えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

帝劇ミュージカル『1789』

イベントレポート

フランス革命記念日にシャンソンとミュージカル曲などを華やかに歌い上げる!『龍 真咲 シャンソン★LIVE」レポート

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銀座ヤマハホールにて、6〜8月に開催されている『L' ge d'Or de la Chanson 〜シャンソンの黄金時代2017〜』に、7月14日、龍真咲が出演した。

7月14日といえば、フランス革命記念日。パリでは航空ショーやシャンゼリゼ通りでの豪華な軍隊パレード、そして夜にはエッフェル塔を大々的な花火が上がるほど、フランス人にとってはなくてはならないお祝いの日。そんな記念すべきこの日に、龍真咲の出演と聞けば、宝塚時代にフランス革命を扱った出演作『1789』や『ベルサイユのばら』を思い出さずにはいられない。革命に燃え、革命に散ったあの熱演から時を経て、男役トップスターを卒業した今、『MUSE』では、JPOPや宝塚・ミュージカルでの名曲を披露したが、今回は今まであまり龍から聞いたことのないシャンソンというジャンル。期待に胸を膨らませたファンも多かったのではないだろうか。
 
ピアノ・ベース・アコーディオン・チェロ・パーカッションでのインストルメンタル「La Mar」に続いて、「君を待つ」が始まると、黒と白のロングドレス、そして豊かなドレープのアップヘアに白い花飾りで登場した龍。MCでは「今までシャンソンは難しそうで敬遠していた」と控えめに語ったが、なかなかどうして。越路吹雪に思いを寄せて歌った「愛の賛歌」では、情感豊かな歌声と、さらに女性らしい柔らかな高音が加わり、ひとたび歌い始めれば、”シャンソン×龍”、その素晴らしいマリアージュに身も心も引き込まれる。
 
スペシャルゲストに訪れたのは、音楽プロデューサー高橋まさひと。ファンには嬉しい龍真咲の裏側を話し、トークに強い彼女が高橋の絶妙なツッコミにたじたじとさせられている、その攻防戦も新鮮で客席を沸かせた。高橋は龍の退団公演で久々に宝塚を見て「龍にしか醸し出せない情感」に瞠目したとのこと。特に宝塚100周年公演『TAKARAZUKA花詩集』にて、「黒きばら」を元とした龍の「Black Rose」を聞き、“こんな風に違う時代に伝えられ、歌の命がまた伸びた気がした”とその時の感動を語った。古き良きシャンソンを歌い継ぐこの夜にふさわしいそのエピソードに続いて、ただでさえ距離の近いヤマハホールの客席に降り「桃の花咲く丘」を、そして「黒きばら」を歌い上げた。
 
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続いては龍の代表作であり、来春の公演も期待が寄せられる『1789』から、ロナン役としても心に残る「二度と消せない」「この愛の先には」「サイ・ラ・モナムール」「肌に刻み込まれたもの」の豪華な4曲。前奏を聞くだけで宝塚時代の記憶がよみがえり血が沸き立たつ。ちょうどこの日、15時に発売発表となった「ヴェルサイユ宮殿 公式写真集」(筑摩書房)では、龍が日本でのオフィシャルサポーターを務めることにもなり、どこまでもフランスに縁があるようだ。そんなフランスのまだ行ったことのない”パリの秋”に想いを馳せて、宝塚でのデュエットダンスでも思い出深いという「枯葉」、そして映画「紅の豚」で初めて聞いて大好になったという「さくらんぼの実る頃」を披露。この「さくらんぼ〜」は、「いつか歌って見たいと熱望していたが、今までの自身のキャラクター的に、なかなかそのチャンスが無かった。でも、今日はどうしても歌いたかった、今後も大切に歌っていきたい曲の1つ」と語り、ピアノ1本でしっとりと、せつなく歌い上げた。
 
最後は「おおシャンゼリゼ」で会場も一体となり盛り上がる。今までの落ち着いた曲調からの変化はもちろんだが、龍の晴れ渡るようなさわやかな笑顔には、どうやらこちら側の心も踊りださせるパワーがあるようだ。最後の挨拶では、衣装を間山雄紀、ヘアメイクは黒田啓蔵と紹介、「いろいろな事を一人でやっていくのは難しい、今はたくさんの方に相談も出来、助けてもいただき、支えてくださることが幸せ」と、単独で活動し始めた中での感謝の意を示した。
 
冒頭のナレーションで「シャンソンは人生の歌。そして人生は一編のシャンソン」と語った龍。この若さにして、惜しげもなく今の想いを歌に込めて全身で歌い上げ、舞台でもなく、歌い込んだ曲でもなく、今日初めて龍から聞くその曲が、しかしこれまでの龍の歌の中でも最高峰と思わせてしまうその力にただただ感服である。派手なビジュアルや奇抜な発想、奇想天外な陽の印象が強い龍だったが、いったいこの人は、本当はどういう思いでこれまでの日々を重ねてきたのだろうかと、その内面にも興味が尽きない日であった。

先日発表されたCD「L.O.T.C 2017」でのメジャーデビューに続き、Bunkamuraオーチャードホールでの『龍真咲コンサート2017』、奈良・金峯山寺での『世界遺産コンサート』等々、今年の龍はさまざまなジャンルの音楽にかかわり、そして来春は東宝のミュージカル『1789』で、今度はマリー・アントワネットとして務める。このスピードで多くを吸収し、人生を積み重ね、また来年、そして5年後、10年後、龍の人生を綴ったシャンソンがどう変化し深みを増していくのか、楽しみで仕方なくなってしまった。(文/AIKO) 


〈公演情報〉
『龍 真咲コンサート』
●8月26日・27日◎渋谷オーチャードホール 
〈料金〉¥10,000(全席指定・税別) 
 
【写真提供/スペースクラフト】



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『レ・ミゼラブル』日本初演30周年記念日スペシャルカーテンコール レポート

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1987年の日本初演以来、今日まで愛され続けているミュージカル『レ・ミゼラブル』が、6月17日、日本初演30周年記念日を迎え、初代ジャン・バルジャン役鹿賀丈史をはじめ、30年の歴史を彩った面々が集結。帝国劇場での本編終演後にスペシャルカーテンコールが行われた。

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文豪ヴィクトル・ユゴーの長編小説が、サー・キャメロン・マッキントッシュプロデュースの元、アラン・ブーブリル作・脚本、クロード=ミシェル・シェーンベルク作・音楽でロンドンミュージカルとして生れ出たのは、1985年のこと。全編を歌で綴るオペラティック・ミュージカルの圧倒的な美しさ、壮大な装置、大河小説とも言える原作世界をスピーディに綴る回り舞台などが大きな評判を呼び、一世を風靡する作品となっていった。

そんなミュージカルに東宝が取り組み、世界で三番目という非常に早い時期での本邦初演が叶ったのが1987年。やはり、作品の桁外れの出来栄えは感動に次ぐ、感動を集め、日本のミュージカルの世界そのものに変革をもたらしていった。まず、各キャストをオーディションで選ぶという、当時スターシステムを取っていた東宝ミュージカルにとって、非常に大きな賭けが、「スターがつくるミュージカルではなく、スターを生み出すミュージカル」と呼ばれる『レ・ミゼラブル』の歴史を刻んでいく。

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メインとなる役柄のすべてにWキャストが組まれたのも、『レ・ミゼラブル』から生まれた形だ。Wキャストと言っても現在のそれとは異なり、初演当時は、ファースト・キャスト、セカンド・キャストという明確な区分があり、いわばファースト・キャストの休演日にセカンド・キャストが出演する方式だったが、このセカンド・キャストはオーディションで選ばれたアンサンブルキャストから選出され、ここに鈴木ほのかや安埼求がいたことからもわかるように、ここから新たなスターたちが生まれていき、やがてダブル・トリプルのキャストたちは、同等の立場で役柄に取り組むようにもなった。

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その中で、当代の当たり役を得た初代エポニーヌの島田歌穂や、ミュージカル界に鮮烈なデビューを果たしたアンジョルラスの岡幸二郎をはじめ、上演を重ねるごとに新たなスターを生み出しながら『レ・ミゼラブル』は進化し続けた。
コゼットやエポニーヌを演じた女優がファンテーヌに、マリウスやアンジョルラスを演じた男優がジャン・バルジャンやジャベールになど、年齢に合わせて役者たちが、役柄を変えながら作品に関わり続けるという、感動的な場面も多くあった。
2013年には、大がかりな装置と回り舞台を映像によるスピーディな転換に書き換えた「新演出版」が登場。更に、新らしいうねりとなって『レ・ミゼラブル』はパワーアップし続けている。

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そんな作品のプレビュー初日だった1987年6月11日から正式な公演初日である6月17日。この7日間を「日本初演30周年スペシャルウィーク」として、歴代キャストが集い、現役キャストたちと共に歌い、懐かしいトークも展開したこの期間は、まさに『レ・ミゼラブル』を愛する者たちの祭典ともなった日々だったが、その最終日を飾る6月17日、『レ・ミゼラブル』の誕生日は、分けても多くの歴代出演者が舞台に集い、総勢約150人での一大ページェントが繰り広げられた。

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まず、初代バルジャン鹿賀丈史を中心に、歴代のキャストと現在のキャストが揃っての、1幕ラストの壮大な重唱「ワン・ディ・モア」が披露されて、スペシャルカーテンコールはスタート。懐かしい顔、顔、顔が現在のキャストたちと共に力強く歌う重唱に、早くも場内のボルテージはヒートアップ。大きな歓声が送られた。

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そこから、歴代のプリンシパル、歴代のアンサンブルが1人ずつ紹介されていき、更に選抜メンバーによるトークへ。『レ・ミゼラブル』が生んだスター岡と、現在もマダム・テナルディエ役で出演を続ける森公美子の軽妙な司会によって、それぞれのエピソードがテンポよく語られる。

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中でも初代ファンテーヌの岩崎宏美が、実は音域が狭く、高い音がファルセット(裏声)になってしまう為、力強いファルセットの習得に励んだことが、今、自分の持ち歌を歌う時にも役立っているとということや、現在ミュージカル界のプリンスとしての地位を確立している山崎育三郎が、オーディションの時に課題曲だけでなく、すべての歌を歌えます!と宣言して合格した「皆さんと同じ『レ・ミゼラブル』フリークでした!」と高らかに言い切るなど、多彩なエピソードも満載。初演コゼット、のちにファンテーヌ、現在はマダム・テナルディエを演じる鈴木ほのかが「エポニーヌだけできなかった、惜しかった」と語ると「いや、まだわからないよ!」と岡が返すなど、和やかな笑いにも包まれまだまだ聞きたい!というところでトークコーナーは終了した。

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続いて、お祝いにかけつけたウェストエンド、オーストラリア・ツアー、シンガポール、ドバイの公演でファンテーヌを演じたパトリス・ティポーキによる「IDreamed a Dream」がしっとりと歌われる。身重での参加に、日本30周年の重みを更に感じる時間となった。

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更に、現在『レ・ミゼラブル』を上演中のロンドン・カンパニー、ブラジル・カンパニーからのお祝いメッセージが映像で紹介され、特にブラジル・カンパニーは「ワン・ディ・モア」のラストを、ポルトガル語から「朝が 明日が くれば」の部分を日本語で披露。行進するメンバーの後ろには、劇中翻る赤い旗の代わりに、日の丸とブラジル国旗が翻り、『レ・ミゼラブル』が世界をつなぐ絆に胸が熱くなった。

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そして、作者のブーブリルと、プロデューサーのサー・キャメロン&作曲家のシェーンベルクからのお祝いメッセージ映像に続いて、このスペシャルウィークのカーテンコールの中でも、この日6月17日だけの特大スペシャルとして、ブーブリルとシェーンベルクが実際の舞台に登場するビックサプライズが。インタビューを担当する森の目にも涙が浮かび、それぞれが、作品への思い、初演からの思い出などを語る中で、日本語歌詞をつけた故・岩谷時子、エポニーヌを長く務め、次公演でファンテーヌを務めることが決まっている中、病に倒れ帰らぬ人となった故・本田美奈子など、作品に深く関わり、今この舞台に集うことができない人の思いもすべてつながって、『レ・ミゼラブル』が続いていくという話には万感こもるものがあった。

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そして、シェーンベルク自らのピアノ演奏により、鹿賀、今井清隆、別所哲也の歴代バルジャンと、福井晶一、吉原光夫、ヤン・ジュンモとアンサンブルメンバーによる「彼を帰して」30周年バージョン、この日のための、ただ1度限りの、シェーンベルクが用意したスペシャルバージョンが披露される。シェーンベルクの美しいピアノの旋律と、6人のバルジャン、そしてコーラスが和した見事な歌唱は、愛する者の為に若者の命を救いたまえと神に祈るバルジャンの思いのまま、ここにいる人々だけでなく、すべての『レ・ミゼラブル』を愛する人たちに捧げられた祈りのように帝国劇場に響き渡った。美しく荘厳な時間だった。

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そして最後に、もう1度今度はすべての出演者、総勢約150人が舞台の花道までを埋める中「民衆の歌」スペシャルバージョンが披露される。アンジョルラスと学生たちが自由を夢見て立ち上がる劇中の歌詞から、終幕のマリウスとコゼットにすべての希望を託して、夢見た明日がくると歌われる歌詞に引き続いて歌われた高らかなコーラスは、『レ・ミゼラブル』がこれから更に40年、50年と続いていくだろう歴史を確信させる力強さに満ちていた。フランスの三色旗を模した、赤、青、銀のテープが劇場を舞う中、鳴りやまぬカーテンコールの拍手に送られてこの素晴らしい記念日の祝祭は幕を閉じた。何もかもが愛おしい、美しい時間だった。

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そんな特別な感動と熱気が残る舞台で、囲み取材が行われ、鹿賀丈史、今井清隆、別所哲也、島田歌穂、岩崎宏美、鳳蘭の歴代メンバーに、福井晶一、吉原光夫、ヤン、ジュンモの現バルジャンが揃って、『レ・ミゼラブル』30周年の思いを語った。
 
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【囲みインタビュー】

──改めて30周年を迎えたお気持ちをお願い致します。
鹿賀 あっという間の30年と言いますか、先ほども舞台でも言いましたけれども、これだけの大がかりなミュージカルを日本でやったのは、たぶん『レ・ミゼラブル』が初めてだと思うんですね。その最初に作った気持ちを、初演の時には生まれていない人もいたと思うのですが、若い人たちが受け継いでくれて、今日一緒に歌うことができて、自分たちも感動致しました。非常に良い時間でした。ありがとございます。
別所 僕は2003年から参加させて頂いたのですが、初演の鹿賀さんの舞台を観て非常に感動して、俳優になったんだからこういう舞台に出たい、こういう舞台を自分ができるように時を重ねたいと思っていて、それが現実になって。お客様と一緒に初演の皆さんが創ってくれた作品を育てていくという思いでやって参りました。そして今新たに、素晴らしい若いバルジャンたちが、それをまた引き継いでくれているし、お客様も三世代に渡ってご覧になっている方もいらっしゃるし、私も自分の娘にも是非この作品は帝国劇場で観てもらいたいと思っています。
今井 初演の演出のジョン・ケアードが「この作品はスターが創るミュージカルではなくて、スターを生み出すミュージカルだ」と言っていました。その通りこの作品からたくさんのスターが生まれて、各方面で頑張っていて30年経っても衰えない作品のパワーをすごく感じます。今日もこの中にいられて幸せでいっぱいです。
島田 この『レ・ミゼラブル』という作品は、私の人生を大きく開いてくれた作品で、生涯感謝し続ける作品なんですね。初日に両親を招いて、『レ・ミゼラブル』の舞台に立ってる私を見せることができた時に、初めて1つ親孝行ができたんだなと、初日のカーテンコールの時の感動は忘れられません。それが本当に30年後にこうして皆様に受け継がれている。40年、50年に向かって皆様に感動を届けて頂きたいなと思います。

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岩崎
 私は天皇陛下と皇后陛下と皇太子殿下(※当時は、皇太子ご夫妻と浩宮殿下)がお見えになった時に、とても温かい言葉をかけて頂き、その時美智子様から「貴女の年齢で母親役を演じるということは私にとっても誇りです」というお言葉を頂いて、涙が止まらなかった、そんなことを思い出しました。浩宮様には「岩崎さんって本当に歌が上手いですね」と言って頂きました。
 30周年でただでさえ感動しているのに、今日はお客様が感動しておられるのがひしひしと伝わってきて、客席と舞台が1つになれた、こんな舞台には滅多に出会えないので、私も出演できて幸せです。
吉原 自分は劇団四季にいたのですが、劇団に入ったきっかけとなった作品に主演しておられたのが鹿賀さんで、鹿賀さんの映像が見たくて、夜な夜な四季の映像室に入って盗み見て。
鹿賀 そうなの?
吉原 そうなんです。『ジーザス・クライスト=スーパー・スター』を観て入ったので、映像を見たり、また今井さんのお役をずっと追っていったので、今井さんの背中を見て育ちました。そして2011年に『レ・ミゼラブル』で別所さんと同じ役をご一緒にやらせて頂いて、手取り足取り教えてもらえて、そんな方々とこの1週間で一気に、例え一瞬でも同じ舞台に立てたということは、すごく光栄で僕にとって神の恵と言うか、幸せを頂いたという気持ちでいっぱいです。

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ヤン
 まず、この場に一緒に立たせて頂くことにとても感謝しております。韓国にはこのように30年続いているミュージカルはないので、とても羨ましい気持ちもあります。多くのミュージカル俳優たちはこの『レ・ミゼラブル』という舞台を観て、影響を受け、人生が変わっていきました。個人的には自分の公演で学生たちが観に来る時には、特にそういう面を気にします。なぜならその学生たちが、自分の公演を観て人生を変えることができる、そういう影響力のある作品だという気持ちがあるので、一生懸命公演しています。私がこの日本で公演している間に、この偉大な作品の意義を伝えられるように努力して、残りの公演を行っていきたいと思います。ありがとうございます。
福井 正直に申しますとこの30周年スペシャルウィークにどなたが出演されるのか、直前まで知らなかったんです。これだけ豪華な方々に集まって頂いて、このレジェンドキャストの皆様の前で演じるというのはしんどかったのですけれども、それ以上に一緒の舞台に立てて、今日はこのお三方と一緒に歌うことができて本当に幸せでした。歴史を感じますし、重みを感じますし、お客様にも本当に愛されて、皆がこの作品を愛しているんだなというのを、実感した1週間でした。またこれからこの作品を僕たちが10年、20年引き継いでいかなくてはならないんだなと思いを強く感じました。
──鹿賀さん、まさに今日が30年前の初日だったわけですが、その時のことを覚えておられますか?
鹿賀 もちろん覚えています。なんと言いますか、一生懸命稽古したせいでしょうか、それほど緊張することもなく、結構伸び伸びとやった記憶がありますね。今日の方が緊張しました(笑)。
──初演の時に、30年後にこの舞台に立つと思われましたか?
鹿賀 いえいえ、全然思っていないです。僕は2011年まで現役でジャベールをやっていたんですけれども、30周年にまたこうして呼んでもらえるとは思っていませんでしたから、今日はお客様と共に感動を分かち合えることができて本当に良かったと思います。
──『レ・ミゼラブル』の歌は久しぶりでしたか?
鹿賀 久しぶりではありましたが、現役が長かったものですから忘れることはなかったですね。ただ、今日スペシャルバージョンがありましたから、それは皆で稽古したりはしました。

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──別所さんは歌はいかがでしたか?
別所 「彼を返して」は何度も何度もこの舞台で歌わせて頂いて、お客様の前に立たせて頂いたので、蘇ることがたくさんありましたし、今日は本当にスペシャルバージョンで、シェーンベルクさんがピアノをお弾きになって、鹿賀さんが歌い始めて、それに僕たちが合わせていって、まさにこの為に作られたスペシャルなものだったので、僕にとっても思い出に残るものになりました。
──今井さんはいかがですか?
今井 緊張しました。キーを転調していつもよりも高い声を出さなければいけなくて、わりと最近になってこうなったよという譜面を渡されたものですから、慌てて練習してなんとかできました。
──女性陣はいかがですか?思い出すことは?
島田 たくさんあります。思い出がいっぱいありすぎて。
 どの曲を聞いても思い出がね。
岩崎 そうですね。
──三人共30年経ってもほとんど変わっていませんね!
 ちゃんと引力に負けてます(全員笑)

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──今、現役の後輩の皆さんにアドヴァイスなどは?
3人 (口々に)アドヴァイスなんてとんでもない!
岩崎 皆さん、本当に素晴らしくて心強いです。
─岩崎さんは実は音域が狭いとおっしゃっていましたが。
 そんなことはないでしょう。
岩崎 いえ、本当に狭いので、実はこの作品をやる度にポリープを作っていまして、2年目の時には名古屋公演を降板させて頂いたこともありました。沈黙療法ということで、その時はメスを入れずに治したのですが。あと思い出に残っているのは、一度家庭に入って、その後この世界に戻ってまたお声をかけて頂いて、「出戻りファンテーヌ」と言われたことがあったんですけれども(笑)。それからまたちょっとお休みして、今から10年前にもう一度戻って皆でまた揃った時に、初演の時の衣装を着ないといけないと言われて。私着られる訳がないじゃない、と思ったのですが、作ってくださらないということだったので(爆笑)、スポーツジムに通い、体重を落として挑みました。──着られたんですか?
岩崎 結局なんとか着ました(笑)。
──鳳さんはいかがですか?
 私はもう毎日ファンの人が減っていくので、子供を虐める役はダメだなと毎日思ってました(笑)。1人減り、10人減り、20人減り、1000人減りって感じでね(笑)。

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──鹿賀さんから現役バルジャン三人にアドヴァイスは?
鹿賀 いえとんでもないです。もう素晴らしいですよ。僕らも一生懸命やっていましたけれども、このお三方は力強くて、温かくて、持っていらっしゃる熱にすごく熱いものがあって、僕は楽屋にいたのですけれども、一緒に歌わせてもらっていました。
──また35年、40年と記念の時に鹿賀さん来てください。
鹿賀 舞台に立てるようだったら来ます(笑)。
──オーディションの思い出は何かありますか?
岩崎 私はファンティーヌではなく、エポニーヌの曲が課題曲だったので、その曲で受けたのですけれども、四次審査ぐらいだったかな、最後の最後に昔の宝塚劇場に呼ばれて、そこの地下で待たされていて、先に「オン・マイ・オウン」を歌って廊下で待っていたら、島田歌穂ちゃんが呼ばれて入って「オン・マイ・オウン」を歌うのを聞いて、「あ、この人の役だ」と思って、もう帰ろうかと思ったのですが、一応その場にいたらもう1回呼ばれて「あなたの声は母親の役ができるかもしれないから」と、その時ファンティーヌを歌わせて頂いて、そちらで選んで頂けました。そんな思い出がありますね。
──では、改めて鹿賀さんからファンの皆さんにメッセージを。
鹿賀 おかげ様でこの作品も30年目を迎えました。今日若い連中が歌い演じている姿を見て、逆に力を頂いたような気がします。お客様も本当に熱いお客様で、非常に感動して帰られました。非常に幸せな30周年でした。ありがとうございました。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『レ・ミゼラブル』
作◇アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作◇ヴィクトル・ユゴー 作詞◇ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作◇キャメロン・マッキントッシュ
演出◇ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳◇酒井洋子
訳詞◇岩谷時子
出演◇福井晶一 / ヤン・ジュンモ / 吉原光夫  川口竜也 / 岸祐二  昆夏美 / 唯月ふうか / 松原凜子  知念里奈 / 和音美桜 / 二宮愛  生田絵梨花 / 清水彩花 / 小南満佑子  海宝直人 / 内藤大希 / 田村良太  駒田一 / 橋本じゅん / KENTARO   森公美子 / 鈴木ほのか / 谷口ゆうな  上原理生 / 上山竜治 / 相葉裕樹 他
5/25〜7/17(プレビュー5/21〜24)◎帝国劇場
8月◎博多座(福岡)
9月◎フェスティバルホール(大阪)
9・10月◎中日劇場(名古屋)
〈お問い合わせ〉帝国劇場 03-3213-7221




【取材・文・撮影/橘涼香 特別カーテンコール舞台写真提供/東宝】




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龍 真咲 ディナーショー『MUSE』レポート到着!

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惜しげもないスタイルで圧倒的な歌唱力を披露。ここでしか聞けないナンバーに、ファンの期待を超えるディナーショーが開宴した!
元宝塚月組男役トップスター・龍真咲による、退団後初のディナーショー『MUSE』は、パレスホテル東京で4月25日・26日、ホテル阪急インターナショナルで5月8日・9日に、開催された。

冒頭の開演アナウンスから客席を沸かせ期待が高まる中、シルエット姿で登場した龍は、年末に演じてファンを驚かせたエリザベートの「私だけに」を歌い上げる。そして振り返った瞬間、客席にはその日一番の衝撃が走ったのではないだろうか。プラチナシルバーのベリーショートヘアに黒革のホットパンツ、ニーハイガーターベルトと、ほぼ隠れていないパーフェクトボディで登場したのだ!
つい昨年、宝塚人生を締めくくった男役トップスターとは思えない、すみれコードもぶっちぎりの露出度の高い衣装。龍本人はそのまま「愛の讃歌」ロックバージョンなど歌い上げるのだが、会場のどよめきは鳴りやまない。
脇を締める元花組娘役の愛純もえり・元月組娘役の真愛涼歌のクオリティの高い歌唱&ダンスはもちろん、外部で初共演となる男性ダンサーとして迎えられた中塚皓平との濃厚でアクロバティックなダンスで魅せた「みつばち」など、初っ端から高いボルテージのナンバーに圧倒された。

MCでは、龍本人が「真の姿」と称する可憐な女性像を意識したワンオクターブ高い甘い声。しかし見え隠れする宝塚時代からのドスの効いたトークが冴え渡り、ファンは待ってましたとばかりに、「やっぱり好き!」と呟く声がそこかしこに聞こえて大いに盛り上がる。
宝塚時代にはなかなか聞けなかった、だけど聞いてみたかった、誰しもが知っているポップスメドレーでは、ジュディ・オングやTRF、松任谷由実といった選曲。会場中央にはお立ち台、後方にはミニステージがあり、縦横無尽に歌いながら駆け回るファンサービスで、どこから見ても楽しめる構成がうれしかった。

会場全体が一気に龍に惹きつけられたところで、続くは宝塚時代の代表曲メドレー。『DRAGON NIGHT!!』の「DRAGONの旅」を歌い上げていったんはけると、続く『舞音』の「異国の雨」は会場の後ろから登場。前半とは変わり、シャンパンゴールドにストーンビジューの輝く衣装で宝塚時代を彷彿させてくれるのもうれしい。「GOLDEN JAZZ」「ブラックローズ」「Forever LOVE」「永遠」など、ポップスの雰囲気とは打って変わって情感豊かに歌い上げる龍が近づいてくると、スポットライトを浴びながら自らが光り輝いているような男役トップスター時代を思い起こさせる。

最後は龍が挑戦したいと言うミュージカルソング。『モーツァルト!』から「星から降る金」、そして『蜘蛛女のキス』を伸びやかな歌声で披露した。特にラストの『ウィキッド』の「自由を求めて」は、“自分の心に嘘をつかずに 大空高く 飛び立つ…今”という歌詞やその躍動感が龍の今と重なり、今後の活躍への期待がつのった。

アンコールでは編み上げた髪をほどきウェットヘアをかき上げながら、真っ赤な口紅に宝塚100周年運動会で輝かせたゴールドスパンコールの学ラン姿で登場し、スピード感のある「ワタリドリ」を熱唱。ただし、その美しくもかっこいい“今の龍真咲”を見て余韻に浸るファンたちを、それだけでは帰さないのが龍である。二度も終演アナウンスが流れたことで、もう終わりだろうと思い席を立ったファンたちに恒例のカーテンコールが待っていた。“家に着くまでが遠足”ならば、“もう帰ってと叱られるまでが龍のコンサート”。思わぬ“お土産”で会場を沸かせる。

締めの挨拶では「自分なりに自分らしい女性版・龍真咲を作っていきたい。今日が本当の意味の卒業」と語った龍。男役トップスター・龍真咲を追いかけたファンたちへ、“次は一人の人としての魅力に期待してほしい”という意欲的な宣言に受け取れた。これからは女性としてのセクシーでキュートな一面も開花させつつ、たまには凛とした男性的な魅力で歌い続けてほしいと強く感じた。8月には、Bunkamuraオーチャードホールにて『Ryu Masaki Concert 2017』、そして来春には帝劇『1789』への出演も発表されているだけに、今後も龍真咲からは目が離せない。


【文/馬場愛子 資料提供/スペースクラフト】



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松本幸四郎、坂東玉三郎も特別出演!越路吹雪 三十七回忌 特別追悼公演『越路吹雪に捧ぐ』が華やかに開催!

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1980年に惜しまれながら逝去した稀代のエンターテイナー、越路吹雪。その三十七回忌を期して、宝塚歌劇団のOGを中心とした日本を代表するスターたちが、数多くの越路のリサイタルを開催してきた思い出の場所・日生劇場に集い、3月28日〜3月29日の2日間、越路吹雪 三十七回忌 特別追悼公演『越路吹雪に捧ぐ』計4公演を行った。
会場には往年の越路ファンから若い宝塚ファン、各出演者のファンが多く詰めかけ、全ての公演がソールドアウトし、計5,200人を動員、根強い越路の人気を証明する結果となった。

数多くの越路吹雪のパネルに彩られた日生劇場のロビーは、往年の越路の華麗なステージを思い出させ、その栄光の歴史の芳醇な香りが漂ってくる。そういった華やいだ空気の中、コンサートが幕を開ける。
レギュラーを務めたのは11名の、幅広い世代を代表する宝塚OGのスターたち。
寿ひずる、剣 幸、杜けあき、安寿ミラ、涼風真世(29日昼公演のみ)、真琴つばさ、姿月あさと、湖月わたる、春野寿美礼、貴城けい、水 夏希。
それぞれ昨年末にリリースされた、コンサートと同じタイトルのCD「越路吹雪に捧ぐ」に参加しており、その参加曲を中心に、自らのリスペクトを魂と歌に乗せて、次々に綺羅星の如きたくさんの越路のヒット曲を歌い継いでいく。越路の『ドラマチック・リサイタル』で演奏された演目を再現するコーナーもあり、オーディエンスを盛り上げていく。
そこに、それぞれ越路吹雪とかかわりのあった豪華なゲストたちが色を添える。

【ゲスト出演者】
草笛光子(28 日昼公演)、雪村いづみ(28 日昼公演)、松本幸四郎(28 日夜公演)、
渡辺えり(28 日夜公演)、久野綾希子(28 日夜公演)、
前田美波里(28 日夜公演、29 日昼公演)、ペギー葉山(29 日昼・夜公演)、
坂東玉三郎(29 日夜公演)、檀 れい(総合司会:全公演)

それぞれのゲストが、越路との思い出を語り、そこから越路吹雪の人となりや、いかに多くの人々を魅了してきたのかが浮かび上がってくる。

往年の越路の友人・草笛光子は、岩谷時子が越路吹雪の逝去に際して詠んだ「眠られぬ夜の長恨歌」を朗読。その凛としたたたずまいは会場を圧倒し、朗読だけで涙する人も。ミュージカル「王様と私」で初演から長く越路と共演した松本幸四郎は、「越路吹雪がいなければ今の自分はなかった」と語り、悲しみや苦しみをそのまま終わらせず、喜びにかえていく、それこそが偉大なエンターテイナーであり、まさに越路吹雪がそういう存在であったと伝えてくれた。小さい時から宝塚が好きで、戦争の影響で劇場を転々としているときも、越路吹雪のステージを追いかけてほとんど見ていて、越路のオーラを浴びて育ったと語るペギー葉山。名曲「シャンソン」は、越路吹雪と岩谷時子とアダモのつながりから生まれた曲であるという誕生秘話を披露した。
 
そして公演二日目、夜公演に登場したのは、越路の日生劇場公演にはすべて足を運び、その一挙手一投足を余さず覚えているという歌舞伎役者の坂東玉三郎。晩年に越路が愛した「妻へ」を、一言一言かみしめるように、シンプルなピアノのみの伴奏で歌唱し、観衆を感動に包んだ。毎回、日生劇場での公演は、岩谷時子さんにチケットを依頼し、千秋楽かその前日に人知れず客席の片隅で観劇していたエピソードを語った後、湿っぽく終わらせたくないということで、宝塚 OG の全キャスト(総勢 10 名)をステージへ呼び寄せ、越路吹雪の遺影の元で全員一緒に「すみれの花咲く頃」を披露し、万雷の拍手を浴びた。
 
100 周年を越えいまや人気絶頂を誇っている宝塚歌劇団の基礎には、いや、日本のエンターテイメントの源流には越路吹雪がいたということを改めて感じさせる、そして越路を直接知らない若い世代にはそのことを伝えていく契機となった意義深いコンサートであった。

【曲目と歌手】
●28 日昼公演
1.  ビギン・ザ・ビギン 姿月あさと/湖月わたる/春野寿美礼
2. セ・シ・ボン 貴城けい
3. メドレー
 フルフル 美翔かずき
 恋ごころ 鳳 真由
 セレソ・ローサ 美翔かずき
 ジョリー・シャポー 鳳 真由
4. ブギウギ巴里 湖月わたる
5. 家へ帰るのが怖い 水 夏希
6. ジュ・テムレ 春野寿美礼
7. 枯葉 杜けあき
8. そして今は 姿月あさと
9. メドレー
 じらさないで 安寿ミラ
 チャンスが欲しいの 寿ひずる
 オー・シャンゼリゼ 貴城けい
 メランコリー 水 夏希
10. ジジ・ラモローゾ 真琴つばさ
11. 洒落にしましょう 安寿ミラ
12. 夢の中に君がいる 寿ひずる
13. イカルスの星 剣 幸
14. 愛の讃歌 雪村いづみ
15. ろくでなし 湖月わたる
16. 君を待つ 貴城けい
17. メドレー
 サン・トワ・マミー 杜けあき
 パリ野郎 真琴つばさ
18. 群衆 春野寿美礼
19. 水に流して 水 夏希
20. バラ色の人生 剣 幸
21. 人生は過ぎゆく 真琴つばさ
22. 愛の幕切れ 安寿ミラ
23. 誰もいない海 杜けあき
24. シャンソン 姿月あさと
25. 眠られぬ夜の長恨歌  (朗読)草笛光子
26. ラストダンスは私に 寿ひずる
27. 幸せを売る男 全員

●28 日夜公演
1. ビギン・ザ・ビギン 姿月あさと/湖月わたる/春野寿美礼
2. セ・シ・ボン 貴城けい
3. メドレー
 フルフル 美翔かずき
 恋ごころ 鳳 真由
 セレソ・ローサ 美翔かずき
 ジョリー・シャポー 鳳 真由
4. ブギウギ巴里 湖月わたる
5. 家へ帰るのが怖い 水 夏希
6. ジュ・テムレ 春野寿美礼
7. 枯葉 杜けあき
8. そして今は 姿月あさと
9. 群衆 久野綾希子
10. 行かないで 久野綾希子
11. ミロール 前田美波里
12. ジジ・ラモローゾ 真琴つばさ
13. 洒落にしましょう 安寿ミラ
14. 夢の中に君がいる 寿ひずる
15.(王様と私・TALK) 松本幸四郎
16. 愛の讃歌 剣 幸
17. 雪が降る 湖月わたる
18. ろくでなし 渡辺えり
19. 君を待つ 貴城けい
20. 水に流して 水 夏希
21. バラ色の人生 剣 幸
22. パリの空の下 春野寿美礼
23. 人生は過ぎゆく  真琴つばさ
24. 愛の幕切れ 安寿ミラ
25. 誰もいない海 杜けあき
26. シャンソン 姿月あさと
27. ラストダンスは私に 寿ひずる
28. 幸せを売る男 全員
 
●29 日昼公演
1.ビギン・ザ・ビギン 姿月あさと/湖月わたる/春野寿美礼
2. セ・シ・ボン 貴城けい
3. メドレー
 フルフル 美翔かずき
 恋ごころ 鳳 真由
 セレソ・ローサ 美翔かずき
 ジョリー・シャポー 鳳 真由
4. ブギウギ巴里 湖月わたる
5. 家へ帰るのが怖い 水 夏希
6. ジュ・テムレ 春野寿美礼
7. 枯葉 杜けあき
8. そして今は 姿月あさと
9. ジジ・ラモローゾ 真琴つばさ
10. 洒落にしましょう 安寿ミラ
11. 夢の中に君がいる 寿ひずる
12 .愛の讃歌 剣 幸
13. ろくでなし 湖月わたる
14. 君を待つ 貴城けい
15. ミロール 前田美波里
16. 群衆 春野寿美礼
17. 水に流して 水 夏希
18. バラ色の人生 剣 幸
19. 筏流し 涼風真世
20. 人生は過ぎゆく 真琴つばさ
21. 愛の幕切れ 安寿ミラ
22. 誰もいない海 杜けあき
23. ラストダンスは私に 寿ひずる
24. ケ・サラ 姿月あさと
25. シャンソン ペギー葉山
26. 幸せを売る男 全員

●29 日夜公演
1.  ビギン・ザ・ビギン 姿月あさと/湖月わたる/春野寿美礼
2. セ・シ・ボン 貴城けい
3. メドレー
 フルフル 美翔かずき
 恋ごころ 鳳 真由
 セレソ・ローサ 美翔かずき
 ジョリー・シャポー 鳳 真由
4. ブギウギ巴里 湖月わたる
5. 家へ帰るのが怖い 水 夏希
6. ジュ・テムレ 春野寿美礼
7. 枯葉 杜けあき
8. そして今は 姿月あさと
9. メドレー
 じらさないで 安寿ミラ
 チャンスが欲しいの 寿ひずる
 オー・シャンゼリゼ 貴城けい
 メランコリー 水 夏希
10. ジジ・ラモローゾ 真琴つばさ
11. 洒落にしましょう 安寿ミラ
12. 夢の中に君がいる 寿ひずる
13. 愛の讃歌 剣 幸
14. ろくでなし 湖月わたる
15. 君を待つ 貴城けい
16. メドレー
 サン・トワ・マミー 杜けあき
 イカルスの星 剣 幸
 パリ野郎 真琴つばさ
17. 群衆 春野寿美礼
18. 水に流して 水 夏希
19. バラ色の人生 剣 幸
20. 人生は過ぎゆく 真琴つばさ 
21.愛の幕切れ 安寿ミラ
22.誰もいない海 杜けあき
23.妻へ 坂東玉三郎
24.すみれの花咲く頃 坂東玉三郎
25.ラストダンスは私に 寿ひずる
26.ケ・サラ 姿月あさと
27.シャンソン ペギー葉山
28.幸せを売る男 全員
 
UPCY7215s


【関連 CD 情報】
宝塚歌劇団 OG による越路吹雪トリビュートアルバム
『越路吹雪に捧ぐ』[CD2 枚組+スペシャル DVD]
発売日:2016 年 12 月 21 日 価格:8,500 円(税抜)
品番:UPCY-7215 3 枚組

没後 37 年を経ても、我が国のポピュラー音楽の歴史に燦然と輝く奇跡の大スター越路吹雪。その代表曲、名曲や幻の曲の数々を、宝塚歌劇団 100 年の歴史を彩った各組のトップスター達によって、それぞれの色彩で歌い継いでゆく。CD2 枚組に収録される全 41 曲の内、28 曲が本作のための録り下ろし。DVD にはレコーディングドキュメンタリー映像ほかを収録。
 
〈CD1〉
1 愛の讃歌(歌手:龍 真咲)
2 筏流し(歌手:涼風真世)
3 ブギウギ巴里(歌手:湖月わたる)
4 ビギン・ザ・ビギン(歌手:稔 幸)
5 セ・シ・ボン(歌手:貴城けい)
6 ジュ・テムレ(歌手:春野寿美礼)
7 枯葉(歌手:杜けあき)
8 メランコリー(歌手:稔 幸)
9 パリ野郎(歌手:凰稀かなめ)
10 アイ・ラヴ・パリ(歌手:朝丘雪路)
11 家へ帰るのが怖い(歌手:水 夏希)
12 パリの夜(歌手:深緑夏代)
13 悲しみよこんにちは(歌手:深緑夏代)
14 恋ごころ(歌手:壮 一帆)
15 君を待つ(歌手:貴城けい)
16 人生は過ぎゆく(歌手:真琴つばさ)
17 愛の幕切れ(歌手:安寿ミラ)
18 そして今は(歌手:姿月あさと)
19 ラストダンスは私に(歌手:一路真輝)
20 愛の讃歌(歌手:剣 幸)
 
〈CD2〉
1 ろくでなし(歌手:湖月わたる)
2 サン・トワ・マミー(歌手:凰稀かなめ)
3 雪が降る(歌手:龍 真咲)
4 明日は月の上で(歌手:麻実れい)
5 水に流して(歌手:水 夏希)
6 群衆(歌手:春野寿美礼)
7 パダムパダム(歌手:久世星佳)
8 美しさよ、さようなら(朗読:久世星佳)
9 ラ・ビ・アン・ローズ(歌手:麻実れい)
10 アマリア(歌手:一路真輝)
11 洒落にしましょう(歌手:安寿ミラ)
12 イカルスの星(歌手:壮 一帆)
13 誰もいない海(歌手:杜けあき)
14 ジジ・ラモローゾ(歌手:真琴つばさ)
15 群衆(歌手:大浦みずき)
16 ケ・サラ(歌手:大浦みずき)
17 シャンソン(歌手:姿月あさと)
18 夢の中に君がいる(歌手:寿ひずる)
19 ラストダンスは私に(歌手:安奈 淳)
20 眠られぬ夜の長恨歌(朗読:麻実れい)
21 愛の讃歌(LIVE)(歌手:越路吹雪)




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ポップでロックなシェイクスピアの世界『お気に召すまま』マイケル・メイヤー&柚希礼音 取材会レポート

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東京日比谷で、数々の名作を世に送り出してきたシアタークリエの10周年記念公演として、2017年1月4日〜2月4日まで上演される『お気に召すまま』。シェイクスピアの数ある作品の中で「最も幸福な喜劇」と呼ばれるこの作品は、「この世界はすべてこれ1つの舞台、人間き男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ」の名台詞でも知られる傑作喜劇。
今回演出を手掛けるブロードウェイの鬼才マイケル・メイヤーは、作品の設定を1967年のサンフランシスコに移し、原作世界のアーデンの森を当時世界を席巻していたヒッピームーブメントのただなかで、10万人を集めたロックフェスティバル「Summer of Love」の会場に置き換えて、ポップでロックな喜劇として描き出すという大胆な着想にアプローチ。音楽もやはりブロードウェイの才気トム・キッドが担当するとあって、まだ誰も観たことがない新たな『お気に召すまま』の誕生に大きな期待が集まっている。

そんな作品合同取材会が11月下旬都内稽古場で行われ、マイケル・メイヤーと、ヒロイン・ロザリンドを演じる柚希礼音が作品について、また稽古について語りあってくれた。

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まず時代設定についてマイケル・メイヤーは「シェイクスピアは様々な後世の読み解きによって上演されていて、では自分の生きた時代に置き換えて、とことんアメリカンなものを創ったらどうだろうかと考えました。自分自身の子供時代、1960年代には父が政府の仕事をしていて、ベビーシッターがヒッピーだった。そこから今に至るまでの、アメリカ大統領の変遷があり、その中心地であるワシントンD.C.を宮廷に、ヒッピーの聖地・ヘイト・アシュベリーをアーデンの森にというアイディアが浮かび、このアイディアは何年も前から温めていたので、今回日本でどうだろうか?と提示した時に『是非』という話になり、今こうして稽古に取り組んでいます」と経緯を説明した。

そこから、話はマイケルと柚希がお互いに感じている印象へ。マイケルが「ちえさん(柚希の愛称)は才能豊かで、勇気がありかつチャーミング。私がかなり挑戦的なことをお願いしても、積極的に試してくれる。かなりクレージーなことにでも(笑)。そのスタンスに頭が下がるし、感謝でいっぱい」と述べると、柚希が「メイヤーさんの作品に出演できることは本当に光栄だと思っています。本当にすごい方だと毎日、毎日実感していて。思いつきと計算力の両方が混ざり合っていて、作品を深く理解しておられるので、違う場面の稽古をしていても『あ、そういえばあそこは面白くないね』というような新しいアイデアがどんどん出てきて、毎日が本当に楽しいです。
それでいて厳しい、それがとってもありがたくて。ロザリンドという役に向かうには何が足りないのかを、この部分を突き詰めていかなくてはならないんだなと注意してくださるんです。『その歩き方が嫌だ』とか『その靴は嫌だ』とか、見た目のことにもとってもこだわってくださいますし、なぜこのようにするのかの意味をすごく教えてくださるので、今は山積みで本当に大変ですけれど(笑)、本番までにここへ向かえばいいのだということを、しみじみと理解できるので出会えて本当に幸せだと思っています」と語り、早くも互いを認め合っている様子が伝わってきた。

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また、柚希が演じるロザリンドが、劇中で男性を装う場面があることから、宝塚での男役の経験が役立つのでは?という質問にマイケルが「男性の役しか演じたことがないと聞いていたので、私にとってはそれが逆に驚きだった」と素直な感想を吐露。アメリカにそうした文化や伝統がないことをあげて「通常女優さんがこの役を演じる時に、最も心配する必要がある『男性を演じる』ことについて何が必要かということをわかっていてくれているから、その点に何の心配もないのがありがたい。その分の時間を、台詞の中の繊細な言葉遊びなどに注力してもらうことができる。また、逆にちえさんが、シャネルのようなドレス姿になるのがとても楽しみで、これは皆さんにとってもそうなのではないでしょうか?」と女性としてのロザリンドの場面について触れる。
柚希も「ロザリンドとしている最初のシーンは短いとは言え、ダンスでは経験がありますが、お芝居でワンピースを着ることも初めての経験なので、どのように歩き、どのように立つかというところも、戸惑いました。でもマイケルさんからの提案がとっても可愛いので、刺激を受けながら挑戦しています。そこから男の子になる部分も、長年培った男役をお見せするのではなく、ロザリンドが身分を隠して、男に見えた方がいいからと頑張って男を演じているという意図があるので、そこをしっかりやらないとなと思っています。しかもお小姓姿の若い男の子に扮するので、しっかりとしたカッコいい宝塚での男役とは違った、愛らしくて、コケティッシュな魅力を感じてもらえるように、女の子としても男の子としてもできればいいなと思っています」と答える。
マイケルは我が意を得たりとばかりに「もちろんだよ、その通り」と何度も相槌を打っていた。更に、では男装と言っても宝塚の男役とは違った挑戦になるのですね?という質問が重ねられると、柚希は「宝塚の男役には、100年以上続いた伝統があります。皆さんが、こうしたほうがより男らしく見える、ということをたくさん教えてくださる中で育ち、それを真似して自分なりのものを作ってきました。そこから今、外に出てみると、やはり自分が腑に落ちた、自分本体の感情がどのセリフ、どの動きでも生きていないと、女をしても男をしてもダメなんだと痛感しています。なので、培ってきたことを使い分けるのではなく、ロザリンドがオーランドに好きになってもらえるように、一生懸命なところに観ている人が共感してもらえるような、女の子であり、男の子の扮装でありたいと思っています。私自身の感情が出せて、私が演じているならではのものにしたいです」と力強く語った。
 
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またトム・キッドの音楽が劇中にどのように使われるかについてマイケルは「『お気に召すまま』はシェイクスピア作品の中でも特に音楽が多く登場する作品なので、今回の設定に合わせてフォークロックな音楽を欲しいと言っています。1幕の終わりに特に音楽が集中しているので、音楽的にもそこは楽しんで頂けると思います。役者の方達も何人かは楽器を演奏してくれるので、あたかもそこで即興で演奏しているような感覚で作ってもらっています」と説明。更にダンスの名手である柚希のダンスシーンは期待できるのか?との問いには「結婚式のシーンでは踊りはありますし、素晴らしい振付師もいるので期待して欲しい」との嬉しい回答もあった。
続いて日本のカンパニーの印象を問われたマイケルは「ちえさんを含め素晴らしい方達ばかり、皆さん大変な努力家です。特に生身の人間が演じるということにおいて、違う部分よりも共通する部分を多く感じられています。初日に全員で本読みをした時に、本当に色々なアプローチがあるなと思いました。まるで黒澤映画『七人の侍』に出ている方のような、烈しい熱を持ったパフォーマンスを見せてくれた方がいる一方で、注意深く役を模索されている方もいらして、本当に幅が広くどの役者さんも興味深いです。稽古を通じて、全員を同じゾーンに持っていくようにしていきたいと思います。そういう中で、経験豊富な男性陣の方々が出ている場面では、彼らに頼ったり、判断を委ねることもあります。何年も何年も古典的なお芝居をされてきたからこその知識と経験には頭が下がりますし、そういうエキスパートな方がカンパニーに参加してくれていることは、とても嬉しいことですね」と、日本のカンパニーを絶賛。
また柚希の目から見たカンパニーは「自分にとって2本目のお芝居で、長く宝塚にいたのでまだ1つの公演毎に新しい人たちとやること自体に慣れていないけれど、前回はザ・ミュージカルだったので、ダンサーさんや、シンガーさんがいらっしゃいましたが、今回はお芝居がメインなので、まだ緊張しています。でも、自分が育ってきたところとは全く違うお芝居をする方がたくさんいらっしゃるので、すごく刺激的で毎日勉強になります。自分が思ってきた台詞の音量や、抑揚のつけ方などにも、そうではないアプローチがたくさんあることを肌で感じる毎日です。しかも、ロザリンドはシェイクスピア作品の中で最も喋る女だそうなので(笑)、頭が良い知恵がどんどん働く女性を、これだけ素晴らしいカンパニーの方々の中で更に前に行けないとなりませんから、頑張りたいと思います」と決意を語った。

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 中でも、膨大な台詞で言葉遊びなどの部分も多いシェイクスピア作品だけに、翻訳の苦労は大きいようで、マイケルが「日本の皆さんが持っている日本語の台本と、私が持っている英語の台本があるんですが、例えばちえさんは日本語の台本から、私は英語の台本から理解しますよね。その私の言葉を通訳した時、ちえさんは『日本語の台本に書いてあるのはそうではない』となる。するとそれを改めて通訳して、私に戻し、それをまたちえさんに投げるという繰り返しを続けて、最後に『この言葉だ!』と同意に達する。でもまた、次の台詞で同じことが繰り返される」という聞いているだけで途方もない作業を明かす。
柚希は「そのプロセスに責任を持ってくださって、この言い回しで日本のお客様は本当に面白いの?と、全部確認してくださっています。ロックでポップな世界ですが、台詞は日本で訳されたシェイクスピアを使うのが逆に面白いということで、古風な言い方をあえて使う部分もあります。この日本語で、英語では韻を踏んでいることが分かるかな?とか、字で読んだら面白いけど、耳で聞いたらあんまり面白くないなど、細かい作業を1つ1つしてくださっている最中なので、より大変です」と説明。
その作業の中でマイケルは「でも、それがうまくいくと、満場一致で楽しさを共有して、感じることができる喜びがあります。もちろん物語に必要がないと判断すれば削ることもあります。お客様には3時間のどの一瞬を、どの瞬間をとっても、しっかりと感じ取って頂きたい。古風すぎることにこだわりたくはないし、シェイクスピアの比喩を日本語で生かしてあげたい。それができた時はとても興奮する瞬間だし、その価値があったという達成感がありますね」と意欲的。
柚希も「あまりに言葉巧みすぎる表現になりすぎていないか、現代の人が笑える日本語になっているかを考えながら、でも、シェイクスピアの素晴らしい表現ってあるので、そこはきっちりと残されつつ、かと言って大仰にもならず、リアルとシェイクスピアの魅力がちゃんと混ざり合った舞台を、追求してくださっているのが面白いです。すごくリアルな、血の通ったシェイクスピアになればと思っています」と目標を語ると、マイケルから「本当に頭の良い、素晴らしい表現をされる方ですね」と改めて柚希に賛辞が贈られた。

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最後に柚希から「マイケル・メイヤーさんとトム・キッドさんのコンビで、ポップでロックなシェイクスピアを上演するという、アメリカの方も感嘆されるだろうほど贅沢なことを日本させて頂いています。自分としても勉強することばかりですが、山のような挑戦を乗り越えて1月4日までには、生き生きとしたロザリンドとしてお客様の前に立っていたいと思います。シェイクスピアと聞くと私自身も敷居が高いような気がしていたのですが、シェイクスピアの素晴らしさをとってもリアルに、難しいところもわかりやすい表現にしてくださっているので、是非楽しみにしていらしてください」。
マイケルから「ちえさんのおっしゃったことがすべてですが、『お気に召すまま』はラブコメディとして、史上最高のものだと思っています。私にとってはすでに色々ななことを学ばせてもらった作品ですが、日本の素晴らしい役者さんと今回一緒にやることで、アメリカでやる以上に、シェイクスピアに対する理解と知識が深まっているように感じています。稽古場での芝居を観て私が感じている喜びを、少しでも日本のお客様に感じてもらえれば。そして1月4日にはシアタークリエで盛大なパーティーが開かれるように願っています。アリガトウゴザイマス!」とそれぞれ挨拶。公演への大きな期待が高まる時間となっていた。


〈公演情報〉
0000000070422
『お気に召すまま』
作◇ウィリアム・シェイクスピア
演出◇マイケル・メイヤー
音楽◇トム・キット
出演:柚希礼音、ジュリアン、橋本さとし、横田栄司、伊礼彼方、芋洗坂係長、平野良、古畑新之、平田薫、武田幸三、入絵加奈子、新川將人、俵木藤汰、青山達三、マイコ、小野武彦 ほか
●2017年1月4日〜2月4日◎シアタークリエ
〈料金〉11,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777


【取材・文・撮影/橘涼香】


柚希礼音主演『お気に召すまま』




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