えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

チケットのご購入で30%ポイントプレゼント!

オリジナルアニメーション『刀使ノ巫女』SKE48メンバーで11月に舞台化決定!

刀使ノ巫女アニメキービジュアル_0623FIX_cmyk

今年6月までTV放送され話題を呼んだオリジナルアニメーション『刀使ノ巫女』の初の舞台化が決定した。「女子中高生×日本刀」をコンセプトに刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちと、異形の存在「荒魂」との戦いを描いた本作で、SKE48メンバーが、歌あり、バトルアクションありの舞台に挑む!
 

1.※(C)AKSとクレジットお願いします_斉藤真木子r斉藤真木子 (C)AKS 2.※(C)AKSとクレジットお願いします_谷真理佳r谷真理佳 (C)AKS 
           
3.※(C)AKSとクレジットお願いします_北川愛乃r北川愛乃(
C)AKS 4.※(C)AKSとクレジットお願いします_竹内彩姫r竹内彩姫(C)AKS 
 
7.※(C)AKSとクレジットお願いします_北川綾巴r北川綾巴(C)AKS

主要キャストを演じるのは、SKE48公式スマートフォンゲーム「SKE48 Passion For You〜愛と情熱は世界を救う〜」との連動企画として、リクエストランキングで上位になったSKE48メンバー5名(ゲーム公式サイト:http://ske48isky.jp/)。
また、宝塚出身の美羽あさひ、大湖せしる、さらにベテランの陰山 泰などが共演する。
 
13.美羽あさひr美羽あさひ14.大湖せしるr大湖せしる
15.陰山泰陰山泰

『刀使ノ巫女』とは監督・柿本広大、シリーズ構成・盒粁玉蕁▲ャラクター原案・しずまよしのり、アニメーション制作・Studio五組が担当し、制作されたオリジナルアニメーション。製作発表時から話題を呼び、今年1月〜6月にかけてTVアニメが放送され、制服女子によるバトルアクションに加え、友情、親子愛など様々な人間模様が人気を集めた。 
また、アニメ放送に先駆けて「月刊少年エース」2017年12月号よりコミカライズの連載を開始、今年3月には  スマートフォンゲーム「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」が配信されるなど、ファン層を拡大している。

【STORY】
古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女。制服に帯刀が主な出で立ちの彼女たちは、刀使(とじ)と呼ばれる。正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊。御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、そのほとんどは全国に五ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒たちである。ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、御刀を手にし、様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。
この春。全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。大会に向け、多くの刀使たちが修練に励む中、ひときわ強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた。彼女が構えた御刀の切っ先が向くその先は―。

〈公演情報〉
AiiA presents' 舞台『刀使ノ巫女』
原作:刀使ノ巫女 
脚本・演出:赤澤ムック  
音楽: 楠瀬拓哉&月蝕會議    
振付:U★G
出演者:斉藤真木子(SKE48) 谷 真理佳(SKE48) 北川愛乃(SKE48) 竹内彩姫(SKE48) 桑江咲菜 長谷川里桃/北川綾巴(SKE48)  谷口莉緒 青木志穏 愛 わなび 百音/
春川芽生 美羽あさひ 大湖せしる/陰山 泰
●11/10〜14◎天王洲 銀河劇場
〈料金〉8,800円(前売・当日共/全席指定・税込)
〈一般発売日〉2018年10月6日(土)10:00
〈お問い合わせ〉 サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
〈公式Twitter〉@toji_stage


(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会 
(C)舞台『刀使ノ巫女』





えんぶ最新号
kick shop nikkan engeki

新演出、新曲を多数加え新たに生まれ変わるミュージカル『マリー・アントワネット』製作発表記者会見レポート

IMG_9588

ミュージカル界のヒットメイカー、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイがフランス大革命の時代を、二人の“MA”を通して描いた歴史ロマン大作ミュージカル『マリー・アントワネット』が、装いも新たに9月14日〜30日福岡・博多座、10月8日〜11月25日東京・帝国劇場、12月10日〜21日名古屋・御園座、2019年1月1日〜15日大阪・梅田芸術劇場で上演される。

ミュージカル『マリー・アントワネット』は、遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」を原作に『エリザベート』『モーツァルト!』など数々の傑作ミュージカルを生み出したミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが、2006年帝国劇場で世界初演を果たしたミュージカル。その後、ヨーロッパ各国、韓国での上演を経て、ロバート・ヨハンソンの演出のもと、よりゴージャスにドラマティックな「新演出版」として、2018年日本に再上陸を果たすことになった。
王妃マリー・アントワネットと、庶民の娘マルグリット・アルノー、二人の“MA”の運命がフランス革命の嵐の中で交錯する物語をベースに、マリーとフェルセンの悲恋が美しくロマンティックに描かれ、絢爛豪華な衣裳、新たな楽曲の追加、そして選りすぐりのキャスト競演による新たな『マリー・アントワネット』に、今大きな期待が集まっている。

そんな作品の製作発表記者会見が9月2日都内で開かれ、多くのメディアと、1万通の応募の中から当選した幸運な約400人のオーディエンスが見守る中、フランス王妃マリー・アントワネットの花總まりと笹本玲奈(Wキャスト)、貧困に喘ぐ庶民の娘マルグリット・アルノーのソニンと昆夏美(Wキャスト)、王妃の恋人フェルセン伯爵の田代万里生と古川雄大(Wキャスト)、王位簒奪を狙うオルレアン公の吉原光夫が登壇。作品への抱負を語った。

IMG_8952

まずこの作品の製作を担当するプロデューサーの岡本義次からキャスティングに関する思いが語られ、マリー・アントワネット役にはこの作品の初演当時、クンツェ&リーヴァイから花總まりの名前が挙がったが、宝塚在団中であった花總への出演交渉は当然ながらできなかったので、今回の上演に際して花總アントワネットが実現したことが感無量である。その花總アントワネットと共にWキャストで同役を演じるのが、初演でマルグリット・アルノーを演じている笹本玲奈であることは、女優としての笹本の成長とそれ自体にドラマを感じる。またマルグリット・アルノーのソニンは、アグレッシブで繊細な女優であり『1789』でもフランス革命に身を投じたソレーヌを演じている、行動力のある女性を演じるには打ってつけだと思う。またWキャストの同役の昆夏美の東宝デビュー作品が『ハムレット』のオフィーリアであり、その『ハムレット』の韓国版の演出を担当したのが今回の演出のロバート・ヨハンソンであることに縁を感じる。フェルセン役の田代万里生と古川雄大は、まず日本ではフェルセンという役柄に『ベルサイユのばら』の強烈なイメージがあり、二枚目であることが必須の役柄になる。田代は『グレート・ギャツビー』でニックを演じていて、演出の小池修一郎が「知性を感じる役者でないといけない役」と述べた通りの知性と貴公子の雰囲気と歌唱力がある。また古川は先日まで『モーツァルト!』のタイトルロールを演じていて、帝国劇場の初日から名古屋御園座の千秋楽までに飛躍的に歌唱力が伸びたと絶賛を浴びている、真面目な勉強熱心な人物で貴公子の雰囲気も申し分ない。そしてオルレアン公の吉原光夫は『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとジャベールを演じていて、特にジャベールの背後に真っ赤な炎が燃えているのを感じるので、韓国版を観にいった時から、オルレアン公は吉原しかいないと思っていた。登場だけで演劇を感じる吉原のオルレアン公に大いに期待している。他にも今日は登壇していないが、ルイ16世の佐藤隆紀と原田優一(Wキャスト)、レオナールの駒田一、ローズ・ベルタンの彩吹真央、ランバル公爵夫人の彩乃かなみ、ジャック・エベールの坂元健児と多彩な俳優たちが揃い、プロデューサーとしては渾身のキャスティングだと思っているので是非ご期待頂きたい。という挨拶があったのち、登壇者挨拶へと引き継がれた。

【登壇者挨拶】

IMG_8994
花總
 皆様本日はお忙しい中おこし下さりありがとうございます。マリー・アントワネット役をさせて頂きます花總まりです。先ほど岡本さんから初演の時に名前を挙げて頂いたということをお聞きして、更に今回新演出版でこの役を与えて頂いたことがすごく光栄ですし、身の引き締まる思いです。最後まで一生懸命頑張りたいと思います。今日はどうぞよろしくお願いいたします。
 
IMG_9009
笹本
 皆様こんにちは、笹本玲奈です。私は先ほど岡本さんがおっしゃったように、初演でマリー・アントワネットとは正反対の役どころマルグリット・アルノーで舞台に出演させて頂いていて、再びマリー・アントワネット役でこの作品に戻ってくることができとても嬉しく思っています。私は小さい頃からいつか帝国劇場で、大きなドレスを着てお芝居をしたいというのが夢でした。その夢を叶えてくださった皆様に感謝しております。(出産を経て)体形も戻りましたし、ドレスを着てマリー・アントワネットとして最後まで生きることができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
IMG_9035
ソニン
 皆様本日はお忙しい中、またお足元のお悪い中お集まりくださりありがとうございます。マルグリット・アルノーを演じさせて頂きます。もう一人の“MA”ということで、とても大役ですごく光栄だと思いながら稽古場にいて、今ここに立って改めてそれを痛感しております。マルグリットという役はこの作品の中で唯一の架空の人物で、だからこそこの作品の持つメッセージを現代の皆様に伝える役割があると思っています。今稽古場でやっている中で、すごく心が病んでいっていて(笑)、そこに負けじとしているところもマルグリットっぽいのですが、メンタルも含めて、出番もすごく多いし、曲もとてもパワーのいるものばかりです。そこに立ち向かってカンパニーの皆様のお力を借りつつ、来年の1月までこの上質な作品をお届けできればと思っていますので、皆様是非応援してください。
 
IMG_9067
 昆夏美です。こんなにたくさんの方々にお集まり頂いて、12年ぶりに上演されるということで楽しみにされている方が大勢いらっしゃるんだ、ということ今改めて感じています。私自身も12年前にこの作品に出会って以来、いつまた上演されるのかな?とずっと思っていて。そして今この機会に自分が出演させて頂ける驚きと感謝を感じながら日々稽古をしています。マルグリット・アルノーという役はひとつの信念を持ってこの作品に登場していくんですけれども、物語が進むにつれて彼女の心の動きだったり、色々な感情の変化が見られる役なので、ダイナミックさと繊細さが必要な役であり、女性だと思っています。開幕までもがきながらそんなマルグリット像を見つけていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 
IMG_9070
田代
 皆さんこんにちは。アクセル・フォン・フェルセン伯爵役の田代万里生です。とても素敵なお役をいただきまして、しっかりとこの責任を果たしていかなければと思いながら日々稽古を務めさせて頂いております。日本初演の折には自分はまだミュージカルデビューをしていなかったので、本当にゼロからの作品との出会いとなりました。12年前の初演とは脚本も楽曲も大幅に改められておりまして、幕が開きますとフェルセンがマリー・アントワネットを想って回想していくような歌からはじまります。そしてまたプロローグとエピローグがある形になっております。初演でフェルセン役を演じた井上芳雄さんが先日お稽古場にいらして見学されて、お帰りになる際「どうでしたか?」とお伺いしたら「ほとんど知らない曲だった」と(笑)。それくらい新鮮に観てくださったようです。また実際にあった事件だったり、人生だったり、目を覆いたくなるような場面もありますけれども、ただの歴史大河ドラマのミュージカルではなくて、この時代だからこそ届けたいメッセージというものが最後のエピローグのシーンでしっかりと色濃く描かれた脚本、演出になっているのではないかなと思っています。出演者に子役の小学生の男の子と女の子、トリプルキャストで合計6人稽古場にいるのですが、昨日までの通し稽古で2日連続子供たちの涙が止まらなくなってしまいました。きっとフランス革命のことや、国のこととか、宮廷のこととか、大人の「愛人」とか(笑)、おそらくそういう事情はわからないだろうし、難しい言葉もたくさん出てくるのに、何かを感じとってくれるということに、「あ、この作品は今しっかりと育っているんだな」というのを実感しております。早く劇場で皆様にお会いしたい、お会いできることを楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
 
IMG_9102
古川
 フェルセン役をやらせていただきます古川雄大です。本日はありがとうございます。先ほどこの衣装を着て袖の中で待っていましたら、光夫さんに「『花より男子』の道明寺みたいだね」と言われまして(爆笑)。「いえ、僕はフェルセンです」と言いまして、僕も光夫さんの衣装を見てびっくりしたんですけれども(笑)、この衣装のように違いがあるので、それを演じて頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
IMG_9112
吉原 
最後なんでちゃんと喋らなくちゃいけないなと思って色々考えたのですが思い付かず(笑)、思いのままに喋りますので失礼があったらすみません(笑)。僕は本当はフェルセンをやりたかったのですが(会場笑)、全然遠い役だなと思って今稽古を見ていて、やはり遠いなと思って今の役の方がしっくりきている感じでございます。稽古場で本当に子役が泣いているんですが、泣かれれば泣かれるほど僕が傷つく(笑)、そういう役になっております。僕は遠藤周作さんのファンで、そのこともあって岡本さんからオファーして頂いてすごく期待していたのですが、遠藤周作さんのテイストというのは、逆に12年前よりも少し飛び越えて、作品がちゃんと現代のお客様に伝わるように、届けられるように構成されているんだなと思っています。『マリー・アントワネット』は12年前にやった時にすごく暗い話として捉えられたのですが、今も暗い話です。それを何故今やるのか?と考えた時に、マリー・アントワネットというのはこの世の中ではじめて、今でいうメディア、SNSなど、当時は新聞とかですが、そこで中傷され、嘘偽りによって殺されていった人なんですね。現代にもそういうことはとてもたくさんあって。そういう時代の中で人が1人アイデンティティを持って生きていく為には、マリー・アントワネットは最後に当然ですが首を切られる訳ですが、そこに切なさよりも芯の通った強さ、生きるに値する力強さを二人から感じるんです。それに接すると、今メディアが右だと言えば皆が右に行く時代に、批判していないですよ!僕メディア大好きですよ(笑)、でもそういう時代に、マリー・アントワネットもマルグリットもフェルセンも皆自分を持って、オルレアン公だけが潰れていくという、そういう作品になっています(笑)。怖い役なんですけれども、彼も野心を持った、何かを目指した男としてやっていきたいと思います。あとは座組が素晴らしいので、稽古場でも痺れるものが多く、長い公演ですがこのチームでやれることを感謝しています。ありがとうございました。

【質疑応答】
 
IMG_8986

──日本では「フランス革命」はとても人気のあるテーマですが、なぜ人気があるのか、演じる側として感じることはあるでしょうか?
花總 今回私がこの作品を演じるにあたって、是非色々なことを考えて欲しいなと思うのは、市民の人たちの想い、王族の想い、大きな激動の時代を生きた人たちのそれぞれの想いというのが、あまりにも複雑に絡み合って革命というものが起きたと思っています。それはこの時代だけのものではなくて、今の時代の皆様にも何かしら心を揺さぶられる、絶対に胸に響くものがある。それは観た方によって決してひとつではない想いで、深く考えさせられるのは、どの時代の人にとっても同じではないかと思います。
笹本 花總さんがおっしゃったことがすべてだと思いますが、まずひとつには漫画になっている『ベルサイユのばら』という作品が日本で何十年も前からヒットしていることが、この時代に関心が集まるきっかけなのではないかな?と思っています。そしてマリー・アントワネット自身も歴史上の人物としてとても有名な方ですし、ルイ16世、ロペスピエールなど、小学生で習う歴史の時間にも必ず取り上げられる人物なので、1人ひとりの認知度が高いということ。特にマリー・アントワネットの生きた時代には韓国ドラマにも通じるような、様々な人間ドラマがあるので、人の興味を引くポイントがたくさんあることなどなのかなと思います。あとはやはりドレスが素敵で、『1789』もそうですし、宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』もそうですし、観ていて華やかなところも魅力のひとつかなと思っています。
 
IMG_9123

ソニン
 私はこの前の作品でもフランス革命をやっていたので、しかも『1789』は革命家たちが英雄的に描かれている作品で、私もそちら側に立っていました。それが今回の『マリー・アントワネット』では、フランス革命後半の「恐怖政治」に入っているところがかなり色濃く描かれていて。ですからフランス革命の中の狂気だったり、残虐性だったり、怖さというものが強く出ていて、演出のロバート・ヨハンソンさんが「フランス革命は世界で一番最悪だった革命だと言われている」とおっしゃったのに「私、この間までその革命を信じて戦っていたのに!」と衝撃的でした。自分を否定されたような気がしたのですが、やはり今回は先ほど言ったようにフランス革命の後半が描かれているので、革命という名のもとに人々が酔いしれていって、自分を見失う狂気じみた行為がたくさん出てくるんです。それがつまり「恐怖政治」と言われるところで。そういう意味では私も今回全然違うフランス革命を体験していて、たぶんこの後の時代の『レ・ミゼラブル』などもそうですが、切り取り方によって全く違ってくるし、日本のお客様はすごく奥深くご覧になる方ばかりなので、そこに面白みを感じていらっしゃるのではないかな?と思います。私もこれだけ勉強しましたけれども、まだまだ奥があるような気がして参考書を読んだりもしているので、そういうところではないかと思います。
 人気の理由と言いますか、私は今稽古場で、貧困ですとか、そういうひとつの想いの中で固まっていくことの怖さをすごく感じています。お稽古場で暴徒のシーンがあって、1人ひとりは信念を持って進んでいるのですが、傍から見ていると狂気でしかないように見えてしまってすごく怖いです。それが本当にあったんだということを稽古を通して学んでいて。今私は貧困という環境とは、ありがたいことに違う世界にいさせて頂いていますけれども、貧困ではなくても、ひとつのコミュニティーの中でひとつの想いで進んでいくということは、どんな職種でもあることだと思って。それがフランス革命を、遠いようで近いと感じるものにしている、だからこそ本当にこういうことがあったということを、作品を通して学ばせて頂いているので、私はフランス革命に対して恐ろしさと同時に、でも見てみたいという想いを感じています。
 
IMG_9122

田代
 フランス革命を改めて調べていく中で、こんなにもお互いのことを知らないまま向き合っていって、自分が正義と信じていたものが、違う視点から見たらとんでもないものなのに、それを知らずに人を殺してしまったりしていたのかと。先ほどのロバートさんがおっしゃった「最悪の革命」ということ、現代でもそうですがたくさんの戦争や争いがあった中で、もっと違う道があったのではないかな?ときっと誰もが思う、とてもわかりやすい題材だと思います。大変ドラマチックなので、物語性も強いですけれども、それを通して決して遠い外の世界の話しではなくて、今の日本の自分達、自分がこの状況に置かれたらどういう判断をするのか?ということを考える、良い機会になる物語だと思います。
古川 とてもドラマチックに変化していく物語で、登場人物の誰にスポットを当ててもどれもドラマになるということに魅力があるのかな?と思いました。僕も前回『1789』でロペスピエールをやらせていただいて、あれだけ革命を目指していたのですが、今回マリーがされている仕打ちを見ると、本当に心が苦しくなるので、誰に感情移入して観ても心に残るものが違うし、市民たちのエネルギーというものに、お客様の心を動かすものがあるんじゃないかな?と思いました。フェルセンの立場から言いますと「禁断の愛」に魅力があるのではないかと(笑)。以上です(笑)。
 
IMG_9177

吉原
 最後なので、何か締めなければならない気持ちになるのが(笑)。難しい質問ですね。でも今の時代も皆革命をしているんですよ。絶対にしない革命だけれども、居酒屋などでも「あの上司いつか殺してやる」とか(会場笑)、SNSでの発言とか、実は結構革命に近いですよね。人々というのは常に自分が制圧された立場や場所から脱するべく闘っている、そのうねりというものと今のお客様が見ているものとが重なる。でも、実際に生きていくことは別で、革命は応援するけれども私たちの生活、その革命で人生がブレることはない。それは『レ・ミゼラブル』もそうですけれども、学生たちの革命が敗れたあとも、女性たちは繰り返し変わらない日々を生きていくと言っている。僕は常々時代は女性が作っていると思っていて、そういう浅はかに、青春を熱く生きた男に対して、女性は憧れの涙を流すけれども生活は別、というところが、フランス革命では両方がエネルギッシュに描かれているから愛されるのではないかなと。でもこれは韓国でも愛されていて、フランス革命は別に日本だけで愛されている訳ではなくて、世界のどこでも愛されていると考えると、こういう想いは普遍なのかなと思います。 
──お稽古が佳境に入られている時期かと思いますが、ご自身の役で「ここがポイント」「ここを是非見て欲しい」というシーンなどがあれば教えてください。
吉原 (司会から「では逆回りにしましょう」と言われて)ありがとうございます。非常に嬉しいです(会場笑)。見て欲しいところというと、オルレアン公にはすごく野心があって、自分が王になることにこだわり、権謀術数を企てるところがクローズアップされていて、演出的にも手法的にも黒かったり、この時代の王族を束ねていこうというエネルギーを感じるのですが、今自分が考えているのは幕が開いてからすぐそればかりが見えているのでは面白くないなと。彼が何故それをやろうとしたのか、どういう視点で世の中を見ていたのか?がちゃんとバックグラウンドにあるように見えたらいいなと思っています。それはとても難しいのですが、もしそれが舞台上に二重のエネルギーとして客席に見えて、オルレアン公が天下を懸けるというところで、お客様がうなづいてくれたら。役をリスペクトしてやっているので、その辺も観て頂けたら嬉しいなと思います。

IMG_9169

古川 フェルセンはマリー・アントワネットの愛人なのですが、この作品に登場する時には彼女を守ろう、救い出そうという想いで登場していて。彼女と接する時にはそういう想いで常にいるのですが、実際に彼女を目の前にすると気持ちのタガが外れてしまって、常に葛藤している人物だなと思います。そこから醸し出される憂いなどを表現して作っていけたらと思っています。この作品の中では彼女の成長を引き出す存在だと思うので、そう演じられたらと思います。
田代 フェルセンは時代の先を見ていて、マリー・アントワネットを支えていくんですけれども、その中でフェルセンというのは愛人という立場なので、それをわきまえながら、抑制させながらいるんですね。「愛人」という言葉になりますが、皆様が思っている愛人とはちょっと違います。と言って皆様がどんな愛人と思っていらっしゃるのかわかりませんが(笑)、日本のメロドラマ的な愛人というよりは、ロバートさんとお話した中では、きっとプラトニックな関係なのではないか。もしかしたらシーンによっては、ちょっと度を超えた兄妹のような愛情に見えるシーンもあるかもしれないよ、とおっしゃっていました。そんななんとも言えないマリーとフェルセンとのつながり。それに対するマルグリットとフェルセンのシーンも2、3ヶ所ありまして、とても短い言葉では説明できない距離感や通じ合うものがあるというのを、是非観て頂きたいなと思います。オルレアン公とはたぶん2回くらいしか目が合わないと思いますが(笑)、対立した立場になりますので、その短い目線も見逃さずに注目して頂きたいと思います。 

IMG_9141
 
 マルグリットという役からパッと思いつくものは「正義」という言葉なのですが、彼女自身が言葉としても「正義」と発していて「正義とは何か?」というのが、この作品のひとつのテーマではないかと思います。彼女はひとつの信念を持って進んでいきますが、悩み葛藤し、色々な人と接していく中で様々なものに気づき、自分の信じていたものはなんなのか?ということさえ揺らいでしまうと言いますか、難しいんですね。最初と終わりでは彼女の心情にとても変化がある役なので、そこを上手く構築していけば伝わるはずだと信じて、稽古をしています。でも先ほども言いましたようにまだまだあがいて、マルグリットという人を肉付けしていきたいなと思います。 
ソニン 今回の二人の“MA”ということで、マルグリットがどういう位置に立つかというのをひたすら稽古場で考えながら進めてきました。私がふっと浮かんだのは、フランス王妃と貧困層の更に一番下にいるストリートガールということで、もちろん対照的なのですが、何よりも圧倒的に違うなと思っているのは、マリー・アントワネットはベルサイユ宮殿というとても小さい世界でしか世の中を見てきていない女性で、マルグリットはたぶん色々なものをいっぱい見てきた女性だと思っています。その中で彼女がマリー・アントワネットに出会うことによって、自分に欠けているものに気づきはじめるんですね。その出会いから成長していくマルグリットをとても繊細に描いていけたらいいなと思いますし、逆にマルグリットによってマリー・アントワネットがどう成長していくかも丁寧に描いていけたらいいなと思っています。

IMG_9127

笹本 今回マリー・アントワネットを演じるにあたって一番大切にしたいと思っているのは、彼女が14歳でフランスに嫁いでギロチン台で命を落とすまで、最後まで捨てなかったのは誇り高さだと思うんです。その中でも今回演じるにあたって色々な資料を読んでいて、これはヒントになると思ったのは、彼女は自分が産んだ子供たちを母乳で育てていたんです。当時王族というのは子供が産まれたらすぐに養育係に預けて、ミルクも乳母が与えるというのが普通だったんです。でも彼女は自分の意志で自分の力で子供を育てようとした、そのこだわりに芯の強さを感じました。またソニンちゃんが言ったように、本当に小さなベルサイユ宮殿という世界の中にあったたくさんの決まり事の中で、そこに囚われずに生きようとした。自分らしい生き方を常に模索していった女性だなと思ったので、フェルセンが台詞の中で「無邪気な」という言葉を使うのですが、彼女の無邪気な姿や、母親らしい姿を、「三大悪女」と言われるイメージがありますが、実はすごくお人好しで、人に優しくてという部分も持ち合わせていて、今回のマリー・アントワネットは、すごく人間らしい部分が様々に描かれているので、そこも大切にしつつ最後まで誇り高さを保ったマリー・アントワネットを目指していきたいと思います。
花總 私はフェルセンの歌う歌詞の中で「何故神は彼女に全てを与え、最後に地獄を見せたのか」という歌詞が頭を離れなくて。そういう人生の中でもマリー・アントワネットは、この作品では3時間ほどですが、どんどん成長していく。1人の女性として、母親として、フランス王妃として、ものすごく成長を遂げていく、常に前向きな女性だと思います。この作品の中で彼女がどんどん変わっていく生き様を、自分なりに追求して、皆様に色々なことを感じて頂けたらいいなと思って頑張りたいです。

キャストの熱い言葉が詰まった質疑応答が終わったあと、歌唱披露が行われた。

IMG_9265
IMG_9225
IMG_9230

まずコーラスを務めるアンサンブルキャスト、小原和彦、中西勝之、榎本成志、杉山有大、真記子、今込楓、遠山さやかが紹介され、昆夏美マルグリットによる、初演からの名曲として知られる「100万のキャンドル」が歌われる。

IMG_9251

飢えに苦しむ市民たちに目もくれず、贅を尽くす王族、貴族たちにマルグリットが助けを求めるナンバーで、100万のキャンドルと衣擦れの音の中で踊り続ける人たち、市民の苦しみに早く気づいて、この世界を変えるのはあなたたちでしょう、目を逸らし続けるなら許さない、と昆の切々とした歌声で訴える様が心に染みた。

IMG_9308

続いて田代万里生フェルセンが、夢見勝ちで現実逃避をしているマリー・アントワネットに現実を見るようにと諭すナンバー「遠い稲妻」を歌う、新演出版の新曲で、フェルセンが激動の波が迫っている、遠くから稲妻が光り、黒い雲が覆うことに早く気づいて、偽善者たちに騙されてはならない、時代が変わることに気づいて、とマリー・アントワネットに説く言葉が、非常に現代のミュージカルナンバーらしい壮大なメロディーで綴られ、田代の豊かな歌唱力が際立ち、新たな『マリー・アントワネット』への期待を更に大きなものにした。

IMG_9354

次に吉原光夫オレルアン公が、フランス国王ルイ16世を失脚させ、自分こそが王になるべきだと歌う「私こそがふさわしい」。ロック感が強いナンバーが、吉原の迫力ある歌唱によって更に個性的に聞こえ、野心こそがすべてだ!と言い切る、ラストのシャウト唱法まで圧倒的な存在感を放った。

IMG_9370
IMG_9392

ここで笹本玲奈が披露する、マリー・アントワネットの新曲「孤独のドレス」の為に、ビックサプライズで作曲家のシルヴェスター・リーヴァイが登場。リーヴァイのピアノ伴奏で、自由に生きられないもどかしさから、フェルセンと言い争いをしてしまい、嘆き悲しむマリー・アントワネットの心情を笹本が歌い上げる。自分が王妃でさえなければ、二人は許し合い共に歩けるのに、王妃であるばかりにフェルセンのあとを追うこともできず、孤独のドレスを纏って立ちすくむしかない、というマリー・アントワネットの、1人の恋する女性としての想いが伝わり、ハイトーンも豊かに響き渡る笹本の歌唱が光った。
 
IMG_9479
IMG_9441

そしてソニンのマルグリットとアンサンブルメンバーによる「もう許さない」。どんなに願っても市民たちに手を差し伸べない王族、貴族たちにマルグリットが怒りをぶつけ、革命に突き進むナンバー。日本初演では「心の声」というタイトルだったが、今回の上演にあたって更にブラッシュアップされ、決して許さない、力を合わせて戦おう、この地獄に光を当てる為に、今立ち上がろう、とマルグリットが世の中を変えようと決意を歌うナンバーが、ソニンのエネルギッシュでパッショネイトな歌唱によって響き渡り、初演とは確かに一線を画す作品の新たな顔が立ち上った。

IMG_9532
IMG_9555

最後は花總まりアントワネットと古川雄大フェルセンによる、初演からのデュエットナンバー「あなたへ続く道」。どんなに遠く離れていても心は傍に、と歌う2人の美しさが、流麗なメロディーによく似合い、ビジュアル面でも相性の良いこのコンビの全編通した芝居も是非観たい、もちろん様々な組み合わせもという気持ちが高まった。

IMG_9594

最後にシルヴェスター・リーヴァイが「いつも日本に参ります時には、私の作品が上演される機会でもあり、皆様にお会いできる機会でもあるので、大変楽しみに日本に伺っています。『マリー・アントワネット』という作品は2006年に東京で世界初演を迎え、その後ドイツ、ソウル、ブタペストなど世界各地を周り、再びこの日本の地で上演されることになりました。その間に私は新曲も作りましたし、新たな要素を加えて皆様にお見せすることができるのを大変嬉しく思っております。今回の再演に当たっては最初に公演を行います博多の方に伺う予定でおりますし、その後10月に東京に戻ってきて帝劇で上演される時にも私は伺うことになっています。是非今日お越しの皆様にも公演に足を運んで頂きたいですし、またプレスの皆様ご自身にも是非公演をご覧頂けたら幸いに思っています」と挨拶。
「ありがとうございました!」と日本語で締めくくり、登壇キャストと腕を組んでのフォトセッションなど、和やかな時間が公演への期待を増す場となっていた。

IMG_9619

〈公演情報〉
ミュージカル『マリー・アントワネット』
脚本・歌詞◇ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲◇シルヴェスター・リーヴァイ
演出◇ロバート・ヨハンソン
遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」より
出演◇花總まり/笹本玲奈(Wキャスト)、ソニン/昆夏美(Wキャスト)、田代万里生/古川雄大(Wキャスト)、佐藤
隆紀/原田優一(Wキャスト)、駒田一、彩吹真央、彩乃かなみ、坂元健児 吉原光夫 ほか

〈東京公演〉
●10/8〜11/25◎東京・帝国劇場
〈料金〉S席13,500円、A席9,000円、B席4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
公式ホームページ https://www.tohostage.com/ma/

〈全国ツアー公演〉
●9/14〜30◎福岡・博多座
〈料金〉A席 15,500円 特B席 12,500円 B席 9,500円 C席 5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉博多座予約センター 092-263-5555(10時〜18時)
●12/10〜21◎名古屋・御園座
〈料金〉A席15,000円 B席10,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉御園座チケットセンター 052-308-8899(10時〜18時)
●2019/1/1〜15◎大阪・梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉S席 13,500円 A席 9,000円 B席 5,000円 (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800



【取材・文・撮影/橘涼香】




ミュージカル『深夜食堂』
kick shop nikkan engeki

ミュージカル『深夜食堂』が10月に上演! 筧利夫がマスター、壮一帆と愛加あゆはお茶漬けシスターズ!

08a89df5e73fed0e6aa1f1fa024a367c-453x640

原作はもちろん、ドラマ、映画としても大ヒットとした「深夜食堂」がいよいよ舞台版『深夜食堂』として、しかもミュージカルとなって本年10月に上演される!

深夜0時、看板もないその食堂は静かに店を開ける。メニューは豚汁定食だけ。あとは勝手に注文すれば出来るものは出してくれる。そんな夜更けじゃ客も来そうにないその店を人は「深夜食堂」と呼ぶ。
朝の7時を迎えるまで、そこに集まる人々が満たしたいのは空腹だけじゃない──。

第39回日本漫画家協会賞大賞受賞を受賞した「深夜食堂」は、ドラマとして3シリーズ、映画として2シリーズが製作されただけでなく、NETFLIXを通して世界配信され大ヒットを続けている。また韓国では韓国オリジナルのドラマシリーズが製作されるほどの人気で、今回の舞台化にあたっては原作のファンであるクリエイター陣が「好きな作品を楽しく作りたい!」と意気投合してチャレンジした結果生まれた舞台だ。

脚本は第2回「韓国ミュージカル・アワーズ」で脚本賞を受賞したジョン・ヨンが担当。作曲は、日本でも話題となった『キム・ジョンウク探し( 『Finding Mr.DESTINY)』『オー!あなたが眠っている間に』など韓国ではヒット作常連となっているキム・ヘソンが担当。演出は煌びやかさと人間模様の細やかさを描き分ける荻田浩一が手がける。

日本版で「めしや」のマスターを務めるのは筧 利夫。舞台はもちろん、テレビドラマ、ナレーション、CM、番組 MC など様々なフィールドで活躍する筧による、新たなマスターの誕生が楽しみだ。
また「めしや」にやってくる面々には『レ・ミゼラブル』でマリウスを演じた田村良太が人生初のゲイバーのママ小寿々に挑戦。D-BOYS のメンバーで若手期待株の碓井将大がヤクザの舎弟ゲンに、Chelsy解散後ソロプロジェクトを始動したばかりのAMIが等身大のシンガーソングライター千鳥みゆきに、そして宝塚歌劇団で元雪組のトップコンビ・壮一帆と愛加あゆが、お茶漬けシスターズに扮して再びコンビを組む。
こんな顔ぶれで、人肌と一杯の熱燗が恋しくなる2018年秋、新宿のシアターサンモールで夜の食堂を開店する!

〈公演情報〉
ミュージカル『深夜食堂』
原作著作:安倍夜郎「深夜食堂」
Book&Lyrics by JEONG, YOUNG 
Music by KIM, HAESUNG
演出◇荻田浩一
日本語上演台本・訳詞◇高橋亜子
出演◇筧 利夫 
藤重政孝 田村良太 小林タカ鹿 碓井将大 エリアンナ AMI(アミ) 谷口ゆうな 愛加あゆ 壮 一帆
演奏◇熊谷絵梨(Pf)、相川瞳(Perc.)、中村康彦(Gt.)、中村潤(Vc.)
●10/26〜11/11◎新宿シアターサンモール
〈料金〉8200円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉info@meshiya-musical.com
〈公式HP〉 http://meshiya-musical.com
〈公式ツイッター〉@meshiya_musical






ミュージカル『深夜食堂』
kick shop nikkan engeki

松本白鸚『ラ・マンチャの男』来年10月に再演。アルドンザには瀬奈じゅんが決定!

main-2

松本白鸚が主演・演出を務めるミュージカル『ラ・マンチャの男』が、2019年9月に大阪、仙台、名古屋、10月に東京・帝国劇場で上演されることが決まった。

『ラ・マンチャの男』は、聖書に次いで世界的に読まれているスペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカルで1965年にブロードウェイ初演。翌年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞。
日本では1969年の初演より松本白鸚が主演し、翌70年にはブロードウェイからの招待を受けて、マーチンベック劇場にて全編英語で現地の役者と渡り合い、計60ステージに立った。その後、今日までの上演回数は1,265回にのぼる。

今回の『ラ・マンチャの男』では、白鸚演じるドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンザ役に、2009年に宝塚歌劇団を退団後、数々の大作ミュージカルに出演、2012年には「第37回 菊田一夫演劇賞」「第3回 岩谷時子・奨励賞」を受賞した瀬奈じゅんが初めてこの舞台に挑む。また、サンチョにはこれが当たり役の駒田一、アントニアは松原凜子が抜擢された。そのほか神父・石鍋多加史、家政婦・荒井洸子、床屋・祖父江進、カラスコ・宮川浩、牢名主・上條恒彦など、この作品ではお馴染みのキャストも顔を揃えている。

【松本白鸚コメント】
1969年の帝国劇場での初演以来50年、来年2019年の喜寿に『ラ・マンチャの男』をまた演じることが出来るのは、唯々「感無量」のひとことに尽きます。決して煌びやかで明るくなく、寧ろ暗く重い哲学的な内容の『ラ・マンチャの男』が半世紀を経てもお客様に支持を頂けることは、私にとっては、まるで奇跡の様に思われます。

〈公演情報〉
日本初演50周年記念公演
ミュージカル『ラ・マンチャの男』
脚本◇デール・ワッサーマン
作詞◇ジョオ・ダリオン
音楽◇ミッチ・リー
振付・演出◇エディ・ロール(日本初演)
演出◇松本白鸚
出演◇ 松本白鸚 瀬奈じゅん
駒田一 松原凜子 石鍋多加史 荒井洸子 祖父江進 宮川浩 上條恒彦
鈴木良一 ICCOU 大塚雅夫 真田慶子 白木美貴子 北川理恵 ほか
●2019年9月◎大阪、仙台、名古屋
●2019年10月◎東京 帝国劇場
https://www.tohostage.com/lamancha/index.html





全商品対象!30%ポイント還元セール!
kick shop nikkan engeki
記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について