えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『暗くなるまで待って』

稽古場レポート

宝塚OG&気鋭のミュージカル俳優とダンサーが紡ぐ新感覚オリジナルショー『Pukul』公開稽古レポート!

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斬新な振付と深い人間愛で数多くの話題作を発信し続ける謝珠栄が、全幅の信頼を置く後輩たち=宝塚OGと、歌唱力に優れたミュージカル俳優と、気鋭のダンサーという刺激的なキャスティングで紡ぐ、新感覚オリジナルショー Cosmos Symphony『Pukul』〜時を刻む愛の鼓動〜が、12月9日〜16日、東京・日本青年館ホールで上演される(のち、12月21日〜25日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演)。

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『Pukul』とは内面が活力を得て動き出す「鼓動」に、時を知らせる意味も持ち合わせたマレー語で、歌×ダンス×プロジェクションマッピングによって、壮大な時間の旅が描かれる。ACT1では、インド舞踊やグルジニアンダンス等、アジアをはじめ各国の音楽や民族舞踊の要素を取り入れつつ、星たちの誕生と、美しくも時に脅威ともなる自然を神秘的に描く。また、ACT2では、馴染みあるジャズやポップスで、この地球で命を授かった人々の人生をスタイリッシュにたどっていく。

そんな作品の公開稽古が、11月都内稽古場で行われた。宝塚OGで全日程出演の湖月わたる、水夏希、蘭乃はな、舞羽美海、男性キャストの坂元健児、大貫勇輔、島地保武、岡幸二郎、ダンサーの千田真司、神谷直樹、田極翼、舞城のどか、鶴美舞夕、そして、日替わりで出演する宝塚OGのスペシャルキャスト姿月あさと、春野寿美礼、彩吹真央の、出演者全員が登場。本来は日替わりで出演する、姿月、春野、彩吹が、入れ替わって各場面に登場など、この公開稽古だけのスペシャルバージョンによる、作品のオープニング場面が披露された。 

【謝珠栄挨拶】
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今日はお忙しい中お集りくださいましてありがとうございました。『Pukul』とは何ですか?とよく訊かれるのですけれども、まずは人間の内なる秘めたものが、活力を得て動き出すことという意味の「鼓動」と、もう1つ時間が動き出すという意味の言葉をずっと探していました。その中でマレー語の「Pukul」という言葉の中に、鼓動と、時刻を表すのに太鼓を打って報せるもの、という両方の意味があることがわかって「あぁ、これはこのショーのテーマにピッタリだ!」ということで『Pukul』を選びました。1幕は地球の誕生から生命の誕生までを、アジアの民族音楽舞踊で。2幕は人間の一生についての時間の流れを現しています。今日は本当にさわりの部分なので、まだまだたくさん楽しいことがあるのですけれども、今日はお見せしませんので(笑)、劇場の方に是非いらして頂ければと思います。よろしくお願いします。

【公開稽古】

M2 宇宙の鼓動〜M3星たちの鼓動

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アジアのエキゾチックで神秘的な音楽が流れ、青い、人力で回転する象徴的なセットの前に、過去(岡幸二郎)、現在(スペシャルキャスト・姿月あさと)、未来(坂元健児)を司る三神が現われ、止まらずに流れる時の中で、宇宙に星々が誕生していくと歌う。時の矢である大貫勇輔が神々から託された矢を手に踊り、やがて次々に出演者が登場。星が生まれ、銀河となっていく様が踊られる。

M3a 星の一生

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星たちはぶつかりあいながら、ある者は消滅し、ある者は重なりあって、更に大きな星となっていく。現在の神がスペシャルキャストの春野寿美礼に交代。火星、木星、水星、更に多くの名もなき星たちの誕生と消滅、悠久の宇宙の神秘が歌われる。

M4 銀河の回転

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現代の神がスペシャルキャストの彩吹真央に交代。星々の中で最も偉大な力を持った太陽(湖月わたる)が、銀河の頂点に立つことになると語る。岡が歌い、地球の水夏希、月の蘭乃はな、舞羽美海ら、星々が太陽の周りを回りながら、自らを形成していく様が、美しい光と輝きで煌めく小道具も効果的に示されていく。

一気呵成に進んだ約15分に渡る公開稽古は終了。メインキャストの宝塚OGたちも、ダンサーたちと変わらなく踊るのが印象的で、謝珠栄ならではの、神秘的でエキゾチックなムードが広がり、作品の壮大な世界観を彷彿とさせた。

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続いて、全キャストによるフォトセッションが行われた後、謝珠栄、姿月あさと、湖月わたる、水夏希が、囲み取材に応えて公演への抱負を語った。

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【囲みインタビュー】

──まず一言ずつ意気込みをお願いします。
 このショー創るにあたって、色々な方たちにアジアの民族舞踊を知ってもらいたい、楽しんで欲しいという気持ちが最初にあったのですけれども、それを叶えてくれるのは、宝塚の後輩しかいないのではないかな?というところから、作品の企画がはじまりました。思い通りに色々な民族舞踊、とても難しいのですけれども、皆、果敢にトライしてくれていて、やはり私が信頼していたタカラジェンヌだけはあるなと思って喜んでいます。
姿月 私は今回歌の方の担当をさせて頂いて出演しているのですが、謝先生の本質というものは、人々が忘れてはいけない地球の根源を現しています。天変地異など色々なことがある中で、私たちなりに今伝えられる素晴らしいショーができていると思いますので、是非劇場の方に足を運んで頂いて、本番で何かを感じて頂きたいと切に願っています。

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湖月 謝先生とは宝塚時代からご一緒させて頂いていて、本当にエネルギッシュで心を打つ先生の作品や場面が大好きで、今回このショーに参加させて頂いて、とても光栄なんですけれども、まさしく先生の中からあふれ出るエネルギーを受け取って、今、色々な民族舞踊がある中で、私は韓国の「三面太鼓」に挑戦させて頂いています。
 すごいですよ!皆さん、韓国の先生も驚かれて「こんなに短時間でここまでできるとは」と言っていらっしゃいます。
湖月 心をこめてさせて頂きますし、本当に男性陣のエネルギッシュなダンスと、タカラジェンヌ、卒業生ならではの神秘的で優雅なダンスをお見せできるのではないかなと。そして昨日ちょっと映像の打ち合わせもされていたのですが、その映像があまりにも綺麗で、この映像の中に今私たちが創っている世界が入るのか!と思うと、今からワクワクしておりますので、1人でも多くのお客様にいらして頂いて、この『Pukul』を体感して頂きたいなと思います。

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 宝塚時代も先生の作品は自分との闘いだなと思ってはいましたが、退団しても尚かつ(笑)。謝先生の作品なのですごい闘いになるだろうなと想像はしておりましたが、想像を絶する闘いの日々で、まだまだ完成形に近づくにはほど遠いのですが、キャストの1人1人が自分と闘って、作品と向き合っていて、初日にはその1人1人の闘いが舞台で大きく花開くだろうと思っています。そのエネルギーが、生きているって素晴らしい!ということをお客様に伝えてくれるような作品になると思うので、一緒にこの生命賛歌を味わいにいらして頂きたいなと思います。
 宝塚OGに混じって、男性キャストも素晴らしいので。
 本当にすごいですよね。やっぱり女性ではできない、男役でもできないことをやってくれているので。
姿月 この人数でやっているとは思えないパワーですよね。
湖月 私たちもふんだんにリフトして頂いてね。この大きな私たちを…私か(笑)。そしてスペシャルキャストの皆様と、岡幸二郎さんと坂元健児さんの歌声が神々しくて、一気に『Pukul』の世界に連れていってくださるので、本当にありがたいです。
 皆、素晴らしいキャストです!

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──民族舞踊は具体的にどの国のものが使われるのですか?
 バリ、韓国、中国、インド、グルジア、ロシア、中近東もちょっと入って、6〜7でしょうか。それぞれの先生に来て頂いて、その部分だけをかっちりと作って頂いて、私はそのエッセンスを入れてという感じになっています。
 もう大変なんです、とっても大変!
湖月 うん、だからきっと外国の方が日本舞踊を踊るのが難しいのと一緒でね。
 あー、そうですよね!
湖月 身体の根本の使い方が違うからね。でも、色々なダンスを踊らせて頂く中での共通点もあって。ただ、手が難しいかな。
 本当に少しずつ違うんですよね。
 20数種類あるので、そこはもう先生たちに厳しく見て頂いてね。1幕の振付をやっている間は、皆、頭が固まってしまってね。
湖月 今までになかったところが筋肉痛になって。
 でもだんだん今、皆さん自分のものになっています。

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──謝先生が特にこだわられた部分は?
 こだわったのは、やはり民族舞踊を取り入れるからには、自分自身も民族舞踊を習得しないといけなかったので、その下ごしらえを作るのに時間がかかりました。またショーの台本を書くのは、歌詞も書かなければならないので、久々に大変でしたが、刺激的でした。今はもう稽古場に来たら皆と楽しくやりたいなと思ってやっています。
──日替わりのスペシャルキャストと伺っていたので、もう少しゲスト的な出演を想像していたのですが、公開稽古から、物語に深く組み込まれているんだと感じましたが。
姿月 まさしくその通りで、台詞と歌詞も多く、先生が書かれているメッセージ、歌詞の意味がちゃんとお客様に伝わらないと、皆さんがどんなに踊られても、その意味と融合した解釈がつながらないといけないなと。時の矢ということで大貫勇輔さんが存在していらっしゃるなど、1人1人が与えられた役名と意味を持って存在しないと、ただ歌って、ただ出ていくのではいけないので、語り部としての役割をちゃんとしたいと思います。先生の大きなメッセージ性がおありなので、そこをきちんとね。
 地球の誕生を知った時に、人間の一生と同じくらい地球も苦労していたんだなと、地球かすごく愛おしく思えてね。
姿月 2017年を締めくくるに相応しい『Pukul』です。

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──またスペシャルキャストの方たちが入れ替わることによって、雰囲気も変わるのでは?
湖月 本当に今までのスペシャルキャストの概念を覆す出演をされているので。
 皆、毎日稽古場に来てくれるから、もう「皆で出たら?」と言いたいくらい(笑)。
湖月 今日のように、ABCとバージョンを作って入れ替わって、毎日出て頂いたらと思うくらいなんですが。それくらい贅沢な出演をして頂いています。
 私はゲストのお三方それぞれとの、宝塚時代の思い出があるので、日替わりでその中に入れることが、すごくすごく楽しみです。
──名だたるダンサーさんが出演されていますが、振付にはダンサーさんからのアイディアなども?
 ここは自由に使っていいよ!と言ったところもあります。ここは自由に自分の見せ場にしてください、というお願いもしています。
湖月 「ポーンっと飛んで!」と言ったら本当にポーン!と飛んでくださいますものね。
 そうそう、そのポーンの意味がわかっていらして、ピョーンとポーンにも違いがあるので(笑)。
 その謝先生の表現の違い、今のでOKか否かというのが、すごくハッキリしていらっしゃるので、皆さん、「あ、これは違うんだな」って(笑)。
湖月 すぐ、別のをやってくださいますよね!すごく一緒に創りあげられている感じがします。

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──本当に迫力あるダンスでしたが。
 この後がもっとすごいんです!今お見せしたのは本当にさわり、オープニングですから(笑)。わたるの太鼓もすごいしね。
湖月 女の子たちもすごいいですよね!2部はまた雰囲気が変わりますし。
 そうそう、カッコよくね。
──過去、現在、未来の三人の神が登場しますが、託した思いは?
 時というのは、過去なのか、未来なのか。砂時計を裏返したら過去が未来になってしまう、という仕組みが、時の流れとはどういうものなんだろう?と私は感じるので、三人で1つの時を現しています。語り部として歌を歌って、表現して頂くという意味では、歌唱力のある三人の方たちにお願いして、皆にはそれを舞踊で表現してもらう、良い役割分担かなと思っています。でも、湖月さんにも、水さんにも歌もあります。
──これまでの宝塚OGショーとは一線を画した、オリジナルのショーですが、特にダンサーとして活躍している方たちと共に踊ることについては?
湖月 宝塚OG公演のショーは、それならではの華やかさがあったり、懐かしい音楽や顔ぶれでというものがありました。でも、退団してから私は水ちゃんと一緒に何作か、ダンス公演もご一緒させて頂いていて、宝塚時代からダンスが好きで、退団してからもダンスと向き合ってきた私たちにとって、こうしてオリジナルのショーに参加できることは本当に嬉しいです。また、女性陣が宝塚卒業生ということでね。
 心強いです。
湖月 そう、心強いし、一緒にいつでも助け合っていけるし、そこに男性ダンサーの方がいてくださることによって、本当に引っ張りあげてもらえるし、皆さんが先生クラスの方たちなので、色々な身体の使い方を教えてもらったり、助けてもらいながら、こんな貴重な経験はないなと、謝先生に感謝しています。

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 本当に退団してからも色々なダンスをやらせて頂いてきたのですが、まだやったことがないジャンルがあったんだなということを、すごく実感しますし、普段ダンサーとか、振付家として活動される方に混じって、私が「ダンサー」という看板を出していいんだろうかと。
湖月 そうそう、それは思う!
 ですから、本当に色々と教えてもらいながら、新しい筋肉の開発にいそしんでいます。
湖月 日々すごいんですよ!筋肉痛が重なって!
 本当にすごいですよね!
湖月 なんの筋肉痛なのかわからないんだけど。
 毎日筋肉痛なんです。
湖月 それが嬉しいの(笑)。
 生きる喜びでしょう?(笑)
湖月 そうなの!生きてる!って思う。こんなに体中が痛くなる公演って他ではなかなかないから。挑戦できている自分がすごく幸せです。

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──では最後に皆様へメッセージを。
 まさしく鼓動という、自分の内なる、秘めたるエネルギーが動き出す作品ですので、この皆の頑張りを楽しみに劇場に足をお運びくださればと思います。
姿月 先ほども申しましたけれども、2017年の締めくくりにお客様の普段動かない心のどこかが動き出す、私たちの心が動くことも伝わるような作品だと思いますので、心を動かしに是非劇場にいらしてください。
湖月 かつてない壮大でエネルギッシュなショーになると思いますので、是非劇場に足をお運びください。お待ちしております!
 年末に、パワーあふれる舞台で、1部と2部で全然違う世界でありつつ、1つのストーリーになっているので、それそれを感じて楽しんで頂けたらいいなと思っています。

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〈公演情報〉
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Cosmos Symphony『Pukul(プクル)』—時を刻む愛の鼓動—
構成・演出・振付◇謝珠栄
出演◇Regular Cast 湖月わたる、水 夏希、蘭乃はな、舞羽美海、坂元健児、大貫勇輔、島地保武/岡 幸二郎
千田真司、神谷直樹、田極翼、舞城のどか、鶴美舞夕
Special Cast  姿月あさと、春野寿美礼、彩吹真央(日程別出演)
●東京公演 12/9〜16◎日本青年館ホール
●大阪公演 12/21〜25日◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
〈料金〉東京公演/S席11,000円  A席7,000円
    大阪公演/11,000円
〈お問い合わせ〉
東京公演 0570-077−039(梅田芸術劇場) 
大阪公演 06-6377-3888(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)
〈公式ホームページ〉http://www.umegei.com/schedule/654/



【取材・文・撮影/橘涼香】




『HEADS UP!』
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いよいよ初日間近! 明治座11月公演『京の螢火』稽古場公開&囲みレポート!

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後列/深沢敦、沢田亜矢子、河相我聞、伊藤正之
前列/桜乃彩音、藤木隆宏、 黒木瞳、筧利夫、渡辺大輔、田村芽実

幕末の動乱に揺れる京都・伏見を舞台に、維新の嵐が吹き荒れる激動の時代を生き抜いた寺田屋お登勢とその夫伊助を描いた物語、『京の螢火』が、11月3日〜26日まで、日本橋浜町の明治座で上演される。

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『京の螢火』は1971年に明治座にて上演された『京の螢火〜お登勢と竜馬〜』を元に、脚本家・演出家として活躍するわかぎゑふが、初演の舞台の良さは残しつつ、2017年に相応しい幕末ものとして新たに書き下ろした新作。黒木瞳演じる伏見の船宿「寺田屋」の女主人お登勢と、筧利夫演じるその夫伊助を中心とした夫婦の物語を軸に、藤本隆宏演じる坂本龍馬、のちにその妻となる、田村芽実演じる若き日のおりょう、渡辺大輔演じる幕末の志士ら、多彩な登場人物たちが織りなす、スピード感と華やかさを備えた人間味あふれるドラマが展開されていく。

そんな舞台の公開稽古と囲み会見が、10月都内稽古場で行われ、黒木、筧をはじめ、主要メンバーが勢ぞろい。白熱した稽古の様子が公開された。

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演じられたのは、劇中の二つの場面の抜粋。最初に一幕第三場から、寺田屋に嫁いできたお登勢が、沢田亜矢子演じる姑のお定、桜乃彩音演じる義妹のお椙に辛く当たられる日々の中で、絶対に開けてはならないと言い含められて預かった箱を、勝手に開けて中を見たという嫌疑をかけられるシーンが披露される。
河相我聞演じる五十吉が、この箱には仕掛けがしてあった、開けたのは明白だとお登勢に迫り、中の人形が証人だと攻め立て、お定もお椙も嵩にかかってお登勢を責めるが、伊藤正之演じる医者玄庵が、これとそっくりのゆすりたかりの話を聞いたことがあると話し、やがて五十吉はお椙の思い人だということがわかってくる。

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潔白を主張するお登勢の黒木に、凜とした中の可憐さがきちんとあり、お定の沢田、お椙の桜乃もこの場に必要な権高さを出していて、女性たちの対比が鮮やか。そんな中で、ひたすらあっちもこっちも汚いと掃除を続けている伊助の筧の、飄々とした演技が絶妙だ。

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場面転換の間に、演出のわかぎゑふが細かい指示を出し、続く場面は二幕第三場。
寺田屋の女将として立派に成長したお登勢が、渡辺大輔演じる薩摩藩士・中村藤次郎と談笑していると、新撰組のご用改めが踏み込んでくる。

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藤次郎を奥の間に隠したお登勢は、怪しい者など誰もいない、奥の間には夫がいるだけだと新撰組をあしらおうとするが、納得のいかない新撰組の面々は奥の間に踏み込む。と、そこにいたのは確かに夫の伊助。

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変わらぬ飄々とした態度の伊助に肩すかしを食った新撰組は、お登勢に憤懣をぶつけようとし、その理不尽な態度に憤った田村芽実演じるおりょうが飛び出してくるのを、またお登勢がかばい、ようやく事なきを得る。

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駆けつけた藤木隆宏演じる坂本龍馬、お登勢、伊助、おりょう、中村藤次郎、それぞれの思いが交錯して、立場を異にする登場人物たちが幕末の嵐の中でどう生きるか、この後の展開に期待が高まる中、公開稽古は終了。新撰組や、坂本龍馬といった幕末の著名人を登場させながら、市井の人々を中心として描かれる新たな物語の、全容が待たれる時間となった。
 
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続いて囲み取材が行われ、黒木瞳、筧利夫、藤木隆宏、渡辺大輔、桜乃彩音、田村芽実、深沢敦、伊藤正之、河相我聞、沢田亜矢子が登場。黒木、筧を中心に公演への抱負を語った。

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【囲み取材】

──報道陣の前で稽古を公開していかがでしたか?
黒木 初日が近いのだなと、緊張感が高まって参りました。
 良い本番の予行練習ができたなと。皆さんのおかげでございます。ありがとうございます。
黒木 ありがとうございます。

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──今回の舞台の見どころは?
 見どころですか?見どころは黒木さんです!黒木さんを観て頂ければそれでいいんです。今自分が喋ってますけれども、あまり喋らなくてもいい、出てなくてもいいくらいで(爆笑)黒木さんを観てちょうだい!(黒木を示してポーズを決めるので、全員爆笑)
黒木 こうおっしゃっていますが、本当に私を支えてくれている旦那様なので、頼もしく思っております。皆が織りなす物語なので、全員それぞれに見どころがあります。(沢田に)嫁イジメもありますし、(桜乃と我聞に)駆け落ちもしますし、(藤本に)坂本龍馬もおりますし、(田村に)おりょうもいますし、(渡辺に)「寺田屋騒動」であなたは大活躍をしますね。
渡辺
 はい!そうですね。
黒木 その寺田屋騒動のあと、日本の夜明けの前に、女たちが見動きの取れないもどかしさを男たちが支えてくれるという、見どころ満載でございます。

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──黒木さんと筧さんは夫婦役で、初顔合わせでしょうか?
 「初」ではないです。ドラマも映画も一緒にやっていますので。
黒木 舞台が初めてということです。
──黒木さんから見て夫役の筧さんは?
黒木 返答に困るくらい(笑)、まだお稽古の量が少ない状態で、夫婦の愛が深まるのはこれからなんですが…。
 でも私は色々とテクニックを持っておりますので、喜ばせ方はよく知っております(爆笑)。もちろんお客様にお見せできる上のことで、という意味ですが(笑)。
黒木 衣装のことなど「こういう風にしたらどうですか?」と、ものを作っていく上での親密な話もしております。
 私は本番の衣装は黒木さんに選んで頂いていますし、(黒木を示して)今日はこれは稽古用ですけれども、この人の本番の衣装はすごいですよ!はい、見どころは黒木さんです!(再びポーズ)。
黒木 見どころは皆です!(笑)
 はい、そうですね(笑)。

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──大変和気藹々とした雰囲気ですが、皆さんで食事に行かれたりなども?
 いや、まだそういう時間はね。
黒木 追い込みなので。今こうやって皆笑顔でおりますけれども、心の中は闘っていると思いますので。
──では、これから筧さんがお食事に誘ったりなどは?
 特に予定はないです(笑)、というか、本当にまだ今日よくやれたもんだ!というくらいなので(爆笑)。皆さん本番に強いです!びっくりしました。カメラの前でやると皆すごいから!
田村 本当に皆さんすごいです。
 ねぇ、本番もカメラが回っている方がいいんじゃないのかって(笑)。

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──黒木さんは昨年映画監督もなさいましたが、監督を経験してまた舞台に戻られて何か変化などは?
黒木 舞台はやはり私が育ったところですので、初心に戻りますね。宝塚時代を思い出します。(桜乃を示し)後輩もおりますので。新鮮な気持ちで板の上に立ちたいと思います。
──時代劇の舞台で、宝塚の先輩後輩で共演することについては?
黒木 頼もしいです。
桜乃 私は黒木さんの何気ない仕草ですとか、目線の使い方ひとつひとつに私自身がとりこになっていて、何かひとつでも今回勉強させて頂こうと思って、いつも前のめりで稽古を拝見しております。頑張ります。
 いいですね。ですから皆ね、見どころは黒木さんです!(ポーズ・笑)

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黒木
 見どころはラストにもありますね!
 あります、あります!
黒木 演出のわかぎ先生の了解を得て、カーテンコールを演出させて頂きましたので、カーテンコールも見どころのひとつなので、お楽しみになさってください。
──ネタバレにならない程度に、どんなカーテンコールなのかを教えてもらえませんか?
黒木 ここは筧さんでしょう!
 派手で和風でありながら、ちょっと洋風感のあるカーテンコールで「歌手・黒木瞳」でございますね、すべては。
黒木 ちょっと宝塚みたいなカーテンコールです。
 そうですね(周りを見て)皆、うなづいております。
黒木 羽根は背負わないですけどね(笑)。楽しんで頂ければと思います。

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──桜乃さんはご出産後の舞台復帰作ということですが
全員 (拍手)。
桜乃 でも黒木さんに伺ったら(出産後)1ヶ月半で復帰なさったとお聞きしまして、私は1ヶ月半の時はまだ(横になる仕草をして)こんな感じでしたし、体力もなかったのですが、今は子供も10ヶ月になりまして、頼もしく成長してくれているので、心置きなく稽古に集中させて頂いております。
──黒木さんに舞台のことだけでなく子育ての面での相談なども?
桜乃 今は舞台の稽古に集中していて、あまり私生活のお話をする時間もないですし、役作りを深めていきたいので、子育てのことよりも勉強したいところがいっぱいありますので、まずはそちらからと思っております。

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──では黒木さんから舞台を楽しみにされている方達にメッセージを。
黒木 11月3日初日の明治座公演『京の螢火』です。是非皆さん明治座にお越しください!よろしくお願いします!
全員 よろしくお願いします!


〈公演情報〉

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明治座11月公演『京の螢火』
原作◇織田作之助「螢」司馬遼太郎「竜馬がゆく」脚本 北條誠より
脚本・演出◇わかぎゑふ
出演◇黒木 瞳、筧 利夫、藤木隆宏、渡辺大輔、桜乃彩音、田村芽実/深沢 敦、伊藤正之、河相我聞、沢田亜矢子   ほか
●11/3〜26◎明治座
〈料金〉 S席(1階席・2階前方席)12,000円 A席(2階後方席・車椅子スペース)8,500円  B席(3階席)6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉明治座チケットセンター 03-3666-6666(10時〜17時)



【取材・文・撮影/橘涼香】




誰か席に着いて
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珠玉のミュージカルナンバーが溢れるステージ!「『I Love Musical』公開稽古レポート

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ミュージカルを愛するキャストたちが集い、歴史に名を刻むミュージカルナンバーを聴かせるコンサート『I Love Musical』の第4弾が、東京グローブ座で9月2日から開催される(9月3日まで)。
今回は〜History〜をテーマに、往年の名ミュージカルナンバーの数々を、ダンスや芝居を交え、メドレーやキャスト全員のナンバー、ソロなどで披露する。
出演陣は、泉見洋平、岡田浩暉、カン・テウル、坂元健児、渡辺大輔、井上智恵、貴城けい、増田有華、莉奈など、劇団四季から宝塚歌劇、さらにかつてはロックバンドのボーカルを務め、さらに話題のミュージカルに出演した役者など、9名の強者の歌手たち。
 
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今年の構成・演出は、hicobae×project 主宰の永野拓也。「若手演出家コンクール2016」で、最優秀賞・ 観客賞をダブル受賞した今話題の演出家だ。音楽監督は鎌田雅人、逗子録音所主宰で、3人組人気バンド「いきものがかり」や、常に音楽チャートを賑わす藍井エイルなどのプロデュースでも知られている。振付は、演出家の宮本亜門に「日本の5指に入るダンサー」と評される岡千絵。
約36曲のミュージカルナンバーを歌と踊りと演技で披露する、夢のような約2時間のステージ。8月29日に行われた『I Love Musical』の公開稽古の模様をレポートする。

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稽古場のスタジオはすでに熱気に満ちていて、アンサンブルが岡千絵の指導のもと、ダンスの練習をしている。演出の永野拓也は鎌田雅人と曲だしのタイミングを入念に打ち合わせしている。出演陣は、それぞれストレッチを繰り返し、台本を熱心に読み込む姿が勇ましい。楽器は、ドラム、ベース、ギター(エレキも含む)、ヴァイオリン、キーボード。それぞれが音合わせをすれば、すでにあの名曲が耳に聞こえてくる。あの名曲のシーンが脳裏に蘇ってくる。

永野拓也の合図とともに最初に披露されるナンバーは、メンバー全員のレビューショーといった趣があり、その場は幸福感に満たされ、まさに奇跡のようなショーの始まりを予感させるダイナミズムをひしひしと感じる。岡千絵のキレのある振付を先導に、9人の歌手と4人のアンサンブルが歌とダンスで会場を盛り上げる。永野拓也は、誰よりもわかりやすく、誰よりもミュージカルを愛している演出家で、歌の魅せ方を熟知している。

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続いてソロのナンバーが披露される。まず、『南太平洋』の「春よりも若く」を渡辺大輔が朗々と歌う。初演は1949年のブロードウェイ。作曲はリチャード・ロジャース、脚本・作詞はオスカー・ハマースタイン2世、ミュージカル好きなら知らぬ人はいない名曲だ。ストーリーは、第二次世界大戦の渦中、南太平洋のとある島を舞台に、農園主エミールと島の海軍の看護婦ネリー、海兵隊のケーブル中尉と島の娘リアットという2組の恋を描いている。
神秘の島バリ・ハイを訪れたケーブル中尉は、リアットと恋に落ちるのだが、その恋心を歌った名ナンバーだ。編曲は、甘く時に苦しい恋の表現をキーボードとヴァイオリン、シンバルで引っ張って行く。渡辺は、2016年に同作でケーブル中尉の役を務めただけあって、中尉という身分に隠さなければならなかった激しい情熱を押し殺して、甘く潔い声で歌い、原曲をリアルに再現していた。

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次は『ミー・アンド・マイガール』の「顎で受け止めて」を貴城けいが歌う。『ミー・アンド・マイガール』は、1937年に英ロンドンで初演され、『マイ・フェア・レディ』の男性版とも言われる作品で、1987年から幾度となく上演されてきた宝塚バージョンがよく知られている。1930年代後半、英国の名門貴族ヘアフォード伯爵家の跡継ぎ問題をテーマにしたミュージカルで、貧困な家庭に育ったビルが爵位を受けることになり、一家は大混乱に陥る。彼の恋人サリーは、恋人のビルが伯爵家の世継ぎだと知り、身分が不釣り合いだから別れることを決意、わざとビルに嫌われることを口走ってしまうのだが…。
この曲は、複雑な感情の機微を表現する歌詞を、現代版ポップスといってもいい耳触りの良い楽曲に仕上げている。編曲もギター、キーボードとドラム、ベース、ヴァイオリン、それぞれの楽器が軽やかなメロディーを奏でていた。貴城も宝塚出身で、この楽曲の良さを熟知している様子で、感情豊かに歌いきる。タイトルに表現されているような強い意志、泣いていても報われないから笑ってみせようという健気さに泣かされる。

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そのあとは、初心者でもわかるメドレーが披露されていき、続いてのソロは、岡田浩暉の『レ・ミゼラブル』の「カフェ・ソング」。原作は、ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いたフランスの大河小説で、英国でミュージカル化、日本でも何度も上演されている。
この曲は主人公ジャン・バルジャンの娘として育ったコゼットの恋人、マリウスが歌うナンバーで、貧乏な弁護士であるマリウスは、仲間たちと六月暴動に参加するが敗れて、彼だけ一命をとりとめる。その戦いで死んでいった仲間たちと過ごしたABC cafeでの熱い日々。岡田自身もマリウスを務めていただけに、悲しみや別れ、自信の喪失、そして再び自らを奮い立たせるこの曲を、芝居心いっぱいに歌い上げる。エレキギターがグイグイ引っ張り、ドラムの怒涛のスネアの音が、マリウスの心臓の高まりを象徴しているようだ。
 
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そのほかのどの曲も名ミュージカルからの名ナンバーで、実際に舞台でそのナンバーを歌った俳優たちも多く、観客はノスタルジーとともに作品世界を甦らせることができるし、もちろん原曲や舞台を知らなくても、歌唱力と表現力を持つ歌い手たちによって、楽曲の持つ美しさと楽しさに浸ることができる。
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この日の公開稽古はここまでだったが、古今東西の名曲が、これでもかと並ぶコンサートの魅力は十分に伝わってきた。そしてダンスや芝居を含め、ミュージカル愛に染められた役者たちによって、素晴らしいミュージカルナンバーが次々に披露される『I Love Musical』のステージに期待がますます高まった。
 
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〈公演情報〉
『I Love Musical』
構成・演出◇永野拓也
音楽監督◇鎌田雅人
振付◇岡千絵
出演◇泉見洋平、岡田浩暉、カン・テウル、坂元健児、渡辺大輔
井上智恵、貴城けい、増田有華、莉奈 (男女別五十音順)
松谷嵐、Marcelino一色、石毛美帆、吉元美里衣(アンサンブル)
●9/2〜9/3◎東京グローブ座
〈料金〉 S席9,800円 A席7,800円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)



【取材・文・撮影/竹下力】




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水樹奈々、平原綾香ら豪華出演者でキャロル・キングの半生を描くミュージカル『ビューティフル』公開稽古レポート

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世界的シンガーソングライターとして絶大な人気を誇るキャロル・キングの半生を、彼女が生み出した数々のヒット曲で綴るブロードウェイミュージカル『ビューティフル』が、7月有楽町の帝国劇場で、本邦初演の幕を開ける(7月26日〜8月26日まで)。

『ビューティフル』は「A NATURAL WOMAN」「YOU’VE GOT A FRIEND」等で世界的に愛されているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの波乱万丈の半生を、数々の名曲と共に描いたミュージカル。 2013年にブロードウェイで幕を開けるやいなや大評判となり、2014年には演劇界最高峰のトニー賞主演女優賞をはじめ、2015年にはグラミー賞やイギリスのオリヴィエ賞などを受賞。現在もブロードウェイだけでなく、全米ツアーやロンドン公演など、各地でロングランを続け、喝采を集めている。
 
今回の帝国劇場での公演は、そんな作品の満を持しての日本版初上演で、主演のキャロル・キング役に、2009年に声優として史上初のNHK紅白歌合戦出場&アルバムがオリコンチャートNO.1を獲得、声優・歌手・ナレーターとしてマルチに活躍する水樹奈々と、2003年 デビュー曲『Jupiter』がミリオンヒットし、その後数々の大ヒット曲を世に送り出し、2014年にはミュージカルのヒロイン役で初舞台に挑戦し話題を呼んだ平原綾香という、豪華Wキャストが実現。また、キャロルの良き友人であり、ヒットチャートを争うライバルでもある作曲家バリー・マンに中川晃教。キャロルの夫で公私共にコンビを組む作詞家ジェリー・ゴフィンに伊礼彼方。バリーとコンビを組む作詞家シンシア・ワイルにソニン。彼らを見出した敏腕プロデューサー、ドニー・カーシュナーに武田真治。キャロルの母ジーニーに剣幸という、ミュージカル界の錚々たるスター達が勢揃い。新たな舞台の開幕に大きな期待が高まっている。

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そんな作品の公開稽古が7月5日都内で行われ、水樹奈々、平原綾香、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治に、アンサンブルメンバーが加わり、作品の魅力の一端を表す、幾つかの場面が演じられた。

まずはじめは、ピアノに合わせてアンサンブルメンバー4名が「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー」を披露。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンのコンビで作られ、2人が初めて全米1位を獲得した楽曲としても知れている。クリエイターであるキャロルとジェリーではなく、曲を披露するのが、アンサンブルメンバーというのが、このクリエイターが主役のミュージカルの面白さを表している。アンサンブルメンバーのハーモニーも抜群で、聞き応えがあるし、本人たちにもさぞやりがいがあることだろう。

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続いてやはりキャロルとジェリーの大ヒット曲「ワン・ファイン・ディ」が撮影されているテレビ局のシーン。ヒットメイカーとしての地位を築く2人だが、自分たちのスタイルに満足し、このまま娘や家庭を大切にしながら音楽活動をしていきたいキャロルに対し、世界的な音楽シーンの変化や、シンシアとバリーというライバルの存在に苛立ちを隠せず、もっと音楽活動のみに没頭したいと訴えるジェリーは、自分の浮気をキャロルに告白してしまう。伊礼ジェリーの切羽詰まった表現に、戸惑う水樹キャロルの初々しさが、場面に相応しい対比となって表れていた。ここから、水樹が「ワン・ファイン・ディ」を歌い継ぎ「いつかあなたは帰ってくる、棄てた私のところにあなたは戻ってくる」と切々と訴える場面構成は見事なものだ。

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そこから、出演者が次々に行き交いながらの「プレザンド・バレー・サンデー」。武田ドニーも登場し、強烈なインパクトを残す中、伊礼ジェリーが、穏やかな生活が自分の才能を鈍らせてしまう、ここから出ていかなければ、と強い想いを込めたフレーズが歌われる。

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場面が変わって、ソニンのシンシアが書いた歌詞に、メロディをつけながら中川バリーがピアノに向かって「ウォーキング・イン・ザ・レイン」を歌い出すシーンへ。中川の表現力豊かな歌唱力が、場を一気に引き締める。ビジネスだけでなく、人生でもパートナーになろうと訴えるバリーに、今のままで十分と答えるシンシア。中川とソニンのダイナミックなデュエットから、ロマンチックなラブシーンへと場面は発展。初共演の2人の、相性抜群なコンビネーションに、ますます作品への期待が膨らんだ。
 
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最後に、平原キャロルが登場。キャロル・キング自身のレコーディング風景の場面で「ナチュラル・ウーマン」が歌われる。夫との別れによる心の傷が癒えたのも半ば、傷心を綴るジェリーの歌詞に、一旦は歌うことをためらうキャロルが、その葛藤を乗り越えていく様が歌の中で描かれていく。平原の歌声はソウルフルで力強く、名曲の良さがストレートに届けられ、自然に喝采がわいた。

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それぞれ短い場面の公開だったが、作品の構成の面白さ、湯川れい子の訳詞の的確さ、Wキャストのキャロルそれぞれの色合いの違い、豪華俳優陣の実力などが随所に表れ、新たな作品が生まれ出る興奮を感じる時間となっていた。

【出席者挨拶】

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熱い公開稽古を終えて、水樹奈々、平原綾香、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治が、囲み取材に応じ、それぞれの挨拶から質疑応答に答えて、公演への抱負を語った。

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水樹
 こんなにたくさんの方に取材して頂けて本当に嬉しいです。緊張しました!まだ3週間あるので、ここから更に積んでいくぞ!というところで、まず第一段階でこの緊張を味わって、本番もこんな雰囲気なのかな?と今日疑似体験できたので、すごく楽しかったです。たくさんの方に『ビューティフル』を観て頂けますようにと思っています。
 
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平原 私もこんなにカメラが来ているなんて思っていなくて、さっきリハーサルをしたのが本番だと思っていて、カメラ1台しかなかったので、こういうものかな?と思っていましたら、これが本番だとやっと先ほど気づきました(笑)。少しだけお稽古を観て頂きましたが、私はほとんど初めて、(ミュージカルは)2回目なので、ほとんど初心者なのですが、この現場が大好きです。皆歌も素晴らしくて、演技もすごくて、人柄も良くて、という中でこうやって出来ることが毎日幸せです。一応キャロル・キングが主役ですけれども、皆が主役のミュージカルで、出演されている方々もそれぞれ皆主役を張っている方々でもあるので、そういう意味ではすごく大きなものに抱かれながら、キャロル・キングを演じさせて頂いている気がします。とにかく自分ができることを精一杯、まだお稽古は途中ですけれども、頑張っていきたいと思います。笑いが絶えない現場です。嬉しいです。
 
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中川 バリー・マン役をやらせて頂く中川晃教です。今日はお忙しい中集まってくださってありがとうございます。この『ビューティフル』っていう作品のお話を頂いた時に、色々とバックボーンを調べていたら、なんと昨年私がやらせて頂いた『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリとほぼ時代が重なっているということを知り、何か縁を感じました。お2人のキャロルが決まったということを聞いた時に、日本でまたこういう新たなミュージカルシーンが生まれるんだな、ということに、ちょっとドキドキワクワクしました。僕自身は2001年にシンガーソングライターとしてデビューをして、翌年この東宝さんのウィーン・ミュージカル『モーツァルト!』という作品でミュージカルデビューをしました。そういう意味では、音楽というところからミュージカルに入ったのですが、もう16年くらいミュージカルも真剣に経験させて頂きながら、音楽というものも自分の柱に持ちながら色々な出会いを経て、『ジャージー・ボーイズ』と出会った時に、音楽が主役のミュージカルっていうものが、今こんなに熱いんだということを再確認しました。また、求めてくださるお客様がたくさんいらっしゃるということも再確認しました。そんな流れでこのキャロル・キングの『ビューティフル』という作品に出会ったものですから、お2人のキャロル・キングと聞いた瞬間に、日本を代表する歌姫、そして幅広く活躍されているアニメ、声優、更にバックボーンを開くと演歌というところ、本当に日本の中で実力を持ち多岐に渡って活躍されているお2人の存在というものが、ミュージカルシーンで今花開こうとしているということに、すごく衝撃的な感動を覚えました。そこに自分が携われるということに縁を感じていますし、また自分にできる役割は何があるのかということを考えながら、またお稽古を通して本番に向かって頑張っていきたいと思います。今日は(ソニンと)2人のラブシーンでしたけれども、楽しいシーンもたくさんありますので、どうぞよろしくお願い致します。
 
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伊礼 
(中川に)お前、喋るの上手すぎて、この後俺がさ(笑)。
平原 大丈夫です!
伊礼 ジェリー・ゴフィン役の伊礼彼方です。先ほど観て頂いたシーンは1幕ラストと、2幕ほぼラストのキャロルとジェリーが決別する方向に進むきっかけになる大きな2場面なのですが、僕が演じる作詞家ジェリー・ゴフィンは、キャロルのメロディにのせて初めて自分の歌詞が生きていって、なおかつ当時の時代のヒットチャートを、パリ—&シンシアと競い合う訳なんですけれど、僕もこの話を頂いた時に、全曲ほぼ知ってはいたんですが、キャロル・キングの曲だと知っていたのは半分で、あとの半分がまさかこうやって人に提供している(キャロルの)曲だとは知らずに聞いていたものでした。ここにいらっしゃる皆様もどれも馴染みのあるものではないかな?と思っています。ですが、当時の曲はもう少し古いアレンジだったりするのですが、このミュージカルのナンバーとして現代にアレンジされたということもあって、より聞きやすくなって現代キャロル・キングみたいなアレンジになっているので、そこも含めて、さっきアッキー(中川)も言ったように、音楽が主役になっているミュージカルが最近増えつつあるので、そこをとことんこのお二方に歌って頂いて、僕らは芝居の部分を担っていけたらなと思っています。そしてこれは本場の演出家サイドの方達がおっしゃっていたことですが、ミュージカルとは謳っているのですけれども、実際はほぼストレートプレイです。お芝居の中に、彼らがクリエーターとして作った曲が、トップに昇り上がって行く様をアンサンブルの皆がスターとして歌ってくれたりするので、そこが見どころではないかなと思っています。是非是非楽しみにして頂けたらと思っています。

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ソニン シンシア・ワイル役のソニンです。キャロル・キングが主役のミュージカルではあるのですが、そのライバルとしてバリー・マンとシンシア・ワイルというカップルがいるというストーリー、対比がすごく描かれているミュージカルでもあります。私達が今演じたのはわりとロマンチックなラブシーンだったのですが、あれが唯一ロマンチックなシーンで(笑)、あとはすごくテンポ良く夫婦漫才みたいな感じで、このストーリーの、芝居の深いところをテンポ良く運んで行く役目でもあると思っています。とても良いストーリーで、音楽も楽しめるんですけれども、笑いもあって、老若男女楽しめるストーリーにもなっていますので、是非観て頂きたいなと思っております。私は今2人のキャロルとの芝居をやっていて、あまりにもの違いがあって、すごく自分も、やっている方も変わります。例えば水樹さんとやっている時は、本当に最初のシーンでは、あそこいくつ?
水樹 16歳です。
ソニン そう、16歳で本当に子供のように見えたキャロルが、どんどん色々な人生をくぐって行って成長していく姿を見守ってあげたくなるような、本当に頭をなでてあげたくなるような、姉御肌と言いますか、お姉さんとして友達になる感情が生まれます。また、綾香ちゃんの時には「そうだよね、色々あるよね」と肩を組みたくなるような、同調と言うか、私もキャロルと一緒に登って行かなくちゃという気持ちにさせられるキャロルだったりして、私も両方のキャロルを楽しみながらやっていますので、是非、2人のキャロルも違うし、2人のキャロルが違うことによって周りも違う物語になっているので、Wキャストの醍醐味も感じられる作品になると思います。役者でもWキャストでは違いがあるのですが、元々アーティストであるベースの方を使ったWキャストだからこその色の違いが、すごく濃く出ているのではないかと思います。それは周りもそうで、皆、ミュージカルの作品を多くやっていますが、シンガーソングライターから来ていたり、サックスをやっていたり、と、アーティスト色が強い人が周りを固めているので、とても面白い化学反応、変化が起こり得るミュージカルになっています。さっきも言っていましたように、ストレートプレイとしてですとか、色々な楽しみ方をして頂けたらと思います。本日はありがとうございます。

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武田 お待たせ致しました。武田ワールドにようこそ(爆笑)。今日はお暑い中お集り頂きありがとうございます。今日のリハーサルを見て頂いた通りとても重要な役を…今日、僕がどこにいたかわかりましたか?(爆笑)。今日抜粋したシーンは、たまたま出番がちょっと少な目だったのですけれども、作品の中ではとても重要な役をやらせて頂いております。僕が演じるドニー・カーシュナーがいなければ(5人を示して)こいつらなんて!(笑)世に出ることはなかった、重要な、重要な役どころです。正直言うと2幕あんまり出ませんけれども(爆笑)、1幕の見出す件とか、もう秀逸に書きこまれている素晴らしい役を頂いて、熱い夏が過ごせそうです。先ほど皆さんが言ったことを、年長者であり重要な役どころの私からまとめさせて頂きますと、本来はミュージカルというのは、主人公が物語が進むに連れて、登場人物の気持ちを吐露する上で突然歌ったり、踊り出したりすると思うのですが、このミュージカルでは時系列に並んでいて、こういう状況の中から、こういう名曲が生まれた、という使われ方をしています。ですから本来アンサンブルと言われる方々は、他のミュージカルでは一節歌ったり、後はハーモニーに徹することが多いのですが、実は全員がソロナンバーを与えられているという、極めて挑戦的な、面白いミュージカルの構成になっております。全員が与えられているんです。ソロナンバーを!
伊礼 さっき言ったよ?
武田 ええ、私以外は(笑)。
ソニン ホントだ!

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武田 お気づきでした?
平原 ひとフレーズある。「捨てられて〜♪」
武田 なんて哀しいワードでしょう!(爆笑)、「捨てられて」というワードをひと節歌います。なので今日観て頂いた通り、プリンシパルの人達があまり踊らなくて歌に集中していたのは、アンサンブルの連中よりリハーサルが遅れているとか、そういうことではないんです(笑)。まさに楽曲が生まれた瞬間、その楽曲がレコーディングされている瞬間を、お芝居として歌っているという解釈なんです。なので、伊礼君が言ったストレートプレイを演じている感覚と言うのは、まさに僕たちにはあるのですが、観て頂くお客様には新しい形のミュージカルを楽しんで頂けるのかな?と思います。重要な役どころの私が、重要な補足をさせて頂きました(拍手喝采)。

【質疑応答】

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──演じる側に回られたからこそ気づかれた、この作品の魅力などがありましたら教えてください。
水樹 やっぱりいざ舞台に上がってキャロルの皮を着てみると、台本を読んでいた時、実際に自分がブロードウェイに観に行った時とは、違う感覚が沸いてきました。観に行った時に、会場全体が「キャロル頑張れ!」という団結を見せるお芝居だなと思っていたのですが、彼女が可哀想だから頑張れとか、大変なことが起きてなんとか上に上がって欲しいという頑張れではなくて、彼女自身に強さがあって、どんな時でも笑い飛ばして、諦めない心で前に進んでいるという、すごく湧き上がるエネルギー、常人ではたぶん耐えられないような、結構ひどい環境に置かれることもあるんですけれども、普通の人では到底こういう考えには至らないというところに、彼女が持って行く感性を感じて、キャロル・キングのすごさを改めて感じています。やっぱり何かを成し遂げる人というのは違うんだなと気づきました。
平原 さっき奈々ちゃんもおっしゃったみたいに、キャロルは17歳で出産して、結局28歳で浮気されて…(伊礼を見る)。
伊礼 僕じゃないですからね。ジェリーですから。そんな白い目で見られてもね(笑)。

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平原 (笑)で、離婚するのですが。彼女は4度の離婚を経験していて、17歳で子供を育てるというのは、想像もできない思いを抱えながら名曲を創り出していったっていうのは、ある意味で胆が据わっていないとできないことだなと。なので私もそういうドンとしている、例え10代でもしっかりしている人っていますよね。キャロルの幼い頃のことは知らないけれども、きっとそういう人だったんだろうと想像しながら演じています。後、演じていてわかったのは、台本を読んでも思ったのですが、誰1人傷つけないキャロルがいるっていうところです。どんなに冷たくされても、傷つけられても…(伊礼を見る)
伊礼 だから、それ俺じゃないから(笑)。
平原 うん、そうそう(笑)。だけど、常に愛を配っていく。浮気相手に会っても決して彼女を責めないとか、そういう常に愛を持って生きて来たからこそ「YOU'VE GOT A FRIEND」っていう曲が生まれたりとか、すべての人に愛を、というのが実は私のキャロル・キングを演じる上でのテーマなんです。ですからそういう彼女の人間性にも、かなり実は惚れていまして、演じる時にそういう彼女の人としての素晴らしさ、人間的な魅力っていうのがちゃんと出るような演技をしたいなと思いながら、いつも稽古に励んでいます。
中川 お2人共、キャロルLOVEですね!
2人 うん、うん。
中川 そりゃそうだよね、キャロルを演じるからね。そういう意味で言ったら僕自身が、バリー・マンLOVEか?って言うと、僕はバリー・マンという人をちゃんと認識したのは、この作品に入ってからで、今もまだバリー・マンっていう人物を、向こうから来てもらった助手さんなどからノートをもらったりしている最中で、まだ探している最中なんですけれども。でも、実在する人物を演じるっていうのはとっても面白いです。ましてやそこに作曲家っていう、どこか遠からず近からず、僕自身も音楽を生み出す瞬間っていうものを感じている人間だからこそ、どうやってこの曲たちが生まれたんだろう、例えば対比で言うと、キャロル&ジェリーがティーンエイジャーに受ける曲を書く訳ですよ。イェーイ!って踊ったりするような。一方、「僕たちは「すごいよ、またビルボードトップ1だよ。儲かってるんだろうな、じゃあ次どうしようか?」みたいな話をしながら『On Broadway』、彼女たちには書けない大人っぽい曲を書こう、と言って『On Broadway』めちゃくちゃクールでカッコいいんですよ。唯一その曲を歌えないのが残念って思うくらい。
ソニン あーそうね。

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中川
 バリー・マンとシンシア・ワイルが2人で書いたこの曲を歌いたい!って思わせてくれるくらい、ある部分、皆で創っているミュージカルっていうところの、なかなかないカンパニーの熱量を感じます。歌が上手い人ってたくさんいるし、高い声が出る人も、低い声が得意な人もたくさんいろんな方がいるけど、近年ミュージカルって、例えば『ラ・ラ・ランド』もそうですけど、ジャズがミュージカルになる、めちゃくちゃ新しいですよね?また例えば、クラシックの要素のあるミュージカルもあるし、ロックの要素、ポップスの要素、色々なタイプのミュージカルがありますよね。その中で、キャロル・キングたちの、60年代、70年代のアメリカのすごく良かった時代の音楽。私達が日本語で聞いていたりしたもの「ロコモーション」なんてまさにそうですよね。そういう1度は聞いたことがあるポップスの名曲たちが、カンパニー全体の熱量で歌われていく。それですごいなと思ったのは、この作品がすごいなと思ったのは、2回言いましたね(笑)。3回言いますけど(笑)、この作品がすごいなと思ったのは(笑)古い曲が新しく感じる。古い曲ではない、今、この瞬間に生まれた曲なんだと、お客様に届けているってこと。
ソニン それは感じる!やっていてすごく感じる!やっぱり私達がこの曲を創り出している役をやっているからなのかな?
中川 後はこの作品の作り方、構造だと思う。ここにこのミュージカル『ビューティフル』の秀逸さがあって「やられた〜!!、よし、今度は日本のオリジナルミュージカル書こうじゃないか!」という気持ちに(武田)真治さんはなるんじゃないかなって思うんですよね(笑)。
武田 いやいや、僕は思いませんよ!そんな野望抱いてません!(笑)

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中川 僕はそんな野望抱いたりするんですけど。
武田 すごいね!
中川 やっぱり、すごく思いましたね。音楽の力を感じました、はい(質問者にニッコリ)。
武田 えっ?自分が喋って返すの?(伊礼を示して)喋る気満々だよ!(笑)
伊礼 いえいえ、まぁ、音楽的な話は皆さんがおっしゃっているので、そこは控えさせて頂きますけれども、一言やっぱり皆さんにお伝えしたいのは、浮気はいけないです(爆笑)。例え役だとは言っても、この2人からすごい白い目で見られるんです。「あなたってホントに好きよね」って言われるんですが、決して僕じゃないです。ジェリー・ゴフィンであって、僕ではないので、休憩中にハブるのはやめて頂きたい(爆笑)。本当にキャロル・キングっていうのは、懐が深いのか馬鹿なのかよくわからないんだけれども(笑)。
水樹 頭が良すぎるの!
武田 言葉を選ぼうな!(笑)
平原 そうよ、そうよ!
伊礼 ジェリー・ゴフィンってのちに結婚して子供も作っていて、で、キャロルとの間にも子供がいるので、そこを行き来できるように近くに家を買って、キャロルはそれを認めてるんですよ。
武田 すこいよね!
平原 子供のためよ!

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伊礼
 そうだね。だから浮気はしちゃいかんですよ。男性はもちろん、女性もね、今浮気のドラマとか流行っているけど、女性の方も気をつけてくださいね、浮気はいけません。
武田 うん、でも割とタイトルになりそうな良いコメントだね(爆笑)。それが作品に入って気づいたこと?
伊礼 そうです、稽古に入ってわかった。
ソニン あぁ、なるほどね。
武田 じゃあ(司会が予定時間が来ていることを示唆しているのを受けて)私達の分は割愛しましょう(笑)。次の質問行ってみましょう!(笑)

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──水樹さん、平原さん、普段アーティストとして活動していますが、今回は役を通して歌うということで、何か発見などはありましたか?
武田 良い質問ですね!ありがとうございます!
水樹 実は私は声優として活動している中でキャラクターソングを歌うことがよくありまして。
武田 あぁ、そうか!
水樹 キャラクターの声に成りきって歌うことと、厳密に言えば違うのですが、でも役に成りきって歌うことにはこれまでもトライしてきていました。ただ、その時は声だけで表現するので、今回は身体全部を使っていて、声色で調整してキャロルをやっている訳ではないので、ソウルからキャロル・キングになって歌うということが如何に難しいかを、改めて感じています。ちょっとした手の動きとかで、遂自分が歌っている時のポイントで動いてしまったりするので、「キャロルだったら動かさないかも」と思ったり、でもそう頭で考えている時点でキャロルになっていないな、とか、自然とフラットでいてもキャロルに成りきれれば、キャロルになって歌えるのではないか?それを3週間で見つけなければと、今、模索しているところです。でも先ほども皆さんのお話にも出ているのですが、この瞬間にこの曲が生まれたという、お芝居のパートがあるからこそ「さぁこの曲をキャロルとして歌わなくちゃ!」と考えなくても、自然とスライドしていく自分がいて、だから歌の練習だけをしていた時には発見できなかったものを、お芝居と一緒になることによってたくさん気づけていて、毎日がとても楽しいです。なのでそれをどれだけ見つけられるかが勝負だなと思っているので、本番までの3週間頑張ります!

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平原
 私は歌う時に目をつぶらなくなりました。ソロでお客様を前にして歌う時に、必死になり過ぎて結構目をつぶって歌うことが多かったんです。でもミュージカルをやりはじめてから、あまりミュージカルって目をつぶらないじゃないですか。もちろんそういう役もあるとは思うんですけど。そういう意味では、最近目が開いてるな〜って(笑)。
武田 可愛い!
平原 それが嬉しいのと、後は今、コンサートツアー中でそれと並行しながらのお芝居の稽古なので、かなりハードな面はあるんですけれども、キャロル・キングの歌い方をすることで、自分の声も強くなってきているから、自分の音楽活動にも役立っているし、また今までやってきた音楽活動が、シンガーソングライターでもあるから、今まで自分が生きてきたものを参考に、キャロル・キングを演じられというのもすごく良くて、私は、これは歌手の役だったからできたな、というのをすごく思っています。でもどうしてもお客様の方を向きたくなっちゃって、それが苦しい。さっき歌った「ナチュラル・ウーマン」なんかは、本当はお客様の方を向いちゃいけなくて、マイクを考えながら歌うのですが、でもあれが一番このミュージカルの中では自然体の、いつもの自分の感じに近いから歌いやすいんだけれども、他の曲はほとんどジェリーが歌詞を作って、それを見て初めて曲を弾き始めるっていう、ピアノを弾いているシーンが結構多いので、気が散漫になってすごく歌いにくい(笑)。それが正直とても苦しいけれど、彼方さんがおっしゃっていたのが面白かったんですが「こんな歌詞を見て歌って良いミュージカルってないよね」って言われて、確かにそうだなと。

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伊礼
 覚える必要がないからね、この歌詞。
平原 まぁ、1曲はあるけどね。
伊礼 あ、僕たちでね。
武田 彼方、もう少し良いこと言おうか?(笑)イメージ悪いよ!
伊礼 えぇ?そうですか? だって、覚えなくて良いんですよ!
武田 俺、意地悪して紙取ってやるからな!(笑)
伊礼 やめて!(笑)便利ですよね、今回(笑)。
平原 便利ね(笑)。
武田 だから、生まれた瞬間をね。
伊礼 そうそう、表現するためだから。それを今言われてたんですよね?
平原 そう、なので今までの活動とは全然違うところでもあるんですけれども、周りの人達が「ここはこうした方が良いんじゃないか」と、特にアッキーがアドヴァイスをくれるので、それがすごく嬉しくて。同世代だけれども、大先輩が傍にいる安心感を頼みに、毎回頑張ってます。


〈公演情報〉
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ミュージカル『ビューティフル』
脚本◇ダグラス・マクグラス 
音楽・詞◇ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング
バリー・マン&シンシア・ワイル 
演出◇マーク・ブルーニ 
振付◇ ジョシュ・プリンス 
翻訳◇目黒条 
訳詞◇湯川れい子 
日本版演出アドバイザー◇上田一豪 
出演◇水樹奈々、平原綾香(Wキャスト)
中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸 ほか
●7/26〜8/26◎帝国劇場
〈料金〉S席13,000円 A席8,000円 B席4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
〈公式ホームページ〉http://www.tohostage.com/beautiful/
●7/26〜8/26◎帝国劇場
〈料金〉S席13,000円 A席8,000円 B席4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
〈公式ホームページ〉http://www.tohostage.com/beautiful/



【取材・文・撮影/橘涼香】



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ミュージカル界の歌人たちが歌って歌って歌いまくる、ミュージカルレビュー第3弾『KAKAI 歌会 2017』稽古場レポート!

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後列/原田優一、泉見洋平、佐山陽規
前列/はいだしょうこ、入絵加奈子、綿引さやか

5月3日より三越劇場にて開幕するミュージカルレビュー『KAKAI 歌会 2017』の稽古場から熱気あふれる写真と出演者たちのコメントが届いた。

古き時代、和歌を詠む歌人が季節折々の風景や恋など、テーマに応じた歌を披露していたことにちなみ、現代のミュージカル界の歌人がテーマに添ってナンバーを披露するライブで、ミュージカルナンバーはもちろん、POPSや歌謡曲、果てはCMソングまで次々と華麗に歌い上げる。
今回の『KAKAI 歌会 2017』は、原田優一を中心に、前回から引き続き出演の泉見洋平、そのほかのメンバーは入絵加奈子、佐山陽規、はいだしょうこ、綿引さやかと顔ぶれが一新。定番のミュージカルナンバーをはじめ、懐かしの歌謡曲やどこかで一度は聞いたことがあるアニソンがクラシカルに大変身など、誰もが楽しめるラインナップとなっている。
 
※原田優一&はいだしょうこインタビューはこちら  http://takarazuka-j.blog.jp/archives/1880117.html

現在、初日開幕に向けて、極上のエンターテイメントを届けるべく絶賛稽古中の出演者一同。それぞれの特技や個性を生かした演出に、楽しい雰囲気が漂う稽古場の映像と写真が公開された!
さらに、開幕を直前に控えたキャスト6名より初日に向けた意気込みコメントが到着した。

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【コメント】
 
泉見洋平
2回目の出演になりますが、前回の初“KAKAI”で“あんなコト”や“こんなコト”に挑戦させて頂いて、僕自身歌い手として新たな扉が開いたような気がします。今回も“音”を“楽しむ”の文字の如く、音楽で“遊ぶ”楽しさが客席の皆様に届けば幸いです。(^_^)

いずみようへい○徳島県出身。1986 年 NTV 系「アイドル花組おとこ組」でスカウトされ、90 年映画「ストロベリータ イムス 4」準主役で俳優デビューを飾る。97 年歌手デビュー以降、シングル『シアワセはあります か』『ナミダ』『うつつの夢』等 14 作、アルバム 4 作、ライブ DVD11 作をリリース。 99 年『RENT』 でミュージカル出演以降、『レ・ミゼラブル』(マリウス役)、『ダンス オブ ヴァンパイア』(アルフレ ート役)、『ミス・サイゴン』(トゥイ役)等で活躍。主な出演作に、『ニューヨークに行きたい!!』、『音 楽劇-シアワセはありますか-』、TV ドラマ:「ハンチョウ 3」等がある。

入絵加奈子 
歌を愛する歌人たちの華やかなエンターテインメントショー!
歌に笑い、歌に泣き、歌の魅力にとりつかれ、きっとあなたも歌いたくなるはず!ゴールデンウィークは三越劇場へ!お待ちしています!!

いりえかなこ○福岡県出身。玉川大学在学中に『ミス・サイゴン』のオーディションにキム役で合格。その後、『魔女の宅急便』(キキ役)、『レ・ミゼラブル』(エポニーヌ役)、『ベガーズ・オペラ』、『ハウ・トゥ・サクシード〜努力しないで出世する方法〜』 (スミティ役)などミュージカルを中心に、アニメ声優や日本テレビ『はじめてのおつかい』のナレーションなど幅広く活躍。現在、ディップ株式会社CM「バイトル」に出演中。2017年7月にはミュージカル「ピーターパン」、秋には映画「全員死刑」(日活)が控える。

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佐山陽規 
とにかくやる事が多い!覚える事が多い!でも楽しい!
初日まであと少し!絶対にやりきる!覚えきる!歌いきる!

さやまはるき○神奈川県出身。1972 年より「オペラシアターこんにゃく座」にて13年間活動、その間のステージ 数は 2000 回以上に及ぶ。1986 年東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』の初演オーディションに合格。ジャベール警部を演じ、明瞭な日本語歌唱、演技力の伴った歌唱力で同役を足掛け4年、300 回以上演じ続け注目を浴びる。ミュージカルの他、海外ドラマやアニメの吹き替えなど声優 としても活躍。主な出演作に『ピーター・パン』(フック船長役)、『太平洋序曲』、『スクルージ』(ク ラチット役)、テレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(大原部長役)等がある。 

はいだしょうこ 
歌と舞台を愛するメンバーが、笑いあり、時には胸がジーンとなる、おもちゃ箱の様な素敵なステージをお届けします!
会場にいらっしゃったお客様と、出演者が1つになれる事を楽しみにしています!
是非、劇場にいらしてください!

はいだしょうこ○東京都出身。1996年宝塚音楽学校入学。98年宝塚歌劇団入団。2002年に退団後、2003年から08年までNHK「おかあさんといっしょ」第19代‘うたのおねえさん’として活躍。卒業後は『若草物語』(ルイーザ役)、ブロードウェイミュージカル「回転木馬」(キャリー役)、『王様と私』(タプチム役)などミュージカルをはじめ、『笑っていいとも!』レギュラー出演などバラエティでも活躍。2016年にはNHK大河ドラマ『真田丸』に初役で初出演を果たす。現在、ナレーションを務める『なら≒でき』が放送中。2017年7月にはミュージカル『ひめゆり』(主演・キミ役)が控える。

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原田優一 
まもなく2017年版の歌会の幕が上がります。今回も歌にまみれ、笑いにまみれ、五感をフルに使って楽しんでいただけるエンターテイメントになっているかと思います。あんな曲こんな曲を素敵なアレンジに乗せて、ほぼノンストップで駆け抜ける、アトラクションのようなレビューです。皆様のお越しを心よりお待ち致しております。

はらだゆういち○9歳よりTV、舞台、映画、ライブ、ダンス・イベントに多数出演。安定感のあるソフトな歌声と幅広く役をこなせる器用さを持ち、ミュージカルを中心に活動中。最近では、オフブロードウェイ・ミュージカル『bare』の演出や自身も出演する『KAKAI歌会』などの構成・演出も好評を得ている。主な出演作に、『ミス・サイゴン』(クリス役)『レ・ミゼラブル』(ガブローシュ役、アンジョルラス役、マリウス役)、『ラ・カージュ・オ・フォール』(ジャン・ミッシェル役)、『GEMCLUB』、音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』(岡野貞一役)、『TARO URASHIMA』(深海王子役)等。今後はシアタークリエ『CLUB SEVEN--ZERO-』に出演。

綿引さやか 
誰もが耳にしたことのあるあの名曲たちが、ハッと驚く「歌会」バージョンへ変身しております!ミュージカルを観たことない方たちにも、思い切り楽しんでいただけるレビューショーです!私も張り切ってこの「歌会」を皆さまにお届けします!!!
ぜひ三越劇場でお待ちしております!

わたびきさやか○東京都出身。2006年国連クラシックライブ『赤毛のアン』に出演。同作には2009年にもアン役として出演する。ミュージカルだけに留まらず、2009 年よりニューヨークにて音楽活動を開始。2012 年には1st Single『ONE WORLD』をリリース。2016年には音楽の祭典『908 FESTIVAL 2016』(日本武道館)にも出演している。耳をくすぐるような素朴で繊細な歌声に加えて奏でる、ストレートでエネルギッシュな歌声は国内・海外でも高い評価を得ている。主な出演作に『レ・ミゼラブル』(エポニーヌ役)、"KREVAの新しい音楽劇"『最高はひとつじゃない2016』(多恵 役)、『ジャージーボーイズ』(メアリー役)、等がある。2017 年 7 月にはミュージカル『Beautiful』が控える。


○稽古場映像   https://youtu.be/E4Fay9Mw_Us
○「KAKAI歌会2017」PV https://www.youtube.com/watch?v=5jXpFGqbF2k

〈公演情報〉
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ミュージカルレビュー『KAKAI 歌会 2017』 
構成・演出◇原田優一
音楽監督◇ YUKA
振付◇中村陽子
出演◇泉見洋平、入絵加奈子、佐山陽規、はいだしょうこ、原田優一、綿引さやか(五十音順)
●5/3〜6◎三越劇場
〈料金〉S席(前方5列目まで)8,000円、一般席7,500円、学生席4,000円(税込/全席指定)
〈お問い合わせ〉三越劇場 0120-03-9354 (10:00〜18:00)







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