えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。


ゲストに大和悠河『SWAN2017』

玉野和紀のエンタテインメントショーSHOW HOUSE『GEM CLUB II』新たな原石とともに2018年春に上演!

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『CLUB SEVEN』のDNAを受け継ぐ新たなエンタテインメントショーとして、2016年に初演を迎えた『GEM CLUB』が、新たな若い才能の原石(=GEM)を迎え入れて、2018年春、再びシアタークリエに帰ってくる。
 
昨年に続いて登場、若手を牽引する中河内雅貴と原田優一。新たに登場するのは、東山光明、木戸邑弥、多和田秀弥、本田礼生、松田岳、古田一紀、そして三森すずこ・新垣里沙(Wキャスト)。また元宝塚トップの壮一帆も出演するなど、新鮮な顔ぶれのステージとなる。

昨年のステージの様子はこちら


〈公演情報〉
SHOW HOUSE『GEM CLUB II』
作・演出・振付◇玉野和紀
出演◇玉野和紀、中河内雅貴、東山光明、木戸邑弥、多和田秀弥、本田礼生、松田岳、古田一紀、三森すずこ・新垣里沙(Wキャスト)/原田優一/壮一帆
●2018/3/24〜4/5◎日比谷シアタークリエ
 プレビュー公演 3/16〜18◎シアター1010
●2018/4月◎大阪公演
〈HP〉 
 http://www.tohostage.com/gem_club/ 





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芸能生活30周年記念コンサート The 30th Anniversary Stage 「This is My Love」を開催! えまおゆうインタビュー

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元宝塚歌劇団トップスターで、今年、芸能活動30周年を迎えたえまおゆうが、その記念コンサートThe 30th Anniversary Stage 「This is My Love」を、9月29日〜10月1日に開催する。

宝塚在団中は容姿端麗な男役であり、朗々とした歌声と芝居心で観客を酔わせていたえまおゆう。退団後もその演技力と歌唱力を生かして、ミュージカルやライブ活動を続けている。その30年間を振り返る、現時点での集大成的なステージになるという。
 
舞台は二部構成で、第一幕は芝居仕立ての「From Mum」(作:斎藤栄作、演出:川麻世)、第二幕はショーで「えまおゆうトーク&ライヴ」。宝塚OGの久路あかり、美翔かずき、ミュージカルの世界で活躍する小野田龍之介らが共演。さらにショーのゲストとして、同期で宙組トップスターだった姿月あさと、1期下で星組娘役トップを務めた白城あやか、ロックミュージシャンで音楽プロデューサーで俳優でもあるROLLYと、アコーディオン奏者の桑山哲也が、日替わりで出演するという豪華さだ。
このコンサートを前に、えまおゆうの想いと近況を語ってもらった。

えまおゆう_メインビジュアル
コンサートビジュアル

宝塚に入ってからの人生をドラマ仕立てで

──芸能生活30周年、おめでとうございます。
ありがとうございます。本当は、結婚退団が理想の辞め方という時代に育ったので、退団したらすぐ結婚するつもりでいたのですが、結局いまだに独身で(笑)、この仕事を続けています。
──その30年間を、このコンサートで皆さんに観ていただくわけですね。
そうですね。それに、私はこの9月17日で50歳になるんです。もう人生半世紀なので、それも含めて、色々な意味での記念にしたいなと。
──50歳ですか! 公演はその直後ですね。
はい。50歳を皆さんにも一緒に祝っていただこうと思ったので(笑)。
──コンサートの構成ですが、一幕と二幕になるのですね。
第一幕がドラマ仕立てで、第二幕はショーです。ドラマは斎藤栄作さんに書いて頂きました。
──斎藤栄作さんは、『familia 〜4月25日誕生の日〜』『Honganji』などの脚本を手がけていて、演出家としても知られています。
斎藤さんは宝塚の舞台スタッフをしていたこともあって、主宰する劇団POOL-5もよく観に行っていました。私の退団公演も進行スタッフで入っていたんです。そういう縁もあって、今回「書いてくれる?」と言ったら、引き受けてくれて。
──どんな物語になりますか?
私の宝塚に入ってからの人生を、あり得ない架空の設定の中にポンポンと入れていく形です。例えば母に私が言われた言葉とか、歌劇団にいるときの出来事などを題材に、エピソード的に綴っていって、それを6人の共演者とともに演じます。皆さんには何役もやっていただくことになると思いますが、私は私の役だけやります(笑)。
──演出は川麻世さんが担当されるそうですね。
そうなんです。麻世くんとは昔からの知り合いで、たまたま去年、声をかけていただいて『スパイス』という舞台に出たのですが、そのとき麻世くんと色々話していくうちに、この人、演出家の才能があるなと思ったんです。私の台詞なども「こうしたらいいんじゃないの」とか演出家の人と相談しながら、とてもわかりやすくアドバイスしてくれて。ですからぜひその才能を発揮してもらおうと思ってお願いしました。最初、オファーしたとき、「僕、出ないの?」と聞くから、「演出も演者もやって中途半端になってしまうと困るし、麻世くんには才能があるんだから、きちんと演出家デビューしてもらわないと。これを機会に演出家としてどんどん出ていってほしいから」と。でもそのあと、「ぶんちゃん(えまお)が出してくれないんだよ」と、色々なところで言ってるらしいです(笑)。
──楽しい方ですね。そして第二幕のショーではどんな歌を?
色々な曲を考えていますが、やはり宝塚の時の曲は欠かせないと思っています。とくに私にとって思い入れのある曲は、お客様も聴きたいのではないかと。
──たとえば『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』で歌った曲なども聴けるのでしょうか?
はい。たぶん歌うと思います。ゲストに同期の姿月あさとや、一期下の白城あやかがきてくれるので、そこでお聴かせできるかなと。
──それは豪華ですね。ショーの演出については?
全体の構成は、私、えまおゆうになります。そしてステージングを元月組の檀ひとみさんにお願いしています。檀さんはオールマイティーな方で、脚本や演出も手がけていらっしゃるので、色々な面で頼りにしています。

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ルドルフを演じると一気に
ワープする

──宝塚歌劇100周年のイベント以来、宝塚OGの方々との共演も増えていますね。
やはり宝塚出身というだけで、先輩後輩、学年に関係なく仲良くなれるというのが、宝塚だけのすごさだし、素晴らしさだと思います。改めて、本当に良いところだなと。在団中は、厳しいなキツイなと思うこともありましたが、今になってみると、言ってもらってよかったなということばかりです。
──だからこそ一致団結した舞台が作れたのでしょうね。『エリザベート・ガラコンサート』は、まさにその力に圧倒されました。
とくに星組バージョンに参加した私としては、星組の団結力を自慢したいです(笑)。ルドルフは下級生時代に演じた役でしたが、私はルドルフで嬉しかったですし、みんなでマリコさん(麻路さき)を盛り上げていこうという、星組ならではのパワーの凄さをひしひしと感じました。
──ルドルフは当たり役でしたね。トートとの銀橋のシーンは、やはり特別な思いがありましたか?
いつも当時に一気にワープしちゃうんです(笑)。実は去年、ちょっと自分の宝塚史みたいなライブを、初めて自分でプロデュースして、JZ Bratという所でやらせて頂いたのですが、あの曲になると自然に魂がそこにワープしてました。
──もともと成りきり型というか、芝居心では定評がありましたね。
ちょっと憑依体質みたいです(笑)。『殉情』の公演中は佐助になっていましたし、沖田総司(『峠の群像』)とか坂本竜馬(『猛き黄金の国』)とか、毎回その役そのものに変化している自分を感じながらやっていました。
──男気のある爽やかな二枚目がよく似合いました。
性格が男みたいなんですよ。男の人といるほうが楽だし、男友達が多いんです。みんな男同士みたいな関係で、色気がないんです(笑)。
──色々な意味で男役に向いていたのですね。
そう思います。このコンサートのために、周りの人に昔の思い出話など聞いたりしているのですが、先日、たまたま姉が亡くなった母からの手紙を見つけたそうなんです。姉は若い頃アメリカに留学していたのですが、その姉に母が送った手紙で、内容は、矢代の伯父(劇作家:矢代静一)に呼び出されて、私のことをあの子は宝塚に入れるべきだと言われたから、毎日、一生懸命牛乳を飲ませてますと書いてあったそうです。
──お母様の想いが伝わります。これまでの絆や出会いなどを振り返る良い機会にもなりますね。
在団中も退団してからも色々なことがありましたけど、周りの方たちのおかげでここまで来れたなと思います。今回の企画に協力して下さる方たちもそうですが、本当に有り難いなと思っています。

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103年続いている宝塚を背負っている責任感

──女優としてももう15年になりますね。今年の春のタクフェス公演『わらいのまち』では、かなり強烈な女性の役をパワフルに演じていて、その役者根性に感動しました。
あの公演では、作・演出の宅間(孝行)さんに稽古場で何度も泣かされました(笑)。宅間さんの中では、宝塚から思い切り外れてほしいという意図があったと思うのですが、人前でオナラとか下品なことを平気でする女性の役で、ダメ出しが「鼻クソの投げ方が違う」と。「そんなもの投げたことないですから」と言い返しました(笑)。
──泣かされながらも最後までやり切ったわけですね。
もし私が普通の女優だったら降りていたかもしれないんですけど、「宝塚のトップって、そんなに芝居ができないの?」と言われて、そこで吹っ切れましたね。「そうか、私が降りたら宝塚の他のトップスターが、みんなそうだと思われるんだ」と。「私は103年続いている宝塚を背負っているんだ」と。宝塚では1人が失敗したらみんなでその責任を取るんだと教えられてきましたから。
──投げ出すわけにはいかなかったんですね。
それは本当に思いました。でもあの経験で、もう何が来ても耐えられるだろうなという、わけのわからない自信はつきました(笑)。やっぱり、ああいう時の気持ちって、なかなか味わえるものではないので、これから何かのときに役に立つかもしれないと(笑)。人間としての引き出しは増えたかなというのはありますね。
──50歳を迎えて女優としてさらに前に進むためにも、無駄にはならないですね。
高畑淳子さんとか戸田恵子さんとか60歳代の方々が、すごく活躍してらっしゃいますよね。ああいう良いお芝居の出来る女優さんに少しでも近づけたらと。でもストレート・プレイばかり出ていると、たまにはミュージカルに出たいと思うんですよね。
──えまおさんは歌唱力でも定評がありますから。
下級生の時はダンスが大好きで、ダンスばかりやっていたのですが、母から言われたんです。「年をとったら今みたいにハードな事はできなくなるから、歌をちゃんと勉強しなさい」と。言うことをきいて勉強してきて良かったなと思います。とくに去年は歌の仕事が多かったのですが、色々な方に「歌がうまくなったね」と言って頂いて。それはきっと人前で歌っているからで、それが何よりの勉強になるのだろうなと思いました。やっぱり舞台って、毎回すごく緊張するんですけど、お客様からの良いエネルギーをもらえるんですよね。だからこれからも、どんどんお客様の前に出て、エネルギーを頂こうと思っています。
──最後に皆さんへこのコンサートのPRをぜひ。
今年30周年ということで、やはり宝塚なくしては私の30周年はないので、宝塚に対しての感謝を織り込みつつ、こういうことも経て今があるという話を盛り込んだ、涙あり笑いありの面白いお芝居になると思います。川麻世さんに演出して頂くのも、彼は感性が豊かなだけでなく、いつも心がピースなんです。ですからこのお芝居も温かいものを持って帰って頂けると思います。ショーに関してはROLLYさんや桑山哲也さんというミュージシャンの方々、宝塚OGの姿月あさとや白城あやかがゲストで出てくれるので、トークを交えた楽しいステージになればいいなと思っています。タイトルが「This is My Love」、私の愛という意味なんですが、実は川麻世さんも芸能生活40周年記念で、5月に「This is My love…僕の愛」というCDを出したばかりだそうです。あまりの偶然に2人ともびっくりしたのですが。でも、愛が希薄になっている時代だからこそ、愛が必要ですし、私の愛を皆さまにいっぱい手渡しできるコンサートにしたいです。

【プロフィール】
えまおゆう○東京都出身。1987年宝塚歌劇団入団。『宝塚をどり讃歌/サマルカンドの赤いばら』で初舞台。星組に配属され、歌、ダンス、芝居と三拍子揃った華やかな男役として活躍。2002年雪組トップスターに就任。同年9月『追憶のバルセロナ/ON THE 5th』で宝塚歌劇団を退団。以後は女優として数多くの舞台に出演し、歌手としてもコンサート、ディナーショーなど様々なステージで活躍している。


〈公演情報〉
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えまおゆう30周年記念コンサート  
The 30th Anniversary Stage 『This is My Love』
総合演出◇えまおゆう 
脚本◇斎藤栄作
芝居演出◇川麻世
出演◇えまおゆう/久路あかり 美翔かずき/矢部貴将 縄田晋 照沼大樹/小野田龍之介
日替わりゲスト◇姿月あさと、白城あやか、ROLLY、桑山哲也
9/29〜10/1◎竹芝 NEW PIER HALL
〈料金〉8,900円(全席指定・税込)
〈一般前売〉9月3日
〈お問い合わせ〉イベントインフォメーション:0570-550-890 (平日13:00〜17:00)




【取材・文/榊原和子 撮影/岩田えり】




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珠玉のミュージカルナンバーが溢れるステージ!「『I Love Musical』公開稽古レポート

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ミュージカルを愛するキャストたちが集い、歴史に名を刻むミュージカルナンバーを聴かせるコンサート『I Love Musical』の第4弾が、東京グローブ座で9月2日から開催される(9月3日まで)。
今回は〜History〜をテーマに、往年の名ミュージカルナンバーの数々を、ダンスや芝居を交え、メドレーやキャスト全員のナンバー、ソロなどで披露する。
出演陣は、泉見洋平、岡田浩暉、カン・テウル、坂元健児、渡辺大輔、井上智恵、貴城けい、増田有華、莉奈など、劇団四季から宝塚歌劇、さらにかつてはロックバンドのボーカルを務め、さらに話題のミュージカルに出演した役者など、9名の強者の歌手たち。
 
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今年の構成・演出は、hicobae×project 主宰の永野拓也。「若手演出家コンクール2016」で、最優秀賞・ 観客賞をダブル受賞した今話題の演出家だ。音楽監督は鎌田雅人、逗子録音所主宰で、3人組人気バンド「いきものがかり」や、常に音楽チャートを賑わす藍井エイルなどのプロデュースでも知られている。振付は、演出家の宮本亜門に「日本の5指に入るダンサー」と評される岡千絵。
約36曲のミュージカルナンバーを歌と踊りと演技で披露する、夢のような約2時間のステージ。8月29日に行われた『I Love Musical』の公開稽古の模様をレポートする。

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稽古場のスタジオはすでに熱気に満ちていて、アンサンブルが岡千絵の指導のもと、ダンスの練習をしている。演出の永野拓也は鎌田雅人と曲だしのタイミングを入念に打ち合わせしている。出演陣は、それぞれストレッチを繰り返し、台本を熱心に読み込む姿が勇ましい。楽器は、ドラム、ベース、ギター(エレキも含む)、ヴァイオリン、キーボード。それぞれが音合わせをすれば、すでにあの名曲が耳に聞こえてくる。あの名曲のシーンが脳裏に蘇ってくる。

永野拓也の合図とともに最初に披露されるナンバーは、メンバー全員のレビューショーといった趣があり、その場は幸福感に満たされ、まさに奇跡のようなショーの始まりを予感させるダイナミズムをひしひしと感じる。岡千絵のキレのある振付を先導に、9人の歌手と4人のアンサンブルが歌とダンスで会場を盛り上げる。永野拓也は、誰よりもわかりやすく、誰よりもミュージカルを愛している演出家で、歌の魅せ方を熟知している。

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続いてソロのナンバーが披露される。まず、『南太平洋』の「春よりも若く」を渡辺大輔が朗々と歌う。初演は1949年のブロードウェイ。作曲はリチャード・ロジャース、脚本・作詞はオスカー・ハマースタイン2世、ミュージカル好きなら知らぬ人はいない名曲だ。ストーリーは、第二次世界大戦の渦中、南太平洋のとある島を舞台に、農園主エミールと島の海軍の看護婦ネリー、海兵隊のケーブル中尉と島の娘リアットという2組の恋を描いている。
神秘の島バリ・ハイを訪れたケーブル中尉は、リアットと恋に落ちるのだが、その恋心を歌った名ナンバーだ。編曲は、甘く時に苦しい恋の表現をキーボードとヴァイオリン、シンバルで引っ張って行く。渡辺は、2016年に同作でケーブル中尉の役を務めただけあって、中尉という身分に隠さなければならなかった激しい情熱を押し殺して、甘く潔い声で歌い、原曲をリアルに再現していた。

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次は『ミー・アンド・マイガール』の「顎で受け止めて」を貴城けいが歌う。『ミー・アンド・マイガール』は、1937年に英ロンドンで初演され、『マイ・フェア・レディ』の男性版とも言われる作品で、1987年から幾度となく上演されてきた宝塚バージョンがよく知られている。1930年代後半、英国の名門貴族ヘアフォード伯爵家の跡継ぎ問題をテーマにしたミュージカルで、貧困な家庭に育ったビルが爵位を受けることになり、一家は大混乱に陥る。彼の恋人サリーは、恋人のビルが伯爵家の世継ぎだと知り、身分が不釣り合いだから別れることを決意、わざとビルに嫌われることを口走ってしまうのだが…。
この曲は、複雑な感情の機微を表現する歌詞を、現代版ポップスといってもいい耳触りの良い楽曲に仕上げている。編曲もギター、キーボードとドラム、ベース、ヴァイオリン、それぞれの楽器が軽やかなメロディーを奏でていた。貴城も宝塚出身で、この楽曲の良さを熟知している様子で、感情豊かに歌いきる。タイトルに表現されているような強い意志、泣いていても報われないから笑ってみせようという健気さに泣かされる。

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そのあとは、初心者でもわかるメドレーが披露されていき、続いてのソロは、岡田浩暉の『レ・ミゼラブル』の「カフェ・ソング」。原作は、ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いたフランスの大河小説で、英国でミュージカル化、日本でも何度も上演されている。
この曲は主人公ジャン・バルジャンの娘として育ったコゼットの恋人、マリウスが歌うナンバーで、貧乏な弁護士であるマリウスは、仲間たちと六月暴動に参加するが敗れて、彼だけ一命をとりとめる。その戦いで死んでいった仲間たちと過ごしたABC cafeでの熱い日々。岡田自身もマリウスを務めていただけに、悲しみや別れ、自信の喪失、そして再び自らを奮い立たせるこの曲を、芝居心いっぱいに歌い上げる。エレキギターがグイグイ引っ張り、ドラムの怒涛のスネアの音が、マリウスの心臓の高まりを象徴しているようだ。
 
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そのほかのどの曲も名ミュージカルからの名ナンバーで、実際に舞台でそのナンバーを歌った俳優たちも多く、観客はノスタルジーとともに作品世界を甦らせることができるし、もちろん原曲や舞台を知らなくても、歌唱力と表現力を持つ歌い手たちによって、楽曲の持つ美しさと楽しさに浸ることができる。
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この日の公開稽古はここまでだったが、古今東西の名曲が、これでもかと並ぶコンサートの魅力は十分に伝わってきた。そしてダンスや芝居を含め、ミュージカル愛に染められた役者たちによって、素晴らしいミュージカルナンバーが次々に披露される『I Love Musical』のステージに期待がますます高まった。
 
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〈公演情報〉
『I Love Musical』
構成・演出◇永野拓也
音楽監督◇鎌田雅人
振付◇岡千絵
出演◇泉見洋平、岡田浩暉、カン・テウル、坂元健児、渡辺大輔
井上智恵、貴城けい、増田有華、莉奈 (男女別五十音順)
松谷嵐、Marcelino一色、石毛美帆、吉元美里衣(アンサンブル)
●9/2〜9/3◎東京グローブ座
〈料金〉 S席9,800円 A席7,800円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)



【取材・文・撮影/竹下力】




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元宝塚歌劇団トップスター龍 真咲、ファーストアルバム発売記念コンサートを華やかに開催!

龍真咲コンサート

昨年9月に、惜しまれつつ宝塚歌劇団を卒業した元男役トップスター龍 真咲が、8月23日に念願のファーストアルバム「L.O.T.C 2017」をリリース。そのアルバムを持って、待望の本格的なコンサートを8月26日、27日の2日間、計3公演を渋谷・Bunkamuraオーチャードホールにて開催、6,000人を歓喜の世界へと誘った。

オープニング、神秘的な照明と映像の中、豪華絢爛な衣裳に身を包んだ龍がステージ2階へ艶やかに登場。ステージ中央ではダンスと殺陣が繰り広げられる摩訶不思議な世界。ステージ上で早替えをし、シックなドレスでダンサーを従え「コパカバーナ」、会場はラテンの世界へ。
数曲歌い今宵の初MC、『皆さんを歌で世界各地へお連れします!』と宣言し、続いての世界はわが日本。アニメソングをメドレーでつなぎ場内を盛り上げる。

龍 真崎コンサート

そうかと思えば場面はまたもや変わり、白と黄色の素敵なコスチュームに身を包み、華麗なダンスでステージを縦横無尽に駆け巡る。その後も様々な世界を旅した龍、「ゴッドファーザー愛のテーマ」で世界巡りは幕を降ろした。
すると場面一転、今回のコンサートのために新たに撮り下ろされたレスリー・キー氏によるショートムービーがスクリーンに映し出され、龍 真咲が宝塚の世界からJ-POPのシンガーとして生まれ変わり、渋谷の駅からオーチャードホールまで駆け込んでくるという内容で、映像からそのまま妖艶な雰囲気を帯びた龍 真咲がステージに再登場する演出。会場は一気にアルバム「L.O.T.C 2017」のイメージへ。

龍 真咲コンサート

前半とは違い、ステージセンターにスタンドマイクを置き、歌い始める。“魅せる”ステージから“聴かせる”ステージに変わる。ここからアルバム収録曲をMC無しで全曲披露し本編は終了。エンターテイナー龍 真咲の魅力のすべてが表現された極上の空間となった。
前半と後半のステージの違いは見ている宝塚からのファンに、そして新しいファンへも、これから音楽の世界J-POPシンガーとしての道を進んでいくことを伝える熱いメッセージとなり、何より龍 真咲自身の硬い覚悟が感じられるコンサートとなった。
今後について「ここオーチャードホールでのコンサートを“新たな龍 真咲”のスタートにできればと思います!」と熱く語った。今後J-POPシーンで彼女の活躍に注目したい。

【コンサート情報】
[ 真咲 新曲「L.O.T.C 2017」発売記念イベント イベント&特典会
2017年9月10日(日) 16:00スタート
阪急西宮ガーデンズ 4階スカイガーデン・木の葉のステージ
金峯山寺ご奉納 龍 真咲「世界遺産コンサート」
2017年9月16日(土)18:00 開演
吉野山「金峯山寺」蔵王堂前 特設ステージ
 
【作品情報】
龍 真咲   アルバム「L.O.T.C 2017」(えるおーてぃーしーにーぜろいちなな)発売中
ビクターエンタテインメント龍 真咲 HPhttp://www.jvcmusic.co.jp/ryumasaki/

【収録内容】
M1「LANDING on the CITY」 作曲:巴川貴裕・松井喬樹/編曲:Integral Clover
M2「Silly game」 作詞:濱名 琴/作曲:orange spotting/編曲:南田健吾
M3「Get by me」 作詞:濱名 琴/作曲:岡本武士/編曲:南田健吾
M4「Merrily Mode」 作詞:濱名 琴/作曲:石松領平/編曲:Integral Clover
M5「Miss you always」 作詞:濱名 琴/作曲:田中隼人/編曲:山佳祐
M6「Long Island Icetea」 作詞:濱名 琴/作曲:岡本武士/編曲:山佳祐
M7「ヒーロー」 作詞:濱名 琴/作曲:長沼 良/編曲:小山 寿

【配信情報】
iTunes Store、レコチョク他、各配信サイト、また LINE MUSIC、Apple Music、AWAなど主要定額制音楽ストリーミングサービスでも絶賛配信中
※今回のコンサートのセットリストから選曲したプレイリスト「龍 真咲コンサート セットリストより」下記他、定額制音楽ストリーミングサービスにて公開中!
 




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