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蘭乃はな、シルビア・グラブ、水夏希、東山義久
 

音楽の中に、また空気を震わせる風の中に、躍動する肉体に、そして心のうちに。様々に生み出される「リズム」をテーマに繰り広げられるENTERTAINMENT ORIGINAL MUSICAL SHOW『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』が、4月20日〜24日天王洲銀河劇場で上演される。
鬼才荻田浩一の作・演出による今回のショーステージは、コンサートの醍醐味とレビューの幻想性、ミュージカルの洒脱さが入れ乱れて、様々なリズムを紡ぐソング&ダンスが繰り広げられる場になるとあって、新たな「荻田ワールド」の展開ということで、大きな期待が集まっている。
そんな舞台に集う、水夏希、蘭乃はな、シルビア・グラブ、東山義久が、作品への意気込み、ソング&ダンスのショーの魅力、作・演出家荻田浩一のこと、更にお互いの魅力を語ってくれた。

ソング&ダンスの新たなショーステージ

──『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』というショーの再演ということですが、東山さんは初演に出ていらしたのですね?
東山 2004年の上演で、REVA RICEさんをお招きして、安寿ミラさんと浦井健治君と僕をメインに、 DIAMOND☆DOGSのメンバー達を含めたダンサーで作ったショーでした。1幕は少しストーリーがあって独特の「荻田ワールド」で繰り広げられるのですが、2幕はそれぞれを中心にしたショーという構成で。でも今回はもう少し重くなく、1幕2幕とも軽快なショーとしてつなぐというステージになっています。
──では、基本的にソング&ダンスのショーが観られるということでしょうか?
東山 そうですね。
──皆さん、ショーステージの経験豊富な方々ですが、ショーステージの魅力について、どう感じていらっしゃいますか?
シルビア 三拍子揃っていないとできないものなんですね。歌も踊りもできて、メインにも立つと同時にサポートもできないといけない。もちろん芝居の表現もということで、その中で自分がどこまで勝負できるかという楽しみがあって、私はまず血が騒ぎます。それに客観的にショーステージを観る時にもそういう部分にまず目がいってしまうし、ミュージカル俳優としては実は一番難しいことではないかと思っています。だからこそそこに挑戦できることが楽しいんですが。

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 ショーはミュージカルをやることとはまったく別だなと思いますね。ミュージカルは役で舞台に出ますけれど、ショーは芸名の自分で舞台に出るので、私はそこを一番意識してショーをやってきた気がします。
シルビア 確かにさらけ出さないといけないものね。
 役がない分、自分のすべてが試されるから。
──それは楽しいことですか?それとも怖い面もある?
 宝塚にいる時には怖かったですね。特に最初の頃はどうしていいのかわからず、すごく怖くて。そこから芸名の自分にどんな中身があればショーができるのか、そういうものを見せるためには何を身につけなくてはいけないのかと考えました。その後、宝塚を退団してからは、今度は男役ではない自分がどういう風にショーをすればいいのかに直面して。でも退団して5年が経った今、ショーをやることが楽しみです。男役の部分も残しつつ、女性として芸名でショーをできるということで。
蘭乃 ショーはやはりお芝居ではないですから、芸名であり本人であるその人から出るエネルギーですとか、歌や踊りを通じた身体を使った表現に心を動かされるのではないかと思っています。そして自分の感性が解放できる場なのかなと思います。
──蘭乃さんは退団後初めてのショー作品出演になりますね。
蘭乃 退団後初めてですし、在団中も最後の年は『ベルサイユのばら』と『エリザベート』でしたので、ショー自体が2年ぶりくらいになります。その意味では不安もあるのですが、せっかくこうした機会を頂いたので、思いきり感性を解放して表現したいと思います。
東山 僕は、 DIAMOND☆DOGSというグループでは、よくショー作品やライブステージをやっているのですが、今回このお三方をはじめ、女性の方がいらっしゃるショーというのはまた違いますから、僕が今まで経験してきたものとは違うショーになると思いますし、またそうしなくてはいけないと思っていますので、すごく楽しみですね。シルビアさんもおっしゃっていましたが、全部が揃っていないとショーとして成立しないので、色々なことを経験されてきた皆さんと、僕が DIAMOND☆DOGSで培ってきたものとが、荻田さんの世界の中でケミストリーが起こるようなステージを作っていきたいと思っています。

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理解しなくても感じればいい「荻田ワールド」

──先ほどもお話に出ました「荻田ワールド」と呼ばれる独特の世界観が魅力の荻田作品ですが、その演出や作品の魅力についてはいかがですか?
シルビア 私は10年ぐらい前の『…and the World Goes’Round』という、ブロードウェイのヒットメイカー、ジョン・カンダー&フレッド・エッブの曲でつないだショー作品でご一緒しました。香寿たつきさんが主演で、大澄賢也さん、泉見洋平さん、今陽子さんと私の5人でのショーで。
 ショー・ピープルだね!
シルビア そう、ショー・ピープルで(笑)。その時、荻田さんはまだ宝塚在団中で、彼もたぶん戸惑っていたと思うんです。香寿さん以外は宝塚とは全然関係のない人たちばかりで、「え?そこどうなの?」などと言いながらの稽古だったので(笑)。今回は宝塚ではないところで活躍している演出家としての荻田浩一さんと、初めてのお仕事なのですごく楽しみです。荻田さんは、出演者それぞれがちゃんと光るように一生懸命作られる方で、でも休ませてくれないのよね。
 そう、皆がずっと出ている(笑)。
東山 休みかと思うと「そこ上手から下手に歩いて」とかね(笑)。
 そうそう!
東山 なんの意味があるんだ?と思うんだけど(笑)、でも実際観てみたら「あぁ、やっぱりいた方が素敵だな」と。
シルビア 相変わらずなのね。それは変わらないんだ!

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東山
 そう、皆出てるよ。
 私が宝塚時代に作って頂いたショーでもすごかったですよ。ラストシーンなんか、白と金という縛りはあるんだけれど、ほとんど全員が違う衣装を着てるの。コスチュームの人もいればスーツの人もいて、更に全員が違う振りをしている(笑)。
蘭乃 すごいですね!
 だからものすごく時間がかかるんですけど、出来上がった時には何とも言えない摩訶不思議な一体感と世界観が生まれて、時空も超えたような世界が広がる。理解不能なんだけれど(笑)、理解しなくてよくて感じればいいの。さて、今回はどんな風になるんでしょうね。
東山 蘭乃さん、何回か出演されているんですか?
蘭乃 私は初めてなんです。
東山 えっ?そうなんですか?
蘭乃 組の公演を担当されたときも、自分が出ていない方のチームだったりして、すれ違ってしまっていて。
 あぁ、そうだったのね。
蘭乃 ですから、出演させて頂くのは初めてなんです。拝見していたときも、やはり頭で考えていたら入ってこない、感じる作品だなと思いましたので、それを自分が作る時には、まず頭で理解した方がいいのか、心を解放することの方が大切なのかがわからなくて、それを先輩方に伺いたくて。
東山 いや、俺もわからない(爆笑)。前回の『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』の時は、荻田さんはまだ宝塚在団中で、無理やり引っ張ってきてやっていただいたような形だったので、今よりももっと訳わからない状態でお互いにやっていたから。
シルビア 初めてだとどうしてもね。
東山 でもその後、僕の代表作と言えるものとか、節目になる年のダンスアクトやお芝居を一緒に作ってきましたので、僕はだいぶわかってきた方だと思うんですけど。
──では、蘭乃さんにアドヴァイスをするとしたら?
東山 心眼を開く(笑)。心の目を開くことですね。
蘭乃 ありがとうございます。
 今回のショーがどんな形になるかはまだわかりませんが、答えがあるようでないので、自分の中にやりたいことがちゃんとあればいいのではないかと思います。それをお客様がどう受け取るかはお客様の自由ですし、出演している自分自身もその日によって全く違う捉え方をしたとしても成立するので。今回はキャラクターの濃い曲が並ぶので、どうなるのかな?と思いますが、相談しながらやりましょうね。
蘭乃 はい、よろしくお願いします。

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舞台で、客席で、それぞれのご縁

──今回の共演では、初対面の方から長く一緒に作品を作られてきた方までいらっしゃいますが、それぞれの魅力をどう感じているかを教えてください。
東山 水さんとは、ここ2年くらいは、女性は水さんしかいないのか!?というくらい共演していて(笑)。
 この2年で急によね。もう一生分くらい(笑)
東山 それまではお互いの舞台を観に行っていたくらいだったんだけど。とにかく何でもお出来になる。そして、なかなか稽古場から帰らない(笑)
シルビア 本当に帰らないよね!
 今回も全然帰れない予感がする(笑)。
東山 一番早くきて一番最後までいるから。5時に稽古が終わって、僕らは5時半とかに帰っているのに、8時までやっていたりするので(笑)。でも、こんなにショーに愛される人はいないんじゃないかと思うくらい、歌も踊りも芝居もできる。舞台に立った時の説得力がすごくて、この人について行けば大丈夫だと思います。さすがは宝塚のトップとして背負ってこられた方だなという思いが強いです。ビア(シルビア)は、歌を中心に踊りも芝居も芸人まで出来る人で(笑)。前のシーンで大笑いしていて、次のシーンでは大泣きできる女優さんなので、本当にすごいなと。でも共演は久しぶりだよね。
シルビア 久々の共演!『レ・ミゼラブル』以来で、2009年くらいがラストだと思う。
 本当に久しぶりなのね。
東山 ちょこちょこ会ったりはしているし、歳はほぼ一緒で、なんとなく舞台をはじめた入り口も一緒くらいで。
 そうなんだ!
東山 僕が22歳でダンスを始めて、23歳で『エリザベート』でトートダンサーをしたとき、こちらは鞭を振り回していて(笑)。
シルビア マダム・ヴォルフでね(笑)。

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東山
 だから、今回ビアが一緒に出てくれるのはすごく嬉しくて楽しみ。なんだか同窓会のような気持ちです。その頃から観てくれている人が、今回観てくれたらすごく嬉しいなと思います。2人共大人になったなとね。
シルビア そうねぇ、大人になったね(笑)。
東山 蘭乃さんは僕、宝塚の時によく拝見していて、『CONGA!!』という作品が大好きでDVDも持ってる。
 本当に? ショー?
蘭乃 ラテンショーです。
東山 蘭寿とむさんが主演で、男か!?というほど熱くて。蘭乃さんで一番好きなのは、ミュージックの天使というピンクの衣装のシーンで。その時にはもっと小さい方なのかなと思っていたら、ポスター撮影の時にお会いしたら大きな方でびっくりした。
 伸びたの?
蘭乃 退団して伸びたんです。
東山 そんなことってあるの?
蘭乃 小さい娘役でいたいという願望があって、ずっと背を縮めて生きていたので。
東山 それはすごいね!ですから僕は憧れの娘役さんとご一緒できるので。
 じゃあ、ピンクの雰囲気のシーンやらないとね。
蘭乃 いえいえ(笑)

『エリザベート』がつなぐ共通点

──水さんからはいかがですか?
 私はビアさんとご一緒したのは『TATTOO 14』だけよね。
シルビア 共演は『TATTOO 14』だけね。
 その『TATTOO 14』が初演、再演とあったので、その時の印象が、尊敬する舞台人という感じで稽古場が衝撃の嵐だったんです。なんでもできて、更にすごく面白いというところに憧れました。当時は自分が宝塚を退団したばかりだったので、教えて頂くことばかりだったのですが、あれから時間も経ちましたので、横に並んで競演できたらいいなという思いがあります。東山さんとは本当にたくさんご一緒していて、ダンスコンサートとかね。
東山 真面目なのが多かったよね。
 今回が真面目じゃないのかどうか、まだわからないんですが(笑)、ショー作品で一緒というのはなかったので、どんな個性が出てくるのか楽しみです。蘭乃さんとは本当に初めてで、宝塚時代も全然ご縁がなかったのですが、娘役さんなのだけれど、どこか男役さん的な強さもありそうで、それが退団して解放されてどんな風になるのか楽しみです。
東山 身長も伸びちゃったしね(笑)。
 伸びちゃったしね(笑)。
──シルビアさんからはいかがですか?
シルビア さっき(東山)義久君も言ってましたが、水さんは本当に稽古場でずっと練習していて、稽古場の中で作品に取り組む、世界を作り上げていると思うのですが、何しろ真面目だなと。多分私だったら壊れてしまうくらいの集中力をお持ちで、『TATTOO 14』でもそうでしたし、その後コンサートなどで英語の歌を歌われる時でも「教えて!」とすぐに連絡をくれて、行動力もすごいし、素敵だと思うことがたくさんあります。『TATTOO 14』ではまだ男役が残っていたのが、どんどん消えてはぎとられていくのを見てきているから。

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 そうね。一番その変化を見ている人かもしれない。
シルビア 1作品1作品、どんどん変わってきているのがすごく面白くて、今回どんな素敵な女性像が見られるのか楽しみです。義久君は、さっきも同窓会と言ってましたが、戦友と言いますか、やっぱり初めて宝塚ではないバージョンの『エリザベート』を作るという、初演の場に共にいたので。
 あぁ、そうなんだ!
シルビア そう!それはそれでまた摩訶不思議な世界だった。トートダンサーという役でね、東宝ミュージカルの中でダンサーがフィーチリングされる作品も初めてだったし、私自身も東宝ミュージカルに出るのが初めて、グランドミュージカルが初めてという時を、一緒にスタートしているからね。
 なるほどね。
シルビア だから、あの時一緒だった人は今でもすごく仲が良いよね。
東山 すごく仲が良い。
シルビア そういう人と、ショーでまた共演できるのがすごく嬉しい。この15年間お互いに色々な愚痴も聞いているしね。初演の『エリザベート』も、その後の『レ・ミゼラブル』もずっと、何ヶ月も一緒に地方に行って、舞台終わってからの「アフター5」の時間も(笑)一緒でしたから。
東山 ずっと一緒だったね。今日どこ行く?ってね。でも役として舞台で話したことはないよね。
シルビア そうなの!同じシーンにいたとしても遠くに出ていて、絡むところがなかったから。今回もう少し絡めるのかな、とそれが楽しみです。で、蘭乃さんとは本当に初対面で、私も背が高いなと思ったのですが(笑)。ごめんなさいね、宝塚の舞台も拝見したことがなくて。なので、はじめましてでよろしくお願いします。
蘭乃 こちらこそよろしくお願いします。
──お話を聞いていると、皆さん全員『エリザベート』に出ているという共通点がありますね。水さんも宝塚でトートを演じられてますし。
 あー、本当だ!
東山 色んな話が出来そうだね。
 
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全員のケミストリーから生まれる新たなショー

──蘭乃さんは皆さんの印象は?
蘭乃 私は皆さんと共演させて頂くのが初めてで、それぞれに舞台を拝見していた方々なので、「夢のようだわ」という気持ちと、「頑張らなければ!」という気持ちが混在しているのですが。まず水さんは、私が宝塚ファンになってから15年くらい拝見しています。宝塚時代に雪組の同期生などに、一番忙しいのは水さんなのに一番教えてくださるのも水さんだと聞いていて、ご自身が抱えている組に対しての責任感だったり、良いものを作りたいというピュアな気持ちをずっと持っていらっしゃる方だと思ってきました。舞台を拝見してもダンスが本当に流れるように美しいので、遂に共演できるという、宝塚ファンである自分の気持ちが動いていて。
 娘役さんがいるとね、自然に男役のようになっちゃうので気をつけないと (笑)。せっかくビアさんと女性として並びたいと思っているところに、蘭乃はなちゃんが喋っているのを聞いていると、(うなづきながら)「うん、そうだね」と、つい男役モードが(笑)
東山 その時は「出てるよ!」って言うね(笑)。
 うん、言ってね(笑)。女性として貫こう!(笑)。
蘭乃 私も娘役モードに絶対にならないようにしようと思います。男性と女性がいるのに、娘役がいると生態系が崩れちゃいますから。
全員 (爆笑)。
蘭乃 でもとにかく水さんとご一緒させて頂けるのが嬉しいです。シルビアさんは鞭を持っていらっしゃる姿が衝撃的だったのですが(笑)、すごくスケールが大きいのに、同時に聡明さと、技術的なこともさることながら、それを超えた人柄の大きさが舞台から伝わってくるので、舞台のことも、女性としてもシルビアさんから学びたいです。東山さんは、かなり昔から舞台を拝見していて、目の前で魅力を語るのは畏れ多いのですが、ダンスの音の拾い方がすごく魅力的で、全体を観ようとして客席にいても、どうしても東山さんに目が行ってしまう、そういうカリスマ性を持っている方だと思います。母もずっと一緒に拝見していたので、今回共演させて頂くことを母が一番心配していて、「あなたついて行けるの?」と真っ先に言われたくらいです。それほど、私自身も周囲もご一緒させて頂けることがまだ信じられないような方です。

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──お話の中から、色々と共通点なども見えてきました。では、最後に公演に向けた意気込みをお願いします。
 退団してからもショー的な舞台には色々と出させて頂きましたし、自分のコンサートなどでは歌ったり踊ったりがありましたが、ショーそのものという舞台はあまりなかったので、色々な方とショーを作れるというのがすごく楽しみです。曲もミュージカルに限らず、色々なジャンルの曲が入ってくるので、久しぶりに女性としてショーを貫いて、どこまでまた新しい自分を発見できるのか。新しい方達との共演によって生まれる新しい空気感を楽しみにしています。お稽古期間も短いですが、その間にお互い遠慮なくぶつかりあって、楽しんでやっていきたいと思っています。
シルビア 今回、義久君と水さんと小林遼介さん以外の、すべての人と「はじめまして」なんです。私はこれまで『Shoes On!』など、今は先生と呼ばれる方達とのショーをやってきたのですが、今回のように自分が慣れている場所ではないところでショーを作ることや、DIAMOND☆DOGSの皆さんはじめ新しい方達とからんでいくのがすごく楽しみです。それに、これまではわりとスタンダードっぽいものをやってきた中で、スタンダードではない曲も今回は入ってくるのが、自分にとっても新しいチャレンジです。なので、新しいことを新しい人たちとやるというのは、怖いけれどもとても楽しみですね。新しいケミストリーが生まれる、結果をすごく楽しみにしています。
蘭乃 私も本当に久しぶりのショーですし、すごい方々と共演するということも含めて不安もいっぱいあるのですが、役ではないところ、芝居ではないところで解放されること。そしてエネルギーが自分の中から発散されるのを感じられるのは久しぶりなので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。
東山 ショーって宝塚などではありますが、こうして男女が混合したところでのショーというのは、あるようでないと思うんです。僕自身、あまり観たことがありません。そういう意味では、歌、踊り、芝居、実力と華、すべてが揃わないとショーはできないと思います。僕はこの作品は1回やっていると言っても12年前なので、こういう形で才能あふれる方々と、あの時できなかったパフォーマンスが自分からどう出てくるか、そこも楽しみですし、「DIAMOND☆DOGS」も変わった奴ばかりですが(笑)、独自の魅力があると思うので、他のメンバーも含めて全員との融合、ケミストリーが生まれて、『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』という舞台になればと。こんなに素晴らしいものが出来るんだというカンパニーになれるように、頑張っていきたいと思っています。 

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蘭乃はな、シルビア・グラブ、水夏希、東山義久

みずなつき○93年宝塚歌劇団入団。07年『エリザベート』のトート役で雪組トップスターに就任、10年『ロジェ/ロックオン』で宝塚を退団。退団後の主な舞台は『7DOORS〜青ひげ公の城〜』『TATTOO 14』『客家〜千古光芒の民〜』『屋根の上のヴァイオリン弾き』『BADGIRLS meets BADBOYS DANCE LEGEND vol.1』『Love Chase!!』『Argentango』ブロードウェイミュージカル 『CHICAGO』〜宝塚歌劇100周年記念OGバージョン〜、リーディングドラマ『サンタ・エビータ〜タンゴの調べに蘇る魂』音楽朗読劇『幸せは蒼穹の果てに』『新版 義経千本桜』DANCE SYMPHONY〜最終楽章〜『THE DANCERS』、など。13年のSHOW『Beyond the Door』では出演のほか構成・演出も手がけた。この夏にはブロードウェイミュージカル 『CHICAGO』宝塚歌劇OGバージョンでは、日本での公演以外にニューヨークでの公演にも参加する。

らんのはな○06年宝塚歌劇団入団。10年『麗しのサブリナ/EXCITER!!』で花組トップ娘役に就任。真飛聖、蘭寿とむ、明日海りおの相手役を務め、14年『エリザベート』のタイトルロールで宝塚を退団。15年東宝版『エリザベート』でもタイトルロールを演じ、朗読劇、コンサート等にも出演。16年は再び東宝版『エリザベート』への出演が控えている。

しるびあぐらぶ○大学在学中から音楽活動をはじめ、卒業後女優として、豊かな歌唱力を持った実力派としてミュージカルを中心に数々な舞台で活躍している。最近の主な舞台は『next to normal』、『オン・ザ・タウン』『タイタニック』『Shoes On!』『パッション』『ショーガール』など。『レベッカ』のダンヴァース夫人役で、第34回菊田一夫演劇賞、『国民の映画』のツァラ・レアンダー役で、第19回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。

ひがしやまよしひさ○大学卒業と同時にミュージカル『Shocking Shopping』で初舞台。00年『エリザベート』のトートダンサーで一躍注目を集める。03年に結成した「DIAMOND☆DOGS」ではリーダーを務め、総合演出も手掛ける。その後も新プロジェクト「BOLERO」の結成など、幅広いジャンルで多方面に表現活動を展開中。




〈公演情報〉
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ENTERTAINMENT ORIGINAL MUSICAL SHOW 『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』
構成・演出◇荻田浩一
出演◇水夏希、蘭乃はな、シルビア・グラブ、東山義久、イ・ヒョン、小林遼介
DIAMOND☆DOGS、橋本由希子、木野村温子、長澤風海、穴沢裕介
●4/20〜24◎天王洲銀河劇場
〈料金〉S席 9,000円 A席 7,000円(全席指定・税込)
〈問い合わせ〉銀河劇場チケットセンター03-5769-0011(平日10時〜18時)




【取材・文/橘涼香 撮影/安川啓太】


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