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2月23日からル テアトル銀座で上演されている3人芝居、『ビューティフル・サンデイ』の公開舞台稽古が22日に行なわれ、開演前に出演者が囲みインタビューを行なった。


この作品は初演が2000年、その後たびたび再演されている人気戯曲で、登場するのはたった3人きりの舞台。
とある日曜日、ファミレス店長の秋彦が住むマンションの一室に、以前この部屋に住んでいた女性ちひろが入り込んでいたことから、物語は始まる。
秋彦には
同居している浩樹がいて、浩樹は重大な悩みを抱えていた。また、ちひろにもこの部屋に執着する理由があった。そこに秋彦の母親が上京して訪ねてくるという問題が持ち上がる。
今回はちひろに瀬奈じゅん、秋彦に葛山信吾、浩樹に桐山照史というキャスティングで、1幕、ワンシチェーションの中で、それぞれの抱える事情や思いを浮かび上がらせる。
 

初めての等身大の日本女性ちひろを演じる瀬奈は、明るく自然な演技の中で傷ついた心や内面の繊細さ優しさを感じさせ、生き生きと会話も弾ませて魅力的葛山は秋彦のクールな顔に隠れた温かさや屈折した愛情をさりげなく丁寧に描き出す。桐山はストレートな若さと素直さが浩樹の悲しみにつながり、体当たりの爽やかさが観るものの心に迫ってくる。
 

ドタバタ風に始まってじわじわとテーマが焙り出され、人が人を思いやる中で逆にすれ違っていく切なさと、それでも繋がり合おうとする思いの強さに胸を揺さぶられ、笑いながら泣きながら3人にエールを送り、3人から大事な何かを手渡されるという上質な舞台に仕上がった。


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【囲みインタビュー】


━━いよいよ初日の幕が上がりますが、心境は?

 

瀬奈 私はまだ全く緊張していなくて…。

葛山 かっこいいね。

瀬奈 でしょ?(笑)明日いきなり緊張するような気がしてますが、早くお客様に観て頂きたいなという気持ちが大きいので、緊張も含めて楽しむことが出来ればと思います。

葛山 僕は思いっきり緊張してます!(笑)本当に素敵な作品なので、三人で演じ切りたいと思っています。

桐山 僕も緊張してません!(笑)

瀬奈 さっき思いっきり「あ〜緊張する」って言ってたのに!(笑)

桐山 僕はジャニーズの先輩方以外の方々と共演するのが初めてなので、新しい自分を観に来てくれる方々に見せられるように全力で頑張ろうと思います!


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━━それぞれの役どころは?

 

瀬奈 あまり詳しくは言えないのですが、婚期を逃した女性です。繊細だけど大胆な、不思議な女性ですね。

葛山 実年齢と同じく39歳で、戸川秋彦というデニーズの店長の役です。道端で出会った浩樹くんと一緒に、男二人で住んでいるという、役どころです。

桐山 あ、そんな感じで言えばいいんですね?爽やか少年です! 正解だよね?(笑)

瀬奈 大正解!(笑)。

桐山 こう、明るいんですけど、どこか影があるんです。それは観て頂ければ、どういう影なのか分かると思います。元気で明るく「振る舞ってる」ような男の子です。

 

━━今回、桐山さんと葛山さんはお二人で生活しているということですが、どういうご関係ですか?

 

桐山 そこ、聞いちゃいます?(笑)。 

葛山 ま、そこはね(笑)。

桐山 そこは、秘密です。あはは(笑)。

 

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━━では、演じていて難しかったところはどこですか?

 

瀬奈 歌も踊りも一切ないお芝居というのは初めてなので、沢山の難しいところがあったんですけれども、二人と一緒にお芝居をしていると、初めてストレートプレイのお芝居をしているという感じがあまりないんです。そういう意味では、伸び伸びとやらせて頂いていますね。苦労というと、このお芝居の割りには、劇場が広かったですね。どこまでやっていいのかというところもあるので、明日までありますから、徐々にそこらへんも形づけていけたらと思います。

葛山 三人での芝居で、常に会話なのでリアルにリアクションを取っていくという部分で、役の気持ちを理解していくのが難しかったです。

桐山 自分事なんですけど、普段関西弁で喋っていて、今回初めてストレートプレイで、標準語というところが一番自分的には苦戦しました。内容やお芝居に関しては色々ありますが、桐山照史としては一番苦労しました。普段喋る時も…何で笑ってるの!(笑) 

瀬奈 いやいや、あまりにも板につきすぎて浜っ子になっちゃって(笑)なんとか「じゃん!」って(笑)。

桐山 そうそう(笑)。標準語は「じゃん」付ければいいっていう勝手な思い込みがありましたが、間違えてました(笑)そういうことも知りました(笑)。

 

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━━それぞれ共演してみて如何でしたか?

 

桐山 最初はお二人とも「僕たちはしっかりしてないから、桐山くん、任すね!」みたいなことを言っていて…。

葛山 一番しっかりしてるよね

桐山 よういいますね!(笑)いや、お二人ともしっかりしています。最初に演出家さんに台本は覚えてこなくていいよって言われていたんですけど、それを上手く呑み込めていなくて僕は覚えてきてしまったんです。でも、お二人とも、まだ1回くらい目を通してきただけでいらしたのに、読み進めていくうちにちひろと秋彦になっていくので、驚きました! 演出家さんも言っていたんですが、どっかでスイッチが入ったんだというのが僕にも分かったので、それは本当にすごいなと思いました。(二人を見て)照れてるやん!(笑)

瀬奈 照れてるよ(笑)こんなに仲良くなれるとは、ちょっと思っていませんでした。隔たりとかがあるのかなと思っていたのですが、全くなく、フランクな方たちですね。


━━稽古場のエピソードは何かありますか?

 

瀬奈 デニーズに行ったこととか(笑)。

葛山 稽古場の近くにデニーズがあったので、じゃあデニーズでも行くかって4人で行きました(笑)。

桐山 絶対あの店員さん、変なかんじだったよね。4人でガン見してたから(笑)。

瀬奈 「あれが店長だね」って(笑)。

 

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━━ムードメーカーは誰ですか?

 

瀬奈 わたし?わたしかな?じゃあ、わたしです(笑)。

桐山 和気藹々としてます(笑)。

 

━━桐山さんはジャニーズの舞台と違う所や、心境の違いなどはありますか?

 

桐山 瀬奈さんも一緒ですが、歌や踊りがないストレートプレイというところですね。間の取り方も違うし、セリフが飛んだりしても、歌やダンスで場の雰囲気を変えられた部分があったんですけど、今回はストレートプレイということで、この3人と、楽器を演奏してくれる方の力がないとやっていけないんだなと実感しました。

 

━━関西ジャニーズですが、これを機に、全国進出という思いは?

 

桐山 いや、売れるんですよ僕は! 僕は売れるんです!これをキッカケに、というとおかしいですが、関西ジュニア全員東京に来て一発…一発じゃないね、無限に、売れるんです僕! それだけ言っときます!伝わったと思います。

瀬奈・葛山 (笑)。

桐山 マネージャーが全然笑ってません!(笑)

 

━━最後にPRをお願いします

 

瀬奈 3人で作り上げて、音楽の山本さんと良いハーモニーを作り上げていきたいと思います。それぞれが、お客様に伝わって、温かい気持ちになったり、心を揺さぶることが出来ればなと思います。同じ空間で、同じ時間を楽しみたいと思いますので、ぜひ皆様お越しください。

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『ビューティフル・サンデイ』

作◇中谷まゆみ

演出◇板垣恭一

出演◇瀬奈じゅん 葛山信吾 桐山照史(関西ジャニーズ Jr. )

●2/23〜3/4◎ル テアトル銀座byPARCO

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

●3/10〜11◎シアターBRAVA!

〈問合せ〉キョードーインフォメーション 06-7732-8888

●3/14◎青少年文化センター アートピアホール

〈問合せ〉キョードー東海 052-972-7466

●3/16〜18◎兵庫県立芸術センター 阪急中ホール

〈問合せ〉キョードーインフォメーション 06-7732-8888

http://beautiful-sunday.jp/


 

【文/榊原和子 取材・撮影/冨田実布】