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『ドリームガールズ』で有名なヘンリー・クリーガー作曲のミュージカル『サイド・ショウ』の日本初演が、4月7日から東京芸術劇場中ホールで幕を開けた。

“フリーク・ショウ”で見世物扱いされていた結合双生児が、あるミュージシャンに見出され、ヴォードビルデビューして、成功していく様子が描かれ、その中で生まれる恋や障害が数々の名曲とともに綴られていく。

初日の前日、4月6日に同劇場で行われたフォトコールと囲み取材には、双子の妹ヴァイオレットを演じる貴城けいと姉のデイジーの樹里咲穂、また姉妹と関わりのある男性たち、下村尊則、大澄賢也、伊礼彼方、岡幸二郎が扮装のままで登場した。

 

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【囲み一問一答】
──明日から初日ですが、作品に対する意気込みを一言ずつ。

貴城 いよいよ、やってきてしまったなと。お稽古を重ねるたび、この作品の素晴らしさを感じるようになって、ヘンリー・クリーガーさんの曲が本当に名曲揃いで。『ドリームガールズ』と並ぶバックステージものとして、十分見ごたえのある作品になっております。是非是非、頑張りたいと思います。

樹里 チームワークもばっちりということで。少しでも多くの皆様にご覧いただきたいので、劇場まで来ていただきたいと思ってます。

下村 本当に楽曲が素晴らしくて、でも思った以上に手ごわくて。本当に宝石の数々なんですけど、宝石の入っている箱が重たくて、なかなかフタが開かないような感じでした(笑)。

大澄 とにかく!劇場に来て下さい!見てください!よろしくお願いします。

伊礼 まずオープニングを見ていただければ、一瞬で心掴まれるんじゃないかと思っています。是非是非劇場に足を運んで見に来て下さい。

岡 日本初演です。日本初演というのは本当に大変な作業で、その大変な作業で一番最初に井戸を掘った、私たちの心意気を劇場に見に来ていただきたいと思います。

──樹里さんと貴城さん、今回結合双生児ということで、ずっとくっついてますよね?

樹里 そうです、自力です。

貴城 セルフサービス(笑)。

樹里 (笑)もう、二人ともばっちりですよね。

貴城 自由自在に動けるようになりました。

樹里 走れるよね?(笑)

貴城 稽古初日の時は本当に一歩歩くのも出来なかったんですけど、今ではすっかり走れる、踊れるぐらいに成長しました。

樹里 それぞれの心の動きも、それぞれの気持ちが違ったとしても、ついていける。

貴城 察知できる。

樹里 ね(笑)。そこはもう見どころです。

貴城 みなさん是非やって試してみて、難しさを感じて欲しい(笑)。

樹里 ご覧になったら家でやってみてください(笑)。

──大澄さんはお二人を見ていていかがでしたか?s_P4060332

大澄 今回僕は振付を担当してるんですが、とにかく最初は大変でした。回を重ねるごとに、本当にピッタリ!本当に一つになってるって感じが、もうこれ初日見ていただければ、ビックリしますよ!!

樹里 ハードル上がってる(笑)。

──岡さんはお二人を見て。

岡 本当に一番最初はやっぱりね、動きづらそうで、ゴムみたいので縛りながらやってたんですけど、だんだんそれがなくなって、今はまるで最初と同じゴムくっついてるみたいに、完璧に動いてますね。お尻じゃなくて、腰の部分がくっついてるんですよね。だから余計難しいんですよ。これで横移動、後ろ振り返ったりも全部一緒なので、完璧です。

下村 昨日マジックテープつけてやってみても無駄だったんだよね。

樹里 無駄だったんですよ。もう自力が一番。マジックテープは練習の為にやってたんですけど、もういらないですね。全部自力でできるようになりました。

──お二人は背の高さ同じ?

貴城 はい、一緒なんです。

樹里 もともと同じぐらいで、手の長さも、全部、寸法が似てる。

岡 稽古場の稽古着とかもね、似てきたんですよね。あのね、計画してなくても同じ色着てて、「やっぱりその色だと思った!」とか言ってて(笑)。

貴城 朝会うたびに、「なんか気持ち悪い〜」ってなってました(笑)。

──貴城さんと、樹里さんは宝塚時代はこんなにくっついてたことないですよね?

貴城 こんなにくっつくことはないですね。こんなにくっつくことは誰ともない(笑)。

樹里 公演で数回一緒になったことはあるんですけど、こんなに話す機会もあまりなかったんで、今回は本当にお世話になりまして。

貴城 いやこちらこそ、どうもありがとうございますってここで挨拶してる(笑)。でも樹里さんがデイジーで本当に私は幸せです。

樹里 こちらこそでございます〜。

貴城 面白いんですよ。楽しく稽古場もやってきたので。

樹里 励ましあってね。

──14着、衣装を着られるということで、何か衣装について。s_P4060341

貴城 宝塚の時にもこんなに着替えたことがあったかな、ぐらいの多さです。昨日一幕の舞台稽古やって、一応全部お着替え、間にあったので、さすが私たちだな、と(笑)。

樹里 自画自賛してどうするって話なんですけど(笑)。

貴城 宝塚で鍛えられたっていうこともあって。驚く速さで(笑)。

樹里 どの衣装もすごく可愛くて、全部オススメなんです。全部シンメトリーでデザインもおそろいで。

貴城 一幕から二幕にかけて、二人がどんどん成長していく、世間に出て行くっていうのが、お衣装でも現されているんで、その辺りにも注目していただきたいと思います。

──岡さんも衣装について何かありましたら。

岡 これ本当に大変でした。こういう衣装着るって聞いて、1ヶ月前だったんですけど、

ちょっと身体作らないと・・・って。

貴城 日に日に黒くなって、日に日にムキムキになって(笑)!

──最後にPRお願いします。

貴城 この作品、本当に自分が出演するからとかでなく、前から見たいなって心底思う作品です。それを自分がヴァイオレットとして出演できることがとても嬉しいですし、この日本初演ということで責任もとても感じていますが、お客様に楽しんでいただけるよう、喜んでいただけるよう、感動していただけるよう、カンパニー一丸となって頑張りたいと思いますので、是非是非劇場に足をお運びください。

樹里 この『サイド・ショウ』はですね、見なきゃ損します!是非、見にいらしてください。

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『サイド・ショウ』

脚本・作詞◇ビル・ラッセル

作曲◇ヘンリ−・クリーガー

演出◇板垣恭一

出演◇貴城けい 樹里咲穂 下村尊則 大澄賢也 伊礼彼方 岡幸二郎 他

●4/7〜4/18◎東京芸術劇場 中ホール

〈料金〉

【平日】S席¥10,000、A席¥8,000

【土日】S席¥11,500、A席¥9,500(全席指定・税込)

〈問合せ〉オフィス・ミヤモト 03-3312-3526(平日11時〜18時)


【取材・文/岩見那津子】