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紅ゆずる&綺咲愛里の新トップコンビ率いる新生星組の披露公演である、宝塚歌劇星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』が3月10日、兵庫県・宝塚大劇場で幕を開ける(4月17日まで。のち5月5日〜6月11日まで東京日比谷の東京宝塚劇場で上演)。

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ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(※以下、『スカーレット・ピンパーネル』)は、1997年にブロードウェイで初演され、大ヒットを記録したミュージカル。バロネス・オルツィの小説「紅はこべ」を原作に、大革命勃発後の恐怖政治の嵐吹き荒れるフランスで、次々と処刑されていく罪なき貴族たちを救うべく、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニーが仲間たちと秘密結社を結成し、スリルと知恵で歴史の荒波に立ち向かう冒険活劇の要素と、それによってすれ違う夫婦の心理描写を描いた娯楽作品は、フランク・ワイルドホーンの数々の名曲と共に喝采を集めた。
このブロードウェイミュージカルに、ワイルドホーンが宝塚版の為に書き下ろした佳曲「ひとかけらの勇気」を主題歌に据え、王大使ルイ・シャルルの救出劇という新たな軸を加えた、小池修一郎の潤色・演出による宝塚バージョンが2008年宝塚星組により本邦初演。安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音らによる上演は絶賛を集め、第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞。 続く2010年、霧矢大夢、蒼乃夕妃、龍真咲、明日海りおらによる月組での再演も大好評。常に再演の呼び声の高い 傑作ミュージカルとして愛され続けている。
 
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そんな作品が、星組新トップコンビ紅ゆずると綺咲愛里を中心とした新生星組の披露公演という華やかな祝祭に包まれ、宝塚で三度蘇ることとなり、1月23日都内で制作発表会見が華やかに行われた。会見には、宝塚歌劇団理事長小川友次、潤色・演出の小池修一郎、星組トップスター紅ゆずる、トップ娘役綺咲愛里、星組二番手男役スター礼真琴が登壇。公演への意気込みを語った。 

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まず会見は出演者によるパフォーマンスからスタート。主人公パーシー・ブレイクニーに扮した紅ゆずるが主題歌「ひとかけらの勇気」を歌う。この作品の初演時、研究科7年目という新人公演最後の学年で、初主演として主人公パーシーを演じて、一躍スターダムに躍り出た紅にとって、この役柄は文字通りのエポックメイキングなもの。そんなドラマチックな邂逅に、トップスターとしての決意がにじむ誠実な歌声が響き、抜群に美しい立ち姿が姿が一段と映える。

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続いてスカーレット・ピンパーネルの正体を負う革命政府の公安委員ショーヴランを演じる礼真琴が登場。「鷹のように」を朗々と響く低音でダイナミックに歌い上げる。若き実力派らしい確かな歌いぶりが頼もしい。

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音楽が変わり、パーシーの妻マルグリット・サンジュストの美しいドレス姿の綺咲愛里がマスクを手に現れる。可憐な容姿が印象的な綺咲が、メイクアップの効果的な工夫もあり、艶やかに大人の女性に変貌していて驚かされる。そこに礼、更に紅が加わり、1幕ラストを劇的に盛り上げる「謎解きのゲーム」が展開され、会場内には早くも新たなキャストが生み出す『スカーレット・ピンパーネル』の世界が広がった。

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その余韻冷めやらぬままに、出席者全員が登壇。まずそれぞれからの挨拶、そして質疑応答へと引き継がれた。

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【登壇者挨拶】

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小川友次理事長
 本日は『スカーレット・ピンパーネル』の制作発表会見にお越しくださいましてありがとうございます。ご存知のように『スカーレット・ピンパーネル』はフランク・ワイルドホーンの素晴らしい音楽で、2008年の星組公演で、小池先生の「小池マジック」で素晴らしい作品にして頂きました。僕も初演の時に見させて頂いて、その時の感動は今でも覚えております。その(初演を担った)星組の紅(ゆずる)と綺咲(愛里)のお披露目でこうしてまた公演をさせて頂くということです。ご存知のように宝塚歌劇団は103周年を迎えました。100周年の正月公演は星組で、柚希礼音主演の小池先生の作品『眠らない男・ナポレオン〜愛と栄光の涯に〜』で開けました。新世紀は星組が輝き続けていなければいけないと思っております。その後、北翔海莉が去年退団致しましたが、新世紀になっての2人のトップスターが星組を引っ張ってくれて、歌劇団では過去最高の、6作品で(観客動員の)新記録を更新中でございます。超大入りを続けてくれています。そして今回、満を持して紅と綺咲のトップコンビのお披露目として、3月に宝塚大劇場、5月に東京宝塚劇場での公演となります。『スカーレット・ピンパーネル』は日本名にしますと『紅はこべ』ですから、作品が紅を待っていたのだと思っております。この星組が輝いていないと、宝塚が輝いていけないと思いますので、新生星組を皆様のお力で、ご支援賜りますように、どうぞよろしくお願い致します。

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小池修一郎
 本日は寒い中お集まりくださいましてありがとうございます。この『スカーレット・ピンパーネル』は、2008年に宝塚版の初演を致しました。9年前のことです。もう9年も経ったのかと驚いてしまいますが、その後2010年に再演して、お客様に大変愛された作品と記憶致しております。今回紅ゆずるのトップお披露目に際して、満を持してと申しますか、2010年からですから、7年ぶりになります再々演ということになりました。ある意味ではこの作品が星組に還るという形になりますけれども、ちょうど紅ゆずるが新人公演の最後の学年、研7でこの『スカーレット・ピンパーネル』で主演をしまして、大変好評を得て、そのことが紅が今日あることにつながったのではないかなと思っております。そういう意味でも理事長からもありましたように、紅と「紅はこべ」の紅つながり、『スカーレット・ピンパーネル』のパーシー役というのは、紅の人生の中でも大きい役どころであると思っております。今ここで客席からパフォーマンスを観ていて、やっぱりその新人公演の頃のことを思い出しますと、本当によく成長したなという部分が多々ございました。星組のスターとして、星組らしい伝統というものが彼女の中にすごくあるのだなと感じました。それはおおらかなスター性と言ったらいいのでしょうか。でもまた今の彼女を観ていると、意外と憂いを秘めたような雰囲気もあって、そこがまた魅力として、お客様にアピールしていけるのではないかなという気持ちもございます。そういう意味で、新しいスターの誕生をこの作品を通じて観て頂けるというのを大変嬉しく思います。あとトップ娘役の綺咲愛里と、男役二番手の礼真琴という並びも大変フレッシュで、この陣容は面白いものになると思います。これも今後の星組を観る上で、とても楽しみになるのではないかなと思っております。このあとの質疑応答などでも、新生星組の魅力をひも解いて頂けたらと思います。よろしくお願いします。

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紅ゆずる
 本日はお寒い中足をお運びくださいましてありがとうございます。私が星組の主演男役としてお披露目公演で『スカーレット・ピンパーネル』をさせて頂けますことは、私にとりまして大変光栄であり、大変嬉しく思っております。15年間育って参りました星組で培ってきたものを、この『スカーレット・ピンパーネル』で、皆様の前でお披露目できたらなと思っております。そして、小池修一郎先生のもと、厳しくご指導して頂きまして、初日には皆様のご期待に添える舞台を是非お観せできるように、邁進したいと思いますので、皆様是非、是非、足をお運びください。本日はありがとうございます。
 
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綺咲愛里
 本日はお集り頂きありがとうございます。歴代素晴らしい上級生の方々が演じられたマルグリットという役に挑戦させて頂けるのは、本当に光栄なことだなと感じております。そしてこの大劇場から紅さんの相手役としてさせて頂けることをとても光栄に思います。初日までにお稽古を精一杯重ねて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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礼真琴
 本日はありがとうございます。今回は紅さん、そして綺咲のお披露目公演に『スカーレット・ピンパーネル』という超大作の上演、素晴らしい機会にショーヴランという役をさせて頂けますこと、本当に身の引き締まる思いと緊張でいっぱいでございます。『眠らない男・ナポレオン〜愛と栄光の涯に〜』ぶりとなりますが、また小池先生にたくさん学んで、勉強して、星組の戦力になれるように精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

【質疑応答】

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──出演者の皆さんがそれぞれの役に取り組むにあたっての期待と、出演者の皆さんそれぞれの意気込みを教えてください。
小池 今回紅ゆずるが星組のトップ就任に伴ってといいますか、彼女は2002年が初舞台ですので、21世紀入団の子たちが、トップスターになるという時代に入りました。そういう意味では、2000年からもう17年も経っていますが、やはり21世紀型と言っていいのか、時代の感受性と言いますか、その時代時代の若者、若い女性としてのスター達が持っている輝きで、宝塚というものが続いてきたと思います。その中で、彼女はこれまでの人たちと比べて、どこか違うと思うところがたくさんあります。彼女はおおらかで、艶のある男役なのですが、特に有名なのはお笑いのセンスと言いますか、そういう面をよく見て頂いていると思いますが、先ほどのパフォーマンスのパーシーを観て頂いてもわかるように、意外と憂いのある感じというのは魅力になるのではないかなと思います。彼女は新人公演でパーシーを演じる直前の、2008年にバウホール公演『ANNA KARENINA(アンナ・カレーニナ)』 でカレーニンというヒロインの夫の役を演じまして、当時の彼女のキャリアと実際の年齢から言ったら有り得ないくらい壁があった役だったと思うのですが、その公演でちゃんと演じている彼女を初めて観ました。こんなに役の実在感を出せる人だったのかと、認識を新たにして驚いた記憶があります。たぶん彼女はやはり面白いところですとか、ちょっと素っ頓狂なところが特徴であり、人気を集めるところでもあると思いますが、同時に笑わせながらも、バランスの取れた役の本質をきちんとつかんで出してくれると思いますので、それを楽しみにしています。やはり二面性をうまく使い分けていると言いますか、ブレンドしていくという意味ですごく楽しみですね。

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綺咲はご存知の通り美形の娘役ですが、普段はちょっとギャル系の(笑)子なんですね。つまり紅とのコンビで『キャッチー・ミー・イフ・ユー・キャン』ですとか、先日の『オーム・シャンティ・オーム』でも可愛いらしい女の子を演じられるものが備わっている、トレンディだし、アイドル性みたいなものが売りだと思うのですが、今パフォーマンスを観て、彼女の歌声とか艶やかな雰囲気にちょっと驚きました。マルグリットは2人の男性それぞれに愛される役なのですが、この可憐な姿からそういうものは想像がつかないかも知れませんが、でも演技した時に彼女が持つ艶やかさという部分で補っていけるかなと観ていて感じました。ですから、この2人のコンビは普通のコンビからは少し逸脱したようなイメージがありますが、実際には意外と大人っぽいものができるのではないか?と今日は感じました。礼はキャリアとしても男役スターとしてもちょうど真ん中くらいだとは思いますが、大変実力があります。そして、ショーヴランという役は『レ・ミゼラブル』のジャベールをやった方の為に書かれた役なので、渋い大人の男という設定で、大変難しいのですが、私からすると少年漫画のヒーローのようなイメージです。彼女のショーヴランは(そこからすると)子供っぽくなるかなと思ったのですが、ここまで芸歴を積んでいますので、若さを活かしつつも、ショーヴランの内に滾る暗い情熱を大人っぽく表現できるだろうと感じております。とても楽しみにしています。
 私がやらせて頂くパーシー・ブレイクニーという役は、本当はすごく信念と正義感が強く、フランスの貴族を救う為に平和なイギリスから、わざわざ自分の身を危険にさらしてまでも助けようとする。そんな正義感の強さを持ち合わせていながら、イギリスの社交界では道化のような振る舞いをして、人の目を欺いている。妻のマルグリットとも愛し合っているにも関わらず、フランスから亡命してくる貴族を助けていることを隠した為に、2人の愛がギクシャクしていき、自分自身の正義論のようなものがぐちゃぐちゃになってしまって、自分の理想としているものはなんなのか?と悩みはじめたりと、一言で言いますと二面性のある役だと思っております。ですのでイギリス紳士としての異常な振る舞いと、フランス貴族を守る為に海を渡る時の正義感の強さ、そういうものをしっかりと出していきたいと思います。なぜパーシーがそのような振る舞いをするのか、彼の育ってきた環境なども関係していると思いますので、掘り下げていきたいです。

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──小池先生からお話があった、紅さんご自身の二面性についてはいかがですか?
 二面性はすごくあると思います。自分で言うのもおかしいのですが(笑)。喋らなければ利口に見えると言われることがよくございまして(会場爆笑)、でも喋らないでいるのは私は無理なので(笑)。ただ、『オーシャンズ11』のベネディクトの時にも小池先生が「紅はお笑いの部分を隠すこと」とおっしゃっていて、隠したつもりですが(笑)、今回は二面性のある役ということなので、自分の二面性の部分も使っていきたいと思います。
綺咲 マルグリット役は、本当に強い女性で芯のある、一本筋の通った女性像だなと感じております。パーシーと結婚してからどんどん気持ちがすれ違っていく、心の微妙な揺らぎとか細かい部分をしっかりお芝居で表現していけたらなと思っております。小池先生のご指導のもとお稽古場でたくさんのことを学んで、自分に吸収して取り入れていきたいなと思っています。
礼 ショーヴランというのはパーシー・ブレイクニーさんと同じように、彼は彼なりの正義感を持って生きているので、その野心だったり信念だったりというものが少し残酷なのですが、でも人としての感情というのはちゃんとあると思います。マルグリットへの愛や、それを諦められない自分へのもどかしさ、人間の面倒くさい部分も小池先生がおっしゃるように大人っぽく出して行けるように頑張りたいと思います。

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──今回の星組バージョンで新たに演出を変えるところがあれば教えてください。また七海ひろきさんが演じるロベスピエール役についてはどのようになるのでしょうか? 
小池 去年の、2ヶ月ほど前まで、梅田芸術劇場製作のミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が上演されていたので、ご覧になった方もたくさんいらっしゃると思うのですが、宝塚は80人が1つの組ですので、いくつか役を増やして宝塚版を作っております。その中で、今までと同様、王太子のエピソードを入れた形での物語や、楽曲の展開は基本的には変わりません。ただ、去年やりました梅芸版に書き加えられましたロベスピエールの曲というのがあります。上演時間の制限がありますので、宝塚歌劇団はフィナーレがあるので実質の時間が短いですから、長さとしては短めかもしれませんが、梅芸版とは違う形でロベスピエールの楽曲は増えるようになると思います。でも、全体のもので何かが無くなってしまうということは今は考えていませんので、圧縮される形です。トータルとしては、今までの『スカーレット ピンパーネル』とそんなに大きくは変わらないと思っています。
──梅芸版ではロベスピエールとプリンス・オブ・ウェールズが一人二役でしたが、その点はどうなりますか?
小池 少しコミカルな感じで一人二役がなされていたと思いますが、宝塚では従来通り、それぞれがそれぞれの役をやるという形です。
──前回、前々回、シマウマ柄のような奇抜な衣装がありましたが、今回衣装や装置などで何か仕掛けを考えていますか?
小池 すみません、特別今回、紅だから変わった動物ということはありません(笑)。実は、衣装デザイナーの有村淳先生にも相談したのですが「変なことはしないほうがいいと思う」と言われました。生地は新たに入手して染めたりしているので、私も仕上がりを楽しみにしていますが、基本ラインは変わっておりません。それは初演から、再演をするときに少し手直しをしましたので、それを再現するということに専念致しております。毎回、目先のことが変わることがそれほど大事かというと、宝塚の場合、一昨日『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』を終えたのですが、その時つくづく思いましたことは、演技者たちが、すごく自分なりの役作りを必死で構築して表現していくことから、私の演出や歌詞は一緒なんだけれど、皆様がお受け取りになられる印象が非常に違うというのを経験として痛感しております。こちらが、秩序を変えてしまうということよりは、彼女たちが必死で物語や役を全うしていく結果、また新たな『スカーレット ピンパーネル』が生まれるのだという風に思っております。 

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──好きな場面を教えてください。
 私が大変好きな場面は、新人公演で「ひとかけらの勇気」を歌わせて頂きました時に、最初は本当に口から心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい緊張致しましたが、銀橋の真ん中に来た時にお客様からの拍手を頂いて、その時銀橋を通るのも初めてでございましたが、とても何か違うものが開けたような感覚がありました。その「ひとかけらの勇気」という歌と自分の心情がすごくリンクしたという思い出がございます。ですので今回も、自分の新しい出発点と「ひとかけらの勇気」というものがリンクして、お客様にお届けできたらと思っております。そこが好きな場面です。 
綺咲 私は『スカーレット・ピンパーネル』という作品自体が本当に大好きなのですが、1番幸せになれる場面が、1幕の結婚式の場面だと思います。とても綺麗なお衣装を着て、とても華やかな場面なので大好きです。 
 私は本科生の時に星組の、初演の『スカーレット ピンパーネル』を観て、毎休日に観に行くくらい好きな作品だったのですが、その時にピンパーネル団の皆さんが船の真上で変装するところを、観る度に今日こそはタネを見破ってやろうと毎回楽しく観ていました。今回は袖から見られるので、すごく楽しみな場面です。 
小池 自分のやるシーンでは? 
礼 あ、自分のやるところでは、「君はどこに」の歌のところで、バレリーナのような娘役さんたちが後ろで踊っていらっしゃる幻想的な場面がとても素敵です。
──新生星組への期待と、どんなトップコンビに、どんな星組にしていきたいか、意気込みをお願い致します。
小川 やはり先ほども言いましたけれども、星組が新世紀の始まりを担ったという中で、紅は歴代のトップの背中を見て育ってきたと思うのです。星組で育った星組っ子がDNAを継いで満を持して、新人公演で演じた役でお披露目公演をする。星組の伝統を継いで、或いはこの公演、この役が紅の為に在ったと。ですから今まで背負ってきたものを、今回トップになりますから、次の世代に教えていってくれると思います。それが103周年、ホップ、ステップ、ジャンプではないですが、100周年、101周年、102周年とたくさんのお客様に来て頂いているので、この勢いをつないでくれると思いますし、我々スタッフも全力で後押しをして、この公演、また次の新作へと盛り上げていく、紅と新生星組に期待をしております。

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 私は初舞台から星組でして、星組しか経験がございません。ですので、星組の良さであり、星組の伝統を一番自分がわかっていると思っております。星組で培ってきましたもの、たくさんの上級生の方々から頂いた多くの教えを下級生に伝えていくべく、この立場に立たせて頂いたのだと。やはり最近の若い学年の子たちは、少し引っ込み思案なところがあって、皆と一緒でなければいけないというような考えが、どこかにあるんじゃないかな?と思います。ですので、1人1人がどういう想いで宝塚を受験し、5組の中に入って周りを見てきたのか、そういう初心をもう1度皆に思い出してもらおうと強く思っております。1人の役者としてどのように輝いていきたいか、せっかく配属された星組の、5組の中で星組に入ったということ、星組愛をもっともっと強く持って頂きたいと。そして、私たち、綺咲と私のトップコンビ、これはやはりトップコンビの空気感や雰囲気というものは、組子全員に伝わるもですので、組をまとめるという立場になりますから、是非星組の下級生にも、我々がこういう風にやっているから、じゃあこうしよう!と思ってもらえる、そういう主演でありたいと思っています。
綺咲 私もずっと星組で育って参りまして、下級生の頃から紅さんには本当にたくさんのことを教えて頂き、学ばせて頂いて、今があります。これからは紅さん率いる星組の一員として、そして星組の娘役として日々精進して参りたいなと思っております。よろしくお願いします。

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 今回の『スカーレット・ピンパーネル』も団体戦と言いますか、大勢のコーラスがあったり、群舞のところが本当に重要になってくる作品だと思いますので、紅さんと綺咲が心地良いと思ってもらえるような、そんな地盤をしっかり作って盛り上げていけるように、私も先陣を切って下級生をまとめていきたいなと思っております。
 
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〈公演情報〉
宝塚歌劇星組公演
ミュージカル 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』

THE SCARLET PIMPERNEL 
Book and Lyrics by Nan Knighton  Music by Frank Wildhorn 
Based on the Novel “The Scarlet Pimpernel” by Baroness Orczy 
Original Broadway Production Produced by 
Radio City Entertainment and Ted Forstmann 
With Pierre Cossette, Bill Haber, Hallmark Entertainment and 
Kathleen Raitt 
潤色・演出◇小池 修一郎
出演◇紅ゆずる、綺咲愛里 ほか星組
●2017/3/10〜4/17日◎宝塚大劇場
〈料金〉SS席12,000円 S席8,300円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100
●2017/5/5日〜6/11日◎東京宝塚劇場 
〈料金〉SS席12,000円 S席8,800円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉東京宝塚劇場 03-5251-2001



【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】


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