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OG公演会見

北翔海莉女優デビュー作品 ミュージカル『パジャマゲーム』制作発表会レポート

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元宝塚星組トップスター北翔海莉が『タイタニック』『グランドホテル』などの新演出で、今熱い注目を集めている英国気鋭の若手演出家トム・サザーランドとタッグを組んで女優デビューを果たす、ブロードウェイミュージカル『パジャマゲーム』が、9月25日〜10月15日東京・日本青年館ホール、10月19日〜29日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。

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リチャード・ビッセルのベストセラー小説「7セント半」を元に、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いをコミカルに、そして中心人物となる若き工場長と組合員の恋をロマンチックに描いたこの作品が、ブロードウェイで初演されたのは1954年のこと。如何にもブロードウェイミュージカルらしい美しいナンバーの数々に彩られた舞台は、たちまち大評判となり、トニー賞最優秀作品賞などを受賞。分けても、『CHICAGO』でその名を轟かせている稀代の名振付師ボブ・フォッシーが、初めて振付を行った作品としてもよく知られている。
その後、作品は1957年にジョン・レイドとドリス・デイ主演で映画化されただけでなく、ミュージカル映画黄金期時代の傑作としてブロードウェイをはじめ、英国ウエストエンドでも度々再演されている。2006年にはキャサリン・マーシャル演出振付でブロードウェイにてリバイバルし、トニー賞のリバイバル賞を獲得した。 

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そんな傑作ミュージカルが、トム・サザーランド演出×北翔海莉主演という、豪華な組み合わせによって、日本で上演されることになり、2月都内で制作発表会見が行われ、演出のトム・サザーランド、出演者を代表して主演の北翔海莉、ロマンスの相手役新納慎也をはじめ、共演の大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄が登壇。公演への意気込みを語った。 

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会見は、ピアノ、バイオリン、ドラム、ベースの生演奏による豪華なパフォーマンスからスタート。まず、コート姿の北翔海莉が登場して、ヒロイン・べイブが新しく工場長として赴任してきたハンサムなシドが気になるものの、自分の気持ちを素直に認められない、男勝りな心情を歌ったナンバー。「I’m not at all in love」を歌う。2016年11月まで男役を演じてきた人とは思えない、柔らかな伸びのある歌唱が印象的だ。

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そこへ、やはりコート姿の新納慎也が登場すると、音楽はパジャマゲームを代表するラブ・バラード「 Hey There」へ。互いに恋心を抱く2人だが管理職の工場長と、賃上げ闘争中の労働組合女性リーダーという仕事の立場が、2人の愛の行く手を阻む切ない思いが、しっとりとしたメロディーに乗せて歌われる。

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一転して曲調が明るくなり、客席通路から大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄が登場。北翔も新納もコートを脱ぎ、全員蝶ネクタイに黒のタキシードという出で立ちで「Once a year day」を賑やかに。年に1度、管理職から従業員まで全員が参加するピクニックの日の華やぎを歌ったナンバーで、仕事を離れ、みんなが心から楽しむこの日をきっかけに、シドとベイブも急接近する賑やかなナンバーで場は大いに盛り上がり、早くも公演への期待をかきたてた。

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そんなパフォーマンスに続いて、トム・サザーランドを含めた出席者全員が改めて舞台に揃い、それぞれの挨拶から質疑応答へと引き継がれた。

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【出席者挨拶】

トム 皆様こんにちは。この度日本に戻ってこられて非常に光栄に思っております。ありがとうございます。『タイタニック』や『グランドホテル』を日本で演出しまして、とても素晴らしい体験をしました。『パジャマゲーム』というのは有名なだけではなくて、とても貴重な作品で、そんな作品にに関わることが出来るのはとても素晴らしい機会だと思っております。音楽・振付全てにおいて素晴らしい作品です。60年前からアメリカ、イギリスのミュージカルシーンにおいてとても影響を与えた作品で、ボブ・フォッシーが振付を手掛けたものとしても有名だと思います。なので、この作品においては特に振付はとても重要に感じていますので、ニック・ウィンストンという振付家に関わって頂くことになっております。現在、ニックは英国でも5本の指に入る振付家でございます。ウエストエンドで1番最初に『フォッシー』が上演された時のキャストメンバーでもありました。『パジャマゲーム』で「スチームヒート」という曲がありますが、そのダンサーでした。なので、彼もこのアイコニックなショーに関わることが出来ることを大変光栄に思っております。そして、彼の振付はフォッシーのオマージュですが、新しい振付も加えます。もちろんフォッシーのアイコニックなイメージは残したまま、と言いますのも、フォッシー抜きでは『パジャマゲーム』という作品は考えられないのです。そして、以前に『タイタニック』や『グランドホテル』でご一緒したみなさんとはまたお会い出来て嬉しいです。
 
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今回、北翔さんを始め、新しい才能ある皆さんにお会いできることも嬉しいです。日本の才能というのは本当に素晴らしいので再び一緒に作品を創ることが出来て光栄です。もちろん北翔海莉さんには大変に期待しています。というのも、私は日本に来ると必ず宝塚歌劇を拝見していて、宝塚は数あるレビューの中でもとても、とても素晴らしいものだと思います。北翔さんは宝塚退団後初めてのミュージカル、女性役ということで、その演出をするのが楽しみで、エキサイティングです。今、私はロンドンでチャリングクロスシアターの芸術監督に就任しておりますので、リバイバル、そして新しい作品に取り組んでおります。ロンドンにお越しの際は私のホームへお越しください。今後とも皆さんと長いお付き合いをしたいです。日本のプロデューサーの方達とこちらでお仕事をさせて頂いておりますが、今後はロンドン、日本で素晴らしいスキルをあわせたものを創っていきたいと思っております。ありがとうございます。

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北翔
 皆様本日はお忙しい中お集りくださいまして、誠にありがとうございます。この度の『パジャマゲーム』でベイブ役をさせて頂くことになりました北翔海莉でございます。21年間在籍しておりました宝塚歌劇団を卒業致しまして、今年初めて女優としての初舞台を踏ませて頂くということで、たくさんの不安がありますけれども、トムさんを始め共演者の方々、スタッフの方々からたくさんのことを学ばせて頂きたいなと思っております。今回『パジャマゲーム』をさせて頂くというお話を伺った時に、この作品はブロードウェイミュージカルのファンだったら誰もが憧れる作品の1つで、名曲の数々、ダンスナンバーの数々、たまらない作品をさせて頂けるのだなということを、大変光栄に思っております。私が演じますベイブ役は、仕事に命を掛けていて、会社の仲間を守る正義感溢れる女性です。それでいて恋に不器用なところもあって、今の自分にぴったりかなと思っております。なかなか大塚さんのように、可愛い女性の雰囲気の引き出しがないので全然出せないのですが(笑)、逆にこのベイブは、なんとも言えない男から女に変わる状況の今の私にぴったりかなと思うので、新納さんにくっついて、色々教えて頂きたいなと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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新納
 ハンサムな工場長、新納慎也です。この役はですね、ハンサムなんです(笑)。まず、皆さんそこを太字で書いてください(笑)。実は僕、見た目はハンサムなのですけれども、なぜか日本のミュージカル界は僕のハンサムに気付かず、今まであまり、こういう二枚目をやらせて頂いたことがないんです(笑)。だいたい女装家、ちょっとあたまが弱いとか、ゲイとか、総じてキャラクターと呼ばれるような部分を演じることが多いです。何十年かに1回、二枚目が回って来るので、その貴重な1回をやらせて頂きます。「やらせてくれるならなんぼでも二枚目出来るんだけどな」と思っていたのですが(笑)、やっと念願叶いました。これを機に、新納慎也はこういう面も持っているんだよということを、アピールさせて頂きたいと思います。北翔さんは初の女性役ということですが、おそらく僕の方が女性役をよくやっています(場内爆笑)。
北翔 そうなんですね!
新納 そう、僕が演じて来た半分位は女性役なんです。
北翔 それはすごいですね!
新納 いつもストッキングを履いています。僕がドレスさばきとか教えますので。
北翔 色々教えてください!
新納 二枚目な感じはちょっと教えて頂けますか?
北翔 あぁ、それならいくらでも!
新納 じゃあ教えあいっこしましょう。
北翔 そうですね。
新納 それで、水曜日の昼間は入れ替えてね。
北翔 役替わり公演にしちゃいましょうか!(笑いと拍手)。
新納 二枚目として観客の女性たちに求婚されるぐらい頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

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大塚 新納さんがハンサムな役のところ恐縮なのですが…(声を大きくして)美人秘書役の大塚千弘です。
新納 恐縮感ないね(笑)。
大塚 あ、ホントですか?(笑)、是非私も太字で美人秘書役と書いてください。私はミュージカルは2年ぶり位で、久しぶりなので、すごく緊張しています。美人秘書は栗原(英雄)さん演じるハインズの妻なのですが、やきもちをやいてもらえるぐらいコケティッシュにやりたいなと思っております。私は、結婚後の初のミュージカルなので、夫にもやきもちを焼かれるくらい可愛らしく演じられたらいいなと思っています。そして、トムさんがおっしゃっていた「スチームヒート」を踊らせて頂くんですね。これまで、踊るミュージカルにはそんなに出演してこなかったので、今回特訓して頑張りたいと思います。皆さんとトムさんと一緒に、素敵なミュージカルになるように頑張りますのでよろしくお願いします。

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上口 プレッツ役を演じます上口耕平です。今回テーマが二枚目ということで僕も意識しています(笑)。僕が演じる労働組合委員長はものすごく自分に自信があって、自分を二枚目と思いこんでいる人いなので、気持ちはシドを演じる新納さんに負けないよう二枚目を追求して、自分なりに演じられたらと思います。ダンスをずっとやっていた僕としては、憧れのボブ・フォッシーが振付した作品に出られるというだけで胸がときめいております。ですので、本当に楽しみにして頂けたらと思います。よろしくお願いします。

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広瀬
 チャーリー役をやらせて頂きます広瀬友祐です。本日はありがとうございます。二枚目がテーマということを今初めて知ったのですけれども(笑)、昨日トムさんと初めてお会いして役のことなどお話させて頂きました。もう、そのひとことふたこと交わしただけで心を掴まれました。早く稽古がしたいなという気持ちでいっぱいです。チャーリーはシドの友達でもあるんですが、昨日トムさんとお話した感じではとても魅力的な男性になりそうだなと思っております。精一杯体当たりで挑みたいと思います。よろしくお願いします。

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栗原
 皆さんこんにちは。栗原英雄です。私はハインズという生真面目な役、例えて言うなら自分でアイロンをきっちりかけるような、同じコスチュームを自分のオーソドックスとして、いつも着て毎日会社に行くような感じです。そして妻を嫉妬するほど愛している人です。『パジャマゲーム』はグランドミュージカルで、歌と踊りと芝居、三拍子がそろっているなと思います。最近そういうミュージカルも少なくなってきているので、これは楽しみにして頂いていいんじゃないかと思います。トムさんが斬新な演出をなさると思いますのでそこも見所ですし、振付の方も凄い方なので見所はたくさんあります。僕もミュージカルは2年ぶりで、前回はトムさん演出の『タイタニック』です。
新納 僕も2年半ぶり位のミュージカルです。
上口 すごいですね!皆がこんなに何年ぶりのミュージカルって!
栗原 斬新じゃないですかね。そこで初女性役というね。
北翔 はい!
栗原 フレッシュなメンバーということで、出演者、みんなで楽しんで創っていきたいと思います。三枚目を演じます、栗原英雄でした(笑)。

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【質疑応答】

──キャストの皆様、改めて『パジャマゲーム』という作品への出演が決まった時の心境と、この作品に感じている魅力を教えてください。
北翔 本当に今皆さんのお話にもたくさん出て来ましたが、ナンバーがたくさんあって、とにかく歌って、とにかく踊って、体力が持つんだろうかというような作品の内容になっていますので、今まで自分が培ってきたものを、今度は女優として表現するので、精一杯表現したいなと思っています。今日の制作発表もそうだったのですが、男性の方と歌うのが私は初めてで、最初に譜面を頂いた時にはシドのパートをずっと読んでいて(笑)、ベイブのところになってから「あ、私こっちなんだ」と気づいたような状態でした。しかも、私が歌いたいなと思うような歌は、男性が歌われますので、やっぱりこれは役替わり公演をしないともったいないなと思っているのですが(笑)。歌、そしてフォッシーの踊り、「ピクニック」という場面などはどのくらい踊るのか想像がつかないのですが、1幕から色々と繰り出されるので、2幕はどうなるんだろう?とお客様のワクワクが止まらないような作品になっていると思うので、2幕のラストまでお客様の心を鷲掴みにできるように頑張りたいなと思います。

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新納 決まった時は、先ほども言いましたけれども「よし来た!2枚目!」という感じでしたけれども(笑)、その後英語を観させて頂いたり、台本や譜面を読ませて頂いて感じたのは、先ほど栗原さんもおっしゃっていましたが、最近日本のミュージカル界が、歌がメインの、大悲劇なものがわりと多いと思うんです。でも僕が若い頃ミュージカルを観て楽しいなと思っていたものは、お話はわかりやすくて、歌とダンスが満載で、わーっと終わって「あぁ面白かった!さあ、何を食べようかな?」とパッと思えるような作品だったんです。最近そういった作品が本当に少ないので、この作品は「ザッツ・ミュージカル!」な楽しみ方を日本でもできるよ!という作品だと思います。貴重な作品ができることをとても嬉しく思っていますので、そういう風にお客様にも観て頂けたらと思っています。
大塚 私も新納さんがおっしゃった歌主体のミュージカルの方が結構経験があって「スチームヒート」を踊るグラディス役というのが頂けたので、本当に頑張りたいなと。あと、グラディスの曲でもう1つ「Hernandos Hideway」という曲があるのですが、それは新納さんに歌うんですよね?
新納 そうですね。
大塚 私はどちらかと言うと新納さんが二枚目をやっているのを観たことがなくて。
新納 皆観たことないです(笑)。
大塚 ストッキングを履いているイメージが強いので(笑)、そこを変換させて。
新納 頑張ってください(笑)。
大塚 素敵なシーンになるようにしましょうね。
新納 僕もめっちゃ二枚目になります!
大塚 私もコケティッシュに!
新納 頑張りましょう!
大塚 良いシーンにしましょうね!そんな感じです。

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上口 さっき新納さんがおっしゃったように、僕も小さい頃からテーマパークとかが好きで、そのエンターテイメントな世界がすごく好きだったので、この1950年代のミュージカルは憧れの時代なので、そんな時代に作られたものに参加できるということだけでも、嬉しくてしょうがないです。ワクワクしています。作品の魅力は、古き良きという言葉がよく使われると思うのですが、僕が今観て感じる印象としてはすごく斬新なんですね。当時の作品って人の力の温かさや、人間の愛がいっぱい詰まっている、そしてイマジネーションを沸き立たせてくれるんです。さっきも話に出たピクニックのシーンでも、バク転して、踊りまくって、というミュージカルを観たことがなくて。でもそれでハッピーだということを表現していて、それがやはり今、とても斬新です。そういう作品を改めてやるということで、きっとお客様も懐かしい、温かいという気持ちと同時に、新しい世界を観ている感覚になるんじゃないかな?と思っています。
広瀬 僕は『パジャマゲーム』の魅力を語るにはまだまだ勉強が足りないのですが、僕自身が今まで観て来た作品の中で、すごくわかりやすくてシンプルな作品で、皆さんがおっしゃっているような、歌って、踊って、芝居してというストレートにど真ん中のエンターテイメントだなと思っています。この作品への出演が決まった時に、ミュージカル・コメディだと伺って、はじめてコメディだ!と。僕最近愛人のいる役ばかりだったので(出演者からへ〜!という驚きの声があがる)「やった!」と思いました。本当に楽しみにしていますし、トムさんと役について話した時に「とてもピュアな役だ」ということで、愛人もいないし(笑)、すごく誠実に楽しみながらやりたいなと思っています。
栗原 お話を頂いた時には率直に言って緊張しました。ハインズ役は、狂言回し的に物語を進めていく役なので、その責任が大変だなと思いました。作品の魅力は、皆さんからほとんど出ましたけれども、ずいぶん前の時代の話なのですが、人にはそれぞれの立場があって、色々な立場の人間を描いているものなので、今の時代にもすべての方に色々なポイントで共感して頂けると思います。それで、最後には新納君が言ったように「楽しかった!」で終われるミュージカルなので、楽しめればと思います。

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──トムさん、日本で上演された前2作『タイタニック』『グランドホテル』は大変な評判でしたが、日本で日本語で上演される作品の演出と、イギリスで英語で演出される作品とに違いがあるかどうかを教えてください。
トム 難しい質問ですが、母国語以外の言葉のものを演出をする瞬間というのは、結構解き放たれるものがあります。なぜなら、感情というのはキャッチだからです。言語がわからない状態で演出をすると、感情が直結してつながる感覚があります。言葉はわからなくても、伝わったり、感動したりする。というのが「人間」というものは万国共通だからで、感情が伝わります。でも日本語も覚えたいと思って頑張っています。まだまだですけれども(笑)。
──では北翔さん、最後にご挨拶をお願い致します。
北翔 皆さん本日は本当にありがとうございました。この『パジャマゲーム』は海外でも何度も上演されている作品で、皆様のイメージというものがあるかと思いますが、今回の2017年日本版、ここにいる皆さんと、今日は来ていない共演者の方方と、このメンバーでしか出せないカラーの『パジャマゲーム』を皆様にお届けしたいなと思っております。またミュージカルコメディということで、歌って踊ってハッピーエンドの作品を皆様に観て頂いて、明日からも頑張ろうと思って頂けるエネルギーや、勇気みたいなものをステージの上からお届けできたら、それが私達の仕事にとって1番嬉しいことかなと思っておりますので、共演者、そしてスタッフ一同力を合わせて一生懸命精進して参りたいと思います。本日は本当にありがとうございました。


【囲み取材】

和やかな会見で温かい雰囲気が続く中、北翔海莉と新納慎也による囲み取材が行われた。
 
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──パフォーマンスを終えての感想を改めて教えてください。
北翔 ステージの上に男性の方がいるっていうのが本当に初めてのことでしたので、大変緊張致しましたが、でもどこかで安心する、あぁこういうものなのか、というのを初めて気づかされたものもあり、今日制作発表のステージに皆さんと一緒に立つことができて、またユニークな方々なので早く稽古場に行って、皆で作品作りがしたいなと思いました。
新納 僕ら舞台の場合は1ヶ月くらい稽古をしてからステージで歌うんですけど、今回2、3回しかやっていないんですよね?
北翔 はい。
新納 だから今日は大目に見てください、ということで(笑)、本番にはこの100倍くらい上手いものを観せられると思うので、今日はこんな曲もありますよ、というレベルで聞いて頂ければと思います。でもそうは言いますが、北翔さん、僕は宝塚退団したばっかりという方と何度か共演させて頂いていますけれど、性転換上手く行っているほうですよ!
北翔 えっ?本当ですか?
新納 ええ、もう少しゆっくり性転換される方もいらっしゃるので、早いほうです(笑)。
──お2人がチャンジする公演も面白いんじゃないか?というお話でしたが。
北翔 ねぇ、今から企画し直しても良いんじゃないかと思うくらいです。
新納 チケット代がちょっと35.000円くらいになりますけれど(笑)。
──相当人が集まりそうですね!
新納 集まりそうですよね!
──北翔さんは男役時代とはずいぶん歌のキーが違われたかと思いますが、いかがでしたか?
北翔 今まで21年間歌ってきたところと、1オクターブ上なので結構大変だなと思ったのですが、これからもっと本番に向けて強化して、素敵な曲ばかりですので、ちゃんとお客様を魅了できるような、癒やせるような歌にしていきたいなと思います。
──新納さんはデュエットされてどうでしたか?
新納 先ほども言いましたけれど、それは宝塚の男役の方って何十年も男性役を研究されてきて、男としてしか舞台に立ったことのない人達が、外に出ていきなり女性のキーで歌わされるってやっぱり大変そうなんですが。北翔さんはちゃんと女性らしく高いキーもスコーンと出るし、違和感なく歌わせて頂きました。「この人男だったんだな!」みたいな感覚は全くないですね。騙される感じです(笑)。
北翔 騙していきたいと思います(笑)。

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──新納さん、女性役としてのアドヴァイスは?
新納 今僕が、女性に向かって言うんですか?(笑)、どういうことをしちゃうんですか?宝塚の男役の方は。
北翔 どうしても足を開いて立ってしまうんです。寄せるということがなかったので。
新納 僕ら女性役をやる時には、稽古場から短いスカートを穿いてヒールも履きますね、ずっと。そうすることによって、足を開いて立ったり座ったりするのが、男でも恥ずかしくなるので、だんだん寄せるようになりますから、是非稽古初日からミニスカートで。
北翔 まだスカートを買ってないんです!
新納 さっき裏で訊いたんですよ。「スカート買ったんですか?」ってね。
北翔 まず私服のスカートを買うところから徐々に(笑)。
──お互いの印象や魅力を語ってください。
新納 まだ付き合いも浅いので(笑)。
北翔 でも、本当にこの作品にピッタリの方だなと。
新納 本当でしょう?(笑)。
北翔 スラッとされていますし、まず私より身長が高いということで安心しました。
新納 そこは、そういう人を探したんだと思う(笑)。
北翔 でも本当に恋に落ちて行く内容なので、恋愛に不器用な役柄でもありますから、私自身がどうやってやっていけば良いのかわからない部分を上手く使って、新納さんの懐の中におさまっていけるようにお芝居作っていきたいなと思います。
新納 ベイブっていう女性が元々強い女性で、それでもやっぱり中身は女性で、少しずつ少しずつ女性らしい部分が見えてくるというチャーミングさがあるんですけれども、そういう部分はピッタリですよね。強い女性はやったことがあるでしょう?宝塚で。
北翔 はい。
新納 更に男役をやられていた強みと、稽古場で見せる可愛らしさを舞台上でも是非見せて欲しい。でも急に女性らしくなるとファンの方はびっくりされちゃうのかな?
北翔 どうなんでしょうか。そこは皆さんどうなのかな?
新納 むしろ小出しにしない方が良いですよね。バーンって見せて、びっくりさせた方がファンの人も割り切れるんじゃないですかね?
北翔 ショックを受けないでしょうか。
新納 魅力的なら良いんじゃないですか?いつまでも男役らしいのも、かえって心配させちゃうかも知れないから。
北翔 はい、頑張ります。

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──では意気込みをお願いします。
北翔 今回本当にミュージカル界の素晴らしい役者さんが揃ってくださって、すごく豪華なキャストだなと第一印象で思いましたので、本当に皆様とご一緒にステージを作れるのを幸せに思いますし、たくさんのことを勉強させて頂きたいなと思っております。何よりもこの作品を通して皆様にミュージカルの本来持っている力、エネルギーをお客様にお伝えできればと。やはり海外に比べて日本はミュージカルへの意識が少しだけ薄いのかな?と思う部分もあるので、もっと日本中の人が、そして世界中からも日本のミュージカルが注目して頂けるような作品になるように、頑張りたいなと思います。
新納 色々なミュージカルのパターンがあって、さっきも言った歌が中心のミュージカルや、最近では「2.5次元」というものもあるのですけれども、最近この種類のミュージカルが少ないので、トム・サザーランドが演出で、しかもフォッシーのDNAを持った人が振付に来てくれる。まさにミュージカルのベースを珍しく日本でやれるということなので、最近ミュージカルを観初めて、あまりミュージカルは詳しくないわ、という方ですとか、2.5次元や、暗いミュージカルを多く観て来たという方にも、本来のミュージカルの魅力はこういうものなのだとわかって頂けるような作品になればと思っています。

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〈公演情報〉
ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』
原作◇リチャード・ビッセル 
脚本◇ジョージ・アボット、リチャード・ビッセル
作詞・作曲◇リチャード・アドラー、ジュリー・ロス
翻訳・訳詞◇高橋知伽江 
演出◇トム・サザーランド
出演◇北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄 ほか 
●9/25〜10/15◎東京・日本青年館ホール
〈料金〉S席 11.500円 A席 8.500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉0570-077-039
●10/19〜29◎大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
〈料金〉11.500円 (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉06-6377-3888
公式ホームページ http://pajama-game.jp/



【取材・文・撮影/橘涼香】



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世界が心を奪われた奇跡の舞台、いよいよ日本上陸! ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー』製作発表会見レポート

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不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町を舞台に、バレエダンサーになる夢を叶えようとする少年と、彼を取り巻く大人たちの姿を描き、2005年のロンドン初演以来、1000万人以上の観客を魅了し続けているミュージカル『ビリー・エリオット〜リトルダンサー』が、東京・TBS赤坂ACTシアターでの7月19日から23日までのプレビュー公演を経て、7月25日に日本初演の幕を開ける(10月1日まで。のち、10月15日〜11月4日まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演)。

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ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー』は、スティーブン・ダルドリー監督による映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』)を基に、映画版と同じリー・ホール脚本・歌詞、スティーブン・ダルドリー演出、に加えポップス界の生ける伝説と称されるエルトン・ジョンを音楽に迎えて、ミュージカル化を果たした作品。数年前に母を亡くした少年ビリーが、長引く不況の中炭鉱で働く父と兄、そして祖母と先の見えない生活を送っていたところ、偶然彼の才能を見出したバレエ教室教師、ウィルキンソン先生の勧めにより、名門ロイヤル・バレエ・スクールの受験を目指して歩み始めようとし、その姿にはじめは猛反対していた父や兄をはじめとした、周囲の人々の心に変化が生まれていく。夢を叶えようとする熱い心が生んだ奇跡の日々を描いた物語だ。その圧倒的なパフォーマンスと、感動の波が観客を魅了し、2006年英国ローレンス・オリビエ賞4部門、ブロードウェイ進出後の2009年には、トニー賞で10部門を受賞するなどの快挙を成し遂げて来た。

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そんな作品の日本上演に向けて、ビリー役の募集がスタートとしたのが2015年11月。翌年4月には海外よりクリエイティブ・スタッフが来日し、応募総数1346名の中から10名のビリー候補が選出され、バレエ、タップ、アクロバットの、日本を代表する第一人者たちによるレッスン形式での1年間のオーディションが進められてきた。

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その中から、見事ビリー役を勝ち取った4名、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、こちらもオーディションで選ばれた大人キャストの中から、ビリーの父親役のダブルキャスト・吉田鋼太郎と益岡徹、ウィルキンソン先生役のダブルキャスト・柚希礼音と島田歌穂、ビリーのおばあちゃん役のダブルキャスト・久野綾希子と根岸季衣、大人になったビリー=オールダー・ビリー役のダブルキャスト・栗山廉(Kバレエカンパニー)と大貫勇輔が集い、2月都内で製作発表会見が華やかに行われた。

まず会見は、4人のビリーによる、この会見だけの特別ステージ、劇中ナンバー「Electricity」のパフォーマンスが披露されてスタート。イギリスのロイヤル・バレエ・スクールを受験したビリーが、試験監からの「踊っている時にはどんな気持ちになりますか?」という問いに答えて、訥々と語りながら歌い次第に熱く踊りはじめる姿が大きな感動を呼ぶ、劇中の大切な山場のシーンだ。4人揃って演技し、歌い、踊る姿はこのパフォーマンスだけの機会とあって、公の場でのパフォーマンス初披露を、少年たちが力を合わせて成し遂げる姿に会場からは大きな拍手が沸き起こった。

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続いて、主催者を代表してホリプロ代表取締役社長堀義貴が挨拶。この作品を日本で上演したいという長年の思いが、時には頓挫した時期もありながら、粘り強く交渉を重ねて今日に至ったこと。1300人以上の中から選ばれ、1年間のオーディションをくぐりぬけて、ビリー役に決まった4人のパフォーマンスに感慨無量なこと。この作品は決してファミリー・ミュージカルではなく、大人も子供も誰もが観終わった後に、明日も頑張ろうと思えるものなので、是非多くの方に劇場に足を運んで頂きたい。幸いにして好評を得て再演となっても、今の4人の子供たちが演じることはなく、また1年のオーディションを経なければならないので、早くても2年、3年先の話になる。このメンバーでの『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー』を観られる機会はこの3ヶ月しかないので、まさに作品にピッタリの大人キャストが集ったことでもあり、この夏是非この作品をご覧ください、という熱い言葉が語られた。
そこから、会見に集ったキャスト全員が登壇。それぞれの挨拶から質疑応答へと引き継がれた。

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【登壇者挨拶】

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加藤航世
 (パフォーマンスの)舞台に出る前はすごく緊張していたんですけど、踊っていたら楽しくなってきて、最後は拍手をもらえてすごく嬉しかったです。

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木村咲哉
 僕も航世君と同じで、最初はすごく緊張してたんですけど、踊っている間に緊張を忘れていって、自分でもいい踊りが出来たと思うので良かったです。

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前田晴翔
 緊張していてあんまり覚えていないのですけれど、でもイイ気分でした(会場から温かな笑い)。

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未来和樹
 これまでの長い間、4人でコツコツと練習を頑張ってきて、それが今日こういうひとつの形となって皆さんに披露できたことに、すごく感動しました。

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吉田鋼太郎
 ビリーのお父さんをやります吉田鋼太郎です。今、僕らも上で彼らの踊りを見ていたのですが、皆泣いていました。世界で絶賛されたくさんの賞を獲っているすごいミュージカルに、なぜ僕がいるのか?というこのアウェイ感は(笑)、一昨年『DEATH NOTE THE MUSICAL』というミュージカルに出させて頂いた時にも、すごいアウェイ感があったのですが、でも非常に光栄なことだと思っています。ビリーがお父さんから絶対に踊るな!と言われた時に、ほぼ絶叫しながらタップを踊り狂うというシーンがあるのですが、そのシーンが僕は大好きで、やはりイギリスはシェイクスピアを生んだ国だなと思います。嵐の中で咆哮しながら叫ぶリア王の姿だったり、父親を殺されたことを亡霊に告げられて復讐を誓うハムレットの姿だったりが重ね合わせられます。その踊りっていうのは、自分がここから抜け出したい、今の状況をなんとか打開して、飛び出していきたい、という気持ちの自然な発露としての踊り、歌、というものをきっちりと捉えたミュージカルなので、ただ踊るだけではなく、ただ歌うだけではなく、今自由になりたい、今何かを主張したい、今何かを叫びたいというそういうものが出るような芝居になれば良いなと思います。よろしくお願いします。

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益岡徹
 ビリーの父親役をやらせて頂きます益岡と申します。僕は吉田さんよりももっとアウェイ感と言いますか、ミュージカルに出るのは初めてです。そもそも去年の1月にWOWOWで劇場版を撮った映画を放送しているのを見て、途中からだったのに惹きつけられたのが、初めての出会いでした。でも、ミュージカルというのは自分とは別の世界にあるものだと思っていたところに、オーディションを受けてくれないかというお話を頂いて、しかもそれが1月に観ていた作品だったので、こういうことがあるんだなと、どこか第三者的な視点で眺めていました。いい年齢になってオーディションを受けるという、そのことが幸せだなと思いましたし、受かるか受からないかわからない状態でオーディションを受けるというのは、この歳になってもドキドキするものなのだなとか思いながら、色々と考えながら経過してきまして、あと3ヶ月で稽古がはじまる。さっきの4人のビリーの踊りを見ていて、もうこんなに気持ちが高揚していて、吉田さんもおっしゃいましたが、僕も何か涙ぐむというか、自分の世界になかったどころではない、これから自分がその中に生きて行くんだという実感を感じています。何しろ初めてなので、良い練習と、良い稽古を積み重ねていきたいと思っています。よろしくお願い致します。

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柚希礼音
 柚希礼音です。ビリーのバレエの才能を見抜くウィルキンソン先生をさせて頂きます。私もこの作品を観た時に、本当に色々な場面で涙して、なぜ人が夢を持っている姿を見ると、こんなに心か動かされるのかと思ったほど感動したので、この作品に関われることを本当に幸せに思っています。ビリーをはじめとするすごいキャストの皆様にいっぱい刺激を頂きながらたくさん稽古したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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島田歌穂
 ウィルキンソン夫人をさせて頂きます島田歌穂です。私は初めてこの作品を観たのは、ブロードウェイでこの作品がスタートしたばかりの頃でした。チケットがなかなか取れなくて、やっと2階の奥の方の席で観たのが出会いでした。『リトル・ダンサー』の映画は観ていましたが、あの映画がこんなにすごいミュージカルになったんだ!と、感動し過ぎてしばらく席から立ち上がれなかったのを覚えています。この作品はすごく辛辣な社会背景を描きながら、親子の愛や、師弟の愛など、色々な深いドラマが描かれていて、また音楽も素晴らしくて遊び心とアイディアたっぷりのナンバーがたくさん散りばめられていて、こういうミュージカルは他には絶対ないなというくらい衝撃的な作品だと思います。とにかくビリーの存在が歌と芝居はもちろん、タップとバレエとアクロバットと、これだけのスキルが求められる役はないんじゃないかと思います。今も大感動しておりましたが、いっぱいビリーたちから元気、勇気、力をもらいながら、私も精一杯頂いたチャンスに感謝をして演じさせて頂きます。よろしくお願いします。
 
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久野綾希子
 ビリーのおばあちゃん役をやります久野綾希子です、よろしくお願いします。私もこの作品はニューヨークで2階の5列目くらいから観て、こんなに遠いところからなんでこんなに号泣しているんだろう、と思いながら観たのをよく覚えています。去年お話を頂いてオーディションを受けてくださいということで、オーディションか!と私もドキドキしながら何十年ぶりかのオーディションだと思って受けたのですけれども、改めて作品を見てこんな作品に関われる、この歳になっておばあちゃん役ができる、こんなに嬉しいことはないと思っていましたので、結果を待っている間はやっぱりドキドキしていましたが、受かったと聞いた時には「やった!」という思いでいっぱいでした。でも日本人のキャストでオーディションに受かった人たちは1年近くも稽古をして、今日はじめて4人の孫たちを見た時には「ちっちゃい!」とまず思って大丈夫かなと思いましたが、パフォーマンスを観たら本当に感動して、この孫たちを誇りに思います。これからまだまだ3ヶ月以上稽古して、もっとすごくなっていくのがとても楽しみです。ただ、そうか、吉田さんと益岡さんのお母さんなんだと思うと(会場爆笑)、すごいところに来ちゃったなという感慨はあるのですが、でもここまでこられてすごく嬉しいです。どんな年齢の人が観ても、誰と一緒に観ても絶対にすごい舞台だ!と感じて新しい明日を迎えられる力になる舞台なので、本当にこの作品に参加できることが嬉しいです。皆に観て欲しいと思います。ありがとうございます。
 
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根岸季衣
 根岸季衣です。今久野さんがおっしゃったことと全く同意見で、鋼太郎さんと益岡さんが息子?というところにはひとつ抵抗があったのですが(笑)、今のビリーのパフォーマンスを見たら、孫は許せる(笑)、息子はともかく(笑)、この孫だったら良いおばあちゃんになる!と思いました。ましてダブルでやらせて頂く久野さんはずっと(ミュージカルを)やっていらした方なので、こんなに素敵な方とダブルキャストをやれるなんて、これはまた幸せだなと。ダブルキャストという経験は初めてなので、稽古場で今までになかったどんな経験ができるのだろう、それだけでも期待でいっぱいです。パフォーマンスを観たあと「これ毎日観られるんだ!幸せ!」と言いましたら、鋼太郎さんに「出るんだからね」と言われましたが(笑)、本当にきっと皆からいっぱい色々なものがもらえるんじゃないかと、ご覧になられる皆様以上にミーハーになって今楽しみで仕方ありません。是非ご喧伝よろしくお願い致します。
 
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栗山廉
 今回オールダー・ビリー役で出演させて頂く栗山廉と申します。この『ビリー・エリオット』のお話に初めて触れたのは、僕がバレエをはじめて間もない頃で、当時は英国ロイヤル・バレエ団に所属していたアダム・クーパーがオールダー・ビリー役をやっていて、その役に衝撃を受けてとても憧れたので、今回もビリーの皆に憧れてもらえるような踊りをしたいと思っています。このミュージカルを通してバレエ、そしてバレエダンサーの魅力も披露していきたいなと思っています。初めてのミュージカルへの出演なのですが、しっかり頑張って務めたいと思います。よろしくお願いします。

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大貫勇輔
 オールダー・ビリー役をやらせて頂きます大貫勇輔です。僕は4年前にたまたまロンドンでこの作品を観させて頂いて、さっき鋼太郎さんがおっしゃっていた1幕最後のビリーが1人で踊りはじめるシーンで動けなくなった、その感動を今のパフォーマンスでも感じられたので、まだ3ヶ月一緒に稽古をしていってますます進化していくんだろうなと思うと、自分の背筋もスッと伸びたような気持ちになって、勇気と元気をすでにもらいました。僕も残り3ヶ月もっともっとトレーニングして、憧れてもらえるようなダンサー、俳優になれるよう精進するので(ビリー役の4人に)よろしくお願いします。そしてたくさんの方に観て頂きたいと思います。よろしくお願いします。

【質疑応答】

──ビリー役の4人の皆さん、これまでの日々をどう過ごしてきて、ここから本番までの日々をどう過ごしていきたいですか?
加藤 僕はバレエしかやったことがなくて、タップやアクロバットは初めてでした。これからも素晴らしい舞台にできるように頑張っていきたいです

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木村
 僕はまだバレエが少し弱いので、毎日練習して皆に追いつけるようにしたいです。
前田 今まで色々なジャンルを習えてすごく楽しかったです。4月に中学生になるんですけど、勉強とビリーのレッスンを両立していきたいです。
未来 僕は熊本から来ているんですけど、今までのオーディションの時は熊本の方に明るいニュースを届けたいという気持ちで頑張ってこれたのですが、これからは観に来てくださるお客様の期待を裏切らないように精一杯頑張りたいと思います。 
──ビリー役の4人の皆さん、劇中のビリーは踊っていると自由にになれると歌っていますが、皆さんは踊っている時にはどんな気持ちになりますか?
加藤 何も考えていないです(笑)。舞台に出る前はここを気をつけなきゃとか、色々意識しているのですが、踊りはじめると全て忘れちゃいます。
──さっきのパフォーマンスはどうでしたか?
加藤 出る前は緊張しましたけど、踊り出すと忘れちゃいます。
木村 僕はすごく考えちゃう方で、考えちゃうと色々なことがすごくぐちゃぐちゃになって、踊りもめちゃくちゃになっちゃったりします(会場笑い)。
 
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──今日踊った時も何か考えましたか?
木村 少し考えました。
──でもめちゃくちゃになっていなかったよ、踊り素晴らしかった。
木村 ありがとうございます。
前田 僕も、踊っている時の記憶はないです(会場笑い)。
──今日はどうでしたか?
前田 今日も同じです。
──覚えてない?
前田 忘れます。
 
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──さっきそこで踊ったことももう覚えてない?
前田 それはちょっと覚えてます(会場爆笑)。
未来 僕も皆と一緒なんですけれど、踊っている時には目の前に何があっても見えなくなったりとか、音楽しか聞こえてこなくなったりとかして、本当にビリーがミュージカルの中で歌っている歌の歌詞と同じ気持ちです。その同じ気持ちだっていうことが、僕がこのオーディションを受けようと思ったきっかけにもなったので、本当に何も見えなくなります、自分がどこにいるのかわからなくなるような不思議な感覚になります。

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──お父さん役のお2人、ウィルキンソン先生役のお2人、皆さんキャリアのある方々ですが、このオーディションを受けられた時のエピソードなどあれば教えてください。
吉田 オーディションの時は精一杯だっのであんまり覚えていません(会場爆笑)。私はオーディション自体が何十年ぶりかだったのですが、オーディションの時には自分が誰とも会わないように段取りをしてくださっているんですね。なので誰が受けているのかとか、何人の方が受けているとかがわからないんです。ビリーは1300人以上の方が受けているということが公開されているし、多くの人が受けているという実感があったのかも知れないですが、大人のオーディションは自分しかいないから、誰ともすれ違いもしないようにデリケートに運んでくださっているんだという実感がありました。もし落ちていても、そのことが誰にもわからないんだろうなという、細やかな感じをよく覚えています。
 
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──ということは、吉岡さんと益岡さんもお互いがオーディションを受けていることは知らなかった訳ですね?
吉田 もちろん知りませんし、新鮮でしたね。密室で行われているので、僕はもう色々なことをやってきていて、緊張などもあまりしないはずなのですが、いつになく緊張しましたね。やはり外国人スタッフなので、言葉では伝わらないかも知れない、演技をさせられた時に「今、ここをもう少しこうしたかったんです」という言い訳ができない(笑)というのが辛かったですね。本当に正真正銘の演技を見てもらった感じです。
益岡 課題曲が2曲あったのですが、1曲歌ったら「もういいよ」みたいな話になって、その時若干ショックで(会場爆笑)、これはそういうことかな?(笑)と思ったことを覚えています。
柚希 私も宝塚時代はオーディションを受けたことがなく、オーディションがあった時にも、受けるところにいないようなことが多くて、オーディションを受けたことがなかったので、すごく緊張しました。歌も踊りもタップもお芝居もオーディションがありまして、すごく緊張しながらやったのですが、お芝居が何度も、まるでお稽古みたいになって「ちょっとこういう風に変えてください」ということがあって、皆さんもありました?(周りがうなずくのを見て)、あ、皆さんそうだったんですね? あ、良かった。これは、私があんまりだから何回も「もっとこうして」と言われているのかな?と、ちょっと心配になるくらい、芝居の稽古を何度も何度もして、どのように変わっていくのかも見られているのかな?とすごく印象的でした。歌ったり踊ったりそういうものを見せるだけではなく、ビリーとの場面や、お父さんの場面を何度もお芝居して、オーディションなのにこんなに稽古みたいなことを言ってくださるんだというのが、とても印象に残っています。

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島田 私も柚希さんと全く同じことをお話しようと思っていました。やはり芝居の部分で私がやったことに対して、ちょっとこういう風にやってみてと(柚希に)一緒だったんですね、私だけかと思っていました。でもやっぱりそこでものすごくたくさんヒントを頂いて、ウィルキンソン夫人の役作り、私は相当強い女性という思いで演じましたが、まだ足りなかった、もっと強い、もっと強いんだ!といういっぱい発見をさせて頂いて、その場でお芝居のお稽古をして頂いているような感動的なオーディションでした。あとはダンスの場面のオーディションがとにかく次から次とで、タップシューズも履いて短時間でどれだけ汗をかいたかというくらいの感じでした。

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──お父さん役のお2人、ウィルキンソン先生役のお2人、ビリー役の4人の印象をお聞かせください。
島田  (ウィルキンソン先生からと振られて)では逆回りにしましょうか(笑)。彼らとは今日初めてやっと会えたんです。ご挨拶をした時には思ったよりも「ちいちゃい!」と思いまして、久野さんもおっしゃっていましたが、この子たちがあれをやるんだ!とずっと思い描いていたのですが、私自身が子役でデビューしたのが10歳くらいだったもので、その時を思い返してもこんなことは絶対にできない、まさに奇跡のような4人が揃ったなと思って見させて頂きました。
柚希 ビリー役って歌も歌えないといけないし、踊りも、アクロバットもと、やらなければいけないことがいっぱいで、オーディションとはいえこれをどうやってやるんだろうと思っていたのに、すごいね〜これ(4人に)、これ元々できたことじゃないんだもんね?1年間でこれをね、すごいです。でも本当にすごい人数が受けた中で勝ち抜いた4人は、やっぱり魅力的で、何よりもピュアなものをすごく感じて一緒にできるのがとても楽しみです。
益岡 先ほどのパフォーマンスでは思わず涙ぐんでしまいましたが、今日から遡って何日か前に「たくさんのオーディションに落ちた仲間たちの分も頑張る」という言葉を聞いて、そういう気持ちを持っている子供たちと親子として向き合える幸せを実感しています。世界で高い評価が定まった作品の中で、うんと高いところまで行かなければならないんだけれども、きっとできると思いました。一緒に頑張っていきましょうね。

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吉田
 皆さんがおっしゃる通りだし、見ていて羨ましいと思います。この頃に戻りたいなっていう気が
すごくします。尊敬します。勉強もしなければいけないだろうし、友達と遊びにもいかないといけないだろうし、好きな女の子もできる頃だし(笑)、色々なやりたいことがある中で、それを置いてこれをやって、これだけ踊れるようになってね。僕は今この頃に戻りたいなんて言いましたけれども、戻ってもこの子たちのような努力はしないと思います(会場爆笑)。すごいなと思います。僕も教えてあげられることがあればと思うし、僕も目の前の子供たちから学んでいきたいと思います。
──吉田さん、蜷川さんからシェイクスピアを受け継いだ方として、この作品をイギリスに持って行きたいという気持ちは?
吉田 すごいことおっしゃいますね(笑)。それができたらこれは本望なんじゃないかと思います。僕個人の思いとしては是非行きたいね、行きます!

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──おばあ様役のお2人、ビリー役の4人へのエールと、大人のビリー役のお2人からはダンスの魅力なども含めて、ビリーへのエールをお願いします。
久野 これがスタートラインというところで、よくぞここまで!と思いますし、これから稽古なので、どこまでいくのだろうと思うのですが、たぶんこれから何回もしんどい山がくるんだろうなと思います。私はオーディションの時に、イギリスのスタッフの方達がなんてフレンドリーなんだろうと思って感動したのですが、これからはきっと半端なく要求してこられるだろうと思うので、今のベースがここまで来ているから、何があっても絶対自分はできる、自分を信じることが一番初日を迎えられることなので、ここまで来た人たちに言うことではないでしょうが、自分を信じたからここまで来られたはずだから、一緒に怒られながらやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
根岸 踊りとかタップとかは彼らの方が素晴らしいので、おばあちゃんとしてできることは、2人の芝居の時に安心してできるように、そこでは心配なことがないように、この場面にくるとちょっとホッとするというようにしてあげられたらいいなと思います。あとは無事これ名馬でね、とにかく怪我のないように、それは自分にも言えることですけれども、頑張りましょう!

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栗山
 僕は彼らが去年まだ役が決まっていない時に稽古をしている姿を見ているのですが、それに比べても今日見た踊りはバレエ面でもアクロバットでも成長していて、僕は全くアクロバットはできない人なので(笑)、そこは純粋に尊敬します。更に本番ではタップや演技もたくさんすると思うので、僕が勉強になることもたくさんありますけれど、僕も今所属させてもらっているKバレエカンパニーでの経験を生かして、バレエの良さを彼らにもっと伝えたいですし、テクニックも教える機会があればいいなと思っています。一緒に頑張っていきましょう!
大貫 僕は元々バレエダンサーではなくて、去年のオーディションの時も緊張が走ったのですが、その時から毎日僕もバレエを勉強しているんだけれども、本当にこの子たちはこの1年でよくここまでやったなというのが、率直な感想として感じたので、僕も負けないようにもっともっと頑張らなければと思いました。一緒に踊りの楽しさを僕も皆に伝えながら、共に成長できたらと思います。よろしくお願いします。

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〈公演情報〉
ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』
 
ロンドンオリジナル・クリエイティブ・スタッフ
脚本・歌詞◇リー・ホール
演出◇スティーヴン・ダルドリー
音楽◇エルトン・ジョン
振付◇ピーター・ダーリング

日本公演スタッフ
翻訳◇常田景子
訳詞◇高橋亜子
出演◇加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹 / 吉田鋼太郎、益岡徹 / 柚希礼音、島田歌穂 / 久野綾希子、根岸季衣 / 藤岡正明、中河内雅貴 / 小林正寛 / 栗山廉、大貫勇輔 ほか

●7/19〜23(プレビュー公演)7/25〜10/1◎ TBS赤坂ACTシアター  (東京)
〈料金〉プレビュー公演 S席12,500円、A席8,500円(全席指定・税込)
    東京公演 S席13,500円、A席9,500円(全席指定・税込)
●10/15〜11/4◎梅田芸術劇場 メインホール  (大阪)
〈料金〉S席13,500円 A席9,500円 B席5,500円(全席指定、消費税込)
〈お問い合わせ〉ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日 10:00〜18:00/土曜 10:00〜13:00/日祝・休)
〈公式ホームページ〉 BillyJapan.com



【取材・文・撮影/橘涼香】



『細雪』 




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井上芳雄主演で新たに生まれるミュージカル『グレート・ギャツビー』製作発表レポート

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20世紀の文学史における最高傑作の一つとされ、これまで幾度の映画化を生んできた名作『グレート・ギャツビー』。この作品を宝塚歌劇で、世界初のミュージカル化に成功した小池修一郎が、主演に井上芳雄を迎え、脚本・演出を新たに再び名作に挑む、ミュージカル『グレート・ギャツビー』が、5月8日〜29日まで、日比谷の日生劇場で上演される。(のち、6月3日15日名古屋中日劇場、7月4日〜16日大阪梅田芸術劇場メインホール、7月20〜25日福岡博多座での上演)

原作は、F・スコット・フィッツジェラルドの代表作であると同時に、アメリカ文学をも代表すると称される傑作同名小説。経済、文化が大きく発展し、大バブル時代を迎えていた1920年代のニューヨークで、真実の愛を求め続けた男が、破滅へと向かう悲しくも美しい物語は、時を超え今も輝き続けている。1974年にロバート・レッドフォード、2013年にはレオナルド・ディカプリオ主演による映画化がなされていて、世界初のミュージカル化が、小池修一郎による宝塚歌劇団での上演で、1991年に杜けあき主演で初演(「華麗なるギャツビー」として上演)、更に2008年に瀬奈じゅん主演で、1本立ての公演として改訂されて再演された、小池修一郎の代表作でもある作品だ。

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そんなミュージカルが、新作『BANDSTAND』でブロードウェイ・デビューを果たすリチャード・オベラッカーによる全曲書き下ろしの楽曲と、小池自身の新たな脚本、歌詞、演出によって、また新しく生まれ出ることになり、1月末製作発表記者会見が都内で行われて、脚本・演出の小池修一郎、主演の井上芳雄をはじめとしたメインキャストの面々、夢咲ねね、広瀬友祐、畠中洋、蒼乃夕妃、AKANE LIV、田代万里生が登壇。公演への抱負を語った。 
 
【登壇者挨拶】

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小池修一郎
 皆様本当に朝早くからお集りくださいましてありがとうございます。宝塚歌劇で『華麗なるギャツビー』を上演したのは26年も前のことになります。私自身の『グレート・ギャツビー』との出会いは、「夢淡き青春」というタイトルで翻訳されていたものをおそらく高校生位の時に読んだのだと思います。それから映画が来まして、文字だけだとピンこなかったところが映像で見てこういう感じなんだという風に思い、僕の中では1920年代はもっと華やかだと思っていたのですが、映画には現代的な印象を持ちました。原作本はタイトルに惹かれて読んだのですが、こういう物語をいつかミュージカル、舞台にしたいという気持ちを持っておりました。それから宝塚に入り、1986年に演出家デビューさせて頂いたのですが、その時にもこの作品と『ヴァレンチノ』をやりたいと思っておりましたが、著作権の問題でギャツビーは見送りとなり、『ヴァレンチノ』が上演されました。それから5年後に念願かなって『華麗なるギャツビー』をやらせて頂きました。その時にご好評を頂き、菊田一夫演劇賞を受賞しました。そのことが私がこうして宝塚以外の、外部の仕事もさせて頂けるきっかけになったと思います。色々な思い出深い作品です。次は今から9年前の2008年に日生劇場で上演させて頂きました。この時は、宝塚の組単位で全員が出るものではなくて、また2本立ての1本でもなくて、1本もので宝塚の生徒40名位でやりました。大劇場でやった時のものをベースに手を加えてやりましたが、なかなか難しさを感じました。物語をもう1度構築し直すということが大変な作業だったと記憶致しております。
今回、東宝と梅田芸術劇場さんで井上芳雄さんを主演に上演したいと言うお話を頂きました。アメリカを代表する物語なので、音楽をアメリカの方に書いて頂いたらどうかという話になり、どのような方にお願いするか検討して参りました。何人かの候補の方が手を上げてくださいましたが、その中で、この人ならという方がリチャード・オベラッカーさんで、これからブロードウェイに出て行く新しい作曲家です。その方に依頼して全曲を書いて頂きます。1曲をこれから井上君が歌いますが、それらの曲をどのように劇中に使うかを考えながら台本を書く作業をしている最中でございます。『グレート・ギャツビー』を新たに日生劇場で、井上君を中心としたこのメンバー、割とフレッシュだと思いますが、フレッシュじゃないですか?(笑)顔合わせとしては割と新しいかなと思います。私自身昔からやりたかった物語で、過去に2度やっておりますが、再び取り組む訳ですが、ある意味一番プレッシャーを感じているのは、井上芳雄君という存在です。それはどういうことかというと、2000年に『エリザベート』、2002年に『モーツァルト!』をやった後、彼とは15年間新作をやっておりません。先日まで『エリザベート』でトートをやってくれていますが、何かこれは、帰ってきたという感じがあり、すごく未知のことを一緒にやっている感覚はなかったです。そういう意味では私の知っている井上君は2002年で止まっています。再演を重ねるごとに成長して行ったのは皆様よくご存知だと思いますが、見た目はそんなに変わらないです。でも改めて見ると俳優として確固たる地位を築いていて、ミュージカルでもストレートプレイでもかなり難役と言われるものに挑戦し、若手俳優として日本の演劇界を見渡してもこれほどキャリアを重ねている人はいないのではないかと思います。色々な役を演じ、本数も充実度も彼は着実に歩んで達成している。そう思って見ると、彼の良さが出るギャツビーとはどういうものなのかを非常に悩みつつ、構築を考えているところでございます。
音楽はこれから聞いて頂くとわかるのですが、すごくオーソドックスなイメージです。他に候補になった方の中には、ソンドハイムの遺伝子を持つような人、オフブロードウェイの流れをくむ音楽を創られる方、様々におられましたが、中でリチャード・オベラッカーはスケールが大きくオーソドックスな感じの音楽で、聴き方によっては少し古く感じますが、いい意味でクラシカルで、ノスタルジックな要素があります。その音楽と井上君を始めフレッシュなメンバーでどういう『ギャツビー』になるのか、私自身楽しみにしているのと同時に、恐れとおののきもあります。というところで、5月を皆様お楽しみにと申し上げたいところですが、私自身がちょっと怖いです(笑)。スリルと興奮を覚えています。是非劇場にお運び頂ければと思います。 

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井上芳雄
 ギャツビー役をやらせて頂きます井上芳雄です。打ち合わせではひとりひとりのコメントは1〜2分という話だったのですが、小池先生と同じくらいしゃべらないといけないのかと思うとプレッシャーです(笑)。小池先生がギャツビーへの想いや僕への身に余るコメントを下さいました。小池先生には初舞台の時から手取り足取り教えてもらってここまで来たので、その小池先生からこんな風に言って頂けるなんて、僕も逆に怖いなという思いです。初舞台から今までなんとか舞台を続けさせてもらって今日に至るのですが、今先生の話を聞いていて、色々な作品の経験があったのはこのギャツビーの為だったんだと言えるように、もしくは皆様にそう思って頂けるようにしたいなと思っておりました。小池先生の宝塚歌劇での代表作ですし…、今、隣で小池先生が大変深いため息をつかれましたけれども(笑)、それをもう一度今のこのメンバーで新しく創ろうと思って下さったことがまずとても光栄であり、すごいことだなと思います。このフレッシュなメンバーでそれに応えたいと思います。
ギャツビーという役は、男優ならば、もしくは宝塚を入れれば女優でも、誰もががやりたいと思う素晴らしい役だと思いますので、プレッシャーを感じますが、全部を受けとめながらこのメンバーで新しい作品を創れたらいいなと思います。どうなるかはわからないのですが、小池先生と翻訳物ではない新作をご一緒するのは初めてなんです。全然稽古が終わらないというのを噂に聞き「あー大変だね」とこれまでは人ごとのように言っていましたが(笑)、今回経験出来るので、とにかく同じ船に乗った運命共同体だと思いますので、まだ誰も観たことがない『グレート・ギャツビー』を皆さんにお見せすることが楽しみでなりません。最後に今回素晴らしいチラシ写真を撮って下さったChagoonさんという韓国の方は(チラシ写真を)だいぶ盛って創って下さって(笑)、僕なんか「あれ、これ誰だろう?」と自分で思いました(笑)。なので、舞台を観て「あのチラシの人最後まで出てこなかったね」と言われないように(笑)、チラシに負けないように、外見も中身も充実させて頑張りたいと思います。 よろしくお願いします。

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夢咲ねね
 デイジー役を演じます夢咲ねねです。私は宝塚在団中に小池先生のこの作品を観て初めて『ギャツビー』という作品を知り、そこから興味が沸いて小説や映画を観て、どんどん「ギャツビーに出てみたい」という気持ちが自分の中で高まっていたのですが、在団中にはご縁がなかったので、卒業して素敵な方たちと『グレート・ギャツビー』という作品にご縁を頂き、出演させて頂けることを幸せに思います。演出や曲も新しくなると言うことで楽しみにしておりますが、たくさんの方が演じて来たデイジーという役を、新しく創れるようにフレッシュに頑張りたいなと思います。 

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広瀬友祐
 トム・ブキャナン役を演じさせて頂きます広瀬友佑と申します。本日はお集まり頂きましてありがとうございます。今回この作品に出演出来ること、小池先生演出の元、井上芳雄さんを始め素晴らしいキャストの方とご一緒出来ることを嬉しく思っております。初日を迎えるまでに越えなければいけない高い壁がたくさんあると思いますので、やれることは全てやってフレッシュに頑張りたいと思います。 どうぞよろしくお願い致します。
 
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畠中洋
 ジョージ・ウィルソン役をやらせて頂きます畠中洋と申します。すみません一人だけこんな恰好ですが衣装です(笑)。そういう役です。まだ手元に何もない状態なのでここで何を話したらいいのかなと思いましたが、みなさんがお話されるのを聞いてそうなのか!と思いました。小池先生とは20年ぶり位にご一緒させて頂けるので嬉しく楽しみにしておりますし、このようなキャストの方とご一緒出来ることを幸せに光栄に思います。ウィルソンによってギャツビーがああいう結末を迎えてしまうのですが、だからこそ楽しんで、真摯に役や作品と向き合って深めていきたいなと思っております。どうぞ楽しみに待っていてください。ありがとうございました。 

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蒼乃夕妃
 マートル・ウィルソンをさせて頂きます蒼乃夕妃です。本日はお越しくださりありがとうございます。今回この作品に参加出来ることを嬉しく思っております。今日ここに座っている男性の方々は始めましての方ばかりで、女性の方はお久しぶりの上級生の方ばかりで、今からわくわくしております。小池先生とご一緒させて頂くのは、トップお披露目公演だった『スカーレット・ピンパーネル』以来、7年ぶりなので、今から正直とても怖いのですが、いい意味でイメージを打ち破っていけるように頑張りたいと思います。マートル・ウィルソン役はとてもセクシーでかわいらしい女性だと思います。宝塚も卒業したのでとてもつもなく女らしく演じられたらと思っております。よろしくお願いします。 

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AKANE LIV 
ジョーダン・ベイカー役をやらせて頂きますAKANE LIVです。このジョーダンという女性はかしこくてプライドが高く、あの時代に女性プロゴルファーとして活躍していたので、結構気の強い女性なのかなというイメージがあったのですけれども、この作品に出演させて頂くということで原作を読み直したら、シーンによっては繊細な部分も持ち合わせている女性だと思うので、小池先生の新しく創られる台本を読んで、この素晴らしい皆様とどういうふうに作っていけるかを楽しみだなと思っています。そして小池先生とは2011年の『MITSUKO〜愛は国境を越えて〜 』以来なので、私も同じく怖くもあり、ドキドキしているのですが、一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いします。 
 
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田代万里生
 ニッキュ、ニッキュ(噛んでしまい)、あ、まだ練習が足りていませんでした(笑)。ニック・キャラウェイ役を演じさせて頂きます田代万里生です。本当にとてつもなく大きな役を頂いてしまったなと、大きな責任を感じております。この原作『グレート・ギャツビー』はとても名作というイメージがあったので、どんな大御所の方が書いたんだろうと思ったら、 F・スコット・フィッツジェラルドさんは29歳の時に出版されているんですよね。僕より年下の方が書いたんだと思いますと身近に感じられます。またニックという役が、物語の中で29歳から30歳の誕生日を迎えて、その2年後に『グレート・ギャツビー』の話を語り出す、という流れになっているので、僕の実年齢にも近い役なので、原作者にも、そしてニックという役にも、これからたくさん共通点を見付けられるんじゃないかなと思っております。物語はニックの語りではじまり、ニックの語りで終わる形になっていて、今回のミュージカルではどのようになるかまだこれからですが、今まで『サンセット大通り』という作品で、ジョーというストーリテラー役をを務めた際の感覚と、原作を読んだ時の感覚がすごくマッチするところがあるので、今までの経験が活かせたらなと思います。小池先生とは『エリザベート』のルドルフとフランツ、『MITSUKO』のコンサートバージョンでご一緒させて頂きましたが、。僕も今回、新作と言う意味では初めて挑戦させて頂きます。たくさん登場人物はいますが、多くの登場人物がニックを通して心情をお客様に伝えたり、ニックにしか本音を言わなかったりというシーンもたくさんありますので、そういうところも丁寧に演じさせて頂きたいなと思います。よろしくお願いします。

リチャード・オベラッカー(メッセージ代読)
 人生には夢がめぐりめぐってくる瞬間があります。私にとってはこのプロダクションこそがまさにその瞬間なのです。小学生で初めてこの小説を読んだ時、自分のミュージカル第1作目はこれにしようと心に決めました。この物語には時代を越える不朽の教訓が描かれています。それらが観客の皆様のお耳に届き、心に残ることを願っています。もしも私の音楽がそれに貢献できるとしたら、その時こそが遥か昔に生まれた私の夢が実現する瞬間なのです。

【質疑応答】

──キャストの皆さん『グレート・ギャツビー』についてこれまで持っていた印象、またご自分の役について今の時点でどう思っていますか?
井上 最初に観たのは、小池先生が創られた宝塚版の初演の映像だったと思うのですが、主演の杜けあきさんの「背中デカいな」というのが(笑)。肩パットが入っていたとは思うのですが(笑)、そういうことではなくて、もちろん女性だと知って観ていましたが、背中で語るという印象がすごく強くて、女性なのにと言いますか、女性だからなのかも知れませんが、それが出せるということがすごいと思いました。後はギャツビーという役は男性の象徴と言いますか、あらゆる男性のロマンティックなエキスをギュッと凝縮したらギャツビーになるのではないかという気がしています。僕は小池先生という方もすごくロマンティックな方だと思っていて、隣にいるのに言うのもなんですが(笑)、小池先生の創る作品はすべてロマンティックで、ギャツビーという役もすごくロマンティックです。基本的に男性って馬鹿なロマンチストばっかりだと思うのですが、少しでも賢く生きたいと僕たちはもがいているのですが、ギャツビーはただただ自分のロマンの為だけに色々な嘘をつく、だから男性は馬鹿だけれども1つこの嘘をつくと決めた時のエネルギーってすごいと思います。女性はもっと賢く生きていると思うので、男性のある種の理想、結末がどうであれ、彼は生ききったと思うので、すごくロマンティックな人だなと。それを自分がどう演じられるかはわかりませんが、今はそう思っています。

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夢咲 
パーティの場面などもたくさんあるのですが、ただ楽しいだけではなくて少し毒気もあると言うか、どこかに剣山のような針がチクッとするような、何かがある浮かれ方だと思います。退廃的なムードを感じます。デイジーに関しては、最近のヒロインは芯が強かったり、闘う女性が多いと思うのですが、デイジーは真逆ですごく弱く、誰かにいつも頼って、誰かが傍にいて助けてくれないとダメな、精神的に弱い女性かなと思うので、そういう揺れる女心みたないものも出せるようになったらいいなと思います。あと、今、芳雄さんもおっしゃったのですが、デイジーも「綺麗なおバカさんでいたい」という台詞があるので、デイジーにも綺麗なおバカさんに隠れていたい、そうあった方が楽だというところもあるのかなと思うので、そういうところも出していきたいと思います。

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広瀬
 僕は『グレート・ギャツビー』は映画で見たのですけれども、作品の印象としては今芳雄さんが言ったようにロマンティックだなと言うのと、どこにベクトルを向けるかで印象が変わってくるのかなと思います。トム・ブキャナンという役は本当に傲慢で、好色と言うのか、嫌味な奴だという印象があるので、僕自身はすごく真っ白ですごく良い人なので(笑)共通点は見つからないんですけれども。
井上 そろそろ俺が突っ込んだ方がいいのか?(会場爆笑)、ただの良い人で終わるのか?(笑)
広瀬 はい、そういうことです(爆笑)。

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畠中 作品は僕もまだ映画でしか観ていないのですが、皆さんおっしゃっていますがロマンティックな作品だなと思いました。ただ僕の役に関しては、ギリギリ感がすごくあって、一生懸命働いて、働いて、働いて、自分の奥さんをギャツビーに殺されたと勘違いしてしまって、結局ギャツビーを撃ち殺してしまうという、とっても可哀想な男の役なんです。そのギリギリ感が狂気に変わって1歩を踏み出してしまう、その感じをすごく上手に映画ではやっていらしたので、真似るではないのですが、そこを目指して深めていきたいと思います。すみませんトークは苦手なので、これで勘弁してください。

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蒼乃
 私はこの作品を最初に観たのは、小池先生のミュージカルの瀬奈じゅんさん主演の時で、映画もロバート・レッドフォードさんと、レオナルド・ディカプリオさん主演のものを2本観ましたが、とても退廃的でありながら、出てくる人全員がすごく上り詰めたいという野望を抱いているイメージがありました。マートルという役は、デイジーやジョーダンのように洗練された女性ではないと思うのですが、自分の生きる境遇の中で、できるだけオシャレで、できるだけイカした自分でいたいという彼女の欲求をすごく感じたので、そこが彼女の生きる意気込みと言いますか、上流階級の女性への憧れがすごくあって、トムのような方の愛人になっているのかなと思います。その心の中で渦巻いているギラギラした野望のようなものを、たくさん表現して行けたらいいなと今思っております。

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AKANE
私は最初に本を読んだのですが、その時はあまり理解できなくて、面白い本だと言われていたけれども、私にはまだちょっと早いのかな?と思って読んでいました。その後映画を見たら、看板などが象徴的に使われているのが印象に残って、アメリカのバブルの時代に上流社会の人たちはハーティをしたりして楽しんでいるようでいて、実は仮面をかぶっていて心の奥では満たされない部分を1人1人が抱えていて、そういう面をニックを通して、私の演じるジョーダンも色々な面を見せて行くのが面白いなと改めて思いました。これが舞台になったらどうなるのか、楽しみだなと思っております。

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田代
 作品に関しては、イメージとしては何か制約がすごくあって、それは結婚や、恋愛、禁酒法などから、開放されたいという思いがすごく強い印象を受けました。勢いのあったアメリカと、衰退していくアメリカの両方が混ざったような年代なので、ジャズの音楽もすごく変化をしていった時代でした。ということは、まさにミュージカルに打ってつけなんではないかという気持ちです。そしてニックという役は、登場人物の中では、他のキャラクターがすごくアクの強い役ということもあって、最初の第一印象としてはすごくマイルドな役に感じていたのですが、読み進むにつれて結構皮肉なことも思っていたり、恋愛のシーンでもタジタジしながらも皮肉な態度を取ったりもしているので、偏った人間というよりは、人間的な要素が色濃く、魅力の詰まったキャラクターなのかなと思います。

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──本日歌唱披露をされる井上さん、現時点でリチャード・オペラッカーさんの音楽にどんな印象を持たれていますか?
井上 何故僕だけが歌わされるのか?と思っていて(笑)、皆にも歌って欲しいなと思っているのですが、代表して歌わせて頂く曲は、小池先生もおっしゃったように壮大なイメージではありました。他の曲のデモも聞かせて頂いているのですが、曲によって当然ですが印象が違いますが、でもどの曲もとても綺麗な、安定した心地の良いメロディを書かれる方だなと感じています。それを僕たちが物語の中で歌う時には歌詞を乗せていかなければならないので、今から歌う曲もそうなのですが、メロディの素敵さと共に、感情ですとか、ここで歌う意味というものを強く打ち出していって初めて完成するのかなという風に感じています。後はまずレベルが高い、アメリカ人は凄いなっていう感じはします。ただ、今回は一方的に出来上がったものを頂いてやらせてもらうというのではなくて、一緒に作っていって、場合によっては「こんなんじゃないだろう!」とラスベガスに突っ返して…絶対しませんけれども(爆笑)、気持ち的にはそういう風に喧々諤々とやり合いながら、一緒に作れるのが今回のエポックだなと思っているので、大切に歌わせて頂きたいと思います。

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続いて歌唱披露が行われ、井上芳雄がリチャード・オペラッカーの新曲「夜明けの約束」が歌い上げた。裏の顔も持って生きて来たギャツビーがデイジーに再会し、裏社会とは決別して、新しい人生を生きて行こうと決意するナンバーで、井上自身の言葉通り、如何にも現代のミュージカルらしい壮大なメロディの楽曲が繰り広げられた。

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歌唱披露を終えた井上からは「本番はこれの5割増しに良いと思うので、今歌った曲を含めて是非劇場にいらして楽しんで頂けたら嬉しいです。これから僕たちで小池先生のリードのもと形を作っていきますので、まだ未知の世界ではありますが、日本のミュージカル界にとっても非常に重要な作品になると思います。日米の作品がタッグを組んで作って行くエポックになればと思っておりますし、ゆくゆくは『エリザベート』や『レ・ミゼラブル』のように、再演を重ねる、日本のミュージカル界を支える作品になっていければいいな、という意気込みを持って頑張ります。是非応援をよろしくお願い致します。本日は本当にありがとうございました」という力強い挨拶があり、公演への期待の高まる時間となっていた。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『グレート・ギャツビー』
原作◇ F・スコット・フィッツジェラルド 
音楽◇リチャード・オベラッカー 
脚本・演出◇小池修一郎 
出演◇井上芳雄、夢咲ねね、広瀬友祐、畠中洋、蒼乃夕妃、AKANE LIV、田代万里生  他
●5/8〜29◎日生劇場
〈料金〉S席 13.000円、A席 8.000円、B席 4.000円
〈お問い合わせ〉帝国劇場日生公演係 03-3213-7221(10時〜18時)
●6/3〜15◎中日劇場
〈料金〉A席 13.000円、B席 7.000円
〈お問い合わせ〉0570-55-0881(10時〜18時オペレーター対応 24時間音声自動対応)
●7/4日〜16◎梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉S席 13.000円、A席 9.000円、B席 5.000円
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 06-6377-3800(10時〜18時)
●7/20〜25◎博多座
〈料金〉A席 13,500円 特B席 11,000円 B席 8,000円 C席 5,000円
〈お問い合わせ〉博多座電話予約センター 092-263-5555(10時〜18時)
http://www.tohostage.com/gatsby/


【取材・文・撮影/橘涼香】


花・虞美人 凰稀かなめ、ユナク出演 




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歴代キャストが集結して華やかに『エリザベート』TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラコンサート 制作発表記者会見レポート

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宝塚歌劇団で1996年に初演され、宝塚のみならず日本のミュージカル界の大きな財産演目となったミュージカル『エリザベート』の初演から数えて20周年を記念し、宝塚の歴代キャストが華々しく集っての夢の祭典、三井住友VISAカードpresents『エリザベート』TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラコンサートが、12月9日〜18日大阪・梅田芸術劇場メインホールで、また2017年1月8日〜20日、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて開催される。

このガラコンサートは、これまで『エリザベート』の歴史を創ってきた宝塚歌劇版の歴代キャストによって、96年の雪組初演メンバーによる【モニュメントバージョン】、扮装でのコンサート形式の【フルコスチュームバージョン】、歴代出演者が競演の【アニヴァーサリーバージョン】と、それぞれ異なる3つのバージョンが上演され、それぞれに夢を描いたファンと共に、ミュージカル『エリザベート』の20周年を祝おうという、盛りだくさんな内容だ。

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そんな作品の制作発表記者会見が、11月4日都内で行われ、トート役を代表して一路真輝、麻路さき、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、水夏希、エリザベート役を代表して大鳥れい、白羽ゆり、このガラコンサートで初めてエリザベート役に挑戦する龍真咲(大阪公演のみ。東京公演ではルキーニ役での出演)、宝塚歌劇団専科の現役生・凪七瑠海という、豪華10名の出演者と、演出の小池修一郎、中村一徳、そして協賛会社の三井住友カード久保健社長、主宰者の梅田芸術劇場大塚順一社長が登壇。作品への思いや、コンサートへの意気込みを語った。

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まず、主催の梅田芸術劇場代表取締役社長大塚順一氏から、ミュージカル『エリザベート』の宝塚初演から20周年、作品は宝塚歌劇団のみならず日本を代表するミュージカルとなったと言っても過言ではない。その『エリザベート』20周年を記念して、06年、12年に続きガラコンサートを宝塚歌劇団の協力のもと、開催できることを喜んでいる。是非ご期待頂きたい。また協賛会社の三井住友カード株式会社代表取締役社長久保健氏より、『エリザベート』は初演から9演目までの宝塚歌劇団でのすべての公演、またガラコンサートを協賛してきた思い入れの強い作品で、20年の成長が感慨深い。それぞれの演者の個性によって新たな魅力が生まれる作品なので、20年と言わず30年、50年と続いてもらいたい。今回は歴代の素晴らしいスターが集まっての公演で、一ファンとしても大いに期待している。また新たな『エリザベート』のファンが生まれることと思う。大成功を祈念していると語られた。
更に、演出の小池修一郎氏から、梅田芸術劇場主催になる前の、97年に行われた初回を含めたこれまでの『エリザベートガラコンサート』の歴史が語られ、『エリザベート』がミュージカル版だけでなく、ガラコンサート版としても年月を重ね、ますます厚みを増して盛り上がってきている。『エリザベート』に取り組んだ出演者たちが男役として、また娘役として青春をかけて思いを込めてくれたからこその20年であり、当時の思いに更に年輪を重ねた今、このガラコンサートも円熟味を増した、色々な発見のあるものになると期待している。スケジュールの都合もあり、演出に中村一徳さんのご協力を頂くが、フォーマットは残しているのでディテールに工夫をこらしてくれると思う。よろしくお願いしたいという言葉がある。
それを受けて演出の中村一徳氏からは、宝塚初演の20年前に演出助手として参加して以来、02年の花組公演版までスタッフとして関わらせて頂いた。そのあと10年以上遠ざかっていた『エリザベート』に、20周年の今回小池先生から声をかけて頂いて、ガラコンサートに携われることは光栄の一言だ。初演に賭けた情熱を思い出すし、それから今までキャストの方々の熱意があって、日本で1番愛されるミュージカルになっていった。その経緯に関われたことを誇りに思う。ガラコンサートも歴史あるものになり、すでに稽古も始まっているが、トート役、エリザベート役ばかりでなくアンサンブルの面々までとても華やかなものになっているので、お客様には当時を懐かしんで頂くと同時に今のメンバーの魅力あふれるものとして楽しんで頂けると思う。初日まで稽古に励んでいくので、ご期待頂きたい。と、それぞれの立場からの挨拶があり、出演者の挨拶へと引き継がれた。

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【出演者挨拶】

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一路真輝
 今回トート役をさせて頂きます。今、この記者会見の席で小池先生や皆さんのお話を聞いていて、96年の初演の記者会見のことを思い出しておりました。トートの扮装をして私が出て参りました時に、ほとんどの皆様から、宝塚の男役トップスターが死神をやるのか?という恐ろしいほどの殺気を感じました。いらっしゃっている皆様方のです。私も小池先生も何としても良いものを創らなければという思いが、その記者会見の日から始まったような気がします。おかげで本当に命がけで、雪組全員が『エリザベート』という作品を創ったということを今思い出して、20年経った今、また皆様の前でこうやってお話をさせて頂けていることにすごく感謝しております。愛される『エリザベート』になったことを、本当に嬉しく思っています。これからもずっと『エリザベート』が愛されていって、小池先生が長生きしてくれれば良いなと思っております(笑)。どうぞよろしくお願い致します。

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麻路さき
 私は一路さんの後に2作目のトートという形で宝塚歌劇団でさせて頂いたのですけれども、20年前は正直やるのが嫌でした。小池先生に若気のいたりで「嫌です。やりたくありません」と言って、トート役をお断りさせて頂いた経験があります。雪組さんのバージョンを観て本当に素晴らしかったので、これを次に自分がやるというのは、あまりにもプレッシャーで耐えられないという性格だったので、本当にあの時は辛かった記憶が今でもあります。でも歌劇団員なのでやることになりまして、一生懸命あの時の力を振り絞ってやって、今、本当にあの時にトートをさせて頂いていたからこそ、今ここに居させて頂けるのだなと思うと、自分のワガママを振り払ってださったことに感謝しております。私は10年目の時のガラコンサートに参加させて頂いたのですが、なんて素晴らしい作品に参加できたんだろうという喜びと同時に、10年経った自分がまた違う気持ちでトートに取り組めているという喜びも感じながらやらせて頂きました。それから今回20周年で、また10年ぶりにトートをさせて頂くということで、生きていてまたトートがやれて良かったというのが実感です。回数は少ないのですが、ほとんど昔のメンバーでできる星組バージョンに出させて頂きますし、自分の大好きなトートを頑張って演じたいと思います。よろしくお願い致します。

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姿月あさと 一路さんの雪組の初演、麻路さんの星組と観させて頂いて、本当に大好きな作品で、まさか自分が出させて頂けるとは思っていなかったのですが、宙組でさせて頂きました。その時の千秋楽の時に、鬘を脱いでお衣装を脱いだ時に、もう二度とトート役はしないんだろうなという感極まる思いで、大変難しかった役とのお別れをしたものの、退団してから2006年、そして2012年、そしてまた今回で3度目になります。こんなにも退団してからトートという役、また『エリザベート』という作品に、まさか出会えるとは思っていませんでした。昨日も衣装合わせがあったのですが、当時のままのお衣装がそのまま残っていて、それが残っていることにも宝塚の歴史と言いますか、本当にすごい作品なんだなとしみじみ思っています。観ているのと、演じるのとは大変違っていて、観ていて素晴らしいと思うところと、演じていての難しさ、自分にとっての新たな試練と言いますか、挑戦の時がまたやってきたんだなという思いで、ひと公演、ひと公演、1回1回のお稽古を大事にして、2度と戻らない時間を大事に過ごしたいと思っております。そして一路さんと同じで、小池先生にはいつまでもお元気で頂いて(笑)、小池先生に見て頂けたら嬉しいなと思います。見てくださいね。

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彩輝なお
 私はこの作品には麻路さんの星組公演の時に革命家の1人として、そして新人公演でトートをさせて頂きました。そして5組目となります05年の月組公演の時に、退団公演としてトートをやらせて頂きました。当時退団公演に『エリザベート』というお話を頂いた時に、最後まで試練なんだと深く心に感じたことを思い出します。ですが私の中で今思いましても、この作品、この役は大変思い入れの深い役となりました。再びこのような形でトートをさせて頂くことになるとは私も思ってもいなかったのですが、2012年に再び出会い、そして今回もこのお話を頂いて、トートと改めて向き合いいつもいつも自分を思い知らされると言いますか、成長を感じさせられると言いますか、そういった役と機会を与えて頂けたと思っています。それだけ作品の大きさ素晴らしさを感じています。今回また新たに一役者として、宝塚を愛する、『エリザベート』を愛する者として、役に向き合い掘り下げてまだまだ課題もあるのですが、向き合って大切にしたいと思います。よろしくお願い致します。

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春野寿美礼
 私は2002年の花組公演でトートを演じさせて頂きました。雪組の初演からすでに6年が経っておりまして、その間に星組さん、宙組さんの『エリザベート』があり、その次にやらせて頂きましたが、ひと公演ひと公演ごとに『エリザベート』は皆様からの大変なご支持を頂き、魅力を増して知名度も上がりという中で、トートを演じさせて頂く機会を与えてくださいました。でもそれは本当に大変なことで、毎日押しつぶされていました。当時は、何故自分がこんなに押しつぶされているのかがわからないくらい必死に舞台に立っていたのですが、今思えばやはり『エリザベート』という作品の魅力が大きすぎて、魅力に押しつぶされていたのかなぁと思っています。そして今回20周年を迎えたということで、私もそのひとコマになれたというのは、とても幸せなことだと感じていまして、先輩や先生方が苦労して創られた土台というものを大切にしながら、今自分が表現できることを歌に包み込んでお聞かせすることができたらいいなと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

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水夏希 ガラコンサートに初参加させて頂きます。私は2007年に『エリザベート』をやらせて頂いたのですけれども、それはお披露目公演でしたので、本当に無我夢中で。今、稽古が進んでおりますが、当時は本当に何も見えなくて、周りの方に助けて頂いて公演が出来たんだなぁという、改めてこの作品の難しさと魅力をしみじみと感じております。私は元々宝塚に入ろうと思ったのは、自分ではない自分になれる、すごく濃いメイクをして変身できるというのが、宝塚を目指した一番のきっかけでした。ですからこのトートというのは、人間ではない死神ですので、自分の中ではある種の特殊メイクをさせて頂けたのがとても楽しくて。退団してからはなかなかそういう特殊メイクをする機会はないので、今回退団して7年目になりますが、また特殊メイクができる、そして『エリザベート』の男役の衣装を着ることができるというのはすごく嬉しいです。と言いながら本当に難しくて苦戦しておりますけれども、宝塚の男役として過ごした20年間と、退団してからの、性転換してからの6年間、全てを費やして精一杯命がけでトートを演じたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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大鳥れい
 私は2002年の春野さんのお披露目公演の『エリザベート』で退団をさせて頂きました。エリザベートいう大きな役をさせて頂けるということで、退団を決めたのですけれども、その時は、先ほどの春野さんのお話とは真逆で、私は本当にこの役ができることが幸せで、体力も気力もすべて充実している時にさせて頂けたこともあり、楽しくて仕方がなかったです。女性の生涯を演じられるという役柄はなかなか宝塚にはなくて、この役で退団しようという思いでエリザベートを演じたので本当に楽しかったのですが、その後退団して、このガラコンサートは2度目なのですが、その度毎にこの役の大きさを感じるようになりまして、当時はなんて怖いもの知らずだったのだろうと。役が大きくてやることがたくさんあったこともありますが、今は色々な経験をして人生を経て、深く感じることが多い役だなと、今回は一番プレッシャーと言いますか、難しい役柄だと感じながらお稽古をしております。そして、今回新たに加入する龍真咲さんがエリザベートを演じられるのですけれども、今お稽古場で一緒にお稽古させて頂いていて、彼女のこの若さとキラキラには敵わないな、とそればかり思ってしまっていて(笑)。これに敵うには経験と哀愁だなと(笑)そこで演じるしかないなと思っております。また一から脚本を読み、哀愁と経験で演じきりたいなと思います。よろしくお願い致します。

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白羽ゆり
 私は入団1年目の時に、宙組の姿月さん花總さんの『エリザベート』に出演させて頂いています。その時はまだ下級生で後ろの方で司祭役で男役をやったりしていました。稽古場ではナイフの小道具を花總さんにお渡ししたり、その数年後に自分がエリザベートを演じるとは夢にも思っていなかったのですけれども、今こうして改めて、宝塚時代にこの作品とエリザベート役にめぐり会えたことは、本当に自分にとって財産となる幸せなことだったのだなと実感しています。私は宝塚が大好きで入団して、本当に青春でした。その頃の懐かしさと新鮮さはそのまま大切にしたいですし、今は卒業したからこその深みと思いが出たらいいなと思っております。頑張ります。どうぞよろしくお願い致します。

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龍真咲
 この度私は大阪ではエリザベート役を、そして東京ではルキーニ役をさせて頂きます。エリザベート役に初めて挑戦させて頂くのですが、麻路さんの大きな愛と大きな包容力と、そして彩輝さんの繊細な愛と妖艶な光という胸を借りてエリザベートの波乱万丈な人生を歩んで参りたいと思います。そして東京のルキーニ役では宝塚歌劇を卒業したはずなのに、すぐに男役を演じるということは、ちょっと女性に戻ろうと覚悟をしていたのに、1歩を踏み出して1歩戻るような感じなのですけれども(笑)、またここでルキーニという役にめぐり会えたことにご縁を感じて、しっかりと両役共に楽曲のエネルギーに負けないように演じたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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凪七瑠海
 まさかもう1度再びこの役にめぐり会えるとは思っていなかったので、大変光栄に思っております。そして現役生という立場でありながら、宝塚の素晴らしい卒業生の方達とご一緒できる、本当に幸せだと感じております。少しでも吸収して帰りたいと思っています。当時私は宙組の男役としてやっていたのですが、特別出演という形で月組に出させて頂きました。その時のことは、私にも衝撃的だったのですが、皆様にとっても衝撃的だったと思います。どうなるんだろうと思われたことと思います。私は歌の面はもちろん、精神面でも鍛えて頂きましたので、今思えばエリザベートを乗り越えられたから、今なんでも乗り越えられると思えるほどでございます。あれから7年ほど経ちましたけれども、また新たな気持ちで挑戦したいと思っております。

【質疑応答】

──20周年を迎えた『エリザベート』ですが、初演当時にこの日が来ると予想しておられたでしょうか?また、なぜ20年続けることができたのか、改めて『エリザベート』の魅力を教えてください。
小池 当初は全くこんな日がくるとは思っておりませんでした。初演の時には、さっき一路さんがおっしゃいましたが、幕が開いてからの反響は大きかったですが、まず一路さんの退団公演であるとということが一番大きな課題でした。一路さんのファン、また雪組を愛する方達が最後の公演で、毛色の変わった役をしたことに対してエールを送って頂いたという印象が強かったです。その後星組でやり、また宙組でやったところで、再演を重ねていける演目になったかな?というのが実感でございます。思い出しますのは、初演の幕を開けてから1週間経っていなかったと思うのですけれども、当時阪急電鉄株式会社の会長さんでいらした小林公平さんが私たちを集めまして、このまま続けて4組でやりなさいという指示をお出しになって、まず次は星組でという指定をなさったので、麻路さんの話にもありましたが、小林公平さんは素晴らしいプロデューサーでらしたのだなと、今更にして改めて思う次第です。そして、なぜここまで続いたかですが、音楽が素晴らしく、そして、日本人がハプスブルク家が好きなど、この作品が長く愛されている要因はたくさんあると思いますが、作者のクンツェさんとリーヴァイさんが20周年の記念本で回想録として語っておられるのを読んで思ったのは、制作過程では暗いシーンばかりが続いていたのだけれども、エリザベートが焦がれる「死」を具体的な役としてを登場させることによって、この作品がラブストーリーであり、逆説的にハッーエンドになると閃いたと書いていらして、その閃きこそが宝塚という存在にベクトルが向いた、矢印の針が宝塚という方向を向いたのだと思います。もちろんその時クンツェさんは宝塚をご存知なかったと思いますし、また宝塚で上演されるとも思っていなかったと思いますが、そのクンツェさんの発想が、宝塚歌劇にピッタリであったということだと思います。あとは宝塚のヒットした作品と言いますと『虞美人』と『ベルサイユのばら』とそして『エリザベート』と言えるかなと思うのですが、その共通点はある国の王朝が滅びる時に、そこに至る軌跡に王妃や美女が関わるというそのパターンにピタリとハマっていたというところではないかと思っております。

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──『エリザベート』に初めて携わった時の印象や、最も苦労した点は?
一路 私は先ほども申し上げたように、宝塚で男役がする役柄としてはまずとてもハードルが高いなと思ったのと同時に、先ほど小池先生がおっしゃったように、宝塚の男役の魅力が一番出る役柄がトートではないかなと、ウィーンで初めて観た時に男性が演じていたのを観て、これは絶対に宝塚の男役がやると非常に魅力がアップされるだろうと思いましたので、まずそこを皆様にお伝えしたいなと思ってやりました。ですがやはり最初でしたので、「死」というものの表現に何が一番相応しいのかがわからなくて、私の初演バージョンで小池先生と話したのは、「愛と死の輪舞」という宝塚バージョンに創って頂いた歌詞にある、「蒼い血が流れている」というのをメインに、私はやらせて頂いたので、氷のように冷たいトートを私は目指しました。

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麻路
 私はやはり歌が中心のミュージカルということで、そこで一番苦労しました。私はどちらかと言うと動いたりですとか、色々な表現をする中で、ガッチリしたタイプの男役だと言われていたので、蒼い血が流れている線の細いトートはできないだろうと自分の中では思ったので、じゃあ私は、もし人間じゃない人が人間っぽくなってしまったとき、人間じゃないはずなのにという迷いのような部分を創りたいなと思いました。どちらかというとエリザベートを好きになってしまって、人間の男性でもそうだと思うのですけれども、いつもの自分ではなくなってしまった部分を、全体的に表現したいなと。ちょうどその時に、(エリザベート役の)白城あやかちゃんが退団公演だったので、感情的に似た部分があったんですね。先に相手役を送り出すという。それがちょうどダブっていたので、精神的にはすごく入りやすく、自分の役作りが出来たのですが、何しろ楽曲が多いことでダンスなど他の部分で見せられない分、ちよっとした間奏や前奏の中で自分が舞台に立っている居場所を創りたいと思って、表現させて頂きました。

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姿月
 この作品はやればやるほど大変難しい作品で、リーヴァイさんが5年もかかって作曲をなさったということで、1音1音を無駄にすることなく読みこんでいくという難しさと、楽しさと、私は黄泉の帝王ということで、現役時代は中性的な黄泉の帝王感と、クラシックの中にロックテイストが入っているのを意識しながら演じていました。音楽からも中性的な帝王感を感じています。

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彩輝
 私も楽曲の大きさ、繊細さ、歌で表現しなければならないという、表現が限られる、芝居で歌うだけでは済まされない曲の大きさには、大変苦労しました。自分の中では今でも課題が残っていると感じるくらい難しいと感じています。自分の役作りとしましては、もちろん歴代のトートさんも観ていますし、作品と音楽の中から素直に感じる感覚を大切にしました結果、たぶん、というのは自分で演じていておかしいですが(笑)、その繊細な部分であったり、冷たさ、怖さ、人間でない部分を大切に、そして大きさを心がけていたと思います。

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春野
 私は『エリザベート』というミュージカルのお客様がイメージするものと、自分が先輩方が演じてこられたものを観て描いた理想と、自分の本当の気持ちとのギャップが少しあったようで、そのイメージにとらわれてしまってなかなか自分の本当の気持ちが出せなかったので、そこが一番苦労した点でした。黄泉の帝王とか、死といったものが、気持ちというものを強く表現するのはどうなんだろうか?と思ったのですが、自分自身の気持ちを大切にトートを演じさせて頂きました。

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 楽曲の難しさはもちろんなのですが、この作品をさせて頂くにあたって、白羽ゆりちゃんと彩吹真央ちゃんと3人でウィーンに行かせてもらった時に、2人の役は実在の人物でしたので、シェーンプルン宮殿ですとか、あちこちを見る度にどんどん役が膨らんでいって、「イメージが膨らんだ!ああ来て良かった」と言っていたのに、私1人どこにもイメージを助けてくれるものがなくて(笑)。じゃあ役作りをどうしたらいいんだろう?と思っていたのですが、その後にプライベートでイタリアに旅行した時に、宗教画を見て、「受胎告知」ですとか「ピエタ」とかそういう美術品を見て、天と地、人の命、天使、神など、そういうものからイメージできたので、その役作りが難しかった点であるとともに、それらに助けられてトートを創っていきました。

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大鳥
 エリザベートというのは実在の人物で皇族ということで、バイエルンの田舎の活発な少女がどうしてこんな数奇な運命をたどってしまったんだろう、というところが難しかったです。資料などを読ませて頂いたり、シェーンプルン宮殿にも行かせて頂いのですが、これはなかなか経験がないので、苦しんだところです。日々エリザベートの気持ちに寄り添うことが難しかったです。

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白羽
 私も実在の人物を演じることがずっと夢でもありましたので、まず色々な資料を読んで実在のエリザベートに近づくことができたらなという思いでした。あとはウィーンに行かせて頂いて、ウィーン版のミュージカルがちょうど日本に来たときでもありましたので、ウィーンのスタッフの方達と色々お話させて頂いたんです。その時にエリザベートは決してシンデレラとか、悲劇のヒロインとして演じて欲しくないと言われたのがすごく印象に残っていて、野性的な部分とか強さも自分の中で意識して演じることができたらと思って、その時は演じていました。でもまた少し年齢を重ねているので、深みとかも少し変わってきているので、その部分も今回新たな発見として挑戦していきたいと思っています。
 
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 私はただいま絶賛楽曲と奮闘中でございますが、今のところこれは言えるなと思うことは、余計なものをつけずに、そのメロディが流してくれる歌詞であったり感情をしっかりつかんでいくということが、私の中で一番の課題だと思っております。

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凪七
 当時は私は女役としてどうやって立ったらいいのかも、また大劇場で1人で歌うことも初めてでしたので、その技術的なものにとらわれ、費やす時間が最初は多くなってしまったのですが、そこから役作りを同時進行で考えた時に、歴代の方達を拝見したイメージに、なかなかたどり着けないもどかしさがたくさんありまして、こういうエリザベートをやりたいけれどもなかなかできない。ではそのイメージをまずは取り払って、エリザベートとはどういう人なのだろうという根本のところから、創り上げなければダメだと、行ったり来たりを繰り返しだったのですが。また今回は繊細な部分も、もう年月も経ちましたし、大切に内面を深く追求していきたいと思っています。


〈公演情報〉
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三井住友VISAカードpresents
『エリザベート TAKARAZUKA 20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』 
脚本・歌詞◇ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲◇シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション◇ウィーン劇場協会
構成・演出・訳詞◇小池修一郎
演出◇中村一徳
●2016/12/9〜18◎梅田芸術劇場メインホール 
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 06-6377-3800
●2017/1/8〜20(金)◎Bunkamura オーチャードホール
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場(東京)  0570-077-039



【取材・文・撮影/橘涼香】




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真田佑馬と水田航生が主演する音楽劇『ダニー・ボーイズ』製作発表

ダニーボー未ひろ
前列/柄本時生、水田航生、ベンガル 後列/AKANE LIV、剣 幸、悠未ひろ

ミュージカル主演初挑戦の真田佑馬と数々の舞台で注目の水田航生がタッグを組む音楽劇『ダニー・ボーイズ』の製作発表が9月12日、都内で行われた。

本作品は、08 年に手塚治虫文化賞を受賞した島田虎之介による漫画『ダニー・ボーイ』(09年発行)を原作に初の舞台化となる音楽劇作品で、1976年1月11 日、ニューヨーク・ブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターに初めて日本人俳優として出演した実在の人物、「サトウ・イサオ」らの活躍をモチーフに、主人公の「伊藤幸男」が、音楽を通じて周りとの絆を深めていく物語。デューク・エリントンの名曲「極東組曲」や当時のブロードウェイ・ミュージカル作品の珠玉のナンバーの数々を散りばめ、ストーリー展開する。
 
【あらすじ】
彼らには夢があった 歌は生きる力だった。
誰よりも大きな産声を上げた赤ん坊、その名も Lucky Man=伊藤幸男。08年手塚治虫文化賞受賞の島田虎之介の傑作漫画「ダニー・ボーイ」のモデルは、ブロードウェイでトニー賞の候補になりながら、飛行機事故で夭折した実在の日本人。彼はその歌声だけを携えて海を渡り、夢を追い、仲間を愛し、ルーツに葛藤し、挫折を味わった。それでも、彼は歌を愛することを止めなかった。「僕はラッキーマンだもの、どんな時でも、歌っていれば幸せなんだ」と、明るい笑顔を見せて。
ダニー・ボーイズ……「極東組曲」の俳優たちと、サチオが結成した幻のコーラスグループ。彼らと仲間たちにとって、歌は生きる力だった。言葉の壁、肌の色、どんな苦難に阻まれても、身体いっぱいに歌う喜びだけを信じていた。サチオの産声、歌声から、その消息をたどるツネの記憶を軸に、彼らダニー・ボーイズの絆と彼らを愛した仲間たち、抱いた夢と挫折、生きた軌跡を、その歌声と共に描く音楽劇。
 
今回の配役では、ミュージカル主演初挑戦となる真田佑馬と数々の舞台で注目を集めている水田航生がタッグを組む。そして、新進気鋭の柄本時生を加えて、「ダニー・ボーイズ」を構成。さらに、悠未ひろ、AKANE LIV、戸井勝海、金 すんら、ベンガル、剣 幸など、実力派俳優陣が舞台に彩りを加える。演出はオリジナル・ミュージカル『Color of Life』で高い評価を受けた石丸さち子が、演出は『ファウスト〜愛の戦士たち〜』を演出した元生茂樹が手がける。

この音楽劇『ダニー・ボーイズ』〜いつも笑顔で歌を〜』の製作発表記者会見には、真田佑馬、水田航生、柄本時生、悠未ひろ、AKANE LIV、ベンガル、剣 幸が登壇した。

【出演者コメント】
 
真田佑馬/伊藤幸男(DB 極東組曲:官僚を目指す青年、高橋)
出演が決まったときにすごく緊張して、今もプレッシャーで眠れない日々が続いています。毎日、伊藤幸男という役をどう演じればいいかを考えています。この役のキャラクターは、すごくポジティブで、明るくて、ハッピーに生きているので、普段と自分とは全く真逆です。そこから入っていき、自分自身も幸男と同じように前向きで、ハッピーにこの役を演じられるように頑張ります。

水田航生/田上英喜(DB 極東組曲:帰還兵、倉田)
真田くんとは『オーシャンズ11』という舞台以来の共演で、再びタッグを組んで舞台に立つことができて、本当にうれしく思っています。真田くん演じる幸男の親友役を演じますが、この役は笑顔が絶えない<スマイリー>というような役で、僕にぴったりだと思っています(笑)。稽古から共演者の皆さんといろいろとお話しやディスカッションを重ねて、素敵な『ダニー・ボーイズ』を作っていきたいと思います。

柄本時生/ミッキー・岡田(DB 極東組曲:狂言回し)
出演のオファーを受けたので、しっかり頑張りたいと思います。まだ、台本を読み込んでいないので、内容をすべて把握していませんが、稽古になったら、共演者の皆さんと協力しながら、楽しく芝居を作れたらと思っています

悠未ひろ/湖島みちる(極東組曲:女優) 
共演者の方々のキャラクター、個性が合わさって、演出が加わって、私のイメージ以上のものが繰り広げられるのではないかと、今からワクワクしています。自分の役割をしっかり果たして、楽しめたらと思っています。個人的には、舞台上で女性としてお芝居することが初めてなので、そのあたりは頑張りたいと思います。

AKANE LIV/エイミー・城戸(極東組曲:アシスタントディレクター)
私の演じるエイミー・城戸は、真田さん、水田さん、柄本さんたちと一緒に登場するキャラクターで、アメリカ人と日本人のハーフの役です。自分自身もハーフなので、共感する部分もあるので、そのあたりを深くお芝居できたらと思っています。とてもハードな時代のお話なので、エネルギーをもって臨みたいと思います。 
 
ベンガル/桃山 周、関根富男(三春うららの夫)
とても熱のある若い人たちの話です。昔は、自分が前へ前へ出ようとばかり思ってエネルギーがありましたが、最近ではどこの現場に行っても最年長になることが増えてきたので、若い人たちの動きを見ながら、楽しんでやっていきたいと思います。

剣 幸/桃山ツネ、三春うらら
台本を読んで歌うことの素晴らしさ、幸せ感がたくさん感じられる物語だと思いました。私は、5千人の赤ん坊を取り上げた産婆ツネ70歳という役を演じます。こうした役は初めてです。ベンガルさんと同じで若い人たちを見守る立場なのですが、ベンガルさんにも助けてもらい、一緒に夫婦役で温かい夫婦像が演じられればと思います。
 

〈公演情報〉

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音楽劇 『ダニー・ボーイズ』〜いつも笑顔で歌を〜
原作◇島田虎之介「ダニー・ボーイ」より
脚本◇石丸さち子
演出◇元生茂樹
出演◇真田佑馬/水田航生/柄本時生
悠未ひろ、AKANE LIV、柴 小聖
黒田こらん、小野妃香里、園山晴子、伊地知玲奈/藤井びん、白石拓也、萩原 悠、優志
戸井勝海、金 すんら、梅垣義明/ベンガル/剣 幸
●10/26〜29◎東京国際フォーラム ホールC
〈料金〉 S 席8,800 円  A 席7,800 円 (全席指定・税込)
一般発売日: 10 月9 日(日)午前10 時より
〈お問い合わせ〉 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜18:00)
●11 /5〜6 ◎新歌舞伎座 
〈料金〉 S 席8,800 円  A 席7,800 円 (全席指定・税込)
一般発売日: 10 月9 日(日)午前10 時より
〈お問い合わせ〉 キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)
オフィシャルHP http://www.danny-boys.com/


【資料提供:『ダニー・ボーイズ』公演実行委員会 】





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