宝塚ジャーナル

花・虞美人 凰稀かなめ、ユナク出演

霧矢大夢・深川麻衣が演じる北村薫原作の伝説の舞台『スキップ』4月に上演!

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伝説の舞台『スキップ』が、13年の時を経て、今春、サンシャイン劇場での上演が決定した。
本作は、2004年にキャラメルボックスの成井豊により舞台化されたもので、再演が期待されていたが、今春、サンシャイン劇場での上演が決定した。

【あらすじ】
昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は17歳で、県立高校の2年生。運動会が雨で中止になり、帰宅して、レコードを聴きながら、ついうたた寝をしてしまう。次に目覚めた時、真理子は見知らぬ家の中にいた。そこへ、同い年くらいの女の子が帰ってきて、真理子を「お母さん」と呼んだ……。そこは真理子の家だった。真理子は42歳で、苗字は桜木。職業は高校の国語教師で、夫と17歳の娘がいた。うたた寝をしている間に、25年の月日が流れてしまったのだ。真理子は元の時代に戻れるまで、42歳の桜木真理子として生きていこうと決心する。まずは教壇に立って、国語の授業をしなければならない……。 

高校2年、17歳の一ノ瀬真理子が、うたた寝から目を覚ますと25年後、夫と娘がいる高校教師になっていた……。直木賞受賞作家、北村薫の名作の舞台化である。
 
大人になった真理子と高校生の真理子がダブル主演となり、ひとりの人物を二人の女優が演じる。「大人の真理子役」には元宝塚トップでミュージカルや1人芝居などで高い評価をあげている霧矢大夢。そして「高校生の真理子役」は、乃木坂46として活動、昨年6月に卒業し、映像で活躍中の深川麻衣。これが舞台初主演となる。
夫・桜木役は、キャラメルボックスの岡田達也が、13年前に続いて同じ役を演じる。また父親役は、劇団☆新感線の粟根まこと。真理子の娘・美也子役は、キャラメルボックスの木村玲衣。密かに真理子に思いを寄せる新田役には、D-BOYSの碓井将大。その他、柿喰う客の深谷由梨香や長濱慎、範宙遊泳の熊川ふみ、キャラメルボックスの原田樹里らの出演が決定した。

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岡田達也・粟根まこと

 
【コメント】
この発表に伴い、原作者の北村薫と、主演の霧矢大夢、深川麻衣からコメントが届いた。

北村薫(原作者)    
前回の公演は新聞の劇評でも絶賛されました。しかし、世評以上に、観客の方々が舞台にぐいぐいと引き込まれ心をふるわせていたことが記憶にあざやかです。もう一度観たいと願っていました。夢がかなって本当にうれしいです。
                      
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霧矢大夢    
この作品は、ある日、高校生だった真理子が、目覚めると突然大人になっている。しかも高校教師という立場になっている、というストーリーです。気が付くと夫がいて、娘もいる。見た目は大人なんだけど、中身は17歳。その現実を自分なりに受け入れて、健気に、ピュアに、その状況に立ち向かっていく。そんな一生懸命な真理子を表現したいなと思っています。演出の成井豊さんとも初めてですし、キャラメルボックスのエネルギッシュなお芝居に刺激を受けて、自分なりの真理子像を作っていきたいと思います。

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深川麻衣     
今回の舞台『スキップ』では、主人公の一ノ瀬真理子役を、霧矢大夢さんと一人二役ではなく、二人一役で演じさせて頂くということで、どんな風になるのかとても楽しみにしています。稽古はこれからですが、脚本を読ませて頂いて、面白くなること間違いないと確信しています。大きな役で、個人的にはもの凄く緊張しているのですが、みなさんと力を合わせて、毎日の稽古を励んでいきたいと思います。ぜひぜひ観に来てください。


〈公演情報〉
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NAPPOS PRODUCE 『スキップ』
原作◇北村薫『スキップ』(新潮文庫刊)
脚本・演出◇成井豊(キャラメルボックス)
出演◇霧矢大夢 深川麻衣
岡田達也 粟根まこと 木村玲衣 碓井将大 深谷由梨香 長濱慎 熊川ふみ 原田樹里 
関根翔太 石森美咲 大滝真実 山崎雄也 元木諒 
●4/26〜5/5◎サンシャイン劇場 
〈料金〉7,500円 ユースチケット(20歳以下)5,000円(全席指定・税込)
一般発売:2月25日(土)10:00〜
〈公式サイト〉http://napposunited.com/skip/



【撮影/たかはしじゅんいち】




水夏希出演、アルジャーノンに花束を




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紅ゆずる&綺咲愛里新トップコンビお披露目、宝塚歌劇星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』制作発表会見

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紅ゆずる&綺咲愛里の新トップコンビ率いる新生星組の披露公演である、宝塚歌劇星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』が3月10日、兵庫県・宝塚大劇場で幕を開ける(4月17日まで。のち5月5日〜6月11日まで東京日比谷の東京宝塚劇場で上演)。

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ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(※以下、『スカーレット・ピンパーネル』)は、1997年にブロードウェイで初演され、大ヒットを記録したミュージカル。バロネス・オルツィの小説「紅はこべ」を原作に、大革命勃発後の恐怖政治の嵐吹き荒れるフランスで、次々と処刑されていく罪なき貴族たちを救うべく、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニーが仲間たちと秘密結社を結成し、スリルと知恵で歴史の荒波に立ち向かう冒険活劇の要素と、それによってすれ違う夫婦の心理描写を描いた娯楽作品は、フランク・ワイルドホーンの数々の名曲と共に喝采を集めた。
このブロードウェイミュージカルに、ワイルドホーンが宝塚版の為に書き下ろした佳曲「ひとかけらの勇気」を主題歌に据え、王大使ルイ・シャルルの救出劇という新たな軸を加えた、小池修一郎の潤色・演出による宝塚バージョンが2008年宝塚星組により本邦初演。安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音らによる上演は絶賛を集め、第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞。 続く2010年、霧矢大夢、蒼乃夕妃、龍真咲、明日海りおらによる月組での再演も大好評。常に再演の呼び声の高い 傑作ミュージカルとして愛され続けている。
 
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そんな作品が、星組新トップコンビ紅ゆずると綺咲愛里を中心とした新生星組の披露公演という華やかな祝祭に包まれ、宝塚で三度蘇ることとなり、1月23日都内で制作発表会見が華やかに行われた。会見には、宝塚歌劇団理事長小川友次、潤色・演出の小池修一郎、星組トップスター紅ゆずる、トップ娘役綺咲愛里、星組二番手男役スター礼真琴が登壇。公演への意気込みを語った。 

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まず会見は出演者によるパフォーマンスからスタート。主人公パーシー・ブレイクニーに扮した紅ゆずるが主題歌「ひとかけらの勇気」を歌う。この作品の初演時、研究科7年目という新人公演最後の学年で、初主演として主人公パーシーを演じて、一躍スターダムに躍り出た紅にとって、この役柄は文字通りのエポックメイキングなもの。そんなドラマチックな邂逅に、トップスターとしての決意がにじむ誠実な歌声が響き、抜群に美しい立ち姿が姿が一段と映える。

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続いてスカーレット・ピンパーネルの正体を負う革命政府の公安委員ショーヴランを演じる礼真琴が登場。「鷹のように」を朗々と響く低音でダイナミックに歌い上げる。若き実力派らしい確かな歌いぶりが頼もしい。

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音楽が変わり、パーシーの妻マルグリット・サンジュストの美しいドレス姿の綺咲愛里がマスクを手に現れる。可憐な容姿が印象的な綺咲が、メイクアップの効果的な工夫もあり、艶やかに大人の女性に変貌していて驚かされる。そこに礼、更に紅が加わり、1幕ラストを劇的に盛り上げる「謎解きのゲーム」が展開され、会場内には早くも新たなキャストが生み出す『スカーレット・ピンパーネル』の世界が広がった。

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その余韻冷めやらぬままに、出席者全員が登壇。まずそれぞれからの挨拶、そして質疑応答へと引き継がれた。

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【登壇者挨拶】

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小川友次理事長
 本日は『スカーレット・ピンパーネル』の制作発表会見にお越しくださいましてありがとうございます。ご存知のように『スカーレット・ピンパーネル』はフランク・ワイルドホーンの素晴らしい音楽で、2008年の星組公演で、小池先生の「小池マジック」で素晴らしい作品にして頂きました。僕も初演の時に見させて頂いて、その時の感動は今でも覚えております。その(初演を担った)星組の紅(ゆずる)と綺咲(愛里)のお披露目でこうしてまた公演をさせて頂くということです。ご存知のように宝塚歌劇団は103周年を迎えました。100周年の正月公演は星組で、柚希礼音主演の小池先生の作品『眠らない男・ナポレオン〜愛と栄光の涯に〜』で開けました。新世紀は星組が輝き続けていなければいけないと思っております。その後、北翔海莉が去年退団致しましたが、新世紀になっての2人のトップスターが星組を引っ張ってくれて、歌劇団では過去最高の、6作品で(観客動員の)新記録を更新中でございます。超大入りを続けてくれています。そして今回、満を持して紅と綺咲のトップコンビのお披露目として、3月に宝塚大劇場、5月に東京宝塚劇場での公演となります。『スカーレット・ピンパーネル』は日本名にしますと『紅はこべ』ですから、作品が紅を待っていたのだと思っております。この星組が輝いていないと、宝塚が輝いていけないと思いますので、新生星組を皆様のお力で、ご支援賜りますように、どうぞよろしくお願い致します。

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小池修一郎
 本日は寒い中お集まりくださいましてありがとうございます。この『スカーレット・ピンパーネル』は、2008年に宝塚版の初演を致しました。9年前のことです。もう9年も経ったのかと驚いてしまいますが、その後2010年に再演して、お客様に大変愛された作品と記憶致しております。今回紅ゆずるのトップお披露目に際して、満を持してと申しますか、2010年からですから、7年ぶりになります再々演ということになりました。ある意味ではこの作品が星組に還るという形になりますけれども、ちょうど紅ゆずるが新人公演の最後の学年、研7でこの『スカーレット・ピンパーネル』で主演をしまして、大変好評を得て、そのことが紅が今日あることにつながったのではないかなと思っております。そういう意味でも理事長からもありましたように、紅と「紅はこべ」の紅つながり、『スカーレット・ピンパーネル』のパーシー役というのは、紅の人生の中でも大きい役どころであると思っております。今ここで客席からパフォーマンスを観ていて、やっぱりその新人公演の頃のことを思い出しますと、本当によく成長したなという部分が多々ございました。星組のスターとして、星組らしい伝統というものが彼女の中にすごくあるのだなと感じました。それはおおらかなスター性と言ったらいいのでしょうか。でもまた今の彼女を観ていると、意外と憂いを秘めたような雰囲気もあって、そこがまた魅力として、お客様にアピールしていけるのではないかなという気持ちもございます。そういう意味で、新しいスターの誕生をこの作品を通じて観て頂けるというのを大変嬉しく思います。あとトップ娘役の綺咲愛里と、男役二番手の礼真琴という並びも大変フレッシュで、この陣容は面白いものになると思います。これも今後の星組を観る上で、とても楽しみになるのではないかなと思っております。このあとの質疑応答などでも、新生星組の魅力をひも解いて頂けたらと思います。よろしくお願いします。

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紅ゆずる
 本日はお寒い中足をお運びくださいましてありがとうございます。私が星組の主演男役としてお披露目公演で『スカーレット・ピンパーネル』をさせて頂けますことは、私にとりまして大変光栄であり、大変嬉しく思っております。15年間育って参りました星組で培ってきたものを、この『スカーレット・ピンパーネル』で、皆様の前でお披露目できたらなと思っております。そして、小池修一郎先生のもと、厳しくご指導して頂きまして、初日には皆様のご期待に添える舞台を是非お観せできるように、邁進したいと思いますので、皆様是非、是非、足をお運びください。本日はありがとうございます。
 
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綺咲愛里
 本日はお集り頂きありがとうございます。歴代素晴らしい上級生の方々が演じられたマルグリットという役に挑戦させて頂けるのは、本当に光栄なことだなと感じております。そしてこの大劇場から紅さんの相手役としてさせて頂けることをとても光栄に思います。初日までにお稽古を精一杯重ねて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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礼真琴
 本日はありがとうございます。今回は紅さん、そして綺咲のお披露目公演に『スカーレット・ピンパーネル』という超大作の上演、素晴らしい機会にショーヴランという役をさせて頂けますこと、本当に身の引き締まる思いと緊張でいっぱいでございます。『眠らない男・ナポレオン〜愛と栄光の涯に〜』ぶりとなりますが、また小池先生にたくさん学んで、勉強して、星組の戦力になれるように精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

【質疑応答】

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──出演者の皆さんがそれぞれの役に取り組むにあたっての期待と、出演者の皆さんそれぞれの意気込みを教えてください。
小池 今回紅ゆずるが星組のトップ就任に伴ってといいますか、彼女は2002年が初舞台ですので、21世紀入団の子たちが、トップスターになるという時代に入りました。そういう意味では、2000年からもう17年も経っていますが、やはり21世紀型と言っていいのか、時代の感受性と言いますか、その時代時代の若者、若い女性としてのスター達が持っている輝きで、宝塚というものが続いてきたと思います。その中で、彼女はこれまでの人たちと比べて、どこか違うと思うところがたくさんあります。彼女はおおらかで、艶のある男役なのですが、特に有名なのはお笑いのセンスと言いますか、そういう面をよく見て頂いていると思いますが、先ほどのパフォーマンスのパーシーを観て頂いてもわかるように、意外と憂いのある感じというのは魅力になるのではないかなと思います。彼女は新人公演でパーシーを演じる直前の、2008年にバウホール公演『ANNA KARENINA(アンナ・カレーニナ)』 でカレーニンというヒロインの夫の役を演じまして、当時の彼女のキャリアと実際の年齢から言ったら有り得ないくらい壁があった役だったと思うのですが、その公演でちゃんと演じている彼女を初めて観ました。こんなに役の実在感を出せる人だったのかと、認識を新たにして驚いた記憶があります。たぶん彼女はやはり面白いところですとか、ちょっと素っ頓狂なところが特徴であり、人気を集めるところでもあると思いますが、同時に笑わせながらも、バランスの取れた役の本質をきちんとつかんで出してくれると思いますので、それを楽しみにしています。やはり二面性をうまく使い分けていると言いますか、ブレンドしていくという意味ですごく楽しみですね。

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綺咲はご存知の通り美形の娘役ですが、普段はちょっとギャル系の(笑)子なんですね。つまり紅とのコンビで『キャッチー・ミー・イフ・ユー・キャン』ですとか、先日の『オーム・シャンティ・オーム』でも可愛いらしい女の子を演じられるものが備わっている、トレンディだし、アイドル性みたいなものが売りだと思うのですが、今パフォーマンスを観て、彼女の歌声とか艶やかな雰囲気にちょっと驚きました。マルグリットは2人の男性それぞれに愛される役なのですが、この可憐な姿からそういうものは想像がつかないかも知れませんが、でも演技した時に彼女が持つ艶やかさという部分で補っていけるかなと観ていて感じました。ですから、この2人のコンビは普通のコンビからは少し逸脱したようなイメージがありますが、実際には意外と大人っぽいものができるのではないか?と今日は感じました。礼はキャリアとしても男役スターとしてもちょうど真ん中くらいだとは思いますが、大変実力があります。そして、ショーヴランという役は『レ・ミゼラブル』のジャベールをやった方の為に書かれた役なので、渋い大人の男という設定で、大変難しいのですが、私からすると少年漫画のヒーローのようなイメージです。彼女のショーヴランは(そこからすると)子供っぽくなるかなと思ったのですが、ここまで芸歴を積んでいますので、若さを活かしつつも、ショーヴランの内に滾る暗い情熱を大人っぽく表現できるだろうと感じております。とても楽しみにしています。
 私がやらせて頂くパーシー・ブレイクニーという役は、本当はすごく信念と正義感が強く、フランスの貴族を救う為に平和なイギリスから、わざわざ自分の身を危険にさらしてまでも助けようとする。そんな正義感の強さを持ち合わせていながら、イギリスの社交界では道化のような振る舞いをして、人の目を欺いている。妻のマルグリットとも愛し合っているにも関わらず、フランスから亡命してくる貴族を助けていることを隠した為に、2人の愛がギクシャクしていき、自分自身の正義論のようなものがぐちゃぐちゃになってしまって、自分の理想としているものはなんなのか?と悩みはじめたりと、一言で言いますと二面性のある役だと思っております。ですのでイギリス紳士としての異常な振る舞いと、フランス貴族を守る為に海を渡る時の正義感の強さ、そういうものをしっかりと出していきたいと思います。なぜパーシーがそのような振る舞いをするのか、彼の育ってきた環境なども関係していると思いますので、掘り下げていきたいです。

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──小池先生からお話があった、紅さんご自身の二面性についてはいかがですか?
 二面性はすごくあると思います。自分で言うのもおかしいのですが(笑)。喋らなければ利口に見えると言われることがよくございまして(会場爆笑)、でも喋らないでいるのは私は無理なので(笑)。ただ、『オーシャンズ11』のベネディクトの時にも小池先生が「紅はお笑いの部分を隠すこと」とおっしゃっていて、隠したつもりですが(笑)、今回は二面性のある役ということなので、自分の二面性の部分も使っていきたいと思います。
綺咲 マルグリット役は、本当に強い女性で芯のある、一本筋の通った女性像だなと感じております。パーシーと結婚してからどんどん気持ちがすれ違っていく、心の微妙な揺らぎとか細かい部分をしっかりお芝居で表現していけたらなと思っております。小池先生のご指導のもとお稽古場でたくさんのことを学んで、自分に吸収して取り入れていきたいなと思っています。
礼 ショーヴランというのはパーシー・ブレイクニーさんと同じように、彼は彼なりの正義感を持って生きているので、その野心だったり信念だったりというものが少し残酷なのですが、でも人としての感情というのはちゃんとあると思います。マルグリットへの愛や、それを諦められない自分へのもどかしさ、人間の面倒くさい部分も小池先生がおっしゃるように大人っぽく出して行けるように頑張りたいと思います。

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──今回の星組バージョンで新たに演出を変えるところがあれば教えてください。また七海ひろきさんが演じるロベスピエール役についてはどのようになるのでしょうか? 
小池 去年の、2ヶ月ほど前まで、梅田芸術劇場製作のミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が上演されていたので、ご覧になった方もたくさんいらっしゃると思うのですが、宝塚は80人が1つの組ですので、いくつか役を増やして宝塚版を作っております。その中で、今までと同様、王太子のエピソードを入れた形での物語や、楽曲の展開は基本的には変わりません。ただ、去年やりました梅芸版に書き加えられましたロベスピエールの曲というのがあります。上演時間の制限がありますので、宝塚歌劇団はフィナーレがあるので実質の時間が短いですから、長さとしては短めかもしれませんが、梅芸版とは違う形でロベスピエールの楽曲は増えるようになると思います。でも、全体のもので何かが無くなってしまうということは今は考えていませんので、圧縮される形です。トータルとしては、今までの『スカーレット ピンパーネル』とそんなに大きくは変わらないと思っています。
──梅芸版ではロベスピエールとプリンス・オブ・ウェールズが一人二役でしたが、その点はどうなりますか?
小池 少しコミカルな感じで一人二役がなされていたと思いますが、宝塚では従来通り、それぞれがそれぞれの役をやるという形です。
──前回、前々回、シマウマ柄のような奇抜な衣装がありましたが、今回衣装や装置などで何か仕掛けを考えていますか?
小池 すみません、特別今回、紅だから変わった動物ということはありません(笑)。実は、衣装デザイナーの有村淳先生にも相談したのですが「変なことはしないほうがいいと思う」と言われました。生地は新たに入手して染めたりしているので、私も仕上がりを楽しみにしていますが、基本ラインは変わっておりません。それは初演から、再演をするときに少し手直しをしましたので、それを再現するということに専念致しております。毎回、目先のことが変わることがそれほど大事かというと、宝塚の場合、一昨日『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』を終えたのですが、その時つくづく思いましたことは、演技者たちが、すごく自分なりの役作りを必死で構築して表現していくことから、私の演出や歌詞は一緒なんだけれど、皆様がお受け取りになられる印象が非常に違うというのを経験として痛感しております。こちらが、秩序を変えてしまうということよりは、彼女たちが必死で物語や役を全うしていく結果、また新たな『スカーレット ピンパーネル』が生まれるのだという風に思っております。 

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──好きな場面を教えてください。
 私が大変好きな場面は、新人公演で「ひとかけらの勇気」を歌わせて頂きました時に、最初は本当に口から心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい緊張致しましたが、銀橋の真ん中に来た時にお客様からの拍手を頂いて、その時銀橋を通るのも初めてでございましたが、とても何か違うものが開けたような感覚がありました。その「ひとかけらの勇気」という歌と自分の心情がすごくリンクしたという思い出がございます。ですので今回も、自分の新しい出発点と「ひとかけらの勇気」というものがリンクして、お客様にお届けできたらと思っております。そこが好きな場面です。 
綺咲 私は『スカーレット・ピンパーネル』という作品自体が本当に大好きなのですが、1番幸せになれる場面が、1幕の結婚式の場面だと思います。とても綺麗なお衣装を着て、とても華やかな場面なので大好きです。 
 私は本科生の時に星組の、初演の『スカーレット ピンパーネル』を観て、毎休日に観に行くくらい好きな作品だったのですが、その時にピンパーネル団の皆さんが船の真上で変装するところを、観る度に今日こそはタネを見破ってやろうと毎回楽しく観ていました。今回は袖から見られるので、すごく楽しみな場面です。 
小池 自分のやるシーンでは? 
礼 あ、自分のやるところでは、「君はどこに」の歌のところで、バレリーナのような娘役さんたちが後ろで踊っていらっしゃる幻想的な場面がとても素敵です。
──新生星組への期待と、どんなトップコンビに、どんな星組にしていきたいか、意気込みをお願い致します。
小川 やはり先ほども言いましたけれども、星組が新世紀の始まりを担ったという中で、紅は歴代のトップの背中を見て育ってきたと思うのです。星組で育った星組っ子がDNAを継いで満を持して、新人公演で演じた役でお披露目公演をする。星組の伝統を継いで、或いはこの公演、この役が紅の為に在ったと。ですから今まで背負ってきたものを、今回トップになりますから、次の世代に教えていってくれると思います。それが103周年、ホップ、ステップ、ジャンプではないですが、100周年、101周年、102周年とたくさんのお客様に来て頂いているので、この勢いをつないでくれると思いますし、我々スタッフも全力で後押しをして、この公演、また次の新作へと盛り上げていく、紅と新生星組に期待をしております。

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 私は初舞台から星組でして、星組しか経験がございません。ですので、星組の良さであり、星組の伝統を一番自分がわかっていると思っております。星組で培ってきましたもの、たくさんの上級生の方々から頂いた多くの教えを下級生に伝えていくべく、この立場に立たせて頂いたのだと。やはり最近の若い学年の子たちは、少し引っ込み思案なところがあって、皆と一緒でなければいけないというような考えが、どこかにあるんじゃないかな?と思います。ですので、1人1人がどういう想いで宝塚を受験し、5組の中に入って周りを見てきたのか、そういう初心をもう1度皆に思い出してもらおうと強く思っております。1人の役者としてどのように輝いていきたいか、せっかく配属された星組の、5組の中で星組に入ったということ、星組愛をもっともっと強く持って頂きたいと。そして、私たち、綺咲と私のトップコンビ、これはやはりトップコンビの空気感や雰囲気というものは、組子全員に伝わるもですので、組をまとめるという立場になりますから、是非星組の下級生にも、我々がこういう風にやっているから、じゃあこうしよう!と思ってもらえる、そういう主演でありたいと思っています。
綺咲 私もずっと星組で育って参りまして、下級生の頃から紅さんには本当にたくさんのことを教えて頂き、学ばせて頂いて、今があります。これからは紅さん率いる星組の一員として、そして星組の娘役として日々精進して参りたいなと思っております。よろしくお願いします。

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 今回の『スカーレット・ピンパーネル』も団体戦と言いますか、大勢のコーラスがあったり、群舞のところが本当に重要になってくる作品だと思いますので、紅さんと綺咲が心地良いと思ってもらえるような、そんな地盤をしっかり作って盛り上げていけるように、私も先陣を切って下級生をまとめていきたいなと思っております。
 
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〈公演情報〉
宝塚歌劇星組公演
ミュージカル 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』

THE SCARLET PIMPERNEL 
Book and Lyrics by Nan Knighton  Music by Frank Wildhorn 
Based on the Novel “The Scarlet Pimpernel” by Baroness Orczy 
Original Broadway Production Produced by 
Radio City Entertainment and Ted Forstmann 
With Pierre Cossette, Bill Haber, Hallmark Entertainment and 
Kathleen Raitt 
潤色・演出◇小池 修一郎
出演◇紅ゆずる、綺咲愛里 ほか星組
●2017/3/10〜4/17日◎宝塚大劇場
〈料金〉SS席12,000円 S席8,300円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100
●2017/5/5日〜6/11日◎東京宝塚劇場 
〈料金〉SS席12,000円 S席8,800円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉東京宝塚劇場 03-5251-2001



【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】


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春野寿美礼がニューアルバム『想〜スミレノーツ〜』記念コンサート開催!レポート

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昨年12月に6年ぶりのCDアルバム『想〜スミレノーツ〜』をリリースした、元宝塚花組トップスターで女優・シンガーの春野寿美礼が、1月22日に東京・よみうり大手町ホールで、CD発売記念コンサートを開催した。
この『想〜スミレノーツ〜』は、春野にとって、約6年ぶりのニューアルバム。先行シングルとして発売された新曲「黄昏に傷ついて」とカップリング曲「愛に守られて」(共に作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし)の他、8曲の歌謡曲&Jポップのカバーが収録されている。

これまでミュージカル中心に活躍してきた春野にとって、邦楽カバーはあまり馴染みがなかったが、昨年7月の出産を経て、“歌”をより深めたいと考えていたタイミングでもあり、“Jスタンダード”をテーマにアルバムは制作された。
そのCDリリース記念として開催されたこの日のステージは、春野にとって、出産後、初めての単独コンサートということもあり、全国から多くのファンが詰めかけた。

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オープニングはニューアルバムから「ハナミズキ」。白のパンツスタイルで登場した春野は、「7月に双子の女の子を出産して、ちょうど6か月。ぐんぐん成長して元気です。ミュージカルを降板したり、ご心配をおかけしましたが、待っていて下さり、ありがとうございました。このコンサー トが終わったら、離乳食を始めたいと思っています。ファンの方からの差し入れで、離乳食の作り方の本を頂いたりして、準備をしています。離乳食を作りながら歌を歌っていく私を、これからも応援よろしくお願いいたします」とあいさつし、温かな声援で迎えられた。
 
前半は新作からのレパートリーを中心に、宝塚OGたちによる男唄のカバーアルバム『麗人-REIJIN-』に収録された「瞳をとじて」(オリジナル:平井 堅)も歌唱。「『想〜スミレノーツ〜』というタイトルは、スタッフの強い想い、私の深い想い、そしてファンの様々な想いを、スミレノオト(音)を通して届けていきたい…と思って付けました」と語った。

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ワインレッドのドレスに着替えてから登場した中盤では、シングル「黄昏に傷ついて」と「時の流れに身をまかせ」というテレサ・テンにちなんだ名曲をしっとりと歌い上げた。

さらに後半は、がらっとイメージを変え、紫のパンツスーツに白のハットで登場し、「Feeling Good」「コパカバーナ」など、ジャズやラテンナンバーをダンサブルに披露。
「2017年は宝塚を退団してから10年の節目となります。つい一昨日まで、『エリザベート・ガラコンサート』では死神トート(男役)を演じていましたが、宝塚の男役は抜けない、正直、抜きたくない!と思いました。私にはこれしかない、これがなければ春野寿美礼ではないと確信しましたので、これからも大切にしていきます」と宣言し、ファンの喝采を浴びていました。

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新曲「黄昏に傷ついて」は、故テレサ・テンの代表曲「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」を生んだ作曲家の故・三木たかし、作詞家・荒木とよひさの名コンビが、テレサのために用意していた幻の曲。元宝塚トップスターたちによるCD企画『麗人REIJIN -Showa Era-』(2015年7月発売)で、「時の流れに身をまかせ」をカバーした春野の歌唱が素晴らしく、また、声、雰囲気なども、とても合うということで、作詞の荒木氏他、関係者からのお墨付きを頂き、今回のリリースとなった。

そんな名曲の誕生を記念して、作詞家の荒木とよひさ氏から、コメントが到着した。
(*コンサートパンフレットから転載)

荒木とよひさ(作詞家) 
「黄昏に傷ついて」は、三木たかしさんが書き残してくれた遺作未発表作品を春野さんにと、頂いた曲である。
三木さんとは何百曲もコンビとして仕事をしてきたけれど、殆どが曲が先で、詩が先というのは数曲しかない。春野さんの曲作りで行きづまった時、ふっと!三木さんの口癖を思い出した。「歌は欲ばって書いたら駄目なんだよ…」
三木さんは人生でも欲ばらず、早くして亡くなってしまったが、欲ばりの僕は、まだ人生を続けている。そして、時折、三木さんの真似をして、「詩は欲ばって書いたら駄目だよ…」と偉そうに言っているが、このアルバムを三木さんに聴かせたら、きっとこう言うだろう…。
「春野さんの歌は・・・トヨさんとちがって欲ばってないから、心に来るよネ…」…と。今僕は頻りと、欲ばりに傷ついている。
 

[コンサート セットリスト]
M01. ハナミズキ
M02. 異邦人
M03. 未来へ
M04. オリビアを聴きながら
M05. 卒業写真
M06. 瞳をとじて
M07. 黄昏に傷ついて
M08. 時の流れに身をまかせ
(バンド演奏)
M09. Feeling Good
M10. コパカバーナ
M11. 好きにならずにいられない
M12. 夜のストレンジャー
<アンコール>
M13. 愛遥かに

ジャケット写真(通常盤)
春野寿美礼『想 〜スミレノーツ〜』
2016年12月14日(水)発売
[生産限定盤](CD+DVD)4,700円(+税) VIZL-1074
[通常盤](CD1枚)3,000円(+税) VICL-64674

【CD収録内容】(全10曲)
01. 異邦人 (作詞・作曲:久保田早紀) *オリジナル:久保田早紀
02. 愛に守られて (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし) ★新曲(先行シングル/カップリング曲)
03. もしも明日が (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし) *オリジナル:わらべ
04. ハナミズキ (作詞:一青 窈 作曲:マシコタツロウ) *オリジナル:一青 窈
05. 卒業写真 (作詞・作曲:荒井由実) *オリジナル:ハイ・ファイ・セット
06. オリビアを聴きながら (作詞・作曲:尾崎亜美) *オリジナル:杏里
07. 未来へ (作詞・作曲:玉城千春) *オリジナル:Kiroro
08. 思秋期 (作詞:阿久 悠 作曲:三木たかし) *オリジナル:岩崎宏美
09. 黄昏に傷ついて (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし) ★新曲(先行シングル)
10. 時の流れに身をまかせ 〜パート2〜 (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし)
*オリジナル:エンレイ(原曲:テレサ・テン)  ※ゲスト:姜 小青(中国古筝)

ジャケット写真(生産限定盤)
【限定盤DVD収録内容】(約12分)
(Music Video)
・黄昏に傷ついて
(メイキング映像)
・レコーディング「時の流れに身をまかせ〜パート2〜」 (中国古箏:姜 小青)
・フォトセッション
・Music Video撮影 (スライドショー)

【配信商品】
「想 〜スミレノーツ〜」
・ダウンロード配信: 2016年12月14日(水) AM0:00より配信開始
・定額制聞き放題サービス(サブスクリプション): 2017年1月13日(金) AM0:00より配信開始

<先行シングル>
故テレサ・テンの代表曲「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」を生んだ作曲家・三木たかし、作詞家・荒木とよひさの名コンビが、テレサのために用意していた幻の曲をレコーディング。
春野寿美礼『黄昏に傷ついて』(https://youtu.be/8CX3NBsf3PE
2016年10月5日(水)発売
[生産限定盤](CD+DVD)3,200円(+税) VIZL-946
[通常盤](CD1枚)1,200円(+税) VICL-37152

【CD収録内容】
1. 黄昏に傷ついて (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:若草 恵) *新曲
2. 愛に守られて (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:若草 恵) *新曲
3. 時の流れに身をまかせ (作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:飛澤宏元) *カバー
4. 黄昏に傷ついて(オリジナル・カラオケ)
5. 愛に守られて(オリジナル・カラオケ)

【限定盤DVD収録内容】(約43分)
[MOVIE]:メイキング映像 (レコーディング・ドキュメント/ジャケット写真撮影風景)
[MUSIC]:高解像度(ハイレゾ)音源(96kHz/24bit)(黄昏に傷ついて/愛に守られて) ※画面は静止画。

【配信商品】
先行シングル「黄昏に傷ついて」
10月5日(水)より、レコチョク、iTunes、moraなど主要配信サイト他、定額制聴き放題サービスで配信中。





【資料提供/る・ひまわり】




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平成のゴールデンコンビ 早霧せいな&咲妃みゆ退団公演『幕末太陽傳』『Dramatic“S”!』制作発表会見レポート

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当代の人気コンビとして雪組を牽引してきたトップコンビ早霧せいな、咲妃みゆの退団公演となる宝塚雪組公演かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』が、宝塚大劇場で4月21日〜5月29日、東京宝塚劇場で6月16日〜7月23日に上演される。

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かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』は、鬼才川島雄三監督が1957年に発表した、日本映画史に燦然と輝く同名代表作を、宝塚歌劇団が初めてミュージカル化して上演する話題作。「居残り佐平次」を中心に「品川心中」他いくつかの古典落語を組み合わせ、実在した品川の遊郭・相模屋を舞台に起こる様々な人間模様を、軽妙なタッチで描いた傑作映画を、小柳奈穂子がどう宝塚ミュージカルとして仕上げるのかに、大きな注目が集まっている。また、かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』は、ショースター(Show Star)として輝く早霧せいな(Seina Sagiri)が率いる雪組(Snow troupe)の魅力を、共通する「S」をキーワードに詰め込んだショー作品で、中村一徳が作・演出を担当。早霧&咲妃コンビの卒業と、この公演で初舞台を踏む103期生のお披露目(宝塚大劇場公演)という、宝塚が織りなしてきた歴史が交錯する作品として、深く記憶に残ることは間違いない公演となる。

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そんな公演の制作発表会見が1月16日都内で開催され、宝塚歌劇団理事長小川友次、かんぽ生命保険取締役兼代表執行役社長石井雅実、宝塚歌劇団演出家の小柳奈穂子、中村一徳、そして出演者を代表して雪組トップスター早霧せいな、トップ娘役咲妃みゆ、二番手男役スター望海風斗が登壇。公演への意気込みを語った。

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会見は、早霧せいな、咲妃みゆ、望海風斗による『幕末太陽傳』のパフォーマンス披露からスタート。品川に実在した遊郭・相模屋が建っていた場所の、現在の様子を語る軽妙なナレーションから、佐平次を演じる早霧が登場。作品に相応しい軽快な音楽に乗せて「居残り佐平次」の生き様を歌う。そこから曲調はメロディアスに変化。相模屋の女郎おそめを演じる咲妃、幕末の英雄高杉晋作を演じる望海が加わり、思い出を胸にまだ見ぬ冒険の旅に走りだそう、今旅立とうという趣旨の、宝塚を卒業していく早霧と咲妃にもオーバーラップする歌詞が切なくも美しく歌われて、公演への期待を掻き立てた。

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続いて、出席者全員が登場。まずそれぞれからの挨拶があった。

【登壇者挨拶】


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小川友次理事長
 本日はお忙しいなかこのようにたくさんの方にお集り頂きまして誠にありがとうございます。またこの早霧せいなと咲妃みゆの卒業公演にご協賛を頂きましたかんぽ生命保険様に、改めて感謝申し上げます。宝塚は103周年の幕が開きました。宝塚歌劇100年の歴史の中で、早霧は壮一帆からバトンタッチを受けて5作目で、咲妃と共に退団することを先日発表致しました。今回の公演が卒業公演となります。早霧の雪組は『ルパン三世』ではじまりましたが、大劇場、東京の全公演のチケットが売り切れになるという新たな伝説を作ってくれました。本当に記憶に残るコンビになりました。早霧と咲妃が稽古場でもリスペクトしあいながらも高めあっていく姿、その真摯な態度は、私も見ていて心を打たれ、勉強になるものがあるトップコンビでした。100年の歴史の中では雪組には数々のトップスターがおりましたが、中でも麻実れい、遥くららはゴールデンコンビと呼ばれましたが、私はこの早霧と咲妃が、平成の雪組を引っ張ってくれたゴールデンコンビだと思っております。それほど良い舞台を見せてくれました。その2人が最後を飾ります作品ですが、お披露目を担当してくれた小柳が、この最後の公演も名作映画を題材に立派にやってくれるだろうと思います。ショーの方は、珍しく早霧が「中村一徳先生で」という要望を出してくれました。中村先生のタッチは生徒皆で盛り上げるものですから、タイトル通りドラマチックに最後を飾ってくれると思います。宝塚歌劇団としてはこの2人のコンビが永遠に続くことを願っていたのですが、やはりそうもいかないので、今の2人がいて、望海が入ってくる、今しか観られない芝居とショーを観て頂ければと思っております。7月23日の千秋楽までまだまだ高みを目指して、新たな早霧・咲妃伝説を作っていってくれたらと思っております。どうぞ皆様よろしくお願い致します。

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石井雅実社長 
本日はお忙しいところお集まり頂きましてありがとうございます。私も色々とマスコミの皆様の前でご挨拶させて頂く機会が多いのですが、宝塚さんとご一緒のご挨拶が1番楽しいです。今回は特に、早霧せいなさん、咲妃みゆさんの卒業公演を協賛させて頂く、ゴールデンコンビのこういう機会を頂いたことを、かんぽ生命としても感謝しております。また望海風斗さんはかんぽ生命として応援させて頂くことにしておりますので、是非よろしくお願い致します。宝塚さんは103周年ですが、かんぽ生命は昨年10月に100周年を迎えました。宝塚歌劇団とかんぽ生命の関係は、ずっと以前からキャンペーンにご当選された方を宝塚公演にご招待するというものを長くやっていたのですが、こうして公演に協賛させて頂くのは今回で2公演目となります。前回月組さん、今回の雪組さん、100年の歴史で舞台から夢を届けている宝塚歌劇さんと、人の人生は夢ですから、その夢というつながりでかんぽ生命は長くおつきあいをさせて頂きたいと思っています。皆様ご存知のラジオ体操ですが、かんぽ生命保険はラジオ体操第一の著作権を持っております。ラジオ体操第二はかんぽ生命とNHKさん両者で著作権を持っています。誰でもできる、健康を支えるラジオ体操の普及を通じて、国民の健康増進を支援するコンセプトを考えております。今回、早霧さん、咲妃さん、望海さんにもご出演頂きまして、雪組のみなさんがラジオ体操をしている動画を私共のホームページで公開しています。これからは体の健康はラジオ体操で、心の健康は宝塚歌劇で、ということで応援していければと思っております。まず今回の卒業公演を全力で応援したいと思っています。よろしくお願い致します。ありがとうございます。
 
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小柳奈穂子
 今日は皆様ありがとうございます。早霧さんと咲妃さんはトップ第1作を担当させて頂いて、また遡れば早霧さんの新人公演初主演作品の、『NEVER SAY GOODBYE〜ある愛の軌跡〜』から担当させて頂いたというご縁があります。今回の『幕末太陽傳』は、私は川島雄三監督が昔から大好きで、全作上映の企画の折にも観ておりますし、小さい頃父のビデオラックにあったものを隠れて見ていた作品です。それを自分がさせて頂けるという喜びもありますし、かんぽ生命さんにご協賛頂ける公演を担当させて頂けることを光栄に思っております。逆にプレッシャーがかかってしまいそうなのですが、雪組らしく、明るく爽やかに面白く、を最後まで通せるように、ラジオ体操をしながら健康に努めて最後の最後まで皆様に楽しんで頂ける作品をお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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中村一徳 
本日は雪組の制作発表にお越しくださいましてありがとうございます。皆さんご存知のように早霧さんと咲妃さんの退団公演となってしまいました。早霧さんとはトップになってからはご縁がなかったので、こちらから拝見するばかりでしたが、その前のご縁というのが、ちょうど前任の壮(一帆)さんの退団公演でした。その時に早霧さんは雪組を支え、壮さんからバトンタッチを受けた訳ですが、壮さんもすごく良い形で雪組を終えていましたから、それを引き継いだ早霧さんにはすごくプレッシャーもあったでしょうし、目の前のハードルも高かったと思います。でも早霧さんの人柄、人徳、持っているすべてで、また更に素晴らしい雪組を、雪組だけでなく宝塚を引っ張っていくトップスターになられたと思います。最後のご縁が退団公演で大変寂しい思いをしていますが、トップスターの退団は宝塚の宿命なので、こういう機会を頂いたことに感謝して、作品づくりに取り組んでいきたいと思います。先ほどお芝居のパフォーマンスを拝見させて頂いて、お芝居は日本もののコメディですし、ショーは洋物のショーで、皆さんイメージは湧かれると思いますが、早霧さん、咲妃さん、望海さんの人柄の良さが伝わる温かい作品を、雪組全員で作り上げていきたいと思っています。よろしくお願い致します。

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早霧せいな
 本日はお忙しい中お集まりくださいましてありがとうございます。パフォーマンスを終えてホッとしておりますが、いよいよ私と咲妃の退団公演がこれから始まろうとしております。更に身を引き締めて、今まで以上に進化する舞台を、今までと変わらず、そして今まで以上に、心をこめて精一杯務めていきたいなと、今日改めて思っております。お芝居の方はお披露目公演でご一緒した小柳先生に、またご縁があって担当して頂ける、そして中村先生にはトップになってからはご縁がなかったのですが、宙組の下級生時代、そして雪組に来てからもポイント、ポイントでご一緒しているご縁があるので、お2人の先生は、私のことを、たぶん私以上にわかっていてくださると思うので、先生方に身をゆだねて、雪組のみんなと専科から出演頂くお2人と心を一つに、お客さまに楽しんで喜んでいただける舞台を務めて参りたいと思います。最後になりましたが、ご協賛頂きました株式会社かんぽ生命保険様に心から感謝申し上げます。本日はありがとうございます。

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咲妃みゆ 
本日は制作発表会にお集り頂きまして誠にありがとうございます。私にとりましては卒業公演とうことではありますが、私も早霧さんと同様に、これまでと変わらず全力で舞台を務めて参りたい思いますし、これまで大変お世話になりました宝塚歌劇団、そして応援してくださった皆様に、感謝の気持ちを込めて、舞台をお届けできるよう頑張って参りたいと思います。雪組で過ごさせて頂ける時間にも限りがございますので、早霧さん、出演者のみなさんと作り上げられることに感謝して、1日1日過ごして参りたいと思います。中村先生、小柳先生にも最後の公演でご縁を頂きましたことを感謝しながら、お稽古に努めて参ります。本日はありがとうございます。

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望海風斗
 皆様本日は寒い中制作発表会にお集りくださいましてありがとうございます。お芝居では高杉晋作役をさせて頂きます。誰もが知っている幕末のヒーロー、映画では石原裕次郎さんが演じていらしたという大きな役を、私自身どのように立ち向かって作り上げていくか、きっと悩むことも多いかと思いますが、その時は『おもしろき こともなき世を おもしろく』(高杉晋作の句)の言葉を胸に、そしてラジオ体操をしてリフレッシュしながら楽しんで作っていきたいと思います。ショーの方は、中村先生とは本当に久しぶりにご一緒させて頂くのですが、まず題名がカッコいい響きだなと思いました。この題名にもある通り、ショーの中にこれからたくさんのドラマが詰め込まれていくのだなと思うと今から本当に楽しみにしております。この公演は早霧さん、咲妃の退団公演でもあり、初舞台生のお披露目公演でもあり、普段の公演よりも感情の振れ幅が大きい公演になることは間違いないと思いますが、いつも通り、早霧さん、そして咲妃が突き進んでいく方向にしっかりとついていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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【質疑応答】

──これまでのお仕事を通じて感じた3人の個性と、それを今回の作品でどう生かしていかれるのでしょうか?
小柳 早霧さんの個性がまずあってのことだと思うのですが、もちろん宝塚には宝塚らしさ、男役らしさもあるということをわかった上で、目の前にお客様がいらっしゃると芸に行く、役者魂みたいなものがすごくあると思います。役者としての欲と言ってもいいのかも知れませんが、そこに行こうというアグレッシブさと、やってみようという前向きさがあると思います。だから、こちらも挑戦していこうと思いますし、宝塚を否定する訳ではないのですが、枠というものを越えた可能性、宝塚はもっとこんなこともできるんじゃないか、もっと面白くしていけるんじゃないかと私に思わせてくれるのが早霧さんであり、それについていこうとする咲妃さんであり、望海さんであると感じます。私も手加減せずに、ひよらずに、作品自体のクオリティを高めていき、それが結果的にお客さまの為になることを信じて作っていきたいと思います。

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中村 一言で言うと早霧さんは人を幸せにしてくれる。内側では繊細に舞台に取り組んでいて、でも舞台に立つとすごく明るさもあるし、ダイナミックでシャープで、やはり宝塚だけでなくどんな舞台でもそうですけれども、人柄がにじみでる、そういうところが魅力だと思います。咲妃さんも同じく取り組み方が真面目であるので、その分2人のコンビネーションがいい形で出て来ていると思います。望海さんはなかなかご縁がなかったのですが、お芝居をずっと拝見させて頂いていて、とてもエネルギッシュでどんな色にも染まるところが彼女のいいところだと思います。ショーではなかなか役柄というものはないんですけれども、でも、与えられた歌や振りを自分でどう表現していくか、どんな色をつけていくかが基本にあって、そういう意味で、早霧さんには早霧さんにしか出せない色、望海さんには望海さんにしか出せない色、誰にも比べられない彼女たちの魅力が一番だと思います。
──今回、これまで印象的な振付をなさってきたBryant Baldwinさんのお名前がありますが。
中村 はい、是非期待して頂きたいと思います。Bryant先生が初めて宝塚の振付をしてくださった時に、早霧さんの場面を担当して頂きましたので、このような形で最後にまた振付をしてくださいます。特にこれまでは振付が終わるとすぐアメリカに戻られていたのですが、今回は初日まで早霧さんの形をみて頂くようにしております。

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──ゴールデンコンビである早霧さんと咲妃さんの退団公演を『幕末太陽傳』で行こうと決定された決め手は?
小川 今、歌劇団では作品決定の候補案を、まずプロデューサーから私や制作部長に提出してもらうシステムを取っております。それはまずプロデューサーも育成しなければいけませんし、演出家にすべてを任せるのではなく、プロデューサーと演出家双方のスキルを上げ、制作集団として力を高めていく形を取っています。そうした作品の決定は1年以上前から試行錯誤するのですけれども、この2人に合う作品ということと、作品の流れがございますから、この間は正塚晴彦先生にオリジナルでやって頂いて、今度は退団公演という形で、この作品が上がって参りました。早霧と咲妃だったらこの作品を更にバージョンアップさせて、次の宝塚につなげてくれるだろうということになりました。ショーについては、最後の作品はどういうものがいいかを我々からトップに訊きますので、先ほども言いましたように早霧から「中村先生で」と。早霧は組ということを大事にしますので、自分の退団公演ではあるけれども、全員を使ってくれる先生を、更に生徒全員がバージョンアップしていきたいということを常に考えておりますから、そういう形で中村先生を指名したということでございます。

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──『幕末太陽傳』で、ご自分の役どころをどんなふうに演じたいと思っておられますか?
早霧 実はこの作品をやることが決まってから映画を拝見しまして、まず印象としては、佐平次という役が私にできるかな?と不安に陥ったのと共に、作品自体がとても面白い作品で、これに宝塚らしさ、華やかさ、そして雪組らしさを加えたら、お客様に喜んで頂ける作品になるのではないかと思いました。その為にはやはり、居残り家業の佐平次がいかに動いて、いかに皆様に愛されるキャラクターになれるかが、芯になってくると思ったので、先ほどのパフォーマンスで少しだけ羽織を使った動きをしたのですが、そういう小道具を使いながら、周りの皆さんを上手く居残り稼業として操りながら、先生と試行錯誤して「魅せるお芝居」ができればと思っております。
咲妃 今回は女郎おそめの役を演じさせて頂くのですが、パフォーマンスの最初にもナレーションでありましたように、妍を競える女郎の1人になれるよう、色っぽい女性を丁寧に作り上げていきたいなと思います。頑張ります。

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──ショーのタイトルに「S」がついています。この公演に対する思いをひとこと、「S」で答えるとしたらなんでしょうか? スーパーとかスペシャルとか、色々あるかと思いますが。
早霧 全部言っちゃってるじゃないですか!(会場爆笑)えぇ?うーん(考え込む)。
望海 (早霧の様子を見て、手を上げて)じゃあ行きます!「すごいぞ」の「S」ですね(会場から拍手が起こる。更に考え込む2人に、司会から「組の名前も、雪組は英語ではSnowですね」と助け船が出る)。
咲妃 (手を上げて)じゃあ失礼します。「Snow(スノー)魂」で、お願いします(会場から更に拍手)。

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早霧 (思いをめぐらした後)「スペシャル」で「スーパー」で「最高」で「スゴイぞ」で「Snow魂」です。全部! ひとことでは言えません!(拍手喝采)でも、もう1つ言っていいですか?この『Dramatic“S”!』のSの文字は実は私の手書きなんです!(会場から驚きの声)
──どんな思いで書かれたのですか?
早霧 皆さんに本当に、私と雪組、先生の作品に懸ける思いがお客様に伝わりますように、という思いで力強く、実はすごい枚数を書きました(笑)。その中のイチオシのSです!

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──日本物に伝統がある雪組ですが、退団公演で日本物を演じることへの思いなどをお聞かせください
早霧 私自身もまさか最後の公演が日本物になるとは想像していなくて最初は戸惑ったのですけれども、でももしかしたら、この作品をやるためにずっと日本物の経験を積んできたのではないかなと、今振り返ると思っております。2月には中日劇場で『星逢一夜』の再演も控えておりますが、やはり私達日本人ですので、和の心を大切にお伝えできたらと思っています。
咲妃 様々な日本物の作品に出演させて頂きましたが、どの作品も日本物という枠を越えて、時代背景も役柄も様々でしたので、今回も私にとっては挑戦となる役柄ですので、今までの経験を生かしつつ、真っ白な心で臨みたいと思っております。
望海 私は雪組に組替えになるときに、これから日本物を勉強しなくてはいけないなと覚悟をして、組替えをしたのですが、本当に色々な作品に携わらせて頂きました。またこうして日本物ということですが、まだまだ勉強中の身であるなと思っておりますので、早霧さんをはじめ組子の下級生に至るまで、皆さんに教えて頂きながら、一歩ずつ上達していければいいなと思っております。この公演でも学ぶことはたくさんあると思いますので、早霧さんから、そして組子からたくさん学んで上達していきたいです。

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──ショーの、宝塚ならではの楽しさと、意気込みをお願い致します。
早霧 芝居はやはり役になるということが前提で作品を創るのですが、宝塚のショーはまず芸名の自分自身を投影できると思います。場面場面で七変化しながら、お客様に色々な顔をお見せできるショーになればと思っておりますし、最後の宝塚での公演ということで、気持ちも更にに高まっていくと思いますので、その気持ちを大切に、出演者の皆と心を一つにしてお客さまに届くショーにできたらなと思っております。
咲妃 ショーは、皆で作り上げるという印象があります。お稽古場、そして舞台に上がってもそうなんですけれども、その過程が私にとっては魅力のひとつでして、お客様に皆で創り上げてきたパワーが届けば尚一層幸せです。私自身がショーを観て素敵だなと感じた率直な思いを、お客さまにも抱いて頂けるといいなと思って、頑張りたいと思います。
望海 ショーはやはりお客様との心の距離感がぐっと近くなるものかなと思います。私達もお客さまが楽しんでくださっている様子を見て、楽しく嬉しくなり、それをパワーに頑張ることができます。また、芸名の自分を育てていく、どういう風に作っていくか自分と向き合っていく、戦っていくことがショーの意味でもあるかなと思っていますので、自分自身と向き合って自分をどんどん高めていきつつ、公演が始まったらお客様を感じて楽しんでいけたらと思っております。

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〈公演情報〉
宝塚歌劇雪組公演
かんぽ生命ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』
〜原作 映画「幕末太陽傳」(C)日活株式会社 監督/川島雄三 脚本/田中啓一、川島雄三、今村昌平〜 
脚本・演出◇小柳奈穂子
かんぽ生命ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S”!』
作・演出◇中村一徳
出演◇早霧せいな、咲妃みゆ  ほか雪組
●2017/4/21〜5/29日◎宝塚大劇場
〈料金〉SS席12,000円 S席8,300円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100
●2017/6/16日〜7/23日◎東京宝塚劇場 
〈料金〉SS席12,000円 S席8,800円  A席5,500円 B席3,500円 
〈お問い合わせ〉東京宝塚劇場 03-5251-2001


【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】

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