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天海祐希の極楽太夫、古田新太の天魔王で『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』来年3月〜5月上演!

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東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で、さまざまなバージョンで上演中の『髑髏城の七人』の最終版『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』の出演者が決定、天海祐希が主演することが発表された。

『髑髏城の七人』は1990年に初演、以来7年ごとに上演されてきた劇団☆新感線の代表作の1つ。今年3月から始まったIHIステージアラウンド東京でのロングラン公演は、“Season花"の小栗旬、“Season月"の阿部サダヲ、“Season風"の松山ケンイチ、“Season月"の福士蒼汰(上弦)宮野真守(下弦)というメンバーが主演を飾っているが、天海は最後の“Season極"で主役をつとめる。

この“Season極"では物語も一新、天海を迎え撃つのは新感線の看板俳優・古田新太。新たな物語の名は『修羅天魔(シュラテンマ)』で、『髑髏城の七人』でありながら、捨之介も蘭兵衛も出てこない“もうひとつの『髑髏城の七人』。完全新作となる本作は、天海演じる織田信長に愛された雑賀衆のスナイパーで今は遊女の〈極楽太夫〉と、古田演じる〈天魔王〉の二人の愛憎劇。これまでの『髑髏城の七人』の中で、最も“織田信長”像が引き立つ物語が描かれる。

天海、古田と共に、新生『髑髏城の七人』に挑むキャストも発表された。いのうえ演出は『サイケデリック・ペイン』以来2度目、劇団☆新感線には初参加となる福士誠治。同じく初参加の竜星涼。新感線初の本格派時代劇『乱鶯』以来2度目の参加となる清水くるみ。2004年上演の「アオドクロ」に出演の三宅弘城と、「アカドクロ」に出演の山本亨は、共に14年ぶりの『髑髏城の七人』。そして2017年6〜9月の“Season鳥”で狸穴二郎衛門役を演じた梶原善の出演が決定している。

【物語】
関東荒野に現れた一人の美女、渡り遊女の極楽太夫(天海祐希)。だが彼女こそは、かつて織田信長に最も信用され愛された凄腕の狙撃手だった。
折しも関東では。髑髏の仮面で素顔を隠した第六天魔王(古田新太)が率いる関東髑髏党を名乗る軍団が難航不落の髑髏城を築城、豊臣秀吉の天下統一を阻まんと関東に覇を唱えその勢力を広げていた。
その髑髏党に追われる熊木衆の少女・沙霧を行きがかりで助けた極楽は、関八州荒武者隊の頭目である兵庫の口利きで無界の里に身を寄せる。街道を旅する様々な諸事情を抱えた人々が出入りする色里・無界では、一番人気の若衆太夫・夢三郎がこの里を盛り立てていた。
そこで極楽を待つ狸穴二郎衛門と名乗る牢人。彼は、極楽に天魔王暗殺を依頼する。二郎衛門の正体は徳川家康。信長を通じて極楽とも親しい仲だったのだ。
秀吉は天魔王討伐のために20万余の大軍を率いて進軍していた。関東で大戦が起きる前に天魔王を倒そうという策に乗る極楽。だが、彼女に狙われていることを知った天魔王は自ら極楽の前に現れその仮面を取る。その顔は、織田信長と瓜二つだった。
「貴様こそ信長公の仇」。極楽が銃口を向けたとき、天魔王は意外な真実を告げた。
修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男。二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す…。

【コメント】

天海祐希(極楽太夫) 
「生誕半世紀公演(50周年記念祭)」をやらなきゃいけないねと何年か前に言われて「やった ー!」と無邪気に喜んでいたら、こんな大変なことになりました(笑)。でも、この360°客席が回転する劇場で同じ作品を5パターン、6チームで上演するという大規模な企画に参加させていただけるのは、大変ありがたいことです。その同じ舞台に古田新太さんがいてくださるのはものすごく安心感があります。“Season花”から始まった企画の最後が、この“Season極”。いいシメ方ができるようにがんばりたいです。

古田新太(天魔王) 
正直なところ、〈天魔王〉も『髑髏城の七人』ももういいよ、と思ってたんですが(笑)、天海さんが「古田センパイが出ていないとヤダ」と言うので出ることにしました(笑)。歴代の〈天魔王〉の中では一番年寄りになりますが、これまでとは違うお話なので全くの別物として考えています。『髑髏城の七人』もこれでついに最終回です。ちょっとだけ変えたマイナーチェンジではなく、あの世界観の中のもうひとつの物語になるはず。乞うご期待!

中島かずき(作)
今回のメインタイトルは「修羅天魔」。修羅の道を行く〈極楽太夫〉と〈天魔王〉との愛憎劇となります。これはあくまでもスピンオフでもアレンジでもなく、“完全新作”の、もうひとつの『髑髏城の七人』の物語です。“織田信長に愛されたスナイパー”で、今は渡り遊女として知られる極楽太夫を演じる天海祐希さんと、天魔王を演じる古田新太とが、がっつり芝居できるシチュエーションを考えました。まったく新しい「髑髏城」を、最後にお楽しみください。

いのうえひでのり(演出)
織田信長にまつわる奇(くす)しき縁(えにし)に結ばれた男と女の運命の話で、これまで以上に 信長がキーワードになることは間違いありません。
『髑髏城の七人』をご存知の方には、〈捨之介〉も〈蘭兵衛〉も今回は出ないということで、まったく違う物語になるということが伝わるかと思います。「髑髏城」の世界観の中で、それなりの年齢を感じさせる大人の男女の話にするつもりなので、まさに今の劇団☆新感線が作る、今の『髑髏城の七人』になるんじゃないかと思います。

〈公演情報〉
ONWARD presents 劇団☆新感線 『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』 Produced by TBS 
作◇中島かずき
演出◇いのうえひでのり
出演◇天海祐希 / 福士誠治 竜星涼 清水くるみ / 三宅弘城 山本亨 梶原善 / 古田新太 他
●2018年03月17日〜05月31日◎IHIステージアラウンド東京(豊洲)
〈前売開始〉2018年1月21日(日)  






『えんぶ8号』
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黒木瞳の圧巻のヒロインぶりが光る、明治座11月公演『京の螢火』上演中!

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幕末の動乱に揺れる京都・伏見を舞台に、維新の嵐が吹き荒れる激動の時代を生き抜いた寺田屋お登勢とその夫伊助を描いた物語『京の螢火』が、日本橋浜町の明治座で上演中だ(26日まで)。

『京の螢火』は1971年に明治座で上演された『京の螢火〜お登勢と竜馬〜』を、脚本家・演出家として活躍するわかぎゑふが、初演の良さを残しつつも、2017年に相応しい幕末ものとして新たに書き下ろした。黒木瞳演じる伏見の船宿「寺田屋」の女将お登勢と、筧利夫演じるその夫伊助を中心とした夫婦の物語を軸に、藤本隆宏演じる坂本龍馬、のちにその妻となる、田村芽実演じる若き日のおりょう、渡辺大輔演じる幕末の志士ら、多彩な登場人物たちが織りなす、動乱の時代の中にあってもひたむきに生きる市井の人々の、人間味あふれるドラマが展開されている。

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【物語】
安政の末、初夏の京都、伏見。
蛍の光が美しい夕刻、伏見の船宿「寺田屋」の跡取り息子・伊助(筧利夫)の元に、彦根から1人の娘が嫁いでくる。彼女の名はお登勢(黒木瞳)。白無垢姿も美しい彼女は、寺田屋に骨を埋める覚悟で婚礼に臨もうとしていたが、伊助の母お定(沢田亜矢子)は、この縁組が気に入らず祝言の席には出ないと言い張り、姿を見せようともしない。更に肝心の伊助も箒を手に掃除をし続けている有様で、お登勢に付き添ってきた叔父、叔母は立腹。お登勢を連れ帰ろうとするが、お登勢は「ひとたび嫁ぎ先の敷居をまたいだからには、自分は寺田屋の人間。戻る実家はありません」とその場を動こうとしない。そんなお登勢の健気さに打たれた寺田屋の親戚筋に当たる医者・玄庵(伊藤正之)のとりなしで、ようやく祝言があげられることになり、お登勢は晴れて寺田屋の若女将となる。

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だが、姑のお定だけでなく、伊助の妹お椙(桜乃彩音)もお登勢が気に入らず、恋仲の五十吉(河相我聞)と計ってお登勢を追い出そうと画策するが、やはり玄庵の機転で図り事が露見し、ここが潮時と伏見を後にした五十吉を追って、お椙は駆け落ち。老いには勝てなくなってきたお定、商売には全く身が入らない伊助に代わって、お登勢が店を切り盛りするようになり、番頭の佐市(深沢敦)をはじめ、奉公人たちも女将としてのお登勢を認めていく。
嫁入りから四年後の文久二年の春、お登勢は店の前に捨てられていた赤ん坊を拾い、居合わせた討幕派の薩摩藩士・有馬新七(渡辺大輔)は、この赤ん坊の為にも自分たちが良い世の中に変えていく、と語りかけるが、直後に穏健派の薩摩藩士の一党が現われ、味方同士のはずの薩摩藩士が互いに斬り合いとなり、新七は壮絶な最期を遂げる。心優しい青年が目の前で命を落としたことに、お登勢はただ慄然と立ち尽くす。

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事件から更に四年。捨てられた子供を我が子として育てていたお登勢の前に、変わり果てたお椙が現われ、思いもかけぬ真実を語り、祭りの喧噪の中に走り去ってしまう。必死で後を追ったお登勢は、元土佐藩の浪士・坂本龍馬(藤本隆宏)と、おりょう(田村芽実)という若い娘に出会い、龍馬からおりょうを養女として預かって欲しいと託される。新七の死から、新しい時代の胎動に目を向けるようになったお登勢は、おりょうを預かることにする。
そんなある日、龍馬を訪ねて薩摩から中村藤次郎(渡辺・二役)がやってくる。新七に面差しがそっくりの藤次郎にお登勢は驚きを隠せなかったが、薩摩と長州が手を結ぶことに奔走する龍馬と志を同じくする藤次郎を、快く迎え入れる。そんな寺田屋に、幕府守護職の新選組の一団が御用改めだと踏みこみ、藤次郎をかくまったお登勢と新選組の間で、押し問答が続いているのを、とっさの機転で伊助が助け、難を逃れる。だが伊助は、寺田屋が討幕派の隠れ家になることを好まず、天下国家がどうなろうと、自分たちはここで生きていくしかないのだと語るが、維新へと向かう時代の嵐は、確実にお登勢と伊助の夫婦を巻き込んでいき……

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作品の原作の1つである司馬遼太郎の『竜馬がゆく』は、やはり司馬の作品である新選組副長・土方歳三の生涯を描いた『燃えよ剣』と並ぶ、幕末ものの揺るぎない最高傑作として読み継がれている小説だ。特に坂本龍馬、土方歳三、沖田総司など、幕末の永遠のヒーローたちの人となりや、性格を、日本人のほとんどが、司馬の小説の造形そのままに信じ、認知しているのは思えば驚異的な話で、司馬遼太郎という作家の鬼才ぶりは、この一事だけでも揺るぎようのないものだろう。

だがその一方で、2017年に没後20年を数えた時代小説家・藤沢周平の、歴史上のヒーローを扱うのではなく、架空の小藩の名もなき武士や、市井の人々がただひたすら真摯に、懸命に生きる姿を描いた時代小説群が、空前の大ヒットとなり愛され続けているのも、現代の確かな潮流となっている。それは、この作品の元になった『京の螢火〜お登勢と竜馬〜』が上演された1971年当時からの大きな変化で、実在したヒーローたちだけではなく、歴史に名を残してはいないが、確かに生きていた市井の人々に、今、現在の日本人の心が共振している証でもあった。

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今回、『京の螢火』を新たに書き下ろしたわかぎゑふは、その時代が求めている風を確実にとらえている。ここには、「寺田屋事件」の現場となったことで後世に知られる「寺田屋」を舞台にし、坂本龍馬をはじめとした実在の幕末の志士たちを多く登場させながらも、主人公はあくまでも「寺田屋」に嫁いだお登勢という女性であり、その夫の伊助であるという、市井の人々を中心にした視点がある。そのため舞台には、非常にわかりやすい嫁姑の確執や、小姑の駆け落ち騒動などの、人間ドラマが内包されつつ、登場人物たちが逃れ難く歴史の荒波にもまれる様と、だからこそ拠り所になる夫婦愛が描かれていて胸をうつ。そうした視点を持ったことで、この作品は、こんな人たちが確かにいたかもしれないと思え、絵空事にならずに共感できる、時代ものの芝居の在り方としての、ひとつの形を指し示したものとなった。明治座初登場という演出家わかぎゑふの力が、2017年ならではの時代劇を生み出しているのが素晴らしい。

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そんな舞台の中心、ヒロインお登勢に扮した黒木瞳の力量が、作品の陰影を深めている。白無垢姿で登場する初々しい花嫁姿から、姑、小姑との軋轢に耐え、幕末の志士に共感し、やがて度量の深い大女将として成長していく。まるで絵に描いたような女優芝居を、十二分に支える黒木の演技力に、持ち前の愛らしさ、美しさが加わり、押しも押されもせぬ主演ぶりだ。こうした女優芝居が、減少の一途をたどる時代にあって尚、黒木瞳が女優芝居の華を咲かすことのできる、数少ない大女優だと改めて示した快演となっている。

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その夫伊助の筧利夫が、飄々と舞台に位置しているのも、作品のカラーを助けている。あっちもこっちも汚いと、いつも掃除ばかりしている伊助が、つまりは世の中が汚いと言っていることを、きちんとわからせた上で決して説教臭くならないのは、筧の軽やかさあったればこそ。それでいていざとなると頼りになる夫の造形が見事。

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この夫婦に関わる歴史上の有名人たちでは、坂本龍馬の藤本隆宏の骨太な造形が面白かった。これまでの龍馬像からすると、もう少し軽みのある人物を想像し勝ちだが、それは前述した通り司馬史観が生み出した龍馬像であって、こうしたどっしりした人物が坂本龍馬でも何も間違っていないし、むしろ新鮮だ。
特に藤本の持ち味に鷹揚な温かさがあるのが、おりょうと結婚する前の作中の流れに相応しく、明治座初登場となった田村芽実のおりょうの、真っ直ぐに体当たりの演技を包み込んでいて、田村の清新さも生き、良い並びだった。田村にとっても女優としての大きなステップになるはずの、この舞台は長く記憶に残るものとなることだろう。

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また、有馬新七と中村藤次郎の二役を演じた渡辺大輔の美丈夫ぶりが、なんとも爽やかで強烈に目を引く。寺田屋騒動で、自分が盾になる形になった為に、敵を倒せない同志に「おい(俺)ごと刺せ!」と叫び、敵方と共に串刺しになって命を落としたというエピソードが、あまりにも有名な有馬新七なだけに、せっかく当代の若手人気俳優である渡辺の出番が、これだけなのかと案じられたが、そこはさすがのわかぎゑふが、有馬に面差しがそっくりという設定の薩摩藩士・中村藤次郎として2幕にも登場させ、お登勢との芝居も実に効果的。殺陣も美しく決まり、ミュージカルでの活躍が顕著な渡辺の、和物の芝居での可能性も、さらに広がっていくのを感じさせた。

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また、黒木と同じ元宝塚歌劇団トップ娘役だった桜乃彩音が、出産後の復帰舞台として伊助の妹お椙を演じ、ただ綺麗な小姑ではない、ドラマチックに変化していく役柄を巧みに魅せている。お登勢に辛くあたっている時でも、徹底的に嫌な女にならないのが、桜乃のたおやかな美しさならではで、やはりこの人の華は貴重。今後も是非様々な舞台で活躍して欲しいものだ。

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そのお椙と恋仲の五十吉の河相我聞は、ヤクザ者の持つ危ない魅力を発揮。寺田屋の姑お定の沢田亜矢子の権高さも当を得ている。一方、番頭・佐市の深沢敦と医者・玄庵の伊藤正之は、お登勢の味方になり、観客から見て親近感がわく役柄を、温かく造形して舞台に人情の香りを立ち上らせた。

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演出面でも、回り舞台や幕前、花道の芝居を絡ませながら、適度にスピード感がありつつも、明治座ならではのゆったりとした芝居の流れを上手く残したわかぎの功績が光り、黒木を中心に全員が歌い踊るカーテンコールの趣向も洒落ていて、2017年の、更に明治座ならではの、親しみやすく楽しく、心に沁みる時代ものの舞台となっている。

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〈公演情報〉

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明治座11月公演『京の螢火』
原作◇織田作之助「螢」司馬遼太郎「竜馬がゆく」脚本 北條誠より
脚本・演出◇わかぎゑふ
出演◇黒木 瞳、筧 利夫、藤木隆宏、渡辺大輔、桜乃彩音、田村芽実/深沢 敦、伊藤正之、河相我聞、沢田亜矢子   ほか
●11/3〜26◎明治座
〈料金〉 S席(1階席・2階前方席)12,000円 A席(2階後方席・車椅子スペース)8,500円  B席(3階席)6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉明治座チケットセンター 03-3666-6666(10時〜17時)





【取材・文・/橘涼香 写真提供/明治座】



『えんぶ8号』
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松岡充主演でKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『三文オペラ』を上演!

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ブレヒト&ヴァイルによる名作『三文オペラ』が、谷賢一演出、松岡充主演、共演に吉本実憂、峯岸みなみ、貴城けい、村岡希美、高橋和也、白井晃という豪華俳優陣で、来年1月〜2月にKAAT神奈川芸術劇場で上演される。
 
KAATでは、白井晃芸術監督を中心に才能ある若手演出家との取り組みに力を注いできた。今回は、劇作家・翻訳家としても活躍する演出家・谷賢一をフィーチャー、ブレヒト&ヴァイルの名作『三文オペラ』に挑む。音楽監督は、谷と同世代のロックバンド「ドレスコーズ」で活躍し、文筆活動や映画出演等にも活動を広げる志磨遼平が、舞台公演での初の音楽監督をつとめる。

主役のマクヒィスには、SOPHIA・MICHAELのヴォーカルで、俳優としても活躍がめざましい松岡充。
マクヒィスを巡る女性たちには、国民的美少女コンテストのグランプリを獲得した吉本実憂、AKB48の峯岸みなみ、2人はこれが初舞台となる。また元宝塚宙組トップスターの貴城けい、ナイロン100℃の村岡希美といった実力派女優たち。そして舞台・映像と幅広く活躍中の高橋和也、さらに芸術監督白井晃も俳優として出演する。

【あらすじ】

マクヒィス(松岡充)は、乞食商会社長ピーチャム(白井晃)のひとり娘ポリー(吉本実憂)をみそめ、その日のうちに結婚式を挙げる。それを知ったピーチャムとピーチャム夫人(村岡希美)はなんとか別れさせようと、マクヒィスと長年の親友同志である警視総監タイガー・ブラウン(高橋和也)を脅し、マクヒィスを逮捕させようとする。両親の企みをポリーから聞いたマクヒィスは、逃げると称して娼館に立ち寄るが、そこで昔なじみのジェニー(貴城けい)に裏切られ、逮捕されてしまう。牢獄に入れられたマクヒィスだが、たずねてきたポリーと、マクヒィスといい仲になっているブラウンの娘ルーシー(峯岸みなみ)が鉢合わせすると、2人の嫉妬の口論を利用し、マクヒィスはまんまと脱獄するが・・・。
2018年1月、いまだかつて誰も見たことのない音楽劇『三文オペラ』が姿を現す!

〈公演情報〉
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『三文オペラ』
作◇ベルトルト・ブレヒト
音楽◇クルト・ヴァイル
演出・上演台本◇谷賢一
音楽監督◇志磨遼平(ドレスコーズ)
出演◇松岡充、吉本実憂、峯岸みなみ、貴城けい、村岡希美、高橋和也、白井晃
青柳塁斗、相川忍、今村洋一、小出奈央、小角まや、奈良坂潤紀、西岡未央、野坂弘、早瀬マミ、平川和宏、峰亮介、森山大輔、和田武
 
●2018/1/23〜2/4◎KAAT神奈川芸術劇場 ホール
〈料金〉
S席 7,800円 A席 6,000円(全席指定・税込) 
U24チケット3,900円(観劇時24歳以下対象・当日指定席引換・要身分証明書)
高校生以下チケット 1,000円(当日指定席引換・要学生証)
シルバー割引 7,300円(観劇時65歳以上対象)
 P席 2,000円(劇中に登場する『ピーチャム乞食商会』にちなみ、ピーチャム商会の一員としてライブで演劇に参加する席。※注意事項ー参加型のオールスタンディングの自由席。開演60分前までに集まり、「P席レッスン」を受けることが必須。開演時間を過ぎると席へ案内できない場合もあります。)
〈公演HP〉http://www.kaat.jp/d/sanmon







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龍 真咲『One Night Dream』スペシャルゲストでジャズセッションに挑戦!

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元宝塚歌劇団、月組男役トップスターの龍真咲が11月11日、東京・有楽町の東京国際フォーラム ホールCで行われたエンターテインメント・ショー『One Night Dream』にスペシャルゲストとして出演し、ジャズセッションに挑戦した。
 
日本で初めてデューク・エリントン・オーケストラと共演した玉野和紀が構成・演出・振付・出演する歌、ダンス、タップ満載の一夜限りの豪華なショーで、ミュージカル界の実力派・川平慈英やシルビア・グラブ、ダンサーで俳優としても活躍する東山義久や大貫勇輔、シンガーソングライターの川島ケイジ、バイオリニストの寺井尚子らとの競演。当初は夜だけの公演予定だったが、完売したため昼公演も追加された。
 
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8月23日発売のアルバム「L.O.T.C 2017」でメジャーデビューした龍にとっては、念願のビッグバンドとのジャズセッション。羽毛田耕士&スーパー・コラボ・ビッグバンド、約20人のダンサーを従え、アルバムのリード曲でジャズテイストの「Silly game」を色っぽく歌い上げた。
 
「一番大事な曲です。今回振付をしてくれたのはコンサートやディナーショーを担当してくれた元宝塚の隼海惺ちゃん。長い付き合いの中、一緒に場面を作れたのはうれしかった。ワンナイトだったはずが、公演が追加されて、昼夜2公演、ビッグバンドと競演できて、いい刺激になりました」と声を弾ませた。
 
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右肩が開いたセクシーな黒のドレスで登場し、計6回衣装替え。エラ・フィッツジェラルドの名曲「ナイト・アンド・デイ」をのびやかに歌い、トニー・ベネット&レディー・ガガが歌った「チーク・トゥ・チーク」ではシンガーソングライターの川島ケイジと息の合ったデュエットも聞かせた。ほかにも「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」、ゲスト総出となったガーシュウィンのスタンダード曲「アイ・ガット・リズム」、「キャバレー」の日本語版と多彩に表現した。トークタイムでは「東大阪市出身の龍真咲です。オフの日は12時間寝ています」と笑いも誘いつつ、「やっと緊張が解けたのに、終わってしまうのが悔しい」と充実の表情を見せていた。
 
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人気ミュージカル『1789 ―バスティーユの恋人たち―』(来年4月9日、帝劇で開幕)の演出家、小池修一郎からは以前より、「龍にはジャズに挑戦してほしい」という声があった。「初めて、その言葉の意味が分かりました。ジャズの重み、深みを感じました。今後、歌い続ける中、ジャズのリズム感は大事。ジャズはいろんなジャンルにつながっている原点なんだなと改めて思いました」と話した。
 
今後も歌手活動が続く。12月9日には『めざましクラシックス in Hyogo』(兵庫県立芸術文化センター 大ホール)に出演。「宝塚を退団して、再びお膝元に帰ってきましたということをメインにやらせていただきます」と龍。12月18日の誕生日には東京・丸の内のコットンクラブでファンクラブ限定ライブも行う。「この1年の集大成。今回はピアノ1本で、シンプルなウソがつけないステージ。最前列の方との距離は1メートルくらいなので、血が通っている、息遣いを感じていただけます。私を応援してくださった方が楽しんでいただけるような、こだわりライブを見せたいです。記念の日をみなさんと過ごせるというのは、とても幸せなことです」と心待ちにした。

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【資料提供/スペースクラフト】 




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