えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

『暗くなるまで待って』

る・ひまわり×明治座『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』出場ユニット映像&コメント動画

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毎年恒例のる・ひまわり×明治座の年末シリーズは、今年は『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』として若手俳優の佐奈宏紀と内藤大希を中心に、ゲストに加藤茶や宝塚OGの貴城けいが出演するなど、華やかに繰り広げられる。
 
この“祭”シリーズは、伝統ある商業演劇のスタイルに則り、第一部はお芝居、第二部はショーという2部構成で、2011年より上演を続けてきた。第一部は忠臣蔵・源義経・阿弖流為…など、歴史的にも有名な人物や物語を題材に、笑いあり、歌あり、踊りあり、涙ありの歴史エンターテインメントを上演。第二部では歴史上の人物たちがオリジナルユニットを組み、ライブ会場さながらペンライトが輝く劇場でオリジナル楽曲を披露する。 
 
今年の第一部は、戦国最強と謳われた武田家の嫡男として生まれながらも争うことを嫌い、平安の世を願い続けてきた[武田晴信のちの信玄(佐奈宏紀)と、異形として生まれついた己の境遇を嘆き、無慈悲な世を恨み続けてきた[軍師・山本勘助](内藤大希)の友情と、彼らを取り巻く全国制覇という夢を追いかけた男たちを描く時代劇『風林火山をす・る』を上演。そして第二部は、ショー『KAI ROCK FESTIVAL』と題して、戦国の超有名アーティストたちが甲斐に集結し、熱いスペシャルLIVEを届ける。このLIVEには今年も新たにタイプの異なる3組が誕生!ペンライトもOKの熱い空間で1年の憂さを晴らせるような、心ゆくまで楽める「祭」となる!

■第一部 芝居「風林火山をす・る」
【あらすじ】
――戦国最強軍団、ここに誕生
武田の嫡男として生まれながらも争うことを嫌い、平安の世を願い続けてきた武田晴信(後の信玄)。
異形として生まれついた己の境遇を嘆き、無慈悲な世を恨み続けてきた山本勘助。
交わらないはずの二人が手を組んだ時、武田軍団の伝説の快進撃が始まる。
全国制覇という夢を追いかけた男たちの青春友情浪漫活劇!
【登場人物】
武田晴信/佐奈宏紀  山本勘助/内藤大希
顕如/辻󠄀本祐樹

謎の青年/杉江大志 
武田信繁/永田聖一朗
高坂弾正/松本岳
武田信廉/田中涼星
宇佐美定満/小早川俊輔
下間信康/大薮丘
内藤昌豊/松村優
山本光幸/井澤巧麻
真田幸綱/近藤頌利
 
飯富虎昌/兼崎健太郎
板垣信方/中村龍介
小山田信茂/KIMERU
諏訪姫/井深克彦
太源雪齋/谷戸亮太
蘆原忠胤/二瓶拓也
直江兼続/加藤啓
謎の男/槇尾ユウスケ(かもめんたる)
諏訪頼重/久ヶ沢徹
 
甘利虎泰/滝口幸広
三条の方/隅田美保(アジアン)
村上義清/木ノ本嶺浩
 
今川義元/泉見洋平
 
上杉謙信/貴城けい
 
武田信虎/加藤茶 

■第二部 ショー「KAI ROCK FESTIVAL」
甲斐の超有名アーティストたちがこの冬、甲斐に集結!
熱いLIVEを繰り広げる。
【出場アーティスト&楽曲】
◆TONO&KERAI『諏訪ガール』
今をトキメク王子(プリンス)たちによるラブソング。諏訪に住む女子への執着的な愛の気持ちを歌います。
◆キツツキション『川中島』
キツツキ戦法という作戦への意気込みと、そんな作戦を考えた軍師を応援したい人たちによる応援歌。
◆GIRIGIRIN(ギリギリーン)『リアル武士』
ギリギリでいつも生きていたい武士たちによるギリギリの歌。

公演に先立ち、第二部の各ユニットのPV映像&コメント動画が公開された。 
 
〈公演情報〉
『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』
第一部:芝居「風林火山をす・る」  
第二部:ショー「KAI ROCK FESTIVAL」
●2018/12/28〜31◎明治座
●2019/1/19◎梅田芸術劇場 メインホール
演出:板垣恭一
脚本:ほさかよう
出演:佐奈宏紀(W主演) 内藤大希(W主演)/
辻󠄀本祐樹/杉江大志 永田聖一朗 松本岳 田中涼星 小早川俊輔 大薮丘 松村優 井澤巧麻 近藤頌利/ 
兼崎健太郎 中村龍介 KIMERU 井深克彦 谷戸亮太 二瓶拓也 加藤啓 槇尾ユウスケ(かもめんたる) 久ヶ沢徹/ 
滝口幸広 隅田美保(アジアン) 木ノ本嶺浩/泉見洋平/貴城けい/加藤茶
〈料金〉
東京公演:S席:12,000円、A席:5,800円(全席指定・税込)
大阪公演:S席12,000円、A席8,000円、B席4,000円(全席指定・税込)
〈チケット〉
明治座 03-3666-6666(10:00〜17:00) https://web.meijiza.com/
梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00〜18:00) http://ko-ume.pia.jp/

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芸歴25周年の記念ライブ! 彩吹真央 25th Anniversary Live『Le Printemps -春-』

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彩吹真央が芸歴25周年を記念して、来年4月、丸の内 コットンクラブでライブを開催する!
今までにご縁のある方々をゲストとしてお招きしたスペシャルライブとなるライブYシリーズ第4弾は、「Printemps(プランタン 春)」をテーマに、25年の軌跡、そして新たな一歩へ向けての挑戦を盛り込んだ充実のステージをお届けする。

【プロフィール】
あやぶきまお○大阪府出身。1994年宝塚歌劇団に入団。繊細な演技力と豊かな歌唱力を持つ男役スターとして様々な舞台で活躍。2010年宝塚歌劇団を退団後は舞台を中心に活動しているが、コンサートやライブ、CD等の音楽活動、そして声優など幅広い活動を展開している。退団後の主な出演作に『サンセット大通り』『シラノ』『ロコヘのバラード』『ラブ・ネバー・ダイ』『マリー・アントワネット』等のミュージカル作品、『アドルフに告ぐ』『オフェリアと影の一座』『イヌの仇討(こまつ座)』等のストレートプレイ作品がある。『End of the RAINBOW』の主演ジュディ・ガーランド役では体当たりな演技で観客を魅了した。2019年4月に芸歴25周年を迎える。

〈公演情報〉  
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彩吹真央 25th Anniversary Live『Le Printemps -春-』 
●4/19〜21◎丸の内 コットンクラブ
出演◇彩吹真央
ゲスト◇
4月19日(金)
 1st.show/鈴木壮麻
 2nd.show 鳳蘭
4月20日(土)
 1st.show篠井英介
 2nd.show小松亮太
4月21日(日)
 1st.show & 2nd.show/田代万里生
バンド◇大貫祐一郎(音楽監督・ピアノ) 他
〈料金〉9,500円(全席指定・税込) 
※ワンドリンク+ワンフード制
※本公演は一部ファンクラブ先行予約席となります。
※相席の場合がございます。予めご了承ください。
〈一般発売日〉2月23日(土)11:00〜
※チケット一般発売はコットンクラブWEBサイトおよび電話受付でのみ販売
〈チケット予約〉丸の内 コットンクラブ 03-3215-1555
〈インターネット予約〉www.cottonclubjapan.co.jp

 


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霧矢大夢の主演でドイツの名作戯曲『LULU』来年3月上演決定!

『LULU』宣伝ビジュアル縦(撮影:宮田浩史)
撮影:宮田浩史 
 
演劇ユニットunrato(アン・ラト)は2019年3月、霧矢大夢主演でドイツの名作戯曲『LULU』を赤坂RED/THEAERで上演する。
 
『LULU』はドイツの劇作家フランク・ヴェデキントの『地霊』と『パンドラの箱』の二部作を一作品としてまとめた物語。今回はunratoのプロデュース公演として現代化し、主演は霧矢大夢、演出は小山ゆうなの初顔合わせでの上演となる。
霧矢大夢は元宝塚歌劇団月組トップスターで、退団後はミュージカルを中心に活躍中。『I DO! I DO!』(2014年)では読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。2019年1月にはミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』、6月にはミュージカル『ピピン』の出演を控えている。
演出の小山は昨年の舞台『チック』で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した注目の演出家で、今回は小山の曾祖父である楠山正雄の翻訳を元に、上演台本も手掛ける。

主人公・ルルは“ファムファタル”の代表とされているが、自分を隠さず素直に生きる勇気を持ち、かつ行動した女性ではないだろうか。男性に翻弄される女性ではなく、また男性を翻弄する女性でもなく、あくまでも自分に忠実に生きた知的で魅力的で自由な女性として現代によみがえらせたいという解釈で上演される。
 
〈公演情報〉
『LULU』 
作◇フランク・ヴェデキント 
翻訳◇楠山正雄 
上演台本・演出◇小山ゆうな 
出演◇霧矢大夢、ほか
●2019/3/2〜10◎赤坂RED/THEAER
(2/28・3/1プレビュー公演)
〈チケット発売開始〉 2018年12月下旬予定(詳細は後日発表)





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訳アリの男たちの可笑しくも深い物語、森新吾presents『アクトカンタービレscene1〜 Smoky Dog 〜』開幕!

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先日掲載のインタビューで2つのカンタービレを語ってくれた森新吾。その1つ、森新吾presents『アクトカンタービレscene1〜 Smoky Dog 〜』が、九段のサイエンスホールで開幕した(25日まで)。 
※インタビューはこちらhttp://takarazuka-j.blog.jp/archives/1900538.html 
 
この舞台は、DIAMOND☆DOGS(D☆D)のメンバーとして活躍するかたわら、優れたクリエーターとして構成・演出・振付のジャンルでも才能を発揮している森新吾が新たなステージに挑む意欲作。昨年5月に森自身の主演作品として発信したショーアクト『ダンスカンタービレ』大成功を受けて、「カンタービレ=歌うように」と名付けられたシリーズとして、新たに森がストレートプレイの芝居に取り組んだ。脚本・演出に米山和仁(劇団ホチキス)を迎え、町田慎吾、水谷あつし、入山学、小寺利光、神永圭佑、宇佐見輝(劇団スタジオライフ)、若松渓太という、森を含めた8人の男優陣だけで演じられる、粋なワンシチュエーション作品となっている。

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【STORY】
とある波止場に建つ立ち入り禁止の第三倉庫。タバコをふかしながら1人の男(町田慎吾)が現われる。男は裏社会で「死神」と恐れられる敏腕の殺し屋で、今日の彼のターゲットは「同業者」だ。この倉庫はその同業者たちのアジトであり、お互いをタバコの銘柄で呼び合う彼らの中に、新入りとして潜入し合図が出たところでターゲットを抹消する、というのが依頼内容だった。そんな謎だらけの依頼に男が応えたのは「同業者」という言葉に強く惹かれたからだった。だが「セブンスター」と名乗った男の前に次々に現れたのは、如何にも中間管理職らしい気遣いでいっぱいの「ホープ」(森新吾)、彼を補佐しているらしい「ラッキーストライク」(小寺利光)、物腰の柔らかい「クール」(宇佐見輝)、アメリカ帰りの「マルボロ」(神永圭佑)、まだ年若い「わかば」(若松渓太)、そして強面だがノリの良い「ピース」(水谷あつし)という、とても同業者とは思えない面々。混乱する「セブンスター」は、ケーシー峯村(入山学)の深夜ラジオ番組『真夜中の死に物狂い』が流れる倉庫の中で、なんとか彼らの素性を知ろうとするが……。

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下手高みに倉庫の入り口。デスクにソファ、そしてダンボール箱が積まれた一室という、場面が動かないワンシチュエーションの中で物語は展開するのだが、こうした設定の作品としては目を瞠るほど、作品の自由度が高い。それは、1人部屋に流れるラジオ番組のDJ、異次元の存在である入山学が上手前に位置しているばかりでなく、この部屋に集まった7人の男たちが、それぞれのある「過去」を語るという流れで、時や場所が無理なく飛翔していく様が作品に広がりを与えていく効果が大きい。しかもタイトルといい、タバコの銘柄の役名といい、更にひとつ、ひとつのエピソードや設定が、クライマックスに向かって綺麗に回収されていくカタルシスは感動的で、8人の出演者全員の個性を役柄に活かし、笑って、笑って、でも最後に長いものに巻かれない男たちの信念が浮かび上がる、米山和仁の筆が冴え渡る流れに脱帽だった。

そんな作品で躍動する出演者たちは、何を書いてもネタバレになりそうで難しいのだが、とにかく全員がこの作品になくてはならない人材として、舞台に生きているのが素晴らしい。
 
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まず、そもそもストレートプレイに熱い想いを抱いてこの『アクトカンタービレ』シリーズを立ち上げた森新吾の、芝居への情熱がストレートに伝わってくる。D☆Dの作品群の中では比較的アクの強い役柄を演じることが多かったが、クリエーターとしての鋭い感性や知性が、穏やかな人となりに現れる素の魅力が役柄に生きていて、新たな境地を感じさせてくれている。踊れる人ならではの身体能力の高さが、コミカルな動きにも活かされ目にも楽しい。

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その森が新たなプロジェクトの盟友としてタッグを組んだ町田慎吾は、冒頭の登場から作品の世界観や設定を客席に語っていく語り部の役柄も併せて、物語を牽引していく。元々憑依型の演技者で、華やかな容姿からは想像できない表現も見せる人だが、今回の役柄はその変身の妙だけでなく、時に二枚目、時にものすごく三枚目と振り幅も豊かで、森が託した作品の芯となる男を十二分に演じている。客席に語り掛けるモノローグにも実は…が隠されているので、ここにも是非注目して欲しい。

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また、D☆Dのメンバーとして、森と共に15年間共に走ってきた小寺利光が、D☆D卒業後「役者」として作品に参加し、端正な良い男という小寺本人の資質が役柄に存分に活きていることもあって、森が役者小寺を必要とした理由がよくわかる。森との間にある仲間感にも当然ながら突出したものがあり、作品の味わいを深めた。
 
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カリカチュアされた役柄のカラーが、端正な二枚目の外見とのギャップを生んで、どこにいても目が離せない神永圭佑。立ち居振る舞いの柔らかさと、所属する劇団StudioLifeでの女役経験も巧みに活かされた宇佐見輝。溌剌とした明るさはもちろん、持ち前の歌唱力もまさかの形で披露してくれる若松渓太。と若手メンバーも充実していて、それぞれにとってこの作品が新境地になっているだろうことが嬉しい。

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そんな若手を包み込むように、舞台にどっしりとした重厚感を与えつつ、軽やかさもある水谷あつしの演技力が舞台に奥深さを加えたし、1人全く違う形で物語世界に関わっていく入山学の軽妙さの中に潜む凄味が、二転三転していくドラマのどんでん返しに次ぐどんでん返しを担って、二人の存在が作品を底支えした力は計り知れない。森が熱い信頼を寄せたベテラン勢が、この新たなプロジェクトを成功に導く立役者となったのがなんとも頼もしく、早くもシリーズ化への夢が広がった。

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何よりストレートプレイでありつつ、芝居に必要な要素としてアクセントのように入る極く短いダンス的な動きを含めた、全体の絶妙なテンポ感が「森新吾presents」の名に相応しいカラーを打ち出して絶妙。やはりD☆Dを卒業したTAKAが音楽を担い、森が作りたい世界を瞬時に理解できるクリエーターとして作品に寄与した力も大きく、おそらく物語の結末を知ってからもう一度観ると、更に作品の心地よさを感じられるだろう爽快な舞台になっている。

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〈公演情報〉
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森新吾presents
『アクトカンタービレ scene1 〜 Smoky Dog 〜』
総合演出◇森新吾
脚本・演出◇米山和仁(劇団ホチキス) 
出演◇森新吾 町田慎吾/小寺利光 神永圭佑 宇佐見輝(劇団スタジオライフ) 若松渓太/水谷あつし 入山学
●11/22〜25◎九段 サイエンスホール 
〈料金〉 7,500 円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13時〜18時)
〈D☆D HP〉http://diamonddog-s.com




【取材・文・撮影/橘涼香】



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