えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

ミュージカル『ゴースト』浦井健治 咲妃みゆ  秋元才加

感動的に盛り上がった『東日本大震災復興支援 メモリアルコンサート 〜宝塚の歌にのせて〜』


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東日本大震災の発生からまもなく1年というこの時期だからこそ、壊滅的な被害を受けた被災地と影響を被った東日本全体に笑顔と勇気を届けたい。その願いをこめて『メモリアルコンサート 〜宝塚の歌にのせて〜』が、読売新聞社の主催、宝塚歌劇団OGの出演によって2月22、23日、開催された。

この東京公演の収益金は、27日にいわき市で被災者を無料招待する公演(無料)の開催経費などに充てられた。
出演したのは、鳳蘭、愛華みれ、水夏希、大和悠河という元男役トップスターたちと、大鳥れい、白羽ゆりという元娘役トップスター。

宝塚歌劇団は1995年に阪神淡路大震災によって大きな被害を受けているだけに、歌劇団とOGたちは昨年の大震災以来、さまざまな形で支援活動に取り組んでいる。今回のコンサートも歌劇団演出家の植田紳爾が構成と演出を手がけ、宝塚の名曲をふんだんに盛り込んだ華やかなステージとなった。


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【第一部 曲目】

すみれの花咲く頃(愛華、水、大和、大鳥、白羽)

千の風になって(鳳)

明日になれば(鳳)

未来へ(白羽)

この道この愛(大和)

HOME(大鳥)

ソルフェリーノの夜明け(水)

愛の果てに(愛華)

愛の宝石(鳳)

幸せの鐘の鳴る日(鳳)

愛あればこそ(全員)

夜明けの序曲(全員)


オープニングの「すみれの花咲く頃」は水夏希から歌い出して愛華みれ、大和悠河、大鳥れい、白羽ゆりというメンバーが加わり、後半はポップ調にアレンジされて合唱となる。

次は鳳蘭の「千の風になって」と「明日になれば」(『風と共に去りぬ』)、鳳自身も涙ぐみながらという感動的な歌唱で、地震のうえに津波・原発と苦しみが重なった被災地に哀悼の意を表し、応援メッセージを伝えた。

白羽ゆりは初舞台で歌った「未来へ」(『エクスカリバー』)、伸びやかで美しい歌唱だ。

大和悠河は大好きだったという『外伝ベルサイユのばらーアンドレ編ー』の主題歌「この道この愛」を思いを込めて歌う。

大鳥れいは「HOME」(『ファントム』)を、ドラマティックに。

水夏希は赤十字創始者アンリ・デュナンを演じた「ソルフェリーノの夜明け」を役柄を重ねながら歌い切る。

愛華みれは『ルートヴィヒII世』から主題歌の「夢の果てに」、切なさと甘さが懐かしい。

再び登場の鳳が、宝塚の名曲「愛の宝石」と自身の代表作『誰がために鐘は鳴る』から「幸せの鐘の鳴る日」をじっくりと聴かせる。

その後、これぞ宝塚ソングというべき「愛あればこそ」(『ベルサイユばら』)を全員で合唱。盛り上がる中でラストナンバー「夜明けの序曲」に。明日への強い希望を誓う歌詞は、まさに今回のコンサートのコンセプトにふさわしいものだった。


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【第二部 曲目】

セ・マニフィーク(鳳)

タカラジェンヌに栄光あれ(愛華)

レインボー宝塚(白羽)

宝塚わが心の故郷(大鳥)

タカラジェンヌに乾杯(水)

TAKARAZUKAオーレ(大和)

パレード・タカラヅカ(全員)

つばさ(白羽)

愛のかたち(水、白羽)

Sing Sing Sing(大和)

New Life(大和)

瑠璃色の地球(大和)

パルレ-洗濯-(大鳥)

Joyful!(水)

立ち上がれ日本(水 Guys From The Earth)

心の翼(愛華、大鳥)

光に向かって(愛華)

Viva(愛華)

愛の讃歌(鳳)

歌いつづけて(鳳)

すみれの花咲く頃(全員)

アンコール

見上げてごらん夜の星を(全員)


エンターテイナー鳳の「セ・マニフィーク」から始まった第二部は、メドレーも交えて盛りだくさん。

愛華「タカラジェンヌに栄光あれ」、白羽「レインボー宝塚」、大鳥「宝塚わが心の故郷」、水「タカラジェンヌに乾杯」、大和「TAKARAZUKA オーレ」と、宝塚のイベントに欠かせないおなじみの曲をメドレーで歌い継ぎ、最後は「パレード・タカラヅカ」を全員で合唱する。

バンドメンバーが白羽により紹介され、そのまま白羽は亡き本田美奈子の「つばさ」を切々と歌い上げる。そして白羽が相手役をつとめた水が登場、『外伝 ベルサイユのばら― ジェローデル編―』から「愛のかたち」を息の合ったデュエットで聴かせる。その後、元コンビならではの笑いもまじえてのトークを繰り広げた。

 

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一転して元気な大和のステージになって「Sing Sing Sing」、手拍子が起きる。続いて代表作の1つ『Paradise Prince』から「New Life」、明るいパフォーマンスで客席を引き込む。そしてMCのあとは松田聖子の「瑠璃色の地球」を朗々と歌い上げた。

続いて大鳥が、先日まで出演していた韓国人気ミュージカルから「バルレー洗濯」を張りのある歌声で聴かせる。

水はプレお披露目公演のショーからパワフルに「Joyful !」、そしてユニットGuys From The Earthを率いての「立ち上がれ日本」、ライブ感覚で会場を盛り上げる。
 

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その次は愛華と大鳥という元花組トップコンビで、『テンダーグリーン』から名曲「心の翼」を心を込めて歌い、「先輩が歌っていた曲で自分たちの持ち歌ではないが歌っていきたい」と語った。

愛華はそのあとディナーショー用に自分で作曲したという「光に向かって」、そして退団公演の主題歌「Viva」を華やかに歌い上げた。

第二部の最後もやはりこの人、鳳が「愛の讃歌」と自分の人生そのままのような「歌いつづけて」を熱唱する。鳳だからこその年輪を感じさせる歌に客席は静かに聴き入っている。

最後は「すみれの花咲く頃」を全員で。大鳥と白羽によって気品高くスタートし、続いて全員での合唱となった。

盛大な拍手の中、アンコール曲は「見上げてごらん夜の星を」で、舞台上と客席が一体となる。

アンコールの拍手が鳴り止まず、再度幕が上がると元男役の面々は投げキスをし、客席から歓声があがる。構成・演出の植田紳爾が袖から現れ、出演者に投げキス。鳳がそれを嫌がるジェスチャーで客席を笑わせたりと、和やかななかに幕が降りた。


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『東日本大震災復興支援 メモリアルコンサート』

〜宝塚の歌にのせて〜

主催◇読売新聞社

構成・演出◇植田紳爾

出演◇鳳蘭、愛華みれ、水夏希、大和悠河、大鳥れい、白羽ゆり

●2月22日、23日◎日本青年館大ホール


【取材・文/榊原和子・佐藤栄子 写真提供/読売新聞社】


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花組公演『復活−恋が終わり、愛が残った−』『カノン』囲み取材/舞台写真

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花組公演『復活−恋が終わり、愛が残った−』とショー『カノン』が、東京宝塚劇場で上演中である。
『復活』はロシアの文豪、トルストイの原作を元にミュージカル化された作品。青年将校ネフリュードフを蘭寿とむが演じ、また蘭乃はなが宝塚の娘役にとっては挑戦となるだろうカチューシャを体当たりで演じている。彼らの心の中にあるのは愛か、贖罪か…ロシア文学の重厚な空気も感じさせながら、宝塚らしさもあるミュージカルとして仕上がっている。
一方ショー『カノン』は芝居から一転、明るく華やかな印象を残す。次から次へと色の違う場面に登場し、踊り続ける蘭寿のダンスは必見である。
今回もまた囲み取材の様子と舞台写真を合わせてご紹介する。

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<囲み取材>


蘭寿 本日はお忙しい中、ありがとうございます。今回はトルストイの名作『復活』ということで、とても心の深いところで色々なことを感じながら、様々な愛について考えさせられる公演となっております。大劇場公演で深まってきたものを、さらに深くしていきたいなと。ショー『カノン』は、とても彩り鮮やかなショーになっております。花組の総力をあげて、みなさまの心にみんなの愛が波のように、カノンになって伝わっていけばいいなと思っておりますので、千秋楽までよろしくお願いいたします。

蘭乃 『復活』という作品でカチューシャという役に挑戦させていただけること、とても幸せに思います。蘭寿さんの胸に飛び込んでいくようにカチューシャをのびのび演じられたらいいなと思っております。大劇場から比べて感じることが多くなってきているので、その日々の感じることを忘れずにより深めていきたいです。ショーもたくさんダンスシーンが盛り込まれておりますので、日々、体調管理を大切に良い場面をお客様にご覧いただけるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

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──『復活』はあまり宝塚になかった愛の形、特に娘役トップにはあまりない体当たりの役かと思いますが、その辺りの苦労と、そんなカチューシャを蘭寿さんがどういう風に受け止めていらっしゃるかをお願いします。
蘭寿 じゃあ、苦労というか…(笑)

蘭乃 はい(笑)、やはり大劇場の初日があけるまでは、それこそ娘役ではなかなかやることのない、すれた部分を演じることにとても苦労して、声の使い方や、台詞の言い回しなどとても難しいと感じました。でも、そこを表現することだけに留まってはいけないと最初から思っていたので、ネフリュードフの愛によって更正していく姿や、その愛に気付いたときに自分の愛がどういう風に彼に向かっていくかということを考え、カチューシャとして気持ちを動かせられるように、と思い演じております。

蘭寿 そうですね、私自身は本当に静の役なので最初はなかなか自分の役を掴めずにいたんですけれども、あの、中は凄く熱く燃えているんですね。だからその辺りの、気持ちの変化をきっちり表現できたらなと思っていて…。あと蘭乃はなが今回新境地だと思いますけれど、体当たりで来てくれてるので、それをしっかり受け止めて自分の中で動くものを表現したいな、と思っております。

──蘭寿さんは、ある意味、念願だった大恋愛物ということも言えるんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか?
蘭寿 そうですね、今回は悲恋物と先生がおっしゃっておりまして(笑)、そうですね、大恋愛…私の描く大恋愛とは正直違うんですけれど、でもやればやるほどすごく、良い役というか、良い作品だなという風にしみじみ思いますので、それをどのようにお客さんにお伝えできるかというのが今、課題だなと思っております。

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──ショーではとても踊られていますが、ここが一番好きだというシーンを教えて下さい。

蘭寿 そうですねぇ…どのシーンも本当に好きなんですけれど、二人がタンゲーラという場面がありまして、KAZUMI-BOY先生の振り付けで、絵の額縁の所なんですけど、そこがストーリー仕立てになっておりまして、普段と違う彼女の方が強い…(笑)

蘭乃 (笑)。

蘭寿 女主人といいますか、なのでいつもと違う感覚で。あと、お芝居をしているような感覚になるので、すごく好きです。

蘭乃 私も蘭寿さんと同じ振りを踊らせていただくときに、同じ振りを、同じ呼吸をしながらも、彼を自分のものにしていくという、女主人の役の楽しみを知って、そこが、その振りが毎日踊っていてとても気持ちがいいので、心を大切に、踊りたいです。


舞台写真
『復活』
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『カノン』
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花組公演
ミュージカル・プレイ
『復活 −恋が終わり、愛が残った−』
−レフ・トルストイ作「復活」より−

脚本・演出/石田昌也

レビュー・ファンタシーク
『カノン』−Our Melody−

作・演出/三木章雄

●2/10〜3/18◎東京宝塚劇場
 
<料金>
座席料金:SS席 11,000円、S席 8,500円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込) 


<HP>
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/258/index.shtml


【取材・文/岩見那津子 撮影/冨田実布】

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瀬奈じゅん主演の『ビューティフル・サンデイ』レビュー&インタビュー


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2月23日からル テアトル銀座で上演されている3人芝居、『ビューティフル・サンデイ』の公開舞台稽古が22日に行なわれ、開演前に出演者が囲みインタビューを行なった。


この作品は初演が2000年、その後たびたび再演されている人気戯曲で、登場するのはたった3人きりの舞台。
とある日曜日、ファミレス店長の秋彦が住むマンションの一室に、以前この部屋に住んでいた女性ちひろが入り込んでいたことから、物語は始まる。
秋彦には
同居している浩樹がいて、浩樹は重大な悩みを抱えていた。また、ちひろにもこの部屋に執着する理由があった。そこに秋彦の母親が上京して訪ねてくるという問題が持ち上がる。
今回はちひろに瀬奈じゅん、秋彦に葛山信吾、浩樹に桐山照史というキャスティングで、1幕、ワンシチェーションの中で、それぞれの抱える事情や思いを浮かび上がらせる。
 

初めての等身大の日本女性ちひろを演じる瀬奈は、明るく自然な演技の中で傷ついた心や内面の繊細さ優しさを感じさせ、生き生きと会話も弾ませて魅力的葛山は秋彦のクールな顔に隠れた温かさや屈折した愛情をさりげなく丁寧に描き出す。桐山はストレートな若さと素直さが浩樹の悲しみにつながり、体当たりの爽やかさが観るものの心に迫ってくる。
 

ドタバタ風に始まってじわじわとテーマが焙り出され、人が人を思いやる中で逆にすれ違っていく切なさと、それでも繋がり合おうとする思いの強さに胸を揺さぶられ、笑いながら泣きながら3人にエールを送り、3人から大事な何かを手渡されるという上質な舞台に仕上がった。


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【囲みインタビュー】


━━いよいよ初日の幕が上がりますが、心境は?

 

瀬奈 私はまだ全く緊張していなくて…。

葛山 かっこいいね。

瀬奈 でしょ?(笑)明日いきなり緊張するような気がしてますが、早くお客様に観て頂きたいなという気持ちが大きいので、緊張も含めて楽しむことが出来ればと思います。

葛山 僕は思いっきり緊張してます!(笑)本当に素敵な作品なので、三人で演じ切りたいと思っています。

桐山 僕も緊張してません!(笑)

瀬奈 さっき思いっきり「あ〜緊張する」って言ってたのに!(笑)

桐山 僕はジャニーズの先輩方以外の方々と共演するのが初めてなので、新しい自分を観に来てくれる方々に見せられるように全力で頑張ろうと思います!


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━━それぞれの役どころは?

 

瀬奈 あまり詳しくは言えないのですが、婚期を逃した女性です。繊細だけど大胆な、不思議な女性ですね。

葛山 実年齢と同じく39歳で、戸川秋彦というデニーズの店長の役です。道端で出会った浩樹くんと一緒に、男二人で住んでいるという、役どころです。

桐山 あ、そんな感じで言えばいいんですね?爽やか少年です! 正解だよね?(笑)

瀬奈 大正解!(笑)。

桐山 こう、明るいんですけど、どこか影があるんです。それは観て頂ければ、どういう影なのか分かると思います。元気で明るく「振る舞ってる」ような男の子です。

 

━━今回、桐山さんと葛山さんはお二人で生活しているということですが、どういうご関係ですか?

 

桐山 そこ、聞いちゃいます?(笑)。 

葛山 ま、そこはね(笑)。

桐山 そこは、秘密です。あはは(笑)。

 

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━━では、演じていて難しかったところはどこですか?

 

瀬奈 歌も踊りも一切ないお芝居というのは初めてなので、沢山の難しいところがあったんですけれども、二人と一緒にお芝居をしていると、初めてストレートプレイのお芝居をしているという感じがあまりないんです。そういう意味では、伸び伸びとやらせて頂いていますね。苦労というと、このお芝居の割りには、劇場が広かったですね。どこまでやっていいのかというところもあるので、明日までありますから、徐々にそこらへんも形づけていけたらと思います。

葛山 三人での芝居で、常に会話なのでリアルにリアクションを取っていくという部分で、役の気持ちを理解していくのが難しかったです。

桐山 自分事なんですけど、普段関西弁で喋っていて、今回初めてストレートプレイで、標準語というところが一番自分的には苦戦しました。内容やお芝居に関しては色々ありますが、桐山照史としては一番苦労しました。普段喋る時も…何で笑ってるの!(笑) 

瀬奈 いやいや、あまりにも板につきすぎて浜っ子になっちゃって(笑)なんとか「じゃん!」って(笑)。

桐山 そうそう(笑)。標準語は「じゃん」付ければいいっていう勝手な思い込みがありましたが、間違えてました(笑)そういうことも知りました(笑)。

 

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━━それぞれ共演してみて如何でしたか?

 

桐山 最初はお二人とも「僕たちはしっかりしてないから、桐山くん、任すね!」みたいなことを言っていて…。

葛山 一番しっかりしてるよね

桐山 よういいますね!(笑)いや、お二人ともしっかりしています。最初に演出家さんに台本は覚えてこなくていいよって言われていたんですけど、それを上手く呑み込めていなくて僕は覚えてきてしまったんです。でも、お二人とも、まだ1回くらい目を通してきただけでいらしたのに、読み進めていくうちにちひろと秋彦になっていくので、驚きました! 演出家さんも言っていたんですが、どっかでスイッチが入ったんだというのが僕にも分かったので、それは本当にすごいなと思いました。(二人を見て)照れてるやん!(笑)

瀬奈 照れてるよ(笑)こんなに仲良くなれるとは、ちょっと思っていませんでした。隔たりとかがあるのかなと思っていたのですが、全くなく、フランクな方たちですね。


━━稽古場のエピソードは何かありますか?

 

瀬奈 デニーズに行ったこととか(笑)。

葛山 稽古場の近くにデニーズがあったので、じゃあデニーズでも行くかって4人で行きました(笑)。

桐山 絶対あの店員さん、変なかんじだったよね。4人でガン見してたから(笑)。

瀬奈 「あれが店長だね」って(笑)。

 

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━━ムードメーカーは誰ですか?

 

瀬奈 わたし?わたしかな?じゃあ、わたしです(笑)。

桐山 和気藹々としてます(笑)。

 

━━桐山さんはジャニーズの舞台と違う所や、心境の違いなどはありますか?

 

桐山 瀬奈さんも一緒ですが、歌や踊りがないストレートプレイというところですね。間の取り方も違うし、セリフが飛んだりしても、歌やダンスで場の雰囲気を変えられた部分があったんですけど、今回はストレートプレイということで、この3人と、楽器を演奏してくれる方の力がないとやっていけないんだなと実感しました。

 

━━関西ジャニーズですが、これを機に、全国進出という思いは?

 

桐山 いや、売れるんですよ僕は! 僕は売れるんです!これをキッカケに、というとおかしいですが、関西ジュニア全員東京に来て一発…一発じゃないね、無限に、売れるんです僕! それだけ言っときます!伝わったと思います。

瀬奈・葛山 (笑)。

桐山 マネージャーが全然笑ってません!(笑)

 

━━最後にPRをお願いします

 

瀬奈 3人で作り上げて、音楽の山本さんと良いハーモニーを作り上げていきたいと思います。それぞれが、お客様に伝わって、温かい気持ちになったり、心を揺さぶることが出来ればなと思います。同じ空間で、同じ時間を楽しみたいと思いますので、ぜひ皆様お越しください。

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『ビューティフル・サンデイ』

作◇中谷まゆみ

演出◇板垣恭一

出演◇瀬奈じゅん 葛山信吾 桐山照史(関西ジャニーズ Jr. )

●2/23〜3/4◎ル テアトル銀座byPARCO

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

●3/10〜11◎シアターBRAVA!

〈問合せ〉キョードーインフォメーション 06-7732-8888

●3/14◎青少年文化センター アートピアホール

〈問合せ〉キョードー東海 052-972-7466

●3/16〜18◎兵庫県立芸術センター 阪急中ホール

〈問合せ〉キョードーインフォメーション 06-7732-8888

http://beautiful-sunday.jp/


 

【文/榊原和子 取材・撮影/冨田実布】

 

やわらか頭で感じてみませんか? 『7DOORS〜青ひげ公の城〜』に出演!水夏希インタビュー

水夏希
バルトーク作曲のオペラ『青ひげ公の城』を題材とした舞台『7DOORS〜青ひげ公の城〜』に水夏希さんが出演します。3月9日発売の演劇ぶっく(4月号)でも水さんの記事の掲載がございますが、本誌には載せきれなかったお話を宝塚ジャーナルで先駆けてご紹介いたします!演劇ぶっく4月号と合わせて、お楽しみ下さい。
 

──まず出演が決まった際はどんな印象を持たれましたか?
 『青ひげ公の城』についてとにかくいろいろと調べました。オペラの場合は音楽のすばらしさと、物語の展開とで見せていく形になると思うのですが、結末が2パターンあるんですよね。そのどちらにしても、少ししっくりこない感じがして、そういう点を演出の鈴木勝秀さんともお話しました。今の時期に演劇をやる意味というか…悲しいでも、苦しいでも「あ、観て良かったな。」という思いが残る作品になればいいな、と。


──共演者の方々も小劇場出身の方だったり、いろいろな方がいらっしゃいますが、稽古をされていて、ここが凄い!と思う所はありますか?
 当たり前なんですけど(笑)、とにかく声がみなさん完成されていて…男性ってこともあるかもしれませんが、すごく響きがあって太い、それぞれ個性的な声をしてらっしゃって、今はまだ本読みの段階なんですが、これで動き始めたらどうなっちゃうんだろう…とすごく思います。

──その中でSUGIZOさんについて詳しくお話いただけたら。
 世界が違うというか、気さくに入り込めない世界かな、何かルールがあるんじゃないかな?と思っていて…まぁ、私が宝塚出身ってことについてSUGIZOさんもそう思っていると思いますけど(笑)。少し身構えていた部分があったんですけど、すごく気さくでいらっしゃるんです。「僕らも宝塚の方と似てると思うんですよ。」という話をこの間しましたね。SUGIZOさんも今は化粧をしないで人前に出たりもするけれど、そこまでの過程が…。急に薄化粧にするとやっぱりファンがみんな、ざーっと引いていくから、それをだんだん慣らさなきゃいけないって(笑)。宝塚も男役が急に女子になっちゃったらビックリされるじゃないですか。そういうところがすごく似てると思うんだよね、とおっしゃっていました(笑)。

──あらすじなどを読んだときに「7つのコレクション」という言葉が印象に残ったのですが、何か水さんがコレクションされているものはありますか?
 コレクション…ないですね、あんまり物にこだわらないんですよね。例えばファッションとして、色んな靴がいっぱいあったらいいな、とかは思いますけど(笑)。形ある物はいつか壊れる、形のないものも壊れますけど…だからあまり固執しないところはありますね。固執することによって傷つくからかな?それがなくなってしまったときに。ジンクスにも頼らないですし、忘れちゃったら、忘れちゃったでいいかな?と(笑)。A型できちんとしているところもあれば、適当なところは適当なんです(笑)。

──すごく細かくこだわる面と、大きく許す面と2つの水さんを感じます。
 そうなんですよ。でも許すって一番難しいことかなと思うんです、特に他人に対しては。私、双子なんですけど、でも双子でお腹の中の製造過程が一緒だったとしても、感じ方とかは違うわけじゃないですか。発想や解釈が自分とまったく同じ人なんているわけがなくて、だからこそ面白いんだというのを実感しますね。いま、こういう考え方をする人たちと出会った、ということは何を学ぶべきなのか!?みたいな(笑)。もう常に学びだと思うんです。

──チラシに「あなたは、少し、生きることに飽きている」というキャッチコピーがあったのですが、これとは別に水さん流にキャッチコピーを付けるとしたら?
 この作品自体、自分が考えていることの全てが正しいとは限らなくて、色々な捉え方があるよ?という話になると思うんです。だから、なんだろう、「やわらか頭で感じてみませんか?」ですかね。舞台を見て、色々なことを感じていただけたらと思います。

 

みずなつき○千葉県出身。1993年、宝塚歌劇団に入団し、07年に雪組トップスターに就任。シャープなダンスと色気ある端正な男役像を極め人気を集めた。2010年『ロジェ』『ロック・オン!』で宝塚を退団。退団後は舞台・ドラマ連動プロジェクト『SUMIRE LABO−スミレ刑事の花咲く事件簿』(11年)に主演。ダンス&ボーカルユニットGuys From The Earthのメンバーとしても活動中。1stアルバム「KEEP ON」もリリース。また5月にはミュージカルショー『SHOW-ismIV TATTOO14』、7月にはダンスショー『BADGIRLS meets BADBOYS〜DANCELEGEND〜 Vol.1』、11月には「客家」への出演も決定している。


【取材後記】
本誌ではこの他に「演出の鈴木勝秀さんとの共通点」、「宝塚時代から変わらない思い」についてなどなど、水さんにたっぷりと語っていただきました。そんな本文ももちろん読んでいただきたいのですが、共通質問の「最近のお気に入り」にも是非注目を!水さんのちょっと可愛い一面を感じるお答えでした。4月号が出るころには水さんが、某生活家電を完璧に使いこなせるようになっていることを祈ります(笑)。




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『7DOORS〜青ひげ公の城〜』

構成・演出◇鈴木勝秀
音楽◇SUGIZO
出演◇水夏希 中山祐一朗 石橋祐 菅原永二 Spi オレノグラフィティ 伊藤ヨタロウ 陰山泰 SUGIZO

3/16〜4/1◎東京グローブ座
4/4・5◎森ノ宮ピロティホール

 

 【取材・文/岩見那津子 撮影/大倉英輝】



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