えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

帝劇ミュージカル『1789』

20年ぶりの再演で宙組新トップコンビ真風涼帆&星風まどかお披露目 宝塚宙組公演『WEST SIDE STORY』

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宝塚歌劇団宙組の新トップコンビ真風涼帆と星風まどかの披露公演である、MUSICAL『WEST SIDE STORY』が、有楽町の東京国際フォーラムホールCで上演中だ。

『WEST SIDE STORY』は1957年に初演され、1961年には映画化もなされた、ブロードウェイミュージカルの金字塔的作品。シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に着想を得て、初演当時のアメリカの社会背景に鋭く切り込んだストーリーと、レナード・バーンスタインによる珠玉の名曲の数々と、ジェローム・ロビンスによる卓越した振付とが相まった、不朽の名作として今も輝き続けている。本邦初演は1968年の宝塚歌劇での上演で、以降主に劇団四季と宝塚歌劇での上演が不定期に重ねられてきた。今回の上演は、その宝塚における本邦初演から50年、宝塚が東京でも通年公演を行うようになった「1000days劇場」こけら落とし公演だった1998年の月組公演から20年、作曲者レナード・バーンスタイン生誕100年、更に宝塚歌劇に第5番目の組「宙組」が誕生してから20年という、あらゆる節目を重ねての記念公演となっている。

【STORY】
1950年代のアメリカ。ニューヨークのウエストサイドでは、ヨーロッパ系移民の親を持つ白人少年非行グループ「ジェッツ」と、新参のプエルト・リコ系少年非行グループ「シャークス」が、なわばりを巡って対立していた。
ジェッツのリーダー・リフ(桜木みなと)は、小競り合いの続く状況を打破しようと、シャークスのリーダー・ベルナルド(芹香斗亜)に決闘を申し込むことを提案。親友のトニー(真風涼帆)に協力を頼もうとする。リフと共に「ジェッツ」を創ったのはトニーだったが、トニーはひと月ほど前にケンカに明け暮れる日々から抜け出し、今はドク(英真なおき)の経営するドラックストアで働いている。そんなトニーに協力を仰ぐことにジェッツの急先鋒アクション(瑠風輝)は反対するが、結局はリーダーのリフの意向に従い、もうジェッツでの日々から卒業したのだと、はじめは取り合わなかったトニーも、弟同様の存在のリフの懇願に折れて、ジェッツとシャークスが集まるダンスパーティへ行くことを承諾する。トニーは、その夜、何か特別なことが起こる予感を覚えていた。
一方、シャークスのリーダー・ベルナルドの妹のマリア(星風まどか)は、兄に呼び寄せられプエルト・リコからニューヨークに来てひと月、兄の恋人のアニータ(和希そら)と共に働くブライダル・ショップと家を往復するだけの日々にうんざりしていて、今夜のダンスパーティを心待ちにしていた。ベルナルドはシャークスの仲間で内気で穏やかな性格のチノ(蒼羽りく)と、マリアを結婚させようと考えているが、マリアはチノには何も感じないと嘆き、今夜のパーティはアメリカのレディとしての私の初めての夜だとの高揚をアニータに語るのだった。
その運命のダンスパーティの夜。集結したジェッツとシャークスの面々がダンスバトルを繰り広げる中、トニーとマリアの視線が合う。運命に導かれるように手を取り、キス交わす二人。だが、その姿に激昂したベルナルドは二人引き離し、マリアを家に帰してしまう。後を追ったトニーは、マリアの家を見つけ出し、二人は互いの想いを確かめあって、翌日の再会を固く誓って別れる。
同じ頃、白人の男たちはプエルト・リコの女をただの慰み者としか考えていないといきり立つベルナルドは、ここは女性も自由を謳歌できるアメリカなのだと話すアニータの言葉にも耳を貸さず、ドクの店へ赴く。そこにはいらだつジェッツの仲間たちを戒めるリフが待ち受け、ジェッツとシャークスは武器を持った総力戦での決闘を約束しかけるが、飛び込んできたトニーの機転で、互いのグル—プで最も腕の立つ者が素手で殴り合って勝負をつけることで合意する。決闘について聞き出そうとするプエルト・リコ嫌いの地域の警官シュランク警部補(寿つかさ)の誘導尋問にも口を割らなかった若者たちのケンカが、本当に素手の殴り合いで終わるだろうか、と案じるドクに、トニーはマリアへの恋を語る。トニーが決闘を命に関わらない形で収めようとした真意を悟ったドクは、だが、肌の色の違う二人の恋の未来に不吉なものを感じていた。
翌日、トニーとマリアはブライダル・ショップで結婚式の真似事をして、お互いの愛を再確認するが、マリアは素手のケンカでも二人の将来の為にならないと、トニーに決闘を中止させるよう懇願。トニーはその願いを受け入れ、決闘の場に赴くが……

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『WEST SIDE STORY』という作品に接した時に、常に感じるのは、クリエーターに神が宿った瞬間がここまで詰まっているブロードウェイミュージカルが、あとどのくらいあるだろうか?という畏敬の念だ。この作品の礎となったシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』は、やはり永遠の名作として、現在もあらゆる形で途絶えることなく上演が続いているが、やはり、古典としてそのまま上演することには何らの差しさわりもないものの、ひとたび現代の感覚に照らそうとすると、多くの困難が浮かび上がってくる。まず、「同じ街で代々争い続けている両家」という設定にリアリティーを持たすのが難しいし、更に、ロミオとジュリエットが、すれ違いによるあまりにも悲しい悲劇に至る結果を生む、仮死状態になり誰もが死んだと思うものの、42時間後には何事もなかったかのように目覚める、という秘薬の設定が極めて厳しくなる。麻酔薬、また麻薬などで説明をつけようとすればするほど、科学が発達していればいるほど、少女が1人で小瓶を飲み干してそのような効果を得られる秘薬と、現代のリアルが遠く離れてしまう。様々に試みられている『ロミオとジュリエット』の翻案作品が、もうひとつ傑作として残るに至らないのは、これらの問題が大きく関与している。

だが、この『WEST SIDE STORY』が、それらの困難を飛び越えた様には、驚愕すべき周到な仕掛けが為されている。代々憎しみ合う両家の争いは、肌の色、人種の違う人間同士の争いに。仮死状態になる秘薬は、あらゆる憎しみを乗り越えて、妹とも思うマリアと、自分の恋人を殺した男であるトニーとの恋を助けようと決意するに至った、アニータの身に降りかかった、許すことができないのも当然の暴力が言わせた、痛切極まる「嘘」によって生じた誤解に、それぞれ変換されている。この見事さ。現代の目から見ても、一片の疑問も差し挟ませないリアリティーには、いつ接しても息を呑む凄味がある。
そこに、物語の展開を支え、動かすジェローム・ロビンスの、初演から50年を経て尚、全く古さを感じさせない振付があり、更に、レナード・バーンスタイン作曲の、ミュージカル・ナンバーすべてが、1曲たりとも凡庸なもののない、音楽を聴いているだけで幸福になれるほどの、名曲揃いという奇跡が重なっている。「その時、バーンスタインに神が宿ったとしか思えない」というのは、劇団四季が一時期使っていたコピーだが、まさにその言葉通りの楽曲の素晴らしさには、ただひれ伏すばかりだ。「ミュージカル」というジャンルを語る時に、この作品を避けて通ることは誰にもできないだろう。それほど『WEST SIDE STORY』は、貴重で、唯一無二のブロードウェイミュージカルなのだ。

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ただ、この作品が現在も尚普遍性を有しているのは、人類が肌の色、人種の違い、文化の違い、等々、自分達とは異なるルーツ、異なる宗教、異なる思考や思想を持った「他者」に対する、謂われなき偏見や差別、それによる争いが50年経ってもなくなっていないという、悲しい現実があるからに他ならない。作品の中で、すべての人々が共に分け隔てなく暮らせる世界がどこかにある、そこへ行こうと歌われる「Somewhere」の美しさに、胸が詰まり涙するのは、今も人類がその「Somewhere」を創り出せていないからだ。『WEST SIDE STORY』を観て、「こんな時代があったんだね」と言える日がくることを、どれほど願ったろう。けれども未だその日は遠く、保護主義という名のポピュリズム、自分ファーストが台頭する現代では、むしろその日は更に遠ざかっているかのようだ。

けれどもそんな時代だからこそ、宝塚歌劇が改めてこの作品を取り上げる価値は確かに大きかったと思う。この作品の美しさ、それこそ神が宿ったとしか思えない鉄壁の完成度は、観る者に他者への理解と、寛容と、共存の大切さを静かに強く訴えかけてくる。それを20年ぶりに宝塚のスターたちが演じ、宝塚を愛する観客が受け取ったことで、もう何よりも尊い使命は果たされたと言っても良い。

実際、この作品を宝塚歌劇が手掛けることには、様々な難しさがつきまとう。ブロードウェイミュージカルとしても古典に属するこの作品は、ミュージカルナンバーが現代のそれよりも、遥かにオペラに近い方法論で書かれている。ヒーローとヒロインは輝かしく美しい高い声、アクの強い役柄は迫力を持った太く低い声。その楽曲の成り立ちが、どうしても女性だけ、つまり女声だけで演じる宝塚歌劇にとって、特に二枚目男役にとっての厳しさを孕んでくる。『エリザベート』『スカーレット・ピンパーネル』『ロミオとジュリエット』『1789』など、近年の宝塚が次々に確かな成果を収めている、楽曲にロックテイストが入ってきた時代のミュージカルと、『WEST SIDE STORY』の大きな違いはその点で、テナーの光り輝く高音を想定して書かれた楽曲を、男役のアルトのキーで歌うと、どうしても楽曲がそもそも求めた効果が得られにくい。これは演者の責任では全くなく、宝塚歌劇の特殊性に由来するところだけに、宙組八代目トップスターとして披露を飾った真風涼帆の抱えた困難には、決して少なくないものがあったはずだ。

だが、真風の常に鷹揚で、おおらかで大きな芸風と、大浦みずき、水夏希といった、宝塚の時代をつないできた過去のトップスターの系譜につながる、シャープな香りがあるビジュアルがもたらす、どこかミステリアスでクールなものという、ある意味アンバランスな個性の合致が、純二枚目のトニーの中に、少年期を脱して大人になろうとしている青年の、過渡期の揺らぎを描き出すことに成功している。少年の憧れと、青年の自覚と。真風のトニーが描いた両方の顔は、トニーが劇中で抱えるマリアへの恋と、リフやジェッツの仲間たちとの友情との狭間で揺れる想いとに、そのまま直結する効果になった。どちらかと言えば大人っぽい役柄で評価を得て来た真風から、こうした瑞々しさが浮かびあがったのは貴重で、ここからはじまる真風の時代に期待を抱かせる船出となった。

対するマリアの星風まどかは、何よりもよく通るリリカルなソプラノで、作品に寄与している。非常に早い時点でのトップ娘役就任で、更に、マリアはこの作品の終幕を1人で切る必要がある、従来の宝塚歌劇のオリジナル作品のヒロインとは、一線を画す大役だが、トップ娘役披露にして星風が、その役割を演じきったことは賞賛に値する。持ち味に少女性が色濃いのも、マリア役には打ってつけで、盤石のデビューとなった。

また宙組男役二番手スターとしての、やはりデビューとなった芹香斗亜が、抜群の立ち姿と存在感で、ベルナルド役を支えたのも見事だった。映画版のジョージ・チャキリスのイメージから、大役の印象が強いベルナルドだが、オリジナルのミュージカル版では、実は大きな持ちナンバーもないまま(映画版ではベルナルドとアニータがプエルト・リコの男女を率いて歌い踊る「アメリカ」は、オリジナルの舞台版ではアニータ以下、プエルト・リコの女性だけのナンバー)、1幕で命を落とすという、為所に乏しい難しい役柄だ。それを、芹香が本人の男役度の高さ1つに懸けて、立派に二番手の男役としての矜持を保っていたのはまさに天晴れ。花組時代の『邪馬台国の風』で同様の難しさを克服した経験が生きていて、色気も加わりシャークスを率いる確かなリーダーだったのが何よりだった。

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その恋人アニータの和希そらの出色の出来が、全体からも頭1つ抜けていて、この公演のMVPと言っていい抜群の力量を示している。粋な大人の女性で、頭の回転も速く、懐も大きいアニータは、前述したように作品の極めて重要な鍵を握っている大役で、歌、ダンス、芝居すべてに揃った地力が求められる。それら全てをクリアしただけでなく、野性的なビジュアルのハマりっぷりも加わり、目を惹きつけずはおかない存在として、作品全体を通して常に魅力的であり続けたのが素晴らしい。長身なスター揃いの宙組にあって、男役としては小柄なことで苦労も多かっただろう実力派が、ある意味その特性があったからこそ、一発逆転の満塁ホームランを放ったのだから、やはり演劇の神様はいるんだなと思わせられた。この才能を、是非今後も活かし、伸ばす場が与えられことを切に願う。

また、何しろ少年非行グループの対立の話だから、男役の働き場が極めて多いのも、この作品の特徴だが、ジェッツのリーダーリフを演じた桜木みなとが、そのジェッツのリーダーとしての存在感をきちんと感じさせる一方で、トニーに対しては完全に弟分の少年らしい、甘やかさを醸し出して秀一だった。「クール」のセンターも堂々と務め、大役をしっかりと自分のものにしていて頼もしい。
そのジェッツの面々では、リフ亡き後ジェッツを率いていくことになるアクションの瑠風輝に、もう一息の荒々しさが欲しい。アクションはリフ亡き後、ジェッツを図らずも率いることになり、リフも排除し続けた「女の子」のエ二ボディーズも仲間と認め、最後にはプエルト・リコ人も同じ人間だと認めるに至る、劇中最も成長する人物だけに、その変化を出す為にも、特に1幕の間にはいつ爆発しても不思議ではない少年、という色を押し出していくと更に良くなるだろう。ただ、アクションが、ドクの「俺がお前たちの年の頃には…」という説教を遮り「あんたが俺の年?俺の親父が俺の年、兄貴が俺の年、冗談じゃない!あんたは今の俺の年じゃないし、二度と俺の年には戻れないんだ!」という意味の、少年の焦燥を現すかなり大切な台詞が、今回の翻訳では非常に単純に「あんたは俺の年じゃない」という意味だけに短縮されていて、反発の仕方もボソッと突き放したようなものになっているのも、アクションという役柄の造形に影響を与えていると思う。これにどんな演出意図があったのかはわからないが、ここは世代間ギャップの重要な場面だけに、もう1つストレートで良かったのではないか。他にも今回の翻訳には、ジェッツとシャークスを「ギャング」と訳すなど、やや引っかかる言葉が散見されていて(直訳すればギャングで間違いないだろうが、やはり日本人の感じるギャングという言葉には、もっと大人のブラックな集団というイメージがあり、非行少年グループの彼らにはそぐわないと思う)、一考の余地がある。そのアクションに代表されるように、ジェッツのメンバーの個性が集団美にまとまっているのは、それが宝塚の美徳であるのは承知の上で、ブロードウェイミュージカルの、特に、この作品のジェッツに求められている様々な事情を抱えた非行少年たちとしては、もったいないと感じる。もっと個々が我も我もと飛び出してきて良い役柄ばかりだから、思い切って弾けて欲しい。もちろん公演を重ねるごとに、これはきっとよくなっていくことだろう。期待したい。
 
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終幕の運命を決めるチノに扮した蒼羽りくは、当初アクション役に扮するのでは?と予想していたが、内気で不器用で、言葉には出さないがマリアを眩しく思っている、という朴訥な青年をよく表現していて、この人が真に力をつけていることを改めて感じさせた。蒼羽はもちろん、ペペの美月悠、インディオの実羚淳ら、優れたダンサーがシャークスに多く、ジェッツに比して台詞やナンバーが少ないことを、ダンスでカバーしていたのは、やはりよく考えられたキャスティングだった。

娘役たちも、綾瀬あきな、結乃かなりらジェッツ側がキレの良いダンスで、花音舞、瀬戸花まりらシャークス側が豊かな歌で、それぞれに場を盛り上げ、ジェッツの一員になりたがっている少女エ二ボディーズの夢白あやが『神々の土地』新人公演のイリヤ役で見せた、かつてのトップ娘役白羽ゆりに通じる美しさを、異色の役柄にも込めていて目を引く。「Somewhere」の小春乃さよのカゲソロも実に美しく場を支えた。

更にこの作品の深みは、分別のあるはずの大人の男性の方が、少年たちよりも強い人種による偏見や蔑視を持っていることを包み隠さず描いている点でもあって、その代表であるシュランク警部補の寿つかさは、惚れ惚れするほどの嫌な奴の造形で、求められた役割を十二分に果たしている。そこからすると、虎の威を借る狐で、どこか抜けている分まだ愛嬌があるクラブキ巡査の松風輝は、実に味のある良い役者になっていることを、今回も如実に表している。彼らとは決して交わらず、トニーたちを見守るドクの英真なおきの、温かく得難い存在感が、作品を引き締めた。

総じて、男女で歌う歌、男女で踊るダンスに、果敢に取り組んだ宙組選抜メンバーの必死さが、作品の熱量と呼応していて、宙組誕生20年の節目の年に、彼女たちが流した汗が、宙組が重ねる歴史の力になるだろう舞台となっている。


〈公演情報〉
宝塚歌劇宙組公演
MUSICAL『WEST SIDE STORY』
原案◇ジェローム・ロビンス
脚本◇アーサー・ロレンツ
音楽◇レナード・バーンスタイン
作詞◇スティーブン・ソンドハイム
オリジナルプロダクション演出・振付◇ジェローム・ロビンス
演出・振付◇ジョシュア・ベルガッセ
演出補・訳詞◇稲葉太地
出演◇真風涼帆、星風まどか ほか宙組
●1/12〜25◎東京国際フォーラムホールC
〈料金〉S席 8,800円 A席 6,000円 B席 3,000円 (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100(10時〜18時)
〈公式ホームページ〉http://kageki.hankyu.co.jp/



【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】


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ミュージカル『陰陽師』〜平安絵巻〜のメインビジュアル解禁。3月に東京プレビュー公演を開催!

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本年春に中国での公演を予定しているミュージカル『陰陽師』〜平安絵巻〜、3月に東京で開幕するプレビュー公演に向けて、そのメインビジュアルが発表された。
ミュージカル『陰陽師』は、中国のゲーム会社ネットイースゲームズが制作し、2016年9月に運営が開始されたソーシャルゲーム。細部まで描き込まれた美麗なグラフィックと豪華声優陣の起用で大きな話題となり、全世界で2億ダウンロードを突破。日本では 2017年2月に配信が開始されてから、わずか5カ月で300万ダウンロードを突破している。プレイヤーは妖が蠢く美しき平安時代を舞台に、様々な式神とともに魑魅魍魎と戦い、謎を解き明かしていく。
その舞台化作品となるのがこのミュージカル『陰陽師』〜平安絵巻〜。演出・脚本・作詞は、ミュージカル『薄桜鬼』 や『黒執事』シリーズ『Messiah メサイア』シリーズなどの毛利亘宏が手がけ、「陰陽師」晴明役には良知真次、また黒晴明役には佐々木喜英、宝塚出身の舞羽美海も八百比丘尼役で出演するど、華やかな顔ぶれが揃った。

【解説】
これは、人間と妖怪が共存していた平安時代の物語である。もとより陰界に属していた魑魅魍魎は、恐怖に慄く人々の間に潜んで機会を伺い、陽界の秩序は危機に晒されていた。しかし幸いなことに、この世には天文を読み解き、呪術を操り、陰陽二界を自在に行き来し、霊体を司ることすら可能にする異能者がいた。彼らはそれぞれの能力を駆使して、陰陽二界の協和を保つため、己の命を懸け戦っている。そんな彼らを世の人々は敬意をこめて「陰陽師」と呼ぶ。

【あらすじ】
晴明が目覚めたとき、自身が陰陽師である事と、都を守る義務があるという事以外、全ての記憶を失っていることに気がついた。やがて、神楽や小白などの仲間達とともに、記憶を取り戻す旅に出ることとなる。そんな旅のさなか、仲間達は一人また一人と増え、一行は徐々に力を蓄えてゆく。
遭遇する妖怪が増えていくにつれ、手掛かりも多くなり、一行達は都に忍び寄る大きな影の存在に気付く。この存在が、晴明自身の分身である「黒晴明」であり、都を壊滅させる事を企んでいることを知る。
晴明はこの悪行を阻止しするべく奮闘するが、その背後に潜む更に大きく凶悪な黒幕が存在するとは、この時はまだ誰も気づかずにいた…

【キャラクター&キャスト】
 
s_キャラクタービジュアル_晴明
晴明 (せいめい)良知真次
都で知らぬ者は居ないほどの天才陰陽師。しかし、気づくと自分の記憶が失われていた。失った記憶を取り戻した時に待ち受けるのは美しい思い出か、それとも残酷な真実なのか・・

s_キャラクタービジュアル_神楽
神楽 (かぐら)伊藤優衣
神秘的な雰囲気を醸し出す無口な少女。記憶を失ったことをキッカケに晴明に付き従う。鋭敏な感覚と強大な霊力を持っているが、その過去は謎に包まれている。

s_キャラクタービジュアル_源 博雅
源博雅 (みなもとのひろまさ)三浦宏規
皇室の血筋を引く貴族の青年。弓術と結界術を得意としている。見た目から捻くれ者に見られることもあるが、実は率直な性格。ある人を探し歩いている。

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八百比丘尼 (やおびくに)舞羽美海
各地を渡り歩いている名高い占い師。人魚の肉を食べ不老不死となってしまった。夢占いで見た運命の人を鳳凰林で長い間待ち続けている。

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大天狗 (おおてんぐ)矢田悠祐
整った顔立ちで、冷たい性格だが強い力を持つ鬼。聴いた者が忘れないような音色を持つ笛の名手である。かつては勇敢な良い鬼で、博雅と共に悪鬼を打ち倒していたが、黒晴明に心酔し、悪鬼へと変わってしまった。絶対的な力にひれ伏し、自ら望んで黒晴明の手下となった

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酒吞童子(しゅてんどうじ)君沢ユウキ
鬼の頭領で、妖で一番強い力を持っている。紅葉に想いを寄せているが、紅葉は晴明によって悪鬼に堕落させられたと思い込み、晴明のことを憎んでいる。悪鬼となった紅葉を見るのが辛く、酒に溺れるようになり、かつての最強の鬼の姿も失われ、茨木童子にも不満をぶつける。

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茨木童子(いばらきどうじ)遊馬晃祐
強力な力を持つ鬼。単純明快かつ豪快な性格で、何事も戦いによって解決しようとする。唯一、酒吞童子の力を認め、絶大な信頼をおいている。強力な酒吞童子を尊敬し、唯一の友人だと思っており、ずっと酒吞童子を追いかけてるが、いつも避けられている。

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黒無常(くろむじょう)平田裕一郎
冥界の案内人、鬼使(おにつかい) 黒無常。生前、白無常の兄で、両親から虐待されて死んだ弟に代わり、復讐を遂げるため、代価として、鬼使・黒無常の役目を引き継いだ。代々、冥界で役人となって、生を受けることができない。一緒に役人となる相手が弟だと知り、喜んで引き受けた。素直で豪快、好戦的な性格。

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白無常(しろむじょう)内海啓貴
冥界の案内人、鬼使(おにつかい) 白無常。生前、黒無常の弟で、両親から虐待されて死んだ。死後、復讐を遂げるため、代価として、鬼使・白無常の役目を引き継いだ。代々、冥界で役人となって、生を受けることができない。鬼使になる際に記憶を抹消されたため、黒無常が兄だということを忘れている。表には表さないが、実は黒無常のことを非常に気にかけている。穏やかで、礼儀正しく、他人に誠意を持って接する。

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判官(はんがん)片山浩憲
冥界の役人で、生死を司る判官。目が見えぬが、務めをきちんとこなし、冥界で一目置かれている。好き勝手に動く黒無常・白無常兄弟や、閻魔のもとにやってくる妖たちが悩みの種である。真面目な性格で、人間味に欠けているが、閻魔に対しては、絶対的忠誠を尽くす。

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雪女(ゆきおんな)七木奏音
黒晴明の式神。冷たく、吹雪を巻き起こす。心も冷え切っており、すべてのことに無関心で、黒晴明の命令だけに従う。黒晴明に忠誠を尽くし、彼のためなら自分の命まで差し出すことができる

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紅葉(もみじ)門山葉子
朽ち果てそうになっていたところを晴明に救われた過去を持つ。それ以来、晴明に恋心を抱き、楓林で待っているが、晴明に似た何者かにそそのかされ、人を喰らい、悪鬼へと変貌した。、晴明に対して強い独占欲がある。

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黒晴明(くろせいめい)佐々木喜英
都に陰の気を落とす張本人。分離された晴明の片割れで、記憶の全てと、心の闇を受け継いでいる。都の人々の憎みを受けて、また虐待されたことで都を憎んでいる。都に復讐し、都を完全に壊滅させようとする。そして力のある晴明と再び完全体となり、共に都を支配することを望んでいる。


〈公演情報〉  
ミュージカル『陰陽師』〜平安絵巻〜
原案◇本格幻想RPG「陰陽師」より (NetEase Inc./All Rights Reserved)
演出・脚本・作詞◇毛利亘宏
音楽◇佐橋俊彦
振付◇本山新之助
出演◇
良知真次/三浦宏規/伊藤優衣/舞羽美海/矢田悠祐/君沢ユウキ/遊馬晃祐/平田裕一郎/内海啓貴/片山浩憲/七木奏音/門山葉子/佐々木喜英/
西岡寛修 笹原英作 服部 悠 杉山諒二 松ヶ谷ほのか 渡邉 南 光岡茉美 佐竹真依
●プレビュー公演/3/9〜18◎東京 日本青年館ホール
●本公演/北京、上海、深セン(予定)予定 
〈料金〉S席 8,800円 A席 7,800円(全席指定・税込)
〈一般発売日〉1月21日(日) 10:00〜 
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)


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大人気シリーズ最新作!舞台『私のホストちゃん REBORN〜絶唱!大阪ミナミ編〜』間もなく開幕! 稽古場レポート&悠未ひろインタビュー

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人気モバイルゲームからテレビドラマ化を経て、2013年にスタートした舞台版が大好評を博している舞台『私のホストちゃん』。
ホストの煌びやかで厳しい世界をコメディタッチで描いた賑やかなストーリー展開、実際に観客をホスト役の俳優たちがアドリブで口説く「口説きタイム」、更に現実のホストクラブ同様の、目玉企画である「指名制」や「ランキングシステム」を導入して、観客から貢がれたラブ(ポイント)によって、その日のNo.1ホストが決まり、フィナーレの主役を務めるという、観客参加型のライブ感が、根強い人気を誇っている。

そんな舞台が、2017年『私のホストちゃん REBORN』となり、その第二弾である舞台『私のホストちゃん REBORN〜絶唱!大阪ミナミ編〜』が、1月19日の東京・サンシャイン劇場からスタートする。(28日まで。のち愛知、広島、大阪で上演)
この公演から主演の古屋敬多(Lead)らホストメンバーをはじめ、新たな顔ぶれが加わり更にパワーアップ! これまで以上に多彩な歌とダンスも盛り込まれた、エンターテインメント作品になっている。
その2018年版『私のホストちゃん』に初参加するのが、元宝塚歌劇団男役スターの悠未ひろ。宝塚時代に究極の「カッコいい男性像」を追求し続けてきた悠未が、生身のカッコいい男子たち総勢17名が演じるホストちゃんの中で、何を感じ、どんな存在感を見せるのか、役どころの立ち位置は?など、ラストスパートに向けてエンジン全開の稽古場で、想いを聞いた。 


【稽古場レポート】
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対立するホストクラブに客足を奪われ、対策に悩むホストたちに、女性たちから熱い視線を集めているという、カリスマピザ宅配人の噂が届く。


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早速その秘密を探ろうとピザを注文したホストたちの前に現れたのは、伝説のカリスマピザ配達人(悠未ひろ)。その桁外れのカッコよさに、彼が入店すればNo.1間違いなし!と色めき立つホストたち。

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だが、カリスマピザ宅配人には、決してホストにはなれない事情があった。そう「彼」は、男性ではなく「男役」だったのだ!


【悠未ひろインタビュー】
 

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宝塚の男役芸とこの作品のシチュエーションがコラボした役


──大人気シリーズとなりました舞台『私のホストちゃん』に初参加ということで、まず作品に接していかがですか?
今までやったことのない路線の舞台だ、ということは前情報として伺っていたのですが、いざお稽古に参加してみると、モバイルゲームから、テレビドラマ化を経て舞台になったという経緯の作品だけに、映像の脚本っぽい雰囲気もありつつ、笑いの要素も多い中、演じるキャストたちは至って真面目にやっているんですね。もちろん私も宝塚時代にはコメディ作品に出させて頂いたこともありましたが、それとは全く違う、あくまでも真剣にやりながら笑いを取りに行っているんです。音楽もとても素敵で、壮大なミュージカルナンバーのような曲なのに、歌詞は全くしょうもないことを言っていたり(笑)。この初体験の相反する世界に、今、夢中になっていて、稽古場でホストの男の子たちが演じる場面を観ながら、お客様の気持ちになって楽しんでいます。皆、すごくカッコいいので。
──カッコいいと言えば、悠未さんこそ元祖ですよね?
最初は、すみませんがちょっとそういう気持ちもあったんです(笑)。「本物の男性よりもカッコいい」という世界を追求してきたのが宝塚の男役なので、正直「負けてないはず」、と思っていたんですが、いざ接してみると、リアル男子が本当にカッコいいんです! 実力もあるし、人を惹きつける魅力もあって、これは女性ファンにはたまらないだろうなと。作品がここまで支持されて続けている理由がわかった!という気持ちになりました。
──そんな魅力発見!という舞台の中に、今回悠未さんがどんな役どころで入られるのか気になるのですが。今、お話し頂ける範囲で教えてください。
どこまでお話していいのか、という部分はあるのですが、確実に言えることは、完全に“今まで私がやってきたこと”の引き出しでやっております。作品自体は、私にとって今までやったことのない種類のお芝居で、衣裳もおそらくお客様が「えー!?」と驚かれるような衣裳で(笑)、新たな挑戦はたくさんあるのですが、役を演じることに絞れば、新しい挑戦というよりは、今まで培ってきたものをフルに発揮しています。脚本・演出の村上大樹さんが、私が今まで宝塚でやってきたことと、この作品のシチュエーションをコラボレーションすることを求めていらして、それこそが面白さにつながる脚本になっているんです。ですから、これは自分の中で「宝塚だけの引き出しで演じてはいけない」などとは考えずに、どんどんシンプルにそれを使ってやったら良いんだなとわかったので、気持ちよくやらせて頂いています。

──では、宝塚時代に存分に発揮していた「男役悠未ひろ」の魅力にまた出会えるのですね。今回の舞台は、過去のシリーズよりも一層歌とダンスが豊富と伺っていますが、悠未さんにも歌のナンバーが?
はい、歌っていて、メロディーがもう実に壮大で、素晴らしいものなのですが、歌詞にちょっとギャップかあってですね…(笑)。是非、歌詞にご注目いただきたいです(笑)。

 

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毎日変わるライブな舞台に対応する共演者たち

──稽古場の雰囲気はいかがですか?
今すごく良い感じです。スケジュールの詰まっている売れっ子の方たちがたくさん集まっているので、全員が揃う時間が短い分、すごく集中していて、初日に向けて皆が魅力を爆発させているので、これが舞台に行ったら更に面白いものになるはず!という確信があります。ここはお客様が喜ぶだろうな、ということがありありとわかるので。
──本物のホストクラブに足を踏み入れることは、とくに若い人たちにとってはハードルか高い部分も多いと思いますが、それがこの舞台では疑似体験できるわけですね。
そうなんです、劇場でその世界の雰囲気を味わえますし、本当のホストさんたち同様に、お客様が投票することによって、ランキングが変わったり、お客様参加型なのも楽しいと思います。
──実際に、その日のラブポイントによって、フィナーレの内容も変わるんですよね?
そこがまたすごいんです。この17人のホスト役の男の子たちが、誰がNo1になってもいいように、色々なパターンの稽古をしていて、対応力も要求されています。もちろんそれがとても得意な人もいれば、そうでない人もいる中で、「じゃあ、今日は○○」と指名されて、懸命に取り組んでいるのを見ると、もう本当に心から応援する気持ちになります。観ていてすっかり母心みたいになってます(笑)。
──姉心ですね(笑)。悠未さん自身、宝塚で大きな二役の役替わりなども経験していることで、余計に気持ちがわかるのでは?
それもありますが、宝塚の場合は二役でもカッチリ台本が決まっていて、それぞれを完璧に稽古していましたが、この舞台はアドリブの要素が多くて、客席に降りてお客様を口説いたりもするんです。私はアドリブ経験がほとんどないので、バリバリこなしている男の子たちに感心しています。
──お客様がどう反応するかによっても、また変わってきますよね。
1回毎に全然違うので、1日1日が異なるライブとして楽しんで頂けると思います。稽古場でも大人チームの女性陣は、男の子たちのアドリブやカッコよさを見ながら「今のあそこ、すごく良かったよね!」とか和気藹々と楽しんでいます(笑)。
──悠未さんから、男性陣にアドヴァイスしたりなどは?
私と同じチームの男の子たちがいて、彼らにはちょっと教えました。と言うのも、私と一緒にやるパートは、男の子たちの得意分野ではないので、その部分では苦戦していたんです。彼らはもっと難しいことを軽々とやってのけるんですが、やっぱり宝塚の男役的な魅せ方というのは、彼らが全くやってきてこなかったことなので、そこについては「こうした方がいいよ」などとアドヴァイスしました。でもすごく素直な子たちで、向こうからも「教えてください!」と言ってきてくれるので、「喜んで!」という感じで交流しています。

 

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どんなジャンルの舞台でも生きる「宝塚」で得た経験

──この数年の悠未さんはどんどん新たなジャンルで仕事をされていましたが、様々な経験の中で感じたことは?
本当にどのお仕事も印象深いものばかりでした。宝塚にいる間は「宝塚歌劇」という1つのジャンルの中で頑張っていましたが、外に出るとあらゆる可能性が広がっていて、すべてが異なる世界なんですね。だから本当に日々刺激がすごくて、ぼーっとしている暇がなかったです。吸収することも多いですし、舞台の芸能に関することだけではなくて、学ぶことがたくさんあります。「若い人がこういう風に考えているのか」とか、「そういう道を歩いてきて、今、この部分で悩んでいるのか」とか、それぞれの姿に接することで、私にとって知らない世界のことでもありますから、また新たに勉強できて。ただ、1つ感じているのは、どんなに違うジャンルの舞台に立たせて頂いても、それが舞台芸術であった時には、必ず宝塚での経験が私の中で生きているなと。表現方法などはまるで違う舞台であっても、きちんとベースは生かされている。宝塚で培ってきたこと、やってきたことが今の私の力になっていて、この舞台もそうですが、舞台に立つ度に宝塚に感謝しています。
──その中で、宝塚OGの方との共演もありましたね。
やはり宝塚出身の方たちとご一緒すると、温かさと心強さを感じます。現役時代には共演させて頂いたことのない大先輩の峰さを理さんとご一緒の舞台もあって、緊張したのですが、いざ同じ稽古場にいると、家族のような、血はつながっていないけれど姉妹のような絆を感じられて、本当に嬉しかったです。今年の3月には宝塚のOGだけが出演する、東日本大震災のチャリティーコンサート『忘れない〜亡き人へ綴る愛の手紙〜』にも出演させて頂くのですが、宝塚OGだけの舞台というのは、私にとっては初めてのことなので、とても楽しみにしています。
──退団後のこれまでの歩みを、ご自身ではどのように捉えていますか?
色々なジャンルに出演させて頂いているなと(笑)。ミュージカル中心、映像中心という方々も多い中、私は自由に色々なジャンルに挑戦させて頂いているので、幸せですね。
──ちょうど年頭ということで、今年はどんな年にしていきたいですか?
宝塚を卒業して4年経ちました。この4年で、個人としての生活や外の舞台に、いい意味で馴染んでこられたと思っています。これまではわからないことばかりで、ドキドキしながら吸収していくという時間でしたが、今年はこれまでの経験をしっかりと胸に落としてやっていけたらいいなと。そうは言っても私の中にまだまだ未知な部分がたくさんあるので、1つの落ち着きを得た今だからこそ、新たな挑戦もして、学びを得たいなと思っています。安定した幸福感の中から、更に意欲をもっていきたいです。
──では、そんな新たな年の始まりである『私のホストちゃん』への意気込みを。
大人気の舞台ですが、宝塚ファンの方は、まだご覧になったことがないという方も多いと思いますので、騙されたと思って(笑)、是非観に来て頂ければ、必ず楽しんでもらえる自信があります。更に、宝塚ファンの方に向けてのメッセージを送るとすると、私も宝塚現役時代の表現をしていて、男役の時のことを思い出して頂けるような場面もありますので、そこも是非楽しみにして頂けたら。宝塚で言うところのショーに近いような面も多くあるお芝居で、エンターテインメントとして楽しんで頂けると思いますので、このメンバーならでの舞台を、是非気軽に観にいらしてください。


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ゆうみひろ○東京都出身。97年、宝塚歌劇団入団。『Le Petit Jardin』(05年)、『逆転裁判3』、ディナーショー『Heroe』(13年)等に主演作の他数々の名舞台を残した。13年『風と共に去りぬ』アシュレ役にて宝塚歌劇団を退団。退団後は『MOONSAGA−義経秘伝−第二章』(平教経役)、『NARUTO-ナルト-』(大蛇丸役)、『人魚姫』(船長役)、『ダニーボーイ』(湖島みちる)役、『朗読能シアター土蜘』(土蜘役)など、多彩な舞台に出演。また『L‘Age d’Or de la Chanson 2017(シャンソンの黄金時代)』や、ディナーショーなど、歌唱力を活かしたライブ活動にも積極的に取り組んでいる。3月に『忘れない〜亡き人へ綴る愛の手紙〜』宝塚OG毎日希望奨学金チャリティコンサートへの出演も控えている。

 

 【特報! ゲストキャスト出演】 

下記公演回にて、舞台「私のホストちゃん」シリーズで名を馳せたあのホストちゃんたちが限定復活!

・1月21日(日)17:30回 時桜(荒木宏文)

・1月23日(火)13:30/18:30回 流星(久保田秀敏)

・1月24日(水)18:30回 深雪(染谷俊之)

・1月25日(木)13:30/18:30回 光星(井澤勇貴)& 大湖(杉江大志)

・1月27日(土)12:30/17:30回 隼人(五十嵐麻朝)&蓮(塩川 渉)

※本編の一部コーナーに出演。ホスモバのランキング・指名対象外。

※そのほかに【開演前No.1レビュー曲の振付を直接レクチャー】【ホストちゃんリアルガチハイタッチ会開催】など、数々のお楽しみが満載!


〈公演情報〉

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舞台『私のホストちゃん REBORN 〜絶唱!大阪ミナミ編〜』
総合プロデュース◇鈴木おさむ
脚本・演出◇村上大樹
出演◇
古屋敬多(Lead) 寺田拓哉 小坂涼太郎 三浦海里 小林亮太 釣本南(Candy Boy) 杉江優篤 TAKA(CUBERS)/
米原幸佑 松井勇歩 吉田広大 森田桐矢 佐々木和也(SOLIDEMO) 蔵田尚樹 糸川耀士郎 藤戸佑飛、橋本全一/
LiLiCo[Wキャスト]大林素子Wキャスト/悠未ひろ/緒方雅史 野口かおる 鬼頭真也(夜ふかしの会)/小柳ゆき/三ツ矢雄二
●1/19〜28◎東京・サンシャイン劇場
●1/31〜2/1◎愛知・東海市芸術劇場
●2/6◎広島・上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)              
●2/10〜11◎大阪・サンケイブリーゼ
〈料金〉V.I.P.シート¥15,500 ゴージャスシート¥8,800 カジュアルシート¥5,800(全席指定・税込)
お問い合わせ〉
東京公演/サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
愛知公演/中京テレビ事業 052-957-3333(平日10:00〜17:00)
広島公演/広島テレビ イベントインフォメーションセンター 082-249-1218(平日10:00〜18:00)
大阪公演/キョードーインフォメーション 0570-200-888(全日10:00〜18:00)
〈公式HP〉 http://www.hostchan.jp/

 


 

【取材・文・撮影/橘涼香】 



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スピード感を伴った退廃美が創り出す圧巻の舞台!ルヴォー版『黒蜥蜴』上演中!

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美に執着する謎の女盗賊「黒蜥蜴」と、彼女を追う名探偵・明智小五郎の、スリリングな闇を伴った耽美な愛の世界『黒蜥蜴』が、日本でも絶大な人気を誇る英国気鋭の演出家・デヴィッド・ルヴォーの演出で、日比谷の日生劇場で上演中だ(28日まで。のち大阪・梅田芸術劇場メインホールで2月1日〜5日まで上演)

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『黒蜥蜴』は、日本に探偵小説の礎を築いた江戸川乱歩の長編小説を、戦後の日本文学界を代表する作家の1人三島由紀夫が戯曲化した作品。究極の美に執着する美貌の女盗賊と、犯罪に恋されていると豪語する名探偵とが繰り広げる、トリッキィで、アクロバティックでありつつ、退廃美に彩られた作品は、三島戯曲の最高傑作の1つと称され、これまでも数多くの俳優、演出家の手によって上演が重ねられてきた。
今回の上演は、『テレーズ・ラカン』『ナイン』『ETERNAL CHIKAMATSU』など、その独特の世界観で日本の演劇界に衝撃を与え続けてきたデヴィッド・ルヴォーの演出で、美貌の女盗賊黒蜥蜴に中谷美紀。彼女と追いつ追われつの犯罪という名の恋の駆け引きを繰り広げる名探偵・明智小五郎に井上芳雄という、魅力的なキャスティングが実現。ルヴォーの追求したグロテスク・ビューティーな世界が、濃密に展開されている。

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【STORY】
一代で財を築いた宝石商・岩瀬庄兵衛(たかお鷹)は、連日執拗に舞い込み続ける「娘の早苗(相楽樹)を誘拐する」という脅迫状に脅え、名探偵との誉れ高い私立探偵・明智小五郎(井上芳雄)を護衛に雇い、大阪のホテルに身を潜めていた。
父娘が投宿する部屋の隣室には、岩瀬の店の上客である緑川夫人が宿泊していたが、実は彼女こそが、誘拐予告をした張本人女賊・黒蜥蜴(中谷美紀)であった。
そうとは知る由もない早苗は、無聊を囲ったホテルの部屋で緑川夫人と語らうちに、すっかり打ち解け、意に染まない見合い相手の愚痴をこぼしていた。そんな早苗に緑川夫人=黒蜥蜴は、部下の美しい青年・雨宮(成河)を早苗に紹介すると見せかけ彼女を奪い去り、自ら早苗に変装して父親の岩瀬の目をも欺き、床についたと見せかけて部屋を忍び出る。更には、犯人を警戒し続ける明智の前に、大胆不敵にも再び緑川夫人として現れ、犯人が電報を寄越した「コンヤ ジュウニジヲ チュウイセヨ」との警告の時間まで、明智の話し相手を買って出る。
2人は、時間をつぶす目的を兼ねて、トランプの賭けに興じる。夫人は持っている宝石のすべてを、明智は探偵という職業を、カードの勝敗に賭けることになる。

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だが、時計が12時の時を過ぎても、部屋には何事も起こらない。安堵する明智に緑川夫人は「もう犯罪は行われているのでは?」と問いかける。果たして、早苗と信じていた人影は人形の首だった!
勝ち誇る緑川夫人。だがほどなくして明智は、見事早苗を奪還したばかりか、緑川夫人こそが真犯人=黒蜥蜴であることを言い当てる。しかし、おいそれと捕まる黒蜥蜴ではない、必ず早苗さんはいただきにあがりますと宣言し、黒蜥蜴は包囲網の中からまんまと逃れ去っていく。
半月後、更なる厳戒態勢が敷かれた東京・岩瀬邸では、軟禁状態にふさぎこんでいる早苗の体調を、家政婦ひな(朝海ひかる)をはじめとした使用人たちが案じていた。だが、その厳戒態勢の隙をついて、黒蜥蜴の魔手は岩瀬家に忍び寄り、明智との果てしない勝負は、報われぬ結末に向かって、更に熱量を高めていき……

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映画のスタジオを思わせる、むしろガランとしたセットに、無尽に動く幾多のドアを通って、登場人物たちが誰かを追うように、また誰かから追われるように、出入りを繰り返すオープニングから、舞台にはルヴォーの美意識が炸裂する。大阪のホテル、岩瀬邸、明智小五郎の探偵事務所、と、時や場所を移していくセットはほぼ出道具だけで表現され、人と人との出会い、また心の動きを表すように、舞台は頻繁に回り続ける。しかも、時に明るく、時に乳白色の布を通して、本来見えないはずのものをシルエットで具現しながら運ばれる物語は、ダークな美とエロティックな香りを絶えず噴出してくるのだ。20分の休憩を挟んだ上演時間は約3時間15分。1幕だけで1時間45分を要する、この題材としてもかなりの長尺が、全く長さを感じさせないのは、軽やかに動き続けるセットが、心理的にも物理的にももたらすスピード感と、驚きの連続である様々な演出の仕掛け故だろう。

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実際、何しろあまりにも有名な原作であり、戯曲だから、物語の筋立ても謎解きも、更に言えば結末までも知り尽くしているはずの舞台で、これだけ先の展開への期待で、ドキドキさせられ、舞台に魅入られるとは、まさに望外の喜び以外の何ものでもなかった。これまでも日本に様々な衝撃とときめきを与えてきた演出家・デヴィッド・ルヴォーが、大舞台に相応しい演出の『黒蜥蜴』を披露して、これほどスリリングで、ミステリアスで、猥雑で、でも美しい舞台を、2018年の年頭に観せてくれたことは、日本の演劇界にとっても大きな収穫と言えるだろう。

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そんな舞台で、タイトルロールの黒蜥蜴を演じる中谷美紀は、まず何よりもこの役柄に必要な美貌に、一目で只者ではないと思わせる、ほの昏い狂気の片鱗をにじませて登場してきたのが素晴らしい。共演者と並んだ時などには、大柄でないことがわかるのだが、それがむしろ意外なほど舞台での存在感が大きく、全体を危険な美しさで染め上げていて、詩のようなモノローグの語りも実に見事。美に執着し、常に勝利者であった自信が、明智との闘い、惹かれあう想いの強さ故に揺らいでいく混乱も的確に表現していて、盤石の主演ぶりだ。
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その中谷黒蜥蜴に正面から対峙する、名探偵・明智小五郎の井上芳雄が、本人の資質を十二分に活かして、粋を極めたダンディーな名探偵を活写している。言わずと知れたミュージカル界のプリンスの井上だが、舞台では永遠のプリンスであり、オフと言うよりは、役を演じていない「井上芳雄」でいる時には、歯に衣着せぬ毒舌キャラという、彼が常に保ってきた表看板の、その意図したナルシシズムと、相反して内面にあるのではないかと思える非常に純粋なものとが、このダンディズムの権化のような明智役を、決して上滑りせずに表出することに成功している。実は現在の日本で、生身の男性が演じるにはかなり難しい役柄である明智小五郎は、だからこれまでも宝塚歌劇や新派といった、存在そのものが虚構性を持っている舞台で成功してきたものだが、井上には、本人そのものにその虚構性の資質があったのだ、と膝を打つばかりの名演。『ダディ・ロング・レッグス〜足ながおじさん』のジャービス・ペンドルトン、『グレート・ギャツビー』のジェイ・ギャツビーに続いて、果敢に取り組んで来たストレート・プレイでも井上が代表作を勝ち得た。

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岩瀬早苗の相楽樹は、フライヤーなどで世に出回っているポートレイトや、更に、制作発表会見などでのビジュアルの印象を、遥かに何倍も飛びぬけた美しさで舞台に登場してきて、目を瞠った。究極の美を愛する黒蜥蜴が執着するに相応しい、この役に必要不可欠な美しさを、演じている舞台上で最も発揮できるというのは、女優としての類まれな資質と言っていい。難しい展開もある役柄もよく表現していて、ますます注目していきたい逸材だ。

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家政婦ひなの朝海ひかるは、一見朝海とはとても思えない地味に造りこんだ登場が、役柄の変転に劇的な効果を生んでいる。元々の個性の中に、ガラスのようにひんやりとした無機質な美しさがあるのも、この謎めいた役柄に奥行きを与えていて、特に終幕に「朝海ひかるここにあり!」の鮮やかな動きを見せる秀逸な場面もあり、是非ラストまで注目して欲しい存在だ。

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岩瀬床兵衛のたかお鷹は、この作品の、特にルヴォーの演出の中で、俗世の匂いを一手に引き受けている役柄の、求められた役割を存分に果たしている。それでいながら早苗のことは心から愛している父親なのだ、ということが伝わるのも巧みで、作品の良いアクセントになっていた。

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雨宮潤一の成河は、小劇場から大舞台まで縦横無尽に活躍している中で、様々に培ってきたのだろう表現の引き出しの多さが、この役柄を更に複雑で、見どころの多いものにしている。何故黒蜥蜴に付き従うのかの説明が、今回の舞台では子細に描かれていないが、だからこそ黒蜥蜴に魅入られた男という理屈ではない妄執が、滑稽なまでに浮かび上がり、ルヴォーの目指したグロテスク・ビューティの世界の住人に相応しかった。

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また、ダンサーの小松詩乃と松尾望を含めた、アンサンブルの面々にも各々大きな役割があり、1人1人が作品を支えるに欠かせない存在であることも、舞台の緊密な仕上がりに寄与していて、2018年の年頭に、何を置いても観ておくべき、と断言できる優れた作品が登場したことを、喜びたい舞台となっている。

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【コメント】

初日を前にメインキャスト6名から、現在の心境と作品の見どころを語ったコメントが届いた。

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黒蜥蜴(緑川夫人)役/中谷美紀
ルヴォーさん主催の演劇学校に、出演料を頂戴して通わせていただいたような、充実したお稽古を経て、いよいよ初日を迎えることになり、少々緊張しておりますが、「一字一句誤りの無い完璧な台詞で感情がこもっていないよりも、物語を生き、感情の発露によって多少台詞が乱れても、後者の演劇を観たいと思う。もちろんだからと言って、台詞をないがしろにしていいという訳ではないけれど」とおっしゃったルヴォーさんの言葉を信じて、井上芳雄さんをはじめとする共演者の皆さんの言葉に耳を傾け、表情を見逃さず、心と心の対話を最も大切に演じたいと思います。高尚なものと低俗なもの、喜劇と悲劇、美しいものと醜いもの、愛と憎しみ、エロスとタナトス、相反する2つの世界が混じり合い、拮抗し合う三島ワールドをぜひご覧いただきたいです。

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明智小五郎役/井上芳雄
ルヴォーさんとカンパニーのみんなと、この「黒蜥蜴」の世界にいられることが最高に幸せです。悲しいほどに美しい美紀さんの黒蜥蜴とご一緒できるのも光栄です。早く、皆さんに見て頂きたい。きっと今まで見たことのない、でも、心の奥ではどこかで知っていた愛の世界がそこにあるはずです!

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岩瀬早苗役/相楽樹
もう明日が初日だと思うと驚きです。ルヴォーさんの稽古は本当にあっという間でしたし、稽古というよりはカンパニー全員で「黒蜥蜴」の世界を探求しながら冒険しているような時間でした。ルヴォーさんの演出する「黒蜥蜴」は、さまざまな表情や魔法であふれていて目が離せなくなるはずです。お楽しみください。

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家政婦ひな役/朝海ひかる
ルヴォーさんの指揮の元、カンパニー全員で「黒蜥蜴」の世界をお届けできる様、精一杯頑張ります。

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岩瀬庄兵衛役/たかお鷹
やる事はやった。後は本番のライブ感を楽しむのみ。

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雨宮潤一役/成河
不思議と緊張もなく穏やかな気持ちです。大きな見所は、想像力を刺激するシンプルで力強い演出。デヴィッド・ルヴォーの美意識が行き届いた、演劇ならではの「空間の使い方」に是非注目して欲しいと思います。三島由紀夫への新しいアプローチとして、きっと沢山の人に受け入れられるだろうと期待しています。

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〈公演情報〉
『黒蜥蜴』
原作◇江戸川乱歩
脚本◇三島由紀夫
演出◇デヴィッド・ルヴォー
出演◇中谷美紀、井上芳雄/相楽樹、朝海ひかる、たかお鷹/成河 他
●2018/1/9〜28◎日生劇場
〈料金〉 S席 12,500円 A席 9,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 梅田芸術劇場  0570-077-039(10:00?18:00)
●2018/2/1〜5◎梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉 S席 12,500円 A席 9,000円 B席 5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800(10:00?18:00)
〈公式ホームページ〉http://www.umegei.com/kurotokage/




【取材・文・撮影/橘涼香】


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