えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『大人のけんかが終わるまで』

再演決定!『源氏物語×大黒摩季songs〜ボクは、十二単に恋をする〜』に出演 紫吹淳インタビュー

源氏物語
(左)中澤裕子(右)紫吹淳

源氏物語の舞台を現代にうつし、ミュージカル化。さらに音楽は全て大黒摩季の楽曲を使用という異色のミュージカル『源氏物語×大黒摩季songs〜ボクは、十二単に恋をする〜』の再演が決定した。2010年の初演の際にも主人公の光を演じ、そのイケメンぶりを披露した紫吹淳に、再演に向けての意気込みを語ってもらった。


卒業してもお姫様抱っこ

──源氏物語をベースにした現代劇ということですが、まず舞台設定やあらすじをお伺いできたら。
舞台は、父親の結婚式が行われるハワイから始まります。光(光源氏)も結婚式に出席するためにハワイに行くのですが、そこで運命の女性に出会うんです。「やっと理想の女性に出会えた!」と、その彼女と一夜を共にし、でも名前も聞かずに、その日は別れてしまうんですね。翌日、父親の結婚式でその女性を見掛けて友人たちに紹介しようとしたら、父親の結婚相手だった、と(笑)。

──そのまま父親=桐壷、運命の女性=藤壷、そして紫吹さん演じる光=光源氏、という風に源氏物語にあてはまるんですね
そうです。光は帝銀行の銀行員という設定で、まぁ言ってみればお金持ちの御曹司ですね。藤壷と結ばれないと知ったあと、その銀行のOLたちとも恋に落ちて…という。

──初演のとき苦労された点などありましたか?
宝塚を卒業してからも女性をお姫様抱っこするのか、という驚きはありましたね(笑)。あと「源氏物語」という原作をどうコメディに仕上げていくのか、その辺りに不安はありました。でもそこは、演出の岡本さんが細かい計算をされているので、それに忠実に従っていくことで、結果お客様にも笑っていただけました。やはりこちらが笑わせよう、笑わせようとすると面白くなくなってしまったり、軸がずれたりするので、そういう点がコメディの難しさだと思います。


許され、愛される光

──光というのはどんな魅力を持った男性ですか?
光はそのとき、そのときで本気で女性を好きになってしまうんです。単に慰めてくれたから好きになる、とかではなく本気なんです。そこに光源氏が時代を経て愛されている理由があると思っています。だから「あぁもう嫌な男!」とは言われない役作りを…嫌みにならずに愛される、光だから許せてしまう、そんなキャラクターを作り上げていきたいです。

──究極のプレイボーイですよね。宝塚時代、紫吹さんが演じられてきた役とも重なる気がします。
はい、そういう系統の役は多かったですね(笑)。また悲しいかな、スーツを着ると自分の男役の型に、すぐ入っていけちゃうんですよ。ブランクもあるから大変ではあるんですが、でもその型に自分をはめていく作業をしていくことになります。


初演より上を目指す

──全編通して大黒摩季さんの曲で構成されるというのもこの舞台の大きなポイントですね。
20曲近く摩季さんの曲を使わせていただいています。藤壷の結婚相手が父親だとわかったところで「チョット」が入ったり、葵(光の妻)が子供を産んでそのまま亡くなってしまうのですが、その産まれたばかりの子供を抱えながら「あなたがいればそれだけでよかった」を歌ったり…宝塚時代も歌いながらぽろっと泣いてしまうことはありましたが、こんなに泣きながら歌ったのは初めて、というぐらい感情移入できます。

──初演をきっかけに、大黒さんとお友達になられたと伺いました。
そうなんです。私は摩季ねえと呼ばせていただいてるんですが、本当に格好良い方なんですよ。女にしておくのがもったいないぐらい。あの人こそ光源氏じゃないかという(笑)。摩季さんには曲を書き下ろしていただいたりもしてるんです。芸能生活25周年をむかえるにあたって、ファンの人への気持ちを全部摩季さんにお伝えしたら、作詞もしてくださって。「It’s You」という曲なんですが、すごく素敵な曲なんです。

──どんな思いを込めた曲に?
長い間誰よりも私を知っていてくれて、どんな時も一人じゃなかった。寂しい時も一人じゃなかった。あなたたちがいてくれたからこそ、頑張れる。でも、私自身が「あなたがいるから頑張れる」と思ってもらえる存在になりたい。これからもよろしくね、みたいなメッセージを込めました。

──そんな紫吹さんの思いに触れられて、ファンの方も喜ばれたでしょうね
そうですね、すごく喜んでくれて、早くリリースして欲しいという声も大きいです。せっかく摩季さんに書き下ろしていただいたことですし、もったいないですからね。

──では最後に公演へ向けての意気込みをお願いします。
初演のとき役を追求して、千秋楽にはその役をお墓に埋めるぐらいの勢いで演じてきているので、それを再び掘り起こして、育てなければいけないというのは、すごくエネルギーのいることではあるんです。初演より上をいかなければいけないという思いがあるので。でも周りのメンバーや、摩季さんの曲に助けていただきながら、前回よりももっとイケメンに、そして素敵な舞台にしていけたらと思っています。
 

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(後列中央)紫吹

しぶきじゅん○群馬県生まれ。86年『レビュー交響曲』で宝塚初舞台を踏み、花組に配属。92年『スパルタカス』で新人公演初主演、その後組替えを経て、01年月組トップスターに就任。04年に宝塚を退団し、現在まで女優として活躍中。近年は『愛と青春の宝塚』(08年)、『源氏物語×大黒摩季songs〜ボクは、十二単に恋をする〜』(10年)、『風と共に去りぬ』(11年)、『9時から5時まで』(12年)などに出演。また今年の7、8月には『王様と私』への出演も決まっている。

 

 

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『源氏物語×大黒摩季 songs〜ボクは、十二単に恋をする〜』

脚本・演出◇岡本貴也
音楽◇大黒摩季
出演◇紫吹淳 中澤裕子 AKINA 大河元気 川上ジュリア 須藤温子 折井あゆみ 鈴木拡樹 杏さゆり DAIZO 山口賢貴 仲原舞 ダンドイ舞莉花 岡崎大樹/長谷川紀子 赤澤セリ 岸田敏志

●5/11〜5/20◎天王洲 銀河劇場


〈料金〉S席:8,000円 A席:6,500円

〈問合せ〉03-5457-8883(平日12:00-18:00)





【取材・文/岩見那津子】



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『土御門大路』囲みインタビュー

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大和悠河が鬼女になる『土御門大路〜陰陽師安倍晴明と貴船の女〜 能・鉄輪より』が、5月9日に初日を開けた。(東京は11日まで)

今作は能の『鉄輪』が元になっていて、五世・豊竹呂太夫のオリジナルの浄瑠璃にのせて、舞や殺陣をふんだんに盛り込んだ和の世界となっている。


物語の背景になるのは平安時代。土御門大路に居を構える陰陽師の安倍晴明(市川月乃助)のもとに、源頼光(塩谷瞬)が刀鍛冶の四条宗晴(黒田アーサー)を伴って訪れる。
近頃、宗晴は体の具合がすぐれぬというのだ。宗晴には才色兼備の沙月(大和悠河)という妻がいるのだが、良妻で出来すぎた妻が疎ましくなり、白拍子の若菜(愛原実花)に気持ちを移していた。

一方、宗晴の刀を手に入れたいとやってきた春宮亮(舘形比呂一)が剣を持つなり狂乱する。その様子に頼光は剣に念が憑いていることを見破り、念の闇に潜む紅葉(遼河はるひ)、鈴鹿(水町レイコ)もろとも追い払う。だがその念こそ愛ゆえに苦しむ沙月の嫉妬にほかならなかった。


この『土御門大路』の公開舞台稽古が5月8日に行なわれ、出演者の市川月乃助、大和悠河、舘形比呂一、塩谷瞬、黒田アーサーが報道陣の前に登場した。



【挨拶】
 

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市川月乃助
 長いようで短いお稽古が一ヶ月近く続きまして、これだけ多彩なキャストが集まって良い出来の舞台ができたと思います。ですので、こんなに沢山の取材陣に来ていただいて、何があったのか分かりませんが(笑)、是非観に来ていただきたいです。


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大和悠河
 平安時代の物語で、私が演じる沙月が夫に裏切られて鬼になっていくというところがあるのですが、平安時代だけではなくて今の時代にも通じるものが沢山あると思います。皆さんたくさん観に来ていただけたらと思います。


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舘形比呂一
 個人的にはここまできちっとしたわものの舞台は初めてなので、衣装とか色々なことがあるんですけれど、自分なりにやりたいなと思います。


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塩谷瞬 
すごく素敵なエンターテインメント舞台に仕上がっています。キャスト、スタッフの皆さんに支えられて、今回月乃助さん大和さんや普段僕たちが教えていただけないような方に歌舞伎の所作や言葉の遣い方とか毎日教えていただきながら、その姿を見させていただいて稽古をしてきて明日本番となっていますので一人でも多くの方に見ていただきたいです。


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黒田アーサー
 素晴らしいチームワークで、素晴らしい作品に仕上がっています。大勢のマスコミの方に来ていただいたんで、ぜひ多くの方に来ていただきたいです。



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【囲みインタビュー】


━━皆さん緊張なさっているのに黒田さん余裕があるようですが?

黒田 ちょっとだけ慣れているんです。色々な経験をしていて(笑)。
 

━━塩谷さんは精神的には落ち着かれましたか?

塩谷 はい。自分は役者なので、明日から向かえる本番を満足していただけるようなステージを誠意を込めて勤めたいです。自分の人生も改めて見つめなおすことが多く、役者としても生れ変わる機として捉えています。必死に芝居するところを見ていただけたら嬉しいです。
 

━━支えてさしあげるというか稽古中はいかがだったんでしょうか?

月乃助 男の僕がみても彼はすごく母性本能をくすぐるんですよ。なんとかしてあげたいなという気持ちでみんなが一丸となったということはあったかもしれません。
 

━━塩谷さんはシュンとしてましたか?

月乃助 シュンとしてましたね(笑)。それで、ちょっと心配なところもあったんで、最初はそのことに触れずにおいたんですけども。劇中、「女には気をつけられよ」という台詞があるんです。触らないとき、僕はそのセリフを言った時に吹いてしまいました。そうしたら、お互いに肩の力が抜けたというか。
 

━━そのセリフの返しはどういうセリフになるんですか?

月乃助 それは舞台で観てください。

仕事中はこんな真面目な男はいるのかっていうくらい熱心に打ち込んでいるので、そういう人となりをいつも近くで見てたんで、ちょっと同情するとこともあります。
 

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━━大和さんはいかがですか?

大和 女性を代表して言わせていただきますと、「女には気を付けよ」というセリフはあるんですけれど、その原因を作ったのは男性なんじゃないかなと思います。私は鬼になってしまう役なんですが、原因は男の人だぞと思いながらやっています(笑)。塩谷さんですか? 今回、演じてる中でシュンとされてます(笑)。

月乃助 あと、アーサーさんの役は四条の匠というんですが、最後に(塩谷と)2人で「四条の匠も哀れじゃのう」というセリフがあるんです。僕、心の中でつい「おまえが哀れじゃ」ってつぶやいたり(笑)。

黒田 匠は二股ではなく不倫です。どっちにも捨てられてしまうという役です。

大和 私が妻なんです。

黒田 こんな綺麗な奥様なのに若い女の子についつい行ってしまい、奥様に恨まれ生霊となって怨念をかけられ、安倍晴明に助けていただくんです。
 

━━塩谷さんも助けてくれる人が欲しいですね。

塩谷 そうですね、自分が必死に生きて皆さんが応援してくれたら嬉しいです。いろんな意味で芝居を頑張れと天からもいわれいているように思います。今は芝居に生きます。

月乃助 真面目だなぁと(笑)。洒落が通じないというか、まっすぐな気性を持っているので、そのへんも源頼光という役とオーバーラップしていて、僕はもっと砕けたところを持っているんですよね。良い意味でマッチングしているかもしれないですね。
 

━━時代を超えてテーマが男性のそういう問題ですね。

月乃助 普遍的なものですね。舞台上でもプライベートでも体現した二重の世界をお客様には是非味わっていただきたいです。非常にスペクタクルな時代活劇です。
 


※舞台写真はレビューとともに掲載予定。


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『土御門大路〜陰陽師・安倍晴明と貴船の女〜 能 鉄輪より』

作・演出◇岡本さとる

出演◇市川月乃助(段治郎改め)、大和悠河、舘形比呂一、塩谷瞬、黒田アーサー、愛原実花、遼河はるひ  他

5/9〜5/11◎渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール、

5/19◎中日劇場 

〈お問い合わせ〉アーティストジャパン 03-6820-7576

http://www.artistjapan.co.jp



【取材・文/佐藤栄子 撮影/冨田実布】

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初日を迎える春野寿美礼の『エリザベート』囲み会見

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上演回数900回を越えて上演されている人気ミュージカル『エリザベート』で、5月9日、初日を迎えた。その初日メンバーの囲み会見が7日、帝劇のロビーで行なわれた。

今年も皇妃エリザベートはダブルキャストで、昨年に引き続いて演じる瀬奈じゅんと今回が初役となる春野寿美礼。トート役は山口祐一郎、石丸幹二とマテ・カマラスのトリプルキャスト。フランツ・ヨーゼフは石川禅と新しく参加の岡田浩暉のダブル。皇太子ルドルフは新キャストで大野拓郎、平方元基、古川雄大のトリプルが競演、ルドルフの子供時代も加藤清史郎をはじめ4名が交替で演じている。


初日メンバーとして囲み会見に登場したのは、エリザベートの春野寿美礼、トートの石丸幹二、ルキーニの高島政宏、フランツ・ヨーゼフの岡田浩暉、ルドルフは平方元基、子供時代のルドルフの加藤清史郎というメンバーで、これから迎える初日への抱負を語った。


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平方元基、岡田浩暉、春野寿美礼、石丸幹二、高嶋政宏、 前列・加藤清史郎

 
【囲み会見】

 

ーー初日を迎えるにあたって、意気込みをお願いします。

春野 気持ち良く初日を迎えたいなと思います。

石丸 稽古も良い調子なのでこの勢いで突き進んで行ければと思います。 

高嶋 出演回数が900回超えてるんですけど、まだ発見があって奥深い舞台だなって感動しています。

岡田 僕も春野さんと同じで、気持ち良く初日を迎えたいですね。

平方 初日を迎える緊張感を忘れずに千秋楽まで走り抜けたいと思います。

加藤 僕もすごく緊張してるんですけど、とにかく楽しめたらいいなと思ってます。頑張ります。

 

ーー高嶋さんのこの姿も見慣れたようなかんじですが 

高嶋 最初は大変で大変で、帝劇に来るのが嫌でしょうがなかったんですけど(笑)、今では最もしっくりきてしまっているのが恐ろしいなと思ってますね(笑)。

 

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ーー900回もやっていると台本を覚える作業もないのでは? 

高嶋 初演から500回くらいまではほぼ稽古場に台本持って行ったことが無かったですね。500回超えた時から「もしかしたらこれじゃいけないんじゃないか?」と思って台本をもっと読み込んでいて、今回は自分が稽古している以外は台本読んでましたね。それほど奥深い作品です。

 

ーー清史郎くんはミュージカル出演は二回目ですが、舞台は違うところはありますか?

加藤 前回とは全く役が違うので、演じるのが難しかったです。

 

ーー歌の練習はしてますか? 

加藤 してます。

石丸 上手いですよ〜。

 

ーー自分では何点くらいですか? 

加藤 う〜ん…… 

高嶋 100点越えちゃってるからね〜(笑)。

加藤 80…… 100点になれるように頑張ります。

 

ーー1人の人物の子供時代を演じるということで、自分の大きくなった姿(青年ルドルフ)のキャストさんとのコミュニケーションは取っていますか? 

加藤 舞台では絡みはありませんが、仲良くしてもらってます。

 

ーーテレビと違って、ミュージカルのお仕事はいかがですか?

加藤 テレビは撮り直しがききませんが、舞台なら一回一回直して行ったりできるのがいいなと思います。

 

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ーー春野さんは宝塚時代にはトート役をされていましたが、石丸さんのトートはいかがですか? 

春野 やはり宝塚は男役ということで、様式美をお見せする部分が強いので生々しさは無いのですが、生々しさが漂ってくるのでついつい引き寄せられてしまって、本当に身を委ねてしまおうかなと思ってしまいますね(笑)。

石丸 嬉しいですね〜(笑)。カモンカモ〜ン(笑)。

春野 (笑)でも自分で自由を探し求めて、まだトートの方へは行けないという葛藤が生まれてきますね。

 

ーートート経験者が隣にいるというのはいかがですか?

石丸 今はもうエリザベートさんとして接しているので芝居中は何とも思いませんが、稽古場で春野さんと瀬奈さんがいらっしゃって、お二人の佇まいから「トートはこういなくてはならない」みたいなことをこっそり学んでました(笑)。

 

ーー地方公演もありますが楽しみは?

高嶋 僕なんかは全精力を傾けないと、長丁場は乗り切れませんね。ずっと一人で一つの役をやっているので、もう何が大変なのか分かりませんね(笑)。

 

ーーついに出演回数1000回を超えられますが。

高嶋 8月の名古屋で1000回ですね。数じゃないですよね。気づいたら1000回になるというかんで、初演の時はもうこれで終わりだと思ってましたから。足はつるは本番中目の前真っ暗になるは、物は落とすは・・・大変でした(笑)。

 

ーー稽古で大変だったことは?

高嶋 13回、14回と、トートやエリザベート、ルドルフの役替わりに合わせて稽古するので「俺は一人なんだな」って痛感しますね(笑)。本番始まれば最高でも2回なので(笑)。

 

ーー今回の見どころは?

高嶋 また新しいキャストで、新しい化学反応が起こると思いますし、ハンガリーの怪人(笑)マテ・カマラスもいるので、偉大なる挑戦をしていますので、僕らも相当触発されてますね。


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ーー稽古場の雰囲気は?

春野 初めてのエリザベート役で、初めてのカンパニーなので緊張感を持って一生懸命取り組んでます。色々な方がアドバイスや優しい言葉をかけて下さって、支えて下さいました。新しいキャストの方もオリジナルキャストとしてずっとやってらっしゃる方も、一緒になって作品を作り上げているという雰囲気が、本当に素晴らしいなと思います。

 

ーー息子役の加藤清史郎くんとの共演はいかがですか?

春野 実は絡みがないのですが、二幕は袖から息子が頑張ってるんだと思って勝手にエールを送られている気になって私も頑張ってます。稽古場でも子ルドルフのみんなは元気いっぱいで礼儀正しくてこちらが見習わないといけないなと思います。

 

ーー最後に意気込みをお願いします。

春野 今回も様々な組み合わせで5か月間公演をさせて頂きます。皆様是非観にいらしてください。

 

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ウィーン初演20周年記念公演

ミュージカル『エリザベート』

脚本・作詞◇シルベスター・リーヴァイ

作曲◇ミハイル・クンツェ

演出・訳詞◇小池修一郎

出演◇春野寿美礼、瀬奈じゅん/山口祐一郎、石丸幹二、マテ・カマラス/

石川禅、岡田浩暉、大野拓郎、平方元基、古川雄大、寿ひずる、杜けあき、今井清隆/高島政宏 他

●2012/5/9〜6/27◎帝国劇場

〈料金〉S席13000円 A席8000円 B席4000円

〈問合せ〉帝劇 03-3213-7221

●7/5〜26◎博多座

●8/3〜26◎中日劇場

●9/1〜28◎梅田芸術劇場メインホール

http://www.tohostage.com/elisabeth/cast.html


【取材・文・撮影/冨田実布】

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月船さららの公演『なまず』のお知らせ


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映像や舞台で活躍中の元月組男役、月船さららが主宰するmétroが、5月23日から第5弾『なまず』を上演する。
 

métroは月船と無名塾出身の出口結美子の2人で09年1月に旗揚げ。江戸川乱歩原作『陰獣』をはじめ、『妹と油揚』、『痴人の愛』など文学的でユニークな舞台を上演してきた。11年春に出口が結婚引退したことにより、月船さらら1人で「新生 métro」として再スタート、昨年10月に公演した『引き際』は、震災後の現実を鋭く風刺したビビッドな舞台となった。
 

今回の『なまず』も『引き際』と同様、これまでmétroの演出と脚色を手がけてきた天願大介が書き下ろす新作で、『デンデラ』などの作品で日本映画界の鬼才として活躍する天願監督らしい、現在の日本の政治を皮肉り一石を投じる意欲作となっている。
 

タイトルについて、天願は「なまずはグロテスクだがよく見ると愛嬌があるし食うと美味い。湿地では最強、暴れれば災害を起こす。世界有数の地震国に住む我々の先祖は、地中に潜む巨大ななまずが暴れないよう、霊験あらたかな要石をなまずの頭と尻尾あたりに置いた」と、なまずをめぐるエピソードを記し、「大きな出来事があったとき、そのことを何かに置き換え、洒落のめしふざけ厭がらせをする。それが日本国の伝統だ。というわけで今回、神楽坂は東北のジャングルと化す」と解説している。
 

出演は月船さららの他に、斎藤歩、若松力、池田遼、鴇巣直樹という、映像や舞台で活躍する個性溢れる演技派揃い。テーマはシリアスでも笑いが随所にあるのが天願ワールドで、月船が前回の『引き際』で演じて好評だったシャンソン歌手・蝉時雨蝶子も再登場して湧かせてくれそうだ。

キャッチコピーは「目を逸らすな! 見えぬなら刮目せよ!」。過激にパワフルに現実を突き抜けて人間の生きるエネルギーを感じさせてくれる métroの舞台。劇場は本年7月に閉館してしまう神楽坂die pratze、スタートを飾った懐かしい場所の終焉にオマージュを込めての上演となる。
 




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métro第5弾

『なまず』

作・演出◇天願大介

出演◇斎藤歩、若松力、池田遼、鴇巣直樹、月船さらら(métro)

〈料金〉前売・当日4200円 プレビュー公演(23日)3800円

〈問合せ〉ジェイ.クリップ  03-3352-1616(平日10時〜19時)

http://www.j-clip.co.jp/(PCのみ)

metro公式HP:http://www.metro2008.jp/





【文/榊原和子】


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