OTHER DESERT CITIESメイン画像[1]

寺島しのぶ主演、中村蒼、麻実れい、中嶋しゅう、佐藤オリエが共演する注目作『OTHER DESERT CITIES(アザー・デザート・シティーズ)』が7月に東京・大阪で上演される。
 
本作は、長い間隠されてきた家族の秘密を、各々の政治観と個性を織り混ぜながら語られる家族劇。
2010年オフ・ブロードウェイのリンカーン・センターでワールドプレミアを行い、翌年ブロードウェイのブース劇場にて上演され、「ウィットに富んだ辛辣さで深く心を打つ傑作」と称賛された。
そして2012 年トニー賞では、演劇作品賞、演劇主演女優賞、演劇助演女優賞、装置デザイン賞、照明デザイン賞と5部門にノミネートされ、シルダ役を演じたジュディス・ライト(Judith Light)が、演劇助演女優賞を受賞。更に同年、報道・文学・作曲に与えられる米国で最も権威ある賞、ピューリッツァー賞戯曲部門においては、ファイナリストに選ばれている。
 
日本版の脚本には、映画『紙の月』(2014年)の脚本でアカデミー賞優秀脚本賞を受賞した早船歌江子が、舞台脚本の翻訳に初挑戦。演出は、2010年に上演された『おそるべき親たち』(ジャン・コクトー)で第13回千田是也賞を受賞した熊林弘高が手がける。 

【あらすじ】
2004年のクリスマスイブ──遠く離れた砂漠の国では、イラク戦争が継続していた。
そしてカルフォルニア州にある砂漠の街・パームスプリングスでは休暇に集まった家族が、ある危機を迎えていた。
「これは小説じゃない。回想録なの」数年ぶりに帰郷した娘の宣言は、家族に投げつけられた爆弾だった。ずっと昔に封印し、お互いに語らずに来た過去を、赤裸々に書いた回想録を出版するというのだ。
有名人の両親は、体面を守るために娘と激しく対立する。
お互いを理解出来ないまま、家族はそれぞれの真実によって、相手を打ち負かそうとする。やがて事態は、修復不能なまでに壊れて行き……

主演の長女・ブルックには寺島しのぶ、ブルックの母・ポリーには佐藤オリエ、ポリーの妹・シルダには麻実れい、ブルックの弟・トリップに中村蒼、ブルックの父・ライマンには中嶋しゅう、まさに注目の演技派たちが並ぶ。
  
この出演者のコメントと、物語の世界観を前面に押し出し、登場人物たちの心の擦れ違いを描いたチラシビジュアルが届いた。

【コメント】
 
寺島しのぶ/ブルック(作家 NY在住。 うつ病を患い、長らく作品発表していない)
戯曲を一読して「これ、わたし!」って思ったんです。「今、わたしがやる意味がある」と思いました。このよく出来た戯曲で、熊林(弘高)さんの演出で、しびれる共演者の方たちがいて、やらない理由がなかったです。

中村蒼/トリップ(TVプロデューサー LA在住。姉と両親の対立に挟まれ、中立を貫こうとする)
海外の戯曲の出演経験はまだありません。自分ではまだ早いかなと思っていたのでうれしいです。聞くところによると、役者以外は稽古場に入れないルールで稽古をやるんですってね。どんな感じになるのか楽しみ。

麻実れい/シルダ(元脚本家 アル中。姉夫婦のやっかいになっている)
最初に台本を読んでみて、自分の中で可能性が見つからず、迷って迷って、演出の熊林(弘高)さんに電話で相談したほど。例え大変な役でも、熊林さんの演出には、できる限り関わりたいと、決意を新たにしました。

中嶋しゅう/ライマン(元映画俳優 共和党員でレーガン政権時代には大使をつとめた)
アメリカ共和党の政治家の役です。政権の内幕を描いたアメリカのTVドラマなどを観ていても、それは凄まじい世界のようですが、家族の前ではオロオロしているだけの、ただのお父さん。女性の強さにはかないません。

佐藤オリエ/ポリー(元脚本家 共和党支持者・攻撃的な性格で、娘の動向に目を光らせる)
今まで演じてきた母親の役は、わがままで子供を犠牲にする役ばかり。今回は逆で、家族を必死に守る役。できるかしら、とも思いますが、自分の母に似ていて、「母の色んなトコロ、活かせる」と密かに思っています。


〈公演情報〉
『OTHER DESERT CITIES(アザー・デザート・シティーズ)』
作◇ジョン・ロビン・ベイツ
台本◇早船歌江子
演出◇熊林弘高
出演◇寺島しのぶ、中村蒼、麻実れい、中嶋しゅう、佐藤オリエ
●7/6〜26◎東京芸術劇場シアターウエスト
●7/29〜31◎梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
〈料金〉9,500円(全席指定・税込)
〈発売日〉4月16日(日)
〈お問い合わせ〉
東京公演/梅田芸術劇場 0570-077-039
大阪公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888

 

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