えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『暗くなるまで待って』

インタビュー

ブロードウェイ・ミュージカル『サムシング・ロッテン!』間もなく開幕! 瀬奈じゅん インタビュー

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福田雄一の最新作ブロードウェイ・ミュージカル『サムシング・ロッテン!』が、12月17日から30日まで東京国際フォーラム ホールC で上演される。(そののち2019年1月11日〜14日◎大阪 オリックス劇場で上演)
 
本作は、1990年代にケイリーとウェインのカークパトリック兄弟のアイデアから始まり、2015年にブロードウェイで上演。アメリカの演劇・ミュージカル界で最も権威ある賞であるトニー賞で9部門ノミネート、1部門受賞という快挙を成しとげた。タイトルの「Something Rotten!(サムシング・ロッテン!)」とは、「何かが、腐っている!」という意味。ハムレットの一節からの引用で、こんなふうに複数の戯曲、ミュージカル作品へのオマージュが散りばめられたコメディミュージカルだ。
物語の背景は16世紀末。絶大な人気を誇るウィリアム・シェイクスピアを相手に、ニックとナイジェルのボトム兄弟が競いながら、舞台芸術業界で成功を目指す。『コーラスライン』、『アニー』、『レ・ミゼラブル』などの人気ミュージカル作品や、シェイクスピア作品を彷彿とさせるシーンの数々が、舞台・ミュージカルファンの心をくすぐる作品となっている。
 
初の日本語版上演では、演出・上演台本を現代のヒットメーカーであり、「笑い」と「ミュージカル」をこよなく愛する福田雄一が手がけ、劇作家ニック役に中川晃教、シェイクスピア役に西川貴教、ニックの妻ビー役に瀬奈じゅん、預言者ノストラダムスには橋本さとし、ニックの弟ナイジェルに平方元基、清教徒の娘ポーシャには清水くるみと豪華なキャストが揃った。 
この舞台で劇作家ニックを献身的に支える頼もしい妻ビーに扮する瀬奈じゅんに、稽古もたけなわという時期に話を聞いた。

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あなたは基本コメディの人
という誉め言葉を

──まずこの作品と初めて出会ったときの印象は?
私は出演のお話をいただいてからYou Tubeで拝見しました。色々知っているミュージカルの楽曲などもパロディで登場しますし、背景がシェイクスピアの生きていた16世紀という、かなり昔のお話なのですが、全然古い感じがしなくて、とても面白かったです。
──今回は、共演の方々も豪華です。中川晃教さんと西川貴教さんは初共演ですね。
中川さんとは以前『クリエ・ミュージカル・コレクション』と『岩谷時子メモリアルコンサート』で一緒に歌わせていただいたり、私の主人(千田真司)も共演していたり、色々ご縁はあるのですが、こうしてお芝居をさせていただくのは初めてです。西川さんとは「はじめまして」ですが、お芝居の表現力も素晴らしい方で、お二人とも舞台センスがあるので、稽古場で拝見していてもとても勉強になります。
──瀬奈さんが演じるのは、中川さん扮するニックの妻のビー。男装して物を売ったり家計を支えるなど、すごくパワフルで素敵な女性ですね。
献身的で逞しいんです。どうしても男勝りな部分がクローズアップされがちですが、本当に健気な女性だなと思いました。
──どう演じてほしいなど、演出の福田さんからの指示は?
福田さんは「こうしてください、ああしてください」は、あまりおっしゃらないんです。それは私だけでなく皆さんにそうで、ポイントでこうしてほしいという要望はあっても、この役はこう演じてほしいという指示はされない方で、たぶん演者を信頼してくれているのかなと思っています。ただ、「こういう面白いことを言ってほしい」とか「ここは○○さんで」とか(笑)、今回はまだないですけど、そういう細かい部分での笑いの演出はよくされます。
──コメディを演じるうえでとくに必要なことは?
笑いのための計算はもちろんありますが、とにかく役として生きることしかないと思っています。宝塚時代からそれは同じで、コメディもシリアスも、台本を読んで役をふくらませていくという点ではまったく変わりないんです。
──瀬奈さんは宝塚時代からコメディセンスは抜群で、しかも品は落とさずに客席を巻き込んでいって見事でした。
私は12年目くらいに『二都物語』という、ディケンズの悲劇に主演させていただいたのですが、そのとき演出の太田(哲則)先生に「あなたは基本コメディの人ですから」と言われたんです。超シリアスな悲劇を真面目に突き詰めていたときだけに、ちょっとショックで(笑)、でも今考えると、あれはすごい誉め言葉だったなと思うんです。コメディは間とか動きとか、相手との掛け合いとか、どれもセンスがないと笑えないわけで、それを誉めていただけたわけで、その言葉を頼りに今も生きてます(笑)。
──太田先生のコメディはお洒落で面白かったですね。瀬奈さんは『二都物語』もそうですが、悲劇と喜劇の両極を生きられる役者だと思います。
シリアスもコメディも、大切にするのはやはり役のリアリティですから。自分の発想だけでなく、周りの役者さんたちのやっていること、演出家の求めているものを探りながら、その人間がどう動くかを考え、何をチョイスするか、そこにセンスが求められているのだと思います。

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福田雄一と小川絵梨子
2人の演出家との出会い

──この物語にはシェイクスピアをはじめ作家たちが出てきます。その創作の苦悩とか葛藤なども描かれていますが、それをドタバタ喜劇的な展開で繰り広げていくところが面白いなと。
シェイクスピアの作品についていつも思うのですが、人を殺したり人を騙したりしても喜劇だったりしますよね。それはどういうことなんだろうと。たぶんそういうことをしてしまう人間というものの滑稽さを、喜劇つまり悲喜劇として描いているのかなと。今回の稽古場でシェイクスピアを演じている西川さんを見ていると、「あ、こういうことなのかも」と思ったんです。たとえばアイデアがどうにも浮かばないときに、これ真似しちゃおうとか、そうまでする自分を笑いながら、生きていくエネルギーにしている。自分たちに置き換えてみると、たとえば仕事に真剣に向き合ってる姿でも、角度を変えて見ると滑稽だったり面白かったりするじゃないですか。そう思うとシェイクスピアの喜劇って、すごく腑に落ちるんです。
──そう考えると、これはすごく懐の深いミュージカルですね。
そういう生みの苦しみさえも面白くしてしまえる器の大きい作品で、ほかにも発見が沢山あります。さとしさんの「ミュージカル(A Musical)」というナンバーの中に、「なんでここで歌い出すんだろう、でもこれがミュージカル♪」という歌詞があるんです。私は4月に『FUN HOME』というミュージカルに出たのですが、小川絵梨子さんがミュージカルを初めて演出されていて、立ち稽古になって歌の場面になったとき、「なぜここで歌い出すの?」「なぜ正面を向いて歌うの?」というところから始まったんです。それによってこちらも、ミュージカルについて改めて考えさせられて。そして自分の曲ではない歌詞もみんなで理解し合って、人の役のことも話し合って作り上げました。その経験はすごく大きかったです。そういう意味ではこの作品の「ミュージカル(A Musical)」という曲は、ミュージカルの楽しみ方がこの1曲に詰まっている気がします。
──『FUN HOME』は心情をリアルにストレートに伝えてくる現代的なミュージカルでした。
小川さんはたぶんリアルなお芝居の中に歌が入ってくることで、そこだけリアルではなくなるのが嫌だったのではないかと思います。セリフって今こうして会話しているように、思いついたことをそのまま喋るものなんですよね。それと一緒でその場で考えたことを歌ってほしいと。でも本番になると音譜の音や歌詞をどうしても追ってしまいたくなる。それをしないことはすごく怖いんですけど、初めてこの言葉を発しますというふうに歌おうと。ちゃんと出るかなと思いながら本番で思いきってやって、すごく勉強になりました。
──その役のその時の切実な言葉が歌になって出てくるわけですね。
本当はそれが基本なんですよね。公演中もどこかでやっぱり綺麗に歌おうとか、声が出しにくいなとかそういうことがよぎることもありましたけど、とにかく喋るみたいに歌おうと。たとえば私のアリソンの「電話線」という歌は、車で走っている時、目に入る電話線の1本1本が通りすぎていく光景をそのまま口に出しながら、その合間に「父に何か言わなきゃ、言わなきゃ」と考えている歌なんです。そういうリアリティの表現というのはお芝居ではいつもやってるし、当たり前のことなんですけど、歌稽古を先にすることで、前後の感情とかけ離れてしまいがちになるんです。そこを埋めることが大事で、今回もそれをできればいいなと思っているのですが。そんなふうにミュージカルは初めてという小川さんの作品に出たことで、ミュージカルの原点というものを考えるきっかけになりました。

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──福田さんとの出会いも大きいと思いますが、『ヤングフランケンシュタイン』が初めての出会いですね。  
そこから続けて今回で3本目で、ドラマにまで出させていただいてます(笑)。福田さんは「ミュージカル大好き!」という方で、出演するたびにミュージカルの楽しみ方とかエンターテイメントの作り方を学ばせてもらっています。小川さんとはある意味真逆なのですが、でもこのお二人のおかげで、ミュージカルの根本、基本みたいなものを改めて考えさせていただくことになりました。
──小川さんが演じる基本を追求しているとしたら、福田さんは観客の目線を追求する演出家ですね。
お客様に絶対に楽しんで帰ってもらうということを大事にしていらっしゃるし、楽しませることにすごく情熱を注がれる方なんです。
──そこは宝塚時代のショーでの瀬奈さんを思い出します。お客様を楽しませることには徹底していましたね。
宝塚は二本立ての場合は必ずショーがついてますよね。お芝居では役で出てきますが、ショーでは瀬奈じゅんでお客様を楽しませなくてはいけない。役名のところに「踊る男」とか書いてあるのですが(笑)、「踊る男」の瀬奈じゅんとしてお客様に楽しんでいただく、そのために命を注いでいたんです。ただそういう「瀬奈じゅんはこうでなくてはならない」という意識が退団してからもしばらくは抜けなくて、苦しんだこともあります。
──退団してもう10年になりますね。すっかり女優が身についてきました。
男役10年と言いますけど、女優も10年かなと(笑)。でもまだまだわからないことが多いですし、それこそゴールのない世界ですし。
──50歳、60歳の瀬奈じゅんも楽しみです。
年相応の役者になりたいですね。息切れしないように地道に長く続けていきたいと思っています。

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家族がいるほうが
頑張れるんです

──その女優である瀬奈さんが、母親にもなったわけですが、やはり仕事も子供も両方とも瀬奈さんには必要だった?
私にとっては仕事をするうえでも家庭というものがすごく大事で、家族がいるほうが頑張れるんです。今回のミュージカルも、家族のために闘うとか、家族のために懸命になる人たちなので、共感できるところがいっぱいあります。
──お子さんを持ってからの1年半の仕事はすごく充実していて、モチベーションが上がっているのだろうなと拝見していました。
子供は特別養子縁組というかたちで授ったわけですが、その前の2年間は子作りのためにお休みをいただいてたんです。その時、この仕事は舞台に出続けていないと難しいだろうなと思ったし、他にも沢山できる方はいる、復帰しても需要はないかもしれないと覚悟しながら休みました。でもその2年間にさまざまな経験をしたことで、今、色々なジャンルのお仕事をいただけるようになりました。1回休んで自分をリセットしたから、今の自分があるのかなと思っているんです。
──その期間はたぶん落ち込んだり悩んだりしたと思いますが、そのことが女性として人として膨らみになっていると思います。
ただその期間はつらすぎてあまり記憶がないんです。今は自分の子供に出会えて幸せだし充実しているので、そんなことは吹っ飛んでしまいましたけれど。会う人にもハッピーオーラがすごいねとか言われて「え?子育てで疲れてるんだけど」って(笑)。思い通りに時間が使えないとか、熱があるから迎えに来てくださいとか、予定通りいかないことばかりで。でもそれが面白いと思えるようになりました。今、2年間を思い出すとき、やっぱり自分の子供が欲しかったとはこれっぽっちも思わないんです。ただ、この子は私が生んであげたかったなと、そのくらい可愛くてしかたないです。
──瀬奈さんとお子さんが出会うための2年間だったのでしょうね。そういう人生のひだを経験したことで、女優としても肩の力が抜けてさらに素敵になりました。宝塚ではトップスターで、退団してからは帝劇の真ん中をつとめて、もともと繊細な方でしたからプレッシャーも人一倍だっただろうなと。
たえずアンテナを張っていました。組のためにこうあらねばならないとか、周りは楽しんでくれているかな?とか。その経験から、主演のたいへんさにはつい敏感になってしまうので、どの作品に出ても主演の方が気持ち良くできるようにしたいなと思うんです。自分がそうしていただいてましたから。
──今は子育てとの両立も慣れましたか?
『ヤングフランケンシュタイン』の時がちょうど子育てのスタートで、育てながらの稽古とか本番に、ちょっとテンパっていました。初めての福田作品にも戸惑いながら(笑)。そこから1年経って、ペースも掴めてきましたし、主人も一緒に子育てしてくれるので心強いです。それに福田さんも家族をとても大事にされる方なので、今回もご一緒できてとても嬉しいです。
──そんな福田さんとともに作っている『サムシング・ロッテン!』への意気込みを、改めてぜひ。
どの方も才能あふれる魅力的な方々ばかりで、物語もとてもよくできていて、有名なミュージカルのナンバーもいっぱい出てきます。とても楽しい作品です。ミュージカルを大好きな方も、ミュージカルを知らない方も、絶対に楽しめると思います。ぜひ観にいらしてください。

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せなじゅん○東京都出身。1992年宝塚歌劇団に入団。05年から月組トップスターをつとめ09年退団。以後、女優として『エリザベート』『アンナ・カレーニナ』をはじめとするミュージカルやストレートプレイの主役をつとめ、また映像でも活躍中。2012年に菊田一夫演劇賞演劇賞、岩谷時子賞を受賞。近年の出演昨品は、舞台『エジソン最後の発明』『JunSena25th Anniversary concert』『ヤングフランケンシュタイン』『FUN HOME』『シティ・オブ・エンジェルズ』など。4月にはコンサート『トロワ・バイオレット』(宝塚バウホール)に出演する。またドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ)に出演中。

〈公演情報〉
CNI27265
 
ミュージカル『サムシング・ロッテン!』
作詞・作曲◇ウェイン・カークパトリック、ケイリー・カークパトリック
脚本◇ケイリー・カークパトリック、ジョン・オファレル
演出・上演台本◇福田雄一
出演◇中川晃教 西川貴教 瀬奈じゅん
平方元基 清水くるみ/橋本さとし ほか
●2018/12/17〜30◎東京 東京国際フォーラム ホールC
〈料金〉S席12,500円 A席9,500円 B席7,000円(全席指定・税込)    
●2019/1/11〜14◎大阪 オリックス劇場
〈料金〉平日:S席11,000円  A席8,000円  B席6,000円
    土日祝:S席11,500円  A席8,500円  B席6,500円
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799 (オペレーター平日11:00〜18:00、土日祝10:00〜18:00)

【取材・文/榊原和子 撮影/友澤綾乃】


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ミュージカル 『オン・ユア・フィート!』間もなく顔幕!朝夏まなとインタビュー

朝夏

80年代〜90年代に全世界のヒットチャートを席巻した「グロリア・エステファン&ザ・マイアミ・サウンド・マシーン」。そのヴォーカリストでラテン・ミュージックの歌姫グロリア・エステファンの栄光と挫折の半生を描くミュージカル『オン・ユア・フィート!』が、日本初上陸。ブロードウェイでロングランとなった、今、一番熱いミュージカルが、真冬の東京をホットに染め上げる!
その公演が12月8日に、日比谷のシアタークリエで開幕する。(12月30日まで) 

作品のヒロイン、グロリア・エステファンを演じるのは朝夏まなと。元宝塚歌劇団宙組トップスターで、退団後第1作目のミュージカル『マイ・フェア・レディ』のイライザ役の好演の余韻冷めやらぬ中、客席も踊り出さずにいられないラテン・ミュージック満載の、この舞台に挑む朝夏に想いを聞いた「えんぶ12月号」のインタビューを別バージョンの写真とともにご紹介する。
(※インタビュー中で触れているエミリオ役ダブルキャストの相葉裕樹さんは休演となりました) 

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ミュージカルの楽しさが
詰め込まれた作品

──宝塚退団後、初単独主演ミュージカルとなる『オン・ユア・フィート!』。こちらは全米ツアー公演をご覧になったそうですが、どんな印象を?
ミュージカルに欲しい要素が全て詰まっていて、音楽も良い、ストーリーも良い、ダンスもあって盛り上がり、感動もするという素晴らしい作品です。「CONGA」とか「1-2-3」など、街中でもよくかかっている曲が、グロリアさんの曲だったんだ! という発見もありました。私の周りにもグロリアさんのファンです! という方がたくさんいらっしゃいますし、そういう知名度の高い実在の方を演じるのは、プレッシャーもあります。でも、とにかく楽しみですし、最初に出演したミュージカル『マイ・フェア・レディ』のイライザからのギャップも大きいのですが、やはり初挑戦の楽しみが勝っています。ラテン系の作品は宝塚でもやってきましたが、今回、本物のラテンダンサーでチャンピオンになられた方が振付に入ってくださるので、ラテンのワークショップもあるんです。こんな機会はこの作品にめぐり会えなかったら絶対になかったことですし、ワクワクしています。
──演じるグロリア役を、どう捉えていますか?
家族の為に歌が好きだという気持ちを犠牲にして、我慢しながら生きていたグロリアが、歌の才能を見出され、スターダムに乗っていく。最初に才能に気づいてくれたのは久野綾希子さん演じるグロリアの祖母のコンスエロですが、更に夫となるエミリオ、こちらは相葉裕樹さんと渡辺大輔さんがWキャストで演じてくださいますが、彼に出会って、人生が変わっていく。もちろんたくさんの苦労もしますが、まずそれだけの才能を持った人だというところが確立されていないと、役として成立しないと思うので、佇まいの中ににじみ出るものがあるようにと思っています。グロリアは自分をしっかり持っていて、今の時代の女性が理想とする女性像にピッタリはまる人なので、そこもきちんと表していきたいです。本当に成功を勝ち取る人って、運命が導く部分があると思うんですよね。彼女もまさしくそうで、何かを得たら何かを失うし、一路真輝さんが演じる母親のグロリア・ファハルドとの確執などもありますが、最後は大きく強くなっていく。その姿を出せたらと思います。あとは17歳から演じるのが挑戦ですね(笑)。

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配役の妙を感じる
プロデュース公演の醍醐味

──今お話しにも出た相手役のエミリオが、相葉裕樹さんと渡辺大輔さんのWキャストということで、こちらも大変魅力的なキャスティングですが、お二人の印象は?
それぞれ全然違うタイプですね。相葉さんは甘えん坊要素があるので、「よしよし」という気分になります(笑)。本能タイプだなという印象です。一方、渡辺さんは私より年上でとても落ち着いていらして、「頭脳派だな」と。でもこれは第一印象なので、役を通してどう変わっていくかも楽しみです。もしかしたらお稽古を重ねて深く関わっていくうちに、印象が全く逆になる可能性もありますし、そういう意味でもどんな出会いになるかワクワクします。
──共演者の方達も錚々たる方ばかりで、特に母親役の一路真輝さんは宝塚の大先輩でもありますね。
普段からとても優しく可愛がってくださるので、意見が衝突して分かり合えない母と娘という関係性になるのが想像できないくらいで、どういうお芝居をしてくださるのかをとても楽しみにしています。他の皆さんも役にピッタリで、そこにいるだけで「おばあちゃんがいる」「お父さんがいる」と思わせてくださるのがすごいなと。例えば『マイ・フェア・レディ』では今井清隆さんがいてくだされば、もうそのままパパなんですね。その実存感と、プロデュース公演ならではの配役の妙には感動します。それは宝塚を卒業して一番違いを感じたことかもしれません。

客席の皆様も温まりに
劇場にいらしてください

──宝塚退団後、時間の使い方などに変化はありましたか?
それが『マイ・フェア・レディ』に入るまでは、「時間がたくさんある!」と思って、ヨガに行ってみたりもしたのですが、いざ稽古がはじまってみたら、何ら変わらなかったです。ただただ役に向き合い稽古に没頭する日々で。人間そうそう簡単に変わらないですね。取材的には面白いことが言えなくて申し訳ないんですが(笑)。でも『マイ・フェア・レディ』のイライザって全ての瞬間で本気で生きている人で、そういう人を演じる為には自分も本気で臨まないといけないので、日々痣だらけでしたが(笑)、そうして本気で向かっていくからこそ、共演している方達が心を動かしてくださるし、本気で向き合っていただける。そういう芝居の本質の部分では、演じる役が男性でも女性でも全く変わらないことがわかったのは大きな経験でした。来年もありがたいことに『笑う男 The Eternal Love –永遠の愛-』『Little Women ─若草物語─』『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』と、様々な作品に出演させて頂きますが、作品の幅が広いですし、ジャンルの違う役柄に出会えることがとても楽しみです。外の舞台は1作1作が一期一会の世界ですが、その日々がとても刺激的で楽しいので、色々な色が出せる俳優になりたいと思っています。その為にも日本初上陸となる『オン・ユア・フィート!』のグロリアを精一杯生きて、演じたいと思っています。ミュージカルの感動が全て入っている作品ですし、しかもそれだけで終わらず、最後には客席の皆様にもペンライトを振っていただき、皆で一体となって盛り上がれるので、寒い時期の公演ですから、是非温まりに劇場にいらして下さい。お待ちしています!

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あさかまなと〇佐賀県出身。02年宝塚歌劇団で初舞台。花組に配属後、男役として頭角を現し、12年宙組に組替え。15年『王家に捧ぐ歌』で宙組トップスターに就任。17年宝塚歌劇団を退団、女優としてスタート。初コンサート『MANA-ism』、連続ドラマW『不発弾』を経て『マイ・フェア・レディ』でミュージカル初主演。19年は、『笑う男 The Eternal Love –永遠の愛-』『Little Women ─若草物語─』『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』への出演が決定している。


〈公演情報〉
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ミュージカル
『オン・ユア・フィート!』
脚本◇アレクサンダー・ディネラリス
音楽・歌詞・編曲◇グロリア・エステファン/エミリオ・エステファン(エミリオ&グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン制作のオリジナル楽曲より) 
翻訳・訳詞・演出◇上田一豪 
振付◇TAKAHIRO/藤林美沙/金光進陪 
出演◇朝夏まなと 渡辺大輔(Wキャスト) 青野紗穂 栗原英雄 久野綾希子 一路真輝 ほか 
●12/8〜30◎シアタークリエ 
〈料金〉11,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
 https://www.tohostage.com/onyourfeet/




【取材・文◇橘涼香 撮影◇岩村美佳】 



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ドラマとダンス、2つの「カンタービレ」を連続上演! 森新吾インタビュー

森
 
DIAMOND☆DOGS(D☆D)のメンバーとして活躍するかたわら、優れたクリエーターとして構成・演出・振付のジャンルでも才能を発揮している森新吾が2つの「カンタービレ」に挑む!

昨年5月に自身の主演作品として発信したショーアクト『ダンスカンタービレ』。森と風花舞をはじめとした女性陣だけで紡がれた作品で、1800年代のロンドンを舞台にしたちょっとダークでミステリアスなステージは多くの喝采を集めた。その「カンタービレ=歌うように」と名付けられた舞台が、D☆D充電期間中の2018年新たな展開を見せることになった。

11月22日〜25日、サイエンスホールで上演される『アクトカンタービレscene1 〜 Smoky Dog 〜』は、脚本・演出に米山和仁(劇団ホチキス)を迎えて男性陣だけで創られる、芝居仕立ての作品。
12月12日〜16日、博品館劇場で上演する『ダンスカンタービレ2018』Mori Shingo & 8 Foxy Girlsは、風花舞や舞羽美海、田野優花など華やかな女性陣のダンスを中心にしたステージだ。
 
連続上演されることになった2つの「カンタービレ」を企画し、演出家としても取り組む森新吾に、公演への意気込みを話してもらった「えんぶ12月号」のインタビューを、別バージョンの写真とともにご紹介する。


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笑って最後にしみじみするカラフルな『アクトカンタービレ』

──2つの「カンタービレ」ということですが、今回『アクトカンタービレscene1』が新たにスタートしますね。
昨年、僕と女性陣だけで構成した『ダンスカンタービレ』をさせて頂いて、とても大きな達成感を得ることができたんです。そこから、これを更に膨らませて「カンタービレ・シリーズ」として展開したいと考えたのが『アクトカンタービレ』です。男性だけで、芝居を中心としたカラフルな舞台になります。僕から発信していくものとして、ダンスだけに特化するのではなく、色々な絵をお見せしたいという想いでスタートしました。
 
──森さんが総合演出という形で、脚本・演出を劇団ホチキスの米山和仁さんが担当するのですね。
今回参加を快諾してくれた町田慎吾君が出ていた劇団ホチキスの舞台を拝見して、素直にとても面白いな!  と思い、紹介してもらって、芝居のディティールの部分を創って頂けることになりました。勿論僕も総合演出としてタクトは振りますが、一役者として客観的にも見てもらえるのが有難いです。お客様には大いに笑って頂きつつ、最後にしみじみとしたものも残る作品になると思います。
 
──D☆Dを卒業された小寺利光さんとTAKAさんが、役者とクリエーターとして参加するのも嬉しいことです。
利ちゃん(小寺)には一役者として出てもらいたい! と純粋に思ってお願いしました。またTAKAちゃんは僕の中ではマストな音楽家なので、安心して音楽面を委ねられます。D☆Dを卒業した2人が関わってくれる形になったのは、よく考えたらそうだよね! というぐらい自然な形とも言えるんですが(笑)、新たなつながりが続くことはD☆Dのファンの皆さんにも喜んで頂けるかなと。他にも水谷あつしさん、入山学さんと、この人たちがいてくれたら安心だという方達が揃ってくれたので、僕自身も楽しみで仕方がないです。

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一生の財産だと思える『ダンスカンタービレ』

──更に12月には『ダンスカンタービレ2018』の上演となります。こちらは2017年の初演を基にした舞台とのことですが、初演で特に感じたことは?
やはりD☆Dではクリエーターの立場で全体を引っ張ることも経験していましたが、いざ舞台となった時には常に絶対的センターとして東さん(東山義久)がいてくれたことが、どんなに大きかったかを痛感しました。普段はあんなにチャラけたキャラなのに(笑)、舞台の芯に立つ為に、これだけのプレッシャーを克服していたのか! ということを、僕自身がセンターに立ったからこそ理解できて、そういう意味でもとても大きな経験になりました。終わった時には燃え尽きたというくらいの突き抜けたエネルギーが、僕自身からも女性陣からも噴出して、僕には一生の財産だと思える公演になりました。その舞台を再びということで、町田君がゲストではなく全公演出てくれますし、舞羽美海さん、田野優花さん等フレッシュなメンバーもいます。2018年版としてブラッシュアップしつつ、風花舞さんや藤田奈那さんはじめ続投メンバーと共に創った初演の素敵なところは活かして、更に掘り下げた舞台にしていきたいです。
D☆Dが充電期間に入って、本当に久しぶりにまとまった休みが取れて、自分を労わったり、突っ走ってきた日々に得たものを見つめ直すこともできました。この二つの「カンタービレ」に今まで培ってきたものと、これから進みたいものを融合させていきますので、是非楽しみに観にいらしてください!

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もりしんご○03年「DIAMOND☆DOGS」に設立メンバーとして参加。舞台構成、振付、演出にも才能を発揮、数多くの舞台を創り続けている。NHK『みんなのうた』の振付を2年連続で手掛けた。近年の主な作品に『Dramatic Musical Collection 2018』『FLAMENCO マクベス〜眠りを殺した男〜』DANCE OPERA『SWAN』2017 LOVE LOVE de SHOW『White Labyrinth』など。また新国立劇場 開場20周年記念オペラ『ホフマン物語』に出演するなど活躍の幅を広げている。


〈公演情報〉
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森新吾presents
『アクトカンタービレ scene1 〜 Smoky Dog 〜』
総合演出◇森新吾
脚本・演出◇米山和仁(劇団ホチキス) 
出演◇森新吾 町田慎吾/小寺利光 神永圭佑 宇佐見輝(劇団スタジオライフ) 若松渓太/水谷あつし 入山学
●11/22〜25◎九段 サイエンスホール 
〈お問い合わせ〉インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13時〜18時)
〈D☆D HP〉http://diamonddog-s.com

ダンスカンタービレ

『ダンスカンタービレ2018』Mori Shingo & 8 Foxy Girls
構成・演出・振付◇森新吾  
出演◇森新吾/風花舞 舞羽美海 藤田奈那/長岡美紅 PSYCHE 伊藤佳耶芽 橋本由希子 木野村温子/田野優花  町田慎吾 
日替りゲスト◇東山義久(12日) 中塚皓平(13日) 植木豪(13日夜・15日夜・16日) 長澤風海(13日夜・14日・15日昼) 
●12/12〜16◎博品館劇場 
〈お問い合わせ〉博品館劇場 03-3571-1003
〈劇場HP〉 http://theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2018_12_12.html




【構成・文◇橘涼香 撮影◇山崎伸康】



えんぶ最新号


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傑作コメディで初共演『カクタス・フラワー』 水夏希・吉田栄作 インタビュー

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イングリッド・バーグマンとウォルター・マッソー、ゴールディ・ホーンという、往年の名優たちが共演した映画版でも知られる傑作コメディ『カクタス・フラワー』が、水夏希と吉田栄作の初共演で、11月10日にDDD青山クロスシアターで開幕した。(12月8日まで。のち大阪、静岡でも公演)
 
舞台は NY。中年の歯科医ジュリアンは、家庭を大切にする誠実な男である事を証明するため、既婚者を装い、若い娘トニと交際している。ある日彼女から、「奥さんに会いたい」と迫られたジュリアン。堅物の独身看護師ステファニーを、急遽妻に仕立てるが……。
 
フランスの舞台劇『Fleur de cactus』を原作に、『ガイズ&ドールズ』や『ハウ・トゥー・サクシード〜努力しないで出世する方法〜』の脚本で高く評価されたエイブ・バロウズがブロードウェイで舞台化、大ヒットとなった作品だ。
今回の翻訳上演は、ミュージカルからプレイまで幅広く手がける板垣恭一が演出を務め、キャストには水夏希、吉田栄作、増田有華、松本幸大(宇宙 Six/ジャニーズ Jr.)、松尾伴内、青木さやかと、豪華キャスト6名が顔を揃えている。
どこか懐かしい正統派コメディでありながら、人間の愚かさ、愛おしさを見事に描き、古さを感じさせないこの作品について、堅物の独身看護師ステファニーを演じる水夏希と、歯科医ジュリアンを演じる吉田栄作にインタビュー。到着したばかりの舞台写真とともにご紹介する。

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クールな二枚目の中から
出てくるコメディセンス

──映画でも有名な作品ですが、お二人はどんな形で知りましたか?
吉田 僕は今回のお話をいただいてから初めてDVDを拝見しました。映画の公開が1969年で、ちょうど僕が生まれた年で。
水 えーっ!そうなんですね!
吉田 50年前ですから、やはり多少の古さは感じますが、イングリッド・バーグマンがそれまでと違う面をみせた作品で、ゴールディ・ホーンはそこからスターになっていったわけで、色々な意味でエポックな作品だったのだなと思いました。
 私も今回のお話があってからDVDを拝見して、王道のコメディというか、話の筋がよく出来ているなと。色々なことが一度ごちゃごちゃになるのですが、最後にうまく、それも思いがけない方向でまとまるのが見事で、物語をうまく着地させているなと思いました。
──正統派コメディを演じる吉田栄作さんは珍しい気がしますが。
吉田 そうですね。ただ作品の一部がコメディタッチになるというのは、例えば『ローマの休日』などで経験しているので。
 栄作さん素晴らしいです! コメディタッチの動きとか引き出しがすごく多くて、このクールな二枚目の中から出てくる!出てくる!(笑)。ご覧になる方はギャップ萌えすると思います。
吉田 いやいや(笑)。
──ジュリアンは歯科医で、なぜか既婚者と偽っているのですね。
吉田 これまではちょっと結婚はしたくないということで嘘をついていたわけですが、トニという若い女性を本気で好きになってプロポーズするんです。でも妻帯者だと言っていたばかりに、奥さんと会いたいと言われて、これまで頼りにしてきた看護師のステファニーに助けてもらいます。ステファニーは優秀で献身的でなんでもまかせられる女性で、それまでもきっと色々助けてもらってきたと思うんですが、ジュリアンはそれを当たり前のように思っていた。でもこの騒ぎをきっかけに、いつも近くで寄り添ってくれていた彼女の存在に気づくことになるんです。
──そのステファニー役ですが、水さんもあまり演じていない役どころでは?
 そうですね。でもステファニーのちょっとコメディな部分は、非常に近いです。私は人生がコメディで(笑)、日常的にかなりボケが入るので、それを知っているファンの人たちから見れば、「あるある!」みたいな感じだと思います(笑)。
──ではアプローチしやすいですね。
 でも自分に近いって一番難しいですからね(笑)。いつも通りってなんだろう?と、ごくナチュラルにやっていることを分析して演じるわけで、自覚しないでやっていることを客観的に捉え直すという作業が必要なので。
吉田 そう。芝居化するということが大事なんですよね。普通にやればいいと言いますけど、それが一番難しいんです。

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スポーツに例えて
わかりやすい板垣演出

──吉田さんは、ジュリアンという役へのアプローチはいかがですか?
吉田 この作品は、全部のキャラクターがそれぞれ背負ってる背景がけっこうリアルで、そこをきちんと持って演じないと嘘くさくなるんです。演出の板垣(恭一)さんもそれをとても大事にされていて、例えば松本(幸大)くんのイゴールなら売れない作家で、松尾(伴内)さんのハーヴェイはジュリアンと友人関係だとか、そういう要素を体の中にちゃんと持って芝居をしないといけない。ですからジュリアンも、まずはそういう背景を体に入れていくことが大事だと思っています。コメディという部分はその後のことなので。
──そのコメディ部分ですが、演じるときの一番大事なことは?
吉田 まずは台詞の掛け合いが大事ですね。それも絶妙なタイミングでやらないといけない。
 この作品の登場人物たちは、相手には嘘をついているのがわからないと思って喋っているのですが、お客様にはそれがわかっている。そこを笑っていただくわけです。その見せ方がやはり難しいですね。
吉田 ジュリアンはそれが一番多いのでたいへんです(笑)。
──キャストは6人と少人数で、若手では松本さんと増田有華さんが参加していますね。
吉田 2人ともすごく頑張っています。大人のコメディなので難しいと思うのですが、そこを必死で付いてきてますね。
 本当に真面目で一生懸命で、稽古が終わったあとも板垣さんがワークショップ的なことをされていたり、芝居の基礎を教えてもらっているなと。
吉田 板垣さんの愛をものすごく感じますね。
──青木さやかさんと松尾伴内さんは、コメディには強い方たちです。
 お二人とも楽しくて、出ていらっしゃるシーンをいつも笑いながら拝見しています。私も絡む場面があるのですが、毎回変えてこられるのでリアルに笑ってしまって(笑)。ステファニーとしてはイラッとしなくてはいけない場面なのに、困ったなと(笑)。
──笑いのシーンは、受ける難しさもありそうですね。
 でも受け身すぎると会話が成立しないので。飛んでくることをにしっかり反応しないといけないかなぁと。
吉田 この台詞をどう受けてどう返すかという、言葉のキャッチボールをちゃんとするのがストレートプレイの基本ですからね。 
 私は今回が初のストレートプレイなのですが、会話の1つ1つへ細かく丁寧に反応することが大事だなと、そこをちゃんとやらないとストーリーが流れていってしまうというのがよくわかりました。
──ストレートプレイへの初挑戦で、またフィールドを広げていくことになりますね。
 というより、これまでもミュージカルや朗読で演じてきたお芝居の世界を、さらに掘り下げていってる感じがします。今まではあまり意識せずに演じていたものを、丁寧に細かく自覚しながらやっている感じです。
──宝塚を退団して9年ですね。退団直後だったらこのステファニー役は難しかったですか?
 全然できなかったと思います。今も全然出来てないんですけど(笑)。台詞を覚えて、立ち位置を覚えることは簡単なんです。ここで振り向いてとか。でもそれではまったく面白くないんです。そんな記号的なことをやってもただ説明しているだけでしかなくて。板垣さんがいつもおっしゃっているのは、台詞じゃないところで何を感じさせるかということで、そこが一番難しいところなんですが。でもこれを乗り超えたら何か1つ掴めるのだろうなと思っています。
──板垣さんはロジカルに演出をつける方だそうですね。 
吉田 よくスポーツに例えてくださるんですが、僕はバスケットボールをやっていましたから、とてもわかりやすいですね。フォーメーションを大事にするとか、出来ないやつがいたら出来るまで付き合うとか、そういう意味では映像より舞台のほうがスポーツに近いですから。 
 そう思います。とにかくすごく丁寧に演出してくださるんです。それだけコメディというのは難しいのだろうなと思います。

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正直に生きたら良いことあるよ!
というハッピーな物語

──お二人は初共演ですが、稽古の中で感じたお互いについては?
吉田 仕事の話で言えば、この公演でストレートプレイに初めて取り組んでいらっしゃる。そしてこの方向もやっていきたいという思いがあることで、すごく真摯に、それは皆さんそうなんですが、一生懸命に取り組んでいらっしゃる。その姿がとても愛おしいですね。この作品は相手役に対してそういうふうに思う気持ちが大事なのですが、そう思わせてくれます。一緒に良い作品にしていきたいし、この作品がまた次に繋がっていくことがお互いに一番いいことなので。
 栄作さんはとにかくかっこいいです! 本当にそれ以外の言葉が見つからないんですけど。でも先日親睦会があって、お酒を召し上がられて、意外な面も見られて(笑)、それも含めて素敵だなと。なんといっても誰もが憧れる方で、その方の相手役でいつも側にいられる、それはやっぱり楽しいし、嬉しいです(笑)。とにかくこの作品を引っ張っていってくださる存在で、この作品の中で自由に存在していらっしゃる。一緒に出ている場面はもちろん、他のかたとの場面でも、「なるほどなあ」と思いながら拝見していて、コメディの勉強もお芝居そのものも学ぶことばかりです。
──吉田さんは、明るい役も陰のある役も、二枚目もコメディも出来て、作品の幅も広いですね。
 だからすごく安心なんです。栄作さんに寄り添っていれば間違いないという安心感があって、1人でなんとかしなきゃという感覚がまったくないんです。
吉田 そういうふうに思っていただけるのが一番嬉しいですね。共演の方に安心してやっていただけるということが、僕のやるべき仕事だと思いますから。
──舞台も数多く出ていらっしゃいますが、映像の仕事にフィードバックするものは?
吉田 舞台はやり直しがきかないということで、すごく芝居の筋肉が鍛えられるんです。僕は映像から出てきて、今も基本では映像の人間だと思っていますが、そこに帰ったときに、舞台で学んだことが大きく反映されているのを実感しますから。
 舞台での経験が具体的に役に立つということですか?
吉田 そう。例えば打てなかった球が打てるようになるとか、ピッチャーだったら球種が増えていくとか、登山で言えば見たことのない景色を見られたとか。新しい役柄や台本に出会ったとき、解釈や表現の仕方が広がるのを自分でも感じるので、やはり舞台を続けることは、僕にとって大事だなと思っています。
──そんなお二人が演じる『カクタス・フラワー』について、改めてメッセージをいただければ。
 お客様に絶対にクスクス笑っていただける作品です。でも笑いだけでなく、観ている方の人生で共感できるところも多いと思いますし、最後は、正直に生きたら良いことあるよ!みたいな、背中を押してもらえるようなハッピーなお話です。
吉田 観にきてくださるお客様も、それぞれ色々な人生を抱えていらっしゃって、その大事な時間を劇場に来ていただくわけですから、とにかく楽しんで笑っていただいて、最後はほっこりした気持ちで帰っていただけたら。東京公演だけでも37回ありますから、毎日どんどん深まっていくと思います。その成長とか進化もぜひ観ていただければ嬉しいですね。

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■プロフィール
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みずなつき○千葉県出身。1993年宝塚歌劇団入団、2007年雪組男役トップスターに就任。2010年退団後は、舞台を中心に活動中。主な出演舞台は、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、『新版 義経千本桜』、ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚 OG バージョン、
ミュージカル『アルジャーノンに花束を』、リーディング『パンク・シャンソン〜エディット・ピアフの生涯〜』、ミュージカル『キス・ミー・ケイト』、『ラストダンスーブエノスアイレスで。聖女と呼ばれた悪女 エビータの物語』、DRAMATIC SUPER DANCE THEATER FLAMENCO 『マクベス〜眠りを殺した男〜』、夢幻朗読劇『一月物語』など。

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よしだえいさく○神奈川県出身。1988年、東映映画『ガラスの中の少女』でスクリーンデビュー。以降、TV ドラマ『もう誰も愛さない』では、ジェットコースタードラマとして話題に。また音楽活動でも、シングル 17 枚、アルバム 8 枚をリリース。毎年夏に音楽ライブも展開、2009  年にはメジャー音楽活動も再開した。最近の出演作は、舞台『私はだれでしょう』、『これはあなたのもの1943−ウクライナ』、『ローマの休日』、映画『グッバイエレジー』、『花戦さ』『響 -HIBIKI-』、ドラマはNHK 土曜ドラマ『忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』、TBS『LEADERS供戮覆鼻 

【舞台フォトレビュー】 
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〈公演情報〉
WEB用
 
シーエイティプロデュース
『カクタス・フラワー』
作◇エイブ・バロウズ
上演台本・演出◇板垣恭一 
音楽◇和田俊輔
出演◇水夏希・吉田栄作/増田有華・松本幸大(宇宙Six/ジャニーズJr.)
/松尾伴内・青木さやか
●11/10〜12/8◎DDD青山クロスシアター
●12/11◎サンケイホールブリーゼ
●12/13◎静岡市清水文化会館(マリナート) 大ホール
〈料金〉8,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉atlas 03-6279-0545(平日12:00〜18:00)  


 

【構成・文/榊原和子 撮影/友澤綾乃 舞台写真提供/シーエイティープロデュース】



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舞台『刀使ノ巫女』で学長役を演じる2人! 美羽あさひ&大湖せしる インタビュー

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今年6月までTV放送され話題を呼んだオリジナルアニメーション『刀使ノ巫女』(監督:柿本広大、シリーズ構成:盒粁玉蕁▲ャラクター原案:しずまよしのり)。その初の舞台化となるAiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』が、11月10日〜14日天王洲 銀河劇場で上演される。
「女子中高生×日本刀」をコンセプトに刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちと、異形の存在「荒魂」との戦いを描いた作品で、刀使を演じるSKE48メンバーらが、歌あり、ダンスあり、バトルアクションありの舞台に挑む。
 
その舞台で、彼女たちが通う中高一貫校、美濃関学院と鎌府女学院の学長をそれぞれ演じるのが、元宝塚歌劇団宙組で娘役として活躍した美羽あさひと、元宝塚歌劇団雪組で男役から娘役に転向し、2倍の宝塚人生を送った大湖せしる。宝塚退団後、結婚、出産を経てこの舞台が3年ぶりの舞台復帰になる美羽と、宝塚退団後、「2.5次元」の舞台などで大きな存在感を示して活躍中の大湖が、共に取り組む舞台『刀使ノ巫女』への想いや、SKE48メンバーのこと、更に宝塚時代からのお互いの縁などを語り合ってくれた。
 
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 美羽あさひ 大湖せしる 

観始めたら止まらなくなった
原作アニメの魅力 

──作品に感じている印象から教えてください。
美羽 私はアニメを資料としていただいたのが最初だったのですが、観始めたら止まらなくて!子供たちが寝静まった後も、寝る間も惜しんで観続けてしまったほどでした。次の展開が気になって、気になって(笑)。そういう作品に出られるのがとても嬉しいです。私は宝塚時代に『逆転裁判』に出演しているのですが、その時の役柄は舞台のオリジナルキャラクターだったので。
大湖 あー!そうだったんですね!
美羽 そうなのよ!だからアニメのキャラクターを演じることが初めてなので、とても嬉しくて。また作品自体に楽しいだけではない、とても深いところもあるので、面白い舞台になれば良いなと思っています。
大湖 私もお話をいただいて初めて作品に接したのですが、最初「刀使=とじ」という言葉が聞き慣れないものだったので「えっ?『刀使ノ巫女=とじのみこ?』、すみません、もう1回お願いします」と言ったくらいだったんです(笑)。でもまさみさん(美羽の愛称)と同じで、アニメを観始めたらのめり込んでしまって、今回の舞台で描かれる12話までを一気に観ました。ファンの人が惹きつけられていく理由がよくわかる、とても面白い作品だと感じました。
──その中で演じる役柄については?
美羽 私は美濃関学院の学長、羽島江麻(はしまえま)を演じます。かつて「刀使」として戦っていたのですが、キャラクター的には皆に慕われている生徒のお母さん的な存在です。ふわっとした魅力のある人ですね。でも芯の強い女性ですし、主人公の衛藤可奈美の母・衛藤(旧姓:藤原)美奈都とは学生時代に同級生で、共に戦った様々な所縁があり、その想いの中で可奈美を助けたりするんです。今回の舞台の中ではそこまで深い関わりは描かれていないのですが、自分の中では原作にある役柄のバックボーンをきちんとつなげて、表現していけたら良いなと思っています。
大湖 私は鎌府女学院の学長、高津雪那(たかつゆきな)をさせていただきます。常に怒っていて、怒鳴っている、イメージ的にはキツい人なんですけれども、何故そういう態度になっているかと言えば、彼女の中で夢、希望、欲望、野望が様々にあるからこそ、そういう表現になっているので、ただ怖いだけではなく愛情の深いところを出していたけら良いなと思っています。
──では、お二人は先生同士ではありつつ、全く違うキャラクターなんですね。
美羽 全然違いますね。
大湖 真反対と言いますか、むしろ似ているところってあるのかな?というくらいです。
美羽 ですから、それぞれの個性を出してアクセントになっていけたら良いなと思っています。

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キャラクターを大切にしつつ、
生身の人間が演じるからこその魅力を 

──先ほど美羽さんからはキャラクターを演じるのが初めてというお話がありましたが、逆に大湖さんはキャラクターものを演じる機会が大変豊富ですね。
大湖 そうなんです。宝塚時代にも『ルパン三世』『るろうに剣心』がありましたし、宝塚を出てからの舞台でもたくさん演じさせていただいています。やはりキャラクターものはまずアニメをしっかりと観て、声優さんの口調の特徴なども把握して取り入れていきますが、一方で真似るだけでは人形のようになってしまいますので、それだけではいけないと私は思っていて。やはり舞台で生身の人間が演じ、生身の人間のお客様に観て頂く訳ですから、心に響かないと意味がないので、キャラクターに寄せつつ、私が演じるならではの見せ方もプラスしていけたら、面白さも出せるかなと思っています。
美羽 私はその作業がはじめてになりますが、やはり生身の人間だからこその繊細な動きというものができると思うので、アニメよりもよりリアルにその人物を演じられるのではないかな?と思っていて。もちろんキャラクターの動きの個性などは踏襲していきますが、アニメ以上に深い表現をしていけたらと思っています。
──舞台版としての見どころはどこだと思いますか?
美羽 やはり歌あり踊りありという、その点ですね! アニメのキャラクターは歌い踊ってはいないので、そこが舞台ならではの醍醐味かなと。
──お二人にも歌うシーンもあると伺っていますが。
美羽 はい、歌わせていただきます!
大湖 そちらも楽しみにしていていただきたいです。
美羽 あとはやはり殺陣にも迫力がありますし、観ていてワクワクするような感じに仕上がっていると思います。
大湖 おっしゃる通りです!ただストーリーを追うだけではなくて、皆がそこに色付けしていく作業をしているので、アニメファンの方の中にはひょっとしたらキャラクターが歌ったり、踊ったりすることに戸惑われる方もいらっしゃるかも知れませんが、是非そこが舞台の良さだということが伝わるように表現していきたいと思います。

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女子ばかりの稽古場で
蘇る宝塚時代

──SKE48の方達との共演で楽しみにしていることは?
美羽 まだあまり話せていないんです!
大湖 私もやっと、役柄としてではなくフランクに「おはよう!」と言えたかな?くらいなんですが(笑)、まさみさん直接絡みがあるのは?
美羽 柳瀬舞衣役の北川愛乃ちゃんが一番お芝居で絡んでいるのですが、まだ出身地を聞いたくらいです(笑)。
大湖 お互いまだまだですね!(笑)
美羽 でも私達も女子の中で育っているので、SKE48の方達が女子の中で切磋琢磨している空気感がとても懐かしいです。宝塚を思い出しますね。彼女たちも本当に頑張っているなと微笑ましいです。
大湖 私が一番絡むのは、糸見沙耶香役の竹内彩姫ちゃんなんですが、彼女も含めてアイドルの皆が、まるでお人形さんみたいに可愛いので、その子に向かってガンガン言っているのが申し訳ないような気持ちになります(笑)。私は女の子ばっかりの稽古場が逆にとても久しぶりで。
──大湖さんが紅一点という時もありましたね。
大湖 そうなんですよ!男性がほとんどという舞台に出させていただくことが多かったので、「あ、女子ばかりの稽古場!そうだ、こんな感じだった!」と思い出してきているところです(笑)。宝塚とどこか共通したような、もちろん細かくは違うのでしょうが、良い意味の上下関係も感じるので。
美羽 そう、それはすごく感じるから、これから交流がどんどん深まっていくと思うので、その点も楽しみにしています。
──お互いの魅力についてはどう感じていますか?宝塚時代は組も違っていたので、あまり交流は多くなかった?
美羽 ほとんどなかったと言っていいくらいなんです!もちろん舞台は観ていましたけれど、組が違うと本当になかなか会うことがないので。
大湖 もちろん舞台はめちゃくちゃ拝見していましたけれど、プライベートで話すという機会はなかったんです。私が88期でまさみさんが85期ですが、先に退団されたこともあって、男役時代の私しかご存知なかったんですよね?
美羽 「いつの間にか娘役になっていた!」と(笑)驚いたくらいでした。でも実は宝塚の受験スクールが一緒だったんだよね?
大湖 そうなんです!10代の頃に会っているんです!その頃から私にとっては雲の上の存在の方でしたし、まさみさんについては、「良い人」という話以外に聞いたことがない!というくらいでしたから、今回キャストが発表になった時に、「美羽あさひ」というお名前があったのを見た瞬間、勝手に「良かった!」と思いました。
美羽 まさかあの受験スクールからこれだけ年月が経って共演するとは!という嬉しい驚きがあったし、私もせしるのことは同期から「とっても良い子だよ」と聞いていたので、その人が今回一緒にいてくれるのは本当に心強いなと。特に私は久しぶりの舞台だから、本読みの時から「これどうしたら良いの?」ってすべて教えてもらって(笑)。いてくれてよかった!という安心感があります。 
大湖 ありがとうございます!私こそです。カンパニーの年齢層が離れているのもあるので、やはり1人だったらちょっと心細かったと思います。
美羽 私も!  だから本当に助かるし、宝塚の人って現役時代に全く接点がなかったとしても、「宝塚出身」という共通項があるだけで、会ってすぐに仲良くなれるのよね。
大湖 そうなんです!それは不思議なくらい!
美羽 やっぱり同じ場所で同じ経験をしているからね。私は舞台は3年ぶりで、何もかもがドキドキだったので、本当にホッとしてます。

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──舞台復帰について、ご家族が背中を押してくださったそうですね。
美羽 そうなんです!家族の協力なしにはできないので、今も大きな負担をかけていますが、でもやると決めたからには、きちんと集中して舞台を務めないと、共演者の方々やスタッフの皆さんお客様はもちろん、協力してくれている家族にも申し訳ないので、きちんと切り替えて頑張りたいと思います。
大湖 舞台に帰ってきてくださって嬉しいですよ!
美羽 ありがとう!よろしくね!
──色々な意味で期待が膨らみますが、では舞台を楽しみにしている皆様に意気込みとメッセージをお願いします。
美羽 楽しい、明るいだけではなく、仲間の大切さだったり、人間の愚かさなど深いところも含んでいる作品です。観終わって「あぁ楽しかった!また観たい!」と思っていただけるのと同時に、心に残るものが届いたら良いなと思っています。
大湖 「2.5次元」となると、「この漫画知らないし」と躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは原作をご存知なくても全く大丈夫ですので、是非気楽に観に来ていただけたらいいなと思います。キャラクターを観ていただけるのと同時に、生身の人間が演じるからこその魅力を伝えていけるように頑張りますので、まさみさんがおっしゃったように観終わってお客様の心に何かが残せるように、役作りを頑張っていきますので、是非劇場にいらしてください!

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■プロフィール
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みわあさひ〇広島県出身。99年宝塚歌劇団に入団。同年宙組に配属後、入団2年目の00年でベルリン公演に選抜され、同年『望郷は海を越えて』で新人公演初ヒロイン。以後次々と重要な役柄を務めて活躍。 08年『黎明の風/Passion愛の旅』のショーでは休演したトップ娘役の場面をつとめた。09年『薔薇に降る雨/Amour それは…』で退団。10年『CLUB SEVEN 6th stage!』で女優デビュー、玉野和紀演出・振付作品、音楽座ミュージカル等で活躍。結婚、出産を経て、3年振りに舞台復帰。

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だいごせしる○兵庫県出身。02年宝塚歌劇団に入団。同年雪組に配属、期待の男役として活躍。08年『マリポーサの花』新人公演で初主演。11年『ロミオとジュリエット』の「愛」役のあと娘役に転向。13年『春雷』で初ヒロイン。15年『ルパン三世』の峰不二子役は当たり役となる。16年『るろうに剣心』で退団。『グレート・ギャツビー』のジョーダン役を皮切りに、女優として多彩に活躍中。近年の主な舞台にA NEW MUSICAL『クロスハート』、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」〜暁の調べ〜、斬劇『戦国BASARA』第六天魔王、舞台『ジョーカー・ゲームII』などがある。

〈公演情報〉
main visual
 
AiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』
原作◇「刀使ノ巫女」
脚本・演出◇赤澤ムック  
音楽◇ 楠瀬拓哉&月蝕會議    
振付◇U★G
出演◇斉藤真木子(SKE48) 谷真理佳(SKE48) 北川愛乃(SKE48) 竹内彩姫(SKE48) 桑江咲菜 長谷川里桃/
北川綾巴(SKE48) 谷口莉緒 門田奈菜 愛わなび 百音/
春川芽生 美羽あさひ 大湖せしる/
陰山泰
●11/10〜14◎天王洲 銀河劇場
〈料金〉8,800円(前売・当日共/全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
〈公式Twitter〉@toji_stage
 
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会 
(C)舞台『刀使ノ巫女』



【取材・文/橘涼香 撮影/山崎伸康】



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