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1969年の越路吹雪による日本初演以来、愛され続けているロマンティック・コメディ—『さよなら、チャーリー』が、元宝塚歌劇団宙組トップスター凰稀かなめ主演で上演中だ(10月31日@兵庫芸術文化センター阪急中ホール、11月13日〜16日@東京・三越劇場)。

『さよなら、チャーリー』は、数々の浮名を流して浮気現場を目撃され、銃弾に倒れたプレイボーイのチャーリーが、天罰によって女性として転生したことから起こる、おかしくも切ないラブコメディー。これまでフランスで上演されたテキストが使われていたが、今回の上演の為にアメリカでの上演台本を小田島恒志が新たに翻訳。チャーリーの凰稀かなめ、チャーリーの親友ジョージの辰巳琢郎をはじめ、登場人物たちがペーソスとユーモアにあふれた長台詞を交わし合うのが特徴的な、より大人のロマンティックでちょっぴり切ないコメディ作品として新たな息吹が感じられる作品となっている。

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【STORY】
ハリウッドに近いカリフォルニアの海浜住宅地で、シナリオライターのチャーリーの葬儀が執り行われている。葬儀を仕切っているのは、親友で映画監督のジョージ(辰巳琢郎)だが、参列者はチャーリのマネージャー・アーヴィング(島崎義久)と、プロデューサー・ズイマーマンの夫人フラニイ(枝元萌)のたった二人。それもそのはず、チャーリーは数々の女性と浮名を流し、挙句の果てに人妻との浮気現場をその亭主に見つかり、ピストルで撃ち殺されてしまったのだ。
寂しい葬儀のあと、問題の人妻・ラスティ(松山メアリ)がとても式には出られなかったと訪れ、夫のアレックス(置鮎龍太郎)がチャーリーを撃った折の状況を訴え、チャーリーがあわててトレンチコートを着て、海に飛び込んだ音が聞こえたものの、まだ遺体も見つからないと嘆く。
たが、ラスティを慰め送り出したジョージの前に、突然トレンチコートを着た人物(凰稀かなめ)が入ってくる。姿は女性だが、動作と言葉使いは男性の人物に、驚くばかりのジョージに向って「どうしたんだ、俺だよ、チャーリーだよ!」とその人物は言う。どうやらチャーリーは数々の女性を泣かせた天罰で、この世に女として送り返されたようだ。チャーリーも自分が女になってしまった事に気づき二人はパニックに。しかし、そこはあくまでもポジティブなチャーリー。現実を受け止めジョージの協力を得て、女性の仕草を練習したチャーリーは、チャーリー未亡人として新たに出直そうとする。ところがそんな二人を見たジョージの恋人のジェニファー(帆風成海)が、誤解から嫉妬しジョージとの仲がまずくなってしまう。そうこうするうちにチャーリーは次第に、女性の気持ちに気づいていくが……

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この作品で主演を務める凰稀かなめから、宝塚ジャーナルへ意気込みのコメントが届いた。

【凰稀かなめコメント】
映画にもなっているとても有名な作品に出演させていただけることを光栄に思っています。今回、辰巳琢郎さんと初めて共演させていただききますし、他の共演者の方達とも初めての共演になります。色々な方面で活躍されている方達と、ストレートプレイのコメディ作品でお芝居をさせてもらっていて、刺激的な稽古を重ねてきました。これまでの舞台版ともまた違った新訳による上演になっていますので、笑いたくなったら、またちょっとホロっとしたくなったら、この作品をご覧いただければ。色々なものが集まっている作品になっていますので、日頃の疲れを癒しに是非劇場にいらしてください!お待ちしています!

〈公演情報〉
ロマンティックコメディー『さよなら、チャーリー』
作◇ジョージ・アクセルロッド
翻訳◇小田島恒志
演出◇岡本さとる
出演◇凰稀かなめ
松山メアリ、帆風成海、島崎義久、枝元萌
置鮎龍太郎
辰巳琢郎
●10/31◎兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
〈料金〉A席6000円・B席4000円
〈お問い合わせ〉芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10時〜17時)
〈公式サイト〉http://www.gcenter-hyogo.jp
●11/13〜16◎三越劇場(日本橋三越本店
〈料金〉 S席8500円・A席7000円
〈お問い合わせ〉アーティストジャパン 03-6820-3500 (月〜金の11時〜17時・祝日休み)
〈公式サイト〉http://www.artistjapan.co.jp
 
 
 

【取材・文/橘涼香 写真提供/アーティストジャパン】


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