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岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」の最新作ダイワハウスSpecial地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA』が、東京赤坂のTBS赤坂ACTシアターで4月9日から上演される(5月22日まで。のち、愛知、新潟、福岡、広島、大阪でも上演)。

「地球ゴージャス」は1994年の結成以来、劇団というスタイルを取らず、岸谷五朗と寺脇康文以外のメンバーは固定せずに、新鮮なゲストを迎えてのプロデュース公演を続け、常に新作、再演はしないという方針のもと、これまで14作品が上演されてきた。近年の公演では全国で10万人以上の観客動員を記録し続けていて、日本でも有数の人気カンパニーとしての地位を確立している。

そんな地球ゴージャスの第15弾『ZEROTOPIA』は、沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女が、地図に載っていない島に辿り着き、その島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)に向かうのか、という普遍的な「生きる」ことをテーマに、彼らを待ち受ける運命と巨大な陰謀を描く物語となっている。

今回W主演として登場するのは元宝塚歌劇団星組トップスターで、現在女優として活躍中の柚希礼音と、日本の音楽シーンを牽引してきただけでなく、多方面のジャンルでも活躍する西川貴教という、豪華な組み合わせが実現。
更に共演に、若手実力派俳優の新田真剣佑。地球ゴージャス初となるWキャストでの出演を果たす宮澤佐江と花澤香菜。これまで地球ゴージャスならではのダイナミックな振付を支えてきた藤林美沙、原田 薫、大村俊介(SHUN)の3人も、今回は揃って出演。舞台を中心に活躍している若手人気俳優の水田航生、植原卓也がメインキャストとして名を連ね、岸谷五朗、寺脇康文と共にゴージャス流エンターテインメントを盛り上げる。

その期待新作『ZEROTOPIA』の公開稽古が3月7日都内の稽古場で行われ、メインキャストが揃ってのフォトセッションのあと、岸谷五朗と寺脇康文から意気込みが語られた。

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【岸谷五朗・寺脇康文挨拶】

岸谷 お忙しいところ、また寒い中をこのようにたくさんお集まり頂きましてありがとうございます。ダイワハウスSpecial地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15でございます。『ZEROTOPIA』今稽古に入りまして、稽古期間が長いのですが2ヶ月ちょっと経ちました。いつも言っておりますが地球ゴージャスの代表作は最新作です。まさに今回も素晴らしいキャストが集まってくれました。それぞれに特別な能力を持っていて、今回の作品になくてはならないキャストの皆さんが揃ってくれました。4月9日からTBS赤坂ACTシアターで初日を迎えます。愛知公演、新潟公演、福岡公演、広島公演、そして最後の大阪公演の7月15日まで、4ヶ月の公演となります。今回は12万人のお客様を動員しようと思っております。まだまだ未熟な地球ゴージャスでございます。皆様のお力添えを得て、この『ZEROTOPIA』という作品を、本当に幸せな作品にして頂けたらと思います。是非お力をお貸しください。本日はお忙しい中を本当にありがとうございました。
寺脇 寺脇でございます。
岸谷 ありがとうございました。
寺脇 おい!終わってないから!(爆笑)喋らせなさいよ(笑)。地球ゴージャスも結成して24年経ちまして、それだけ歳をとる訳ですが、僕は遂この間56才になりました。いつの間にかカンパニーの中で最年長です。でも良い数字なんですよ。56才ということは「ゴロー」ですから。(岸谷五朗と二人で)「Wゴローイヤー」ここ使いどころですよ!(爆笑)
岸谷 全然使えないから!
寺脇 いや、ここは使える!明日の新聞の見出しは「Wゴローイヤー」(爆笑)。今回も、僕らも、皆さんも、様々な年代の方々が元気になるような、そして今の地球を一緒に考えて行こうということも含めて、素晴らしいエンターテインメントに仕上がるよう、歌、ダンス、アクション、芝居、そして今回はミステリーになっていますからね。極上のエンターテインメントになるよう今、一同頑張っております。是非皆様のお力をお貸しください。よろしくお願い致します。

続いて、公開稽古の準備に入る間にも「Wゴローイヤー」と寺脇が言い続けて和やかな笑いを誘う中、4つの場面が公開された。

【公開稽古・1】
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まず始めに披露されたのは、西川貴教を中心としたオープニングナンバー「Dynamic Dynamite Extreme」。ダンサーたちを従えて、西川がフルパワーで歌いまくる、迫力満点のナンバーだ。常にステージに立つと、大柄な人ではないことが信じられないほど、大きな存在感を放つ西川の魅力が早くも炸裂。本番の舞台でのヒートアップが予見される導入に心躍る。


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【公開稽古・2】
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次に、柚希礼音演じるジュンの過去の出来事が描かれるナンバー「Jun's past2」が柚希と水田航生により演じられる。ジュンは意識不明になった大切な人を見守る日々の中で、共に励ましあっていた男性(水田)と、互いに惹かれ合ってしまった。だが、大切な人の意識が戻った時二人は…?という、次はどうなる?という余韻が強く残る絶妙な場面公開。柚希が切ない心情を表出して、女優として確かな地歩を固めている様がはっきりと観て取れ、水田の爽やかな二枚目ぶりも際立った。

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公開稽古・3】
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ガラリと趣が変わって、次の場面は新田真剣佑演じるアトラスが、過去に特殊工作員だった時代を描いたナンバー「特殊工作員アトラス」。素で話す時にはかなりシャイな一面を覗かせる新田の、優れた身体能力と演技力が発揮される、アクションが満載だ。この場面は2幕の場面の為、遂先ほど甘い二枚目だった水田が厳しい上官を演じるのが新鮮。植原卓也のキリリとした身のこなしにもキレがある。

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【公開稽古・4】
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最後はメインキャストが全員登場しての「Jun's Dream」無人島に流れ着いた面々が夢を語り合う中で、ジュンは幼い頃からエンターテイナーになりたかったと語り、岸谷とのダンス、そしてメインキャストが全員登場してのラインダンスも含めた、華やかな歌とダンスが展開される。ある意味で、最も地球ゴージャスらしいナンバーで、本番の舞台の華やかさに想像が膨らみ、この日は宮澤佐江の出演だったが、Wキャストの花澤香菜の出演にも興趣がわく。

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こうして迫力の場面公開は終了。無人島に流れ着いた人々の運命が、地球ゴージャス得意のエンターテインメント作品として、どう表出されるのか、本番の舞台に期待が高まる時間となっていた。

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〈公演情報〉
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ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15
『ZEROTOPIA』
作・演出◇岸谷五朗
出演◇柚希礼音、西川貴教
新田真剣佑、宮澤佐江・花澤香菜(Wキャスト)
藤林美沙、原田 薫、大村俊介(SHUN)
水田航生、植原卓也
岸谷五朗・寺脇康文 他
●4/9〜5/22◎東京・TBS赤坂ACTシアター
〈料金〉S席 12,000円 A席 9,500円 B席8,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケットスペース 03-3234-9999
●5/29〜6/2◎刈谷市総合文化センター
〈料金〉S席 12,000円 A席 9,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
●6/9〜10◎新潟テルサ
〈料金〉SS席 12,000円 S席 9,500円 A席8,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードー北陸チケットセンター 052-245-5100
●6/22〜24◎福岡サンパレス
〈料金〉S席 12,000円 A席  10,000円 B席8,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードー西日本 092-714-0159
●6/30〜7/1◎広島文化学園HBGホール
〈料金〉S席 12,000円 A席  10,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードー西日本 092-714-0159
●7/6〜7/15◎大阪・フェスティバルホール
〈料金〉S席 12,000円 A席  10,000円 B席8,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888
〈公式サイト〉 https://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_15/


 
【取材・文・撮影/橘涼香】

帝劇『1789』


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