宝塚ジャーナル

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『レ・ミゼラブル』日本初演30周年記念日スペシャルカーテンコール レポート

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1987年の日本初演以来、今日まで愛され続けているミュージカル『レ・ミゼラブル』が、6月17日、日本初演30周年記念日を迎え、初代ジャン・バルジャン役鹿賀丈史をはじめ、30年の歴史を彩った面々が集結。帝国劇場での本編終演後にスペシャルカーテンコールが行われた。

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文豪ヴィクトル・ユゴーの長編小説が、サー・キャメロン・マッキントッシュプロデュースの元、アラン・ブーブリル作・脚本、クロード=ミシェル・シェーンベルク作・音楽でロンドンミュージカルとして生れ出たのは、1985年のこと。全編を歌で綴るオペラティック・ミュージカルの圧倒的な美しさ、壮大な装置、大河小説とも言える原作世界をスピーディに綴る回り舞台などが大きな評判を呼び、一世を風靡する作品となっていった。

そんなミュージカルに東宝が取り組み、世界で三番目という非常に早い時期での本邦初演が叶ったのが1987年。やはり、作品の桁外れの出来栄えは感動に次ぐ、感動を集め、日本のミュージカルの世界そのものに変革をもたらしていった。まず、各キャストをオーディションで選ぶという、当時スターシステムを取っていた東宝ミュージカルにとって、非常に大きな賭けが、「スターがつくるミュージカルではなく、スターを生み出すミュージカル」と呼ばれる『レ・ミゼラブル』の歴史を刻んでいく。

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メインとなる役柄のすべてにWキャストが組まれたのも、『レ・ミゼラブル』から生まれた形だ。Wキャストと言っても現在のそれとは異なり、初演当時は、ファースト・キャスト、セカンド・キャストという明確な区分があり、いわばファースト・キャストの休演日にセカンド・キャストが出演する方式だったが、このセカンド・キャストはオーディションで選ばれたアンサンブルキャストから選出され、ここに鈴木ほのかや安埼求がいたことからもわかるように、ここから新たなスターたちが生まれていき、やがてダブル・トリプルのキャストたちは、同等の立場で役柄に取り組むようにもなった。

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その中で、当代の当たり役を得た初代エポニーヌの島田歌穂や、ミュージカル界に鮮烈なデビューを果たしたアンジョルラスの岡幸二郎をはじめ、上演を重ねるごとに新たなスターを生み出しながら『レ・ミゼラブル』は進化し続けた。
コゼットやエポニーヌを演じた女優がファンテーヌに、マリウスやアンジョルラスを演じた男優がジャン・バルジャンやジャベールになど、年齢に合わせて役者たちが、役柄を変えながら作品に関わり続けるという、感動的な場面も多くあった。
2013年には、大がかりな装置と回り舞台を映像によるスピーディな転換に書き換えた「新演出版」が登場。更に、新らしいうねりとなって『レ・ミゼラブル』はパワーアップし続けている。

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そんな作品のプレビュー初日だった1987年6月11日から正式な公演初日である6月17日。この7日間を「日本初演30周年スペシャルウィーク」として、歴代キャストが集い、現役キャストたちと共に歌い、懐かしいトークも展開したこの期間は、まさに『レ・ミゼラブル』を愛する者たちの祭典ともなった日々だったが、その最終日を飾る6月17日、『レ・ミゼラブル』の誕生日は、分けても多くの歴代出演者が舞台に集い、総勢約150人での一大ページェントが繰り広げられた。

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まず、初代バルジャン鹿賀丈史を中心に、歴代のキャストと現在のキャストが揃っての、1幕ラストの壮大な重唱「ワン・ディ・モア」が披露されて、スペシャルカーテンコールはスタート。懐かしい顔、顔、顔が現在のキャストたちと共に力強く歌う重唱に、早くも場内のボルテージはヒートアップ。大きな歓声が送られた。

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そこから、歴代のプリンシパル、歴代のアンサンブルが1人ずつ紹介されていき、更に選抜メンバーによるトークへ。『レ・ミゼラブル』が生んだスター岡と、現在もマダム・テナルディエ役で出演を続ける森公美子の軽妙な司会によって、それぞれのエピソードがテンポよく語られる。

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中でも初代ファンテーヌの岩崎宏美が、実は音域が狭く、高い音がファルセット(裏声)になってしまう為、力強いファルセットの習得に励んだことが、今、自分の持ち歌を歌う時にも役立っているとということや、現在ミュージカル界のプリンスとしての地位を確立している山崎育三郎が、オーディションの時に課題曲だけでなく、すべての歌を歌えます!と宣言して合格した「皆さんと同じ『レ・ミゼラブル』フリークでした!」と高らかに言い切るなど、多彩なエピソードも満載。初演コゼット、のちにファンテーヌ、現在はマダム・テナルディエを演じる鈴木ほのかが「エポニーヌだけできなかった、惜しかった」と語ると「いや、まだわからないよ!」と岡が返すなど、和やかな笑いにも包まれまだまだ聞きたい!というところでトークコーナーは終了した。

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続いて、お祝いにかけつけたウェストエンド、オーストラリア・ツアー、シンガポール、ドバイの公演でファンテーヌを演じたパトリス・ティポーキによる「IDreamed a Dream」がしっとりと歌われる。身重での参加に、日本30周年の重みを更に感じる時間となった。

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更に、現在『レ・ミゼラブル』を上演中のロンドン・カンパニー、ブラジル・カンパニーからのお祝いメッセージが映像で紹介され、特にブラジル・カンパニーは「ワン・ディ・モア」のラストを、ポルトガル語から「朝が 明日が くれば」の部分を日本語で披露。行進するメンバーの後ろには、劇中翻る赤い旗の代わりに、日の丸とブラジル国旗が翻り、『レ・ミゼラブル』が世界をつなぐ絆に胸が熱くなった。

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そして、作者のブーブリルと、プロデューサーのサー・キャメロン&作曲家のシェーンベルクからのお祝いメッセージ映像に続いて、このスペシャルウィークのカーテンコールの中でも、この日6月17日だけの特大スペシャルとして、ブーブリルとシェーンベルクが実際の舞台に登場するビックサプライズが。インタビューを担当する森の目にも涙が浮かび、それぞれが、作品への思い、初演からの思い出などを語る中で、日本語歌詞をつけた故・岩谷時子、エポニーヌを長く務め、次公演でファンテーヌを務めることが決まっている中、病に倒れ帰らぬ人となった故・本田美奈子など、作品に深く関わり、今この舞台に集うことができない人の思いもすべてつながって、『レ・ミゼラブル』が続いていくという話には万感こもるものがあった。

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そして、シェーンベルク自らのピアノ演奏により、鹿賀、今井清隆、別所哲也の歴代バルジャンと、福井晶一、吉原光夫、ヤン・ジュンモとアンサンブルメンバーによる「彼を帰して」30周年バージョン、この日のための、ただ1度限りの、シェーンベルクが用意したスペシャルバージョンが披露される。シェーンベルクの美しいピアノの旋律と、6人のバルジャン、そしてコーラスが和した見事な歌唱は、愛する者の為に若者の命を救いたまえと神に祈るバルジャンの思いのまま、ここにいる人々だけでなく、すべての『レ・ミゼラブル』を愛する人たちに捧げられた祈りのように帝国劇場に響き渡った。美しく荘厳な時間だった。

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そして最後に、もう1度今度はすべての出演者、総勢約150人が舞台の花道までを埋める中「民衆の歌」スペシャルバージョンが披露される。アンジョルラスと学生たちが自由を夢見て立ち上がる劇中の歌詞から、終幕のマリウスとコゼットにすべての希望を託して、夢見た明日がくると歌われる歌詞に引き続いて歌われた高らかなコーラスは、『レ・ミゼラブル』がこれから更に40年、50年と続いていくだろう歴史を確信させる力強さに満ちていた。フランスの三色旗を模した、赤、青、銀のテープが劇場を舞う中、鳴りやまぬカーテンコールの拍手に送られてこの素晴らしい記念日の祝祭は幕を閉じた。何もかもが愛おしい、美しい時間だった。

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そんな特別な感動と熱気が残る舞台で、囲み取材が行われ、鹿賀丈史、今井清隆、別所哲也、島田歌穂、岩崎宏美、鳳蘭の歴代メンバーに、福井晶一、吉原光夫、ヤン、ジュンモの現バルジャンが揃って、『レ・ミゼラブル』30周年の思いを語った。
 
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【囲みインタビュー】

──改めて30周年を迎えたお気持ちをお願い致します。
鹿賀 あっという間の30年と言いますか、先ほども舞台でも言いましたけれども、これだけの大がかりなミュージカルを日本でやったのは、たぶん『レ・ミゼラブル』が初めてだと思うんですね。その最初に作った気持ちを、初演の時には生まれていない人もいたと思うのですが、若い人たちが受け継いでくれて、今日一緒に歌うことができて、自分たちも感動致しました。非常に良い時間でした。ありがとございます。
別所 僕は2003年から参加させて頂いたのですが、初演の鹿賀さんの舞台を観て非常に感動して、俳優になったんだからこういう舞台に出たい、こういう舞台を自分ができるように時を重ねたいと思っていて、それが現実になって。お客様と一緒に初演の皆さんが創ってくれた作品を育てていくという思いでやって参りました。そして今新たに、素晴らしい若いバルジャンたちが、それをまた引き継いでくれているし、お客様も三世代に渡ってご覧になっている方もいらっしゃるし、私も自分の娘にも是非この作品は帝国劇場で観てもらいたいと思っています。
今井 初演の演出のジョン・ケアードが「この作品はスターが創るミュージカルではなくて、スターを生み出すミュージカルだ」と言っていました。その通りこの作品からたくさんのスターが生まれて、各方面で頑張っていて30年経っても衰えない作品のパワーをすごく感じます。今日もこの中にいられて幸せでいっぱいです。
島田 この『レ・ミゼラブル』という作品は、私の人生を大きく開いてくれた作品で、生涯感謝し続ける作品なんですね。初日に両親を招いて、『レ・ミゼラブル』の舞台に立ってる私を見せることができた時に、初めて1つ親孝行ができたんだなと、初日のカーテンコールの時の感動は忘れられません。それが本当に30年後にこうして皆様に受け継がれている。40年、50年に向かって皆様に感動を届けて頂きたいなと思います。

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岩崎
 私は天皇陛下と皇后陛下と皇太子殿下(※当時は、皇太子ご夫妻と浩宮殿下)がお見えになった時に、とても温かい言葉をかけて頂き、その時美智子様から「貴女の年齢で母親役を演じるということは私にとっても誇りです」というお言葉を頂いて、涙が止まらなかった、そんなことを思い出しました。浩宮様には「岩崎さんって本当に歌が上手いですね」と言って頂きました。
 30周年でただでさえ感動しているのに、今日はお客様が感動しておられるのがひしひしと伝わってきて、客席と舞台が1つになれた、こんな舞台には滅多に出会えないので、私も出演できて幸せです。
吉原 自分は劇団四季にいたのですが、劇団に入ったきっかけとなった作品に主演しておられたのが鹿賀さんで、鹿賀さんの映像が見たくて、夜な夜な四季の映像室に入って盗み見て。
鹿賀 そうなの?
吉原 そうなんです。『ジーザス・クライスト=スーパー・スター』を観て入ったので、映像を見たり、また今井さんのお役をずっと追っていったので、今井さんの背中を見て育ちました。そして2011年に『レ・ミゼラブル』で別所さんと同じ役をご一緒にやらせて頂いて、手取り足取り教えてもらえて、そんな方々とこの1週間で一気に、例え一瞬でも同じ舞台に立てたということは、すごく光栄で僕にとって神の恵と言うか、幸せを頂いたという気持ちでいっぱいです。

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ヤン
 まず、この場に一緒に立たせて頂くことにとても感謝しております。韓国にはこのように30年続いているミュージカルはないので、とても羨ましい気持ちもあります。多くのミュージカル俳優たちはこの『レ・ミゼラブル』という舞台を観て、影響を受け、人生が変わっていきました。個人的には自分の公演で学生たちが観に来る時には、特にそういう面を気にします。なぜならその学生たちが、自分の公演を観て人生を変えることができる、そういう影響力のある作品だという気持ちがあるので、一生懸命公演しています。私がこの日本で公演している間に、この偉大な作品の意義を伝えられるように努力して、残りの公演を行っていきたいと思います。ありがとうございます。
福井 正直に申しますとこの30周年スペシャルウィークにどなたが出演されるのか、直前まで知らなかったんです。これだけ豪華な方々に集まって頂いて、このレジェンドキャストの皆様の前で演じるというのはしんどかったのですけれども、それ以上に一緒の舞台に立てて、今日はこのお三方と一緒に歌うことができて本当に幸せでした。歴史を感じますし、重みを感じますし、お客様にも本当に愛されて、皆がこの作品を愛しているんだなというのを、実感した1週間でした。またこれからこの作品を僕たちが10年、20年引き継いでいかなくてはならないんだなと思いを強く感じました。
──鹿賀さん、まさに今日が30年前の初日だったわけですが、その時のことを覚えておられますか?
鹿賀 もちろん覚えています。なんと言いますか、一生懸命稽古したせいでしょうか、それほど緊張することもなく、結構伸び伸びとやった記憶がありますね。今日の方が緊張しました(笑)。
──初演の時に、30年後にこの舞台に立つと思われましたか?
鹿賀 いえいえ、全然思っていないです。僕は2011年まで現役でジャベールをやっていたんですけれども、30周年にまたこうして呼んでもらえるとは思っていませんでしたから、今日はお客様と共に感動を分かち合えることができて本当に良かったと思います。
──『レ・ミゼラブル』の歌は久しぶりでしたか?
鹿賀 久しぶりではありましたが、現役が長かったものですから忘れることはなかったですね。ただ、今日スペシャルバージョンがありましたから、それは皆で稽古したりはしました。

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──別所さんは歌はいかがでしたか?
別所 「彼を返して」は何度も何度もこの舞台で歌わせて頂いて、お客様の前に立たせて頂いたので、蘇ることがたくさんありましたし、今日は本当にスペシャルバージョンで、シェーンベルクさんがピアノをお弾きになって、鹿賀さんが歌い始めて、それに僕たちが合わせていって、まさにこの為に作られたスペシャルなものだったので、僕にとっても思い出に残るものになりました。
──今井さんはいかがですか?
今井 緊張しました。キーを転調していつもよりも高い声を出さなければいけなくて、わりと最近になってこうなったよという譜面を渡されたものですから、慌てて練習してなんとかできました。
──女性陣はいかがですか?思い出すことは?
島田 たくさんあります。思い出がいっぱいありすぎて。
 どの曲を聞いても思い出がね。
岩崎 そうですね。
──三人共30年経ってもほとんど変わっていませんね!
 ちゃんと引力に負けてます(全員笑)

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──今、現役の後輩の皆さんにアドヴァイスなどは?
3人 (口々に)アドヴァイスなんてとんでもない!
岩崎 皆さん、本当に素晴らしくて心強いです。
─岩崎さんは実は音域が狭いとおっしゃっていましたが。
 そんなことはないでしょう。
岩崎 いえ、本当に狭いので、実はこの作品をやる度にポリープを作っていまして、2年目の時には名古屋公演を降板させて頂いたこともありました。沈黙療法ということで、その時はメスを入れずに治したのですが。あと思い出に残っているのは、一度家庭に入って、その後この世界に戻ってまたお声をかけて頂いて、「出戻りファンテーヌ」と言われたことがあったんですけれども(笑)。それからまたちょっとお休みして、今から10年前にもう一度戻って皆でまた揃った時に、初演の時の衣装を着ないといけないと言われて。私着られる訳がないじゃない、と思ったのですが、作ってくださらないということだったので(爆笑)、スポーツジムに通い、体重を落として挑みました。──着られたんですか?
岩崎 結局なんとか着ました(笑)。
──鳳さんはいかがですか?
 私はもう毎日ファンの人が減っていくので、子供を虐める役はダメだなと毎日思ってました(笑)。1人減り、10人減り、20人減り、1000人減りって感じでね(笑)。

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──鹿賀さんから現役バルジャン三人にアドヴァイスは?
鹿賀 いえとんでもないです。もう素晴らしいですよ。僕らも一生懸命やっていましたけれども、このお三方は力強くて、温かくて、持っていらっしゃる熱にすごく熱いものがあって、僕は楽屋にいたのですけれども、一緒に歌わせてもらっていました。
──また35年、40年と記念の時に鹿賀さん来てください。
鹿賀 舞台に立てるようだったら来ます(笑)。
──オーディションの思い出は何かありますか?
岩崎 私はファンティーヌではなく、エポニーヌの曲が課題曲だったので、その曲で受けたのですけれども、四次審査ぐらいだったかな、最後の最後に昔の宝塚劇場に呼ばれて、そこの地下で待たされていて、先に「オン・マイ・オウン」を歌って廊下で待っていたら、島田歌穂ちゃんが呼ばれて入って「オン・マイ・オウン」を歌うのを聞いて、「あ、この人の役だ」と思って、もう帰ろうかと思ったのですが、一応その場にいたらもう1回呼ばれて「あなたの声は母親の役ができるかもしれないから」と、その時ファンティーヌを歌わせて頂いて、そちらで選んで頂けました。そんな思い出がありますね。
──では、改めて鹿賀さんからファンの皆さんにメッセージを。
鹿賀 おかげ様でこの作品も30年目を迎えました。今日若い連中が歌い演じている姿を見て、逆に力を頂いたような気がします。お客様も本当に熱いお客様で、非常に感動して帰られました。非常に幸せな30周年でした。ありがとうございました。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『レ・ミゼラブル』
作◇アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作◇ヴィクトル・ユゴー 作詞◇ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作◇キャメロン・マッキントッシュ
演出◇ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳◇酒井洋子
訳詞◇岩谷時子
出演◇福井晶一 / ヤン・ジュンモ / 吉原光夫  川口竜也 / 岸祐二  昆夏美 / 唯月ふうか / 松原凜子  知念里奈 / 和音美桜 / 二宮愛  生田絵梨花 / 清水彩花 / 小南満佑子  海宝直人 / 内藤大希 / 田村良太  駒田一 / 橋本じゅん / KENTARO   森公美子 / 鈴木ほのか / 谷口ゆうな  上原理生 / 上山竜治 / 相葉裕樹 他
5/25〜7/17(プレビュー5/21〜24)◎帝国劇場
8月◎博多座(福岡)
9月◎フェスティバルホール(大阪)
9・10月◎中日劇場(名古屋)
〈お問い合わせ〉帝国劇場 03-3213-7221




【取材・文・撮影/橘涼香 特別カーテンコール舞台写真提供/東宝】




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森昌子、河合郁人、湖月わたる、上原多香子があの名曲を歌う! 音楽喜劇『のど自慢』間もなく開幕!

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井筒和幸監督の映画「のど自慢」(1999年1月公開)をベースに、音楽喜劇として舞台化した音楽喜劇『のど自慢』。テレビの人気番組「のど自慢」に出場しようと奮闘する様々な人たちの姿を、笑いと涙で綴ったハートウォーミング・コメディが、6月29日からの東京公演を皮切りに、神戸、名古屋で上演される。出演者は、実に32年振りの主演舞台となる森昌子、A.B.C-Zの河合郁人、元宝塚トップの湖月わたる、上原多香子、小川菜摘、前田吟など、芸能界のジャンルを超えた顔ぶれが並ぶ。

【あらすじ】
古くからの城下町で、かっては産業も栄えていた関東近県の小さな街。多くの若者は学校を卒業すると故郷を離れ東京を目指す。そんな街の片隅で理髪店を営む赤木には、礼子としずかの2人の娘がいた。2人は、幼い頃から歌が大好きで、いつも一緒に歌を歌って、将来は姉妹で仲良く歌手になる事を夢見ていた。しかし、ある日行われた音楽コンクールが、2人の人生を大きく変えることになる。
姉の礼子は、この音楽コンクールで1位を獲得。これをきっかけに歌手としてデビューするため、家を飛び出す。残されたしずかは、父親の面倒を見るため、独身を貫き、美容師の免許をとり、店をひとりで切り盛りする。
あれから10年。礼子は、コンクールで優勝したこともあり、華々しく「赤城麗子」としてデビューを果たすものの、その後は鳴かず飛ばずで、プロとして売れていくことの厳しさを思い知らされる。そして、少ない営業をこなす中、レコード会社をリストラされた須谷と出会い、励まされながら、いつしか彼は「赤城麗子」のマネージャーとして、2人は活動を共にし、紅白歌合戦出演を合言葉に頑張る。
ある日、故郷の近くでの営業があり、郷里への想いを馳せる礼子は、実家に帰ることを決意。そして、その故郷で開催となる「のど自慢」大会に出場することになったが…。

歌手としてデビューしたものの、なかなか売れず10年が経ち、人生の岐路に立つ演歌歌手・赤城麗子(本名:赤木礼子)役には、森昌子。その赤城麗子を必死に売ろうとするマネージャー須谷保役は、河合郁人(A.B.C-Z)。また、赤木礼子の妹赤木しずか役に湖月わたる、須谷保の許嫁立花景子役に上原多香子、歌に人生をかける大学生に寺西拓人(ジャニーズJr.)、その母でスナックのママに小川菜摘、しずかの同級生で郷土民芸の職人に天宮良、姉妹の父赤木徳蔵に前田吟といった豪華俳優陣が出演。さらに「のど自慢」にはなくてはならない名物司会には、生島ヒロシ(ダブルキャスト・牧野尚之)が登場、笑いあり、涙ありの人情味あふれる作品だ。

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劇中には様々な名曲が登場し、芸能界のジャンルを超えて出演者たちが、自慢の歌声を披露する。その劇中での歌唱予定曲がこのほど発表になった。

【劇中歌(一部)】
森昌子『せんせい』・・・森 昌子(赤城麗子役)歌唱
森昌子『越冬つばめ』・・・森 昌子(赤城麗子役)歌唱
(自らの歌を、赤城麗子の役になりきって歌う)
森昌子『越冬つばめ』・・・河合郁人(須谷 保役)、湖月わたる(赤木しずか役)歌唱
(A.B.C-Zの河合郁人、元宝塚の湖月わたるが魅せる必聴の演歌歌唱)
ZARD『永遠』・・・湖月わたる(赤木しずか役)歌唱
ザ・タイマーズ『デイドリーム・ビリーバー』・・・寺西拓人(小川淳一役)歌唱
坂本九『涙くんさよなら』・・・前田吟(赤木徳蔵役)、小川菜摘(小川晃代役)歌唱
ほか(*曲目が変更になる場合があります)

 
〈公演情報〉
映画「のど自慢」井筒和幸監督作品より
音楽喜劇『のど自慢』〜上を向いて歩こう〜
原作◇映画「のど自慢」
監修・演出◇井筒和幸
脚本・演出◇モトイキ シゲキ
出演◇森昌子 河合郁人(A.B.C-Z) 湖月わたる 上原多香子 寺西拓人(ジャニーズJr.) 小川菜摘
藤井びん 小堀裕之(2丁拳銃) 川谷修士(2丁拳銃) 高山和之 優志 内河啓介 八十田勇一
モロ師岡 (*東京公演、名古屋公演のみ) 天宮 良 前田 吟 生島ヒロシ(特別出演) 牧野尚之(ダブルキャスト) ほか
●6/29〜7/4◎東京国際フォーラムC
〈料金〉9,500円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
●7/22〜24◎新神戸オリエンタル劇場
〈料金〉9,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション  0570-200-888(全日10:00〜18:00)
●8/12〜18◎中日劇場
〈料金〉A席9,500円 B席6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉中日劇場 052-263-7171(全日10:00〜18:00)
HP www.nodojiman.jp




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坂本昌行・野々すみ花・木場勝己らで、戦争の影が忍び寄る時代の人々を描くサローヤンの名作『君が人生の時』開幕!

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野々すみ花 橋本 淳 

新国立劇場でサローヤンの名作『君が人生の時』が6月13日、開幕した。
「日本の演劇がどのように西洋演劇と出会い進化してきたか」をテーマに、新翻訳で贈る「JAPAN MEETS...―現代劇の系譜をひもとく―」シリーズ。日本の近代演劇に大きな影響を与えた海外戯曲を新たに翻訳し、現在によみがえらせる。
 
その第11弾として、1939年ニューヨークにて初演され、ニューヨーク劇評家賞とピュリッツァー賞を受賞(本人は辞退)した、ウィリアム・サローヤンの『君が人生の時』を取り上げ、その舞台が初日を迎えた。
出演者は、近年、舞台でのめざましい活躍が高い評価を得ている坂本昌行、宝塚宙組トップ娘役だった野々すみ花、どんな作品でも登場するだけで場を引き締める木場勝己をはじめ、若手からベテランまで実力派俳優陣が、酒場に出入りする個性豊かなキャラクターとしてずらりと顔を並べている。
演出は演劇芸術監督である宮田慶子で、戯曲に寄り添う丁寧な演出も見どころだ。

【物語】
舞台はサンフランシスコの波止場の外れにある、安っぽいショーを見せるニック(丸山智己)が経営する場末の酒場。そこには様々な事情を抱えた客がやって来ては去っていく。ピアノの名手、ダンサー、港湾労働者、哲学者、警察官、娼婦......。誰もがそれぞれの想いを抱えながら酒を飲み、本音をポツリと語り、時の流れに身を委ねる。
若く美しい放浪者のジョー(坂本昌行)は、いつからかこの店にやって来て毎日朝から晩までシャンパンを飲んで過ごす不思議な男だった。この店で出会いジョーの弟分となったトム(橋本淳)は、客の一人、自称女優の魅惑的な女性キティ(野々すみ花)に恋しているが思いを打ち明けられずにいた。

戦争の影が忍び寄る時代の中、社会の周辺で生活を送り、逆境の中でも誠実であろうとする慎ましき人々の健気な姿を、奥底に人間存在への絶対的な信頼感と優しい眼差しを持って描いた作品だ。
 
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丸山智己 下総源太朗 

本作の初日公演開幕前に行われたゲネプロの写真と、主演の坂本昌行のコメントが届いた。
 
【坂本昌行コメント】
主人公のジョーは非常にミステリアスな役です。作品も最初は難しくて捉えどころがないなと思いましたが、一つ一つ戯曲を紐解いていくととてもあたたかい作品だと気づきました。1939年という激動の時代の中、酒場に集まることで誰もが人間として触れ合える、そのあたたかさがこの作品の一つの魅力じゃないかと思います。
台本には書かれていないところも多く、なぜこういう台詞になるのか稽古中でのディスカッションや、自分なりに歴史をたどったりもして、一歩一歩紐解きました。今までになかった経験をさせてもらって勉強になっています。
心が通いあえるあたたかい作品です。ぜひ劇場までお運びください!

〈公演情報〉
新国立劇場2016/2017シーズン演劇
『君が人生の時』The Time of Your Life
作◇ウィリアム・サローヤン
翻訳◇浦辺千鶴
演出◇宮田慶子
美術◇伊藤雅子
照明◇沢田祐二
音楽◇かみむら周平
出演◇坂本昌行 野々すみ花
丸山智己 橋本 淳 下総源太朗 沢田冬樹 中山祐一朗 石橋徹郎 枝元 萌
瀬戸さおり 渋谷はるか RON×供,みむら周平 林田航平 野坂 弘 二木咲子
永澤 洋 寺内淳志 坂川慶成 永田 涼 澤山華凛 三浦涼音  
一柳みる 篠塚 勝 原 金太郎 木場勝己
●6/13〜7/2◎新国立劇場 中劇場
〈料金〉 S席8,640円 A席6,480円 B席3,240円
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10〜18時)
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_007982.html


【資料提供/新国立劇場 撮影/谷古宇正彦】 



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花總まりが哀しいほどにひたむきな愛に挑む!『ROMALE〜ロマを生き抜いた女 カルメン〜』来年3月〜4月上演!

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2018年3月23日〜4月8日まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて、4月11日〜21日まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、『ROMALE(ロマーレ)〜ロマを生き抜いた女 カルメン〜』の上演が決定した。
 
本作は19世紀に描かれたメリメ原作「カルメン」をベースに、カルメンがロマ族として、当時の社会でどのように生き抜いてきたか、小説、オペラでは表現されていない部分をより強く、演出・振付を手がける謝 珠栄の視点で描き出す。
 
カルメン役は、宝塚歌劇団上演『激情—ホセとカルメン—』(1999年)でカルメンを演じた花總まり。2016年、第41回菊田一夫演劇大賞など、数々の受賞歴を誇り、2015年、2016年に上演された『エリザベート』では、宝塚歌劇団初演当時と変わらぬ姿で、観客を感動させた彼女が、再びカルメン役に挑む。
階級を超え、愛を貫き通したホセ役には、歌手としても様々な記録を打ち立て、俳優としても多くの映画や舞台に出演、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)栄輔役でも話題となった松下優也を大抜擢。
カルメンへの愛の深さ故に罪を犯してしまったホセの転落人生、魔性の女「カルメン」の真实の姿とは? 2008年に上演された謝 珠栄演出の『Calli〜炎の女カルメン〜』をもとに、台本・音楽を一新、新たな2018年ヴァージョンとして上演する。

 
【コメント】
 
カルメン役/花總まり
以前宝塚歌劇団在団中にカルメン役をさせて頂いた事があり、もう一度カルメンという女性になれることを、とてもわくわくしながら胸躍らせています。当時も謝先生とご一緒でしたので、再びできることを凄く楽しみにしています。先生は凄くバイタリティ溢れるパワフルな方なので、先生のエネルギーを頂きながら、新しいカルメンを作っていきたいと思います。
 
ホセ役/松下優也 
このカルメンという作品を元々好きな方も、普段ミュージカルが好きな方も、観ない方にも好きになってもらえるような作品になればと、凄く楽しみにしています。謝先生には「おかんやと思って」と、早速、初めてお会いした時に言われたので、良い意味でそのくらいの気持ちで、一緒に愛を持って作品作りができたら良いなと思います。
 
 〈公演情報〉
『ROMALE 〜ロマを生き抜いた女 カルメン〜』
演出・振付◇謝  珠栄
出演◇花總まり/松下優也  ほか
●2018/3/23〜4/8 ◎東京芸術劇場 プレイハウス
●2018/4/11〜21◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場  (東京)0570-077-039   (大阪)06-6377-3888






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