えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『暗くなるまで待って』

『スカーレット・ピンパーネル』レビューシネマが1月15日より全国ロードショー

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2010年、月組トップスター霧矢大夢のお披露目公演として連日超満員という記録を生んだミュージカル
『スカーレット・ピンパーネル』が、「タカラヅカ レビュー シネマ」の第3弾として映像化され、2010年10月の先行上映を経て、いよいよ全国上映が決定した。

このミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』は、2008年に星組が初演、ブロードウェイ版を宝塚流にアレンジした小池修一郎の演出の力と安蘭けいをはじめとするキャストの熱演により、宝塚歌劇ならではの力を十ニ分に発揮したエンターテイメント作品として大好評を博した。
そして2年後に再演されたこの月組版も、霧矢大夢と蒼乃夕妃のコンビお披露目に加えて、敵役であるショーヴランをWキャストで演じた龍真咲、明日海りおのそれぞれの魅力で大きな話題となった。
この映画版は、2010年6月東京宝塚劇場での収録で、ショーヴランが明日海りおのバージョン、龍真咲はアルマン・サン・ジュスト役で出演している。

物語は18世紀末、フランス革命後のパリとロンドンが舞台。罪なき人々をギロチンの刃から救いに現れる義賊スカーレット・ピンパーネル、実はイギリス貴族のパーシー・ブレイクニーの胸のすくような活躍ぶりを描きながら、妻マルグリットとの愛の葛藤、そして彼女に横恋慕する革命政府のショーヴランとの闘いが、フランク・ワイルドホーンのドラマティックなメロディに乗せて華やかに展開される。

宝塚の舞台が映像化されるのは『ソロモンの指輪』(2008年雪組公演)、『太王四神記verll ー新たな王の旅立ちー』(2009年星組公演)に続いて3作目。この『スカーレット・ピンパーネル』も、数々の映画を世に送り出してきた東宝映画のスタッフによって、舞台とはまた違う視点と面白さが味わえる作品となっている。

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映像版 ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』

潤色・演出◇小池修一郎

出演◇霧矢大夢、蒼乃夕妃、龍真咲、明日海りお、他 宝塚歌劇団月組

映像監督◇清水俊文

映像制作プロダクション◇東宝映画

配給◇東宝映像事業部

映像製作・著作◇宝塚クリエイティブアーツ

上映時間◇155分(途中休憩なし)

料金◇当日2500円(ペア割引4000円)

公式サイト◇http://www.tca-pictures.net/movie/sp/

●1/15〜

TOHOシネマズ(お台場メディアージュ)/西新井/ららぽーと横浜/川崎/八千代緑が丘/宇都宮/サンストリート浜北/名古屋ベイシティ/ファボーレ富山/西宮OS/岡南/トリアス久山/MOVIX(仙台)/伊勢崎/恵庭東宝シネマ8 他映画館でも順次上映予定。

 

【文/榊原和子】
演劇キック演劇情報コーナー http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/ 

心躍るスタート。雪組公演『ロミオとジュリエット』公開舞台稽古

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12月30日、宝塚大劇場にて雪組公演『ロミオとジュリエット』の公開舞台稽古が行われた。去年、星組によって梅田芸術劇場、博多座で上演されたのも記憶に新しい『ロミオとジュリエット』であるが、今回は新しい雪組のトップスター、音月桂のお披露目公演として宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演される。

フランス発のミュージカルとして人気の演目で、美しい音楽と迫力ある若者群像など見所の多い作品だが、今回はジュリエットがWキャストで演じられるということでも注目を集めている。そのジュリエットは、今までも新人公演やバウホール公演でヒロインをつとめてきた舞羽美海と、研1にして大劇場公演のヒロインに大抜擢された夢華あみが回替わりで演じていて、この公開稽古は舞羽のジュリエットで行なわれた。

まだ舞台稽古の段階だが、すでに完成度の高い舞台を作り上げていた印象を受けた。トップスターが変わったことで、それぞれが今までより一回りも二回りも大きな役柄を与えられているのだが、みなよく応えている。また、チームワークの良さが舞台全体の落ち着きに繋がっていたのも良い点。初日が開いたらこれに新生雪組のスタートという勢いや疾走感が加わり、更に進化していくだろう。

キャストは、まず音月桂のロミオだが、爽やかな美しさがあり音月にはぴったり。歌では「死」への恐怖や、内に秘めた繊細さを感じさせ、すでにロミオとして生き、トップお披露目公演というプレッシャーを感じさせない堂々とした舞台姿。何よりもこのミュージカルに必要な歌う技術を持っているので安心感がある。
舞羽美海は最近の彼女の著しい成長が反映されたジュリエット。今までの舞台を見る限り唯一の課題だった歌の安定感が増し、音月とのデュエットも心地よく響く。結婚を夢見ていた少女から、ロミオを通じて愛を知り、女性として成長していく様子をよく演じている。可憐さや清潔感もジュリエット役にふさわしい。
この公演から雪組の2番手となる早霧せいなは、ロミオの親友・マーキューシオ役。逆立てたヘアースタイルもよく似合い、ぱっと目につく華がある。気に食わないものにはすぐに噛みついていくような、若さと勢いのある演技も魅力的だ。
ロミオのもう一人の親友・ベンヴォーリオには花組から組替えしてきた未涼亜希。未涼が入ったことによって、歌の面も大きく強化された。ソロの「どうやって伝えよう」は技術を越えて、ロミオを心配する心情と、親友だからこそ何よりも辛い事実を自分の言葉で伝えようという決意がひしひしと伝わってきた。
モンタギュー家のロミオの敵役、キャピュレット家のティボルトを演じた緒月遠麻は人間味のある演技で、大人たちによって植え付けられた憎しみに燃える自分と、そうではない生き方もできたかもしれない本当の自分との間に生まれた葛藤を見せる。従兄妹であるジュリエットを愛しながら、運命に飲み込まれ命を落とすこととなるティボルトの一生には拭うことのできない悲しみがあるのだが、その部分を内面から感じさせてくれる。

乳母役の沙央くらまは男役であることを生かした豪快な乳母像を作り出して、作品に貢献。パリス役の彩那音は、ジュリエットの婚約者候補として一人場違いな空気感を漂わせなければいけないのだが、その役割りをしっかりと果たしていた。物語の象徴的存在として現れるのが、愛と死。愛の大湖せしるも沙央と同じく男役だが、その中性的な面が女役に最大限生かされていて、しなやかで美しい。死の彩風咲奈は、物語を司るような牽引力を見せるにはまだ若いが、ヘアメイクや表情などに工夫が見られ、妖しい雰囲気を漂わせていた。
ヴェローナの大公役の大凪真生には、対立するモンタギューとキャピュレットを抑える威厳が、ロレンス神父役の奏乃はるとには、ロミオとジュリエット、二人の愛を認め、平和を願う、大きな優しさがある。飛鳥裕のモンタギュー卿は渋くまとめ、モンタギュー夫人の麻樹ゆめみは母性的。キャピュレット夫人の晴華みどりは色気と貴族の気品、叔母という立場をこえてティボルトを愛する心情をうまく見せ、星組公演から続いて出演しているキャピュレット卿の一樹千尋とともに、歌と芝居で舞台に厚みを与えていた。
その他にも、モンタギューとキャピュレットに分かれて対立するメンバーたち、そしてヴェローナの町の人々が、各場面でエネルギッシュに歌い踊る。その群舞やコーラスの迫力もこの作品の大きな見どころだ。

今回は大劇場公演ということで、星組版にはなかったフィナーレがついている。早霧の銀橋での歌から始まり、そのあとは可愛らしい天使のロケットが続く。赤い衣装に身を包んだギャルソンの音月を中心にした群舞があり、衣装を変え、沙央と大湖がドレス姿で登場して踊るナンバーも。なお役替りとなっている舞羽と夢華は、ジュリエットとして出演しない回はフィナーレナンバーのみの出演となる。パレードのエトワールは舞咲りん。高音の伸びが綺麗だ。階段降りは蓮城まこと・香綾しずる・愛加あゆ→彩那・夢華(舞羽)→緒月→未涼→早霧→舞羽(夢華)→音月の順。音月が一人大きな羽根を背負って降りてくる姿を見ると、新しい雪組がスタートしたという実感が湧いてくる。このミュージカル『ロミオとジュリエット』は、歌も芝居も難易度が高く、挑み甲斐のある作品である。しかし、それぞれが与えられた役の重みをはね返した時、確実にレベルアップしていることだろう。音月を中心にした雪組のこれからに大きな期待を感じられる『ロミオとジュリエット』、心躍るスタートだった。

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雪組公演
『ロミオとジュリエット』

●1/1〜1/31◎宝塚大劇場
●2/17〜3/20◎東京宝塚劇場

<料金>
宝塚大劇場 SS席 11,000円、S席 8,000円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込)
東京宝塚劇場 SS席 11,000円、S席 8,500円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込)

<問い合わせ>

宝塚大劇場 宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100

東京宝塚劇場 03-5251-2001


【取材・文/岩見那津子】【撮影/岸隆子】

宝塚大劇場 2011年新春鏡開き

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1月1日、宝塚大劇場ロビーにて新春鏡開きが行われた。11時半過ぎ、司会の呼びかけと共に登場したのは花組のトップスター・真飛聖と蘭乃はなの二人。鏡開きを見ようとロビーに集まったファンの多さに「動物園の動物側になったみたい(笑)。」などと笑いを交えた真飛のトークもあり、会場は和やかなムードで盛り上がった。「二人だけでも充分華やかですが(笑)、偶然にも大劇場を見学している花組の仲間がきている。」と真飛が話すと、サプライズで拝賀式に出席していた、壮一帆や愛音羽麗、真野すがた、朝夏まなとら花組生も袴姿の正装で登場。予想外の出来事にファンも喜びの声をあげ、更に華やかな鏡開きとなった。生徒とファンの「よいしょ!」のかけ声と共に鏡開きが行われ、晴れ晴れと宝塚歌劇の2011年も幕を開けた。

<挨拶>

蘭乃 みなさまあけましておめでとうございます。昨年は組替えを経験し、そして、真飛さんの相手役をさせていただくようになり、本当に激動の一年だったというのがぴったりなんですけど、毎日とても充実していて、学ぶことの多かった一年でした。それを糧に今年も頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

真飛 みなさま新年あけましておめでとうございます。元旦からみなさまにこうしてお目にかかれて本当に幸せに思っています。一日でも年が明けますと、昨年のことはすっかりと忘れてしまうのですが(笑)、私の一番大きな変化というのは、桜乃彩音が退団いたしまして、蘭乃はなに相手役が変わり、新生花組として生まれ変わったことが一番大きな出来事でございました。次回公演は2月4日からの『愛のプレリュード』『Le Paradis!!(ル パラディ)』です。私事ではございますが、この公演で宝塚を卒業させていただきます。今の花組の姿を、形を一人でも多くのみなさまに、しっかりと観ていただきたいと思っておりますので、このメンバーと全力で心を込めて、心を一つにして、舞台を作っていきたいと思いますのでみなさまご期待ください。そして今年も花組をどうぞよろしくお願いいたします。

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次回花組公演
『愛のプレリュード』『Le Paradis!!(ル パラディ)』

●2/4〜3/7◎宝塚大劇場
●3/25〜4/24◎東京宝塚劇場

<料金>
【宝塚大劇場】SS席 11,000円、S席 8,000円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込)
【東京宝塚劇場】SS席 11,000円、S席 8,500円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込)



【取材/文 岩見那津子】

演劇キック演劇情報コーナー http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/ 

10周年の東京宝塚劇場で名作スタート『誰がために鐘は鳴る』初日会見。

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1月1日、東京宝塚劇場は10周年を迎えて10年ぶりに元日から公演が行なわれた。

公演は宙組の『誰がために鐘は鳴る』。文豪ヘミングウェイの長編小説として知られているもので、ゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの主演によって1943年に映画化され、世界的な大ヒット作品となっている。
宝塚歌劇では、1978年に鳳蘭と遥くららという当時の星組トップコンビが上演して大評判となった。今回の再演は同じ柴田侑宏の脚本を木村信司が演出、ミュージカルらしい華やかな色彩を増した舞台となっている。

物語はヘミングウェイ自身も参加した1930年代のスペイン内乱を背景に、迫り来るファシスト軍と闘うためにゲリラ戦に身を投じたロバート・ジョーダンと、ゲリラの中で暮らす可憐な少女マリアの、たった4日間という短く鮮烈な愛の日々を描いている。また険しい山中での厳しい暮らしに耐えながら戦うゲリラたちの姿もリアルに浮かび上がり、その壮絶な生と死のドラマは、時が変わっても見るものの心に大きな衝撃をもたらす。

ラストは宝塚ならではのショーが展開、フラメンコのリズミカルな響きの中で、男役も女役もカッコよく踊りまくるという明るく華やかなフィナーレがついている。

出演はトップコンビの大空祐飛と野々すみ花、専科から星原美沙緒と京三紗、また4月末から花組トップに内定している蘭寿とむは今回で宙組出演が最後。そのほかに、北翔海莉、悠未ひろ、十輝いりす、春風弥里、鳳翔大、蓮水ゆうや、凪七瑠海などの男役たちがゲリラに扮し、勇ましく凛々しく戦いを演じているのが印象的だ。

この『誰がために鐘は鳴る』の初日の午前中に、通し舞台稽古と新春口上のリハーサルが行なわれた。

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【新春口上】

まず金屏風の前に、宙組組長・寿つかさ、トップコンビの大空祐飛・野々すみ花が登場、10周年を祝っての口上を述べる。

寿「皆様、新年おめでとうございます。思い起こせばこの新しい東京宝塚劇場ができてからはや10年、この素晴らしい劇場で我々もせいいっぱい公演を演じて参りました。今後とも気持ちも新たに舞台を努めて参りますので、なにとぞよろしくお願いいたします」

大空「宝塚歌劇は本年97周年を迎え、宝塚、東京をはじめとする全国各地、ならびに海外でも公演を行なう劇団として成長いたしました」

野々「これも長年にわたり宝塚を愛して支えて下さった多くのお客様のご支援の賜物であり、また諸先輩がたのたゆまぬ努力と精進があればこそだと考えております」

大空「このような素晴らしい劇場で、これからも諸先輩がたのお心を受け継ぎ、我々は多くの皆様がたに愛して喜んでいただける舞台をつとめ、きたるべき百周年に向かって、いっそう羽ばたいていきたいと思っております」

寿「皆様にはこれより宙組公演をご覧になっていただきますが、宝塚大劇場では本日より雪組公演が行なわれております。どの組もどの公演もみんなで力を合わせて、皆様に楽しんでいただける舞台をお見せしたいと心も新たに目指しております。そして東京宝塚劇場をいつまでもご贔屓にお付き合いいただけますよう、皆様、心から」

寿・大空・野々「よろしくお願いいたします」


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【囲みインタビュー】

口上を含む通し舞台稽古のあと、大空祐飛と野々すみ花が2階のロビーにある10周年記念展示の前で囲みインタビューに応じた。

まず2人から新年の挨拶がある。

_MG_0715大空「皆様、新年あけましておめでとうございます。東京宝塚劇場が10周年ということで10年ぶりの元日初日を迎えますが、これからも皆様に愛される舞台を作っていきたいと思います。今後とも宙組をどうぞよろしくお願いいたします」

野々「皆様、あけましておめでとうございます。宙組の野々すみ花でございます。本日は元旦から舞台に立たせていただくことができまして、身の引き締まる思いでいっぱいです。一生懸命がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします」

ーー大空さんは10年前のこけら落としもこの舞台に立っていたと思うのですが、その思い出と新春口上される気持ちを。

大空「はい、あのときはたしか始まる前に劇場前でセレモニーがありまして、紋付袴でそれに参加して、それから初日を迎えたのですが、新しい劇場で、綺麗な素晴らしい劇場にまず一番に立たせていただけるということに幸せを感じたことを覚えております。そして10年後に、まさか自分がこの初日を迎えることになるとは思わなかったのですが、こうして沢山の作品がこの劇場で生まれて、皆様に観ていただけるように、宝塚がずっと続いてきていることがとても嬉しく、これを次に繋げていく役目ができたらいいなと思っております」

_MG_0728ーー野々さんは元旦から舞台に立たれる気持ちと2011年への思いは?

野々「本当に元旦から舞台に立たせていただくということで、これまで諸先輩がたが受け継いで来られた歴史というものを実感しております。自分も微力ではございますが、少しでも継いでいけるようにがんばりたいと思います」

ーーこの作品ですが、演じてみて新たに感じた魅力と、自分の役の工夫や見どころを。

大空「32年前の初演当時の映像を見ても、本当に素晴らしい作品で、今回は新たな曲が加わったり、セットが変わったりして新しくなった部分と、本当に宝塚の良さ、魅力みたいなものがぎっしりと詰まった作品で、今の時代の私が伝えたい宝塚というものが、この作品にはぎっしり詰まっているような気がしています。そしてロバート・ジョーダンという役は、本当に理想的な男性で、演じるには難しい役だったのですけれど、1カ月間、宝塚大劇場で公演してきてもまだまだ発見のある奥深い作品と言いますか、よりこの「4日間」で求めるものが日に日に深くなっていくのを感じているので、また1カ月、この劇場で公演させていただけることに非常に自分自身も楽しみでわくわくしてます。千秋楽までさらに深めて1回1回の舞台をより濃厚なものにしていきたいと思っています」

_MG_0738野々「私も初演の鳳蘭さんと遥くららさんの演じられた映像を拝見したときに、本当に感動いたしまして感じることが沢山あったので、ただただマリアという役をやらせていただけることを幸せに思っております。スペイン内戦のいつ誰が死ぬかわからない、そのような状況の中でロバートと出会って、4日間という短い時間ですが2人の愛の物語をしっかりと表現していきたいと思っておりますので、マリアという役を通して自分自身も成長していきたいですし、そして大空さんに一生懸命ついて行きたいと思っております」

ーー昨年の1月、ちょうどトップお披露目公演でしたが、1年経った今、改めて今年をどういう年にしていきたいと?

大空「はい、舞台に対する姿勢は変わらずに、1つ1つの作品に全魂をこめて、新しいものを生み出すという姿勢は変わらずにやって行きたいと思っております。そしてこの1年間で数々の作品と沢山の役に出会うことができて、この仕事の面白さみたいなものをさらに感じるようになってきたので、今年はより充実した、去年も本当に充実していたんですけど、さらに皆様の、お客様の心を揺さぶる舞台というものを目指して、大空祐飛としてやっていきたいと思っております」

野々「私は昨年1年間は沢山の勉強をさせていただいて、自分の実力以上のことも責任を持つことが多かったのですが、1人ではここまでやってくることができないことで、大空さんや組の皆さん、沢山の皆様に支えられて、去年1年を過ごしてこられました。今年も感謝の気持ちを忘れずに、みんなで舞台を作っていくということを目標に、日々全力で生きていきたいと思います」

大空と野々は、最後に晴れやかに「千秋楽までよろしくお願いいたします」と挨拶。記者からの大きな拍手の中を、初日前の楽屋に戻っていった。

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(舞台写真は後日掲載します)

宙組公演

ミュージカル『誰がために鐘は鳴る』

●1/1〜1/30◎東京宝塚劇場

〈〈料金〉SS席¥11000、S席¥8500、A席¥5500 B席¥3500

〈問い合わせ〉 03-5251-2001 東京宝塚劇場

 

【取材・文/榊原和子   撮影/岩村美佳】

演劇キック演劇情報コーナー http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/ 

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