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当代の人気コンビとして雪組を牽引してきたトップコンビ早霧せいな、咲妃みゆの退団公演となる宝塚雪組公演かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』が、宝塚大劇場で4月21日〜5月29日、東京宝塚劇場で6月16日〜7月23日に上演される。

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かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』は、鬼才川島雄三監督が1957年に発表した、日本映画史に燦然と輝く同名代表作を、宝塚歌劇団が初めてミュージカル化して上演する話題作。「居残り佐平次」を中心に「品川心中」他いくつかの古典落語を組み合わせ、実在した品川の遊郭・相模屋を舞台に起こる様々な人間模様を、軽妙なタッチで描いた傑作映画を、小柳奈穂子がどう宝塚ミュージカルとして仕上げるのかに、大きな注目が集まっている。また、かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』は、ショースター(Show Star)として輝く早霧せいな(Seina Sagiri)が率いる雪組(Snow troupe)の魅力を、共通する「S」をキーワードに詰め込んだショー作品で、中村一徳が作・演出を担当。早霧&咲妃コンビの卒業と、この公演で初舞台を踏む103期生のお披露目(宝塚大劇場公演)という、宝塚が織りなしてきた歴史が交錯する作品として、深く記憶に残ることは間違いない公演となる。

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そんな公演の制作発表会見が1月16日都内で開催され、宝塚歌劇団理事長小川友次、かんぽ生命保険取締役兼代表執行役社長石井雅実、宝塚歌劇団演出家の小柳奈穂子、中村一徳、そして出演者を代表して雪組トップスター早霧せいな、トップ娘役咲妃みゆ、二番手男役スター望海風斗が登壇。公演への意気込みを語った。

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会見は、早霧せいな、咲妃みゆ、望海風斗による『幕末太陽傳』のパフォーマンス披露からスタート。品川に実在した遊郭・相模屋が建っていた場所の、現在の様子を語る軽妙なナレーションから、佐平次を演じる早霧が登場。作品に相応しい軽快な音楽に乗せて「居残り佐平次」の生き様を歌う。そこから曲調はメロディアスに変化。相模屋の女郎おそめを演じる咲妃、幕末の英雄高杉晋作を演じる望海が加わり、思い出を胸にまだ見ぬ冒険の旅に走りだそう、今旅立とうという趣旨の、宝塚を卒業していく早霧と咲妃にもオーバーラップする歌詞が切なくも美しく歌われて、公演への期待を掻き立てた。

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続いて、出席者全員が登場。まずそれぞれからの挨拶があった。

【登壇者挨拶】


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小川友次理事長
 本日はお忙しいなかこのようにたくさんの方にお集り頂きまして誠にありがとうございます。またこの早霧せいなと咲妃みゆの卒業公演にご協賛を頂きましたかんぽ生命保険様に、改めて感謝申し上げます。宝塚は103周年の幕が開きました。宝塚歌劇100年の歴史の中で、早霧は壮一帆からバトンタッチを受けて5作目で、咲妃と共に退団することを先日発表致しました。今回の公演が卒業公演となります。早霧の雪組は『ルパン三世』ではじまりましたが、大劇場、東京の全公演のチケットが売り切れになるという新たな伝説を作ってくれました。本当に記憶に残るコンビになりました。早霧と咲妃が稽古場でもリスペクトしあいながらも高めあっていく姿、その真摯な態度は、私も見ていて心を打たれ、勉強になるものがあるトップコンビでした。100年の歴史の中では雪組には数々のトップスターがおりましたが、中でも麻実れい、遥くららはゴールデンコンビと呼ばれましたが、私はこの早霧と咲妃が、平成の雪組を引っ張ってくれたゴールデンコンビだと思っております。それほど良い舞台を見せてくれました。その2人が最後を飾ります作品ですが、お披露目を担当してくれた小柳が、この最後の公演も名作映画を題材に立派にやってくれるだろうと思います。ショーの方は、珍しく早霧が「中村一徳先生で」という要望を出してくれました。中村先生のタッチは生徒皆で盛り上げるものですから、タイトル通りドラマチックに最後を飾ってくれると思います。宝塚歌劇団としてはこの2人のコンビが永遠に続くことを願っていたのですが、やはりそうもいかないので、今の2人がいて、望海が入ってくる、今しか観られない芝居とショーを観て頂ければと思っております。7月23日の千秋楽までまだまだ高みを目指して、新たな早霧・咲妃伝説を作っていってくれたらと思っております。どうぞ皆様よろしくお願い致します。

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石井雅実社長 
本日はお忙しいところお集まり頂きましてありがとうございます。私も色々とマスコミの皆様の前でご挨拶させて頂く機会が多いのですが、宝塚さんとご一緒のご挨拶が1番楽しいです。今回は特に、早霧せいなさん、咲妃みゆさんの卒業公演を協賛させて頂く、ゴールデンコンビのこういう機会を頂いたことを、かんぽ生命としても感謝しております。また望海風斗さんはかんぽ生命として応援させて頂くことにしておりますので、是非よろしくお願い致します。宝塚さんは103周年ですが、かんぽ生命は昨年10月に100周年を迎えました。宝塚歌劇団とかんぽ生命の関係は、ずっと以前からキャンペーンにご当選された方を宝塚公演にご招待するというものを長くやっていたのですが、こうして公演に協賛させて頂くのは今回で2公演目となります。前回月組さん、今回の雪組さん、100年の歴史で舞台から夢を届けている宝塚歌劇さんと、人の人生は夢ですから、その夢というつながりでかんぽ生命は長くおつきあいをさせて頂きたいと思っています。皆様ご存知のラジオ体操ですが、かんぽ生命保険はラジオ体操第一の著作権を持っております。ラジオ体操第二はかんぽ生命とNHKさん両者で著作権を持っています。誰でもできる、健康を支えるラジオ体操の普及を通じて、国民の健康増進を支援するコンセプトを考えております。今回、早霧さん、咲妃さん、望海さんにもご出演頂きまして、雪組のみなさんがラジオ体操をしている動画を私共のホームページで公開しています。これからは体の健康はラジオ体操で、心の健康は宝塚歌劇で、ということで応援していければと思っております。まず今回の卒業公演を全力で応援したいと思っています。よろしくお願い致します。ありがとうございます。
 
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小柳奈穂子
 今日は皆様ありがとうございます。早霧さんと咲妃さんはトップ第1作を担当させて頂いて、また遡れば早霧さんの新人公演初主演作品の、『NEVER SAY GOODBYE〜ある愛の軌跡〜』から担当させて頂いたというご縁があります。今回の『幕末太陽傳』は、私は川島雄三監督が昔から大好きで、全作上映の企画の折にも観ておりますし、小さい頃父のビデオラックにあったものを隠れて見ていた作品です。それを自分がさせて頂けるという喜びもありますし、かんぽ生命さんにご協賛頂ける公演を担当させて頂けることを光栄に思っております。逆にプレッシャーがかかってしまいそうなのですが、雪組らしく、明るく爽やかに面白く、を最後まで通せるように、ラジオ体操をしながら健康に努めて最後の最後まで皆様に楽しんで頂ける作品をお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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中村一徳 
本日は雪組の制作発表にお越しくださいましてありがとうございます。皆さんご存知のように早霧さんと咲妃さんの退団公演となってしまいました。早霧さんとはトップになってからはご縁がなかったので、こちらから拝見するばかりでしたが、その前のご縁というのが、ちょうど前任の壮(一帆)さんの退団公演でした。その時に早霧さんは雪組を支え、壮さんからバトンタッチを受けた訳ですが、壮さんもすごく良い形で雪組を終えていましたから、それを引き継いだ早霧さんにはすごくプレッシャーもあったでしょうし、目の前のハードルも高かったと思います。でも早霧さんの人柄、人徳、持っているすべてで、また更に素晴らしい雪組を、雪組だけでなく宝塚を引っ張っていくトップスターになられたと思います。最後のご縁が退団公演で大変寂しい思いをしていますが、トップスターの退団は宝塚の宿命なので、こういう機会を頂いたことに感謝して、作品づくりに取り組んでいきたいと思います。先ほどお芝居のパフォーマンスを拝見させて頂いて、お芝居は日本もののコメディですし、ショーは洋物のショーで、皆さんイメージは湧かれると思いますが、早霧さん、咲妃さん、望海さんの人柄の良さが伝わる温かい作品を、雪組全員で作り上げていきたいと思っています。よろしくお願い致します。

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早霧せいな
 本日はお忙しい中お集まりくださいましてありがとうございます。パフォーマンスを終えてホッとしておりますが、いよいよ私と咲妃の退団公演がこれから始まろうとしております。更に身を引き締めて、今まで以上に進化する舞台を、今までと変わらず、そして今まで以上に、心をこめて精一杯務めていきたいなと、今日改めて思っております。お芝居の方はお披露目公演でご一緒した小柳先生に、またご縁があって担当して頂ける、そして中村先生にはトップになってからはご縁がなかったのですが、宙組の下級生時代、そして雪組に来てからもポイント、ポイントでご一緒しているご縁があるので、お2人の先生は、私のことを、たぶん私以上にわかっていてくださると思うので、先生方に身をゆだねて、雪組のみんなと専科から出演頂くお2人と心を一つに、お客さまに楽しんで喜んでいただける舞台を務めて参りたいと思います。最後になりましたが、ご協賛頂きました株式会社かんぽ生命保険様に心から感謝申し上げます。本日はありがとうございます。

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咲妃みゆ 
本日は制作発表会にお集り頂きまして誠にありがとうございます。私にとりましては卒業公演とうことではありますが、私も早霧さんと同様に、これまでと変わらず全力で舞台を務めて参りたい思いますし、これまで大変お世話になりました宝塚歌劇団、そして応援してくださった皆様に、感謝の気持ちを込めて、舞台をお届けできるよう頑張って参りたいと思います。雪組で過ごさせて頂ける時間にも限りがございますので、早霧さん、出演者のみなさんと作り上げられることに感謝して、1日1日過ごして参りたいと思います。中村先生、小柳先生にも最後の公演でご縁を頂きましたことを感謝しながら、お稽古に努めて参ります。本日はありがとうございます。

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望海風斗
 皆様本日は寒い中制作発表会にお集りくださいましてありがとうございます。お芝居では高杉晋作役をさせて頂きます。誰もが知っている幕末のヒーロー、映画では石原裕次郎さんが演じていらしたという大きな役を、私自身どのように立ち向かって作り上げていくか、きっと悩むことも多いかと思いますが、その時は『おもしろき こともなき世を おもしろく』(高杉晋作の句)の言葉を胸に、そしてラジオ体操をしてリフレッシュしながら楽しんで作っていきたいと思います。ショーの方は、中村先生とは本当に久しぶりにご一緒させて頂くのですが、まず題名がカッコいい響きだなと思いました。この題名にもある通り、ショーの中にこれからたくさんのドラマが詰め込まれていくのだなと思うと今から本当に楽しみにしております。この公演は早霧さん、咲妃の退団公演でもあり、初舞台生のお披露目公演でもあり、普段の公演よりも感情の振れ幅が大きい公演になることは間違いないと思いますが、いつも通り、早霧さん、そして咲妃が突き進んでいく方向にしっかりとついていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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【質疑応答】

──これまでのお仕事を通じて感じた3人の個性と、それを今回の作品でどう生かしていかれるのでしょうか?
小柳 早霧さんの個性がまずあってのことだと思うのですが、もちろん宝塚には宝塚らしさ、男役らしさもあるということをわかった上で、目の前にお客様がいらっしゃると芸に行く、役者魂みたいなものがすごくあると思います。役者としての欲と言ってもいいのかも知れませんが、そこに行こうというアグレッシブさと、やってみようという前向きさがあると思います。だから、こちらも挑戦していこうと思いますし、宝塚を否定する訳ではないのですが、枠というものを越えた可能性、宝塚はもっとこんなこともできるんじゃないか、もっと面白くしていけるんじゃないかと私に思わせてくれるのが早霧さんであり、それについていこうとする咲妃さんであり、望海さんであると感じます。私も手加減せずに、ひよらずに、作品自体のクオリティを高めていき、それが結果的にお客さまの為になることを信じて作っていきたいと思います。

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中村 一言で言うと早霧さんは人を幸せにしてくれる。内側では繊細に舞台に取り組んでいて、でも舞台に立つとすごく明るさもあるし、ダイナミックでシャープで、やはり宝塚だけでなくどんな舞台でもそうですけれども、人柄がにじみでる、そういうところが魅力だと思います。咲妃さんも同じく取り組み方が真面目であるので、その分2人のコンビネーションがいい形で出て来ていると思います。望海さんはなかなかご縁がなかったのですが、お芝居をずっと拝見させて頂いていて、とてもエネルギッシュでどんな色にも染まるところが彼女のいいところだと思います。ショーではなかなか役柄というものはないんですけれども、でも、与えられた歌や振りを自分でどう表現していくか、どんな色をつけていくかが基本にあって、そういう意味で、早霧さんには早霧さんにしか出せない色、望海さんには望海さんにしか出せない色、誰にも比べられない彼女たちの魅力が一番だと思います。
──今回、これまで印象的な振付をなさってきたBryant Baldwinさんのお名前がありますが。
中村 はい、是非期待して頂きたいと思います。Bryant先生が初めて宝塚の振付をしてくださった時に、早霧さんの場面を担当して頂きましたので、このような形で最後にまた振付をしてくださいます。特にこれまでは振付が終わるとすぐアメリカに戻られていたのですが、今回は初日まで早霧さんの形をみて頂くようにしております。

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──ゴールデンコンビである早霧さんと咲妃さんの退団公演を『幕末太陽傳』で行こうと決定された決め手は?
小川 今、歌劇団では作品決定の候補案を、まずプロデューサーから私や制作部長に提出してもらうシステムを取っております。それはまずプロデューサーも育成しなければいけませんし、演出家にすべてを任せるのではなく、プロデューサーと演出家双方のスキルを上げ、制作集団として力を高めていく形を取っています。そうした作品の決定は1年以上前から試行錯誤するのですけれども、この2人に合う作品ということと、作品の流れがございますから、この間は正塚晴彦先生にオリジナルでやって頂いて、今度は退団公演という形で、この作品が上がって参りました。早霧と咲妃だったらこの作品を更にバージョンアップさせて、次の宝塚につなげてくれるだろうということになりました。ショーについては、最後の作品はどういうものがいいかを我々からトップに訊きますので、先ほども言いましたように早霧から「中村先生で」と。早霧は組ということを大事にしますので、自分の退団公演ではあるけれども、全員を使ってくれる先生を、更に生徒全員がバージョンアップしていきたいということを常に考えておりますから、そういう形で中村先生を指名したということでございます。

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──『幕末太陽傳』で、ご自分の役どころをどんなふうに演じたいと思っておられますか?
早霧 実はこの作品をやることが決まってから映画を拝見しまして、まず印象としては、佐平次という役が私にできるかな?と不安に陥ったのと共に、作品自体がとても面白い作品で、これに宝塚らしさ、華やかさ、そして雪組らしさを加えたら、お客様に喜んで頂ける作品になるのではないかと思いました。その為にはやはり、居残り家業の佐平次がいかに動いて、いかに皆様に愛されるキャラクターになれるかが、芯になってくると思ったので、先ほどのパフォーマンスで少しだけ羽織を使った動きをしたのですが、そういう小道具を使いながら、周りの皆さんを上手く居残り稼業として操りながら、先生と試行錯誤して「魅せるお芝居」ができればと思っております。
咲妃 今回は女郎おそめの役を演じさせて頂くのですが、パフォーマンスの最初にもナレーションでありましたように、妍を競える女郎の1人になれるよう、色っぽい女性を丁寧に作り上げていきたいなと思います。頑張ります。

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──ショーのタイトルに「S」がついています。この公演に対する思いをひとこと、「S」で答えるとしたらなんでしょうか? スーパーとかスペシャルとか、色々あるかと思いますが。
早霧 全部言っちゃってるじゃないですか!(会場爆笑)えぇ?うーん(考え込む)。
望海 (早霧の様子を見て、手を上げて)じゃあ行きます!「すごいぞ」の「S」ですね(会場から拍手が起こる。更に考え込む2人に、司会から「組の名前も、雪組は英語ではSnowですね」と助け船が出る)。
咲妃 (手を上げて)じゃあ失礼します。「Snow(スノー)魂」で、お願いします(会場から更に拍手)。

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早霧 (思いをめぐらした後)「スペシャル」で「スーパー」で「最高」で「スゴイぞ」で「Snow魂」です。全部! ひとことでは言えません!(拍手喝采)でも、もう1つ言っていいですか?この『Dramatic“S”!』のSの文字は実は私の手書きなんです!(会場から驚きの声)
──どんな思いで書かれたのですか?
早霧 皆さんに本当に、私と雪組、先生の作品に懸ける思いがお客様に伝わりますように、という思いで力強く、実はすごい枚数を書きました(笑)。その中のイチオシのSです!

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──日本物に伝統がある雪組ですが、退団公演で日本物を演じることへの思いなどをお聞かせください
早霧 私自身もまさか最後の公演が日本物になるとは想像していなくて最初は戸惑ったのですけれども、でももしかしたら、この作品をやるためにずっと日本物の経験を積んできたのではないかなと、今振り返ると思っております。2月には中日劇場で『星逢一夜』の再演も控えておりますが、やはり私達日本人ですので、和の心を大切にお伝えできたらと思っています。
咲妃 様々な日本物の作品に出演させて頂きましたが、どの作品も日本物という枠を越えて、時代背景も役柄も様々でしたので、今回も私にとっては挑戦となる役柄ですので、今までの経験を生かしつつ、真っ白な心で臨みたいと思っております。
望海 私は雪組に組替えになるときに、これから日本物を勉強しなくてはいけないなと覚悟をして、組替えをしたのですが、本当に色々な作品に携わらせて頂きました。またこうして日本物ということですが、まだまだ勉強中の身であるなと思っておりますので、早霧さんをはじめ組子の下級生に至るまで、皆さんに教えて頂きながら、一歩ずつ上達していければいいなと思っております。この公演でも学ぶことはたくさんあると思いますので、早霧さんから、そして組子からたくさん学んで上達していきたいです。

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──ショーの、宝塚ならではの楽しさと、意気込みをお願い致します。
早霧 芝居はやはり役になるということが前提で作品を創るのですが、宝塚のショーはまず芸名の自分自身を投影できると思います。場面場面で七変化しながら、お客様に色々な顔をお見せできるショーになればと思っておりますし、最後の宝塚での公演ということで、気持ちも更にに高まっていくと思いますので、その気持ちを大切に、出演者の皆と心を一つにしてお客さまに届くショーにできたらなと思っております。
咲妃 ショーは、皆で作り上げるという印象があります。お稽古場、そして舞台に上がってもそうなんですけれども、その過程が私にとっては魅力のひとつでして、お客様に皆で創り上げてきたパワーが届けば尚一層幸せです。私自身がショーを観て素敵だなと感じた率直な思いを、お客さまにも抱いて頂けるといいなと思って、頑張りたいと思います。
望海 ショーはやはりお客様との心の距離感がぐっと近くなるものかなと思います。私達もお客さまが楽しんでくださっている様子を見て、楽しく嬉しくなり、それをパワーに頑張ることができます。また、芸名の自分を育てていく、どういう風に作っていくか自分と向き合っていく、戦っていくことがショーの意味でもあるかなと思っていますので、自分自身と向き合って自分をどんどん高めていきつつ、公演が始まったらお客様を感じて楽しんでいけたらと思っております。

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〈公演情報〉
宝塚歌劇雪組公演
かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』
〜原作 映画「幕末太陽傳」(C)日活株式会社 監督/川島雄三 脚本/田中啓一、川島雄三、今村昌平〜 
脚本・演出◇小柳奈穂子
かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』
作・演出◇中村一徳
出演◇早霧せいな、咲妃みゆ  ほか雪組
●2017/4/21〜5/29日◎宝塚大劇場
〈料金〉SS席12,000円 S席8,300円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100
●2017/6/16日〜7/23日◎東京宝塚劇場 
〈料金〉SS席12,000円 S席8,800円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉東京宝塚劇場 03-5251-2001


【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】