宝塚ジャーナル

えんぶ4月号

『ALL SHOOK UP』舞台稽古囲み(10月9日)

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【エルヴィスの曲と恋がいっぱいのミュージカル】

エルヴィス・プレスリーの有名なメロディがふんだんに盛り込まれたラブコメディ・ミュージカル『ALL SHOOK UP』が、9日に初日を迎えた。その初日前に行われたフォトコールと囲み取材をレポート。 

物語は、保守派の町長によって「道徳宣言」をされたアメリカの田舎町に、バイクに乗ったかっこいい青年がやってきて、彼の周りに起きる恋愛旋風とそれぞれの思いやすれ違いを、プレスリーの曲を初めとするロックミュージックにのせて展開していくもの。

主演はV6の坂本昌行、彼と関わる女性たちには玉置成実、湖月わたる、ほかに岡田浩暉、ベテランの尾藤イサオや諏訪マリーなどが出演。歌って踊って恋をするという明るく楽しいミュージカルだ。

この日のフォトコールでは、バイクでやってきたチャド(坂本)にナタリー(玉置)はじめ町の娘たちが夢中になるシーンや、ブロンドの学芸員サンドラ(湖月)にチャドが一目惚れ、だが冷たくあしらわれるシーンなどを披露した。その舞台稽古後に、ロビーで坂本昌行、玉置成実、湖月わたるが取材に応じた。

【一問一答】 (坂本昌行さんの写真は残念ながら掲載できません)  

坂本「再演ということもあって稽古場も楽しんでやれましたし、出演者みんなもすごくまとまってたし楽しんでました。今は早く幕が開かないかなという状態ですね」

ーー周りが素敵な女性たちですが。

坂本「いい匂いを嗅ぎながら幸せになってます(笑)」

ーーエルヴィスは意識してますか。

坂本「初演ではプレスリーを意識してかなり勉強しました。腰の振りかたなどもがんばってます」

DSCF0396ーー湖月さんはいかがですか?

湖月「私は初演は宝塚をやめて1年目でしたから、坂本さんに一目ぼれしていただくというのがプレッシャーでした。それにいろいろなコメントで坂本さんに“男らしい”と言っていただいて(笑)」

坂本「いや、そんなことは言ってないと…(笑)」

湖月「今回はどうですか?」

坂本「セクシーです(笑)。素敵です」

湖月「2年前よりは女性を意識しなくて役にのめり込めている自分がいます」

ーーどちらが自然ですか?

湖月「まだパッとなりやすいのは男のほうかもしれません(笑)」

ーー坂本さんをリードしたり?

湖月「それはないです(笑)」 

坂本「いや大丈夫です(笑)」

湖月「本でなぐるシーンがあって、そこだけは気合いをいれます(笑)」

坂本「よろしくお願いします(笑)」

ーー玉置さんは男に変装する役で。DSCF0393

玉置「初めての男役で、ヒゲとか描いて、めったにできない経験をしてます。坂本さんはすごくセクシーで」

坂本「ゴホ、ゴホ(笑)」

玉置「腰の動きで思わずキャーと叫ぶシーンがあるくらい本当にセクシーです」

坂本「公演をロカビリーの先駆者のかたも観にこられるという話があって、すごく緊張してます。V6のメンバーもくると思いますが、みんな一緒だと客席のほうが盛り上がるので(笑)、なるべくばらけて来てと(笑)。舞台を観ると、あとでコンサートとかで物マネするやつがいて恥ずかしいんですよ(笑)」

湖月「前回は、うちの坂本がお世話になってますって、ご挨拶されました」

坂本「井ノ原とかよくやるんです。楽屋全部まわって。なんか恥ずかしいですよね」

湖月「素敵ですよ」

ーー最後に見せ場を。

坂本「せひ観ていただきたいのは、前回とちょっと違う細かい部分を見せたいんです、手とか顔という分かりやすいところではなく、いってみれば男の哀愁とか色気とか、細かく演技の工夫してますので」

玉置「男の子に扮するので、ガラッと変われるようにがんばってます。楽しんで観てください」

湖月「全体にオンナ度をアップしたことと、成実ちゃん扮する可愛い男の子に恋した瞬間に変貌する、その姿を観ていただきたいです」

 

 

『ALL SHOOK UP』

●10/9〜17◎青山劇場

●10/23〜25◎シアターBRAVA!

●11/7〜8◎愛知県芸術劇場 大 ホール

演出・振付◇デビッド・スワン

脚本◇ジョ−・ディピエトロ

出演◇坂本昌行   玉置成実 湖月わたる 岡田浩暉 諏訪マリー 尾藤イサオ 他

<料金>青山劇場/SS席¥12000 S席¥11000 A席¥9500 

<お問合せ>東京公演/Quarasエンタメ事務局 0570-044-099

                              東京グローブ座 03-3366-4065

               大阪公演/キョードーチケットセンター 06-7732-8888

       名古屋公演/キョードー東海 052-972-7466

     http://www.all.mu

                 【取材・文/榊原和子】

 

湖月わたるインタビュー(vol.1)

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宝塚を退団してから、まもなく丸3年になる元星組トップスターの湖月わたる。女優としての仕事ぶりも順調で、今年7月には『COCO』で鳳蘭と共演、女性らしい魅力とミュージカルスターとしての実力を発揮してみせた。そしてこの10月9日には、ラブコメディミュージカル『ALL SHOOK UP(オール・シュック・アップ)』の幕が開く。そのあとも出演作品が目白押しという湖月わたるに、熱気溢れる『ALL SHOOK UP』の稽古場で話を聞いた。

 

【退団後、初めての再演作品】

ーーこれは確か2年前、2007年12月に初演でしたね。

退団して初めての作品が『くたばれ!ヤンキース』で、そのあと、ダンス公演の『DANCIN'CRAZY』とか『夜叉ケ池』の男役などがあって、女性役は2度目でした。それなのにいきなり坂本(昌行)さんと尾藤(イサオ)さんに一目惚れされる役で、すごいプレッシャーだったのを覚えてます(笑)。

img_011ーーところがすごく可愛くて、衣装も似合ってました。

初めてウェディングドレスやピンクのドレスを着て。『くたばれ!ヤンキース』のローラは魔女でしたから、考えてみたら生身の女性を演じるのは初めてでした。今回はあれから2年経ったので少しは慣れたかなと(笑)。

ーーメインのメンバーも玉置成実さんと神田恭兵さん以外は、初演とほとんど同じですね。

演出のデビッド(スワン)さんもその安心感をベースに、再演ならではのアイデアを盛り込んでいらして、私たちへの要求もグレードアップしているのがわかります。役を深めていきつつ初演のパワーを忘れないでということでしょうね。玉置さんは、私の扮するミス・サンドラが好きになるエド役なんですが、とても新鮮です。初演のときは宙組の花影アリスちゃんで、彼女も華奢でしたが、玉置さんも小柄で本当に可愛くて、私と身長が20センチ違うんです(笑)。外見ではなく中身に惚れるというのがサンドラなので、身長差は気にせず恋におちます。

ーーサンドラ本人も見た目とのギャップがある人ですよね。

外見はセクシーなのですが、芸術や学問の世界を追い求めている女性なので、坂本さんのチャドのカッコよさには振り向かないんです。

 

img_007【そばで歌われると…】

ーー坂本さんが座長として一回り大きくなってるのを感じました。

以前にも増してたくましくなられてますよね。相変わらずの美声で「ラブミー・テンダー」を歌っていただくんですが、サンドラは最後に固めの本でバシッと頭をなぐるのが申し訳なくて(笑)。初演の稽古場で初めて「ラブミー・テンダー」を見つめられながら歌われたときは本当にドキドキして、坂本さんに「こんなふうにされるとドキドキして困っちゃう」と言ったら、坂本さんが「自分もこの間までこうやってたんでしょ?」って(笑)。

ーー2年の間に女性らしくなっただけでなく、音域も広がりましたね。

1作目の『くたばれ!ヤンキース』は、地声でも大丈夫な音域でしたけど、このサンドラは裏声のけっこう高い音を出すので、かなり苦労しました。なにしろ裏声で歌うのは初めてでしたし。音域を広げても本番でうまく力が抜けないと苦しかったりしたんですが、今回はそこは少し大丈夫になったかなと。女性らしくしなくてはという神経を克服したぶん、楽に歌えてるような気がします。それにともなってお芝居の中身もより深まればいいなと思っているんですが。

 

【最後はライブ感覚で】

ーーこの作品はテーマが愛で、しかも愛のなかった町に最後は愛が溢れるというのがいいですね。

たくさんのカップルが出てくるし、いろいろな恋愛が盛り込まれていて、本当の愛というものをラストで教えられる形になってると思います。とにかくハッピーになれるし元気になります。

ーーエルヴィスの名曲はもちろんですが、音楽が素敵で、すごくノリのいいミュージカルですね。

懐かしいエルヴィス・プレスリーを楽しんでいただけますし、ライブ感覚でノリノリになっていただきたいですね。この作品は初演時にお客様がすごくのってくださったのが印象的で、お客様とのコミュニケーションを感じられる作品なんです。ですから最後はまたお客様と一緒に盛り上がりたいと思っています。

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*舞台写真は2007年の初演より

(vol.2に続く)

 

『ALL SHOOK UP』

●10/9〜17◎青山劇場

●10/23〜25◎シアターBRAVA!

● 11/7〜8◎愛知県芸術劇場 大 ホール

演出・振付◇デビッド・スワン

脚本◇ジョ−・ディピエトロ

出演◇坂本昌行   玉置成実 湖月わたる 岡田浩暉 諏訪マリー 尾藤イサオ 他

<料金>青山劇場/SS席¥12000 S席¥11000 A席¥9500 

<お問合せ>東京公演/Quarasエンタメ事務局 0570-044-099

                              東京グローブ座 03-3366-4065

                大阪公演/キョードーチケットセンター 06-7732-8888
                 名古屋公演/キョードー東海 052-972-7466

      

         http://www.all.mu

                

                               【取材・文/榊原和子】

『ファニー・ガール』制作発表(9月27日)vol.2

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【一問一答】

ーー春野さんは『ファニー・ガール』のどんなとことろに引かれたか?またどんなふうに演じようと思っているか?

春野「最初に観たときに自然にストーリーに引き込まれていって、最初はバーブラと知らずに歌い手のかたの歌が素晴らしいのか、曲が素晴らしいのか、それは両方だったんですけど、あと楽しい曲は聞いてて浮き浮きさせられるし、しんみりしたものは浸れるし、曲が素晴らしいことではまっていったと思います。どういうふうに演じるかというのは、バーブラの存在は自分の中ではすごく大きくあるのですが、あまりそこを意識しすぎしまうと硬くなってしまうと思うので、稽古場でまず自由に自分の感じることを体で表現していきたいと思います」

ーー正塚さん、春野さんの舞台人としての魅力と、退団後の女性姿を見て、どんなふうに変わっているかを。

DSCF0202正塚「あぁ、きれいになったなー(笑)。宝塚も外の舞台も、歌もダンスでも絶対に必要なことは共通であって、心情を表現するということでは男役でも変わりないし、そういう点では彼女はとても応えてくれたと思いますし、わりと感覚が似てるところもあります。今度は女として女役をやるわけですから、男役とは違っていろいろさらけ出してくれれば、ますます魅力的な舞台になると思います」

ーーどんな部分が似てるのか?

正塚「嘘がない。舞台は嘘なんですが、嘘をやらないところの価値観みたいなものが一緒なこととか、人間ドラマをやるわけですから、そのときの1つの言葉に対する受け止め方、解釈というのも通り一遍ではなくて、こういうふうに思うからこそこう言わないんじゃないかという、ちょっとひねくれてるかもしれないんですが(笑)、そういう感覚を何本か一緒にやってるうちに受けました」

ーー演出面で日本版をどうアレンジしたいのか。

正塚「これは実在の人の話ですから、その物語の時代の空気感とかが今の時代の我々の感覚で見て、いちばん生きる方法でということでいつも動いてます。稽古で脚本をいじっていくということもあると思いますが、演出にとっては役者さんが全てですから、舞台で一番いい状態でいられるように、稽古でいい状況を作ってあげられたらいいなと思ってます」

ーー2010年の作品としてどう意識するか。

正塚「この物語は、輝く存在でいたいという思いで人生に真っ向から立ち向かっていった主人公の、サクセスストーリーを軸にしたドラマですから、当然、それなりのものに仕上がれば、“挫けないで”とか“夢を捨てないで”というメッセージが出てくるし、それは観たかたがそれぞれ感じていただけたらいい。それよりも今、僕にとってもう少しリアリティのあることを言わせてもらうと、我々のような人たちが物語にたくさん出てくるんです。そういうなかでの悲喜こもごもは、我々に近いというところもあるので想像力も働きやすい。それとここでいうのもあれなんですが、今はちょっと悪い時代で、そのなかで私として切実なのは、ミュージカルスターとして輝きたいという若い人たちが本当にいるのかと。それでこのミュージカルを観た人が数人でも本気になってこちら側に来てくれるといいなと。そのためにはやはりいいものにしたい。それが僕にはリアリティがあることで。ですから一番最初に申しました通り、3時間を楽しんでいただくために”絶対に当てるぞ”と決意してます。ま、今は開き直って偉そうなこと言ってますが、稽古場ではごめんなさいと言ってるかもしれない(笑)」

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ーー会場のファンからの質問を紹介します。春野さんに共演者に印象を。

春野「制作発表のために一度集まった時が最初で、綱島さんはポスター撮影でもお会いしたのですが、あ、この人はニックだわと! 超かっこよかったです(笑)。田中さんは最初に「吉永小百合です」と挨拶されて、あ、本名なのかなと(笑)。そういうノリで」

田中「阿部さんとかに、まだ言ってるのと(笑)。一生言ってようと思ってます」

春野「今朝お会いしたときも「小百合、元気でーす」って、すごい面白いかただなと(笑)」

田中「そう言ってくださったのでこれから堂々と言えます。なんか認知された感じで(笑)」

春野「阿部さんは歌を合わせていただいたときに、すごく体が大きい方なのにとても狭いところに座ってらして(笑)、エネルギーがバンって方なのに窮屈そうだなと(笑)」

阿部「椅子が狭くて、田中さんも隣で」

田中「私ももっと小さくなって(笑)」

春野「お二人でなんか漫才コンビのように(笑)」

阿部「今日も下手さんチームは痩せて綺麗なかたが多いのに、上手さんチームはこういうタイプが多くて(笑)」

春野「初めてだったんですけど、とても明るく話しかけてくださって。皆さん個性の強いかたたちに囲まれて、さらに薄くなりそうです(笑)」

田中「そんなことないでしょ! ただ若いだけでしょう?(笑)」

春野「薄い薄いと言われるので、皆さんから濃いエキスを吸い取って私も濃く」

阿部「どんどん吸ってください(笑)」

春野「4人で歌ってても皆さんアプローチがすごいなあと思ったので、本番がとても楽しみです」

ーーもう1つ春野さんに。コメディエンヌとしての自分は?前回は悲劇のヒロインでしたが。

春野「これは喜劇ですが、自分自身はコメディセンスは優れたものを持ってるとは思ってなくて」

正塚「イヤあるよ」(会場大拍手)

ーー太鼓判が押されましたね。

正塚「それを出そうとしないでやったほうがいい」

春野「全部さらけ出すと出るかもしれないので、がんばります」

ーー正塚先生へ。宝塚のミュージカルとは決め手が違いますか? 演出でそれを意識しますか?

正塚「宝塚でなくてはできないことはパレードですか(笑)。そんな単純な話ではないか(笑)、難しいですね。普通のミュージカルであれ宝塚であれそれぞれの場所で違ってくると思うし、いかに最善のものを効率よく積み上げていくか、先ほども言いましたが原作のよさをいかに生かすか、出演者のよさとそれぞれの思いを生かして、いかにバランスよく作り上げていくかですね。これが決め手というのがあれば教えてほしいくらいです(笑)」

ーー最後に意気込みを。

春野「本当に大好きな『ファニー・ガール』という作品を、正塚晴彦さん、そしてこの素晴らしい個性の強いメンバーでできるということで、身を引き締めてがんばっていきたいと思いました。愛情溢れる、そして明日への希望が持てるそういう作品にしていこうと思います。皆さんぜひ応援してください」

綱島「今、皆さんの話を聞いて、絶対に楽しいミュージカルになるというのがおわかりになったと思います。ぜひ劇場に足を運んでください」

田中「今日またピリっとした気持ちになりました。春野寿美礼さんをファニーとして、城の石段?石畳?ちがう石垣になって(笑)、盛り上げていきたいと思います。絶対に崩れない石垣になって『ファニー・ガール』をもり立てて行きます。今日いらした皆さんはそれぞれ4人のかたに伝えてください(笑)」

阿部「この『ファニー・ガール』はとても愛情深い作品です。仕事に関しても、夫婦、親子、恋人に関しても。今日こうして改めて皆さんにお会いして、とても愛情深い作品になると確信しました。がんばりますのでよろしくお願いします」

正塚「少しでもたくさんの方々に受け入れていただきたいと思います。そう正直に思えるようなものにしたい。そのためには何でもやるぞと、よろしくお願いします。口コミのほうもよろしくお願いいたします」

DSCF0225【囲み取材の抜粋】

春野「今日はファンの方のパワーをいただきました。緊張してる綱島さんへアドバイスですか?歌とかどんな上手くてもやはり心だと思いますので。猛練習してらっしゃるとのことで、私もがんばらなきゃと思いました。共演者がそこにいるだけで雰囲気のあるかたばかりそのなかで私もせいいっぱいやりたい。結婚ということでは、以前にも宝塚で結婚してる役はしてますが。それより退団して2作目で挑戦することが全部初挑戦なので、相手役の綱島さんと息を合わせていきたい。女優での変化は、宝塚は組を背負って宝塚を背負ってという気持ちが先立ってました。今回もそうですが、力のある7たちに支えられて力を抜いて頼れる部分が多いのでそれが違うなと。剣幸さんは初めて宝塚を観たときに主役をしてらして、入りたいと思ってたので不思議なご縁です。正塚先生からは芝居の根本を教えていただいたと思ってて、感覚が似てると言われたのはそこかなと。今回あれから私がどう成長してるか見ていただくのが楽しみですし、稽古が待ちどおしいです。私がファニーなところは、はたから見るとそう言われるのですが私は普通だと思ってます。役としてのファニーな部分はこれから綱島さんに教えていただいたり、田中さんにはツッコミをしていただきましょう。本当のパートナーですか?観に来ると思います」

綱島「実際にお会いしたら舞台で見てる春野さんとはまた違う印象でした。歌は、やっと今日は終わったと、まだこれから続くんですが(笑)。新婚ですか?歌の稽古をしてるとそこに現れて楽しそうに歌ってくれてる奥さんを見ると、あ、支えてくれてると思います。劇場にも来てくれると思います。僕は天然だと言われててファニーかもしれません。台本はまだですが、キャストもスタッフも、すでにがっちりと組んでますので劇場にぜひ足をお運びください」

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ブロードウェイ・ミュージカル『ファニー・ガール

●2010/1/8〜17◎赤坂ACTシアター

   2010/1/27〜30◎梅田芸術劇場メインホール

上演台本・演出◇正塚晴彦(宝塚歌劇団)

原作・脚色◇イソベル・レナート

音楽◇ジューリ・スタイン

作詞◇ボブ・メリル

出演◇春野寿美礼 剣幸 綱島郷太郎 田中利花 阿部裕 /橋本じゅん 他

<料金>ACTシアター/S席¥11500  A席¥8000 

           梅田芸術劇場/S席¥11500  A席¥8000 B席¥4000

<お問合せ>梅田芸術劇場/06-6377-3800

                                              【取材・文/榊原和子】

『ファニー・ガール』制作発表(9月27日)VOL1

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【伝説のコメディエンヌ、ファニーを演じる春野寿美礼】

アメリカのヴォードビルの世界で活躍したファニー・ブライスの、明るく前向きに生きた半生をミュージカル化した『ファニー・ガール』が、春野寿美礼の主演により来年1月上演される。

ブロードウェイでは1964年に大女優バーブラ・ストライサンドで初演、4年後にはバーブラ主演で映画化もされて、見事にアカデミー主演女優賞を受賞、世界中のミュージカル・ファンを熱狂させた名作である。

この作品の日本版を演出するのは宝塚歌劇団の正塚晴彦で、これが外部のグランド・ミュージカルの初演出になる。

出演者は、宝塚退団してから2作目で、待望のファニー役に挑む春野寿美礼。その夫ニックには青年座の綱島郷太郎、ファニーの親友の振付師エディには劇団☆新感線の橋本じゅん。そしてブライス夫人に元月組トップの剣幸、世話焼きのストラコシュ夫人に田中利花、そしてフローレンス・ジークフェルド二世役に阿部裕など、見せて聞かせるキャストが揃った。

この日の制作発表は、会場となる赤坂ACTシアターで行われ、客席には制作発表に参加する春野ファン約800人が集合、カラフルな応援グッズを手に制作発表の模様を見守った。
また、客席内で行われたフォトセッションでは、手にした応援グッズを振るなど大活躍、制作発表の雰囲気を盛り上げるのにファンも一役買っていた。

制作発表の進行は以下の通り。

まず春野、綱島、田中、阿部で『パレードに雨を降らさないで』を熱唱、声にヴォリームのある4人の歌が会場中に響く。そのあと演出家の正塚晴彦も加わり、5人で質問に答える。そして最後に今度は春野のソロで『PEOPLE』。相変わらずの艶と情感のある歌声が曲の心を伝えてくる。その歌声でミュージカルの名作『ファニー・ガール』の舞台が鮮やかに甦った。

 

DSCF0189【キャスト挨拶と一問一答】

梅田芸術劇場小川社長「この企画にあたりまして、春野さんと色々話し合いましたところ、春野さんんが尊敬するバーブラ・ストライサンドの作品なのでぜひともやりたいと。いまの日本でこの役を演じて踊れる歌えるスターという点では、春野さんしかいないと思いました。それから上演台本と演出には正塚先生がいいのではないかと。正塚先生は宝塚の人だから、たいへんお忙しいのですが、歌劇団と正塚先生にお願いをしたところ快諾をいただいたので、晴れて演出をしていただくことになりました。また、今日、ここにいらしていただいた出演者のかたたちに感謝しております。私自身来年の公演が楽しみでなりません」

正塚晴彦「いつも思うことなんですが、やる限りはーー3時間前後ですかねこれはーーその間は日常を離れて面白い時間を過ごしていただきたいなと。できましたら何か気持ちのいいものが残った、そういうものを作りたいと思っています。この『ファニー・ガール』はあまたの名作の中でもそういう作品かなと思うので。宝塚の稽古場にいますと、出演者も振付けもお稽古ピアノも女性で、演出助手も女性で(笑)。そういう光景に慣れてたんですけど、ここにすでに男性が二人(笑)、男性がウジャウジャいる稽古場はどんなもんかなと、イヤ、それ以上の意味はありませんけど(笑)、今から12月の稽古に入るのが楽しみです。それに加えまして、オサ、男役では付き合ってますけど、あれだけの事ができた人だから、今度は本来の女性としての姿をさらけ出して、どれだけ素晴らしい魅力を振りまいて光り輝いてくれるかなと。できれば私は黙ってニコニコと見ていればいいかなと。そうはいっても12月になって稽古に入ると、どこが楽しみやねん?という気持ちに陥るかもしれませんが、今は楽しみな気分でいるところです」

DSCF0196春野寿美礼「この『ファニー・ガール』はDVDで初めて見たんですが、そのとき素晴らしい作品だなと思ったんですがバーブラとは知らなくて。あとで主演の女優さんがバーブラだと知ったんです。それから何回も何回も見たんですが見るたびにはまっていって。それがまさか今回このような形で、ミュージカルをやらせていただけることになったので、自分でも非常に驚いています。そしてたいへんに嬉しい気持ちでいます。出演者のかたがた、そして演出の正塚晴彦さんとともに楽しい作品を作り上げていこうと思っています」

綱島郷太郎「私は前にたまたま春野さんの出ていた『マルグリット』を観て、なんて素敵な女優さんなんだろうと思いました。あまりミュージカルは観ないほうなんですが、そのときは泣いてしまうまでになりまして、ミュージカルっていいなと思ったんですけど。今回、この作品のオファーがあったとき、主演が春野寿美礼さんだと知って思わずびっくりしまして、そのままここに来てしまったんですけど(笑)。僕はミュージカル経験がほぼないに等しいので、これから本番に向けて歌の稽古も頑張っていこうと思っています。これからの稽古中も本番明けてからも千秋楽まで、みなさんと仲よくやっていこうと思ってます」

田中利花「春野寿美礼さんと共演させていただきます、どうもすみません(笑)。初めて共演させていただくんですが、ここから先は(右側を指す)初めてで、ここは(左側を指す)今も一緒にやってて、剣幸さんと私は友達ですので、そのへんをしっかり押さえていけばいいいのかなと(笑)。ストラコシュ夫人というのは、ファニーの小さい頃からよく知ってて、ずけずけと「あんたはその顔じゃ女優は無理よ」とかそういうことをいう役で。(ファンに)これはお芝居ですからね、そんなことは思ってませんので(笑)。思ってなくてもそんな言い方はないと思うんですが(笑)。いつもズカズカと踏み込む役が多いのですが今回もそんな役でした(笑)。この作品の1960年代という古き良き時代を思いながら、皆さんには観ていただきたいと思ってます」

阿部裕「フローレンス・ジークフェルド二世役、という舌を噛みそうな役名ですけど、まだこれを上手く言えるかどうかも自信のないような状態でここに臨んでおります。普段は役者ですのでプロデューサーのかたには平身低頭しておりますが、今回、レビュー界を代表する大プロデュサーという役ですので、これをとても偉そうにやってみたい思います。春野さん、よろしくお願いいたします」

この制作発表に欠席した剣幸と橋本じゅんから
ビデオレターが届けられ後方のスクリーンに映し出される。

剣幸「春野さん、初めてですね、よろしくお願いいたします。綱島さんと橋本さんも初めて、私と利花ちゃんはファニー・ガールコンビだと思っています。阿部さんも初めて共演させていただきます。正塚先生も先生の作品には出たことがないので、初めて出させていただきます。どうぞよろしく」

橋本じゅん「橋本じゅんです。振付師のエディ・ライアンを演じます。拍手が弾けるほどたくさんのお客様に観にきていただきたいと思っております」

(vol.2に続く)


ブロードウェイ・ミュージカル『ファニー・ガール

●2010/1/8〜17◎赤坂ACTシアター

 2010/1/27〜30◎梅田芸術劇場メインホール

上演台本・演出◇正塚晴彦(宝塚歌劇団)

原作・脚色◇イソベル・レナート

音楽◇ジューリ・スタイン

作詞◇ボブ・メリル

出演◇春野寿美礼 剣幸 綱島郷太郎 田中利花 阿部裕 /橋本じゅん 他

<料金>ACTシアター/S席¥11500  A席¥8000 

        梅田芸術劇場/S席¥11500  A席¥8000 B席¥4000

<お問合せ>梅田芸術劇場/06-6377-3800

                                              【取材・文/榊原和子】 

 

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