えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『HEADS UP!』

大和悠河の新しい本は、オペラとお菓子の旅!!

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大和悠河が退団後、2冊目の旅の本を執筆した。

『大和悠河のオペラとお菓子の旅  愛のヒロインを生きて』


ヨーロッパ主要都市、ミラノ・ヴェローナ・ヴェネツィア・ザルツブルク・ウィーン・プラハ、

四季折々のオペラ劇場を巡ったフォトジェニックなシーンが満載。
そして、オペラの“愛のドラマ”やヨーロッパの街並みにひたりながら、

大和悠河の幼少から宝塚時代の「過去」を告白 !
 

また、世界を舞台に活躍する天才指揮者・大野和士(国立リヨン歌劇場 首席指揮者)と対談。

舞台上で様々な人生を生きた大和悠河だからこそ語れる「不滅の愛のドラマ」と、

あまたのオペラを作り上げた指揮者・大野和士だからこその、ドラマの本質を語リ合う。


悠河いわく、

「私はお菓子が大好き、そして愛の物語も大好き。好きなものに想いを馳せたら、“お菓子とオペラと愛について”の悠河ワールドが生まれました」


オペラのヒロイン論から恋愛論の考察へと話が広がる部分もあって興味深いだけでなく、
エッセイや直筆イラストなどもいっぱいで、

読んでも見ても楽しめる、宝石箱のような1冊に仕上がっている。


『大和悠河のオペラとお菓子の旅 愛のヒロインを生きて』

 大和悠河著 中央公論新社刊

 6月10日書店発売  定価(税込) 1.890円







【文/榊原和子】


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水夏希 bjリーグを国歌独唱とミニライブで盛り上げる

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日本プロバスケットボールリーグの頂点を決めるゲーム『共に、乗り越えよう。東日本大震災 復興支援ゲーム  ECC presents bjリーグ 2010ー2011シーズン プレイオフ ファイナル 4』。
その最終日である5月22日に、元宝塚歌劇団雪組トップスターの水夏希が、国歌独唱とミニライブを行い、被災地へのエールを送った。


有明コロシアムで行われた日本プロバスケットボールリーグの試合を、歌唱の後に観戦した水夏希は、「実は今日がスポーツ観戦、初めてなんです」と語っていたが、プロバスケットボールの迫力を楽しんだ様子。 


アーティストMizとして活動しているユニット、Guys☆From The Earthの
「復興支援イベントゲストLIVE」は、決勝戦前に行われた。
水はメンバーとともに、白いシャツに青いデニムで「立ち上がれ日本〜Hands Together〜」と「きっと夢がある」の2曲を熱唱した。

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歌のあいまに「今こそ日本の皆さまに元気になってもらいたい。思いを込めて日本の応援歌として歌っています」とメッセージを送ると、スタンドから大きな拍手が返される。
またこのライブで披露した「立ち上がれ日本〜Hands Together〜」について、「収益の全てを義援金として寄付しています」と説明し、「ご協力よろしくお願いします」と訴えた。

水夏希とメンバーの元気な掛け合いで、会場内のブースター(各チームのファン)はかなり盛り上がり、
ダンスパフォーマンスでコロシアムは熱気に包まれた。
水はまた「こうして歌い踊れることに感謝しています」「被災地の皆さまの復興が1日でも早く進みますように願いを込めて、これからもがんばっていきたいと思います」被災地へのエールを述べた。
 

その後、国歌独唱のためにゴールドのジャケットと白いパンツに着替えて登場。
選手や観客が見守るなかで国歌を粛々と独唱した。

 

                               ※資料提供◇ bjリーグ

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貴城けい 誕生日&20周年ライブ 20th Anniversary Live『PASSER』


貴城けいライブ風景

芸能生活20年目を迎えた元宝塚歌劇宙組トップスターの貴城けい。
5月22日の今日は誕生日でもあり、芸能生活20年目とダブルでおめでたい記念ライブが、

ビルボードライブ大阪にて行なわれた。

今回のライブのタイトルは、『20th Anniversary Live PASSER(パッセ)』。
ゲストにチェンバロ奏者の曽根麻矢子を迎えて、
5月25日に発売予定の退団後初のソロCDとなるミニアルバム「PASSER」の中から、
書下ろし楽曲「PASSER」(貴城けい作詞)や、山口百恵のカバー楽曲などを披露した。
なお、このライブは東京ではコットンクラブで開催される。

 貴城けいライブ風景2

【披露楽曲】
「THAT'S MY WAY」
「SUMMER TIME」
 宝塚メドレー
「虹色の空」

「奇跡」
「JAZZ HOT」
「絶体絶命」
「ロックンロールウィドウ」
「MY HEART BELONG TO DADDY」
「FLY ME TO THE MOON」

「愛の幕切れ」
「PASSER」
「愛の嵐」
 アンコール

貴城けいライブ風景3
                                             

【貴城けいコメント】

20年を振り返ると、初舞台は遥か昔のことなのですが、すごくアッという間だったような気も。
非常に充実した人生を過ごしているなぁと感じます。


今回の初ソロCDで百恵さんのカバーをさせて頂いた経緯は、
百恵さんの曲は、今聞いてもひたすらかっこ良くて魅力があるので、
是非挑戦してみたいなぁと思ったことと、

まわりの意見で声に合うのではとアドバイスを頂いたので。

世代的には百恵さん世代ではないのですが、
改めて聴いてみると歌ってみたい曲がいっぱいあって、

CDの中に入れる5曲を選ぶのが難しかったです。


今回のライブは、20年目ということもあり、
振り返るという意味では宝塚時代の曲や(今回3曲だけ歌いました。)、

退団後のミュージカルナンバーをもっと歌った方が良いのではとも思いましたが、
振り返るよりも先をみていきたいということもあったので、新しい曲にチャレンジしました。
20年は通過点(PASSER)であり、これからもっと成長していきたいと思います。
 

 ケーキ風花束と貴城けい 1
                                                                            


 20th Anniversary Live

『PASSER』

●5/29〜30◎東京コットンクラブ
1部 14:30〜/2部 18:30〜   
出演◇貴城けい

ゲスト◇曽根麻矢子(チェンバロ奏者)



 
   
【文/榊原和子 撮影/岸隆子】


 

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今井翼が包容力で大地シャネルを包み込む『ガブリエル・シャネル』


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ガブリエル・シャネル。
有名ブランド「シャネル」の創始者であり、その生き方は新しい女性の文化そのものだった美のカリスマ。

彼女の12歳から71歳までを大地真央が演じる舞台、『ガブリエル・シャネル』が、5月14日から日生劇場で上演されている。
 

2年前の東京初演で評判になり、翌年に大阪で再演、今回は三演目になる。
脚本は斎藤雅文、演出は宮田慶子、ストレートプレイというより音楽劇で、曲やダンスがあちこちに散りばめられ、ミュージカル的な見せ場もいっぱい入っている。
 

物語は晩年近いココ=ガブリエルの回想によって始められる。
恵まれなかった幼少時、孤児院、自立、アーサー(今井翼)との出会い、彼との愛と悲劇的な別れ。その一方で、彼女が生きているファッション界との飽くなき戦いが描かれ、彼女をめぐる有名なエピソードがテンポよく描かれていく。
 

そのなかで見えてくるのは、合理的で知的で率直な彼女の生き方が、そのまま革新的なシャネルファッションの根底にあること。
そしてそのポリシーを貫くための戦いは、どんなに苦しくても退却することはなかったこと。それゆえに今も昔も女性たちの心をとらえ続けていること。


大地真央のガブリエルは、そんなガブリエルの一生を悲喜劇の両面をたくみに見せながら演じ分けていく。少女時代のコメディエンヌぶり、若いガブリエルの貪欲な生きるエネルギー、中年以降のワンマンで頑固な顔…。
芸術家としてはしなやかに強く、女としては脆さと弱さを持ち合わせているところが、大地ガブリエルらしい魅力だろう。
 
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そんなガブリエルを愛し、早逝したのちも彼女の魂にそっと寄り添うアーサーは今井翼で、ここ数年で身についた包容力で大地ガブリエルを包み込み、ほとんど年齢のギャップを感じさせないという頼もしさ。身のこなしやスーツ姿が端正なのも魅力だ。歌もダンスもできる俳優として、ミュージカル界でどんどん活躍の場が広がりそうだ。

最初の恋人のエチエンヌの升毅は男のエゴイズムをたくみに表現、売れない作家でナビゲーターもつとめる葛山信吾は明晰なセリフできちんと聞かせる。ドミートリー公の岩崎大は亡命貴族らしい貫禄と気品をうまく出した。

ガブリエルの周辺の女性たちもみんな美しく生き生きとしている。
とくに社交界の花形であるミシアの高橋恵子は、当時の芸術家たちのパトロンらしい退廃と美を感じさせて絶品で、カフェのマダムとしての歌も聴かせる。ガブリエルの叔母役の彩輝なお、妹役の華城季帆、そして大地の三人が並ぶと華やかで舞台まで明るくなる。
 

ラストシーンで時代に見放されたと失意のガブリエルが、自分の過去を振り返り、自分自身に誇りを持ち励まされ、立ち上がる決意をするシーンは感動的。
ファッション界で最後まで自分を信じて闘ったガブリエルと、舞台という世界で今もなお闘い続ける大地真央の姿がみごとに重なって胸を打つ。
 

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『ガブリエル・シャネル』

脚本・演出◇齋藤雅文 

演出◇宮田慶子

出演◇大地真央、今井翼、葛山信吾、升毅、岩崎大、彩輝なお、華城季帆、ジェームス小野田/高橋惠子 ほか

●5/14〜28◎日生劇場

S席12000円 A席8400円 B席4200円

チケットホン松竹0570-00-489

http://www.shochiku.co.jp/play/shusai/1105/index.html



【文/榊原和子 撮影/冨田実布 舞台写真/松竹】



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