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ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の
注目作『8月の家族たち  August:Osage County』のキャストが発表された。
作品は2007年にシカゴ初演、戯曲はピューリッツァー賞を受賞、作品はトニー賞最優秀作品賞ほか4部門を受賞した。また、2013年には映画化され、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ジュリアン・ニコルソン、ジュリエット・ルイス、ユアン・マクレガー、ベネディクト・カンバーバッチなど錚々たるメンバーが出演、各国の映画賞を受賞・ノミネートされた作品である。

【あらすじ】
詩人でアルコール中毒の父ベバリーが突如、失踪。その知らせを受け、8月酷暑のオクラホマの実家に、両親思いの次女アイビー、5年ぶりの訪問となる母方の叔母マティ・フェイとその夫のチャーリー、そして長女のバーバラと夫ビル、その娘ジーンが帰省してくる。
久しぶりに集まった家族が目の当たりにしたのは、夫の失踪と薬物の過剰摂取で半錯乱状態となった母バイオレットの姿であった。そしてある衝撃的な事件が起こる。やがて三女のカレンが婚約者スティーブを連れてやってくる。叔母の息子リトル・チャールズもあたふたと現れ、ようやく一家全員がそろい楽しいディナーを迎えるはずが、みなが抱える心の闇が見え隠れし始める……。

映画版でメリル・ストリープが演じたバイオレット役に挑むのは麻実れい、長女バーバラ役に秋山菜津子、次女アイビー役に常盤貴子、三女のカレン役を音月桂が演じるほか、生瀬勝久、橋本さとし、犬山イヌコ、村井國夫、木場勝己など多彩で豪華な顔ぶれがそろった。
上演は5月にBunkamuraシアターコクーン、6月上旬に森ノ宮ピロティホールで予定されている。


【コメント】

この作品について、上演台本・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチと、主演の麻実れいからコメントが届いた。

KERA picture
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
プロデューサーから「他人の戯曲で演出してみたいものはありませんか」という提案を受けたので、必死に探したのです。なかなかやりたいホンは見つからなかった。で、トレイシー・レッツという作家に行き当たったわけです。
なかなかに辛辣なコメディを書く人で、日本でも「BUG」という作品が坂手洋二氏の演出で上演されておりますが、この人の新作が賞をとって映画化されたと聞いたのが発端です。しかも三姉妹と母親の確執を描いたドラマだという。三姉妹モノに目がない私です。お、これは、と触手が動きました。
タイミングよく日本で封切られた映画版を観に行きましたが、観客が喜劇だと思ってないからか、殆ど客席に笑いは起こりませんでした。その後、ブロードウェイ上演の影像を観ると、打って変わって爆笑の連続。とくに映画と舞台で大きな違いはないのにです。
観る人によって反応が大きく変わるというのは、すなわち作品の幅を示しているのであり、こいつぁやりがいがあると感じ、すぐに上演権の獲得を依頼しました。
キャスティングについては、今回は私の要望とプロデューサーサイドのオーダーを擦り合わせました。結果、私にとって未知の俳優さんを含めた、新鮮な顔ぶれが集結。楽しみです。
それから、急遽、演出に加え、上演台本もやらせてもらうことにしました。近年連続しているチェーホフ作品同様、大幅な改変は一切するつもりはありませんが、同じ内容の台詞でも、語順、語尾等を変更し、微細な加筆や削除の権限を与えてもらえるだけで、作品を生き生きしたものにできる可能性が大きく広がるのです。

s_Rei Asami
麻実れい
KERAさんと初めて御一諸に創るこの舞台、何か素敵な予感がして今から胸がワクワクしています。


〈公演情報〉
august_osage_county
『8月の家族たち August:Osage County』
作◇トレイシー・レッツ
翻訳目黒条 
上演台本・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演◇麻実れい、秋山菜津子、常盤貴子、音月桂、
橋本さとし、犬山イヌコ、羽鳥名美子、中村靖日、藤田秀世、
村井國夫、木場勝己、生瀬勝久 他
●2016/5/7〜29◎Bunkamuraシアターコクーン
 チケット発売 2016年2月20日(土)
● 2016/6月上旬◎森ノ宮ピロティホール
〈お問い合わせ〉
Bunkamura 03-3477-3244(10:00〜19:00)http://www.bunkamura.co.jp
キューブ 03-5485-2252(12:00〜18:00) http://www.cubeinc.co.jp 




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