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9月16日〜17日に東京EX THEATER ROPPONGIで、9月29日〜30日には大阪森ノ宮ピロティホールで開催される凰稀かなめのライブステージ『The Beginning2』の稽古が順調に進んでいる。その一コマを報告する。

この日は、フラメンコに通じると思えるスパニッシュなダンスシーンの振付が進んでいた。構成・演出・振付を担うTETSUがリーダーを務めるダンスグループ「Bugs Under Groove」のメンバーであるIYO-Pをはじめ男性ダンサーたちが、次々と振りを揃えていく。半拍の動きにまでこだわりを見せるTETSUの指示から、見事に統一されていく動きの中に個々の表現があってダイナミックだ。

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そこから、センターを務める凰稀かなめの振付に。本番では階段の上からの登場となるようで、階段を降りるタイミング、拍数の取り方などが入念に打ち合わせされていく。TETSUの動きに合わせて次々と振りを身につけていく凰稀。その凰稀が動きやすいように意見を取り入れながら柔軟に振りを変化させていくTETSU。信頼感が感じられる2人のやりとりには、時に笑顔も弾けて、真剣さと共に明るさがある。

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音楽が決まったところで、手拍子がはじまり、振りに続けてどちらの方向が良いかも検討される。その時、凰稀の振付を見つめていた他の出演者たちからも、同じリズムを刻む手拍子が自然と加わってきて、全員で創り上げるこの『The Beginning2』の在り方の一端が垣間見えた気がした。

続いて、今度は白華れみと宮菜穂子の女性メンバーの振付へ。曲の途中で上手下手から登場する2人の動きは、ジャンプを多用した華やかなもの。お互いに位置や振りを確認し合いながらの作業を繰り返し、何度となく話し合う2人の表情は実に真摯だ。

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それら、1つ1つのパーツの振付を進めていたTETSUが、全体の確認に入る。凰稀、男性陣、女性陣、個々に進められていた振りが重なった時の迫力には、大きな感動があって、ここにセット、照明、衣装が加わる本番のステージの熱量はいかばかりかと期待が高まった。そこに続く音楽が軽快でアップテンポなもので、ほんの触りをTETSUが踊ると凰稀からは思わず「楽しそう!」という声が。きっと更にショーアップされた総踊りが展開されるのだろう。華やかに盛り上がるステージが予見された。

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何よりも印象的だったのは、この時間にはわずかな出番しかなかった「THE CONVOY」の石坂勇、トクナガクニハルを含めた稽古場の雰囲気がとても熱く、わずかな待ち時間にも振りを確認する全員の姿勢が意欲的なこと。そこかしこで笑顔がこぼれ、一方でストイック。メリハリの効いた時間の中から生まれる『The Beginning2』が、前回よりも更に高みを目指していることが、確かに感じられる熱量の高い時間だった。



〈公演情報〉
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凰稀かなめ『The Beginning 2』 
構成・演出◇TETSU(Bugs Under Groove)
出演◇凰稀かなめ
石坂勇(THE CONVOY)、トクナガクニハル(THE CONVOY)、IYO-P(Bugs Under Groove)、白華れみ、宮菜穂子
●9/16〜17◎EX THEATER ROPPONGI(東京)
●9/29〜30◎森ノ宮ピロティホール(大阪)
〈料金〉10,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東京音響 03-5774-3030(平日11時〜17時)
http://t-onkyo.co.jp/?s=凰稀




【取材・文・撮影/橘涼香】




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