クレジット表記:【角野栄子 「魔女の宅急便」福音館書店刊】
(C)角野栄子『魔女の宅急便』 福音館書店刊 


児童文学作家・角野栄子の人気作「魔女の宅急便」を原作に、昨年6月と9月に上演されたミュージカル『魔女の宅急便』が、フレッシュなキャストを迎えて本年6月に帰ってくる。

原作は角野栄子が27年間に渡り執筆した全6巻の児童書で、宮崎駿監督でアニメーション映画化し大ヒット、日本のみならず世界的に有名な作品となった。1993年〜1996年には蜷川幸雄演出によりミュージカル化。2014年に実写映画化、そして2016年にはイギリスにて舞台化が行われた。
昨年の舞台は、若手新進気鋭の制作チームにより、キキ役に上白石萌歌、トンボ役に阿部顕嵐(ジャニーズ Jr.)で、新しいミュージカル版となり、チケットは即日ソールドアウト、連日大盛況のまま幕を閉じた。
 
今回キキ役に大抜擢されたのは、今作品が初舞台・初主演で、第8回東宝シンデレラグランプリを受賞した福本莉子、トンボ役には関西ジャニーズ Jr.で活躍中の大西流星、キキのお母さん役(コキリ)には、数々のドラマや舞台、映画などで活躍中の生田智子が新キャストとして出演する。また、キキのお父さん役(オキノ)には、NHKEテレ『おかあさんといっしょ』のうたのおにいさんとして歴代最長出演記録を持つ横山だいすけ、コリコの街のパン屋のおかみさん役(おソノ)には、元宝塚歌劇団星組・雪組トップ娘役の白羽ゆり、おソノさんの旦那さん役(フクオ)には、お笑いコンビ「ライセンス」のボケ担当の藤原一裕が昨年に引き続き出演する。 

【ストーリー】(※原作より)
13歳になった魔女のキキは、古くから伝わる習わしにのっとり相棒の黒猫ジジと共に満月の夜に旅立つ。自分で新しい町を見つけ、一年後には自力で暮らせるようにならなければいけないが、空を飛ぶ魔法しか知らないキキは、新しい町コリコでも様々な壁にぶつかる。皆が家族同然の小さな街で育ったキキは、大きな町での価値観の違いに驚き、また魔女であることに対する好奇の目や偏見にも苦しむ。自分という小さな存在に葛藤しながらも、飛ぶことに憧れる少年トンボとの交流や、パン屋のオソノさんに励まされながら、思春期の少女は少しずつ成長していく。オソノさんの提案で飛べることを生かしお届けもの屋さんを始めたキキだが、なかなかうまく町に馴染むことができない。何かとちょっかいを出してくるトンボへの淡い恋心も、まだまだ子どものキキにはその気持ちを整理することができない。そんな中、町長からある依頼がくる。それは町の一年で一番大きな行事に関わる重要な仕事。キキは無事にその依頼を果たせるのか。そしてトンボとの淡い恋の行方はどうなっていくのか?!
 
【コメント】

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キキ役/福本莉子
 
──『魔女の宅急便』という作品の印象
始めて観たミュージカルが昨年の『魔女の宅急便』でした。まさか自分がやると思っていなかったので、普通に観客として、先輩の上白石萌歌さんが演じるキキを観てすごく素敵だなと思いました。
スタジオジブリの映画「魔女の宅急便」を小学生の時に初めて観たのですが、そのときのキキの印象は、好奇心旺盛で、元気で活発な女の子だと感じました。自分とはあまり似ていないかなと思ったのですが、演出の岸本さんには、まっすぐで芯が強いところとが似ていると言って頂き、嬉しかったです。
──キキ役を演じるにあたっての意気込み
お客さんとして観た『魔女の宅急便』もすごく良かったのですが、そこを追うのではなく、私なりの新しいキキを生み出せたらいいなと思います。新しいシーンもあるみたいなので、ワクワク楽しみながらお稽古をしたいと思います。少しずつお芝居や発声のお稽古を始めています。普段の話し方と、舞台上での相手とのやり取りをする距離感の違いを教えて頂き、発声の仕方を意識するようになりました。その後、歌の録音をした時にスタッフさんに「変わったね」と褒められたのが嬉しかったです。
歌では、おなかを意識してどれだけ声を前に飛ばせるか。カラオケだと結構裏声で歌ったりするのですが、舞台では地声を生かしつつ、きれいに歌えるようになるのが課題かなと思います。今は緊張と不安しかないですが、たくさんお稽古をして、緊張と不安をはねのけられるくらいに成長して舞台に立ちたいと思います。
 
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トンボ役/大西流星(関西ジャニーズ Jr.)

── 『魔女の宅急便』という作品の印象
作品全体が暖かい雰囲気に包まれていて、ストーリーが素敵だなと思っていました。スタジオジブリの映画も大好きですし、前回の舞台公演も見ていましたが、まさか自分が参加できるとは思っていませんでした。素敵な作品に出演が決まり、とても嬉しいです。
──トンボ役を演じるにあたっての意気込み
トンボは、空を飛びたいというまっすぐな心を持っていて、慣れない恋に戸惑う純粋な少年という印象です。街のみんなに愛されているトンボと同じように、舞台を見に来ていただいたお客様や共演者のみなさんに可愛がっていただけるような自分なりのトンボを表現したいです。僕も小さいときから空を飛ぶことに憬れていて、生まれ変わったら鳥のトンビになりたいと思っています(笑)。空を飛びたいトンボとの共通点もあるのかなと感じています。

原作者/角野栄子
 
──キキ役福本莉子さん、トンボ役の大西流星さんの印象
キキ役の福本さん。初々しくて、かわいらしいキキ。さあこれから旅立ちです。希望に満ちた空へ、風をきって元気に飛ぶ姿が見えるようです。トンボ役の大西さん。あどけない少年、その眼差しの中に純粋な夢がいっぱい。少年の夢、それはいつでも美しい。憧れいっぱい、楽しさいっぱいの舞台になるでしょう。あたらしいキキとトンボさん。二人がどんな魔法を見せてくれるか、とても、とても楽しみです。
──再演が決まっての気持ち
この魔女の宅急便のミュージカルは去年うまれたばかりです。今年は新しい役者さんたちが集まり、さらに進化させ美しい舞台を作ってくれると、楽しみにしています。作者の私も、とびっきりの魔法を飛ばすつもりです。もうすぐ開幕、わくわく、待ち遠しい!


〈公演情報〉 
ミュージカル『魔女の宅急便』
原作・監修◇角野栄子(『魔女の宅急便』 福音館書店刊)
脚本・演出◇岸本功喜 
作曲・音楽監督◇小島良太
振付◇舘形比呂一
出演◇福本莉子 大西流星(関西ジャニーズ Jr.)
生田智子 横山だいすけ 藤原一裕(ライセンス)/白羽ゆり 他
●6/15〜24◎新国立劇場 中劇場
●7/4・5◎大阪メルパルクホール
〈料金〉S席10,500 円、A席8,000 円(税込・全席指定)※未就学児童入場不可
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(前日 10:00〜18:00)
〈公式 HP〉http://www.musical-majotaku.jp/



雑誌「えんぶ」2018年4月号販売ページ


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