s_001

7月16日に初日を開けた『ビクター・ビクトリア』の舞台の初日前日に行なわれた公開稽古の前に、貴城けい、葛山信吾、下村尊則、岡幸二郎、彩吹真央が記者たちの囲みインタビューに答えた。


【一問一答】


ーーこの公演のみどころを。

岡「ミュージカルコメディなので全部楽しいんですが、1つあげるなら役者の頑張りですね」

葛山「作品の中にいろんな人の人生があります。歌もありショーもあり展開が早くて飽きないです」

貴城「本当にコメディで軽い作品なので、すごく軽い気持ちでお客様に楽しんでいただけると思います。あとは彩吹さんの下着姿でしょうか(笑)」

彩吹「はい、下着姿も披露しているんですが、この作品の中にはとても男性らしい人女性らしい人、いろんな人間模様が描かれているので、ぜひいろいろな方に観ていただきたいです」

下村「ショービジネスの話なので。ショーナンバーがたくさんあります。そしてやはり、人が人を愛するって素晴らしいなと、今日演じていて感じました」


ーー稽古中にエピソードとかハプニングとか。

貴城「ハプニング?毎日(笑)。具体的には、稽古期間がなかなか短い感じで、凝縮して作り上げたので、なんとか初日に間に合ってよかったなと。あとはどんどん変化していくと思いますから、その変化を二度三度と観にきていただいて(笑)」

葛山「演出の浜畑さんが毎日、新しいことを考えてくださるんで、どれがハプニングかわからないくらいで」

貴城「けっこう自由にさせてくださるんですよ」

岡「放し飼いね(笑)。自分たちから持っていってどうですか?という形で、役者にとっては面白かった」

貴城「トディさんが2人で、同じセリフ同じ動きで、でも2人とも好き放題だから(笑)、私も好き放題で、ある意味固めずにいこうと思いました」

下村「えらい!」

貴城「ありがとう(笑)。相手との感覚で演じさせていただくことを勉強させていただているなと」


ーーでは公演中もまだまだ変化しますね?

貴城「もう、毎公演観たほうがいいです」

岡「ははは」

葛山「その場の空気で何が起きるかわからないもんね」


ーー貴城さんは複雑な役だそうですが。

貴城「いや、それが案外難しくなかったんです。最初はもっとたいへんかなと思ってたし、ビクターとビクトリアを演じ分けようと考えていたんですが、放し飼い稽古のおかげで(笑)いろいろなことを自分から発信していったら、そんなにたいへんでもなく。2役ということではなく、ビクトリアがビクターとして生きてるんだというのを感じたので、今は1人の人間としてやれているので、全然ややこしくないです。ご覧いただいてるお客様はややこしいかも知れませんが(笑)、自分ではややこしくなくなりました」


s_007

ーーどっちが演じやすいとか?

貴城「エンビを着てるほう(笑)。あれ、なんでしょうね?もう4年目になるのに何故か落ち着くんです」

葛山「いちばん似合ってるもんね」

貴城「これ(ドレス)より落ち着くんです」


ーー皆さん、今度生まれ変わるとしたら?

岡「どっちでもいいです。楽しければ。この作品がそうなんですけど、そういうところじゃない部分での関わりでもっていくので、毎日稽古してたら、あ、どっちでもいいんだな愛があれば、と思います」

葛山「やっぱり男がいいです。やっぱり自由に生きてきたのでそれになんの不足もないので。ドレスですか?興味ないです」

貴城けい「興味の問題なの?(笑)私は迷いますね。でも次は男がいいかな、ヒゲとか似合うので(笑)。よく宝塚時代にもつけていたんです。ヒゲも似合うし、自分で言うのもなんですけど(笑)。また違った人生が開けるかな? でもやっぱりドレスも着たいから、今のままがいいです(笑)」

彩吹「私も宝塚で男役をやってて、でも女性として男役をやっていたので、本当の男の人ってどうなんだろうと思うので、1度生まれ変わってみたいです」

下村「長年男をやってきて、1度は女性になってみたいなと思ったんですけど、でも今日羽根をしょってドレスきてみたら、女はたいへんだから男がいいなと」

貴城「ふつうのオンナは羽根しょわないです」

彩吹「ハハ」

下村「ハイヒール、ストッキングとか爪とか」

貴城「爪ね」

彩吹「たいへんです(笑)」

貴城「男役時代は気にしてなかったのが、ネイルとかもするし。だから女子はお金がかかるんです(笑)」

彩吹「はい!」


ーー初日への抱負を。

岡「ミュージカルコメディなので、明るく楽しく、気楽な気持ちでいらしてください。最後にはほのぼのして帰れます」

葛山「公演期間が短くてもったいないですが、1回1回成長していくので、ぜひ観にいらしてください」

彩吹「ダブルキャストのお2人から刺激をいただき、キングさんと刺激的なシーンをさせていただき、貴城さんとは宝塚時代からは久しぶりで良い刺激をいただき、私には刺激いっぱいの作品ですから、楽しんで精一杯頑張りたいと思います」

下村「キングが“男でも女でもかまわない、君が好きだ”って言います。この作品で、本物の恋を観にきてください」

貴城「愛が溢れていると思います。1人1人の個性的なキャラクターも魅力的ですし、全体の音楽、ダンス、お芝居も楽しいものに仕上がっていると思います。今、震災のあとで暗いニュースも多い中で、この作品を観て楽しい気持ちになっていただけたら幸いです。ぜひ観にいらしてください」


002

ミュージカル

『ビクター・ビクトリア』

脚本◇ブレイク・エドワーズ

音楽◇ヘンリー・マンシーニ

演出◇浜畑賢吉

翻訳・訳詞◇保坂磨理子

振付◇本間憲一

出演◇貴城けい、葛山信吾、下村尊則、岡幸二郎、彩吹真央ほか

●7/16〜24◎ル テアトル銀座

●7/30〜31◎森ノ宮ピロティホール

〈料金〉11000円

〈問合せ〉

サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(10:00〜19:00) 

キョードーインフォメーション 06-7732-8888(10:00〜19:00)  

http://victorv,jp


【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

演劇キック演劇情報コーナー
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/