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明治座に一路真輝が初出演『女たちの忠臣蔵』制作発表



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2012年の1月2日から幕を開ける明治座『女たちの忠臣蔵』が11月23日、演出の石井ふく子と出演者を迎えて制作発表を行なった。


この作品は32年前にTBSテレビで3時間の大作ドラマとして放送され、高視聴率を記録。そののち舞台化されて帝劇をはじめ様々な劇場で繰り返し上演されてきた。最新の公演としては06年に明治座で上演、今回その明治座で6年ぶりにキャストを一新して上演される。


橋田壽賀子の
、石井ふく子の演出という強力なコンビが作り上げる舞台を、高島礼子、西郷輝彦、高橋惠子、一路真輝という豪華なメインキャストと層の厚い出演者で演じる。2012年1月から東京の明治座で、2月は大阪・新歌舞伎座で上演される。


物語はタイトル通り元禄十五年の十二月の「赤穂浪士の討ち入り」を背景に、秘かに準備を進める赤穂浪士たちの陰で支え、やがて送り出す女性たち、妻や恋人、家族などの思いを、切なくドラマティックに描き出している。

大石内蔵助の妻りくには高島礼子が扮して、今回初座長をつとめる。大石内蔵助を演じるのは三度目というベテランの西郷輝彦。浅野内匠頭の未亡人・瑤泉院阿くりは高橋惠子。一路真輝は浪士・大石瀬左衛門の姉で目の見えない女性、つねを演じる。

その他の出演者として、中田喜子、藤田朋子、松村雄基、熊谷真実、佐藤B作など橋田ドラマではおなじみのメンバーも顔を揃え、「忠臣蔵」の裏に隠されたドラマを浮かび上がらせる。


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制作発表では高島、西郷、高橋、一路はそれぞれ役の衣裳を身につけ、用意された花道を歩きながら登場。抽選で参加した約100名のオーディエンスの大きな拍手を浴びた。

その後、演出の石井ふく子と高島、西郷、高橋、一路から挨拶と質疑応答があった。




【挨拶と一問一答】
 

石井 私は小さい頃から、なぜ忠臣蔵に出てくるのは男ばかりなんだろうと思っておりました。そして、なんとか陰で支えていた女たちのドラマを描きたいと思って作ったのが、32年前のテレビドラマです。その中で大石の妻りくは江戸に出て来てないんですが、これを江戸に来させようと考えました。また、ほとんどの歴史書では女性に関する記述がないので、講談本かなにかで「盲目の姉有り」という一行を見つけまして、その姉と弟の話を描きたいと。そこから色々な女性たちの物語が広がっていきました。瑤泉院にも大石と会って討ち入りを留めるという場面も描きました。それで舞台版も田井洋子さんに脚色していただきまして、好評をいただき何度か上演して、6年前に明治座さんでもやらせていただきました。今回新しいメンバーで公演できるのが、本当に嬉しいです。私にもう1度考えろということなのでしょう。皆様とご一緒に『女たちの忠臣蔵』を、テレビでは「命燃えるとき」という副題がありましたが、その通り「命燃えるとき」という気持ちで作っていきたいと思っております。

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高島
 このたび初座長公演をつとめさせていただきます。舞台経験が浅く未熟な私でございますが、劇場に足を運んで下さる皆様に楽しんでいただくために、一生懸命、大石内蔵助の妻りくを演じたいと思っております。

 

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西郷
 三回目の大石内蔵助ですが、こんなにセリフの美しい内蔵助は初めてです。本当に綺麗です。三大女優さんとご一緒に2カ月間、公演できるのが楽しみです。みんなで力を合わせて素敵な舞台にしていきたいと思います。


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高橋
 このお話をいただき、瑤泉院という役は生涯でなかなか出会うことのできない素晴らしい役をいただいたと思いました。年を重ねてきたおかげかなと思いますが、私の前には京マチ子さんが演じられておりますので畏れ多いのですが、石井先生のご指導のもと力いっぱい、新しい方々が多いので楽しみにしております。明治座さんは『近松心中物語』でご縁があり、新歌舞伎座さんはそれ以前に建っていた近鉄劇場で『近松心中物語』で初舞台を踏ませていただいたところです。心新たに原点に帰ってつとめたいと思っております。

 

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一路
 この作品は帝劇で見せていただきまして、泣きっぱなしで顔が腫れてしまい、劇場からなかなか出られなかった覚えがあります。その作品にお声をかけていただき、目の見えない姉という素晴らしい役をいただきました。自分自身が感動した作品ですので、自分にプレッシャーをかけてしまっているのですが、そういう作品に出させていただき、初めての明治座さん出演、新歌舞伎座さんは高橋さんの『近松心中物語』を、近鉄劇場で拝見していたのを思い出して、そのこともなにか嬉しくて、この公演を自分でも楽しみにしております。

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ーー高島さん初座長の気持ちは?

高島 すごく緊張しております。そして体力作りをしようと思っております。初めて共演する方が多くて、そういう方たちになるべくご迷惑をかけないようにしないとと思っております。どのくらい緊張してるかというと、夕べ眠れなかったんです。ただ緊張ばかりしてもいられませんので、お客様に満足していただけるようにがんばります。


ーー石井さん、劇化の際の苦労は?

石井 テレビでは出演者が沢山おりましたが、舞台では絞り込むことにしました。瑤泉院と内匠頭、四十七士を率いる大石とその妻りく、そして一路さんの目の見えない姉と志士の弟、他にも何人か恋人、親子、夫婦。そのエピソードをどう繋げるか、苦労して田井さんがまとめてくださいました。そしてテレビではできない演出、一幕の最後に照明の吉井澄雄先生にお願いして、短い場ですがこだわって作りました。りくが水ごりをとります。高島さん、本水でやりますからね(笑)。そしてそこに討ち入りの太鼓が響いてくる、ドーンドーンという音とともに、女たちがそれぞれの場で祈りを込めるというシーンになっています。

ーー一路さんは目の見えない役ですが、習字とお琴の習い事をされているとか。

一路 私だけでなく、皆さん鼓を使われたり、それぞれ習い事をされているんですが、私は2つやっておりまして、今、やっと目が見える段階でなんとかできるところにきております。これから筆を見ないで書くとか、琴を見ないで弾くということを、演出の石井先生につけていただくことになると思います。今はとにかく見ないでもできるように自分の体で覚えることをやっているところです。
 

 

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『女たちの忠臣蔵』

作◇橋田壽賀子 

劇化◇田井洋子 

演出◇石井ふく子 

ナレーター◇森光子

出演◇高島礼子、西郷輝彦、高橋惠子、一路真輝/ 佐藤B作、中田喜子、熊谷真実、藤田朋子、松村雄基、長谷川哲夫/岡本信人、丹羽貞仁、伊藤みどり、佐野瑞樹、東新良和 他

●12/1/2〜28◎明治座 

〈料金〉S席12500円 A席5000円

〈問合せ〉明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00〜17:00)

http://www.meijiza.co.jp/info/2012/01/main.html 

●12/2/3〜24◎新歌舞伎座

〈料金〉1階席12000円 2階席7000円 3階席3000円 特別席14000円

〈問合せ〉新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222(10:00〜18:00)

http://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/201202.html


【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

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宙組公演『クラシコ・イタリアーノ』『NICE GUY!!』囲み取材

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11月25日、宙組公演『クラシコ・イタリアーノ−最高の男の仕立て方−』と『NICE GUY!!−その男、Yによる法則−』の初日が幕をあけた。
植田景子作・演出の『クラシコ・イタリアーノ』は1960年代のイタリア紳士服業界で最も注目される人物と言われるサルヴァトーレ(大空祐飛)を中心とした物語である。ナポリ仕立てのスーツを何着も着こなす大空の男役としての美しさが存分に作品の中で生きている。またアメリカ進出を目指すサルヴァトーレと職人達との間に生じた気持ちのズレなども描かれていて、会見で大空自身も語っていたが、どんな仕事をする人とっても、共感したり、考えさせられたりと、心に染みる何かが残る作品になっているのではないだろうか。
ショー『NICE GUY!!』は藤井大介演出。宙組の生徒のキャラクターを生かしたバラエティ豊かな場面が盛り沢山。かっこいい場面から、コミカルな場面、妖しげな場面と飽きさせない展開が嬉しい。
舞台稽古後に行われた囲み取材には大空祐飛が登場し、作品の魅力や、自身が目指す究極の男役像についてなどを語った。


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<挨拶>

今回の作品はお芝居、ショー共に「最高の男の仕立て方」と「その男、Yによる法則」という、究極の男を表現するというような副題がついております。私個人と致しましては、究極の男役を目指してこの1ヶ月過ごそうと思っております。どうぞよろしくお願いします。
 
 <質疑応答>
──ショーの"Y”というのは大空さんのことなんでしょうか?
私のYもありますし、あの「優しい男」とか「優雅な男」、とか「野性的な」とか色んな事にかけているんです。

──大空さんが男役として大切にしていることは?また目指す男役像は?
私の考え方は、とても宝塚的な伝統を大切にした様式美を生かしつつ、その中にリアリティを込める。どこにもいない男性像ですかね。

──今年は、東京宝塚劇場が10周年ですが、大空さんの公演で幕をあけて、大空さんの公演で1年が締めくくられるんですけれども、そのことについてはいかがですか?
私はこの劇場のこけら落とし公演にも参加していたので、とても感慨深いです。10年の間に本当にたくさんの作品があったと思うんですけれども、この区切りとも言える年に、幕開けと今年最後の作品を飾れたことはとても幸せに思います。劇場に感謝の気持ちを込めて、日々の舞台を務めたいと思います。

──お芝居とショーの見所をお願いします。
お芝居は、ナポリスーツの仕立て職人の物語なんですけど、とても宝塚的にもスタイリッシュでお洒落な部分もありますし、色んな仕事をしてらっしゃる方の心にも響く作品という感想を大劇場でいただきました。なので宝塚を初めてご覧になる方々、男性の方々にも見ていただきたいと思います。『NICE GUY!!』は、現在の宙組の魅力を究極に表現したショーだと思いますので、本当にたくさんの方に今の宙組のパワーをお見せしたいと思います。

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──ちなみにお芝居で、スーツは何着着られていますか?

スーツですか?待ってくださいね(笑)。(指折り数えつつ)いち、ん?1、2、3、4。スーツだけで考えると4着。タキシードを入れたら5着ですね。

──着こなしのポイントありますか?
今回は衣装が全部、本当にナポリ仕立ての形にのっとって作られているので、いつもよりもすごく着こなしやすかったですね。自分の体にフィットしてくる部分がとても多いので、気をつけるというよりも綺麗に見せてくれる衣装かな、と思っています。


<舞台写真>

『クラシコ・イタリアーノ』
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『NICE GUY!!』
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宙組公演

Musical
クラシコ・イタリアーノ−最高の男の仕立て方−
作・演出◇植田景子

ショー・アトラクト
NICE GUY!!−その男、Yによる法則−
作・演出◇藤井大介

11/25〜12/25●東京宝塚劇場

<料金>
SS席 11,000円、S席 8,500円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込)

<HP>
http://kageki.hankyu.co.jp/index.shtml


【取材・文/岩見那津子 撮影/冨田実布】



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 愛原実花の出演する朗読劇『60歳のラブレター 絆』


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元雪組トップ娘役の愛原実花が出演するリーディング公演『60歳のラブレター 絆』が本日、12月14日14時から、サントリーホール ブルーローズにて開催される。
 

この『60歳のラブレター』は、住友信託銀行が、2000年11月22日(いい夫婦の日)に「長い人生をともに歩む夫から妻へ、妻から夫への素直な気持ち」「感謝の思い」をキーワードに全国で募集したところ、2カ月余りの期間中に、15,688通も応募があり、その中から選出した手紙を収載した手紙集。NHK出版より刊行され、2009年には映画化もされ話題を呼んだもの。


今回の『絆』版は、夫婦だけにとどまらず、家族の深い絆を男女2人の手紙の朗読で伝える。
すでに11月27日に水谷八重子と中川晃教の母と息子の回は好評のうちに終了。 

本日、12月14日は風間杜夫と愛原実花が父と娘で朗読。明日の15日は名取裕子と蟹江敬三が夫婦役で朗読する。

つかこうへい作品で世に出た風間と、つかの愛娘である愛原の組み合わせは、その繋がりを知るものにはひとしお感慨深い共演となる。
 

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リーディング公演

『60歳のラブレター 絆』

●12/14 14時開演

●12/15 14時開演

サントリーホール ブルーローズ(小ホール)03-3505-1001

〈料金〉6500円 

〈問合せ〉アーティストジャパン 03-6820-3500

http://www.artistjapan.co.jp/lineup.html


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一流アーティストたちの競演、安寿ミラの『Piaf』が開幕。

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女優として、またダンサーとして、振付家として活躍中の安寿ミラが、伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフ を演じる舞台が、12月10日 と11日 、日本橋三井ホールで上演される。

タイトルは『音楽舞踊劇 Piaf 〜私は何も後悔しない エディット・ピアフ その愛の軌跡〜』。
たった4回の公演だが、スタッフ、出演者ともに一流のプロフェッショナルたちがを揃った贅沢な舞台だ。

 

演出・振付の上田遙は、熊川哲也主演映画、新国立劇場『キング・リア』では舞踏家の田中泯と雅楽師の東儀秀樹を、また早乙女太一の振付など幅広いジャンルのアーティストの作品を手がける芸術界の革命児的、演出・振付家である。


音楽・作曲・演奏の宮川彬良は、東京藝術大学在学中より劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽を担当。その後、数々のミュージカルなどを手掛け、舞台音楽家としての地位を確立。『身毒丸』『ハムレット』などの舞台音楽を生み出している。


出演者の玉野和紀は、日本におけるタップダンサーの第一人者として、また俳優としてミュージカルやショーに出演するのみならず、オリジナル・ミュージカルやショーの作・演出・振付を手がけ、各方面で高い評価を得ている。


その他に共演陣も層が厚く、舞風りら、TAKA(Bugs Under Groove)、
中塚皓平(DIAMOND☆DOGS)をはじめとする実力派のダンサーが揃っている。


華やかな舞台を奔放に駆け抜けた歌姫ピアフ。愛に生き、歌に生き…貧しい子供時代を過ごし、母の愛を知らない孤独な魂は、男たちの差し伸べる腕の中に、永遠の愛を探し求めた。

死の淵に立ち、病室で語られた手記。それは懺悔の真実だったのか、それとも病が語らせた幻だったのか。愛の遍歴を綴る物語。謎めいた死。ジャン・コクトーは何を知っていたのだろうか?




音楽舞踊劇

『Piaf 〜私は何も後悔しない エディット・ピアフ その愛の軌跡〜』 

演出・振付◇上田遙

音楽・作曲・演奏◇宮川彬良

出演◇安寿ミラ、玉野和紀、

舞風りら、TAKA(Bugs Under Groove)、中塚皓平(DIAMOND☆DOGS)

古賀豊、佐藤一哉、藤野暢央、遠山大輔、尾本安代、上田はる美、平多利江、富村京子、池田美千瑠

演奏◇一本茂樹(ベース)、荒木奈緒子(アコーディオン)、タツル(ドラム)

●12月10日(土)14:00 /18:00

●12月11日(日) 12:00 /16:00

日本橋三井ホール( COREDO室町5F    地下鉄「三越前駅」直結) 

〈料金〉S席 8,500円 (1ドリンク付) SS席 10,500 円(1ドリンク付/ステージ上・特別席)

〈問合せ〉キョードー東京 0570-064-708

http://kyodotokyo.com/piaf2011


【文・榊原和子】



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安寿ミラ出演!吉田鋼太郎率いる劇団AUN公演『十二夜』

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