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ラスタ・トーマスが率いる世界的なダンスユニット「BAD BOYS OF DANCE」と、日本の女性ダンサー5人の「BAD GIRLS」がダンスで出会う、エキサイティングなステージが7月14日、幕を開けた(東京は15日まで)。

 

バレエ・テクニックをベースにした超絶ダンス技巧で、ショーアップしたコンテンポラリーともいうべきダンスを繰り広げる「BAD BOYS OF DANCE」。昨年のワールドツアーでは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの全ての公演でソールド・アウトという快挙を果たしたほどの人気ユニットだ。

一方、「BAD GIRLS」は宝塚OGの湖月わたる、水夏希、蒼乃夕妃、そして優れたジャズダンサーとして知られる原田薫と矢野祐子という5人による新ダンスユニット。

そして、この企画の大きな力になっているのが、パフォーマーのTAKAHIRO。NYアポロシアターのコンテスト1位、同TV番組のグランドチャンピオン、そしてマドンナのステージダンサーとして活躍した彼と、ラスタとの出会いが、このスペシャルなステージのきっかけともなっている。


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今回の『BAD GIRLS meets BAD BOYS  DANCE LEGEND Vol.1
の構成は2部仕立て。

第1部の始まりは、ストーリーテラーのTAKAHIROがキュートに登場。開幕から客席をリラックスさせる演出で、会場はいやがうえにも盛り上がる。最初のコーナー「ザ・ストーリーテラー PART1」は「L-O-V-E」でオープニング。この曲は1部のエピローグにも使われることでもわかるように、テーマの「ボーイミーツガール」を象徴している。
 

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続いて「BAD GIRLS:Showcase」という女性たちを紹介するコーナー(振付・原田薫)。

悪い女のイメージか?黒の装いで登場した5人の女性ダンサーたちは、それぞれ個性的な姿で、ジャケット風のコートを脱ぐと、女性らしいラインをアピールしつつも動きやすそうなコスチュームを着ている(衣裳・及川千春)。

舞台装置はなくシンプルだが、イラストの映像とコラボしたり、椅子を効果的に使うなど、楽しく目先も変わる洒落た構成。その中で5人の群舞とソロを組み合わせながらステージは進んでいく。

湖月のソロはマリリン・モンローで有名な「I WANNA BE LOVED BY YOU」をプリティにセクシーに、水のソロは「FEVER」でアダルトにと、それぞれの見せ場も用意されている。

やがてTAKAHIROが届けにくる恋の招待状。

弾むような「PUTTIN' ON THE RITZ」のメロディにのせて、かっこいい「BAD BOYS 」たちとの出会いへ向かう。


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再びコーナーはTAKAHIROの「ザ・ストーリーテラーPART2」。イラストやパフォーマンスとともに「BAD GIRLS meets BAD BOYS」に入っていく。 

フォッシーをイメージした「SING,SING,SING」(振付・エイドリアン・カンターナ)を盛大に展開、タップも軽やかに踊るGIRLS&BOYS(振付・マイケル・キーフィー、ロビー・ニコルソン)。さまざまなデュエットダンスやカップルが見られる「IT DON'T MEAN A THING」(振付・間里美、原田薫)。1人のモテ男にGIRLSを持っていかれたBOYSたちが、身代わりの人形と踊るシーンは超絶技巧でありながら遊び心に満ちていて圧巻。このコーナーで流れるマリア・カラスの「CARMEN」の壮麗なアリアと、ラスタ・トーマスの振付けが美しい世界を描き出す。


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第2部は「BAD BOYS OF DANCE :Rock the Ballet」。
「BAD BOYS OF DANCE”」ならではのコンテンポラリーの自由な表現と超絶技巧ダンスを堪能できるコーナーで、ワールドツアーの中からチョイスしてある。

次々に映し出される記号的な映像を背景に、マイケル・ジャクソンやプリンス、Queenなど世界を席巻したロック・メドレーを、ダンサーで女性振付家のエイドリアン・カンターナが振付けているのだが、個々のダンサーの実力とともに、「BAD BOYS OF DANCE」というユニットのバリエーションの豊かさ、表現力の凄さを思い知らされる。このコーナーの大詰めからはGIRLSも加わり、マイケル・ジャクソンの「BAD」を大きなうねりで全員が踊るなか幕が降りる。


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世界を相手にダンスのさまざまな魅力をアピールしてきた
BAD BOYSの、正確で心地よいリズムとバネの効いた動き、難易度の高い形をものともしない柔らかさ、流れるようなしなやかさ。そのハイレベルなダンスに、ワシントンで合宿稽古をした日本のBAD GIRLSが、息を揃えた群舞で、ブラッシュアップしたソロで食いついていく。クラシックからミュージカルの曲、ポップスからロックまで、多彩な音楽を呼吸するように、ひたすらダンサーたちは、踊る、踊る。

人間にはダンスでしか表現できない根源的とでもいうべき衝動があり、ここではそれがセクシーかつ洗練された形で提出されている。そんな圧倒的なダンスに出会ってしまったら、これはもう、観客も全身で拍手するほかはないのだ。
 

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(C)瀬戸秀美


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『BAD GIRLS meets BAD BOYS  DANCE LEGEND Vol.1』              

CREATIVE DIRECTOR◇ラスタ・トーマス
CHORIOGRAPHERS◇ラスタ・トーマス TAKAHIRO 原田薫 エイドリアン・カンターナ
BAD BOYS◇ラスタ・トーマス&“BAD BOYS OF DANCE”
BAD GIRLS◇湖月わたる、水夏希、原田薫、蒼乃夕妃、矢野祐子 
The Storyteller◇TAKAHIRO 

●7/14〜15◎東京国際フォーラムホールC

●7/17◎広島アルテールプラザ大ホール
●7/19◎愛知県産業労働センター ウインクあいち
●7/20〜7/22◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 

 〈料金〉

東京 S席 8,800円 A席 ,7,000円(全席指定・税込)

愛知/梅田 全席8,800円(全席指定・税込) 

〈問合せ〉
東京 梅田芸術劇場 03-3503-5815
愛知 キョードー東海 052-972-7466
梅田 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888 
http://www.umegei.com/schedule/157/

【取材・文/榊原和子 写真提供/梅田芸術劇場


 演劇キック演劇情報コーナーhttp://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/


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未涼亜希貴城けい×湖月わたるインタビュー掲載!

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