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 雪組東京公演『ロシアン・ブルー 魔女への鉄槌』『RIO DE BRAVO!!』が、9月18日に東京宝塚劇場で開幕した。

『ロシアン・ブルー』(作・演出/大野拓史)は、1937年のソヴィエト(現ロシア)を背景に、魔法使いの末裔たちが繰り広げる政治と恋のスクリューボール・コメディ。『RIO DE BRAVO!!』(作・演出/齊藤吉正)は、サンバのリズムにのせてカラフルにアップテンポに展開するラテン・ショー。

どちらも秋の気配の東京に、夏の暑さが戻ってきたような活気あふれる舞台だ。
また、この公演から就任した雪組トップ娘役の愛原実花にとっては、この日が故郷である東京での初日となる。

 

初日午前中に行われた舞台稽古のあと、トップコンビが囲み会見に応じた。

_MG_1767まずは水夏希の挨拶から始まる。

水「皆様、本日はお忙しい中、お越しいただきましてありがとうございます。新しい相手役を迎え、雪組としても私としてもセカンドステージのつもりで、心も新たにがんばっていきたいと思いますので、どうぞ1か月間よろしくお願いします」

愛原「千秋楽まで精いっぱいがんばってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします」

ーー新しくコンビを組まれて、実際の舞台での、お互いについて新しい発見は?

水「発見ですか(笑)。(愛原は)けっこう慌ててハクハクしてしまうタイプなんですけど、その割リにはちょっとした、たとえばマイクがはずれてしまったリ、ベルトが取れちゃったり、カツラが絡まってしまったり、そういうハプニングに対して、アドリブがなかなかきくなあということがありました」

_MG_1755愛原「ハプニングがあると動揺してしまうんですけど、水さんがしっかり支えてくださるので、なんとか立っていられます」

ーーお芝居とかダンスとか息の合い方は?


水「そうですね、何も言わなくても、今回のお芝居なんかはすごく間が大事だと思うんですけど、言わなくてもこっちの呼吸を汲んでやってくれるところがあるので、毎日新鮮な感覚でやれる部分もあります。でもまだまだ経験が浅いぶん、ちょっと頭で考えてしまったお芝居になってしまうところもあるので、せっかくこういうお芝居、きっちりかっちりではない遊びのある作品なので、自由にいろんなことを感じながらやっていったらいいと思います」


ーースクリューボール・コメディの難しさと楽しさを。ショーのほうは新しい試みもありますが?

_MG_17871水「コメディということでは、雪組は『君を愛してる』も『ZORRO』もコメディチックで、コメディ続きかなと思いつつ、根本的にはちゃんとした作品でしたから、最初からコメディと銘打ってあるものは初めてです。本当に呼吸が大事で、大野先生ともお稽古場で、全員の、出演者の間が合ったときはすごくおもしろいけれど、ちょっとでもズレるとやっぱり違和感が出てしまうので、ものすごく難しいなと。でも舞台に乗って、お客さまの拍手とか笑い声をいただきまして、“あ、今日の間はいけてたのかな”とか毎日こちらものせていただいて、大劇場では公演していました。こちらでもみなさんからいただく空気感を大事にがんばります。ショーのほうは見どころはたくさんありますけど、新しい試みで客席でポンポンを振っていただきます。今まであるようでなかったあり得ない(笑)ーー千秋楽のペンライトとかはありますけどーー体験だと思うんですけど、大劇場では初日から皆さん盛大に振っていただきまして。舞台と客席が一緒に楽しめるというのは本当にこのことなんだなと毎日実感しましたし、東京のお客様にも実感していただくことができればと思ってます」

写真撮影のあと、水夏希と愛原実花は記者たちに笑顔で一礼、拍手に送られ初日の楽屋に戻って行った。

 

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雪組公演『ロシアン・ブルー 魔女への鉄槌』『RIO DE BRAVO!!』は、9月18日から10月18日まで、東京宝塚劇場にて上演中。

 

当日券等の問い合わせ/東京宝塚劇場 03-5251-2001

 

          【取材・文/榊原和子 写真/岩村美佳】