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花組公演『戦国BASARA』の公開舞台稽古が14日、東急シアターオーブにて行われた。カプコンのゲーム『戦国BASARA』はこれまでもゲームの世界に留まらず、アニメ化や舞台化されるなどして幅広い人気を集めてきた作品であるが、今回、宝塚とのコラボレーションが実現した。花組のトップスター蘭寿とむが真田幸村を演じ、敵対しながらも幸村を導く上杉謙信役には明日海りお、またトップ娘役の蘭乃はなはオリジナルキャラクターであるいのり役として登場し、宝塚ならではのラブロマンスも舞台の中に織り込んだ。終演後にはカプコンの小林裕幸プロデューサーのほか、7名の出演者が登壇し、華やかな囲み取材が行われた。


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(左から)真田幸村:蘭寿とむ いのり:蘭乃はな 上杉謙信:明日海りお

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(左から)武田信玄:華形ひかる 伊達政宗:春風弥里 猿飛佐助:望海風斗 かすが:桜咲彩花


<囲み取材>
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──まず小林プロデューサーから感想をお願いします。
小林 一人だけ浮いておりますが(笑)、カプコンの小林です。よろしくお願いします。横に役者さんがいて直接感想をというと緊張しますね(笑)。普段、(『戦国BASARA』の)違う舞台をやっているのは本当に男ばかりで暑苦しい中なので華やかな女性ということで緊張しております。『戦国BASARA』ならではの宝塚さんとのコラボレーションがしっかりできているのではないかと思いました。戦国ですがその中にしっかり華があって、ミュージカルなので歌と踊りが入り、今まで僕らが舞台でやってきたものとは全く違う新しい作品になっているかと。今日、実は舞台をやっている役者も見ていたんですが、本当に驚いて帰っていったので、今後の役に立つんじゃないかな?と思いつつ…。みなさん各自でBASARAのキャラクターを勉強されているので、僕やディレクターの山本も、なにも言うことのない、本当に良いゲネプロだったなと思っています。実際にお客さんに見てもらうのが、僕も楽しみです。本日はありがとうございます。

──今の感想を受けつつ、蘭寿さん、蘭乃さん、明日海さん、意気込みは?
蘭寿 まずカプコンさんの大人気のゲーム『戦国BASARA』をさせていただけること本当に光栄に思っております。今回、真田幸村役ということで熱血漢なところと、あとは宝塚ならではのラブロマンスの部分をお見せできたらなと思いながら、全員で作り上げてまいりました。明日の初日から、パワー全開でみなさまにお届けできたらと思っております。よろしくお願いします。
蘭乃 今日は小林さんをはじめ、カプコンの方々や舞台『戦国BASARA』のみなさん…たくさんの方がゲネプロにおこしくださり本当に緊張したのですが、今日の舞台稽古を初日の舞台につなげていけるように…私の役は真田幸村を思い続ける役ですので、心を大切に公演してまいりたいと思います。
明日海 今日は舞台での初めての通し稽古ということで、本当にやることに追われてしまうばかりだったのですが、明日の初日からは楽しみしてくださっている『戦国BASARA』のファンの方、それから宝塚歌劇のファンの方の期待を裏切ることのないように努力してまいりたいと思います。

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──役のアピールと、ゲームのキャラクターを実際に演じる上での苦労点は?
蘭寿 そうですね…
小林 衣装大変ですよね!?
蘭寿 そう(笑)まずは再現率の高いお衣装なのですが、これで立ち回りや、あと私は武器…特にLEDがついて光る武器がかなり重くて、さばくのがとても大変なのですが、もっと筋力をつけてやっていきたいと思います。あとは伊達さんとの、3本の…?6本だ(笑)。6本の刀とのやり取りがあるので、その辺りも見所にしていただければと思います。
明日海 私も武器がいつも使用するものよりかなり長いので、すごく難しいんですが、ゲームの上杉謙信のように早く動けるように頑張りたいと思います。

──ゲームを参考にした点は?
蘭寿 私はまずプレイステーションを買うところからはじめたのですが、なかなか一騎打ちで勝つことができなかったんです。そのまま何度トライしても進めず、お稽古に突入したのですが、お稽古の後半、ラスト1週間前ぐらいで3を実際やってみたんですよ、ね?(蘭乃、明日海らうなずく)3は夢の世界があったりして、宝塚の『戦国BASARA』の世界がゲームをやることで見えてきた部分も多かったです。そこから私の役作りもガラっと変わって、深みが増して、すごくリアルに心を震わせることができたので良かったなと思っています。

──日本物の衣装でのデュエットダンスでしたが、あのお衣装はいかがでしたか?
蘭寿 かけが大きくて豪華なのですが、とても重くてですね(笑)、さばくのが大変なんですけれども、それも宝塚ならではだと思います。私は袴をはいていたりするんですが足下はブーツだったりとか、お衣装も襟元がファスナーになっていたりとか、和洋折衷のお衣装、世界観ですね。和物という感じですけれど、最後、幸村といのりが幸村の胸の中で二人結ばれて、暖かい気持ちになっていただけるようなデュエットダンスになればいいなと思いながら踊っております。

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(──次で最後の質問とさせていただきたいのですが…)
小林 はい(手を挙げる)
全体 (笑)。
小林 会場も舞台稽古なのに騒いでいた、謙信とかすがのバラの咲くシーンをやってみてお二人いかがでしたか?
明日海 今日、舞台稽古でさせていただいたときに見てらっしゃる方からバラが出た途端、わーって拍手をいただいて、あ、やっぱりご覧になっている方にはこれぞという場面、ね?
桜咲 はい。拍手をいただけて、嬉しかったです。
明日海 二人で、その空間を楽しんで…(笑)、バラをバックに思いっきり宝塚感を打ち出していきたいと思います(笑)。
小林 念願のシーンでした。
明日海 念願のシーン!ありがとうございます。
小林 作り手として念願のシーンでしたね。
蘭寿 宝塚を意識されたんですよね?
小林 そう、宝塚を意識してゲームを作ったので、まさか本物にやってもらえるとは思わなかったです(笑)。ありがとうございます。


<舞台写真>
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花組公演
ミュージカル・ロマン
『戦国BASARA』−真田幸村編−
原作・監修・制作協力◇株式会社カプコン
脚本・演出◇鈴木圭

●6/15〜7/1◎東急シアターオーブ

<HP>
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/326/index.shtml






【取材・文/岩見那津子】


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