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老舗中の老舗デパート、三越百貨店日本橋本店の中にある三越劇場。今年、開場90周年記念を迎えたレトロで、重厚な内装のそのデパートの中にある劇場で、デパートを舞台にした新作オリジナルミュージカル『デパート!』が、11月1日〜7日まで、上演される。
 
この作品は、かつてデパートでの買い物が憧れだった時代から、若い世代にファストファッションや、ネットショッピングが主流となっている時代にも、尚、燦然と輝くデパートで、働く人々、お客様、様々な思いと事情を抱えた「人の集まる場所」で繰り広げられる人間模様を描いたミュージカル。
脚本は劇団「キリンバズウカ」主宰で、映画『くちびるに歌を』の脚本(第8回東京新聞映画賞受賞)など、舞台、映画、TVドラマ、と、多岐に渡る活躍を続けている登米裕一。音楽はミュージカル『Color of Life』のNY公演に参加、Midtown International Theater Festival AWARDS 最優秀ミュージカル作品賞を受賞した伊藤靖浩。演出はミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン」の主要キャストを歴任した他、『KAKAI歌会』、オフブロードウェイ・ミュージカル『bare』では演出を務めた原田優一。いずれも30代、新進気鋭の若手クリエイター3人が挑戦する、新作オリジナルミュージカルに大きな期待が集まっている。

そんな作品に出演する、元宝塚歌劇団の出雲綾、愛加あゆ、そして演出の原田優一が、作品のこと、役柄のこと、オリジナルミュージカルを生み出す、楽しさと難しさと、舞台への意気込みを語り合ってくれた。

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愛加あゆ、原田優一、出雲綾

人が集まり、想いが交錯する群像劇ミュージカル

──新作オリジナルミュージカルということですが、デパートの中にある三越劇場で、デパートを舞台にした作品を創ろうという着想が、どう浮かんだのかから教えてください。 
原田 ここ数年オリジナルミュージカルを創りたいという思いを、プロデューサーとはずっと話してきていたのですが、ではどこを舞台にオリジナルミュージカルを創るのか?を考えた時に、人が集まるところが良いなと。デパートや駅などがいいのではないかとは思っていたんです。そういう流れの中で、今回、三越劇場さんでやらせて頂くことになって、デパートの中で、デパートのミュージカルというのは企画として面白いんじゃないかと。色々な方が集まってくる、お客さんだけでなく、従業員、様々な職種の方が働く場所であり、買い物をする場所であり、更にプラスアルファ、それぞれに思い入れのある場所でもあると思うので、物語もオムニバスではないのですが、登場人物の色々な関係性ですとか、小さな物語が集まって、1つの空間の中で行われているというのが、オリジナルミュージカルを創るのには良いアイデアだなと、そこから進めて行った話です。ただ、脚本家の登米さんにデパートの話ですと言ったら、あまりにもテーマが大きすぎるので、じゃあどうしようかと、夜な夜な喫茶店やレストラン、ファミレスでどうするかを話し合いながら、根っこの部分を作っていったという感じです。
──そんな形で創り上げられていった脚本を読んだ印象はどうでしたか? 
出雲 まず、この人数でデパートの物語というのが、どうなるのか想像できなかったのですが…。考えてみればデパートって色々な方がいらっしゃって、それぞれ個性も年齢も、バラバラですし、そうした個々のストーリーが描かれていくミュージカルなんだな、なるほどこういうことかと脚本を読んで思いました。自分がその中に役として入っていけるという喜びと同時に、客観的に見てもとても楽しい作品だなと思いました。
愛加 私も出雲さんがおっしゃったように、台本を読んだ時に、それぞれの人物たちの事件が、小さなものではありながら、本人にとってはとても大きな事件、というのがふんだんに出てくるのがお話としてとても面白いと思いました。それから驚いたのが、まだ推敲段階の台本を仮で頂いた時に、セリフと歌の部分を区別する為にセリフにはカギカッコ付いているんですね。でも私は、カギカッコが付いているところが歌だと思ったほど、歌がすごく多いんです。それくらい歌の部分の文字数が多くて、いざ稽古場で音楽を頂いた時、こんなに歌うんだ!と結構びっくりしました。曲がふんだんにあって、ほとんど歌っている「ザ・ミュージカル」と言うものを、久しぶりにさせて頂けるのが、とても嬉しかったです。
──楽曲を多くというのは、意図して作ったのですか?
原田 歌える方も多いですし、オリジナルミュージカルを観るにあたって、これまでの日本のミュージカルを考えた時に、セリフが中心に交わされていって「さぁ、ここから歌います!」という形のものが結構多いなと思っていて。「ミュージカルナンバー出ました!」というような。それを逆転する発想で考えていこうかなと、歌を多く取り入れることにしました。物語自体を誰が主役ということではなく、群像劇にしたのも座長芝居の逆を行っていますし、色々な意味で、作品の難易度は上がっていると思います。ルでも、そこにあえて挑戦して、登場人物それぞれの話が次々に出てきて目移りしそうなところを、いざ繋げてみると1つのデパートの中の物語として、目移りせず観て頂ける。アラカルト的に楽しみながら、全体も楽しんで頂けるようにと、今、演出面での見せ方も含めて考えているところです。

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基礎のある頼もしいキャストと、わかりやすい的確な演出指示

──演じる役柄の人となりと、その役にどう取り組んでいるのかを教えてください。 
出雲 私はミセスオズマンという役で、浜畑賢吉さんと夫婦の役です。浜畑さんとは初めてご一緒させて頂けるのでとても光栄ですし、この作品の中では唯一のカップルで、夫婦揃って出させて頂く場面が多いです。稽古をしているうちに、あぁこういう人もデパートに来ているのかも、と、だんだん共感できるようになってきました。最初はちょっと変わり者の夫婦という感じですが、実はそれには意味があったのだ…と、演じているうちに、大きなデパートの中には、こういう人ももしかしたら来ているのかもとお思いました。私が目指している理想は、「デパート=愛」というところです。夫婦愛を表現できる役ですし、その愛を育んで来たのがデパートという場所だったというのがだんだんわかっていく、最終的に心にジーンと来て頂けると良いなと思える役柄なので、精一杯ナチュラルに演じたいなと思っています。 
愛加 私はマリという「スクエアデパート」のインフォメーション係の役なんですが、多分この中に出てくる人々の中で、一番楽しんで働いているのがマリなのではないかと思っています。でも、そうした彼女の中にも、二面性もあって、真っ当に仕事はしているけれども、噂好きで、ゴシップも大好きで、決して悪い意味ではなく、皆が見ていないところで誰も知らない顔も持っている。「こういう人、いる、いる!」と思ってもらえるような役ですね。原田さんがおっしゃってくださったんですが、今までの私にはない引き出しを探っていけたらいいねということで稽古をしていて、まだまだなんですけど、色々なアドバイスを頂きながらマリを作っていきたいと思います。 
──演出家から見た、お二人の印象はどうですか? 
原田 まず基礎がしっかりされているので、エンターテインメントを作る材料は揃っています。そこから新たなオリジナルミュージカルを作るという時に、どうやったら面白くなるか、小粋になるか、スムーズにシーンが進んでいくのかについて、意見の交換会をするんですね。キャラクターがどう書かれているか、その裏にあるもの伝えるためには、役の基礎をどう作り上げるのかなどを、色々提案し、話し合う中で、お二人とも受け入れ態勢が万全にできているので、とても頼もしいです。こういう風にやって欲しいというところをキャッチして頂くのが早いので、それは今回のキャストみなさんそうだと思うんですけど、この二人に関しては、特に受け入れる地盤が素晴らしいんだなと思っています。 
──では、お二人から演出家としての原田さんについては?
出雲 私は演出をして頂くのも初めてですし、ご一緒させて頂くのも初めてで、どういった感じなのだろうと、毎日、楽しみに、自分が出ていない場面を演出されているところを見ても勉強になっているんですけれど、とてもわかりやすい表現をしてくださいます。アドバイスも的確に言ってくださるので、なるほどこういうことか、とすぐに理解できます。だからと言って、それがすぐに表現できるかと言うと、なかなかそうはできないので、これから自分の課題としてやっていかないといけないのですが、方向性としては悩むことなく、この場面はこの方向で行こうというのがハッキリ見えるのでありがたいです。
愛加 私は(原田)優一さんとご一緒させて頂くのは3回目なんですけれど、優一さんの演出は初めてで、どういった世界を作られるんだろうと、ドキドキワクワクしていたのですが、タキさん(出雲の愛称)がおっしゃってくださったように、明確に導いてくださり、とてもわかりやすく教えてくださいます。特に、優一さんがマリを演じている姿が、すごく想像ができるんです。優一さんだったら、きっと面白いだろうなという絵が浮かぶので、そこを目指していきつつ、自分のスパイスを混ぜながらやって行きたいと思っています。今まで演じられている優一さんは知っていたんですけど、セットをどういう風に使っていくとか、演じている私たちが考えたことのないことを考えられていて、頭の回転も速いですし、どういう風に見えるかなど、演出家さんとしても勉強されて来られたんだなと改めて知ることができて、尊敬の念が深まっています。 
──今回演出家に専念されていますが、出演もしようとは思わなかったのですか?
原田 思わないですね。作る時でも、コンサートなら別なんですけれども、物語があるミュージカルですと、客観視というか、ずっと見ていたいというモードに入っていくので、やりたいとは思わなくなるんですよ。自分が出たいと思うスイッチがないんです。よく「出たくなっちゃわないの?」と言われるんですけど、全く思わないんですね。稽古期間は、完全にスタッフモードになっているので。 
——クリエイターの思考回路になるということですか?
原田 そうですね、ただ、表現者の部分があるとすると、自分がこの役をやったらどうなるんだろうとは考えます。その役を演じた時に、やりやすいか、やりにくいか、辻褄が合っているのか、という面は表現者の脳で考えていると思います。 
——クリエイターの思考回路になるということですか?そういう目線からのアドバイスなので、よりわかりやすいと感じるのでしょうか? 
出雲 そう思います。 
愛加 本当にそうです。

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可能性が無限大ならではのオリジナルミュージカルの楽しさと難しさ

──キャストのみなさんも多彩な方々ですが、稽古場はいかがですか? 
原田 皆さん初共演のかたが多いので、この人はどういう表現をするのか、何が得意なのかを捉えながら、骨組みを作っている段階です。ここからみなさんのキャラクターを深めて、シーンを肉付けしていくと、カンパニーとしてもどんどん深まっていくと思うので、楽しみです。 
出雲 私もほとんどが初めての方ばかりですが、他の方の歌や演技を見ていて、とにかくみなさん個性が強いと言いますか、最初の立ち稽古でこれだけ面白かったら、出来上がっていったらどうなるんだろうなという期待感の高まる現場です。自分のことはさておき、人の場面をケラケラ笑いながら見ることができて、すごく楽しいです。 
愛加 私も共演させて頂く方たちほとんど初めてなんですが、皆さんが出演されている舞台は、全員の方を観ていて、観客としてもともと知っていたので、実際にお会いしたらどんな方なんだろうと、稽古場にくるのがとても楽しみでした。尊敬する先輩もたくさん出ていらっしゃいますし、私よりも若い子たちも、しっかりと取り組まれているのを見て、自分もしっかりしなくてはと思っています。個人的にはWキャストのお二人と組む場面が多くて、お二人の芝居の色が全然違うので、がっつりと絡む身としては、お客様にも2パターン楽しんで頂けると思っています。
──お二人は宝塚歌劇団出身で『王家の紋章』での共演もありましたが、お互いがいることについては? 
出雲 それはもう安心感があります。キャストにあゆちゃんの名前がある!というだけで、安心しました。 
愛加 私こそです!あぁ、タキさんだ!と。もう一方的に尊敬している方なので! 懐かしい話もしますよね。
出雲 楽しいね。 
愛加 二人にしかわからない話もしていて、ほっこりしています。 
──良い雰囲気で進んでいるのが伝わりますが、オリジナルミュージカルならではの楽しさ、一方で、ならではの難しさなどは?
原田 海外の作品を買って来ると、この楽譜で脚本でとなるんですけど、オリジナルはゼロから立ち上げる作業なので、クリエイター陣が現場でも話し合いながら、どんどん手を入れられる、フリーだということではすごく作りやすいのです。ただ、なにぶんテーマを決める段階では、こうしなければならない、ここに定めようという枠がないので、広げようと思えばいくらでも広げられて、クリエイター陣の色が出る反面、どこで地に足をつけるか、前例がない難しさがあります。また、どこまで作るのか、あまりキャストに任せすぎてもいけませんし、ガチガチに決めてしまいすぎると、せっかくの個性を潰すことになってしまいますので、どこまで余白を残すかの塩梅が難しいなと思います。 
出雲 オリジナルミュージカルなので、最初脚本を見てへぇ〜と思い、音楽を聴いてワクワクし、すごく楽しい作品になりそう!と、テンションが上がるのを感じました。すでに作られているミュージカルだったら、曲も知っていたりしますけれども、この場面はこういう曲調だったのか、こんな素敵な歌を歌えるんだ!という、初めて聞く感動があります。他の方の場面を見ていても、ちょっとしたハモリが綺麗だったり、テンポ感のあるノリノリの曲だったり、すごく楽しめる場面がいっぱいで、それはオリジナルならではの楽しみですね。これから振り付けが入って来ると、更にどんどん毎日が充実して楽しいだろうなと思います。それと10人しかいませんので、1人1人がこの作品の中で、自分の役どころをきっちり表現しないと、アンサンブルの方もいませんので、それぞれが主役のつもりで自分の出ている場面に責任を持っていかないといけないという重さは感じています。 
愛加 オリジナルミュージカルは、宝塚時代にも作っては来ましたけれども、これだけの少人数でやるとなると、1人1人の責任がまず重大です。また、原作があるものなら、資料を調べたり人物の方向性もある程度定められていますが、オリジナルは1からなので、可能性も、稽古で変わって行ける部分も無限にあるので、それを求めて、ゴールを定めずひたすら役を深めたいと思います。見ている方にも初めて見て頂くワクワク感というか、何が始まるんだろうという、興味がずっと続くと思うし、セリフも歌になっている世界なので、きっと楽しんで頂けると思っています。 

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ミュージカルへの愛が詰まったエンターテイメント

──「デパート」そのものに対してはどんなイメージを持っていましたか? 
愛加 私は時間があると、何も買わなくても、デパートの中を歩いているだけで幸せになっちゃう人なので、タキさんの役にもとても共感できます。大好きなデパートが舞台になるということに、自分自身もワクワクしています。 
出雲 私は兵庫県宝塚市で生まれ育ったので、小さい頃から阪急百貨店へいくことが楽しみでした。目的があってもなくても、ただそこに行くというだけでちょっと豪華な気持ちになれますし、デパートって季節感があるでしょう?そういう季節に合わせたディスプレーを見ていることも目の保養になりますし、そこに行くだけで楽しかったです。子供の頃にお洋服を買ってもらえた時や、デパートでのお食事など、嬉しかった思い出がいっぱいあります。そんな幸せな記憶を、今お稽古の中でも毎日思い出したりしています。
──デパートに行くという行為そのものが、「ハレの日」という感じがありましたよね。 
原田 一大エンターテインメントスペースというか、なんでもできるんですよね。屋上で子供同士で遊ぶこともできますし、レストラン街で食事をしたり、ペット売り場に行ったり。もちろん買い物に付き合ったり、子供にとっても天国のような場所で、休みは1日中そこで過ごしていたぐらいでした。でも、三越の方が言っていたのですが、今、若い人がデパートに買い物に行かなくなっているんだそうで。
愛加 えっ?そうなんですか? 
原田 なんでもいいものがあるんだけど、ちょっと高価だというイメージがあるそうです。今安いものがどんどん出てきたり、ネットで買えちゃったりするので。でも、人と人とのアナログな交流があるのが、デパートの魅力の1つで、ただ単に買い物にいくだけではない魅力的な場所だと思うし、若者を取り戻そうと展示会をやったり、色々な企画をやっている。そういう企画ができるのは、ただ単にものを売るだけの場所ではなくて、デパートにエンターテインメント性があるということだから、そこも見出したいなと思っています。歌や踊りを入れてデパートを表現することが似つかわしいのは、デパート自体がエンターテインメントの場所だからだと思っています。 
──公演サイトで動画を拝見しましたが、階段を登っていくところから三越デパートの老舗ならではの格調や、特別な高揚感が感じられたので、皆さんにデパートの魅力も再認識してもらえそうですね。では、そんな作品を楽しみにされている方に、意気込みをお願いします。 
愛加 この作品はデパートに対する思いと同時に、優一さんを筆頭にみなさんのミュージカルへの愛が詰め込まれた作品で、要所要所にミュージカルへの愛がありますよね。 
原田 そうだね。 
愛加 ミュージカルが好きな方は、ツボにはまって楽しんで頂けると思いますし、舞台を見た後にデパートに対してや、人との関わり、愛や思いに変化があったら嬉しいなと思っています。一生懸命頑張りたいと思いますので、皆さん観にいらしてください。
出雲 あゆちゃんが言った通り、舞台を観た後、デパートへの想いが変わってくれたらいいなと思います。心に残る家族愛をはじめ、色々なことが共感できるミュージカルだと思っています。皆様観にいらしてくださいね。
原田 日常の物語から始まるような、とても入りやすい物語だと思いますし、ミュージカルを観たことのない人でも楽しめると思います。ちょっとライトタッチのコメディにしていますので、音楽を楽しんで頂いて、舞台のデパートも楽しんで頂いて、その後劇場を出たら実際の三越デパートも楽しんで頂ける、1日中デパートにいるようなミュージカルになっていますので、是非劇場にいらしてください!


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愛加あゆ、原田優一、出雲綾

はらだゆういち○埼玉県出身。9歳から映画、TV、ライブ、ダンスイベントに多数出演。94年『レ・ミゼラブル 』でガブローシュ役、07年にはアンジョルラス役、11年から15年までマリウス役を演じるなど、ミュージカルを中心に活躍中。最近では演出活動にも精力的で『KAKAI歌会』やオフブロードウェイ・ミュージカル『bare』等を演出。コンサート活動も積極的に行っており、2015年にはオリジナル曲を集めたCD『いつか』をリリース。最近の主な舞台は『CLUB SEVEN』『TARO URASHIMA』『GEM CLUB』『ミス・サイゴン』『Love Chase!!』『道化の瞳』など。18年『GEM CLUB II』への出演が控えている。
 
いずもあや○83年宝塚歌劇団に首席で入団。抜群の歌唱力と定評ある演技力で、ショーでのエトワールや『ファントム』のプリマドンナ・カルロッタ役から個性的な役柄まで幅広く演じ、宙組、月組の組長も歴任した。08年『ME AND MY GIRL』マリアで惜しまれつつ退団後は、ミュージカルを中心とした活動を続けている。近年の主な舞台に『シェルブールの雨傘』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』『王家の紋章』などがある。
 
まなかあゆ○富山県出身。05年宝塚歌劇団入団。新人公演、バウホール公演などのヒロインを経て、12年、壮一帆の相手役として雪組トップ娘役に就任。14年、『一夢庵風流記 前田慶次』『My Dream TAKARAZUKA』で惜しまれつつ退団。15年、ミュージカル『ON-AIR 夜間飛行』で女優デビュー。映像や舞台で活躍中。退団後の舞台作品は、音楽劇『星の王子様』『嫌われる勇気』『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』『GEM CLUB』『FAIRY TAIL』、ミュージカル『王家の紋章』などがある。18年ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』への出演が控えている。


〈公演情報〉
チラシ表面

ミュージカル『デパート!』
演出◇原田優一
脚本◇登米裕一
音楽◇伊藤靖浩
出演(50音順)◇出雲綾、太田基裕、岡田亮輔、シルビア・グラブ、染谷洸太(Wキャスト)、橋本真一(Wキャスト)、畠中洋、浜畑賢吉、前島亜美、愛加あゆ
●11/1〜7◎日本橋・三越劇場(日本橋三越本館6階)
〈料金〉S席8,500円 A席7,000円(全席指定・税込)
〈劇場お問い合わせ〉三越劇場 0120-03-9354(10:30〜18:30)




【取材・文/橘涼香 撮影/友澤綾乃】


黒木瞳主演舞台『京の蛍火』

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