらせて頂きました。こういった衣装に足袋というのはどうなのかな?と思う部分もあったのですが、妙に落ち着くと言うか。
観月 そうですね!安心感がありましたね。

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春野
 それはそれで新しい感覚で、初めて立たせて頂く能楽堂で、新鮮な気持ちで作品を創れるのではないかな?と思っております。
湖月 私もここには観にこさせて頂く側で、まさかここに…
観月 そうですよね!
湖月 あの幕を開けて頂いて出てこさせて頂く日が来ようとは!と。でもどうしてもステージに立つ時というのは役を纏っている、演じるという形で立つことが多いのですが、今回等身大の役ということもありますし、この能楽堂さんならではの、心を丸裸にしてくださる空間のような気がしていますので、新しい自分に出会えるような感じを覚えています。
──客席とのこの近さはどうですか?
観月 とても近いですね!でも本当にお客様お1人、お1人のお顔が確認できるので、これは安心感がありますね。皆さんの反応がすごく見えるので。ただ失敗とかをした時はちょっとね(笑)。
湖月 丸見えですね!(笑)
──劇中でユーミンさんの曲は何曲くらい使う予定なのですか?
観月 今そこも含めて考え中なのですが、10曲くらいは歌うと思います。
──ソロや、デュエットなども?
観月 それぞれのソロもあり、色々な組み合わせでも歌います。
──「Anniversary」は3人で歌うのですよね?
観月 はい、歌います!
──せっかくですから新譜で出すといいですよね!
観月 それは良いですね!そうしましょう(笑)。
──グループ名はどうしますか?
観月 どうしますか?
湖月 どうしましよう?「Dream Girls」?
春野 「ALISAS」とか?
観月 考えましょうね。本番までにはできていると思うので(笑)、それも含めて楽しみに観にきてくださったら良いなと思います。
──40代にエールを贈るということですが、皆さん40代はいかがですか?
観月 なってみると内面的には何も変わらないんです。ただ年齢が40代になったというだけで。でも最近は女性の結婚や出産もだんだん遅くなってきているので、ちょっと前までは20代、30代が女性の変化の年代でしたが、女性が結婚や出産をして変化していくメジャーな年代が40代になっていく、これからの時代は40代が女性の転換期になっていくと思いますから、まだまだ私たちやればできるんだ!まだまだ頑張れる!というエールを贈りたいです。

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──春野さんは双子のお子さんを育てていらして。
春野 そうですね。私は本当に40代で色々な転機がありましたので、40代は落ち着く年代なのかと思っていましたが、実際には40代で妊娠、出産というのがあって、これからやることがたくさんある!ここでのんびりしてはいられない、今からスタートするんだ!という気持ちにさせられたことは事実です。今の社会で40代の女性で活躍している方も多いし、私のように妊娠、出産を経験される方もたくさんいらっしゃるので、私たちは奮起しないといけませんから、同年代の方、上の方、若い方にも私たちの姿を見て頂いて、頑張るって素敵なことなんだなと。もっともっと輝けるという気持ちになって頂ける自分や作品をお観せしていきたいです。
──湖月さんはいかがですか?
湖月 今回の作品の中では、結婚という道を選ばずに歌い続けている役を演じますし、私自身もそうなのですが、私の周りには同じ40代、50代でも独身の人が多いので結婚に対して焦る気持ちは全くありません。もちろん良い出会いは大歓迎でございますけれども(笑)、私は本当にお稽古好きで、色々なダンスのレッスンなどに行かせて頂きますと、まだまだ学ぶべきことがたくさんありますし、自分の身体の中でも発見が多くあって。先輩方の中に入ると「まだ若いわよ!」と言われますし「はい若いです!」と言って(笑)、先輩方について行きたい、そんな輝く50代を迎える為の意欲でいっぱいです。そんな中にこの『キセキのうた』、本当に素敵なときめきをありがとうございます!
──観月さんも結婚3年目で。
観月 私も自分が結婚するなんていうことは全く思っていなかったので。
湖月 そうなんですか?
観月 そうなんです。結婚願望も全くなくて。偶然結婚したみたいなもので(笑)。
湖月 そういうこともあるんですね!
観月 ええ。でも結婚してみると結婚生活もなかなか良いなということで、30代後半で結婚したので逆に40代を落ち着いて過ごせていることもあります。主人もこの仕事を応援してくれているので、色々なことができる、冒険できるのは家庭があるのも大事なんだなと最近は思っていたりもしています。
──先ほどの発声練習は自宅でもやっているのですか?
観月 やっています。オランウータンがいると言われます(笑)。
湖月 そのスタイルはどうやって維持しているんですか?
観月 最近はすごくトレーニングしています。
春野 あぁ、やっぱり!
観月 知らないうちにちょっと太っていたんですね。結婚して幸せ太りということもあるのか(笑)、ちょっといっちゃっていて。でも素敵な50代を迎える為にはここで引き締めておかなければ!と思って最近ジムに必死で通って今、なんと体脂肪6%です!20代の時の体脂肪に戻したんです!
春野 すごい!
観月 皆年齢と共に痩せにくくなる、肉のつくところが変わってくると言うじやありませんか。私もそうなんです。これを今の内に改善しなければ!と思ってこの3ヶ月絞って改善しました。体幹トレーニングをしていて、この体形を維持しています!
湖月 素晴らしい!(拍手)
観月 このパワーで舞台も頑張りましょう!

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3人の歌声はこちらで聴けます 
https://www.youtube.com/watch?v=9OJ5RWXgt8o 

〈公演情報〉
HK-061_0718b
 
座・ALISA Reading Concert vol.1
『キセキのうた』〜私たちの「今」を歌おう〜
原作◇松任谷由実 楽曲集
上演台本・演出◇モトイキシゲキ
音楽監督◇鎌田雅人
出演◇観月ありさ 湖月わたる 春野寿美礼
●8/26〜29、9/1〜3◎セルリアンタワー能楽堂
●9/22・23◎サンケイホールブリーゼ 
●9/29・30◎ウインクあいち大ホール
〈料金〉東京 10,000円(全席指定・税込)
〈料金〉大阪・愛知 8,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉
東京/サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
大阪/キョードーインフォメーション  0570-200-888(全日10:00〜18:00)
愛知/中京テレビ事業:052-588-4477(平日10:00〜17:00)
〈公式twitter〉@za_alisa_info




【取材・文・撮影/橘涼香】 



凰稀かなめ『The Beginning Final』
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早霧せいなの剣心が和の殿堂で蘇る!浪漫活劇『るろうに剣心』製作発表記者会見レポート!

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2016年早霧せいなトップスター時代の宝塚歌劇雪組で上演され、大きな話題と壮絶なチケット難公演となった浪漫活劇『るろうに剣心』が、宝塚退団後の早霧せいなが再び主演の緋村剣心を務める、ビッグサプライズと共に10月11日〜11月7日東京・新橋演舞場、11月15日〜24日大阪・大阪松竹座という、和の殿堂で上演されることになった。

浪漫活劇『るろうに剣心』は、シリーズ累計6000万部という途方もない人気を誇る和月伸宏の大河漫画「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜」(集英社ジャンプコミックス刊)を原作に、小池修一郎が宝塚バージョンとして初舞台化を果たした作品。すでにテレビアニメ化、実写映画化と多彩なメディアミックスが繰り広げられていたが、生身の人間がライブで客席と一体となる劇場空間で人気キャラクターを演じる醍醐味が、宝塚ファン、原作ファンのみならが更に大きな
広がりを示し、早霧せいなの緋村剣心をはじめとした雪組スターたちの見事なキャラクター再現率と、宝塚版だけに新登場した望海風斗の加納惣三郎が繰り広げる浪漫活劇として、熱狂を巻き起こす作品となった。
そんな作品が、新たに男女が演じる一般舞台として蘇るばかりか、主演を1年まえに宝塚歌劇団を卒業し、つい先日まで退団後初主演ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』でヒロイン、テス。ハーディングを美しく演じていた早霧せいなが、再び男性役である緋村剣心を演じるという、驚きと興奮に満ちた企画は、発表されるや否や話題を独占。この秋最も期待される舞台として大きな注目を集めている。

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この公演の製作発表記者会見が23日都内で開かれ、緋村剣心役の早霧せいな、神谷薫役の上白石萌歌、加納惣三郎役の松岡充、斎藤一役の廣瀬友祐、四乃森蒼紫役の三浦涼介、相良左之助役の植原卓也、高荷恵役の愛原実花、緋村抜刀斎(剣心の影)役の松岡広大、脚本・演出の小池修一郎、主催者側を代表して松竹株式会社取締役副社長・演劇本部長の安孫子正、株式会社梅田芸術劇場代表取締役社長の木村有裕登壇。驚きの企画の実現に至る経緯、また公演への抱負を語った。

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会見はまず出演者によるパフォーマンスからスタート。この会見への出席がスケジュールの都合で直前まで未定だった高荷恵役の愛原実花を除く、キャストたちがそれぞれの扮装で次々と登場。短い時間の中にキャラクターの個性をくっきりと浮かび上がらせるパフォーマンスで盛り上げる。

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そしていよいよ緋村剣心の早霧せいなが登場。ついこの間まで凛々しくも美しいテス・ハーディングだった早霧が、懐かしい衣装とヘアメイクで逆刃刀を手にセンターに立った途端、一気にこちらまで2年前の熱狂に引き戻されるかのよう。加納惣三郎の松岡充と剣を交える鮮やかな殺陣に続いて、キャラクターが勢ぞろいした時には、新たに生まれる『るろうに剣心』への期待で、満員の場内の空気が更にヒートアップ。10月の上演への期待がいやがうえにも高まるパフォーマンスになった。

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その熱気覚めやらぬステージが会見場となり、登壇者全員が登場。それぞれからまず挨拶があった。

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松岡広大、植原卓也、廣瀬友祐、三浦涼介、愛原実花 
梅田芸術劇場・木村有裕、上白石萌歌、小池修一郎、早霧せいな、松岡充、松竹・安孫子

はじめに主催の松竹株式会社取締役副社長・演劇本部長の安孫子正から、「松竹も時代に合った作品をとの思いで様々な企画を実現してきたが、中でもまだ足を踏み入れていなかった世界に、多くの名作を製作なさっていることに感銘を受けていた梅田芸術劇場さんとのご縁を頂きはじめの一歩を踏み出せることになった。梅田芸術劇場さんとの話し合いを重ねる中で、これからの時代を担って頂くに相応しい小池修一郎さんによる『るろうに剣心』という企画が実現した。宝塚歌劇でこの役を演じられた早霧せいなさんを中心に、一新されたキャストで新しい作品創りができると思っている。演劇界に一石を投じるような作品として『るろうに剣心』を楽しみにして頂きたい」との気概溢れる挨拶があった。

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続いて、企画・製作・主催株式会社梅田芸術劇場代表取締役社長の木村有裕から、「この公演は歴史と
伝統ある松竹さんの胸を借りて、同じく歴史と伝統ある新橋演舞場と大阪松竹座での『るろうに剣心』上演という機会に恵まれた。発行元の集英社、原作者の和月伸宏先生、脚本・演出の小池修一郎先生のご理解と、何より宝塚上演時に主演を務めた早霧せいなの、改めてこの公演に向き合ってくれるという決意があってこそ実現した企画だと思っている。宝塚在団時も卒業後も日々挑戦を続けてきた彼女であれば“男役”を再びというばかりでなく、新たな役者として緋村剣心に取り組んでくれると思う。宝塚で上演した作品の数々を男女版として再構築して、成功を納めてきた小池先生のこれまでの実績を考えればこの『るろうに剣心』もきっと更にパワーアップしたエンターテインメント性の高いものになると確信している。キャストの皆さんの活躍にも期待しているので、今回も是非作品を盛り上げて頂きたい」という企画に至るまでの想いを含めた挨拶があった。

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脚本・演出の小池修一郎は「今こうして早霧せいなさんの剣心を見ていると、2年半前に宝塚歌劇で初演する際の製作発表記者会見を思い出すが、あの時にまさかこんな日が来ようとは誰1人想像もできなかった。まして1年前に宝塚を退団し、つい1ヶ月前に『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で素敵な女優さんとして舞台に立っていた早霧に、再び男役をやってもらってよいものか?も考えた。けれども私にとっては初めての新橋演舞場と大阪松竹座での仕事というお話を頂いた時に、もう一度早霧せいなの緋村剣心に会ってみたい、僕自身が客席から観たい、もう一度蘇って欲しいという願いがあった。新橋演舞場と大阪松竹座に早霧せいなの緋村剣心が再び現れるのは素敵なことだと思っている。

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作品の話を先にすると原作にはない加納惣三郎というキャラクターが登場するが、それは宝塚歌劇のスターシステムの中で、男役二番手と呼ばれるポジションの人に原作のどのキャラクターを膨らませたら相応しいだろうか?というご相談を集英社と和月先生にしたところ、原作のキャラクターを膨らませるより新たなキャラクターを創って頂いた方が良いと思います、という逆提案を頂いた。これにはとても驚いたが、物語が幕末に“人斬り抜刀斎”と恐れられた剣客が、維新のあと世の為人の為に剣で戦う人間に生まれ変わる、というもので、登場人物は皆幕末から明治維新という激動の時代に迷い悩みながら生き、成長する姿が描かれている。そこから幕末と明治維新の時代に生きた人物が誰か?ということで、これまで色々な方が創作されてきた“加納惣三郎”に行き当たり、宝塚版のゲストスターとして登場してもらった。これが非常に面白い効果になったと思っているので、それを今回も踏襲して、歌えて、ミステリアスで、年齢不詳の役者さんということを探して松岡充さんに出て頂けることになり、そこから次々と他のキャストの皆さんが決まっていった。

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また、早霧剣心についても“宝塚を退団した人が男性に混じってまた男役をやるのはどうなのか?”と思われる方もいると思うが、かつて60年代の宝塚の大スターの内重のぼるが、宝塚時代の代表作『霧深きエルベのほとり』を、退団後『カール物語』というタイトルでリメイクして、彼女だけが男役で男女の役者さんと共に上演したという記録もある。その時に“男役芸”という美学はやはり確かなものがあると確信していたし、現在2018年の日本の芸能には、歌舞伎から今最も勢いのある“2.5次元”と呼ばれる舞台までを観ても、女性が男性を演じる、男性が女性を演じるということの垣根がなくなっているのを感じる。元々日本には歌舞伎があり宝塚があり、男性が女性を、女性が男性を演じる文化があって、それぞれが長い歴史を誇っている。宝塚も100年の歴史を数えて、昔のようにレビュー団という認識ではなく、単一の性が両性を演じてミュージカルやショーを上演する、ひとつのジャンルとして確立されていると思う。だからこそ、日本が世界に誇る文化であるアニメーションや、漫画の世界を、その文化と融合させて一体化していこうというのは当然の流れだと思うし、そこから新たなエンターテインメントが生まれればよいものになると思う。こう言うと難しい挑戦をするようだが、あくまでも歌舞伎座ではなく新橋演舞場と大阪松竹座なので、楽しいエンターティメントにしたい。花道も使おうと思っているので、早霧せいなの剣心をはじめとした役者たちがその舞台で、明るく躍動してくれることに期待している」というこの作品の成り立ちや、今回の企画に込められた想いが語られた。

そこからいよいよ出演者がそれぞれの意気込みを飾る挨拶、更に質疑応答へと引き継がれた。

【出演者挨拶】
(※文中松岡充は「松岡」松岡広大は「広大」と表記)

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早霧
 本日はお忙しい中お集まりくださいましてありがとうございます。緋村剣心役の早霧せいなです。宝塚在団中、約2年前の2016年に緋村剣心役と出会い、それは私にとってとても大切な役と作品との出会いとなりました。そこから2年経って、私はもう男役ではない(笑)。本当に男性キャストのいる中で男性役を演じるというのは果たしてどうなのか?とここに漕ぎつくまでは正直悩みました。ですが男性でも女性でも「人」を演じるということに変わりはないのではないか?という境地に行きついて、今ここに立っております。宝塚版とはまた違ったキャストの皆様と心をひとつに、小池先生の演出と新橋演舞場と大阪松竹座という新しい劇場で、新しい『るろうに剣心』を皆様にお届けできたらなと思います。よろしくお願いします。

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 松岡 皆様ありがとうございます。加納惣三郎を演じさせて頂きます松岡充です。小池先生のお話にもあった通り、加納惣三郎という人物は原作にはいない。その加納惣三郎に並々ならぬ愛情をもって先生が書き上げたものを演じさせて頂くことを、本当に光栄に思っています。先生の演出される作品にはずっと憧れておりました。僕は芝居に出るようになってまだ浅く15年になるのですが、そのはじめた当初、先生はもうお忘れになっていらっしゃると思いますが、一度お声がけ頂いたことがありました。その時はスケジュール等があって断念せざるを得なかったのですが、それを超えて今回お声をかけて頂けたことをすごく嬉しく思って稽古場に行きました。その初めて先生とお会いした時の一言が忘れられません。「松岡君、結構歳いってるんだね!」(爆笑)。
早霧 失礼な〜!(笑)
松岡 「先生僕も歳をとるんです!」と言いました。よろしくお願いします(平謝る小池とお辞儀し合う)。
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上白石
 皆さん今日はお集まり頂きありがとうございます。神谷薫役を演じます上白石萌歌です。こんな歴史のある『るろうに剣心』という作品を素晴らしいキャストの皆さん、そして以前から憧れていた小池修一郎先生と新たに創っていけることをとても光栄に思います。私の演じる神谷薫は全世界から愛されていて、そんな役を演じるのはとてもプレッシャーを感じるのですが、凛と大胆に、そして揺れ動く気持ちを繊細に演じていければ良いなと思っています。是非楽しみに待っていてください。よろしくお願いします。
 
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廣瀬
 斎藤一役をさせて頂きます廣瀬友祐です。今日はありがとうございます。漫画、アニメ、映画、ミュージカルと様々な形でたくさんの人に愛され続けている『るろうに剣心』という作品に出演できることをとても嬉しく思いますし、斎藤一という役が演じられることを光栄に思っております。すごい人気のある作品ですので、各キャラクターも色々な愛し方をされているファンの人が方が大勢いらしっゃる中で、僕も斎藤一という役を愛して、『るろうに剣心』という作品を愛して、廣瀬友祐なりの斎藤一を演じられたらなと思っております。どうぞよろしくお願いします。

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三浦
 四乃森蒼紫役の三浦涼介です。僕は実写版の映画で沢下条張という役を演じまして、その役はすごく力強い役でした。今回の四乃森蒼紫はとてもクールで、無表情が印象的だと思いますが、実は情に厚く、熱い芯を持っている男だということは変わらないのかなと思っています。公演時間が限られていますが、その中で小池先生のご指導のもと、四乃森青紫を一生懸命演じたいと思いますので、是非お越しください。よろしくお願いします。
 
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植原
 相楽左之助をやらせて頂きます植原卓也です。自分がまさに子供の頃ど真ん中にいたと言っても過言ではない作品に、自分の身を投じることになって本当に光栄だと思っています。演じさせて頂く相楽左之助というキャラクターは、本当に男らしい芯のある真っ直ぐなキャラクターです。しっかりとそんな左之助の持ち味を出せるように向き合って、稽古を一生懸命頑張っていきたいと思います。皆様よろしくお願いします。

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愛原 高荷恵役をやらせて頂きます愛原実花です。よろしくお願いします。原作の漫画も、アニメも舞台も大好きだったので、参加させて頂けることを本当に幸せに思います。また宝塚現役時代に早霧さんとは雪組でご一緒させて頂いていたので、改めてこうして同じ舞台に立たせて頂けるのを本当に嬉しく思います。小池先生のご指導を頂けますこと、そして素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんとご一緒できますことを幸せに思います。自分の持っているすべてを出し切って頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

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広大 本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。緋村抜刀斎を演じます松岡広大です。個人的に『るろうに剣心』が大好きで、やるなら剣心がやりたいなと思っていて(笑)、それがまさか緋村抜刀斎、幕末に暗躍した時代の緋村剣心をやって欲しいと言って頂けて、恐悦至極に感じるというかすごく嬉しかったです。もちろん今回新橋演舞場と大阪松竹座という歴史ある劇場に皆様に足を運んで頂ける、そして僕らも板の上に立たせて頂けるということが役者として幸せです。何より抜刀斎として早霧さんが演じられる剣心の、その影が嘘にならないように、しっかりと現在の剣心とリンクするように本番に向けて学んでいきたいと思いますので、皆様どうか応援よろしくお願いします。

【質疑応答】

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──小池先生、今回新橋演舞場と大阪松竹座版の新演出ということで、どういう変更を考えていらっしゃるのか教えてください。
小池 それはまず見てのお楽しみと言いたいです(笑)。基本的な作りは変わりません。これからキャストそれぞれの持ち味で改めて調整していくところはあると思いますし、新しい劇場ならではのこともできればとは思っています。早霧せいなが本物の男性たちと刃を交わすというのが、なかなかスゴイことだなと思っております。
──そのあたり早霧さんはどうですか?
早霧 体力が持つか?ということはあるのですが(笑)。やはり女性だけが演じていた宝塚とは違って大きな方達なので、迫力も全然違うとは思うのですが、女性ならではのしなやかさと甘やかさと、一度剣心をやっているという経験値が皆様よりはあると思っているので、そこを踏まえて皆さんに負けないように、自分にとっても外部の作品で男性を演じるという挑戦になりますので、思いっきり暴れまわりたいと思います。

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──キャストの方々、現時点でご自身の演じる役柄の見せどころをどう考えていらっしゃいますか?
早霧 剣心という役は「人斬り抜刀斎」だったという過去を持っていて、その彼が十字傷を負って、逆刃刀を持つことになる。そこに至る彼の過去を踏まえた上で、その中にある明るさ、そして優しさをメリハリを持って、そこは宝塚時代もすごく意識したところではあるのですが、ミュージカルナンバーに負けないくらいの緩急を持って演じたいと思います。

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松岡 加納惣三郎は原作にないということもあって、先生がお創りになった宝塚版はあるのですが、ある意味ここからまた創ることができるなという期待がありますので、先生と相談しながら僕にしかできない惣三郎にできれば。悪なんですけれども愛を持つ、ちゃんと愛を持った彼の側から見た正義を持った悪役を演じたいなと思います。

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上白石 神谷薫はとても活発で怖いもの知らずなところがあると思うのですが、剣心に抱く淡い恋心で、少し女性らしく心が揺れたりですとか、繊細な部分もきっと持っていると思うので、そうした色々な顔を持っている神谷薫を私なりに解釈して演じられたらいいなと思います。
──今日剣心にお会いして、薫としてはどうでしたか?
上白石 好きになってしまいそうです(笑。早霧が剣心そのもののように頭をかくので会場からも笑)。それくらい素敵です。

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廣瀬 斎藤一というキャラクターの印象としては冷徹で不愛想なものを持ってしまうのですが、「悪・即・斬」という彼の中では正義感があって、強い信念を持って生きているカッコ良い男だと思いますので、そういったところも自分なりに精一杯舞台の上で表現できたらなと思っています。

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三浦 四乃森蒼紫の限られた出番の中で、僕なりに歴史を知った上で表現していきたいなと思っています。イメージはすごくあると思うのですが、三浦涼介が演じたことでこうなったねという部分をお客様にも、先生にも「それで良いね」と言ってもらえるような蒼紫を演じたいと思います。

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植原 左之助にはやはりなくてはならない武器「斬馬刀」を、新橋演舞場と大阪松竹座で振りかざすことができるのが自分でもとても楽しみなので、お芝居と併せてその部分も楽しんで頂けたら嬉しいなと思っています。

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愛原 高荷恵という役は魅力のひとつとして妖艶の「妖」という字がピッタリだと思うのですが、10年以上前に宝塚の『エリザベート』という作品で、皇帝を誘惑する色気が必要な役を頂いたのに、色気が全くなくて小池先生に「魅力が全然ない!」と怒られたことを覚えていて(笑)。あの時から10年以上経っていますので、少しはそういった面でも成長した姿を、先生にもお客様にもお見せできたら良いなと思っています。

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 広大 抜刀斎ってきっと殺陣がすごく多いと思いますし、伝説の人斬りと言われた人なので、個人的には刀を使った殺陣は初めてなので、役者としてすごく成長できる機会だと思うので、芝居を汲み取った殺陣を見て頂けたらと思います。
 
──早霧さん久しぶりに剣心の扮装をなさって蘇るものがありますか?また、他のキャストの方々もそれぞれの扮装をされた感想を教えてください。
早霧 やはり懐かしいという想いが湧き上がってきて、自分でも不思議な感覚だったのですが、宝塚を退団してもう男役はやらないと思っていた中で、こうやって男物の袴を着て堂々と足を広げて座っていられるのはやっぱり楽だなと(笑)。沁みついた感覚というのはなかなか抜けないんだなと思って、それが男役を17年間続けてきた自分としては喜びでもありました。そしてこの赤い着物と赤い髪で逆刃刀を持って舞台に立てる。こんな機会は二度とないと思っていますので、この高まった気持ちのままで本番を迎えたいと思います。

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松岡 オリジナルなのでまだ目指すものがそんなにないので、今は扮装に着られている感じもありますが、おそらく本番が近づくにつれてもっとロック色が出てくる(笑)、もう少しロックな惣三郎になると思います。
上白石 私は役として袴を履くのは初めての経験なので、本番はまだ先ですが今の段階から自分が神谷薫を演じる想像ができて、背筋が伸びる感覚と言いますか、見える景色が違うような気がしています。ここに竹刀が加わり、スポットライトがあたり、色々なものが組み合わさるとまた新しい景色が広がるのではないかなと思います。

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廣瀬 とりあえずこの前髪をどうしようかな?と思っているのが正直なところですが(笑)、すごく原作に忠実に皆さんが作ってくださって、まず軍服という本来カッチリ着るものを敢えて着崩している、前を開けている姿がだらしなく見えるか、色っぽく見えるかは役者の力によるのかな?と思いますので、それがちやんとお見せできたらなと思っています。

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三浦 やはり衣装やヘアメイクは、スタッフの方々がこだわり抜いてくださった力によって、僕たち役者が役を演じる大きな一歩として近づけてくださるというのをすごく感じています。先ほどもリハーサル中に小池先生もそれぞれの役者さんに「もっとこうした方が良い」というアドヴァイスをされていて、そうしたこだわりに僕たち役者も命を注いで演じていかなければならないな、といつも思いながら演じていますので、僕らにとってとても大事なアイテムだと思います。

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植原 左之助は喧嘩屋で強く逞しく見えないといけないキャラクターだということで、小池先生にも最初に「もっと大きくなってこい」という指摘を頂きました。もちろん筋トレも少しずつしているのですが、ご飯もいっぱい食べて(笑)今人生における自分の今の体重が1番重い状態まできているので、ここから稽古を重ねてどうなるのかが自分でもドキドキワクワクしています。心身ともに鍛えながら本番に挑めたらなと思います。

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愛原 宝塚雪組の『るろうに剣心』が大好きだったので、すごく印象に残っていて今も思い出すところがあるのですが、きっと早霧さんも2018年版、今やるからこそのものになさることでしょうし、新演出版でもありますので、私も宝塚を退団してもう8年経っておりますので、そこで得たものも出しつつ挑戦できたら良いなと思います。
広大 個人的には着られちゃっていると思うくらい、衣装の力を僕自身すごく感じています。自分の芝居だったり、眼光なども纏うものから意識しないといけないなと、皆さんのとても似合っている扮装を見ながら思いました。全てに妥協せずしっかりやっていきたいなと思います。

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【囲みインタビュー】

熱気溢れる会見が終了したあと、早霧せいな、松岡充、上白石萌歌による囲み取材も行われ、三人が更なる想いを語ってくれた。
 
──今、製作発表会見を終わられて、改めて意気込みをお願いします。
早霧 やはり自分としては同じ剣心という役に取り組むのですけれども、周りのキャストの皆さんが全員違うというところが、自分にとってポイントなので、独りよがりにならずに、皆さんと新たに創りたいとすごく思います。
──今日皆さんと集ってみて感じることはありましたか?
早霧 皆さん漫画から飛び出したようで、加納さんは違うけれども(笑)。
松岡 はい(笑)。
早霧 松岡さんらしい惣三郎ができるということが実証されたんじゃないかな、と思いますので、皆さんと一緒にお稽古をするのがとても楽しみです。
松岡 いよいよだなと。変な言い方ですが、このご時世にこんなに豪華な記者発表ができて、皆さんがこういう風に集まってくださる。作品に対する期待値が高いんだなということを今日実感させて頂けましたので、今まで以上に気合いを入れて臨みたいなと思っています。
上白石 本番は10月ですが、こうしてひと足先に本番の扮装をして皆さんのパフォーマンスもあって、やっとこの舞台に立たせて頂く実感を、今持たせて頂けた気がしています。まだお稽古がはじまるまでに時間がありますが、ここでいただいたイメージをもとに、脱皮を繰り返していけたら良いなと思います。
──新橋演舞場と大阪松竹座でこの作品をやることへの期待は?
早霧 和物の作品だけにピッタリな劇場だなと思います。今までは自分が観る側として足を運んでいた劇場に、今度は立てるんだなと思うととても楽しみです。宝塚時代も花道は使ったことはあるのですが、今度は縦に伸びる花道ということで、それを小池先生がどう演出なさって走り回れるのかな?と思うとそれもとても楽しみです。
松岡 やっぱり伝統があり格式があるので、今まで観る側としても背筋がピッと伸びるような劇場だったのですが、そうあまり考え過ぎるとダメかな?と思っていますので、普段通りの感じを出したいなと思っています。でも改めて考えるとやはり「新橋演舞場か!大阪松竹座か!」と思いますので頑張ります!
上白石 もちろん両劇場共に立たせて頂くことは初めてで、ずっとスーッと伸びる花道に憧れがあったんです。お客様との距離も近くて、休憩の間の皆さんがお弁当を広げて食べる感じ、提灯などにも、新橋演舞場と大阪松竹座ならではの空気感ありますね。そんな中でパフォーマンスさせて頂くのが楽しみです。

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──累計6000万部という途方もない人気を誇っている原作漫画ですが、その魅力をどう感じますか?
早霧 私は2016年に宝塚で上演することが決まって『るろうに剣心』という漫画に出会ったのですが、引き込まれました。漫画ということでお子さんが夢中になって読むものなのかな?と思っていたのですが、これはお子さん以上に生きて来た年数が多い人ほど、色々なものを感じる作品なのではないかな?と私は思っています。なので、新たな気持ちで原作を読んでこの2018年版の舞台に挑戦したいと思っているのですが、2年前には感じなかったことが発見できたりしていて。やはり『るろうに剣心』という作品と、役のファンの方がたくさんいらしゃいますから、その方々の期待を裏切りたくないですし、私も一剣心ファンとして誰よりも深い愛で挑んでいきたいなと思っています。
松岡 『るろうに剣心』が週刊少年ジャンプに連載されはじめたのが1994年で、僕がデビューしたのが1995年なんです。その翌年の1996年にテレビアニメになって。その主題歌をやりたくてやりたくて仕方がなかったんですが、SOPHIAが出来なかったんです!同期のJUDY AND MARYが歌って。それがこんな形で出られるとは!原作にはないキャラクターなんですが、逆に和月先生がこれを観て「加納惣三郎入れようかな?」と思ってくださるくらいのものにしたいと思っています。
上白石 やはり日本のみならず、世界中の方に愛されている漫画原作を今読んでいる途中なのですが、改めて絵柄の迫力や、ページをめくるごとに生まれる迫力などを、原作ファンの方もすごくお好きなのだろうと感じます。今回伝える手段は舞台なので原作とは違いますが、舞台ってお客様と密に同じ空間にいられる、その場の空気で感じる臨場感があると思うので、是非原作ファンの方にもお越し頂きたいです。
──では早霧さん最後にご挨拶をお願いします。
早霧 多くの方々に愛されている『るろうに剣心』という作品をまた舞台化できることを大きな喜びに感じております。キャスト、スタッフ心をひとつにお客様に喜んで頂ける舞台にしたいと思いますので、是非新橋演舞場と大阪松竹座にお越しください。お待ちしております。ありがとうございました。

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〈公演情報〉
浪漫活劇『るろうに剣心』
原作◇和月伸宏「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜」(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本・演出◇小池修一郎
出演◇早霧せいな、松岡充、上白石萌歌、廣瀬友祐、三浦涼介、上山竜治、植原卓也、愛原実花、松岡広大 ほか
●10/11〜11/7◎東京・新橋演舞場
〈料金〉一等席1,3000円、二等A席8,500円、二等B席6,500円、三階A席5.000円、三階B席3,500円、桟敷席14,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 0570-077-039(10時〜18時)
●11/15〜24◎大阪・大阪松竹座
〈料金〉一等席(1.2階)13,000円 二等席(3階)8,500円(全席指定・税込み)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 06-6377-3800(10時〜18時)
公式サイト https://ruroken-stage.com/



【取材・文・撮影/橘涼香】



Todos del Tango Verano 2018
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人間国宝・梅若実玄祥、野村萬斎、大空ゆうひが出演する現代能『陰陽師 安倍晴明』9月に上演!

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野村萬斎の演出・出演による現代能『陰陽師  安倍晴明』が、9月に東京・新宿文化センター 大ホールにて上演される。
 
現代能『陰陽師  安倍晴明』は、2001年の東京・サントリーホールでの初演以来、海外公演を含め20 回以上の公演が行われている。現代劇や映画に用いられる手法、また、イリュージョンなどスペクタクルな仕掛けを起用した演出で、能の可能性を広げる作品として注目を集めてきた。
 
この度、藤間勘十郎の脚本補綴、野村萬斎の演出による新たな『陰陽師  安倍晴明』が誕生。野村萬斎の安倍晴明を中心に、大空ゆうひの葛葉姫、梅若実玄祥の葦屋道満との対決など、迫力ある三者の絡み合いを展開する。
 
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梅若実 玄祥・野村萬斎・大空ゆうひ

その合同取材会が、6月11日に東京・国立能楽堂 研修能舞台で行われ、人間国宝の梅若実玄祥、演出と晴明役を務める野村萬斎が登壇した。

【コメント】

梅若実 玄祥(うめわかみのる げんしょう)
本作はフランス、オランダなど海外でも上演いたしました。初演の頃、ちょうど萬斎さんが映画版に出られて、その萬斎さん人気にあやかって数多く上演させていただきました。今回は新しい視点、角度から見直したいということで、萬斎さんに全面的に演出をお願いしました。能では考えられないような趣向もあり、かなり面白い作品になると思います。

野村萬斎(のむらまんさい)
映画で私が晴明を演じたのはずいぶん前になります。晴明というキャラクターが、あまりにも私自身とセット感があって、自分と晴明の距離感を模索して、あえて避けていました。ただ、羽生弓弦選手がフリープログラムで「SEIMEI」をやり始めたのも、「映画版を観て触発された」とのことで、彼が晴明を演じたことで、私も呪縛から抜け出せたところがあります。そこに先生から趣向を変えてやってみたいという声をかけていただきました。本作は古典芸能、日本舞踊、歌舞伎的な表現が詰まった、非常に“ジャパニーズアイデンティティ”を醸しだすパフォーミングアーツです。今回は能ではあまり使われないような照明、音楽、マジカルな演出、そして、梅若実玄祥先生、私、元宝塚トップスターの大空ゆうひさんという「異形なる3人」が集まって『陰陽師』の世界をお見せします。大空さんには、我々の様式美に入ってこられる大きな勇気を感じます。デジタル技術と能をただ組み合わせるのではなく、その兼ね合いや塩梅を見極めながら、私も勉強するつもりで挑みます。音楽、舞踊、戦いのシーンもありますので、ミュージカルに負けない伝統芸能の深さを感じ取っていただきたいと思っています。
50歳を過ぎて晴明をやっていいのかということも考えましたが、舞台ならいいのではないか。魑魅魍魎が跋扈する平安の時代、百鬼夜行の怖さを出せるのはお能だからこそです。時代の闇を表現できるというところに、今、能として上演する意味を感じております。

〈公演情報〉
現代能『陰陽師  安倍晴明』〜晴明  隠された謎…〜
原作:吉田喜重
脚本補綴:藤間勘十郎
演出: 野村萬斎
出演:
葦屋道満(あしやどうまん)/梅若実 玄祥(能楽シテ方観世流・人間国宝)
安倍晴明(あべのせいめい)/野村萬斎(能楽狂言方和泉流)
葛葉姫(くずのはひめ)/大空ゆうひ(女優)
語り部 /桂 南光(上方落語家)
晴明の武神 / 綾月せり、初姫さあや、琴音和葉、花柳まり草、花陽みら、西尾萌 ほか
● 9/6・7◎新宿文化センター  大ホール
〈料金〉S 席 ¥10,000 A 席 ¥8,000円 B 席¥6,000(全席指定・税込) 
〈発売日〉 6 月 30 日(土)10:00〜(変更の可能性あり)
〈お問い合わせ〉 サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(全日 10:00〜18:00)



【取材・文・撮影/佐藤栄子】


『大人のけんかが終わるまで』
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堂本光一&井上芳雄、二大プリンス夢の共演が実現! ミュージカル『ナイツ・テイル〜騎士物語〜』製作発表記者会見レポート

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帝国劇場での『SHOCK』でミュージカル単独主演記録を更新し続けているKinKi Kidsの堂本光一と、ミュージカル界のプリンスとして活躍する井上芳雄が初共演を果たす、ミュージカル『ナイツ・テイル〜騎士物語〜』が、7月27日〜8月29日(7月25、26日プレビュー公演あり)、有楽町の帝国劇場で世界初演の幕を開ける(のち、9月18日〜10月15日大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演)。

ミュージカル『ナイツ・テイル〜騎士物語〜』は、ジョヴァンニ・ボッカッチョの「Teseida」、ジェフリー・チョーサー作「騎士の物語」、ジョン・フレッチャーとウィリアム・シェイクスピアによる「二人の貴公子」をモチーフとして、『レ・ミゼラブル』『ベガーズオペラ』『ダディ・ロング・レッグス』等で、日本でも高い評価を得ているシェイクスピアの権威ジョン・ケアードが、堂本光一と井上芳雄の初共演の為に用意した新作ダンスミュージカル。王女エミーリアに恋をした二人の騎士を中心とした物語が展開され、国内外の才能あふれるクリエイティブスタッフが集結して創られるオリジナルミュージカルとなっている。

そんな大型話題作の製作発表記者会見が、5月31日都内で開かれた。騎士アーサイト役の堂本光一、同じく騎士パラモン役の井上芳雄、二人が愛するアテネ大公の妹エミーリア役の音月桂、大公シーシアス役の岸祐二、森の楽団のダンス指導者ジェロルド役の大澄賢也、アマゾンの女王ヒポリタ役の島田歌穂。また脚本・演出のジョン・ケアード、振付のデヴィット・パーソンズ、ケアードの妻で日本語脚本・歌詞の今井麻緒子、東宝株式会社取締役演劇担当・池田篤郎が登壇、公演への抱負を語った。

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会見の冒頭に、稽古初日の和やかな映像がスクリーンに映し出されたあと、池田篤郎から、「2000年に『SHOCK』で帝劇に鮮烈デビューを果たして以来、全公演全席即日完売の公演は18年間で1630回を超え、日本のミュージカル単独主演記録1位を更新し続けている堂本光一さんの新たな作品に、同じく2000年にミュージカル『エリザベート』東宝版初演での皇太子ルドルフ役で、ミュージカル界に彗星の如く現れて以来、舞台を中心に大活躍を続けている井上芳雄さんがご一緒されるというのは、2000年というミレニアムというご縁で二人が結ばれていたのかも知れないと思う。新たなことをしたいというお二人の新作に、名匠ジョン・ケアードさんが力を発揮してくださり、二人に相応しい二人ならではのミュージカルの新時代を拓く作品が出来上がることを確信している。ご期待頂きたい」という挨拶があった。

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続いて脚本・演出のジョン・ケアードから、「東宝から光一さんと芳雄さんの二人に相応しい作品が作れないか、というオファーを頂いた。共にカリスマ性を持つこの二人が一緒に仕事をしたいという素晴らしい機会なので、二人が同等の活躍をする作品にしたいと思ったが、『ロミオとロミオ』という作品はなかなか見つからず難しかった」と笑わせ、「そこからボッカッチョの「Teseida」チョーサーの「騎士の物語」そしてフレッチャーとシェイクスピアの「二人の貴公子」にたどり着いた。三つの作品に共通するのは、友情で結ばれた二人が一人の女性に恋をし、決闘をするという筋立てだが、これらの原典には敬意を払いつつ現代にも通用するものを入れて脚色しようと思った。全体の中に三つのラブストーリーが入っているので、それを広げることによって、シェイクスピアの名だたる傑作に匹敵するものにできると考えた。様々な作品を演出してきたが、日本初演のミュージカルを創るのは初めての経験なので、だからこそ日本ならではの演出を考えている。物語を台詞と歌で伝えるのはもちろんだが、今回の作品ではダンスがとても重要になる。ストーリーを伝えるダンスシーンがふんだんにある。世界初演の作品を素晴らしいキャストとスタッフとで創っていきたい」と意気込みが語られた。

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夫君のケアードの挨拶の通訳も務めていた日本語脚本・歌詞の今井麻緒子は、「これまではどこかの国で上演された作品を訳す作業をしていたが、今回は日本初演なので、この仕事を引き受けた時点では台本も出来ていなかったので、どうなるかという想いもあったが、ダンスのワークショップにも参加する等、作品の立ち上がりから参加したことで、オリジナル作品を創る難しさと同時に楽しさを感じている。稽古場でも役者さんに合わせてどんどん脚本を変えていくので、ブロードウェイで初演の出演者を"オリジナルキャスト"と呼ぶのはこういうことだったのかと、彼らも作者の一部として、インスピレーションを与えていくのだと実感している。そういう意味ではもちろん今は脚本も出来上がっているのだけれども、私の仕事も初日までなくなりそうにない。ジョンのシェイクスピアらしい韻を踏んだ台詞もたくさんあるので、日本語に訳す作業は難しくもあるけれども、初日の幕が開くのを楽しみにしている」と現場にいるならでのエピソードが明かされた。

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振付のデヴィッド・パーソンズは、「日本初演の作品、尊敬するジョン・ケアードの演出する作品に携われることを光栄に思っている。この作品はダンスによって物語が進んでいくので、私にとっても大きなチャレンジがたくさんある。楽しいダンスミュージカルを創り上げていきたいと思う。素晴らしいキャストに期待している」と、ダンスが重要な作品の振付を担当することに意欲たっぷりの挨拶があった。
 
ここから会見はいよいよ出演キャストの挨拶、そして質疑応答へと引き継がれた。

【キャスト挨拶】

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堂本 堂本光一です。いや〜ここまでの空気が…、ここどこの国だったっけ?と(笑)。
井上 ちょっと流れがね(笑)。
堂本 こうして多くの方にお集まり頂きありがとうございます。本当に自分にとってはずっと芳雄君と一緒にやれるのが夢だと話していたのがこうして現実になったこと。そしてジョンがそれを稽古してくださって、少しずつ形になっていっているのを今、まだ信じられないような感じもしております。正直、自分で飛び込んでしまったものの、これは大変なことだな、できれば客席で観たかった(笑)、と言ったら怒られますけど、こうして右を見ても、左を見ても、本当に素晴らしい方たちと共演できるということを、嬉しいと同時に恐れ多く、そして怖いという気持ちもあります。先日から少しずつ稽古に入っているのですが、芳雄君はこの仕事よりも素敵な仕事を今やっているらしく…(笑)
井上 いや!もう口が悪いから…(笑)
堂本 (笑)でも稽古はまだだよね?
井上 まだだね(笑)。 
堂本 でも、明日から遂に一緒に稽古ができるというのも、楽しみのひとつだなと思っております。先ほどジョンさんもおっしゃっていましたけれども、この『ナイツ・テイル』という作品は、非常に形にするのが難しい作品だと最初から聞いておりました。アーサイトという役をさせて頂きますが、ポスターも新しく撮影したものがありますけれども、ステージ上でもああやって脱ぐ姿があるのか(笑)、芳雄君はそういうシーンがあれば降りるという風におっしゃっていました(笑)。でも本当に数日だけの稽古の間でも、ジョンがサジェスションしてくれることによって、今まで本当に遠い存在だったシェイクスピアの作品が、今まるでシェイクスピアがそこにいるかのような作品になるという想いがします。ジョンが色々教えてくださるのでそこについて行って、お忙しい役者の皆さんにもついて行って、なんとか食らいついていきたいなと思っております。どうか皆様の支えもよろしくお願い致します。

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井上
 井上芳雄です。この作品は24日に顔合わせがあったのですが、僕はその足でニューヨークに飛びまして、トニー賞をレポートしてくるという仕事がありまして、まだ全く稽古に参加できておらず、帰ってきたばかりなので、皆さんにも馴染めておらず、非常に感じの悪い人になっています(笑)。なので、これからだなと思っているのですが、でも今こうやって製作発表の場を設けて頂き、こうして皆さんとご一緒させて頂いて、本当にやるんだな、現実になるんだなということを感じております。僕はパラモンという騎士の役をやりますけれども、光一君とは従兄弟同士の騎士で、二人は親友でありライバルであるという役柄です。色々なことが起こってくるのですが、僕が唯一稽古に出られた顔合わせの日にジョンが言ったのは「彼らはお互いに、お互いのことを羨んでお互いになりたいと思っている。だからこそ信頼もするし、いがみ合うこともある」というのを聞いた時に、僕は光一君になりたいとか、そんな大それたことは思ったことがないですけれども、どこかではスゴイな、良いなって思っていたのは事実で。僕らが仕事で交わることがあるとは思っていなかったのですが、それが色々な方の力により、こうした形で交わることができたのを、まず第一に嬉しいなと思います。光一君は『SHOCK』を長年続けてきて、これからも現状の活動を続けていかれても何の問題もない成果を納めている方なのですが、そうじゃなくて、1歩新しい、どうなるかわからないところに踏み出してみようと、光一君が思ってくれた、それがすごいことだとなと思います。そこにはリスクもあるだろうし…。
堂本 後悔も…。
井上 後悔?もう遅いよ!(笑)、もう引けない、今日この場で引けない!(笑) そんな心意気にすごく共感するし、尊敬します。でももっと言えば、そうでなければ人生って面白くないし、生きている意味もないんじゃないかと僕は思うので、光一君がひとつ飛び出して良かったなと思えるように、僕も力のひとつになりたいなと思います。やっぱり踏み出すんじゃなかったという結果にならないようにしたいと思います。僕はどちらかと言えばホームグラウンドのミュージカルで光一君を迎え入れる立場で、今回は余裕でできるのかな?と思っていたら、ダンスミュージカルだと聞きまして。「ちょっとそれ聞いてないよ?」と思って(笑)。僕はダンスは得意分野ではないですし、今日見て頂いた新しいポスターですが、この素敵なポスターの裸、完全に僕の筋肉は盛って頂いているので(爆笑)、光一君はこのままの肉体ですけど、ちょっと今からそこはスタッフと話し合いをしないといけないと思うんですが(笑)。
堂本 いや、僕にとってもそんなに簡単じゃない!
ケアード 芳雄にもこのくらい筋肉つけさせますので。
井上 僕、筋肉つかないんです(笑)。
堂本 筋トレのことだけは俺に訊いて!
井上 じゃあ、お互い助け合いながら(笑)。とにかく新しいものを、苦しいこともあると思いますが楽しみながら創りたいと思います。ジョンと、またデヴィッドさんという新しい出会いもありますから、このカンパニーで、皆が何かしら新しいリスクを背負っているので、それを楽しんでやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 
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 音月 音月桂です、よろしくお願いします。今回は新作ミュージカルでアテネ大公シーシアスの妹のエミーリア役をさせて頂くことになりました。当時女性が結婚相手を自分で決めるということはなかなか難しい時代。特に位の高い女性であればあるほど、家の為、国の為に政略結婚という形を取らざるを得ないという状況の中で、今回演じさせて頂くエミーリアという女性は、すごく独立心の強い、自立したいと願っている女性という印象を、初めて台本を読ませて頂いた時に感じました。そして演出のジョンさんとお話させて頂いた時にも、まさにその通りで、そういう女性が二人の騎士に出会ったことによって変化をしていく。気持ちがどんどん豊かになっていく女性像だ、というお話を頂きまして、「あぁなるほど」と。現代の女性も皆さんどんどん自立しているので、観ている方々に共感して頂ける役なんじゃないかな?と楽しみにしております。私個人と致しましては、帝国劇場に立たせて頂くのが初めての経験ですので、今までは一観客として拝見する、客席にいた立場でしたので、憧れの劇場に立たせて頂くというのが今からとても楽しみでもありますし、不安でもあります。国民の王子様、国民のプリンスのお二人と共演させて頂ける、私は今までは、宝塚で王子様を演じて舞台に立つことが多かったので、女性でいいんだ!と。
堂本 音月さんもナイトやった方がいいんじゃない?(笑)
音月 いえいえ!(笑)
井上 三人でナイト!(笑)
音月 いえ(女性でいいことが)幸せなことだなと思いますので(笑)、その辺りを噛みしめながら、初日に向けて良い作品を創っていけるように、パズルのひとつのピースになれるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。

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 アテネ大公シーシアス役をやらせて頂きます岸祐二です。できれば僕の名前を憶えて帰って頂きたいと思います(笑)。2003年の『レ・ミゼラブル』で帝国劇場にアンサンブルとして立たせて頂いて、今、15年経って、同じジョン・ケアードさんの作品で、メインキャストとしてこういうところに立たせて頂くことを本当に光栄に思っています。この私のシーシアスという役が、国を倒し、光一君と芳雄君、二人の騎士を捕虜にします。そして妹に素晴らしい音月桂さんを迎え、そして世界的な歌姫、僕にとっても伝説的な歌姫の(島田))歌穂さんを嫁にするという、こんな興奮する出来事は人生でもそうないのではないか?と思うくらいで、毎日稽古場で興奮しております。そして2007年の『レ・ミゼラブル』以来のジョン・ケアードさんとご一緒させて頂けるということで、ジョンさんの世界に、演出に飛び込めることをありがたく思っています。また先輩である大澄賢也さんとは、今年やった舞台でご一緒させて頂いて、すごく仲良くして頂いて、僕にとってお兄さんのような存在の方ですので、また共演できることを楽しみにしています。この作品は和洋折衷というか、色々な要素があると思いますので、楽しめること間違いないと思います。是非よろしくお願い致します。
 
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 大澄 大澄賢也です。今ここにいて、縁をすごく感じています。堂本光一君とは二十数年前に、まだ光一君が中学生でしたが「家なき子」というドラマで、僕が学校の先生という役で共演をして以来の舞台での初共演。そして井上芳雄君とは『ウェディング・シンガー』というミュージカルで共演させて頂き、その後もドラマ等でも共演させて頂いたご縁があります。今や1人1人が帝国劇場を1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月ソールドアウトにするような人同士が合わさった舞台というのは、いったいどんな風になるのだろうか?というほど、贅沢な作品だと思っています。そこに世界的な演出家のジョンさん、振付のデヴィッドさんに来て頂き、僕も三十数年舞台をやってきましたけれども、新人のつもりで、吸収するつもりで、精一杯務めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 
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島田
 アマゾンの女王ヒポリタを演じさせて頂きます島田歌穂です。アマゾンと言いますと、皆様アマゾン川を連想されると思うのですが、今回のアマゾンというのはギリシャ神話に出てくる「アマゾン族」です。女性だけで構成された女戦士たちの一族で、その女王、アマゾネスです。シーシアス率いるアテネ軍と戦い、負けてしまいまして、妃になれと求婚されます。女王としてのプライドもありますし、女性としての揺れ動く心と、非常にエネルギーと威厳が求められる役です。私はジョン・ケアードさんに初めてお会いしたのが、32年前『レ・ミゼラブル』初演のオーディションでした。私の人生を大きく拓いてくださった、心から慕い、尊敬している、一生の恩人だと思っています。その後『ベガーズ・オペラ』という作品でご一緒させて頂きましたが、また時を経て、この度、大人が求められる女性役をやらせて頂けることになりました。新たなチャンスを頂けたことにすごく感謝しつつ、堂本さん、井上さんをはじめキャストの皆さん、そして素晴らしいクリエイティブスタッフの皆さんとご一緒に、新作ミュージカルが生まれる瞬間、瞬間を味わっていけることにワクワクします。全身全霊で臨ませて頂きます。よろしくお願いします。

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キャストの挨拶に続いて、この日スケジュールの都合で欠席となったもう1人のメインキャスト、牢番の娘役の上白石萌音からの、映像メッセージがスクリーンで写し出された。

上白石 (映像メッセージ)皆さんこんにちは。ミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』で牢番の娘役を演じます上白石萌音です。本日は製作発表に参加できずとてもとても残念に思っております。申し訳ありません。私は小さい頃からミュージカルが大好きで、ずっとミュージカルを観て、自分自身も楽しんで育ってきました。このお仕事をはじめるきっかけもミュージカルがあったからです。なので、その私にとって憧れの大先輩方と今回ご一緒させて頂けること。そしてジョン・ケアードさん、デヴィッド・パーソンズさんはじめ、世界的なスタッフの皆様とご一緒できること、大変光栄にそして楽しみに思っています。私にとって初めての帝国劇場ということもあり、今から緊張しているのですが、皆様の背中を見て追いかけて、たくさん学んで初日を迎えられるよう精進したいと思います。是非皆さんも作品にご期待ください。

【質疑応答】

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──ご出演の方々の中に邦楽の方たちがいらっしゃいますが、どのような音楽になるのでしょうか?
ケアード とても良い質問をありがとう。彼らに対して何も言わなかったですね。古典的なヨーロッパのものを、21世紀の日本でやる、しかも世界初演でミュージカルの手法でやるにあたって、何か日本の文化を入れられないかと思い、日本の和楽器の方たちが演奏しながら踊りに混じっていたら面白いのではないかと思いました。4人の和楽器奏者が常に舞台上にいます。西洋と東洋の二つの文化が出会うことは興味深いですし、非常に効果的になるのではないかと期待しています。
──ジョンさんから観た堂本さん、井上さんの舞台人としての魅力は?
ケアード 芳雄の魅力は『キャンディード』『ダディ・ロング・レッグス』の仕事を通じてよく知っていましたが、光一の『SHOCK』を観に行った時には驚きました。3時間あれだけ様々な仕掛けのある舞台を1日に2回やっていて、今生きていることが奇跡だと思います(会場、そして堂本も爆笑)。二人に共通している魅力は、舞台の真ん中に立った時に圧倒的なカリスマ性があることです。それが二人の騎士に存分に生きると思います。帝劇という大劇場に相応しい大きな力を出してくださる、二人だけでなくここにいる全員がそうです。
──堂本さん、井上さんからジョン・ケアードさんの演出の魅力は?
堂本 この企画が本格的にスタートする前に何度かお会いして、食事をご一緒させて頂いたりしたのですが、その時からジョンは何か僕の心の奥底を見ているな、という、そんな緊張感がありました。まだ稽古がはじまってそんなに経っていないのですが、実は出演者の僕らにとってはこのストーリーがまだ、すごく漠然としている部分がありまして、そういうところをジョンが紐解いていってくれるのです。そこから感じるのは、シェイクスピアが完璧に書ききれなかったものをジョンが完成させてくれていると、そう思います。芳雄君と僕の魅力をカリスマ性だと言ってくださり、僕が「生きているのが信じられない」という風におっしゃって頂きましたが、僕は身体を張るしかなかったので(笑)、違う意味で今回生きることが大変だなと思いますね。ですからそういう緊張感をもってやらせて頂かないと、ジョンの期待を裏切らないようにしないといけないなと思っています。

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井上 この物語の説明を聞いていても、ジョンはシェイクスピアと友達だったのかな?今何歳なの?ジョンは?(笑)というくらい、今、シェイクスピアから見て、聞いてきたというように話してくれるんです。ジョンは演劇の魔法を教えてくれる、魔法を使える人です。演出家は皆それぞれ魔法を使える人ではありますが、ジョンは例えば山があるシーンで、舞台に本物の山を出すわけにはいかない。そこで小さな山を皆で作ることが表現の全てではなくて、箱を積み重ねてその上に乗った時に、本当に山に登ったんだなと感じられる。その豊かさをはじめとして、色々なことを教えてもらって体感してきたので、今回大きなカンパニーで、大きな作品になると思いますが、その中にもたくさんの演劇の魔法がジョンによって施されるのではないかと楽しみにしています。シェイクスピアの作品を今の時代でやる意味というのを考えておられると思いますし、結末はネタバレになってしまうので言えないのですが、僕はすごく良い話、面白い話、今の時代にピッタリな作品だと思います。結局男が愚かだということなんですが、でもそれはすごく正しいんですよ。女性はいつも正しいなぁと!(笑)『ナイツ・テイル』って良い意味で帝劇のイメージと違うよね?
堂本 全然違う!
井上 帝劇でやるミュージカルでこの結末って革命だと思うし、それがすごく皆さんの心にフィットするんじゃないかと思って、その新しさにもすごく期待しています。

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──音月さん、島田さん、岸さん、大澄さん、ジョンさんとのエピソードや思い出を教えてください。
音月 私は『十二夜』というシェイクスピア作品でジョン・ケアードさんとご一緒させて頂いたのですけれども、今回の稽古場でもすごく思うのですが、今まで色々なお芝居を創らせて頂いてきた中で、稽古場の雰囲気ってどちらかと言うと自分の課題と取り組んだり、できなくて悔しいとかいう負の想いとの戦いも多くて、皆で一緒に切磋琢磨していく過程の全てが楽しいわけではないんですね。苦しいこともあるんです。でも『十二夜』の時も、今回もまるで一緒にお料理をしているような「お腹が空いたね、美味しいご飯が食べたいね」という、きっと皆さんがポジティブな気持ちでお料理を作られる時と同じに、稽古場の雰囲気が本当に楽しくて。私も初めて共演させて頂く方ばかりなのですが、初めての方同士が多くて、打ち解けるまでには時間がかかるかと思いきや、あっという間に、芳雄さんのおっしゃった「ジョンさんの魔法」がかかりまして、稽古場の皆がすごく仲良く、楽しいものになっています。もちろん曲の譜面と向き合う時間には「大変だな」と思う時もありますが、稽古場がすごく楽しいので、今日はどんな刺激がもらえるだろうか?というポジティブな気持ちで稽古場に向かえるというのが、私の印象です。
 2007年の『レ・ミゼラブル』で僕がアンジョルラス役をやっていた時、芳雄さんの言ったようにジョンさんの魔法にかかりました。役者に何かを指示するというよりは、話を聞いているうちにフワッと自分が役に変わってしまっているというか、役者がその世界に入り込めるように誘導してくださる。そういう大きな力があって。しかも最後の最後まで照明や、演出を作り変える勇気をお持ちで。良い意味で完成形を持たないと言うか、最後の最後まで良いものを創ろうとされるお力があるので、本当に信頼して毎日稽古をしていますし、これが絶対に良いのに仕上がると思って楽しみです。

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大澄 非常に女性にモテるんだろうなと思います(爆笑)。女性がこの人ならとついていきたくなっちゃうだろう、という方ですね。
島田 今回は井上さんと同じに稽古初日に参加できただけで、もうすぐ合流できるのですが、初日にジョンと再会した時には嬉しくてなりませんでしたけれど、今回の思い出はこれから紡がれると思っています。ですのでこれまでの思い出と言いますと『レ・ミゼラブル』の初演の初日の前に「歌穂、良かったよ!」と言ってくれるのですが、自分ではダメなような気がして「ダメ、ダメ」と首を傾げてばかりいましたら「歌穂いい加減にしなさい!歌穂は完璧主義者過ぎる。演出家の僕が良かったと言っているんだからそれを信じなさい!」と言ってくれて。それでやっと「ありがとう」と言えましたので、今回もたくさん「ありがとう」が言えるように頑張ります。
──堂本さん、今回の作品には演出には関わらずに一役者として稽古に入られていますが、いかがですか?
堂本 ジョンをはじめとして素晴らしいスタッフがいてくれるので、自分はただそこに飛び込んでいます。これから大変な戦いが待っていると思いますが、とにかくジョンについていかなければと思います。ここ1週間くらいでやった歌稽古、またその歌稽古の前に皆とちょっとしたワークショップ的なこともやりながら、コミュニケーションをはかっていって、顔を見て皆でやることで結果的に皆でステージに立つことにつながっていく、ということをやっています。もちろん先ほど皆さんもおっしゃっていたように譜面との戦いもあって、今回の曲は非常に難解な曲が多いんですね。それが稽古の中でアレンジされていく、それを見ていることもすごく楽しいです。こうやって物事がひとつずつ完成に向けて創り上げられていくんだなと。もちろん楽しいだけじゃなくやっていかなければならないですし、僕たちだけではなくてアンサンブルの方たち一人ひとりも、それぞれ輝きながら稽古をやっていて、この稽古の中ではアンサンブルもプリンシパルも関係ないという感覚があります。皆で創り上げていくということを、これだけ短い間に共有できたのは、芳雄君が言った通りジョンがかけてくれた魔法かな?と思っています。真面目に取り組みつつ、とても楽しみです。

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長時間に渡る熱のこもった会見が終了し、フォトセッションが行われたあと、キャストだけが登場しての囲み取材となった。

【囲み取材】

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──光一さんヤバいですね!

堂本 ヤバいですよ!この並びヤバいでしょう?
──実感が押し寄せているんじゃないですか?
堂本 本当にすごく学ぶことがたくさんあるでしょうし、ワクワクはもちろんあるのですが、それ以上に今は恐怖が勝っています。
──井上さんとの共演は初めてだと思いますが、存在を知ったのはいつ頃ですか?
堂本 僕が帝劇で2000年からやらせて頂いて、同世代で芳雄君が東宝の作品で素晴らしい爆発をしているというのは、その時から知っていました。
──井上さんは?
井上 僕はもちろん小さい頃からテレビでも拝見していましたし、それこそヤバいなというのが『SHOCK』がはじまって、お客様がいっぱいで最初から完売で、このままいくと僕たちいらなくなるんじゃないか?(笑)という危機感、ミュージカル俳優には皆、ジャニーズの方があそこまで芝居をしていたらヤバいぞという、戦々恐々としたものがありました。でもそれが敵ではなくて、一緒にやれる味方になれる、もちろんそうなれば良いなとは思っていましたけれど、それが本当に実現するなんて夢のようです。
──そもそもどういう形でこの話が実現に至ったんですか?
堂本 最初は東宝のスタッフの方に引き合わせて頂いて。
──それはいつぐらいに?
堂本 いつだった?
井上 3年前くらい?
堂本 そう、そのくらい前だったと思うんですが、僕は一方的に客席から観ていたりはしていたんですね。それでちゃんとお会いしても最初から知らない人ではない、という不思議な感覚があって。お話をしていても舞台というものを専門としてやってらっしゃる方ですから、そういう方の話を聞くのはすごく楽しいし、話しをするとおこがましいですけれど、何か共通点のようなものも見えてきて。だからやってきたことはお互いに違うかも知れないけれど、何か二人が一緒になったらすごく面白いんじゃないか?を周りの方も、そして僕らも自然に感じていったという形です。
──見えてきた共通点というのはどういうところですか?
堂本 ステージに立つ姿勢であったり、どう?(笑)
井上 これから更に深まると思いますが、僕もずっと東宝の方やファンの方から「光一さんと芳雄さん似てるんじゃないですか?」と言われていて。「言っていることが似てます、ファンの人のイジリ方が似てます」とかと(笑)。
──毒舌なところですか?!
堂本 そこか!(笑)
井上 そういう話を聞いて、キャラクターとしてはどちらかと言うと「王子様」とか言ってもらいがちなのですが、もう年齢的にそれだけじゃないぞ、それだけじゃダメだなと自分でも思っていたので、光一さんの話を聞いて「あ、光一君もそんな毒づいたりするんだ」(笑)と親近感を。話していても同年代でもありますしね。
 僕らの中では「腹黒王子」と呼んでいて(爆笑)。

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──その「腹黒王子」と(笑)、共演される皆さんはいかがですか?
音月 先ほど会見でジョンさんが「圧倒的なカリスマ性」とおっしゃっていて、やっぱり吸い込まれてしまうようなところがあります。芳雄さんとはまだお稽古していないのですが、お稽古場に光一さんが現れると皆ヒュッって。
堂本 嘘!
音月 いえ、ホントですよ! 
堂本 すごくボヨーンとしていて。
音月 違います!ボヨーンとしてない!
堂本 僕、すごくスロースターターなんです。
音月 えっ?そうなんですか?
堂本 今回の稽古が11時にスタートなんですが、皆さんにとっては違うんでしょうが、僕にとっては早いんです!
音月 あ、そっち?(笑)
堂本 「早ぇ〜」って思っていて、時差ボケで。芳雄君は本当に時差ボケだろうけど。
井上 うん、今、時差ボケ(笑)。
堂本 僕は毎日、時差ボケ状態でボヨーンとしてる(笑)。
音月 そうなんですね!(笑)でもお二人のご活躍は今まで一方的に観る側として楽しませて頂いたところに、今回共演させて頂けるというお話を頂いて「私で大丈夫ですか?」と言ったくらいなので、この幸せを噛みしめて頑張ります。
 
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──それも二人を虜にする訳ですよね?
音月 私は……ええと、頑張ります!(笑)
──島田さんはどうですか?
島田 そんなにぼんやりとしてお稽古場に入ってらしていたなんて今初めて伺いました(笑)。でもこの両プリンスとご一緒させて頂けるという、毎日色々なエネルギーを頂きながらやっていきたいと思います。
──大澄さんはお久しぶりということで。
大澄 そうですね。光一君は中学生でしたからね。本当に素晴らしく成長して。芳雄君もね、すごいじゃないですか。もう飛ぶ鳥落とす勢いの二人が合わさる訳ですからね。
井上 今愕然とした。心がこもってない(爆笑)。
大澄 いやいや!(笑)
堂本 でも、稽古場では賢也さんと岸さんが癒しなんです。皆、椅子に座っているんですけど、賢也さんと岸さんがチャッチャ、チャッチャしてるんですよ。
大澄 光一君の方が早いじゃない!
──ヤバいとか言いながら余裕な感じですね?
堂本 いえ、素晴らしい方たちの中にいさせて頂けるからです。
 それは僕らも同じ!
──ポスターでも皆さん、見事な裸体に注目されていると思いますが。
井上 僕のは盛ってるんで(笑)。光一君のはほぼほぼ現実のものと一緒らしいです。
──絵画のようですね?
井上 写真を元にね。
堂本 絵にしています。
──舞台上でも裸になるんですか?
井上 光一君はずっと裸らしいです(爆笑)。
大澄 あ、でも僕もちょっとね。森の一座はそんな感じで。女性もね?
島田 私はアマゾネスですので、かなり衝撃的な衣装で。ちょっと今は言えませんが(笑)。

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──では身体作りも?
井上 いや、光一君はできてるんで!
堂本 ずっと言うんですよ「これ以上鍛えないでくれ」って(笑)。
井上 『SHOCK』を観る度に「なんか大きくなってるな」って(笑)。
──じゃあ光一君はあまりガチガチにはせず?
堂本 この歌稽古が始まってから1週間、ちょっとサボってますよね。それどころじゃなくて。
井上 それくらいでちょうど良い!
──お互いを見てプリンスっぽいなと思うところは?
井上 見た目はもちろんですが、キャラクター的にも、スロースターターと言ってましたが、最初からウェルカムで「イェイ!」という感じでは全然ないんです。でもちょっとずつ心を開いてくれて、その「あ、俺に心を開いていってくれている」というのにキュンとするというか(笑)。ちょっとずつね「ツンデレ」とは言わないけど(笑)、僕も人見知りなところがあるので、このちょっとずつ開くという感じがたまらない。
堂本 芳雄君は立っているだけでもうね。この身長差ですからね。
井上 関係ないじゃない、王子と(笑)。

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堂本 声も素晴らしいし。だから腹黒い部分だけは共通しながら(笑)。でも今回の役としてもどっちが腹黒いのか?って感じだよね?
井上 そうそう、友情で本当に愛し合ってると思った次の瞬間には「お前を殺してやる!」みたいな。本当に情緒不安定ですよね(爆笑)。
堂本 音月さんがそうさせるんだよね。
井上 どっちが抜け出るか?という腹黒さかな。
──ジャニーズの皆さんとではなく、これだけの顔触れと共演することについては?
堂本 皆さんから受けるエネルギーがすごく勉強になります。本当に日々勉強です。
──では最後にお二人から皆さんへメッセージを。
堂本 『ナイツ・テイル』いよいよ始動します。芳雄君は明日から初稽古?
井上 そう、僕は明日から始動します!
堂本 1週間くらいフライングしてます。
井上 そう、皆さんに遅れを取ってますが。
堂本 本当にこうして始動したことがまだ信じられないような気持ちがありますが。
井上 そうですね。
堂本 今まで夢見ていたことが少しずつ形になっていくのを楽しみながら、本番へ…いつ?
井上 7月27日!
堂本 そこに向かって、日本初演…
井上 世界初演ね。このしどろもどろになっている感じから、皆さん色々察して頂ければ!(笑)
堂本 どうぞ皆さん、楽しみにしていて下さい!

〈公演情報〉
ミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』
原作◇ジョヴァンニ・ボッカッチョ「Teseida」、ジェフリー・チョーサー「騎士の物語」、ジョン・フレッチャー / ウィリアム・シェイクスピア「二人の貴公子」
脚本・演出◇ジョン・ケアード
作詞・作曲◇ポール・ゴードン
日本語脚本・歌詞◇今井麻緒子
振付◇デヴィッド・パーソンズ
出演◇堂本光一、井上芳雄、音月桂、上白石萌音、岸祐二、大澄賢也、島田歌穂 ほか
●7/27〜8/29◎東京・帝国劇場
〈料金〉S席 13,500円 A席 9,000円
※7/25〜26 プレビュー公演あり(料金同じ)。
●9/18〜10/15日◎大阪・ 梅田芸術劇場 メインホール
〈公式ホームページ〉http://www.tohostage.com/kt2018/


 
【取材・文・撮影/橘涼香】




『大人のけんかが終わるまで』
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2組の新コンビを迎えて、東急シアターオーブに初登場する『マイ・フェア・レディ』製作発表記者会見レポート!

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ミュージカル界に燦然と輝く不朽の名作ミュージカル『マイ・フェア・レディ』が、新イライザに元宝塚宙組トップスター朝夏まなと、『キューティ・ブロンド』『1789』『屋根の上のヴァイオリン弾き』等、ミュージカル作品での大活躍を続けている神田沙也加を迎え、この名作ミュージカル初見参となる、渋谷の東急シアターオーブで9月16日〜30日まで上演される(後、福岡、広島、大阪、愛知、大分でも上演)。

ロンドンの下町の花売り娘が、言語学者によるレッスンを受けて美しい貴婦人に変身していく姿を珠玉のミュージカル・ナンバーで描いたこの作品は、1956年のブロードウェイでの初演以来戦後のブロードウエイを代表する作品と称され、1964年にはレックス・ハリソンとオードリー・ヘップバーン主演の映画版も製作され、広く知られ今尚愛され続けている。日本では、この映画版公開より早い1963年、江利チエミ主演で上演され、日本人が日本語で上演した初めてのブロードウェイ・ミュージカル、今日の日本のミュージカル界の祖を拓いた作品として、永遠に記念すべき存在となっている。
そんな作品が、日本初演50年を記念した2013年、演出、訳詞を一新したリボーン(再誕生)版として登場。今回はその新演出版の3回目の上演で、朝夏まなとイライザに、リボーン版初回から言語学者ヒギンズ教授を演じ続けている寺脇康文、神田沙也加イライザに、今回ヒギンズ教授として初登場の別所哲也という、最近のダブル、トリプルキャストの組み合わせが多岐に渡る上演形態とは異なり、二組のカップルを固定するという新鮮な形が組まれたのも大きな話題となっている。

その2018年公演の製作発表記者会見が、5月下旬に都内で行われ、イライザ役のダブルキャスト朝夏まなと&神田沙也加、ヒギンズ役のダブルキャスト寺脇康文&別所哲也、ヒギンズの友でありイライザの理解者となるビッカリング大佐の相島一之、イライザの父ドゥ—リトルの今井清隆、イライザに恋する青年フレディの平方元基、ヒギンズの母の前田美波里、そして翻訳・訳詞・演出のG2が登壇。公演への抱負を語った。

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会見は二人の新イライザによる歌唱披露からスタート。まず神田沙也加が、街で花を売って生活しているイライザが、暖かい部屋でチョコレートを食べるようなそんな暮らしを夢見る「だったらいいな」を歌う。今の暮らしから抜け出したいという向上心を持ち、でもどこかでは乙女らしい夢見勝ちな気持ちもあるイライザをよく表現したこの楽曲が、神田の愛らしいけれども芯の強さも感じさせる持ち味にピッタリ。早くも新イライザとしての魅力を発揮した。

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続いて朝夏まなとが、永遠に終わらないかと思った訛りの矯正を遂に克服したイライザが、喜びを爆発させ、輝かしい未来を目の前にした昂ぶりを歌う「じっとしていれない」を。スタンダードナンバーとなった楽曲が目白押しのこの作品の中でも、最も有名なこのナンバーを、宝塚歌劇元男役の朝夏まなとが、思った以上にストレートな発声で披露する。高音域の発声への切り替えは元男役の誰でもがぶつかる課題だが、現時点でこれだけ声が出ていれば、本番までには更に良くなるだろう可能性が煌めき、こちらも新イライザ登場への大きな期待を抱かせた。

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そこから、登壇者全員が登場。それぞれの挨拶のあと質疑応答へと引き継がれた。

【登壇者挨拶】

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G2 今日はたくさんお集まりくださいましてありがとうございます。『マイ・フェア・レディ』、2013年からリボーン版、新しく生まれ変わったバージョンと呼び続けておりますG2です、よろしくお願いします。リボーンして、今回3回目、そして、キャストもほぼ一新して、2回目の方、或いはかなり前になさっていた方、またずっと前から見ている顔(寺脇が立ち上がるので、場内爆笑)、色々な方がいらっしゃいますけど、なかなか賑やかにキャストが入れ替わりました。このお仕事のオファーを頂いたとき、「50年続けてきたこの作品をあと50年、100年は続けたい」と東宝の方がおっしゃったというのが、僕の耳に入りました。あと50年とは大変だなぁと思いまして、そのために色々新しくして、今を生きる人の感覚に持っていきたいということで、2013年に歌詞、台詞を全部書き換えました。そして演出も、当時やっていないシーン等もあったのですが、それも復活させた上で、構成も大きく変えたり、色々工夫をして上演時間を短くしました。もともとイギリスのコックニー訛りという、ロンドンの訛りですね、全地球を見ても都心部で訛りがあるのは、江戸とロンドンだけらしいんです。そういうことで、江戸弁とコックニー弁を合わせた形でやりはじめました。初演からの歌詞と違ったりしたので、色々と賛否両論はありましたが、頑張ってやり続けております。今回もそれを続けていきたいと思っています。それに加えて、もう一つ人間ドラマを深くしっとりと、1人1人のキャラクターが皆様の胸に迫るような、そういう演出を加えていきたいと思っております。何卒宜しくお願いします。

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 朝夏 皆様本日はお集まり頂きましてありがとうございます。イライザ役をさせて頂きます、朝夏まなとです。昨年の11月に宝塚を退団致しまして、初めてのミュージカルです。この初めてのミュージカルが伝統のある『マイ・フェア・レディ』という作品で、本当に嬉しく光栄に思っております。女優さんとして、今までとは全く違うことに挑戦していくわけですけれども、今はその不安とワクワクで胸が一杯なんですが、G2さんと素晴らしい共演者の皆さまから、たくさん勉強させて頂いてまた新しい道をしっかりと頑張っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

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 神田 今回イライザ役を演じさせて頂きます神田沙也加です。『マイ・フェア・レディ』は私にとって本当に特別な作品で、ずっと大好きで何回も劇場に足を運んで、何回観たことでしょうか。一緒になって台詞を言って、一緒になって歌を歌って、という風に楽しんできました。でも今回はお客さんとして楽しむだけではなくて、実際にイライザの扮装を着させて頂きましたけれども、この姿を皆さまにご披露できることも楽しみにしてきました。本当に素晴らしい先輩方とご一緒させて頂きます。そしてG2さんとも久しぶりにご一緒させて頂きます。皆様にご指導頂いて、誠心誠意、真摯に役と作品に向き合っていけたらと思っております。どうぞ観にいらしてください、よろしくお願い致します。

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寺脇
 G2演出になり、リボーン版になりましてから、3作連続で出させて頂くことになりました。ヒギンズを演じます寺脇康文です、よろしくお願い致します。最初にお話を頂いたときは台本をもらって、「あ、できないなー」というくらい、台詞の量がすごいわけですね。言語学者ですから、噛めませんしね(会場笑)。そういうわけで、できるのかなと思いながら、日々、台詞と格闘して。そして歌もヒギンズは結構歌っているんです。今までのヒギンズさんは、ほとんどセリフでやっていらしたところなのですが、音符もちゃんとあるんで、リボーン版ですので、では歌いますということで。新しい挑戦もさせて頂いた作品で、本当に楽しくやらせて頂きましたが、今回また呼んで頂きましたのでね、他は一新された中で、「お前はいいよ!」と言われないように(笑)、新しいヒギンズをまた頑張って作っていきたいと思います。G2さんの演出はきめ細かい、繊細な演出なので、それぞれのキャストの心情がしっかりと聴きとれるような、ミュージカルですけれども人間模様としても楽しめる作品になっております。とにかくもうすぐ、ワキワキ、ドキドキが始まるのが楽しみですが、前回ひとりでヒギンズを演じていたので、昼夜2回公演の日はヘトヘトになったものですが、今回別所さんに出て頂けるるということで、半分で良いのか!というね。ありがとうございます!(別所にお辞儀するので、会場笑)ということで別所さんにバトンタッチいたします、よろしくお願いします。

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 別所 皆さんこんにちは、別所哲也です。憧れのヒギンズをやらせて頂きます。寺脇さんから、「半分」バトンタッチをしております(笑)。どうぞよろしくお願いします。僕にとってミュージカルというのは、一つの表現の場として、大切にしてきた世界なんですけれども、東宝のミュージカルでいいますと、30代で『レ・ミゼラブル』と出会い、そして40代では『ミス・サイゴン』、『南太平洋』、そして50代と年齢を重ねて、この作品にこうやって参加させて頂くことができて本当に光栄です。と言いますのも、数々の憧れ、尊敬する先輩方もこの作品に携わっていらっしゃいました。たとえば、宝田明先生。宝田さんが出ていらっしゃった映画『ゴジラ』にも僕は関わりましたが、この作品にも出ていらっしゃって。名優の方々が歴史の中で重ねてきた役柄を、この役をどのように自分が演じられるのか、今から楽しみです。またG2さんとは初めてご一緒するので、きめ細やかな演出と共に、新しい自分がこの舞台上でどのように演じることができるのも楽しみにしていますし、それから(神田)沙也加ちゃんとは『レ・ミゼラブル』で親子役をやっていましたけれども、もう「沙也加ちゃん」なんて言っちゃいけませんね(笑)。「沙也加さん」と、こうやって新たな共演をさせて頂くことにも非常に喜びを覚えております。素晴らしい舞台を、ここにいる仲間と、そしてスタッフと作り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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相島 皆様本日はありがとうございます。相島一之です。この話を初めて頂いたときに、ちょっとびっくりしました。「えっ?僕でいいんですか?」と。私は20歳くらいのときに大学で演劇を始めまして、小劇場でお芝居をやっていて三谷幸喜という人間と出会い、ずっと演劇をやっていたんです。それが去年『フランケンシュタイン』という東宝のミュージカル作品に初めて出させて頂きまして、それで、これでございますから「私でいいんですか」と!(会場笑)。50年という長い長い歴史の、この伝統ある素晴らしい『マイ・フェア・レディ』に、しかもピッカリングです!いい役なんです(爆笑)。いつも主人公の隣にいるんです!この4人の隣に、私がいる。しかも初演は益田喜頓さん、昭和の名コメディアンです。コメディアンにして、名俳優、その方がやられた役を、相島がやっていいのか!?……・やらせて頂きます!(爆笑)。どうか皆さん、楽しみにしていてください!ミュージカル初心者ですから、これから一生懸命勉強しますが、前回の映像なども頂いて家で観ていましたら、小学生の息子が一緒に観ていて「これ何?」と言うので、「今度お父ちゃんがやる芝居だよ」と、答えてまたしばらくして「じゃあ出かけるからな」と言うと、息子が「♪運がよけりゃ」と歌っているんです!なんということでしょう!どれだけこのミュージカルの楽曲は良いんだ!と。僕はあまり歌いませんが(笑)、でも1曲歌いますし、これだけ興奮しているわけです。皆さん是非劇場にいらしてください!一生懸命頑張ります!

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今井 その日暮らしの、舌先三寸で人をだましてお金を巻き上げて、無心して、全部それをお酒に変えてしまう、そんな役だというのを、昨日台本を読んで知り、びっくりしました(笑)。僕が初めてこの作品を観たときは、栗原小巻さんがイライザで、神山茂さんがヒギンズ教授でした。まだ僕も若かったんで、それを観たときには、「ああ、フレディ役、いつかやりたいな」と、ずっと思ってたんですけど、こんな感じになっちゃいました(会場笑)。(フレディは)今度生まれ変わったら、ということで。このドゥーリトルという役は私には向いてないといいますか、いい加減な親父の役なので、私は結構こう見えても生真面目で…(爆笑)、笑い過ぎですよ(笑)。本当に真面目に粛々と生きている人間なもんですから、この役は合っていないな〜、役作り大変だな〜と思ったんですけれども、先程、G2さんから「相島さんが『コメディや面白い役というのは、真面目な人じゃないと出来ないんだよって益田喜頓さんが仰ってた』と言っていた」と聞いて、「あ、そうか」と思いまして。キチッとした人じゃないと面白くできないなと思い、ちょっと安心しました。よろしくお願いします、頑張ります。

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平方 皆さんこんにちは!平方元基と申します。再びこの作品に出会うことができて、そしてG2さんの演出を受けることができて、とても嬉しく思います。2013年にフレディ役をやらせて頂いたんですけれども、その時「君が住む街」という名曲を歌わせて頂いたんですけれども、日に日に緊張も解けていき、幸せな気持ちで毎日舞台に立たせて頂いていたな、という記憶が蘇ってきました。また幸せな気持ちを皆さんと一緒に共有できるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。
 
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前田
 前田美波里でございます。今回はお二人の素敵なヒギンズさんの母親役をやらせて頂きます。私はちょっと考えてみましたら、芸能界に入ったのが15歳、その年やられていたミュージカルが、この作品『マイ・フェア・レディ』で江利チエミさんがおやりになっていました。初演ですね。わたくしはその翌年の『ノー・ストリングス』というミュージカルで、初舞台を踏ませて頂きました。憧れの、この『マイ・フェア・レディ』を拝見したときに、「あ〜やりたいなぁ」と思いつつ「声は自信がないな、あんな高いキーはとても無理だな」と思ったのを覚えています。今回は歌はないのですが、とても心優しいお母様で気品もありながら、母親として息子の素敵な相手をどこかでは探しているという、母親の気持ちというのを、今回表現できたらと思っております。これから素敵なメンバーの中で、更にこれまでたくさんのミュージカルをやらせて頂いた中で、温かく見守る役というのは、なかなか頂いたことがないんですが、実生活でも母親でございますので、そこは演じやすいかなと思いますけれど、この作品は英国ですからね、アメリカの血が入っている私には、ちょっと邪魔をするところがあるので(笑)、そこは抑えて気品よく、イライザと息子が上手くいくように、母親役として頑張っていきたいと思っております。どうぞ皆さんよろしくお願い致します。

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【質疑応答】

──朝夏さんは宝塚退団後初の主演舞台が、OGの先輩方が演じてきたイライザという、あまりにも有名なヒロインを演じることになりますし、また神田さんは今回念願のイライザ役と伺っていますが、それぞれどのようにイライザを作っていかれようとしているのかをお聞かせください。
朝夏 先ほどの歌唱披露でも1曲歌わせて頂いたのですけれども、誰もが知っている名曲揃いのミュージカルをさせて頂くので、本当に緊張していて震えていました。数々の大先輩がされてきて、皆さんそれぞれのイライザのイメージがあると思うのですが、私は初心者マークなのでこれから体当たりで、G2さんや共演者の皆さんにぶつかっていって、いろんな面を引き出して頂いて、そこから自分のイライザはこうですというのが、稽古を重ねていく中で生まれてくるといいなと思っていて。まずイライザという人は、とってもチャーミングな人というところが私の中で深く残りましたので、そこをベースに作っていきたいと思います。
神田 おっしゃる通りで、私はこのイライザという役を目指してミュージカルを志したというところがありますので、決まった時は本当に泣き崩れましたし、大声で叫びました。大人になってからそれだけ興奮できたり、目指せたりという目標であり続けてくれた存在だったんですね、イライザと『マイ・フェア・レディ』という作品は。なので、ここにこうして立っていられる、今日の初心というものをずっと持ったまま、そして、過去にイライザを演じられてきた先輩方への尊敬の気持ちを最後まで持ち続けていきたいなと。私はどこの劇団にいたわけでもなく、本当に私でいいのかなというところも一杯あるんですけれども、こうして立たせて頂くからには、私であった意味を自分でも見つけたいですし、皆さんにもきっちりと提示していきたいと思っています。お稽古はこれからですけれども、ファンだったということもあって、イメージトレーニングだけは何十回と勝手にしてきているので、そういうものが役立つか分からないんですけれども、決まりをつくらず、まずは自由にやってみて、G2さんとお話ししていけたらと思っています。

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──G2さん、新しいイライザを迎え、演出面ではどのようなプランをお考えでしょうか。
G2 結局、男と女の話というのが根本にあって、男と女というのは千差万別というか、たとえば他の夫婦のことに口を突っ込んだら絶対に変なことになっちゃいますよね。そういう意味で今回二つのカップル(朝夏&寺脇、神田&別所)が誕生しまして、このカップル同士で違う個性のカップルを作っていきたいと思います。今、ちょうど沙也加ちゃんが言っていましたけれども、「神田沙也加がやることの意味」みたいなものは各自にそれぞれ確実にあると思いますので、この二人でやることの意味、この二人でないとやれないヒギンズとイライザを、ディスカッションをしながら今回は作っていきたいと思います。
──寺脇さん、別所さん、今回はイライザとヒギンズは常に同じカップルで演じられるということですが、どのようなヒギンズとイライザを演じられたいとお考えか、また、それぞれにとってのお相手役となる朝夏さん、神田さんの印象も含めてお聞かせください。
寺脇 まだ朝夏さんとお会いして3度目で、僕は卒業時の公演を見に行かせて頂いて、ちょっとだけお話しさせて頂いたのと、僕がやっている舞台を2度観に来て頂いて、というくらいですから、どぶろく飲んだりはまだちょっとしてないんですけど(爆笑)。(朝夏に)お酒飲まれますか?
朝夏 (うなづく)。

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寺脇
 じゃあ一度飲んだりしながら、話したりして。まだ退団されたばかりで男役トップでいらした方ですから、女性としてはまだ初心者マークとおっしゃいましたが、がさつなイライザは絶対に二重丸で出来ると思うんです(笑)。ただ、そこから淑女になっていくイライザに少し不安を持っていらっしゃるようなので、その辺もフォローしながら二人で一緒に、僕は3回目ですけれど、また新たな気持ちでどぶろくでも飲みながら(笑)、なんでどぶろくか知らないですけど(爆笑)、これから作り上げていけたらと。(朝夏に)ね?どうですか?
朝夏 はい、お願い致します。
寺脇 どぶろくでよろしいですか?
朝夏 はい!
寺脇 まぁ、最初はビールいきましょう(笑)。そんな感じでよろしくお願いします。

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別所
 『レ・ミゼラブル』のあと、『ウーマン・イン・ホワイト』という別のミュージカルで、ちょっとご一緒することがありました、沙也加さんとの共演という意味では。今回は大人の男と、新しい女性像に向かう、非常に上昇志向のある女性という役柄で。神田沙也加さんは瞳がキラキラしていて、横にいるだけで吸いこまれそうなくらいお美しいですよね。僕らもまず飲みニュケーションから……。
神田 (別所に飲めないと示す )
別所 飲めない?!(会場笑)神田沙也加さんは飲めないんだそうです。なので飲みニュケーションではない形で、私たちはどぶろくではなく、お茶会でね? Have a cup of tea?ということで英国ばりな世界を、僕らこんなんでいいんですか?G2さん?
G2   (OK!と大きく示す)
別所 今、G2さんがそれぞれのカップルでと仰ったので、どんなカップル像が沙也加さんとG2さんの演出のもとに作っていけるのか、お客様には、それぞれ全く違う部分のある『マイ・フェア・レディ』の両方をお楽しみ頂けるんじゃないかなと思いますので、僕も大人の男をきちんと演じられるように、そして、沙也加さんの美しさに負けないように、素敵な作品にしたいと思います。

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和やかな雰囲気の中質疑応答は終了。
最後に朝夏から「本日はじっくりと共演者の皆様とお会いして、ますます本番への気持ちが強くなりました。9月16日の初日まで皆様とお稽古を重ねて、皆様に伝統を守りつつも新しい『マイ・フェア・レディ』をお届けできるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」。
神田が「今日はお忙しい中お集まり頂きましてどうもありがとうございました。今日は初めて製作発表でこんなにいっぱい笑いました。すごくお稽古でも色々な刺激がたくさんな日々になるのではないかと思いました。目指していたものがひとつ形になって、夢が叶ったと喜んでいるばかりではなくて、皆様と共に精進して最後の11月まで公演をしていって、私と同じに『マイ・フェア・レディ』を大好きなミュージカルだと思っていらっしゃるお客様もたくさんいらっしゃると思います。その皆様にも納得して頂けるように、「新しい2018年版も良かったな!」と言って頂けるように頑張ります。今日はたくさんの方にいらして頂けて嬉しかったです。どうもありがとうございました」と挨拶。
新キャストによる公演への期待が高まる時間となっていた。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『マイ・フェア・レディ』
脚本・歌詞◇アラン・ジェイ・ライナー
音楽◇フレデリック・ロウ
翻訳・訳詞・演出◇G2
出演◇朝夏まなと・神田沙也加(ダブルキャスト)、寺脇康文・別所哲也(ダブルキャスト)、相島一之、今井清隆、平方元基、春風ひとみ、伊東弘美、前田美波里 ほか
●201/9/16〜30◎東急シアターオーブ
〈料金〉S席12,500円、A席8,000円、B席4,000円
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777 Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999
〈公式ホームページ〉https://www.toho.co.jp/stage/ 

〈全国ツアー公演〉
●10/6〜7◎福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
〈お問い合わせ〉ピクニックチケットセンター 050-3539-8330
●10/10〜11◎広島・上野学園ホール
〈お問い合わせ〉TSSテレビ新広島 事業部 082-253-1010
●10/19〜21◎大阪・梅田芸術劇場メインホール
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場メインホール06-6377-3800
●10/24〜25◎愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466
●10/31〜11/1◎大分・iichiko総合文化センター
〈お問い合わせ〉iichikoグランシアタ (公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団 097-533-4004




【取材・文・撮影/橘涼香】



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