えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

お得なチケット販売中!『HEADS UP!/ヘッズ・アップ!』

貴城けい・樹里咲穂 『サイド・ショウ』インタビュー

 

s_014


昨年の4月に上演され、大評判を呼んだブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』が、シアター1010で10月1日から上演中である。
 

昨年初演された日本版は、結合性双生児のヒルトン姉妹に扮した貴城けいと樹里咲穂という2人が見事な舞台をみせ、また男優陣やアンサンブルなど出演者たちのクオリティの高さもあって、上質のエンターテイメントとなった。

初演時からす再演希望の声が高く、直後にガラコンサートが行なわれ、今年もまた6月に「ミュージカルライブ」という形でガラコンサートを行ない、その席で今回の東京・大阪での再演が発表された。

キャストは昨年に引き続き、妹のヴァイオレットに貴城けい、姉のデイジーを樹里咲穂。
新加入の男優は、ヴァイオレットに恋する青年バディに吉田朋弘、姉妹を支える黒人ジェイクの吉原光夫。初演に引き続き見世物小屋のボスに大澄賢也、デイジーを愛するテリーには下村尊則が参加している。


その『サイド・ショウ』の初日も近いある日、稽古場に貴城けいと樹里咲穂を訪ねた。

 

s_010

【テレパシーでより一体化】
 

ーー待望の再演がいよいよ始まりますが、6月にまずライブがありましたね。

貴城 ちょうど1年ぶりくらいでした。

樹里 またくっついて(笑)一緒に歌いました。
 

ーーそのときも見事なくっつきぶりでしたが、今回の稽古場でもその感覚はすぐに?

樹里 もう、自転車に1度乗れるようになったら、いつでも大丈夫みたいなね。

貴城 そうそう。いつでもくっつけます(笑)。

樹里 フィット感はより増してます。
 

ーー考えてることも、けっこうわかる感じになっているとか?

樹里 今回はテレパシーを導入したいなと。

貴城 言葉で伝えなくても何を考えてるかわかるように。

樹里 「沈黙の会話」という双子の人とか結合双生児の研究書があるそうなんです。それによると言葉は喋ってないのに「うんうん」「だよね」とかうなづいているらしいんです。

貴城 (頭を指して)こことここで会話してるみたいな。
樹里 前は違う人間2人がくっついてるというような感覚でしたが、今回はまさに一体化した形になるといいなと。

貴城 違うことを考えててもより分かり合えるような、より2人一緒に生きていくというテーマに近づいてると思います。

 

s_006s_002

【楽屋にくる人が興奮!】
 

ーー初演時は難易度の高いミュージカルの初演という不安もあったと思うのですが、初日を開けたらどんどん盛り上がって評判になりましたね。

樹里 あの感動は忘れられません。

貴城 私たちも興奮してましたけど、楽屋に来てくださる方たちがみんな興奮して昂揚してて、一生懸命この『サイド・ショウ』について語ってくれるんです。

樹里 そうそう!

貴城 私たちは演じてるから知ってるよというようなことまで、全部解説したり教えてくれて(笑)。それくらい、自分たちが今見た、感じたものについて伝えたくてしょうがないという、ああいう光景はあんまりないよね。

樹里 嬉しかったよね。

貴城 だいたい皆さん泣いてるし。

樹里 ボロボロになってて(笑)。こっちもつられて。 
貴城 そう、ボロボロ(笑)。
 

ーーたいへんな作品のパイオニアになったわけですが、お2人にも大事な作品になりましたね。

樹里・貴城 宝物です(笑)。

樹里 初演の時はスケジュール的にきつい時期で、どうしようと思ったりしましたけど、やってよかったです。音楽のテクニック的にもこれだけのものを歌える機会は少ないですし、毎日それを公演で歌うことでこちらの身につくものがすごく大きいので。

貴城 私は初演はとにかく必死でした。樹里さんだからやれた部分は大きいと思います。稽古3日目で敬語禁止令が出されました。

樹里 敬語でしゃべってたら絶対に姉妹になれないから。

貴城 それまでちゃんと敬語だったのに、今やすっかり(笑)。本当に最強のパートナーです。この作品に出会えた時期もよかったと思うんです。退団直後だったら難しすぎたと思うから。
 

ーー貴城さんはニューヨークまで舞台のフィルムを観に行ったんですよね。

貴城 初演というだけでもプレッシャーなのに、すごく異色な作品ですから、どうなのかな?という気持ちがありました。そしてニューヨークで映像を観て「すごい」って感動してメールして(笑)。でも、素晴らしさはわかったけど、どうしたらこの良さを伝えられるだろうという不安もありました。だから初日が開いて、お客様の拍手とか空気感を感じて、初めて「やってよかった」と。

樹里 本当にお客様の反応で安心したし、助けられた感じだったよね。

貴城 劇場が一体化してる感覚がすごく伝わってきて「ああよかったな」と。 

 

s_012

【くっついてるのが自然になりすぎて?】
 

ーーなぜこの作品がこんなに愛されると思いますか?

樹里 音楽が素晴らしいのはもちろんなんですが、2人の生き様だと思います。本当にたいへんだっただろうなと。でも2人ともどんな普通の人よりも普通だしピュアで。だからこそより辛いこともあっただろうなと。でもそれを乗り越えて誇り高く生きていくんですよね。

貴城 強くなっていくんです。見世物小屋にいたときよりも2人なりに強くなって、一幕での記者会見では傷ついていた部分も二幕のパーティではかわせるようになっているし。そこに行くまでの葛藤はやっぱり2人なりの闘いがあったと思うんですけど、でも根底にあるピュアさは変わらずにあるんですよね。
 

ーー2人だから強くなれる部分もあるし、逆に2人だから縛り合う部分も出てきますね。恋の悲しみとか。

樹里 1人でも恋なんてたいへんなのに(笑)。自分でも自分のコントロールが効かなくなるのに、横にね。

貴城 洩れなくついてくるし(笑)。でも映画の『フリークス』の中にもあるように、1人が恋人とハグしてるともう1人も幸せそうにうっとりしてて、「あ、これだよね」って。幸せも一緒に感じるんだなと。もちろん絶望感も一緒に味わうんですけど、支え合うし、補い合うし。

樹里 最強だよね。

貴城 最強!
 

ーー初演の時よりアプローチがより深くなってますが、稽古中に新たな発見などありますか?

樹里 全部クリーンナップしてるので発見は多いです。

貴城 発見だらけ!

樹里 気がついたところはディスカッションして変えていってますから、ずいぶん違う印象になると思います。振付の大澄賢也さんが、また新しい振りを考えてきてくれて。

貴城 より華やかに、より高度なテクニックで。

樹里 より激しくね。くっついたままこんなこともできるんです、みたいな(笑)。

貴城 あんなこともできますけどとか、こちらからもリクエストしてます。

樹里 私たちがくっついてできることを最大限に表現しますので!

貴城 「いつでも一緒」などはとくにショーアップされたナンバーですから、初演を観た方には「1年経ったらここまでやるか!」というのを見ていただきたいし、初めての方には「くっついたまま?」とびっくりしてほしいですね(笑)。

樹里 最近、私たちがくっついているのが自然になりすぎて、あまりびっくりしてもらえないのね(笑)。

貴城 すごいことしてるのに気づいてもらえない(笑)。

樹里 これ自力ですから。自力でついてるんですから(笑)。

貴城 いまだに服がつながってると思ってる人もいるから(笑)。

 

s_001s_005

【恋へのアプローチも変化】
 

ーー再演でキャストも変わって、貴城さんは新しい恋人ですね。

貴城 バディが吉田朋弘さんになりました。今回は私のヴァイオレットは一目惚れで、無防備に好きになってます。

樹里 恋に関しては出かたがお互いに前と逆になってるのね。

貴城 別に話し合ってるわけではないのにね。

樹里 デイジーはもともと考えるほうだから、ちょっと警戒心を表に出すようになって。

貴城 そしたらヴァイオレットがなんだか無防備になっちゃった。

樹里 自動的にね。デイジーは初演ではテリーにすぐファーとなっていたけど、今回は最初は「あなた誰?何しに来たの?」というような警戒心をきちんと見せようと。デイジーは姉だし、性格的にもA面とB面があっていいんじゃないかと思ったので。

貴城 ヴァイオレットがそのまんまだから(笑)。

樹里 そして警戒心の裏で「もしかしてあの人を好き?」とか揺れてたりする初々しいところが見え隠れすると、この双子の世の中に慣れてない部分も、より出せるかもしれないと思うんですよね。
 

ーーそうなると相手役の下村尊則さんも変化してきますね?

樹里 テリーは今回やっと私のことを好きになってくれたみたいで(笑)。

貴城 えーっ?!

樹里 というか、テリーには恋に落ちる瞬間の場面がないんです。気がついたらデイジーを好きになってて「何故か忘れられない」と歌ってて(笑)。この間、演出の板垣さんと下村さんで「今のデイジーなら、がんばってるけどまだまだ世間知らずで、なんか守ってあげたくなる」と。

貴城 そうなんだ!

樹里 でも、二幕にいたっても、私とテリーは恋愛感情をそのまま出さないところがあるんですけど、この子たち(ヴァイオレッとバディ)はまんまで「好き!」「きらい!」って(笑)。

貴城 バディもそういうタイプだから(笑)。

樹里 今回はそういう恋の形も、よりクリアにより深く見えてくると思います。

貴城 お芝居っていいなあと、稽古しててすごく思いますね。ライブもすごく楽しかったけど、やっぱり全編通してやれることが嬉しい。

樹里 歌にも気持ちが乗るのね。

貴城 再演できたことに感謝して、改めてがんばりたいなと。

樹里 うん。思います。
 

s_009


ブロードウェイ・ミュージカル

『サイド・ショウ』

脚本・作詞◇ビル・ラッセル

作曲◇ヘンリー・クリーガー

演出◇板垣恭一

出演◇貴城けい、樹里咲穂、大澄賢也、吉田朋弘、吉原光夫、下村尊則 他

●10/1〜10◎シアター1010

●10/15◎森ノ宮ピロティホール

〈料金〉11000円 (全席指定、税込)未就学児童の入場不可

〈問合せ〉東京/03-3202-5400 コマ・スタジアム

大阪/キョードーインフォメーション 06-7732-8888

http://www.sideshow.jp/(PC&携帯)


 

【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

演劇キック演劇情報コーナーhttp://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/

充実の二本立て!月組公演『アルジェの男/Dance Romanesque』囲み取材

_MG_3289

9月16日から10月16日まで東京宝塚劇場で上演されている月組公演『アルジェの男/Dance Romanesque(ダンスロマネスク)』の囲み取材の模様を舞台写真と共にお届けする。
『アルジェの男』は柴田侑宏が書いた脚本を大野拓史が演出した再演物。野心を抱き、成功への道を駆け上がろうとする男の姿を描いた作品で、感情の機微が描かれた柴田の脚本を大野が丁寧に演出し、見応えのある芝居に仕上がっている。ショー『Dance Romanesque』は中村暁演出。しっかりと前の芝居を味わったあとに続く、宝塚らしいスタンダードなショー作品。芝居を楽しみ、ショーで気持ちが華やいで…と宝塚を見たという満足感が得られるだろう充実した2作品となっている。
霧矢からの言葉にもあったが、月組トップスターとしての大劇場公演は4作目。息の合った蒼乃とのコンビも伺い知れる囲み取材となった。

_MG_3291

<囲み取材>

霧矢 月組にとりましては久々の悲劇のお芝居といいますか、最近ずっとハッピーエンドが続いておりましたので、ぐっと悲劇的ではございますが柴田侑宏先生のロマン溢れるお芝居と、爽やかで楽しい宝塚ならではのショーの二本立てを10月16日まで一生懸命お届けしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

蒼乃 お芝居は悲劇、ショーはとっても宝塚らしい楽しいショーになっております。今の月組の力を持って、精一杯頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

──気に入っているシーンを教えて下さい。

霧矢
 私はお芝居のオープニングでしょうか。月組久々の現代物といいますか、スーツで身軽で、大変動きやすい衣装で(笑)。私も下級生の頃は野心に溢れた、ギラギラした肉食系の役も・・・って表現がちょっと古いかもしれませんけど(笑)。そんな役もよくやったんですが、最近だと久々なので。お芝居のプロローグのダンスが新鮮で気に入っています。 

蒼乃 私はショーの中詰めで白いドレスで踊らせていただいている大人っぽいデュエットがあるんですけど、ああいう風に踊らせて頂くのは初めてなんです。雰囲気を出さなければいけないという課題もありますし、ちょっと挑戦している感じなので・・・

霧矢 あの場面のカツラもいろいろなパターンを取りそろえておりますので(笑)。

蒼乃 (笑)。
 
霧矢 私も今日は何かな?って感じで楽しんでいて(笑)。 

_MG_3785

──何種類カツラはあるんですか?

蒼乃 4種類あります。この場面は新しい感じですごく楽しいです。 

──では今、答えられたものと逆に、霧矢さんはショー、蒼乃さんはお芝居の見所を。

霧矢 ショーの出だしはエネルギッシュでテンション高く始まるんですが、その後がストーリー性のあるシーンが続いております。私たち二人が受け持っているのが、ノートルダム・ド・パリのワンシーンなんですが、5分間ぐらいの中でいかに全幕見て頂いたかのような満足感をお届けできるか。ドラマをお見せできたらいいなと思っております。
私たちも4作目に入りましたし、中身の濃い一場面一場面を、また色の違った物を、お届けできたらと思ってやっております。

蒼乃 お芝居は先ほど、霧矢さんがおっしゃっていたように、野心に溢れた男性が主役なんですけど、そこに絡んでいく娘役が3人いて・・・

霧矢 そうですね。

蒼乃 全然タイプの違う女性がそれでもやっぱり同じ人を好きになる。どれほど魅力的な男性なのか、というところもすごく見所で・・・

霧矢 プレッシャー?(笑)

蒼乃 違う、違います!(笑)

霧矢 こう、ひそかに私にプレッシャーを(笑)。 
 
蒼乃 (笑)男役さんが、すごく素敵に描かれているということです。 

霧矢 そうですか、はい(笑)。

蒼乃 (笑)、アルジェの場面と、パリの場面とすごく差があって時代の流れなども感じられると思いますし、月組でスーツ物というのも久しぶりなので、そういう点も楽しんでいただけたらと思います。

_MG_3796_MG_3275

 
<舞台写真>
『アルジェの男』
_MG_3009_MG_3027

龍真咲_MG_3392_MG_3453


『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
_MG_3165

_MG_3627_MG_3698

_MG_3116_MG_3122







月組公演

ミュージカル・ロマン
アルジェの男
作◇柴田侑宏
演出◇大野拓史 

ショー・スペクタクル
Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』 
作・演出◇中村暁 

●9/16〜10/16◎東京宝塚劇場

<料金>
SS席 11,000円、S席 8,500円、A席 5,500円、B席 3,500円(税込) 

<HP>
http://kageki.hankyu.co.jp/index.shtml


演劇キック演劇情報コーナーhttp://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/

よりパワフルに再演の幕が開いた『サイド・ショウ』囲みインタビュー

009

ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』が、シアター1010で10月1日に再演の幕を開けた。

昨年の4月に上演され、その深くて心を打つ内容とクオリティの高い楽曲で大評判を呼んだこの作品は、ビル・ラッセルの脚本・作詞、『ドリームガールズ』などを作曲したヘンリー・クリーガーの音楽で、98年のトニー賞で4部門にノミネートされている。

主人公は20世紀前半に実在した結合双生児のヒルトン姉妹。彼女たちは「サイド・ショウ」と呼ばれる見世物小屋からヴォードビルの世界へ、やがてショービジネスで成功して名を知られるようになる。そんな彼女たちの、ドラマティックな日々とそれぞれの恋や愛を数々の名曲とともに描き出している。


今回の再演で、さらに息の合った舞台を見せてくれている貴城けいと樹里咲穂は、一心同体化した動きと、パワフルで感情豊かな歌声でますます魅力を増している。恋人役が変わった貴城ヴァイオレットは、可愛らしさを増している反面、芯も強くなった。姉のデイジーを演じる樹里は、内面の揺れや心のひだをより繊細に表現。

新しく参加のメンバーで、ヴァイオレットに恋する青年バディの吉田朋弘は、若さゆえの真っ直ぐさと迷いをストレートに押し出した演技と歌唱。見世物小屋でヒルトン姉妹を支え、秘かに愛するジェイクは吉原光夫で、たくましい持ち味なのだが、それゆえに悲しみが滲み出る。見世物小屋のボス役の大澄賢也は少ない出番でありながら見事なインパクト。デイジーを愛するプロモーターのテリーの下村尊則は、安定した歌唱に落ち着いた演技が印象的。

アンサンブルを含めて全員が歌い上げる場面では、劇場中が『サイド・ショウ』の世界に巻き込まれてしまうような迫力に満ちていて、それだけに姉妹の生きる日々やドラマが、鋭く、痛みとともに突きささってくる舞台だ。

このミュージカルの舞台稽古のフォトコールと囲みインタビューが、初日前日に行なわれ、貴城けい、樹里咲穂、大澄賢也、吉田朋弘、吉原光夫、下村尊則が、扮装姿で取材陣に答えた。


010

【一問一答】
 

ーー初日を前に手応えは?

樹里 盛り上がってます。

貴城 楽しくお稽古してきました。

下村 再演というより新たな初演という感じです。

大澄 新しいメンバーといいチームワークでやってます。
 

ーー新メンバーの吉田さんと吉原さんは?

吉田 とても緊張していましたが、皆さんに優しくしていただいて、再演という作品ですが、新しい作品という気持ちで取り組んでいます。

吉原 頑張ってます(笑)。

樹里 こんがりしてるよね。

吉原 焼いたんです。

大澄 似合うね。
 

ーー初演時はブロードウェイがライバルと言ってましたが、今回は初演がライバルということですが。

貴城 超えたでしょ。

樹里 おー!

貴城 言ったなー!

全員 (笑)。

樹里 じゃ私も言うよ! 超えてます!

貴城 細かいところまでブラッシュアップされて、振りも、私たちくっついてやってるんですけど、バージョンアップしてます。

大澄 全部変えました。

樹里 難しいこといっぱいやってます。皆、1年半の間にそれぞれ成長してそれが反映されて中身の濃い『サイド・ショウ』になっていると思います。

下村 馴染んだというか、役が。前は一生懸命演じていたのが自分と等身大になってきたかなと思います。

大澄 ナンバーの振りもほぼ全曲変えているんですが、前回はくっついた2人が何ができるのかということを考えることから始まったんですが、今は1人の人間に振付けすると2人でくっついたまま踊るという、この進化たるや素晴らしいです。これ別に衣裳とか接着剤でくっついてるわけではないですからね。くっついたまま踊るんですから、何芸というんでしょうか?

樹里 双子芸?

貴城 双子芸!

下村 これはもう2人以外できないです。

大澄 2人だからできるんだと思うし、僕は振付けてて楽しかったし、いい経験しました。
 

ーーどうやって離れないでいるというか、最初はどうでしたか?

樹里 苦労しましたよ。

貴城 一歩歩くだけでも離れるし、普通に歩けないという。

樹里 今はなんでもできるし、足上げとかもね。

貴城 最初は離れるといけないからバンド付けようかみたいな話もあって。舞台もね。でもそんな必要は全然なくなりました。
 

008

ーー吉田さんと吉原さん、好きなナンバーとか?

吉田 自分で歌ってる以外にも好きなものはたくさんあるんですけど、いちばん気をつけたいのは、音楽が素晴らしいので、その音楽を殺さないようにしながら、役の感情を混ぜ込んでいきながら。音楽をちゃんと聞いていただきたいので、全編聞いていただきたいですね。

吉原 無駄なところが1つもないと思います。自分のシーンは心を込めて歌いたいですね。
 

ーー意気込みを。

貴城 再演なんですが、お稽古の初めから初演のつもりで零からのスタートで、新たに作り直して、組み立てていった感じで、明日の初日を楽しみにしてるんですけど、確信として前よりもさらにいい作品、いい舞台になっていると思います。皆さんぜひぜひ観にいらしてください。

樹里 私たちの演じるこの双子で、どんな困難にあっても前向きに生きていくこと、生き生きと輝いていくことの素敵さを感じていただいて、前向きに元気になっていただきたいです。

大澄 生きていく意味、生きていく力を感じる作品です。

下村 この中にある「ありのままの自分を愛して」という素晴らしい歌のように、観た人それぞれがありのままの自分を、自分の人生を愛していただいて、そうすれば相手を愛していけると思います。

吉原 人の心理というか1920年頃の人間も抱いていた悩みや思いは変わらないんだなと思います。自分も一歩前に進んでいきたいと思います。 

吉田 前向きなメッセージが詰まってる作品だと思います。人間と人間がコミュニケーションを取る大きな縮図というか、人間と人間がどう関わっていけばいいのかという縮図が見事におさまっている作品なので、共感できる部分もそうでない部分もすべて感じ取っていただければと思います。
 

004


007

006

003



ブロードウェイ・ミュージカル

『サイド・ショウ』

脚本・作詞◇ビル・ラッセル

作曲◇ヘンリー・クリーガー

演出◇板垣恭一

出演◇貴城けい、樹里咲穂、大澄賢也、吉田朋弘、吉原光夫、下村尊則 他

●10/1〜10◎シアター1010

●10/15◎森ノ宮ピロティホール

〈料金〉11000円 (全席指定、税込)未就学児童の入場不可

〈問合せ〉東京/03-3202-5400 コマ・スタジアム

大阪/キョードーインフォメーション 06-7732-8888

http://www.sideshow.jp/(PC&携帯)



【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

演劇キック演劇情報コーナー
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/
 

白羽ゆり出演の『I LOVE YOU,YOU’RE PERFECT,NOW CHANGE』で恋の相談イベント

I_LOVE_YOU宣材画像s

10月8日から東京グローブ座を皮切りに、全国4都市、21公演が行われるオフ・ブロードウェイ発のミュージカル『I LOVE YOU,YOU’RE PERFECT,NOW CHANGE』。
このミュージカルにちなんで、10月11日(火)19時公演と10月18日(火)19時公演の終了後に、出演者の中川晃教、米倉利紀による【恋のお悩み相談室】を開催することが決定した。

「愛の伝道師」こと中川晃教・米倉利紀が、お客様の恋の悩みに直接答える。また女性の視点から、白羽ゆり、神田沙也加の2人もアドバイスする。
参加条件は開催当日のチケットを持っていること。また「恋のお悩み」は、公式HP( 下記に掲載)の特設ページからも投稿できる。


ミュージカル『 I LOVE YOU, YOU‘RE PERFECT, NOW CHANGE 』は、1996年から2008年まで、オフ・ブロードウェイで12年間、5003回というロングラン上演されていた大人気作品。
2人の男優と2人の女優、たった4人で、舞台上でシーンごとに入れ替わり、全く違った男女の愛の形を演じ分けるのが見どころになっている。

18話からなるストーリー構成のなかで、恋愛未満、恋愛中、恋愛後の恋人たちと周囲の人々が次から次へと登場し、観客の視線をくぎ付けにする。

4人ですべてを演じ分ける本作は、中川晃教、白羽ゆり、神田沙也加、米倉利紀という豪華な顔ぶれで、演出を担当するのは、オリジナルの演出家であり、ミュージカル『ア二―』の演出家として11年間日本で仕事をした経験をもつ、ジョエル・ビショッフ。
 

そのジョエル・ビショッフが来日して、ますます熱気溢れる稽古場から、演出家と出演者のコメントが届いた。



稽古場写真1
 
【コメント】
 

ジョエル・ビショッフ

ニューヨークで大成功した作品をもう一度上演できること、そして、上演されるのがアメリカの次に僕が大好きな国“日本”だということ、この2つが大きな喜びです。アメリカのリメイクではなく、日本人スタッフとまったく新しい『I LOVE YOU,YOU’RE PERFECT,NOW CHANGE』を作りたい。


中川晃教

この4人でタッグを組んで精一杯取り組んでいきます。


白羽ゆり

宝塚時代には決してなかったような役に挑戦しますので、ファンの方は驚くかもしれませんね。でもいい意味で裏切りたいですね。
 

神田沙也加

1人で14〜15人もの役を演じなければならないので、しっかり演じ分けたいです。
 

米倉利紀

出演者が多い、少ない、それぞれに楽しさ、辛さがある。4人芝居は初めてなので、それを感じたい。



オフ・ブロードウェイ・ミュージカル

『I LOVE YOU, YOU'RE PERFECT, NOW CHANGE』

演出◇ジョエル・ビショッフ   

出演◇中川晃教 白羽ゆり 神田沙也加 米倉利紀

●10/8〜23◎東京グローブ座

〈料金〉S席8400円/A席7350円(全席指定・税込)

【問合せ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜19:00)

●10/27◎仙台電力ホール

【問合わせ】仙台放送 022−268−2174

●11/3◎兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

【問合せ】キョードーインフォメーション 06-7732-8888

●11/5◎日福岡キャナルシティ劇場

【問合せ】ピクニック 092-715-0374

www.musical-iloveyou.com



■「I LOVE YOU」恋のお悩み相談室

10/11(火)19:00公演終了後

10/18(火)19:00公演終了後

当日のチケットをお持ちの方のみご参加いただけます。

※「恋のお悩み」投稿はイベント当日、会場で投稿。または公式HPより投稿

公式HP http://musical-iloveyou.com/main/contact


演劇キック演劇情報コーナーhttp://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/


記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について