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日本初演50周年記念の『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演! 実咲凜音インタビュー

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1967年の日本初演以来、家族の絆と変わらぬ愛を描き続け、愛され続けてきたミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』。その栄えある50周年記念公演が、2017年の掉尾を飾る12月5日から29日まで、日生劇場で上演される。
2004年から、”21世紀の『屋根の上のヴァイオリン弾き』”を牽引してきた市村正親テヴィエと、その市村をして「最強の女房」と言わしめる妻・ゴールデの鳳蘭。そして豪華でフレッシュな新キャスト陣も加わり、不朽のミュージカル・ナンバーに乗せて、親から子へ、子から孫へと受け継がれる愛と旅立ちの物語を、次の50年に向けて力強く描き出す!
 
テヴィエ一家の長女ツァイテルに扮するのは、実咲凜音。宝塚では宙組のトップ娘役として、『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネット、『エリザベート』のエリザベート、『双頭の鷲』の王妃など、記憶に深く残る大役の数々を演じてきた実力派スター。彼女にとって、この作品が宝塚退団後の初ミュージカルの舞台となる。
そんな実咲に、新たな世界への挑戦となる作品と役柄、初共演の豪華な面々への想い、更に、宝塚退団後の時間の流れ方などについて語ってもらった「えんぶ12月号」のインタビューを別バージョンの写真とともにご紹介。

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移り変わる時代の中で、続いていくすごさを実感

──ミュージカル界に燦然と輝く傑作であり、しかも日本初演50周年記念となる『屋根の上のヴァイオリン弾き』が、宝塚退団後の本格的なミュージカルデビューとなります。出演しようと決断した決め手はなんでしたか?
宝塚在団中には、舞台を全力で務めるということだけに邁進していたので、退団後何をしたいのか? が自分でもよくわからなかったんです。引き続いて舞台をやりたいのかどうかも見えていないような状態でした。でも、そんな中でこのお話を頂いて、長く愛され続けてきた作品の、初演から50年という大切な記念の公演であること。また、市村正親さん、鳳蘭さんはじめ、錚々たる共演者の方々のお名前を拝見して、こんな素晴らしい機会に、本当に私で良いのならばやらせて頂きたい! という気持ちで、お引き受けさせて頂きました。製作発表の席上でも、50年も愛され続けている作品の空気を肌で感じることができましたし、宝塚を退団してすぐ、このような伝統ある作品に携わらせて頂けることをとても嬉しく思っています。
 
──実咲さんは宝塚創立100周年もトップ娘役で体感して、伝統の重みを様々に感じる機会も多かったと思いますが、50年続くこの作品の魅力についてはどう感じていますか?
宝塚100周年の時にも感じたことですが、時代がどんどん変わっていく中で、変わらずに続くというのは本当にすごいことで、同じ作品の上演が50年続くのは、奇跡だと感じます。それほど音楽、踊り、すべてが素晴らしいですし、ユダヤ人の方々のしきたり等が描かれていつつ、テヴィエさんのちょっとした言葉などには誰でもが笑える、普遍的なものがあるから、日本でもこれだけ長く愛され、上演が続いているのだと思います。
 
──実咲さんが演じるツァイテルの両親役の市村さんと鳳さんは、演劇界、ミュージカル界を代表する存在ですが、お二人との共演で楽しみにしていることは?
衣装をつけている訳でも演じている訳でもないのに、そこにお二人がいらっしゃるだけで、なんとも言えない温かい空気を醸し出してくださるんです。だからこそ私たちも萎縮せずに演じることができます。市村さんも鳳さんもあまりにも偉大で、私にとっては客席から拝見する方たちで、実際にお会いできることがあるとは思ってもいなかった雲の上の存在でしたので、そんな方たちと一緒に作品が作れること、濃密な時間を共有できることが本当に幸せです。
 
──鳳さんは宝塚の先輩で、100周年の記念イベントなどでもご一緒でしたね。
大大大先輩で、それこそ100周年にいらしてくださった時などは、現役生皆で花道のかぶりつきに詰めかけて拝見していました。そんな大先輩とご一緒させて頂けること、しかも今から、とても温かい言葉もかけて頂いているので、大きな懐に飛び込んでいって、精一杯頑張りたいと思います。

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愛を貫く強さを大切に共感の持てる長女ツァイテルを

──三姉妹になる神田沙也加さん、唯月ふうかさんとは製作発表会見で、早くも息の合った「マッチ・メイカー」を披露されましたね。
あの曲のお稽古をするために集まったのが、初めての顔合わせだったのですが、とても楽しく演じることができたのが印象的でした。神田さんは歌も素晴らしく、舞台人として尊敬する方ですし、唯月さんも歌はもちろんお会いした瞬間から、このままチャヴァだわ! と思えるほど可愛らしい方で、そんなお二人と、姉妹として血のつながった役をさせて頂けるのが楽しみです。お二人からたくさん刺激を受けながら長女のツァイテルを演じられたらと思っています。
 
──そのツァイテル役についてはどんな思いが?
姉妹のキャラクターの違いがしっかり描かれていて、長女として面倒見がよく優しい中に、愛する人と一緒になりたいという強い意志も秘めている女性です。現代の私たちから見ても共感できる役柄でもあるので、自分の愛を貫くというところを大切に、しっかりしていない私が(笑)、しっかり者の長女に見えるよう頑張っていきたいです。
 
──初めて男優の方と恋人役になるわけですが、モーテルの入野自由さんについてはいかがですか?
歌稽古の時に「あ、男の方の声が聞こえる」と思いました (笑)。すべてが新鮮ですし、入野さんはとても爽やかな方で、気さくに接してくださるのが嬉しいです。私にとっては全く新しい環境ですから、不安ももちろんあるのですが、逆にそれは今しか感じられないものなので、それも楽しみに変えて、入野さんと1つずつ丁寧にご相談しながら役に入っていけたらいいなと思います。

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記念すべき公演での新しい経験を楽しみながら

──初めての環境と言えば、トップ娘役の激務を全うしての退団後は、時間にもゆとりが生まれたのでは?
生まれました! こんなに自分の時間があるんだとびっくりするほどで、それだけ在団中は忙しかったんだなと、今、振り返って感じています。公演中に次の公演の準備を並行して進めているという状態が、ずっと続いていたので、休む時間があるのなら資料を見ておきたいという日々でした。でもそれだけ多くの舞台に立たせて頂けたというのはありがたいことでしたし、本当に充実した濃い時間を過ごせた、私の人生に必要不可欠な大切な場所でした。宝塚は夢の世界と言われますが、私にとっても宝塚にいた時間はまるで夢のようでした。その経験を経て今、「今日は何をしようかな?」と考えられる1日がとても新鮮です。宝塚時代もどんな色にも染まれる、七変化できる娘役を理想としていましたが、その想いは女優になっても変わらないので、映像など新しいジャンルにも積極的に挑戦させて頂きながら、1つ1つのお仕事に全力で臨みたいと思っています。その為にも退団後の初ミュージカルとなるこの舞台を、皆さんと作りあげる時間を大切に頑張りたいと思います。全国ツアーの大千秋楽は市村さんの故郷の川越ですし、本当に記念すべき公演ですので、長年のファンの方はもちろん、初めてご覧になる方も、是非楽しみに、いらしていただければと思っています。

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みさきりおん○09年宝塚歌劇団入団。歌唱力に優れた娘役として注目を集め、12年『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』のヒルダ役で宙組トップ娘役に。『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネット『王家に捧ぐ歌』のアイーダ『エリザベート』のエリザベートなど、数々の大役を歴任。17年『王妃の館/VIVA!FESTA!』で退団。以後、女優として活動を開始、この作品が退団後初の舞台となる。

〈公演情報〉 
やね
ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』
台本◇ジョセフ・スタイン 
音楽◇ジェリー・ボック 
作詞◇シェルドン・ハーニック
オリジナルプロダクション演出・振付◇ジェローム・ロビンス
日本版演出◇寺秀臣
出演◇市村正親 鳳蘭 実咲凜音 神田沙也加 唯月ふうか 
入野自由 広瀬友祐 神田恭兵 今井清隆 ほか
●12/5〜29◎日生劇場
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)




【構成・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】



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三島由紀夫×デヴィッド・ルヴォーで期待の高まる舞台『黒蜥蜴』に出演! 朝海ひかるインタビュー

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江戸川乱歩の傑作小説を、三島由紀夫が戯曲化した究極のエンターテインメント作品として、愛され続けている『黒蜥蜴』。
これまでにも様々な演出家により、多彩な上演が繰り広げられてきたこの戯曲を、英国演出家で世界的な評価を得ているデヴィッド・ルヴォーが、長年夢に描いてきた演出プランで上演するという刺激的な興奮に満ちた舞台が、2018年1月9日〜28日、日比谷の日生劇場で幕を開ける(のち、大阪・梅田芸術劇場メインホールで、2月1日〜5日まで上演)。
 
日本に魅了され続けてきたルヴォーが、敬愛する三島由紀夫の戯曲をどう舞台に描き出すのか、中谷美紀、井上芳雄をはじめとした豪華出演者の顔ぶれもふくめ、今、高い注目が集まっている。
そんな舞台に、家政婦ひな役で出演するのが、元宝塚歌劇団雪組トップスターで、女優としての活躍も著しい朝海ひかる。今年、女優10周年を記念したダンスライブショーを大成功させた彼女が、新境地ともいえる役柄にどう挑むのか。新たに生み出される『黒蜥蜴』の世界への意気込みと共に、想いを聞いた。

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三島戯曲とルヴォー演出、二つの夢が叶う舞台

──『黒蜥蜴』という歴史ある作品に出演が決まった時の気持ちから教えてください。
三島由紀夫さんの戯曲を演じたことがこれまではなく、いつかその世界に入りたいと思っていましたから、念願叶って作品に携われる喜びがまずはじめにありました。そして、デヴィッド・ルヴォーさんの演出を受けたいとずっと夢みてきましたので、まさに夢が一度にダブルで叶ったという思いでした。私にとっては、今まで演じてきた作品とは、毛色の違う役なのですが、「是非に」とおっしゃって頂けましたので、二つ返事で「やらせて頂きたいです」と申し上げました。

──今、お話に出ましたが、家政婦のひな役ということで、今までの朝海さんのイメージからすると「おっ?」と驚きのある役柄ですね。
そうなんです。『黒蜥蜴』に出演させて頂くことを話しましたら、かなり多くの方から「なんの役で?」と言われました(笑)。

──しかも、多くの方がご存知の作品とは言いながらも、ひな役についてはどこまで話していただいていいのか?という部分もあるのですが。
そうですね。ちょっと伏せておきたいところが(笑)。

──そういう、とてもミステリアスな役ですが、役柄をどのように捉えていますか?
物語の中では、色々と秘密を持っている役なのですが、まず人物像として、ひなという女性が歩いてきた人生というものを想像して考えて、それを土台に創っていきたいなと思っています。そこがきちんとあれば、きっと『黒蜥蜴』という作品の中での、役柄の魅力や色が、おのずと出るのではないかなと思いますし、そこを自分なりに演じてみたいです。

──秘密のある人物というところでは、朝海さんのこれまでのイメージから少し離れていることが、逆に生きる部分もあるのでは?
本読みは、まだまだ自分でも探っている状態で読んだのですが、他のキャストの方たちから「今までに聞いたことのない声だった」と言っていただけたので、そこで私自身も、不安より楽しみが増えました。

──声のトーンなど、かなり考えたのですか?
逆に、あまり声を作らないでいこうと思いました。話し方や、ニュアンスでにじみ出るものがあった方がいいと。やはり三島さんの素晴らしい戯曲ですから、そのまま読めば、言葉遣いから役柄の在りようが浮かびあがるように描かれているので、役者が小手先で変えるよりも、戯曲に寄り添った方がいいのだなと感じました。

──では、ある意味戯曲から引き出された部分も?
そういうところは大いにあると思います。

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シンプルな中にこそ浮かび上がる人間の多面性

──そんな三島戯曲の魅力については?
やはりセクシーで、目を背けたくなるようなグロテスクな部分や、残酷な面もありつつ、とても情愛の深い美しさもある。そして登場人物全員が多面性を持って、この物語に登場しているのが、ある意味で人間そのものを象徴しているように思えます。例えば、目の前にいる人が満面の笑顔であっても、実は真反対のことを考えているかもしれない。そういう人間の多面性を、この戯曲の中で三島さんが書かれている。それを、深く読み込めば読み込むほど感じます。表に見えるものだけではなく、奥に潜んでいるものが、1枚ずつめくられていく感覚で見えてくることに、読んでいてゾクッとしました。これが名作と言われる戯曲の力なんだなと思いました。
 
──そんな作品を、演劇界の鬼才デヴィッド・ルヴォーが演出するというのも、大きな話題の1つですが、先ほども演出を受けることを念願していたというお話がありましたが、ルヴォー演出の魅力については?
とにかく洗練されていて、シンプルなところに人間のドラマ性だけがフィーチャーされている。ルヴォーさんご自身もおっしゃっていたのですが、だからこそ観客は、人間のドラマを目の当たりにすることができ、常に感動してみる事ができる。そうした人間のドラマが、ルヴォーさんの演出によって更に奥深くなって、そのドラマの裏にあるものまで想像させてもらえる。そんな演出がとても好きですし、毎回拝見するたびに、感動して劇場を後にしていました。
 
──実際に演出を受ける側になって、いかがですか?
本格的な稽古は12月からなのですが、既に3日間ワークショップをさせて頂きました。そこでは役者をとてもリラックスさせて演じさせてくださいました。人間的にも魅力的な方で、その場の空気をより柔らかい方に持っていってくださるので、稽古場の雰囲気もルヴォーさんのマジックにかかり、キャスト同士の絆もより深まりました。
 
──その共演者の方たちも豪華な顔ぶれですね。
中谷美紀さん、井上芳雄さんとは初めての共演で、ちょっとドキドキしていたのですが、ルヴォーさんの雰囲気に加え中谷さんがとても気さくな方で、キャスト全員にとてもフレンドリーに接してくださるんです。役を離れたところでも中谷さん個人の魅力があふれていて、改めて本当に素敵な女優さんだなと感じています。井上さんは、私は客席でずっと拝見していましたが、これまでなかなかご縁がなかったところに、今回ミュージカルではなくストレートプレイの作品でご一緒させて頂けるので、また新たな形でやりとりをさせて頂けています。「ミュージカル界のプリンス」というイメージがあったのですが、中谷さん同様とても気さくな方なので、緊張せずに稽古をさせて頂けたので、本格的なお稽古に入るのがとても楽しみです。

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登場した時に朝海ひかるだと気づかれないように

──朝海さんは、今年は女優デビュー10周年の記念公演も行い、1つの節目を超えて、この公演がまた新たな第一歩とも言えるかと思いますが。
女優として10周年を迎えて、たくさんの先輩方からすれば本当にまだまだなのですが、それでも自分としてここまでやらせて頂けたことは、支えてくださった皆様に感謝の気持ちしかありません。それだけに、今後はまた新たな私を皆様にお見せしたい。それこそ『黒蜥蜴』ではありませんが、裏に潜んでいる何か見えないものを抉り出してお客様に喜んで頂けたら、それが唯一無二の喜びだと、10周年のライブコンサートで改めて感じました。これからも、続けていけるだけ新しい何かを探っていきたいなと思います。
 
──そういう意味でも、今回は絶好の作品と絶好の役どころですね。
そうですね。できれば登場の瞬間は、私だとお客様に気づかれないようにできればいいなと思っています。理想としては「えっ?あそこから出ていたの?」と(笑)見て頂けたら最高だなと思っているので、そうなれるように頑張りたいと思います。
 
──またこの作品には、日本が誇る名探偵・明智小五郎が登場しますが、朝海さんは探偵小説や、ミステリーへの関心は?
大好きなんです。サスペンスドラマもよく見ますし、探偵ものや、刑事ものもとても好きです。その中でも明智小五郎は、すごく素敵な男性ですよね。日本におけるダンディーの象徴のようで。そういう部分も井上さんにピッタリです。
 
──宝塚では朝海さんの同期生の春野寿美礼さんも演じていますね。
そうなんです。やはり男役のダンディズムに通じるものがあると思いますし、三島由紀夫さん自身を投影しているところがあって、明智を見ていると、その奥に三島さんが見えるようでドキドキする部分もあります。稽古がはじまると、更に明智小五郎の素敵さにハマっていく予感がするので、それもとても楽しみです。
 
──では改めて、そんな刺激的な舞台にかける意気込みと、楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
この役は朝海ひかるが演じているんだ!ということに驚きを持って観て頂けたら、また楽しんで頂けたらこれ以上の喜びはないと思っています。そうなれるように、全身全霊をこめて頑張って参りたいと思います。またお客様にもルヴォーマジックにかかって頂きたいと思いますので、是非観にいらしてください。お待ちしております!

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あさみひかる○宮城県出身。91年、宝塚歌劇団へ入団。02年雪組男役トップスターに就任。抜群のダンス力を活かした数々のショー作品や、06年『ベルサイユのばら』でのオスカル役が好評を博す。同年、宝塚歌劇団を退団。その後も、ミュージカル、ストレートプレイ、映像などで活躍。17年には女優生活10周年を記念したライブショーを開催、活躍の場を広げている。主な舞台作品は、『蜘蛛女のキス』『エリザベート』『ローマの休日』『しみじみ日本・乃木大将』『おもひでぽろぽろ 』『アドルフに告ぐ』『國語元年』『幽霊』『私はだれでしょう』など、『派遣のオスカル』『螻蛄』などテレビドラマにも出演。

〈公演情報〉
2018-01
『黒蜥蜴』
原作◇江戸川乱歩
脚本◇三島由紀夫
演出◇デヴィッド・ルヴォー
出演◇中谷美紀、井上芳雄/相楽樹、朝海ひかる、たかお鷹/成河 他
●2018/1/9〜28◎日生劇場
〈料金〉 S席 12,500円 A席 9,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 梅田芸術劇場  0570-077-039(10:00〜18:00)
●2018/2/1〜5◎梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉 S席 12,500円 A席 9,000円 B席 5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800(10:00〜18:00)
〈公式ホームページ〉http://www.umegei.com/kurotokage/




【取材・文/橘涼香 撮影/アラカワヤスコ ヘアメイク/arie miyazawa (gem hair&makeup)】






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丸美屋食品ミュージカル『アニー』辺見えみり、白羽ゆりらの大人キャスト発表!

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山本紗也加、白羽ゆり、藤本隆宏、辺見えみり、青柳塁斗

また新しいアニーが発表されて、2018年の上演に期待が高まる丸美屋食品ミュージカル『アニー』。その大人キャストが決定、孤児院院長ハニガン役に辺見えみり、大富豪ウォーバックスの秘書グレース役には白羽ゆりという新メンバーが加わることがわかった。

本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ7部門を受賞、現在も世界各国で上演され続けている。
日本公演は、1986年に日本テレビ主催でスタート。現在までに全国で約172万人もの人たちに深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。2017年の公演からは、『ラ・カージュ・オ・フォール』『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』などの演出で知られる山田和也を演出に迎え、翻訳台本、振付・舞台美術・衣裳なども一新した、新演出版『アニー』となり、好評を博している。

【ストーリー】
舞台は1933年、世界大恐慌直後の真冬のNY。街は仕事も住む場所もない人であふれ、誰もが希望を失っていました。そんな中、どんな時も夢と希望を忘れないひとりの少女がいました。11歳の赤毛の女の子、アニーです。10年前に孤児院の前に捨てられていたアニーは、いつか本当の両親が迎えに来ると信じて暮らしています。
ある日、なかなか迎えに来ない両親を自分から探しに行こうと、院長のミス・ハニガンに見つからないよう、こっそり孤児院を脱け出しますが、すぐに警官に捕まって連れ戻されてしまいます。ふとしたきっかけで、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会ったアニーは、ウォーバックスの自宅で休暇を過ごすことになります。
前向きなアニーに魅かれたウォーバックスは、養女にしたいと考えますが、彼女は本当の両親のことが忘れられません。けなげなアニーの気持ちに心打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけてアニーの両親を探そうとするのですが、お金を目当てに大勢の人々が自分こそアニーの親だと名乗りをあげ、なかにはルースターとリリーという悪巧みをしている人物もいて・・・。
はたして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのでしょうか?

日本では33年目となる2018年の公演で、主人公のアニー役に選ばれたのは、新井夢乃(あらいゆめの)、宮城弥榮 (みやぎ やえ) 。そして孤児役、ダンスキッズらに個性豊かな子役たちが選ばれた。
さらに、このほど2018年の大人キャストも決定。2017年公演では歴代最年少の大富豪ウォーバックス役が好評だった藤本隆宏が今回も続投。同じく昨年、ルースター役の歌やダンスで観客を魅了した青柳塁斗、リリー役で初出演ながらも見事な存在感を与えた山本紗也加の続投が発表された。
また新メンバーのハニガン役・辺見えみりは、母の辺見マリが2006年にハニガン役を演じ、親子2代での出演となる(夫の松田賢二もルースター役で2回出演)。そしてグレース役は元宝塚娘役トップの白羽ゆり。人気と実力と備えた大人キャストが揃った。
さらに充実のメンバーで、2018年の 丸美屋食品ミュージカル「アニー」が登場する!
 

〈公演情報〉
丸美屋食品ミュージカル『アニー』
2018年4月21日(土)から5月7日(月)◎東京・新国立劇場 中劇場
8月より全国を巡演予定。
HP  http://kangekiyoho.blog.jp/archives/52039478.html



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この公演で100役に! ジェットラグプロデュース 『終わらない世界』初日開幕! 大和悠河インタビュー

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元宝塚宙組トップスター大和悠河が主演する舞台、ジェットラグプロデュース『終わらない世界』が、新宿・紀伊國屋ホールで11月29日、開幕した。(12月3日まで)
 
脚本を益山貴司(劇団子供鉅人)、演出は吹原幸太(ポップンマッシュルームチキン野郎)という、演劇界気鋭の若手クリエーターが担当、エネルギーに満ちたエンターテインメント作品を、現代演劇の殿堂とも言うべき紀伊國屋ホールの空間に繰り広げている。

大和悠河を囲むキャストたちも多彩で個性溢れるメンバーばかり。百名ヒロキは2017年、演劇界に彗星のごとく登場した才能溢れる若手俳優。野口オリジナルは劇団ポップンマッシュルームチキン野郎の中心役者。宝塚出身の帆風成海は、大劇場から小劇場まで活躍中で注目の女優。鈴木歩己は、ジェットラグ作品最多出演を誇るベテラン。森田匠は、TRASHMASTERSで確かな存在感を見せる個性派俳優。それ以外のキャストも、これまでジェットラグ作品に出演経験のあるキャストの中から選び抜かれた精鋭たち。そして振付は、繊細な感性と大胆な発想を併せ持つ椎田香王子が担当している。

【ものがたり】
小惑星の衝突による「世界の終わり」の情報が全世界を駆け巡り、混乱に陥る人類。日本ももちろん例外ではなく、人々はそれぞれの終末を迎えようとしていた。が、「世界の終わり」の数日後、発表されたのは「世界は救われた」の報。小惑星は見事、地球人の科学力によって粉砕され、人類は危機を脱することができたのだ。
物語はここから始まる。
それぞれの終末を迎えようとしていた登場人物たちは、「終わらない世界」の知らせに、「世界の終わり」以上の混乱、狼狽に陥る。終わるはずだった人生の最後に「やらかした」ことに、突如襲ってくる「終わらなかった世界」の日常が…。

この舞台で、主人公の大スター・七瀬ミワコを演じる大和悠河。ミワコ役では大女優としての華やかさとスケール感を、劇中劇のライアン役ではダンディなギャングとしてカッコよさを振りまいている大和悠河に、初日直前の劇場で、今回の作品への思いを聞いた。

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紀伊國屋ホールは文化の香りのする劇場

──今回の公演は悠河さんにとって新鮮な出会いが多い舞台だと思います。まず紀伊國屋ホールは初出演なのですね。
そうなんです。老舗の伝統ある劇場ということは知っていましたが、実際に入ってみて、改めて、昔からの文化の香りのする場所だなと思いました。楽屋も袖もこれまで沢山の演劇人のかたが使い込んできた歴史を感じますし、新宿という繁華街の真ん中なのに、ちょっと別次元のような、どこかレトロな良さが残っているような感じがします。
 
──今回、いわゆる小劇場の俳優さんをはじめ、さまざまな出身の俳優さんたちとの共演で、そこも新鮮なのでは?
本当に新鮮です。これまでも私はミュージカルから歌舞伎、新派の方々、映像の方たちなど色々なジャンルの方々とご一緒してきましたが、今回は、作も演出も俳優さんも小劇場の方々が多くて、やはり独特のパワーとかエネルギーがあるなと感じています。皆さん、ふだんと稽古場ではかなり違っていて、演技の突き詰め方などを見ていると、自分の方法で積み上げてきたものがあるし、自分の見せ方をがんばっていて、そこは見ていてとても刺激を受けます。
 
──役柄の七瀬ミワコですが、演じていて共通する部分は?
女優というところは同じですし、劇中劇では男性の役で、そこは男役だったことが役に立っています。また、ミワコは一度女優を引退するのですが、それも宝塚を卒業したときの自分と重なります。ただ、引退後のミワコは世界的なスケールで生きて、マフィアのボスの妻になったりと、かなりぶっ飛んでます(笑)。そして10年ぶりに女優として復活することになりますが、もともと演じるのは好きで、純粋にお芝居や舞台が本当に好きなんです。そこがあるから周りの仲間にも愛されるのでしょうね。
 
──その仲間たちとの芝居作りのバックステージドラマと、劇中劇とがテンポよく展開していきますね。
お芝居を作る人たちそれぞれのドラマを見せながら、劇中劇でギャングの世界を見せていくという構造なので、両方の面白さを楽しんでいただけると思います。ギャングの部分は宝塚でもよくあるような「男たちのドラマ」なのでカッコよく、バックステージの部分では、作る側のそれぞれの生活や思いを、笑いも入れながら見せていきます。そこでは私も、七瀬ミワコという1人の女優としての細やかな見せ方を意識しています。

1つ1つの役を一生懸命に演じていたら100に!
 
──衣裳替えも多くて、ダンディなスーツ姿から可愛いワンピースまで、しかもストッキングまで凝っていて、たぶん女性のお客様はファッション部分も楽しめるかなと。
着替えが多くてたいへんなのですが、それによって女優・七瀬ミワコの部分と、劇中劇のライアン・クーパーになる部分を切り換えられるし、いろいろ変身するのは自分自身も好きなので(笑)、楽しんでいます。宝塚を卒業してから、ここまで男女両面を出せる作品は初めてかもしれません。とても素敵な役をいただけたなと思います。実は私は、この七瀬ミワコ役で、ちょうど初舞台から100役目になりました。
 
──それは素晴らしいですね!
ありがとうございます。1つ1つの役を一生懸命に演じていたら100になっていました。出演した公演数は4148公演になります。たまたま数える機会があったので数えてみたんです。そしたらちょうど100役目ということで、自分でもびっくりしているんです。
 
──キャリアというのは本当に積み重ねですね。最後にテーマである「終わらない世界」についても聞かせてください。
今、世界中で起きているテロとかミサイルとか、そういう問題を考えさせられます。もしかしたら「今日、世界が終わるのではないか」という不安な気持ち、そのとき自分がどうなるのかと、すごく考えさせられるテーマが描かれています。でも笑いも沢山ありますし、最後はショウタイムもありますので、お客様には楽しく観ていただけると思います。ぜひ、紀伊國屋ホールへお越しください。


〈公演情報〉
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ジェットラグプロデュース『終わらない世界』
作◇益山貴司(劇団子供鉅人)
演出◇吹原幸太(ポップンマッシュルームチキン野郎)
出演◇大和悠河  百名ヒロキ 野口オリジナル 帆風成海 
渡辺慎一郎 廣瀬響乃 藤田奈那(AKB48)森田匠、伊藤真奈美 安楽信顕、椎田香王子・鈴木歩己
●11/29〜12/3◎紀伊國屋ホール
〈料金〉S席/前売7,800円 当日8,300円 A席/前売6,800円 当日7,300円 学生/4,500円(事前予約/ジェットラグ扱いのみ) (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉http://www.jetlag.jp



【取材・文/榊原和子 写真提供/ジェットラグ】


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