DSCF4765

かつて宝塚ファミリーランドの一角にあった「宝塚音楽学校」、蔦で覆われたクラシカルな学び舎は、1998年の12月まで使われていたが、劇場隣に新校舎が建って生徒がいなくなったあとは、市の新たな文化拠点として再活用され、宝塚文化創造館としてさまざまな形で使われている。
その宝塚文化創造館で、初の歌劇団OGのイベントが行なわれる。10月9日に開催される『萬あきらトーク&ライブ』である。
旧音楽学校が宝塚の文化的財産として生きるための催しを、宝塚市とOGとで作り上げていく、その第一歩となるための公演である。

イベントの内容はタイトル通り、宝塚音楽学校旧校舎での思い出や現役時代の舞台のトーク、そしてライブは『カサブランカ』をはじめ数々のステージで聞かせた歌声を披露する。もちろん有名なジャズの「As Time Goes By」などもプログラムに入っている。

このイベントに向けて萬あきらがコメントを寄せてくれた。

「宝塚市の、いえ日本の財産である大切な宝塚歌劇。宝塚市にお住まいの方々でそんな風に思って下さっている方は意外に少ないような気もするのですが…。
でも私はそう信じてステージに立って来ました。人生の大切な時を舞台人として男役として勉強させて頂き、どんな道でも追及すればするほど楽しく苦しく面白いことを知りました。
そしてステージを観ることによって癒されたり、辛い人生を乗り越えて下さったファンの方々のお話を聞かせて頂き、何て素敵な仕事に出合えたんだろうと感謝しておりました。
そんな宝塚の最初の道場、想い出深い宝塚音楽学校旧校舎で退団後にトーク&ライブをさせて頂けるのは最高に幸せです!
芸術の秋に、散歩がてらにでも宝塚の文化を楽しんで頂けたら嬉しいです。
心よりお待ちしています。   萬あきら」

なお9月4,5日にも、萬あきらは池田市の逸翁美術館で、『逸翁コンサート〜帰ってきたタカラジェンヌ〜小林公平メモリアルコンサート』を開催する。

退団後も宝塚関連の施設を使ってそれぞれのキャリアを披露し、かつ深めていく。OGたちによるこういう文化活動は、これからますます盛んになりそうだ。

 

DSCF4767

『萬あきらトーク&ライブ』

出演◇萬あきら、佐伯準一(ピアノ)

●10/9(開演14:30〜16:00)◎宝塚文化創造館1階講堂ホール

〈料金〉2000円(全席自由席)

〈問合せ〉080-6209-2554(宝塚文化を紹介する会・杉本)

〈販売所〉0797-85-8844 宝塚市文化振興財団/ソリオホール/ベガホール

 

『逸翁コンサート〜帰ってきたタカラジェンヌ〜小林公平メモリアルコンサート』

出演◇萬あきら

●9/4〜5◎逸翁美術館

〈料金〉3500円(全席指定席)

〈問合せ〉逸翁美術館 072-751-3865(10:00〜17:00)

 

【取材・文/榊原和子 協力/ウィズたからづか】