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少女たちの戦いを描くAiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』開幕!

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SKE48のメンバー5人や宝塚OGが出演することで大きな話題を呼んでいる作品、AiiA presents'舞台『刀使ノ巫女』が、東京・天王洲 銀河劇場で上演中だ(14日まで)。

今年6月までTV放送され好評を博したオリジナルアニメーション『刀使ノ巫女』(監督:柿本広大、シリーズ構成:橋龍也、キャラクター原案:しずまよしのり)は、「女子中高生×日本刀」をコンセプトに刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちと、異形の存在「荒魂」との戦いを描いた作品。今回の公演は優れた舞台作品を生み出し続けている赤澤ムックの脚本・演出による初の舞台化で、メインキャストにはスマートフォンゲーム「SKE48 Passion For You—」の連動企画でリクエストランキング上位になった斉藤真木子、谷真理佳、北川愛乃、竹内彩姫、北川綾巴のSKE48メンバー5人が名を連ねる他、宝塚歌劇団で活躍した美羽あさひ、大湖せしるをはじめ、多彩で魅力的なキャストが集結。歌あり、ダンスあり、バトルアクションありの舞台が展開されている。

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【STORY】
古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂(あらだま)を、御刀によって祓う神薙ぎの巫女たち=刀使(とじ)と呼ばれる少女たちは、正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊のメンバーだ。御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、そのほとんどは全国に5ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒として、ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、御刀を手にし様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。
そんな全国5校から、この春、選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。大会に向け多くの刀使たちが修練に励む中、ひとりの刀使の少女が構えた御刀の切っ先が向いた先から、事態は思いもよらぬ方向に動き出してゆき……

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上演時間休憩なし約2時間の舞台の中で、物語は実にテンポよく進んでいく。独特の世界観の作品だから、日頃聞きなれない言葉も飛び交うのだが、それらは開演前に解説の字幕も流されているし、何よりコミックスにして12巻分の物語を、映像もほどよく駆使しながら無理なく舞台に展開させる赤澤ムックの手腕が光り、SKE48メンバーや宝塚OGのファンが、仮に予備知識なく劇場に駆け付けたとしても、物語に置いていかれる心配がない。
更に、舞台ならではの手法として、刀使の少女たちが目の前で繰り広げるバトルアクションの迫力はもちろん、歌や、ダンスも取り入れた展開がライブ感を高めていて、自然にワクワクさせられる。

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その舞台に躍動するキャストたちは、衛藤可奈美役の斉藤真木子の溌剌とした明るさと達者な演技力、十条姫和役の谷真理佳のカッコいいクールビューティぶり、柳瀬舞衣役の北川愛乃の愛らしさの中にある芯の強さ、糸見沙耶香役の竹内彩姫の劇中ドラマチックに変化していく役柄に対する的確な表現力、折神紫役の北川綾巴のミステリアスな存在感と、SKE48メンバーそれぞれがキャラクターと自分の個性を活かして躍動。大役である益子薫役の桑江咲菜、古波蔵エレン役の長谷川里桃も、良いチームワークでSKEメンバーと親和している。
 
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一方、獅童真希役の谷口莉緒、此花寿々花役の門田奈菜、皐月夜見役の愛わなびが劇中にアクセントを加え、燕結芽役の百音は谷真理佳とのバランスも良く、キャラクターのドラマ性を強く感じさせてくれる。ひとひねりある役柄である、藤原美奈都役の春川芽生の闊達な演技も大きな見どころだ。
 
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そして、宝塚OGの二人、羽島江麻役の美羽あさひは刀使たちを見守る温かな母性を、高津雪那役の大湖せしるは狂信的なエキセントリックさをそれぞれ表現して、その対照的なカラーが舞台を引き締める様に見応えたっぷり。二人の歌唱力もよく活かされているので、是非注目して欲しい。更に、唯一の男性キャストリチャード=フリードマン役の陰山泰が、作品に厚みを加えていて、2.5次元世界に大きな可能性を広げる躍動感あふれる舞台になっている。

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初日を前に、脚本演出の赤澤ムックと、メインキャラクターを演じるメンバーから意気込みのコメントが届いた。

コメント】

赤澤ムック(
脚本・演出家)
稽古場にて、俳優が役へと変貌していく様を見るのが好きです。アイドルが刀使へと変貌していく姿は、いつにも増して胸が高鳴りました。慣れない刀を使った殺陣に、苦戦続きだった稽古初期も今や昔。現在は、間合いや速度に感情や関係性をこめられるよう、繊細な稽古が続いています。「どうか皆様の心に、この物語が届きますように」と、座組みの全員が願いを込めて。

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斉藤真木子(SKE48)/
衛藤可奈美役 
まっさらな状態からみんなで何かを作るという体験、役と向き合う日々は、初めてのことも多く、自分にとって貴重な体験でした。共演者の皆さんと一生懸命稽古をしてきて、正直、もう稽古が終わってしまった、という実感がまだわきません…。今回、私を選んでくださったファンへの皆様へ恩返しできるよう、そして観に来てくれるお客様を魅了できるよう、一生懸命、衛藤可奈美として、舞台上で生きたいと思います。SKE48の他のメンバーが遊びに来てくれるなど、様々なスペシャルイベントも用意されているので、そういった部分も合わせて楽しんでいただければと思います。

谷真理佳(SKE48)/十条姫和役
稽古中は、共演者の方々が本当にすごいので、もっともっと頑張らなきゃと刺激を受けたり、自分自身のダメなところに気づかされることも多かったりして、自分を見直す日々でした!いよいよ開幕ということで、とてもとても緊張していて、不安もありますが、姫和ちゃんという役に恥じぬよう、そして演出家の赤澤ムックさんが教えてくださったことを全て出せるよう、精いっぱい演じたいと思います。アイドルでも演技できるところを見せたいと思います! 頑張ります!

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北川愛乃(SKE48)/柳瀬舞衣役 
私が演じさせていただく舞衣ちゃんは、最初はほんわかした優しいお姉ちゃんという感じですが、物語が進むにつれて強くなっていくので、そういう変化も楽しんでいただけたらと思います。また、全体としては、最後に近づくにつれて、特に戦いの場面では、女の子の熱い思いが届けられると思うので、ぜひそういったところも楽しんでいただきたいです。楽曲もいい曲ばかりで、好きすぎて毎日聞いていますし、殺陣もかっこいいので、そういう部分も注目していただきたいです!

竹内彩姫(SKE48)/糸見沙耶香役 
今回初めての2.5次元の舞台で、難しい部分もありましたが、逆にキャラクターがいてくれるからこそわかりやすい部分もありました。私なりの糸見沙耶香を演じられたらと思っています!初めてのSKE48メンバーと一緒の舞台で心強かったですし、他の出演者の方とも仲良くなれたので、皆さんと舞台に立てることが嬉しく、同時に終わりがみえてきていることが寂しくもあります。私を選んでくださったファンの皆さんのおかげで出演できるので、その幸せを噛み締めつつ、いい幕開けをして、みんなが終わってほしくない!と思うような素敵な作品にできるように頑張ります。

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桑江咲菜/益子薫役
原作ファンの方はもちろん、アニメの面白さを舞台でも伝えながら、舞台ならではの面白さを伝えたいと思っていて、目の前に益子薫が生きている!って感じてもらえたら嬉しいです!原作を観ていない方でも初めての方にも分かりやすくて楽しめる内容ですし、殺陣あり、ダンスあり、笑いあり、涙ありの盛りだくさんの内容です!出演者みんなの熱量がものすごいので、女の子にしか出せない熱を感じていただき、「刀使ノ巫女」の世界観を楽しんでいただけると嬉しいです! お楽しみに!!

長谷川里桃/古波蔵エレン役
初めて台本を読んだ時は、刀使の存在が今ひとつ想像できなかったり、御刀を持ってもなんだかふわふわ現実味がなかったのですが、今では「刀使ノ巫女」の世界が自分の中ではっきりと見えて、大好きな仲間たちと共にそこで生きているんだとちゃんと信じられています。初めて御刀を握った時の気持ち、大切な人を守りたいという気持ち、女の子だからこそ出せる強さ、色々な魅力が詰まっている作品です。たくさんの愛を込めて、「刀使ノ巫女」の世界を精一杯生きたいと思います。

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北川綾巴(SKE48)/折神紫役
全稽古が終わった今も、いまだに不安はありますが、紫さまは強くてかっこよくて凛としている役なので、不安な様子を出さずに、SKE48で培った心臓の強さ(あんまり強くはないんですが……)を活かして、力強く演じていきたいです! 見どころとしては二刀流の殺陣です。筋肉痛になりながらたくさん練習したので、その成果をぜひ観ていただきたいです。原作ファンの方にも、初めて触れるという方にも、良かったよ!と思ってもらえるよう、皆さんを魅了できるよう頑張ります!

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〈公演情報〉
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AiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』
原作◇「刀使ノ巫女」
脚本・演出◇赤澤ムック  
音楽◇ 楠瀬拓哉&月蝕會議    
振付◇U★G
出演◇斉藤真木子(SKE48) 谷真理佳(SKE48) 北川愛乃(SKE48) 竹内彩姫(SKE48) 桑江咲菜 長谷川里桃/
北川綾巴(SKE48) 谷口莉緒 門田奈菜 愛わなび 百音/
春川芽生 美羽あさひ 大湖せしる/
陰山泰
●11/10〜14◎天王洲 銀河劇場
〈料金〉8,800円(前売・当日共/全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
〈公式Twitter〉@toji_stage
 
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会 
(C)舞台『刀使ノ巫女』




【取材・文・撮影/橘涼香】




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蓬莱竜太の岸田國士戯曲賞受賞作『まほろば』高橋惠子・早霧せいな・中村ゆり・三田和代らの出演で来春上演!

『まほろば』宣伝画像
高橋惠子 早霧せいな 中村ゆり
生越千晴  安生悠璃菜・八代田悠花(Wキャスト) 三田和代


日本の現代演劇の中でも名作戯曲といわれる蓬莱竜太作『まほろば』が、2019年4月に東京芸術劇場シアターイーストと梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。
本作品『まほろば』は2008年に新国立劇場で上演、日本という国家を逆照射するホームドラマは好評を博し、翌2009年に岸田國士戯曲賞を受賞、2012年に再演された。この名作戯曲が、初演・再演の演出家とは世代もバックグランドも全く異なる劇団チョコレートケーキの日澤雄介の演出により、新たなアプローチで蘇る。
 
軽妙でテンポの良い女たちの会話の深層に「妊娠」「家」「血脈」という奥深いテーマが潜む本作。名作とは、その時代ごとに異なるものを浮かび上がらせてくれるものだが、初演から10年、「出産観」や「家庭観」が多様化し、現代では本作の登場人物たちの選択が珍しいものでなくなった。新演出となる新たな『まほろば』では母・ヒロコを中心に5世代にわたる「女性の在り方」に焦点をあて旧世代の象徴的な存在ヒロコの心象が物語を通して徐々に変化し、子供たちの生き方を受け入れ、また自分も変わろうとする“女のたくましさ”を描き出す。終わりゆく平成最後の月に上演される平成の名作に注目したい。

 【ストーリー】
とある田舎町、祭囃子が聞こえる中、宴会の準備をする母・ヒロコ(高橋惠子)。長女・ミドリ(早霧せいな)は東京に出ていき仕事を理由に結婚をせず、次女・キョウコ(中村ゆり)は父親不明の娘・ユリア(生越千晴)を出産し今もこの家に住み着いている。かつて地元の名家として知られた藤木家は男の跡取りもなく、ヒロコは娘たちに苛立っていた。
そんなある日ミドリが突然帰ってくる。さらにユリアまでもが前触れもなく現れる。祖母・タマエ(三田和代)、見知らぬ近所の子供・マオ(安生悠璃菜・八代田悠花)も加わり、女たちの赤裸々な会話が進む中、ミドリから衝撃的な告白が───

【コメント】

作 蓬莱竜太
蓬莱竜太(作)
男所帯の劇団で執筆している僕が、初めて女性だけの芝居を描いた作品である。『妊娠』という女性ならではのテーマが話の中心にはあるが、描きたかったのは性別ではなく人間の姿だ。僕にとって色々な扉を開いてくれた作品な気がしている。劇場の外で女性のお客様に『女の人生は閉経してからなんですよ』と笑顔で言われたことを今でも忘れない。もう10年ほど前の作品なので少し照れくさい気もするが、演出、役者も一新されているわけで、新作を観るような楽しさで劇場に向かいたいと思う。

演出 日澤雄介
日澤雄介[劇団チョコレートケーキ](演出)
名作と呼ばれる戯曲は、色褪せることなくその時代を映し出します。蓬莱竜太氏の『まほろば』は、間違いなく名作と呼ばれる戯曲の一つであり、平成という時代とその時代に生きる女性を色濃く映し出しました。
『まほろば』初演から10年、世の中の移り変わりと共に様々なものが形を変えてしまいました。良いにせよ悪いにせよ、その変化に目を向けつつ演出したいと思っております。そして新しい時代の始まるこの年に、それでも変わらない何かを探します。

高橋惠子(母・ヒロコ)
【楽しみにしていること】4世代に渡る女性だけの話という事に加え長崎弁のセリフの言い回しがどんな独特な雰囲気になるのか今からとても楽しみにしています。共演者の方々も初めてご一緒する方がほとんどなので新鮮な気持ちで挑みたいと思っております。
【役の印象】嫋やかで芯も強く、でも前向きで明るい部分もある女性で昔の日本の母をイメージさせるような印象を持ちました。

早霧せいな(長女・ミドリ)
【楽しみにしていること】私自身、ずっと憧れていたストレートプレイへ初挑戦です。しかも脚本が最高に面白い!ストレートプレイだからこそ、お客様には誤魔化しのきかないありのままが伝わると思います。初挑戦だからこそ怖いものはない!世代の違う6人の女性達で創る舞台。皆さんから沢山学んで吸収して体当たりで演じたいと思います。どんなお稽古、本番になるのか想像するだけで楽しみで仕方ありません。
【役の印象】今の等身大の自分を投影できる役!それが第一印象です。なにせ共通点が多い!実家が長崎で長崎弁を話す。東京で働いている。長女であり、妹がいる。などなど。女性がかかえるナイーブな問題をウィットに富んだ形で表現できる役です。

中村ゆり(次女・キョウコ)
【楽しみにしていること】蓬莱さんの書かれる脚本、演劇は、人の覗かれたくない暗部や、隠しておきたい現実的な部分を絶妙にえぐる鋭さがあるのに、最後にはそれぞれの人間みんなが美しく愛しい者として見えるような、不思議な力があるといつも感じております。今回は女性だけが出演者のお芝居です。女性の持つ、逞しさ、脆さ、強かさ、儚さ、様々な側面を、これだけ個性の違う魅力的な女優さん達と、日本演劇界を背負う、才能ある日澤さんの元で、どんなものが生み出されるのか、非常に楽しみにしています。
【役の印象】家族の中でも若い頃から奔放で、恋多き女で、問題児ではあったとは思いますが、その分真っ直ぐで、その時々の愛情深さは持っているし、好きなようにやっているように見えて周りをハラハラさせるけれど、実は家族のバランスを取っているような、破天荒だけど繊細な人だと感じています。

生越千晴(孫娘・ユリア)
【楽しみにしていること】初めて戯曲を買ったのは「まほろば」でした。戯曲のパワーが物凄く、文字で力強さを感じたのは初めてで衝撃を受けました。その作品に参加できることが夢のようで心から嬉しく、不安もありますが楽しみです。そして女性だらけの戯曲も初めてで、さらに四世代に渡る女たち。この歳になり、女とは色々ある、めんどくささや面白さも感じてきた今、日澤さんのもと、幅広い年代の皆さんとどんな芝居を作り上げられるか、今からすごく楽しみです。
【役の印象】私はユリアを演じます。第一印象はまだ20歳と若く、少し複雑な家庭に育ちつつも、自分の言葉を持ち、しっかり考え、判断することができる芯のある子だと思いました。どんな状況にあれど、20歳ならではのあどけなさや無垢さみたいなものを26歳の私がどう演じられるか課題な気がしています…。そしてこの家族自体、どんな家庭なのか、母親キョウコとの関係、色々皆さんと稽古で埋めていけるのが楽しみです。

三田和代(祖母・タマエ)
【楽しみにしていること】長く生きていると、ワッ!生きていて良かったと思う事が時々あります。今回は、その最たるケース。日本演劇界トップの劇作家、蓬莱竜太氏の出世作。人気ナンバーワンの劇団チョコレートケーキの演出家、日澤雄介氏の演出。エネルギッシュな俳優陣。このチームに参加できるなんて夢のようです。素敵な出会いの予感がします。皆様の足を引っ張らぬよう、そして、まだ見たことのない新しい自分に出会えればと期待しています。
【役の印象】「神出鬼没、本気か冗談か、何だかトボケたお婆さん」。タマエは、一見するとそう見えますが、実は、経験をたくさん積んだからといって、生きる術がそう簡単にわかるものではない事を、彼女は熟知しています。そうです、彼女もまた、ハテナしながら、今を、懸命に生きている、現役バリバリの女性の一人だと私は感じています。家族を思いやる気持ちを、かるく、あかるく、あたたかく、演じられればと願っています。

〈公演情報〉
『まほろば』
作◇蓬莱竜太
演出◇日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
出演◇高橋惠子 早霧せいな 中村ゆり 生越千晴 安生悠璃菜・八代田悠花(Wキャスト) 三田和代
●2019/4/5〜21◎東京芸術劇場シアターイースト
●2019/4/23・24◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
〈料金〉東京/6,800円  大阪/7,500円 (全席指定・税込) 
〈一般発売〉2019年3月2日(土)  ※東阪共通
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場[東京]0570-077-039  [大阪]06-6377-3888
〈公式サイト〉 http://www.umegei.com/mahoroba/
〈公式 twitter〉@mahoroba_2019
 

 

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食べることの大切さと心の交流の美しさ ミュージカル『深夜食堂』上演中!

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国境を超えて世界中で愛され、第39回日本漫画家協会賞大賞を受賞した安倍夜郎の『深夜食堂』。ドラマ、映画も大ヒットを記録したこの人気作品が心温まるミュージカル作品となって、新宿シアターサンモールで10月26日から上演中だ(11日まで)。

日本で生まれ、メディアミックスの人気作品となった『深夜食堂』はお隣の国韓国で初ミュージカル化がなされた。脚本は第2回「韓国ミュージカル・アワーズ」で脚本賞を受賞したジョン・ヨンが担当。作曲は、日本でも話題となった『キム・ジョンウク探し( 『Finding Mr.DESTINY)』『オー!あなたが眠っている間に』など韓国ヒット作の常連となっているキム・ヘソンが担当。今回の公演は謂わばその逆輸入となる上演で、演出は重層的でミステリアスな作風と同時に、人間模様を細やかに描き分ける荻田浩一が手がけ、マスター役の筧利夫をはじめ、多彩なジャンルから集まったキャスト陣が、深夜にひっそりと開店する「めしや」に集う人々を、ユーモアとペーソスを加えて演じている。

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【STORY】 
深夜0時、看板もないその食堂は静かに店を開ける。メニューは豚汁定食だけだが、勝手に注文すれば出来るものは出してくれる。タネも仕掛けもないそんなマスターの素朴な料理を求めて、今日も「めしや(深夜食堂)」には、大勢の常連客が、それぞれの想いの中で、心の拠り所になるメニューを注文していく……
 
舞台は上手に「めしや(深夜食堂)」の店内。下手に夜の街のネオンというワンシチュエーションの中で進んでいく。様々な人の出入りはあるし、そこではケンカも、恋も、親子の情も、悲しい思い出も語られるが、決して派手なことは起こらない。それでも登場人物それぞれが抱える孤独、人のぬくもりを求める心が、大笑いしながら客席に共振していく様が見事だ。およそミュージカルらしからぬ筋立てだと思うのに、不思議なほどどのナンバーも世界観から浮くことなく、場面を飛翔させ、また何事もなかったかのように「深夜食堂」の店内に収れんされていく様は、ミュージカルならではの喜びに満ちている。原作はもちろん、様々なメディアで展開されているこの作品がミュージカルとして成立すると信じた、韓国のクリエーターたちの慧眼に驚かされるし、その「翻案ミュージカル」を生まれ故郷の日本の感覚に親和させた、荻田浩一の丁寧な仕事ぶりも光った。

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そんな「深夜食堂」で常連客を迎えるマスターを演じる筧利夫は、過去に何か大きな傷を負っていることが明らかで、だからこそ誰がどんな事情を抱えていても、黙々と料理を差し出すマスターを、飄々とした佇まいの中で演じている。台詞の声に独特の味わいと軽やかさがあり、それがミュージカルナンバーのソロで声を張った時のパワフルさとのよい対比を生んでいて、マスターの奥深い人物像がより一層表現されていた。動きの決して多くない中で、筧が放つ存在感が作品の要になっている。
 
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マザコンで、ストリッパーのマリリンにぞっこんの忠の藤重政孝は、一見およそ頼り甲斐がないようでいて、芯に揺るぎないものを持つ男を巧みに表出している。外見がカッコ良くなってしまうと違ってしまう忠を、思い切りよく具現化していて尚、母親に向ける眼差し、マスターに敢えて過去を尋ねる心根が実にカッコいい。歌唱力にも秀で、本人はもちろんキャスティングの妙に喝采だった。

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ゲイバーのママ小寿々の田村良太は、正直に言うとはじめにキャスティング表を見た時に、歌唱力抜群の若々しい田村が初老のゲイバーのママ役?と、二度見したほど驚きがあったのだが、初老という設定こそややぼかしていたが、舞台では実にしっとりとした落ち着きと、恋に一途な想いを表現した小寿々になりきっていて、これはもう脱帽もの。もちろん持ち前の歌唱力も活かされ、自分からは距離のあっただろう役柄に果敢に挑戦し、大きな成果を納めた田村に敬意を表したい。

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小寿々が恋するヤクザ剣崎竜の小林タカ鹿は、甘いマスクと抜群のプロポーションを駆使して、仁義を守り、強面だが心優しいヤクザをキリリと決めて演じている。こういう人物が突然歌い踊るのがミュージカルならではの可笑しみで、小林が大真面目だからこそ面白い効果を生んでいる。他にも多彩な役柄を演じ、時にはしばらく小林だと気づかなかったことさえあるので、是非注目して欲しい。

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剣崎の舎弟のゲンの碓井将大は、こういう役柄にありがちの虎の威を借る狐の小物さをふんだんに出しつつ、決して嫌味にならない可笑しみを醸し出して楽しめる。この人も他にもかなり印象的なキャラクターを演じ分けていて、その早替わり、変身の妙も楽しい。

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忠の永遠のマドンナ、マリリン松嶋のエリアンナは、ストリッパーという職業を天職だと信じ、プライドも実力も持ち合わせている女性を堂々と活写している。好きな人が変わる毎に本人の食べ物の嗜好も変わるという一途さもあって、エリアンナのパワフルボイスとチャーミングさが共に活かされた好演だった。

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路上で歌うシンガーソングライター千鳥みゆきのAMI(アミ)は、この役柄に必要不可欠な透明感が全身から感じられるのが何よりの魅力。ねこまんまが食べたいという彼女の思い出の味が、胸に迫る展開をよく支えていた。
 
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深夜食堂にいつも三人でやってきてお茶漬けを注文する「お茶漬けシスターズ」の「鮭」の谷口ゆうなは、ダイエットしなければ!という強迫観念に常にかられながら、美味しいものの誘惑に勝てないという役柄を、なんとも愛らしく演じている。豊かな歌唱力で食べることの幸福と誘惑を歌う姿は感動ものだった。

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同じくお茶漬けシスターズの「明太子」の愛加あゆは、この人が運命の人を待ち続けていて行き遅れているということは、よっぽど理想が高いに違いない!と見た傍から思わせるキュートさで、ドライな物言いとのギャップが面白い。宝塚時代に相手役だった壮一帆と、大げんかのシーンもあり、女優同士としての二人の相性の良さも再確認できるのが嬉しい。

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その「お茶漬けシスターズ」の「梅」の壮 一帆が、三人の中でも特に強烈な「いつか王子様が」思考を持ち合わせた女性を、嫌味なく思いっきりよく演じていて清々しい。愛加との言い合いでむしろ受け手になっているのも面白いし、二人が仲直りにいつも互いが頼んでいたお茶漬けを頼み合う姿にもグッとくる。元トップコンビが信頼感のある女優同士として互いにぶつかり合っている姿には、こちらも幸福にしてもらえる力があった。

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全体に、都会の片隅にそれぞれの生活には立ち入らず、でも1人ではない場所「深夜食堂」の存在が温かく、ミュージカルという演劇形態の懐深さと、人間賛歌が感じられる舞台になっている。尚、観劇中にお腹が空くこと請け合いの仕掛けもあるので、観劇帰りに大切な誰かと飲んだり食べたりもとても素敵だと思う。そんな食と心のふれあいを感じられる素敵なミュージカルだ。
 
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〈公演情報〉
AD深夜食堂
 
ミュージカル『深夜食堂』
原作著作◇安倍夜郎「深夜食堂」(小学館)
Book&Lyrics by JEONG, YOUNG 
Music by KIM, HAESUNG
演出◇荻田浩一
日本語上演台本・訳詞◇高橋亜子
出演◇筧利夫 
藤重政孝 田村良太 小林タカ鹿 碓井将大 エリアンナ AMI(アミ) 谷口ゆうな 愛加あゆ 壮 一帆
演奏◇熊谷絵梨(Pf)、相川瞳(Perc.)、中村康彦(Gt.)、中村潤(Vc.)
●10/26〜11/11◎新宿シアターサンモール
〈料金〉8,200円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉info@meshiya-musical.com
〈公式HP〉http://meshiya-musical.com
〈公式ツイッター〉@meshiya_musical



【取材・文・撮影/橘涼香】





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舞台『刀使ノ巫女』で学長役を演じる2人! 美羽あさひ&大湖せしる インタビュー

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今年6月までTV放送され話題を呼んだオリジナルアニメーション『刀使ノ巫女』(監督:柿本広大、シリーズ構成:盒粁玉蕁▲ャラクター原案:しずまよしのり)。その初の舞台化となるAiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』が、11月10日〜14日天王洲 銀河劇場で上演される。
「女子中高生×日本刀」をコンセプトに刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちと、異形の存在「荒魂」との戦いを描いた作品で、刀使を演じるSKE48メンバーらが、歌あり、ダンスあり、バトルアクションありの舞台に挑む。
 
その舞台で、彼女たちが通う中高一貫校、美濃関学院と鎌府女学院の学長をそれぞれ演じるのが、元宝塚歌劇団宙組で娘役として活躍した美羽あさひと、元宝塚歌劇団雪組で男役から娘役に転向し、2倍の宝塚人生を送った大湖せしる。宝塚退団後、結婚、出産を経てこの舞台が3年ぶりの舞台復帰になる美羽と、宝塚退団後、「2.5次元」の舞台などで大きな存在感を示して活躍中の大湖が、共に取り組む舞台『刀使ノ巫女』への想いや、SKE48メンバーのこと、更に宝塚時代からのお互いの縁などを語り合ってくれた。
 
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 美羽あさひ 大湖せしる 

観始めたら止まらなくなった
原作アニメの魅力 

──作品に感じている印象から教えてください。
美羽 私はアニメを資料としていただいたのが最初だったのですが、観始めたら止まらなくて!子供たちが寝静まった後も、寝る間も惜しんで観続けてしまったほどでした。次の展開が気になって、気になって(笑)。そういう作品に出られるのがとても嬉しいです。私は宝塚時代に『逆転裁判』に出演しているのですが、その時の役柄は舞台のオリジナルキャラクターだったので。
大湖 あー!そうだったんですね!
美羽 そうなのよ!だからアニメのキャラクターを演じることが初めてなので、とても嬉しくて。また作品自体に楽しいだけではない、とても深いところもあるので、面白い舞台になれば良いなと思っています。
大湖 私もお話をいただいて初めて作品に接したのですが、最初「刀使=とじ」という言葉が聞き慣れないものだったので「えっ?『刀使ノ巫女=とじのみこ?』、すみません、もう1回お願いします」と言ったくらいだったんです(笑)。でもまさみさん(美羽の愛称)と同じで、アニメを観始めたらのめり込んでしまって、今回の舞台で描かれる12話までを一気に観ました。ファンの人が惹きつけられていく理由がよくわかる、とても面白い作品だと感じました。
──その中で演じる役柄については?
美羽 私は美濃関学院の学長、羽島江麻(はしまえま)を演じます。かつて「刀使」として戦っていたのですが、キャラクター的には皆に慕われている生徒のお母さん的な存在です。ふわっとした魅力のある人ですね。でも芯の強い女性ですし、主人公の衛藤可奈美の母・衛藤(旧姓:藤原)美奈都とは学生時代に同級生で、共に戦った様々な所縁があり、その想いの中で可奈美を助けたりするんです。今回の舞台の中ではそこまで深い関わりは描かれていないのですが、自分の中では原作にある役柄のバックボーンをきちんとつなげて、表現していけたら良いなと思っています。
大湖 私は鎌府女学院の学長、高津雪那(たかつゆきな)をさせていただきます。常に怒っていて、怒鳴っている、イメージ的にはキツい人なんですけれども、何故そういう態度になっているかと言えば、彼女の中で夢、希望、欲望、野望が様々にあるからこそ、そういう表現になっているので、ただ怖いだけではなく愛情の深いところを出していたけら良いなと思っています。
──では、お二人は先生同士ではありつつ、全く違うキャラクターなんですね。
美羽 全然違いますね。
大湖 真反対と言いますか、むしろ似ているところってあるのかな?というくらいです。
美羽 ですから、それぞれの個性を出してアクセントになっていけたら良いなと思っています。

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キャラクターを大切にしつつ、
生身の人間が演じるからこその魅力を 

──先ほど美羽さんからはキャラクターを演じるのが初めてというお話がありましたが、逆に大湖さんはキャラクターものを演じる機会が大変豊富ですね。
大湖 そうなんです。宝塚時代にも『ルパン三世』『るろうに剣心』がありましたし、宝塚を出てからの舞台でもたくさん演じさせていただいています。やはりキャラクターものはまずアニメをしっかりと観て、声優さんの口調の特徴なども把握して取り入れていきますが、一方で真似るだけでは人形のようになってしまいますので、それだけではいけないと私は思っていて。やはり舞台で生身の人間が演じ、生身の人間のお客様に観て頂く訳ですから、心に響かないと意味がないので、キャラクターに寄せつつ、私が演じるならではの見せ方もプラスしていけたら、面白さも出せるかなと思っています。
美羽 私はその作業がはじめてになりますが、やはり生身の人間だからこその繊細な動きというものができると思うので、アニメよりもよりリアルにその人物を演じられるのではないかな?と思っていて。もちろんキャラクターの動きの個性などは踏襲していきますが、アニメ以上に深い表現をしていけたらと思っています。
──舞台版としての見どころはどこだと思いますか?
美羽 やはり歌あり踊りありという、その点ですね! アニメのキャラクターは歌い踊ってはいないので、そこが舞台ならではの醍醐味かなと。
──お二人にも歌うシーンもあると伺っていますが。
美羽 はい、歌わせていただきます!
大湖 そちらも楽しみにしていていただきたいです。
美羽 あとはやはり殺陣にも迫力がありますし、観ていてワクワクするような感じに仕上がっていると思います。
大湖 おっしゃる通りです!ただストーリーを追うだけではなくて、皆がそこに色付けしていく作業をしているので、アニメファンの方の中にはひょっとしたらキャラクターが歌ったり、踊ったりすることに戸惑われる方もいらっしゃるかも知れませんが、是非そこが舞台の良さだということが伝わるように表現していきたいと思います。

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女子ばかりの稽古場で
蘇る宝塚時代

──SKE48の方達との共演で楽しみにしていることは?
美羽 まだあまり話せていないんです!
大湖 私もやっと、役柄としてではなくフランクに「おはよう!」と言えたかな?くらいなんですが(笑)、まさみさん直接絡みがあるのは?
美羽 柳瀬舞衣役の北川愛乃ちゃんが一番お芝居で絡んでいるのですが、まだ出身地を聞いたくらいです(笑)。
大湖 お互いまだまだですね!(笑)
美羽 でも私達も女子の中で育っているので、SKE48の方達が女子の中で切磋琢磨している空気感がとても懐かしいです。宝塚を思い出しますね。彼女たちも本当に頑張っているなと微笑ましいです。
大湖 私が一番絡むのは、糸見沙耶香役の竹内彩姫ちゃんなんですが、彼女も含めてアイドルの皆が、まるでお人形さんみたいに可愛いので、その子に向かってガンガン言っているのが申し訳ないような気持ちになります(笑)。私は女の子ばっかりの稽古場が逆にとても久しぶりで。
──大湖さんが紅一点という時もありましたね。
大湖 そうなんですよ!男性がほとんどという舞台に出させていただくことが多かったので、「あ、女子ばかりの稽古場!そうだ、こんな感じだった!」と思い出してきているところです(笑)。宝塚とどこか共通したような、もちろん細かくは違うのでしょうが、良い意味の上下関係も感じるので。
美羽 そう、それはすごく感じるから、これから交流がどんどん深まっていくと思うので、その点も楽しみにしています。
──お互いの魅力についてはどう感じていますか?宝塚時代は組も違っていたので、あまり交流は多くなかった?
美羽 ほとんどなかったと言っていいくらいなんです!もちろん舞台は観ていましたけれど、組が違うと本当になかなか会うことがないので。
大湖 もちろん舞台はめちゃくちゃ拝見していましたけれど、プライベートで話すという機会はなかったんです。私が88期でまさみさんが85期ですが、先に退団されたこともあって、男役時代の私しかご存知なかったんですよね?
美羽 「いつの間にか娘役になっていた!」と(笑)驚いたくらいでした。でも実は宝塚の受験スクールが一緒だったんだよね?
大湖 そうなんです!10代の頃に会っているんです!その頃から私にとっては雲の上の存在の方でしたし、まさみさんについては、「良い人」という話以外に聞いたことがない!というくらいでしたから、今回キャストが発表になった時に、「美羽あさひ」というお名前があったのを見た瞬間、勝手に「良かった!」と思いました。
美羽 まさかあの受験スクールからこれだけ年月が経って共演するとは!という嬉しい驚きがあったし、私もせしるのことは同期から「とっても良い子だよ」と聞いていたので、その人が今回一緒にいてくれるのは本当に心強いなと。特に私は久しぶりの舞台だから、本読みの時から「これどうしたら良いの?」ってすべて教えてもらって(笑)。いてくれてよかった!という安心感があります。 
大湖 ありがとうございます!私こそです。カンパニーの年齢層が離れているのもあるので、やはり1人だったらちょっと心細かったと思います。
美羽 私も!  だから本当に助かるし、宝塚の人って現役時代に全く接点がなかったとしても、「宝塚出身」という共通項があるだけで、会ってすぐに仲良くなれるのよね。
大湖 そうなんです!それは不思議なくらい!
美羽 やっぱり同じ場所で同じ経験をしているからね。私は舞台は3年ぶりで、何もかもがドキドキだったので、本当にホッとしてます。

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──舞台復帰について、ご家族が背中を押してくださったそうですね。
美羽 そうなんです!家族の協力なしにはできないので、今も大きな負担をかけていますが、でもやると決めたからには、きちんと集中して舞台を務めないと、共演者の方々やスタッフの皆さんお客様はもちろん、協力してくれている家族にも申し訳ないので、きちんと切り替えて頑張りたいと思います。
大湖 舞台に帰ってきてくださって嬉しいですよ!
美羽 ありがとう!よろしくね!
──色々な意味で期待が膨らみますが、では舞台を楽しみにしている皆様に意気込みとメッセージをお願いします。
美羽 楽しい、明るいだけではなく、仲間の大切さだったり、人間の愚かさなど深いところも含んでいる作品です。観終わって「あぁ楽しかった!また観たい!」と思っていただけるのと同時に、心に残るものが届いたら良いなと思っています。
大湖 「2.5次元」となると、「この漫画知らないし」と躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは原作をご存知なくても全く大丈夫ですので、是非気楽に観に来ていただけたらいいなと思います。キャラクターを観ていただけるのと同時に、生身の人間が演じるからこその魅力を伝えていけるように頑張りますので、まさみさんがおっしゃったように観終わってお客様の心に何かが残せるように、役作りを頑張っていきますので、是非劇場にいらしてください!

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■プロフィール
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みわあさひ〇広島県出身。99年宝塚歌劇団に入団。同年宙組に配属後、入団2年目の00年でベルリン公演に選抜され、同年『望郷は海を越えて』で新人公演初ヒロイン。以後次々と重要な役柄を務めて活躍。 08年『黎明の風/Passion愛の旅』のショーでは休演したトップ娘役の場面をつとめた。09年『薔薇に降る雨/Amour それは…』で退団。10年『CLUB SEVEN 6th stage!』で女優デビュー、玉野和紀演出・振付作品、音楽座ミュージカル等で活躍。結婚、出産を経て、3年振りに舞台復帰。

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だいごせしる○兵庫県出身。02年宝塚歌劇団に入団。同年雪組に配属、期待の男役として活躍。08年『マリポーサの花』新人公演で初主演。11年『ロミオとジュリエット』の「愛」役のあと娘役に転向。13年『春雷』で初ヒロイン。15年『ルパン三世』の峰不二子役は当たり役となる。16年『るろうに剣心』で退団。『グレート・ギャツビー』のジョーダン役を皮切りに、女優として多彩に活躍中。近年の主な舞台にA NEW MUSICAL『クロスハート』、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」〜暁の調べ〜、斬劇『戦国BASARA』第六天魔王、舞台『ジョーカー・ゲームII』などがある。

〈公演情報〉
main visual
 
AiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』
原作◇「刀使ノ巫女」
脚本・演出◇赤澤ムック  
音楽◇ 楠瀬拓哉&月蝕會議    
振付◇U★G
出演◇斉藤真木子(SKE48) 谷真理佳(SKE48) 北川愛乃(SKE48) 竹内彩姫(SKE48) 桑江咲菜 長谷川里桃/
北川綾巴(SKE48) 谷口莉緒 門田奈菜 愛わなび 百音/
春川芽生 美羽あさひ 大湖せしる/
陰山泰
●11/10〜14◎天王洲 銀河劇場
〈料金〉8,800円(前売・当日共/全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
〈公式Twitter〉@toji_stage
 
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会 
(C)舞台『刀使ノ巫女』



【取材・文/橘涼香 撮影/山崎伸康】



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