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星組新トップコンビ紅ゆずる&綺咲愛里華やかにお披露目!宝塚歌劇星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』

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宝塚星組の新トップコンビ紅ゆずる&綺咲愛里のお披露公演である、宝塚歌劇星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』が日比谷の東京宝塚劇場で上演中だ(6月11日まで)。

ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(※以下、『スカーレット・ピンパーネル』)は、1997年にブロードウェイで初演され、大ヒットを記録したミュージカル。バロネス・オルツィの小説「紅はこべ」を原作に、大革命勃発後の恐怖政治の嵐吹き荒れるフランスで、次々と処刑されていく罪なき貴族たちを救うべく、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニーが仲間たちと秘密結社を結成し、スリルと知恵で歴史の荒波に立ち向かう冒険活劇の要素と、それによってすれ違う夫婦の心理描写を描いた娯楽作品は、フランク・ワイルドホーンの数々の名曲と共に喝采を集めた。
 
このブロードウェイミュージカルに、ワイルドホーンが宝塚版の為に書き下ろした佳曲「ひとかけらの勇気」を主題歌に据え、王大使ルイ・シャルルの救出劇という新たな軸を加えた、小池修一郎の潤色・演出による宝塚バージョンが2008年宝塚星組により本邦初演。安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音らによる上演は絶賛を集め、第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞。 続く2010年、霧矢大夢、蒼乃夕妃、龍真咲、明日海りおらによる月組での再演も大好評で、常に再演の呼び声の高い 宝塚歌劇の人気演目に成長を遂げた。また、昨年、石丸幹二、安蘭けい、石井一孝らの出演による、梅田芸術劇場企画・制作の男女版の上演も大ヒットを飛ばしていて、日本ミュージカル界全体でも、広く愛される作品として定着している。
 
今回の上演は、そんな作品の宝塚歌劇での3演目であり、本邦初演である08年の星組公演時に、新人公演で主人公パーシー・ブレイクニーを演じ、一躍スターダムに躍り出た紅ゆずるが、星組のトップスターとしての披露公演で、再びパーシーを演じるという、ドラマティックな邂逅による舞台となっている。

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【STORY】

1794年のフランス、パリ。1789年に起こったフランス大革命から数年が経ったパリの街では、ロベスピエール(七海ひろき)を指導者とするジャコバン党によって、貴族たちが次々と捕らえられ、公正な裁判もないままに断頭台へと送られる日々が続いていた。そんなフランス革命政府の敷く恐怖政治に異を唱える人物がいた。彼の名はパーシヴァル・ブレイクニー(パーシー・紅ゆずる)。イギリス貴族である彼は、誰にもその正体を知られぬまま、赤い星型の花「スカーレット・ピンパーネル」と名乗り、無実の罪で処刑されていくフランス貴族を密かに救い出しては、国外に亡命させる活動を続けていた。
 
そんな日々の中でパーシーは、コメディフランセーズ劇場の花形女優マルグリット(綺咲愛里)と恋に落ち、二人は電撃的に婚約。海を渡りイギリスでパーシーの妻となる道を選んだマルグリットは、最後の舞台で観客に別れの挨拶をしていた。だが、思いあまって革命政府を批判する発言をしたマルグリットに、ロベスピエールは怒り、配下の公安委員ショーヴラン(礼真琴)が公演の中止と劇場の閉鎖を言い渡す。かつてマルグリットとショーヴランは革命の夢を追い、共に闘った同士だったが、マルグリットは恐怖政治に疑義を感じ、ショーヴランはロベスピエールのもと、粛清の道を突き進むことが革命の成功をもたらすと信じ、互いの道は遠く離れていた。
それでもマルグリットとの絆は切れていないと思いこむショーヴランは、劇場の閉鎖を解くことの引き換えに、反共和派の貴族で「スカーレット・ピンパーネル」の正体を知る人物と目されているサン・シール侯爵(夏樹れい)の居所を教えろとマルグリットを脅す。悩んだ末、マルグリットは侯爵に決して危害を加えないという条件で、侯爵の隠れ家を知らせる手紙をショーヴランに渡してしまう。だが、ショーヴランがそんな約束を履行するはずもなく、「スカーレット・ピンパーネル」の正体を決して明かさなかった侯爵は、断頭台へと送られる。
 
そんな顛末を露知らぬまま、イギリスに戻ったパーシーとマルグリットは、大勢の友人たちに祝福され、結婚式を挙げていた。だが、幸福の絶頂にあるパーシーは、「スカーレット・ピンパーネル」として共に行動している友人デュハースト(壱城あずさ)から、フランスでサン・シール侯爵が処刑されたことを知らされる。侯爵の隠れ家を知っていたのはパーシー、デュハースト、もう1人の「スカーレット・ピンパーネル」の仲間であるフォークス(天寿光希)、マルグリットの4人だけだった。新婚の妻を疑うことなど思いも及ばないパーシーだったが、やがてその疑惑は紛れもないものとなる。

マルグリットへの愛と懐疑との間で懊悩するパーシーは、その思いをねじ伏せるが如く、更に信頼できる仲間を増やし、再びフランスへ渡る。彼の最も大きな目的は、王大使ルイ・シャルル(星蘭ひとみ)の奪還だった。パーシーと行動を共にする者の中には、マルグリットの弟アルマン(瀬央ゆりあ)もいたが、パーシーはマルグリットの安全の為と説き、アルマンにもマルグリットに自分たちの正体を明かさないよう固く言い渡す。そんな日々の中で、突然人が変わったようによそよそしくなった夫に戸惑うマルグリットの元へ、フランス政府特命全権大使となったショーヴランが再び現れる。
ショーヴランはなんと、パリで活動するアルマンを捕らえた。弟の命を救いたければ、「スカーレット・ピンパーネル」の正体を探る手伝いをしろと、更なる脅しをかけてきた。パーシー、マルグリット、ショーヴラン、それぞれの愛と思惑は、フランスとイギリスを股にかけて揺れ動いていき……。

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7年ぶりに、宝塚歌劇版の『スカーレット・ピンパーネル』に接して改めて感じるのは、潤色・演出の小池修一郎の鮮やかな仕事ぶりだ。原作小説の「紅はこべ」、更に、昨年梅田芸術劇場の企画・制作で、ガブリエル・バリーの潤色・演出で上演された、よりブロードウェイ版に近い『スカーレット・ピンパーネル』の記憶が鮮烈な時期であるだけに、宝塚版の為に書き下ろされた主題歌「ひとかけらの勇気」をパーシーの行動の軸に置き、その最終目標を王大使ルイ・シャルル奪還に据えた、作劇の見事さが際立つ。そこには如何にも宝塚に相応しい、ヒーローのヒーローたる真っ直ぐな意志が明確に見えていて、冒険活劇としての妙味と、スピード感が増幅される効果となって表れている。更になんと言っても『ベルサイユのばら』を伝家の宝刀とする宝塚歌劇において、王妃マリー・アントワネットの遺児であるルイ・シャルルが、無事に国外に逃げ延びたというエピソードが、どれほど観客の心をつかんだかは計り知れない。この優れた着眼点を持った『スカーレット・ピンパーネル』が、引いては、宝塚に『ベルサイユのばら』とはまた違った視点の、フランス大革命ものを描き出す原動力となったことは間違いないだろう。
この作品の成功があったればこそ、のちに小池自身が手がけた『1789〜バスティーユの恋人たち』や、植田景子の『ジャン・ルイ・ファージョン─王妃の調香師─』、小柳奈穂子の『ルパン三世─王妃の首飾りを追え』、原田諒の『瑠璃色の刻』が生まれ、更に今年11月、生田大和が『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』を発表することが決まっている、宝塚歌劇の「フランス大革命ものシリーズ」とも呼びたいほどの、あらゆる角度から、それぞれの切り口で、若手作家たちがフランス大革命に題材を求める道が開かれたと言っても過言ではない。
もちろん、大劇場空間をいっぱいに使って、ブレイクニー邸の図書室がデイドリーム号の甲板になる爽快感を頂点とする、劇場機構の巧みな使い方や、パーシー、マルグリット、ショーヴランの三角関係の美しい描き方も含め、宝塚版ならではの構築の見事さも健在で、梅田芸術劇場版の為に書き下ろされ、今回、七海ひろきが演じることで役の比重が大きくなったロベスピエールの為に宝塚版にも採用された新曲を、「ロベスピエールの焦燥」として取り込んだ巧みさ(梅芸版は、ロベスピエールを演じる役者がイギリス皇太子プリンス・オブ・ウェールズも二役で演じたので、全く曲の置かれた設定が違うとは言え)は、アレンジャーとしての小池修一郎の力量と才気を、再確認させるものに他ならなかった。

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そんな作品で星組トップスターとしての披露を飾った紅ゆずるは、前述したように、初舞台から7年目までの若手だけで上演される、宝塚独自の「新人公演」という一夜限りの公演で、その初舞台から7年目のラストチャンスにして、初主演を勝ち取り、パーシー・ブレイクニーを体当たりで演じたことによって、今日トップスターにまで上り詰めるに至った人だ。宝塚というところは、初舞台間もなくから抜擢に次ぐ抜擢で、スターダムを駈け上がる人材がいる一方で、何か1つの大きな当たり役を得たことによって、一夜にして宝塚人生が全く変わるという人材もいる、リアルに劇的な世界を有している劇団だ。そこには、長くこの歌劇団を見続けている人々だけが、知ることのできるドラマが内包されていて、その一夜にして宝塚人生が変わった代表格が紅ゆずるというスターだった。
なにしろ08年初演時の新人公演のパーシー役は、紅にとって「はじめて銀橋を1人で渡った」機会だったほどで、あの一夜の成功がなかったら、今日大羽根を背負って、組全体を率いる「星組トップスター紅ゆずる」は、宝塚に存在しなかっただろう。そんな人材が、宝塚スターとしての人生を180度変えた同じ作品で、トップスターとしての披露を果たしている。この巡り合わせのドラマの前には、すべてが平伏す。フランク・ワイルドホーンの、どこまでも伸びる美声と豊かな声量なくしては歌いこなせないミュージカル・ナンバー、つまりは今の時代のミュージカルの主流となる楽曲の数々の歯ごたえの強ささえ、紅の持つドラマには敵わない。だからこそ、パーシー・ブレイクニーを出世作としたトップスターが生まれ出たことを、ただ素直に寿ぎたい。中でも紅の持ち味が「男とお洒落」のナンバーを、これまでの誰よりもウィットに富んだ色合いにしたことは、紅のパーシー独自のものだったし、そこから全体に軽快さと、洒脱さが作品に加味されたことも興味深かった。とりわけ、パーシーの変装であり、所謂コテコテに演じることも十分できるスパイ・グラバンの演技に、ある種の抑制がきちんと効いていたのは、宝塚のトップスターとなった紅の的確な判断として評価できる。洒脱なエスプリをもった、紅色に染まる新たな星組がますます楽しみになった。

その紅の相手役となった綺咲愛里も、これがトップ娘役としての正式なデビュー。これまで紅との共演経験も多く、とびきり愛らしいキュートな小顔が、紅との絶妙な好バランスを生んでいる。フランスの大女優であり、かつて革命の闘士でもあったマルグリットは、宝塚の娘役としては相当な難役に入るし、どちらかと言えばこれまで大人の個性の娘役が担当してきた役柄でもあるから、現代のアイドルに通じるルックスの綺咲には手強いものだったと思うが、台詞発声がもともとアルト系だったことや、化粧法の工夫などで、役に果敢に近づくことに成功している。何より紅との相性が良いというのは、トップコンビとしての可能性を大いに広げるものに違いなく、ここからはじまる二人を中心とした星組の未来に期待を抱かせた。

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もう1人の大役ショーヴランには、これも今回から男役二番手スターとなった礼真琴が扮した。何しろこの役は初演の柚希礼音の当たり役、柚希がのちに宝塚10年に1人の大スターと称されるスターに至る、文字通り男役として化けた役柄としての記憶が鮮烈で、その柚希に憧れて宝塚に入った礼が、ここでショーヴランを演じるということにも、やはり宝塚世界ならではのドラマがあり、感慨深いものがある。マルグリットと男女の関係にあったということを、宝塚の枠組の中で見事に香り立たせて見せた柚希の色気にはやはりまだ及ばないが、そこを目指していることはよく見て取れるし、豊かな歌声は今回の上演の白眉。いずれ『ロミオとジュリエット』のロミオや、『1789─バスティーユの恋人たち』のロナンなど、青年の輝きが似つかわしい役どころを演じる礼を観てみたいという希望は、おそらく多くの観客が持っているものだと思うが、その日の為にも、ここでショーヴラン役を演じた経験が必ずや生きてくることだろう。期待したい。

そして、今回、この人の為に役柄が膨らませられた、つまり新星星組にとって欠くべからざる存在であることが、改めて印象づけられたのが、ロベスピエールの七海ひろき。フィナーレまである宝塚には、全体の上演時間に制限がある関係上、大きなスターである七海がロベスピエールを演じるからには、いっそ梅田芸術劇場版のようにプリンス・オブ・ウェールズとの二役をさせてもいいのではないか?と思ったものだったが、とにかくロベスピエールの氷の美貌があまりにも際立っていて、誰かとてつもなく美しい人が視野をかすめた…と思うと、ほぼ例外なく七海だったのには舌を巻いた。その為、決して多いとは言い難い出番の数々がどれも印象的なものになったし、難曲中の難曲である新曲「ロベスピエールの焦燥」も、小池の構成の見事さと、本人の美しさが克服していて、まさに「美は正義なり」。宝塚の至上命題を体現する人材として、今後も是非大切に遇して欲しいスターだ。

そしてプリンス・オブ・ウェールズを演じた専科の英真なおきは初演以来の登板だが、今回コメディリリーフ的な面がわずかに後退して、皇太子はパーシー=スカーレット・ピンパーネルであるということを、実は察知しているな、と感じさせる陰影が前に出たのが面白かった。これは紅の洒脱さが勝ったパーシーとの対比としても良い効果で、さすがはベテランの妙味。冒頭スカーレット・ピンパーネルに救われる伯爵夫人の組長・万里柚美、革命政府のピポー軍曹の副組長・美稀千種も、初演以来の登板で、それぞれに深みを得た演じぶりが年月を感じさせる。
一方、マルグリットの弟アルマンの瀬央ゆりあには上り坂の勢いがあるし、この公演から星組生となったマリーの有沙瞳との並びも麗しい。有沙は組替えが1つの良い転機になったようで、実にスッキリと美しくなった。持ち前の歌唱力も光り、星組での活躍が楽しみだ。パーシーに最も近しい友人デュハーストとフォークスに、紅の盟友とも言える壱城あずさと天寿光希が配されているのも、やはり紅が内包する宝塚のドラマを更に高める効果があったし、彼女たちに、十碧れいや、麻央侑希、紫藤りゅう、綾凰華、天華えま、の星組の男役群の中心を形成するきら星たちが集った「ピンパーネル団」の華やかさも目に楽しい。彼ら全員に恋人がいることで、音波みのり以下、娘役たちにもスポットが当たるのも宝塚版ならではの美点。トップコンビの幸福感あふれるデュエット・ダンスに帰結する、フィナーレの展開も美しく、宝塚版『スカーレット・ピンパーネル』独自のオーラを感じさせる公演となっている。

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また、初日を前に通し舞台稽古が行われ、新トップコンビ紅ゆずると綺咲愛里が囲み取材に応えて、公演への抱負を語った。

紅は「大劇場でのお披露目公演も終えまして、東京では新たな気持ちで挑みたいと思っております。そしてちょっとずつ演出というか役作りが変わっておりまして、それをどんどん膨らませていきまして毎日、毎公演全力投球でいきたいと思っております」
 
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また綺咲が「大劇場を終えて私もまた新たな気持ちで役に思い切ってぶつかっていきたいと思いますし、1回1回の公演を大切にそして精一杯千秋楽まで進化し続ける舞台を努めたいなと思っております」

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とそれぞれに力強く挨拶。トップ披露公演に向かう意気込みの大きさを感じさせた。

特に、印象的だったのは、フィナーレのデュエットダンスの幸福感に満ちた様子を紅が「本当に綺咲を可愛いと思っている」と語ると、綺咲が「二回目の結婚式だと思っています」と答えたことで、コンビとしての2人と、劇中の役柄としての2人、双方が相まってあのハッピーオーラが劇場中に充満したのだなと感じられ、ここから歩みはじめるトップコンビへの期待が大いに高まった。

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また「大羽根を背負って見える景色は?」と問われた紅が「孤独だと感じる人もいらっしゃると聞いていましたが、私にはなんて美しい景色なんだろうという風に映りました、毎日そう感じています」と答え、トップスターという地位に就いた人だけが見ることのできる景色が、紅にとってひたすらに美しいものであることに、感動を覚える時間となっていた。
 
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尚、囲み取材の詳細は、舞台写真の別カットと共に7月9日発売の「えんぶ」8月号にも掲載致します。どうぞお楽しみに!


〈公演情報〉
宝塚歌劇星組公演
ミュージカル 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』
THE SCARLET PIMPERNEL 
Book and Lyrics by Nan Knighton  Music by Frank Wildhorn 
Based on the Novel “The Scarlet Pimpernel” by Baroness Orczy 
Original Broadway Production Produced by 
Radio City Entertainment and Ted Forstmann 
With Pierre Cossette, Bill Haber, Hallmark Entertainment and 
Kathleen Raitt 

潤色・演出◇小池 修一郎
出演◇紅ゆずる、綺咲愛里 ほか星組
●5/5日〜6/11日◎東京宝塚劇場 
〈料金〉SS席12,000円 S席8,800円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉東京宝塚劇場 03-5251-2001



【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】




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愛され続けるエンターテイメントステージ『CLUB SEVEN ZERO』間もなく開幕! 玉野和紀・吉野圭吾・東山義久・西村直人インタビュー

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ありとあらゆるエンターテイメントの要素をギュっと詰め込んで、ノンストップで走り続けるステージとして愛され続ける『CLUB SEVEN』。
その総合クリエーターである玉野和紀が『CLUB SEVEN』の形を創ってくれたメンバーとして絶大な信頼を寄せるのが吉野圭吾、東山義久、西村直人。この4人に今回はさらに原田優一、蘭乃はな、香寿たつきが加わった『CLUB SEVEN ZERO』が、6月8日からシアタークリエで幕を開ける。(6月22日まで。5月26日〜28日◎シアター1010でプレビュー公演、6月3日、4日◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、6月23日◎刈谷市総合文化センターアイリス公演あり)

10作目のメモリアルステージを経て、11作目となることで、新たに「ZERO」と名付けられた舞台に向けて、オリジナルメンバーの4人が、それぞれが抱く『CLUB SEVEN』への思い、4人の絆、また、お互いの魅力などを語り合ってくれた「えんぶ6月号」の記事をご紹介する。

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東山義久・玉野和紀・吉野圭吾・西村直人

名場面をたっぷり盛り込んだ「A」「B」2つのパターン

──1昨年の『CLUB SEVEN 10th stage!』を経て、今回新たに『CLUB SEVEN ZERO』ということですが、この「ZERO」に込めた思いから教えてください。
玉野 じゃあ、ヨシ(東山)から。
東山 えぇ? それはやっぱり(笑)。
西村 そこはまず玉野さんからでしょう(笑)。
玉野 (笑)6年ぶりにこの4人が集まって、『CLUB SEVEN』の立ち上げと言いますか、形を作ってくれたのがこの4人なので、1つの集大成であり、新しい出発という意味で、「ZERO」がいいんじゃないかな? と。今回、男性5人、女性2人、作品がはじまった一番最初の形にもなっているので「ZERO」と名付けました。
──はじまりであり集大成でもあると言うと、これまでの名場面なども?
玉野 そうですね。「10」まではとにかく走り続けて来て、次々と新しいものを創ってきたので、今回はこれまでの色々なキャラクター、面白いものも、楽しいものもたくさんあるので、手直ししつつまたお見せできたらなと。
吉野 新作もやりますよね。
玉野 あぁ、もちろん、もちろん。回顧だけではなく、新たなものも創っています。ただ、お客様の中からも『CLUB SEVEN』ならあれがなくちゃ! というものが、どんどん出てきた中で、進化もし、ハードルも上がって、ある意味1人歩きをしている。それも含めて『CLUB SEVEN』なのかな? と思うので、「1」から観てくださっているお客様には、懐かしいキャラがいっぱい出てくると思います。この機会にあれもこれも、とピックアップしていったら3時間じゃ収まらなくなって、AとBの2つのパターンになりましたので、是非両方観て欲しいです。
──そういう意味で、2つのパターンがあるんですね? かなり内容は違うのですか?
玉野 そうですね、「スケッチ」と呼んでいるコントの要素のあるものは、4つ変えているので。
東山 4つっていうことはほぼ全部ですよね?(笑)。
玉野 あぁ、まぁね(笑)。
──では2公演分覚えるということですか?
西村 (間髪を入れず)そういうことなんです。
吉野 早かったよね、今(笑)。
東山 即答だった(笑)。
玉野 だから僕も今一生懸命やっているのに、終わらないのは何故なんだろう? と思っていたら、倍作っていたんだ! と(笑)。でも、お客様への感謝の意味も込めて、頑張ろうと思います。

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阿吽の呼吸で通じ合える4人

──改めて、こうしてこの4人が集まったことについては?
吉野 なんでもできるね。
西村 うん、なんでも来い!
玉野 なんでも渡せるメンバーなので、もう極端に言えば「ここ頼むね」って白紙の台本でも渡せる連中だから。
東山 いや、方向性だけは示してくれないと!(笑)
西村 でもタイトルだけとかあるよね(笑)。
玉野 ここで面白いことして!とネタを出してもらったり、アイディアを持ち寄りながら、『CLUB SEVEN』は皆で創ってきたという感じなので。
──この4人ならではのものというあたりは?
吉野 やっぱりチームワークじゃないですか? それぞれが自分を出してきて、ちゃんとまとまると言うか。
玉野 阿吽の呼吸はあるね。それぞれ1人1景、任せられる、『CLUB SEVEN』の皆が主役であり、皆がアンサンブルである、という基本の方向性をきちっと押さえてくれている人たちなので、僕が芯となるものを作ってしまえば、後はどんどん進化させてくれる。安心して任せられるメンバーですね。

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皆が主役でありアンサンブルである『CLUB SEVEN』

──他の共演者の方達については?
玉野 香寿たつきさんと原田優一さんは『CLUB SEVEN』に出ていますし、今回、蘭乃はなさんだけが初めてなんですが、他の仕事で一緒にやっているし、宝塚では、百戦錬磨で色々やってきている人だから信頼しています。ただ『CLUB SEVEN』はとにかくやることが多いので、初めての人はびっくりするかなとは思います。1つのショーの中で色々なキャラクターをやり、ミュージカルもやり、最後の「五十音メドレー」は今回78曲ありますから。
──そんな『CLUB SEVEN』ならではの魅力を、改めて語るとすると?
西村 僕がもし客席で『CLUB SEVEN』を観たとしたら、やっぱり一番驚くだろうなと思うのは、出演者の意外性ですね。ヨシにしても、圭吾(吉野)にしても、他の舞台でこういう人だと思っているイメージが覆る新しい発見があるので、それはきっとお客様に楽しんで頂けるんじゃないかなと。
吉野 出演者全員がこれだけヒーヒー言っている舞台はないと思いますし、自分で演じていてもこれだけ体力を使う舞台はなくて、毎回自分への挑戦なので「俺たちの生き様を見ろ!」みたいな(笑)。覚えることも多くて本当に大変なのですが、それを乗り越えた時の達成感にはなんとも言えないものがあります。
東山 色々な自分が出せる、新しい発見が常にあって、それが次の舞台に役立つことも多いので、お2人が言った通りなのですが、あとは『CLUB SEVEN』は家族のようになれる場なんです。とにかく全員で力の限りやるので、苦しい顔も、大変な部分も見せていて、客席からも「これだけやっているんだから応援しよう!」という共通の空気感が生まれる。文字通りのジェットコースターエンターテイメントなので、遊園地みたいな感じで楽しんで頂けるのが最大の魅力だと思います。
玉野 ミュージカルなら基本的には1つの役を演じますし、ショーは歌と踊りで構成されて行きますが、『CLUB SEVEN』にはそれらの要素に、更にコントの要素もあったり、あらゆることをやる、というのが他の舞台とまず違うところです。更に『CLUB SEVEN』って必ずその人の本質が見えてくるので、そこは引き出したいなと思っています。その人の得意分野だけじゃなくて、何にでも挑戦して必死でやる、「一生懸命ってカッコいいじゃないか」というところを、最初から大切にしてきました。今では皆成長してくれて、グレードアップしているけれど、その一生懸命さは変わっていないし、「もっと上を!」と目指し続けている皆が、第一線で活躍してくれているのも嬉しいですね。昨年、弟分という意味合いの『GEM CLUB』も創りましたけれど、そこに出ていた若い人たちにとって『CLUB SEVEN』が目指す場所であってくれたら嬉しいなと思いますね。

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認め合い、高め合って、新たなステージを

──是非、お互いの魅力を語ってください。
西村 お互いに?
玉野 ちょっと難しいよね(笑)。
東山 直人さん(西村)は「ミスターCLUB SEVEN」ですよね。
吉野 完全に玉野さんの右腕だから、玉野さんと直人さんがいないと『CLUB SEVEN』はできない。あとは、僕は直人さんの絶対に役を捨てないという姿勢を「1」の時から強く感じていて、それが自分の指針になりました。どんな舞台でも頂いた役を捨てないように、直人さんに負けないようにと思ってやってきました。
西村 あぁ、今日はいっぱいお酒飲もう(笑)。いや、でも恥ずかしいね、褒められるって(笑)。
玉野 日本人は褒められ慣れてないから(笑)。
西村 次行かせてもらって(笑)、圭吾はとにかく努力家。先輩にはたくさんいたんだけれど、今熱い人が本当に減っているので、唯一残っていると言っていいくらい熱い人です。
東山 僕の初舞台が圭吾さんの主演舞台で、その後も『レ・ミゼラブル』や『宝塚BOYS』で同じ役をやらせて頂いて、ずっと背中を追ってきた憧れの人の1人だし、なんでもできる人だと思っていたら、稽古場でここまでやるんだというくらいとことん探求されるので、またこうして一緒にできるのが嬉しいです。
吉野 そういう風に、ヨシは人のことをよく見てるよね。それでフォローもしてくれる。コントでもなんでも拾ってくれるから、安心して投げかけられます。
玉野 よく見てるし、覚えてるし、視野が広いね。
西本 一見アウトローな感じがするんだけど、ちょっとワルっぽい感じ?
東山 チャラい感じなんでしょう?(笑)
西村 そこにちゃんと、すごくきちんとしたところが混ざっている、その微妙なバランスがヨシの魅力だよね。親御さんに感謝しないといけないのかもしれない。
玉野 そこに女子はやられちゃうんだよね。だからモテるんだ。
東山 いい話をして頂いたと思ったのに!(笑)そういう玉野さんは、よく奢ってくれます(爆笑)。
西村 地方公演に行く度に一番良いところをリサーチしてくれて。
吉野 楽しみだなぁ(笑)。
玉野 また出費が重なる(笑)。

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西村 (笑)玉野さんの良いところは、いつも言いますけど子供なところです。自分のおもちゃ箱から、これで遊ぼう! これも、これも、と、どんどん出して来て遊んでいる、そこから出来上がるのが『CLUB SEVEN』であり、他の舞台なので、その箱に魅力がいっぱい詰まっていて、これからもまだまだ出てくるんじゃないですか。
玉野 どうだろうね(笑)。でもプレイヤーがやってくれて、また発見もあって、おもちゃが増えていくんだと思う。
東山 とにかく愛が深い方なので、1人1人のことをよく見てくれていて、直人さん、圭吾さん、僕、それぞれにしかできないものを作ってくださるから。
玉野 僕が観客だったら、直人のこれが観たい、圭吾なら、ヨシなら、そうして創ってきたのが『CLUB SEVEN』だからね。
吉野 それに応えて、観て良かった! と思えるものを必ず創りたいと思います。
西村 今回懐かしいものもたくさんあるからこそ、初めてご覧になる方にも楽しめるものにしたいですね。
東山 「ZERO」ということで、原点に帰って誇りを持って、日本を代表するエンターテイメントショーを創りましょう!
玉野 このメンバーでまたいつできるか分からないので、一期一会の気持ちで最高のショーを創りますので、是非観に来てください!

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東山義久・玉野和紀・西村直人吉野圭吾

たまのかずのり○山口県出身。オリジナルミュージカルの作・演出・振付、また出演もこなすオールラウンドのエンターティナーで、日本を代表するタップダンサー。最近の主な作・演出・振付・出演作品に『CLUB SEVEN』シリーズ、『道化の瞳』『私のダーリン!』Show House『GEM CLUB』A NEW MUSICAL『CROSS HEART クロスハート』『ALTAR BOYZ』等、『サットン・フォスター来日記念ガラコンサート』の演出・振付・出演、『小林幸子50周年記念コンサート』の総合演出なども。第34回菊田一夫演劇賞受賞。

よしのけいご○東京都出身。音楽座、劇団四季を経て、『MOZART!』『レ・ミゼラブル』『ジキル&ハイド』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』『ライムライト』等、数多くのミュージカルで活躍。最近は性格俳優としても活躍の幅を広げている。第34回菊田一夫演劇賞受賞。最近の主な出演作品は『1789〜バスティーユの恋人たち〜』『ピーターパン2016』『バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』等、本年7月に『空中キャバレー』、10月に『レディ・べス』への出演も控えている。『CLUB SEVEN』は「9th stage!」以来の出演となる。

ひがしやまよしひさ○大阪府出身。00年『エリザベート』のトートダンサーで一躍注目を集める。03年に「DIAMOND☆DOGS」を結成し、総合演出も手掛けている。その後も新プロジェクト「BOLERO」など、多方面に表現活動を展開中。最近の主な出演作品はVOCE CONCERTO 『GALAXY DREAM』プレミアム・ファンタジー・アクト・シアター『カルメン〜ドン・ホセの告白〜』『BOLERO 2016〜モザイクの夢』『ALTAR BOYZ』『エジソン最後の発明』等、『CLUB SEVEN』は「10th stage!」に続いての出演となる。

にしむらなおと○東京都出身。劇団急旋回を経て、持ち前のダンス力や、タップダンスの特技を活かし、ミュージカル作品をはじめとした様々な作品で幅広く活躍中。近年の主な出演作品は『レ・ミゼラブル』『まさかのChange!?』『マイ・フェア・レディ』『ミー&マイ・ガール』『志村魂』『しゃばけ』水木英昭プロデュース『眠れぬ夜のホンキートンクブルース第二章〜飛躍〜』など。本年、8月には『志村魂12』への出演も控えている。『CLUB SEVEN』シリーズのすべてに参加している。


〈公演情報〉
クラブセブンPR

『CLUB SEVEN  ZERO』
脚本・構成・演出・振付・出演◇玉野和紀
出演◇吉野圭吾 東山義久 西村直人 原田優一 蘭乃はな 香寿たつき
●6/8〜22◎シアタークリエ 
〈料金〉10,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777
●5/26〜28◎シアター1010(プレビュー公演)
〈料金〉9,500円(全席指定・税込)
●6/3・4◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
●6/23◎刈谷市総合文化センターアイリス公演 
〈HP〉http://www.tohostage.com/club_seven/



【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】



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乃木坂46が挑む薙刀ガールズの青春物語! 舞台×映画連動プロジェクト 舞台『あさひなぐ』囲みインタビュー&舞台レポート

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第60回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞し、週刊ビッグコミックスピリッツ連載中の大人気コミック「あさひなぐ」(作:こざき亜衣)。武道「薙刀」に青春の全てを捧げた少女たちの成長物語として、絶賛を集めているコミックが、人気絶頂のアイドルグループ乃木坂46を迎えて、舞台化並びに映画化の連動プロジェクトが始動することになった。

その舞台版『あさひなぐ』が、5月20日、東京・EXシアター六本木で幕を開けた。脚本・演出を手がけるのは第三舞台出身で映像ディレクターとしても活躍する板垣恭一。出演者には元宝塚歌劇団トップスターの真琴つばさら実力派&個性派俳優陣が名を連ねる中、アイドルグループ乃木坂46のメンバーが体当たりで舞台に挑んでいる。薙刀経験はもちろん、演技経験も少ない彼女たちの本気は、まさに『あさひなぐ』の物語そのもの。ここにしかない、生の熱気が詰まったステージが展開されている。

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そんな舞台の開幕に先立つ5月19日、主人公東島旭役の斎藤飛鳥をはじめ、井上小百合、新内眞衣、若月佑美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子といった乃木坂46のメンバー、そして元宝塚トップスターで舞台にまたバラエティーにと幅広く活躍している真琴つばさが、囲み取材に応えて、公演への抱負を語った。

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(後列)北野 新内 若月 井上
(前列)衛藤 堀 斎藤 生駒 真琴

【囲みインタビュー】

──皆さんの役どころと初日に向けての意気込みをお願いします。
 
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衛藤 主人公の東島旭たちの学校のライバル校の、強豪國陸高校のキャプテン、寒河江純役を演じます。(隣の堀を示して)一堂寧々のことをすごく気にかけていて、とても優しい性格のキャプテンです。今もずっと稽古していて、明日が初日という実感がまだわかないんですが…(周りを見て)最初(に話す)って緊張しますね(笑)。ライバル校という立ち位置ではありますが、二ツ坂高校の成長と同時に、私たちの高校もどういう風になっていくのかと言うのが見どころですし、真琴(つばさ)さんはじめ大勢のキャストの方がいらっしゃるので、みんなで最後まで頑張りたいなと思います。

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 私は同じ國陸高校の一堂寧々ちゃんという子を演じさせて頂くんですけれども、寧々ちゃんは1年生にしてすごく薙刀が強い役で、旭ちゃんのライバル役としてやらせてもらいます。でも実際は(隣の斎藤を示して)バチバチしていないと言うか、二人ともゆとり世代なので(笑)マイペースなんですよ。二人ともゆったりしてるので、ちょっとケンカっぽくなったりするシーンなども「ごめん!」と思いながらやっているのですが、日常のストレス発散じゃないですけど、ここでちょっと思い切って絡んで、寧々ちゃんを演じたいなと思います。

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斎藤 東島旭役の斎藤飛鳥です。私は薙刀を知らないところから入って、薙刀を握ったことがない状態から、みんなで一緒にはじめて、みんなでステップアップしてきたので、一緒にやってきたことを信じれば、きっと初日も上手くいくんだろうなと思っています。ただ何より私このメガネ姿がとうしてもドンくさいなと思って(笑)、それを見られるのがちょっと不安で緊張します。
──メガネが大きいんじゃないですか?
斎藤 いえ、そんなことはない…。
生駒 (斎藤が)小さいからメガネがデカく見えるんだよ!(笑)。

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生駒
 生駒里奈です。今回二ツ坂高校薙刀部の部長の野上えりを演じさせて頂きます。はじめて薙刀を触って、はじめての殺陣、乃木坂のメンバーに関しては、舞台経験豊富なメンバーもいれば、まだまだ演技経験も少ないメンバーもいる中で、初体験、初めてやるという苦労がたくさんあった稽古期間だったなと思います。今こうして、劇場に入ってお稽古をしているのですが、どんどん自分の中に野上えりが入ってきて、明日初日を迎えて、きっと皆さんに薙刀をお見せできるんじゃないかな?と思います。素敵なキャストの皆様に囲まれて初日を迎えられることが嬉しいので、明日は一生懸命精一杯頑張りたいと思います。

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──真琴さんどうぞ。
真琴 この流れおかしいでしょう?(全員笑いながら「大丈夫、大丈夫」と口々に言う)そう?じゃあ、白滝院の副住職の寿慶役をさせて頂いております。私のお寺に皆さんが合宿でくるんですけれども、二ツ坂の皆さんに薙刀の教士として精神を教えていますが、皆さんの頑張りに感銘を受け、強さとは何か?ということを改めて感じさせてもらっているお役を頂いています。
──明日の初日については?
真琴 明日ですか?「明日は明日の風が吹く」(全員笑)、頑張りたいと思います。すごく皆さん薙刀をゼロからはじめているので、そこからの成長ぶりを、役と自分が重なって感動しています。

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井上 八十村将子ちゃん役の井上小百合です。将子ちゃんは剣道の経験者で、そこから薙刀部に入るという子で、剣道をやってきたという面を持ちつつ、自分と日々戦っている子なので、その繊細なところと荒い口調のギャップを上手く表現できたらいいなと思います。この見た目からしても普段のアイドルとは全然違うので、最後まで乃木坂46とバレないように毎日頑張りたいです。よろしくお願いします。

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若月
 宮路真春役を演らせて頂きます若月佑美です。宮路真春先輩は、原作のこざき亜衣先生の憧れを全部詰めたキャラクターだというお話を頂いた時に、どうしよう頑張らなきゃと思ったのと、やっぱり主人公の東島旭を薙刀部に入れたのが宮路真春なので、そこのところをどう表現するかというのが、すごく大変だなと思いつつも、頑張らなければと思ってやってきました。明日の初日は、映画版の宮路真春役は白石麻衣と公表されているので、その時点でファンの方的に「麻衣だ!」という熱気が高まっているところをですね、逆に舞台の初日を迎えて「あ、若月もいけるじゃねぇか!」と言ってもらえるように、頑張らなければと思っています。
 
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新内
 紺野さくら役の新内眞衣です。さくらちゃんはですね、高校1年生でお嬢様で、ブラックな感じで、私と似ている部分は身長くらいしかないんですけれども(笑)、でもだからこそやりやすい役であって、こざき先生もナチュラルブラックと言っていて、本当にブラックなことしか言っていないのですが、でも真の部分では薙刀が大好きというところもちゃんと演じられたらいいなと思います。

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北野 的林つぐみ役の北野日奈子です。ライバル校なので、なかなか姿を現しづらいのですが、こざき先生が私の役を「気の良い不器用」と言っていらっしやって、気の良い不器用について三日間くらい考えたんですけれども、よくわからなかったんです(笑)。で、台本を読んでこんな感じかな?と思って演じています。試合は本当にしてるので、(防具の)中身は私たちなので、面かぶってやっているので、頑張ります!
──斎藤さん、メガネがちょっと…ということでしたが、皆さんのビジュアルや髪型については?
斎藤 触れざるを得ないのが(新内を示して)、この人26?
新内 25だよ!(全員笑)
斎藤 25歳が制服来て、私と同い年の役なんですよ。すげーなって(笑)。芸能人ってすごいことするよなって思います(笑)。
──斎藤さんは舞台は初めてですか?
斎藤 そうですね。あまりやったことがないです。
──どうですか実際、初めてやってみて。
斎藤 もともと感情表現が薄い方で、表情筋が動かないのがコンプレックスだったので、舞台って大きく見せなければいけないから、私には絶対向いてないんじゃないかな?と思っていたのですが、やっていく内に、だんだんステージで表現する楽しさですとか、舞台に立っている間はずっと気を抜けない緊張感もだんだんと楽しめるようになってきたので、きっとこの後もそれが増して、舞台が楽しめるようになるんじゃないかなという気がしています。
真琴 台詞にエネルギーがあります、彼女は。
斎藤 いえいえ、そうやってつばささんがハードルを上げると私は苦しいので(笑)。
──斎藤さんと堀さんは激しいシーンがあるんですか?
堀 ちょっとまだ初日を迎えていないのでネタバレになっちゃうのですが、アイドルらしからぬと言うか、人らしからぬ(笑)暴力的なシーンもあるので、そこはちょっと見どころかな?と思います。
──それがストレス解消に?
 いえいえ(笑)、でも声を張り上げるので、普段は声が小さめなのですが、そこでストレスが飛んでいくなと思って、お腹から声を出してます!

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まだまだ質問は続く気配だったが、残念ながら時間切れとなり、全員から「ありがとうございました!よろしくお願いします!」という気合いの入った挨拶があり、囲み取材は終了。引き続いて、公開舞台稽古として、2つの場面が披露された。

【公開稽古】

●1幕2場より
旭(斎藤飛鳥)、将子(井上小百合)、さくら(新内眞衣)が薙刀部の勧誘を受けるシーンから、抜粋して場面が展開された。
まず、中央に薙刀部部長のえり(生駒里奈)と、エースの真春(若月佑美)が薙刀を構えて背中合わせに立ち、えりの「ようこそ、薙刀の世界へ!」という台詞をきっかけに、迫力ある剣舞がはじまる。 

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希望にあふれる薙刀の世界がダイナミックに表現され、やがて寿慶(真琴つばさ)、二ツ坂高校薙刀部新監督に就任する福留やす子(則松亜海)、薙刀部顧問の小林先生(石井一彰)ら、全出演者が登場。華やかな舞台の幕開けを感じさせた。

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●1幕9場より
続いて、二ツ坂高校と國陸高校の練習試合のシーンがはじまる。
まず、審判員(則松亜海)と小林先生(石井)の、温度差のあるコミカルな会話から場面はスタート。試合がはじまり、本格的に防具をつけた各キャラクターの殺陣は真剣そのもの。その中で振り回される薙刀を、審判員と小林先生がジャンプしてかわすなど、如何にもコミック原作らしい流れもあって、引き付ける。

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やがて旭(斎藤)が1本を取りながら敗れ、二ツ坂高校の敗戦が決まってしまった中、試合に臨む緊張感を切らさない真春(若月)の雄姿、更に、旭と寧々(堀未央奈)のライバル同士が、思いをぶつけあう、会見でも話題になった激しいシーンの応酬があり、熱い場面が繰り広げられた。
最後に旭が、次こそは勝ちたいという思いを吐露して、旭のこれからの成長を予感させながら場面披露は終了。公演への期待が高まる時間となっていた。
 
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〈公演情報〉
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舞台『あさひなぐ』
原作◇こざき亜衣「あさひなぐ」小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中
脚本・演出◇板垣恭一
出演◇齋藤飛鳥 井上小百合 新内眞衣 若月佑美  生駒里奈 堀未央奈 衛藤美彩  北野日奈子 (以上、乃木坂46) 七瀬公  大音智海  下司尚実  白勢未生 小山雲母 萩原麻乃 石井一彰  則松亜海  真琴つばさ 
●5/20〜31◎東京・EXシアター六本木
〈料金〉7.800円
〈お問い合わせ〉日比谷シアタークリエ 03-3591-2400
●6/2〜5◎大阪・森ノ宮ピロティホール
〈料金〉指定席 7.800円 立見席 6.800円
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888
●6/9〜11◎名古屋・愛知県芸術劇場大ホール
〈料金〉全席指定 7,800円 追加席A 6,000円 追加席B 5,000円
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466
〈公式HP〉 http://asahinagu-proj.com/stage.html#!page1 

※東京公演全席完売につき、5月30日19時開演回のライブ・ビューイング開催。
全46館映画館にて。公演後、映画『あさひなぐ』全キャスト発表スペシャルイベント付き。
〈料金〉3.600円 ※映画館により特別シートなど追加料金が発生する場合あり。

c2017 舞台「あさひなぐ」製作委員会 c2011 こざき亜⾐/小学館



【取材・文・撮影/橘涼香】


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『屋根の上のヴァイオリン弾き』豪華キャスト競演で日本初演50周年記念公演!

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1967年の日本初演以来、「家族の絆」を描いて50周年。
ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の、日本初演50周年記念公演が、新たなキャストを迎えて、本年12月、日生劇場で上演されることが決定した。

この作品は、1964年ブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞、脚本賞、作曲賞など7つの賞を受賞。ブロードウェイでの上演は72年まで8年間も続き、3242回という、当時としては画期的なロングラン記録を作った。


日本初演は1967年秋、帝国劇場で2カ月公演は、森繁久彌のテヴィエ、越路吹雪のゴールデをはじめ、豪華キャストが顔をそろえた。その後、再演が続き、森繁テヴィエは通算上演900回という記録をなしとげた。1996年の再演からは、エネルギッシュで愛嬌のある西田敏行のテヴィエが登場。

そして2004年からは、"21世紀版"『屋根の上のヴァイオリン弾き』と銘打ち、テヴィエ役は市村正親が演じ、2006年、2009年、2013年に続いて今回も市村がつとめる。また妻のゴールデは、2009年、2013年に続いて3度目の鳳 蘭がつとめる。 

【配役】
テヴィエ/市村正親
ゴールデ/鳳 蘭
ツァイテル(長女)/実咲凜音
ホーデル(次女)/神田沙也加
チャヴァ(三女)/唯月ふうか
モーテル(仕立屋)/入野自由
パーチック(学生)/広瀬友祐
フォートカ(ロシア人)/神田恭平
ラザール(肉屋)/今井清隆
その他の出演者/
石鍋多加史、青山達三、廣田高志、荒井洸子、祖父江進、香取新一、山本真裕、品川政治、日比野啓一、北川理恵、園山晴子
板垣展治、大森輝順、小南竜平、柴崎義則、下道純一、白山博基、仙名立宗、楢木和也、加藤恵利子、倉澤雅美、斉藤綾香、真田慶子、菅原さおり、鈴木結加里、横岡沙季

〈公演情報〉
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ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』
●12/5〜29◎日生劇場
〈料金〉 S席13,000円 A席8,000円 B席4,000円(全席指定・税込)
一般発売 9月2日





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