えんぶ本誌の宝塚記事取材の機動力を生かして、宝塚歌劇の製作発表、会見などをいち早く紹介。 宝塚OGの公演やインタビューのほかに公演の批評なども展開しています。

舞台『刀使ノ巫女』

明日海りおのカリスマ性と花組スター陣の百花繚乱が煌めく舞台!宝塚花組公演『MESSAIAH─異聞・天草四郎─』『BEAUTIFUL GARDEN─百花繚乱─』

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明日海りお率いる花組がオリジナル作品二本立てに挑んだ絢爛の舞台、宝塚歌劇花組公演ミュージカル『MESSAIAH─異聞・天草四郎─』ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN─百花繚乱─』が、東京宝塚劇場で上演中だ(14日まで)。

ミュージカル『MESSAIAH─異聞・天草四郎─』は、江戸時代初期に起こった、日本史上最大の一揆「島原の乱」の最高指導者として歴史に名を残す天草四郎の謎多き人生を、新たな視点で描いた原田諒の作品。歴史上の通説とは全く異なる描き方ながら「神とは、信仰とは」という命題に果敢に切り込んだ意欲作になっている。

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【STORY】
寛永十四年(1637年)春、東シナ海。倭寇の頭目夜叉王丸(明日海りお)は、仲間の不動丸(飛龍つかさ)、多聞丸(一之瀬航季)らと共に、南蛮渡来の財宝が眠るという伝承を頼りに、数年振りに日本を目指していた。だがその最中突然の嵐に見舞われ、船は難破。仲間は散り散りになってしまう。
時は移り、明暦二年(1656年)江戸城。南蛮絵師・山田祐庵(柚香光)は、若き将軍・徳川家綱(聖乃あすか)から呼び出され「島原の乱」で一揆軍が立てこもった原城で見つかったという未完成の聖母マリアの絵を見せられ驚愕する。それはかつて祐庵が描ききれなかったマリア像に違いなかった。家綱から「島原の乱」の真実を知りたいと請われた一揆軍唯一の生き残りである祐庵は、自身にとって最も辛い記憶である二十年前の出来事を語りはじめる。
再び時は遡り、寛永十四年。九州天草の地。ここはかつてキリシタン大名・小西行長の領地であったことからキリスト教が広く人々に浸透し、禁教となった現在でも密かに信仰を持ち続ける人々が復活祭の祈りを捧げていた。そこに不審な男が流れ着いたという報せが入り、小西行長の遺臣・渡辺小左衛門(瀬戸かずや)が駆け付ける。果たして男は嵐の海から奇跡的に天草に打ち上げられた夜叉王丸だったが、彼は倭寇の頭目であることは勿論、名さえ名乗のろうとはしなかった。だが、そんな夜叉王丸が禁教を取り締まる幕府の間者等ではなく、いつか自分たちにとって大切な人物となると直感した小左衛門は、妻・福(桜咲彩花)の父・益田甚兵衛(一樹千尋)に夜叉王丸の世話を頼む。快く引き受けた甚兵衛は夜叉王丸に「四番目の子」として「益田四郎時貞」の名を与えて迎え入れる。素性も知れぬ自分を何ひとつ訊かずに受け入れてくれた天草の人々に、夜叉王丸=四郎はかつてない想いを抱くようになる。
そんなある日、四郎はやはり難破した船から生き残って天草にたどり着いた不動丸、多聞丸に再会。この地に眠る財宝を探そう!という二人の話しを、人々の貧しい暮らしを見て来た四郎は一笑に伏すが、対岸の島原と天草の間にある岩ばかりと聞かされていた無人の島・湯島に何かあるに違いないという二人の言葉に動かされ、密かに湯島に渡る。
そこで四郎が見たのは財宝ではなく、数多の聖人画だった。それはリノの洗礼名を持つ南蛮絵師・山田右衛門作(のちの祐庵)が、人目を忍んで人々の信仰の為に描き続けているものだった。ご禁制の聖人画を見られた以上生きて帰す訳にはいかないと、刀を手にして四郎に斬りかかろうとしたリノを止めたのは、聖人画のモデルを務めていた島原の娘・流雨(仙名彩世)だった。流雨の美しさと毅然とした振る舞いに心惹かれながら四郎は湯島を後にする。
だが、流雨が忘れられず数日後再び湯島に渡った四郎は、自らの出世欲の為だけに領民から過酷な年貢を取り立てるばかりか、干ばつで作物が実らず年貢を納められない一家を皆殺しにする等の圧制を強いてきた島原藩主・松倉勝家(鳳月杏)が、民の苦しみを見かねた流雨の兄・松島源之丞(和海しょう)の命を賭した救済嘆願を聞き入れる代わりに、流雨を城にあげよと命じたことを知る。民を人とも思わぬ松倉のもとに行けば、流雨がどんな目に遭わされるか知れたものではない。流雨を守るべく四郎はリノと共に天草に流雨を伴うが、自分を匿えば天草の人々にまで迷惑がかかる、島原の人々が少しでも救われるなら城にあがると、身を挺する覚悟を決めた流雨は島原に戻ろうとする。そこへ宗門改めに藩の侍が駆け付け、踏み絵をためらったリノを庇い自ら踏み絵を踏んで見せた四郎は、懺悔を勧める人々に「死して魂が救われることを待つのではなく、自分たちの手で今この世界に理想の『はらいそ』を創ろう!」と説く。禁じられた信仰にすがりいつか「はらいそ」(天国)に迎え入れられることだけを信じて、艱難辛苦に耐えてきた人々は四郎の姿に希望を見出し、彼こそが「MESSAIAH=救世主」だと信じてついに立ち上がる決意を固め……

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キリスト教に限ったことではないが、死後魂が救われると説くあらゆる宗教には、それぞれの神を信仰し、教えを守り、祈りを捧げる敬虔な人々の、現実世界に降りかかる苦難を、なぜ神は救済できないのか?という根本的な命題を常に隣り合わせにしている。例えば病に臥した期間のことを「神が休養をお与えくださった」と表現するのをしばしば耳にするし、夭折した幼子を「神に深く愛されたが故にあまりにも早く天に召された」と語ることも多い。どんな迫害にあおうとも信仰を貫いた人を殉教者と崇めるのは、その最たるものと言えるかも知れない。
もちろん信じる神、宗教があることがどれほど人の心に安らぎをもたらすかは計り知れないし、宗教が生活に深く根付いた国の人々の行動に畏敬の念を抱き、とても敵わないと思わされることもしばしばある。だがその一方で、何故救われるのは死後の魂だけなのか?と思わざるを得ないほどの苛烈な運命に見舞われる人々が、歴史上も現在も世界に絶えないことを、神、宗教、信仰がどう説くのかにもまた、あまりに重いものがある。

原田諒が描いたミュージカル『MESSAIAH─異聞・天草四郎─』には、この軽々に口にするのが極めて難しい問題に、天草四郎という歴史上確かに実在していたが、その実像はほとんど明らかになっていない人物を擁して、真っ直ぐに切り込んだ鮮やかさがある。弱冠十六歳の少年が島原の乱の総大将であったという事実から、カリスマとして描かれ続けてきた天草四郎には、新約聖書でキリストが為したとされる「奇跡」に準ずる、例えば目の不自由な人の視力を取り戻したにはじまり、果ては大阪夏の陣で散ったと信じられていた豊臣秀頼が、生きて天草に逃れたのちの落し胤だ、までの、ほとんど「源義経=ジンギスカン説」に近い伝承が残っている。それらどう考えても創作であろうと思われるが「事実」として流布されてきた逸話に比して、原田が大胆に提示した天草四郎像に、むしろ説得力があるのに驚かされる。天草四郎は世界を見て来た倭寇の頭目で、弾圧される人々が苦しい暮らしの中で尚よそ者の自分を受け入れ、家族として遇してくれた。その人々の心根の中にこそ神があると感じ、この人々と共に生きている今の世に理想の世界を創ろうと立ち上がる。もちろん倭寇の頭目だった人だから、人心を掌握するリーダーとしての資質も、戦闘能力も持ち合わせている、という流れに無理がない。しかも四郎自身が、キリシタンとしての信仰を持ったのかどうかは、どこにも描かれていない。いないが故に「神とは、信仰とは」という非常にデリケートな部分を迷いなく口にすることができる。この仕掛けは実に巧妙で、「異聞・天草四郎」と、史実に反していますと宣言された、完全な創作の世界の中の天草四郎が、人々に「救世主」と崇められる物語に実存感を与えていた。

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その、原田版・天草四郎に明日海りおが扮したことが、この作品の力感を存分に高めている。元々明日海りおに天草四郎が似合うのではないか?という発想には、天草四郎が十六歳の少年とされていることや、伝えられている装束からの神がかり的な人物像と、透明感とフェアリー的資質を併せ持つ明日海の個性とが合致したことが始まりだったろう。だが前作『ポーの一族』で永遠の少年に扮したばかりの明日海に、続けざまに少年役を演じさせることを、おそらく避けたのではないか?というめぐり合わせが好転して、花組トップスターとして年月を重ねた明日海のカリスマ性が、作品の四郎の骨太な存在感と完全にリンクしたのが活きていた。四郎をメサイアと天草の人々が手を伸ばし取り囲む場面、一揆軍の砦となった原城での死闘、人々の屍が十字架となる大階段。原田の絵創りの上手さと、明日海のトップランナーぶりが、怒涛のように展開する物語に芯を通していて、今更ながらに明日海の充実ぶりが際立つ舞台になっているのが素晴らしい。

流雨の仙名彩世は、四郎との交流は実はかなり少ないが、その中で二人が思いを交わしたことが伝わるのはやはり固定されたトップコンビを敷く宝塚のスターシステムあったればこそ。何より仙名の流雨の表現から、四郎に対する愛が「敬愛」でもあり「崇拝」でもあることが伝わるのが、この作品の中では効果的で、常日頃主演コンビの恋愛要素が薄いことが、宝塚の座付き作者としては課題だと思われる原田の作風が、今回は逆に上手く機能する形になった。

柚香光の山田祐庵=リノは、物語の語り部でもある役どころ。島原の乱一揆軍の唯一の生き残りである、という歴史の事実に役柄が寄りかかっている部分が大きく、流雨への想い、更に四郎との関わりにはどうしてももう一場面欲しい。だが、だからこそ流雨をめぐる四郎との三角関係ではなく、リノのキリシタンとしての深い信仰心と、四郎が説く現世での「はらいそ」の輝きとのせめぎ合いによる苦悩が前に出たことを考えると、この関係性にも得心がいく思いがする。柚香の鋭さのある存在がリノの懊悩をよく現していて、彼の魂が救われる終幕に涙を禁じ得なかった。

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その「神とは、信仰とは」という作品を貫くテーマに沿って、多くの役柄が書き込まれているのも原田作品の進化として評価できる点で、一樹千尋、高翔みず希、瀬戸かずや、桜咲彩花、城妃美怜、華優希、舞空瞳など天草の人々が、それぞれに四郎を受け入れる敬虔なキリシタンとしての度量の大きさを感じさせて、物語をスムーズに進めている。おだやかな性質の役柄は久しぶりに思える瀬戸がここに入った効果が大きいし、城妃演じる咲が四郎にほのかな想いを寄せ、咲に恋心を抱いている長一郎の帆純まひろが四郎に反発するなど、サイドストーリーも丁寧だ。
一方、我が国を代表する歴史小説家・司馬遼太郎に「日本史のなかで、松倉重政という人物ほど忌むべき存在は少ない」と言わしめたほどの悪政を敷いたことで知られるが、その息子の勝家を演じる鳳月杏が、宝塚でしかも二枚目男役がここまで悪役を演じることは極めて異例と言える人物を果敢に描き出した上で、ほのかに色気もあるのが驚異的だ。領民が蜂起するのを当然と思わせた凰月の役割は大きい。更に、江戸幕府側では、実質四万石の石高を十万石と過大に見積もった松倉に疑惑の目を早くから向けた鈴木重成の綺城ひか理、そもそもこの物語をはじめるきっかけを作る将軍・徳川家綱の聖乃あすかが、共に非常に重要な役柄を、真摯にかつ涼やかに演じていて目を引く。鈴木が一揆軍への憐憫抑えがたく持ち帰った聖母マリアの絵が家綱に渡り、絵師であるリノ=祐庵の元に帰ったことで、祐庵の、更に「はらいそ」に行ったすべての人々、引いては観客にも救いをもたらす展開は、見事の一言。若き二枚目の二人が重責を果たした功績も光る。その流れが美しいだけに、本来「知恵伊豆」と評され、歴史上徳川幕府300年の礎を創った人物でもある老中・松平信綱の水美舞斗の役回りがやや割を食った格好にはなったが、水美のすっきりと美しいこの時代に忠実な装束の着こなしが醸し出す、静謐な佇まいが役柄を助けていて地力を感じさせた。

他に倭寇の頭目としての四郎の仲間である不動丸の飛龍つかさの豪放磊落な持ち味、残念ながら休演となった亜蓮冬馬に変わって多聞丸を快活に演じた一之瀬航季も、天草の人々とのカラーの違いを鮮明に出していて効果的だった。何より過去の大劇場公演の原田作品としては、最も人が描けていることが宝塚期待の作・演出家の成長を感じさせて嬉しく、すべてを浄化する「はらいそ」の場面の輝かしさと共に心に残る作品となった。

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そんなある意味で重いテーマに斬り込んだ作品のあとに、心躍る華やかなショーがあるのが宝塚歌劇の素晴らしさで、ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN─百花繚乱─』がなんとも美しい。花組の多彩な陣容を「百花繚乱」と例えた作者の野口幸作の視点が効いていて、美しい庭園の映像から蝶の舞い踊るプロローグ、パリ、アンダルシア、トロピカルな熱帯、ローマ、ニューヨークと、レビュー大定番のお国巡り形式をとりながら、スターたちの大活躍が楽しめる。

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特に明日海&仙名のクラシカルでノーブルな持ち味と、柚香のシャープでエッジィな個性がそれぞれの場面の色合いを鮮やかに変えていく効果が大きい。明日海の深みのある美しさと豊かな歌唱力、観ている者までがつくづく「楽しそうだなぁ」と心躍る柚香の踊りっぷりにも惚れ惚れする。

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更に、アンダルシア、ローマとドラマ性の高い場面が二つ入っていて、こうした構成はややもすれば重くなるケースも見受けられるものだが、明日海の相手役を仙名と、女性役に回った柚香に振り分けたことで、その危険を楽々と回避している。両場面、また芯となる場面もあり大活躍の水美のジャンプアップも頼もしい上で、瀬戸、鳳月にも働き場が多い目配りが良い。娘役も同様で、華、舞空と期待の新進娘役をあげながら、桜咲、城妃、音くり寿にも活躍の場がきちんと設けていて周到。しかも、この公演で退団する天真みちるに、彼女がその知名度を飛躍的に高めた「タンバリン芸」をストレートに連想させる、タンバリンを無理なく持たせるシーンを作るあたりは涙が出るほど。

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作者の想いが溢れすぎて、常に退団公演か?と思わせてしまう歌詞をトップスターに書いてしまうのだけが問題と言えば問題だが、ポップスをふんだんに入れても全体の質感がエレガンスなのが野口の大いなる美点で、ショー作家の期待の星として、今後の活躍への楽しみが高まる優れたショー作品となっている。

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また初日を前に花組トップコンビ明日海りおと仙名彩世が囲み取材で、記者の質問に応えた。

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中で、二作品の見どころを問われた明日海が芝居は立場の違う役柄を演じつつの、ショーでは「百花繚乱」の名の通りの、全員の総力戦をあげ、花組の団結を表現する。

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仙名も芝居でそれぞれが深めた役柄の関係性によるエネルギーと、ショーの盛りだくさんなワクワク感を語り、トップコンビの二人が全員での舞台創りに懸ける想いを感じさせた。

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更にそれぞれの好きなシーンは、囲み取材に登場した衣装を着る場面であるフィナーレナンバーだと意見が一致。お互いが見て好きなシーンでは、仙名が中詰めで着ている白いメルヘンチックな衣装を羨ま しいとつぶやいた明日海が「あ、着たいという意味ではないです」と笑わせる一コマも。明日海の素敵なところを語りだして止まらなくなった仙名と共に、トップコンビの和やかさを感じさせる時間になっていた。

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尚、囲み取材の詳細は、舞台写真の別カットと共に11月9日発売の「えんぶ」12月号にも掲載致します。どうぞお楽しみに!

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〈公演情報〉
宝塚歌劇花組公演
ミュージカル『MESSAIAH─異聞・天草四郎─』
作・演出◇原田諒
ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN─百花繚乱─』
作・演出◇野口幸作
出演◇明日海りお、仙名彩世 他花組
●2018/9/7〜10/14◎東京宝塚劇場
〈料金〉SS席12.000円 S席8.800円 A席5.500円 B席3.500円
〈お問い合わせ〉0570-005100 宝塚歌劇インフォメーションセンター
〈公式ホームページ〉 http://kageki.hankyu.co.jp/




【取材・文・撮影(囲み会見)/橘涼香 撮影(舞台)/岩村美佳】




舞台『刀使ノ巫女』


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人気漫画『深夜食堂』のマスターを演じる! 筧利夫インタビュー

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国境を超えて世界中で愛され、第39回日本漫画家協会賞大賞を受賞した安倍夜郎の『深夜食堂』。ドラマ、映画も大ヒットを記録したこの人気作がミュージカル作品となって、10月26日にいよいよ開幕する。(11月11日まで。新宿シアターサンモール)
脚本は第2回「韓国ミュージカル・アワーズ」で脚本賞を受賞したジョン・ヨンが担当。作曲は、日本でも話題となった『キム・ジョンウク探し( 『Finding Mr.DESTINY)』『オー!あなたが眠っている間に』など韓国ではヒット作常連となっているキム・ヘソンが担当。演出は煌びやかさと人間模様の細やかさを描き分ける荻田浩一が手がけている。 

深夜0時、看板もないその食堂は静かに店を開ける。メニューは豚汁定食だけだが、勝手に注文すれば出来るものは出してくれる。そんな「めしや(深夜食堂)」で訪れる客の、打ち明け話を黙って聞きながら料理を作るマスターを演じるのが筧利夫。舞台はもちろん、テレビドラマ、ナレーション、CM、番組 MC など様々なフィールドで活躍する筧による、新たなマスターの誕生だ。
そのマスター役の筧利夫が、作務衣姿も粋に語ってくれた「えんぶ10月号」のインタビューをご紹介!(近日中に壮一帆、愛加あゆ、田村良太、藤重政孝の座談会も掲載予定。)

劇場全体がひとつの
集いのようになる

──大人気の作品がミュージカルになるということで、今大きな注目が集まっていますが、どのような舞台になりそうですか?
会社帰りにちょっと観に来て癒される作品になると思います。小さな劇場ですし、もちろん生演奏のミュージカルだから盛り上がるところもありますが、基本的には劇場全体がひとつの集いのような感じになるんじゃないかな? と思っています。
 
──そこで演じるマスター役についてはどう感じていますか?
この作品っておそらくマスターの視点からお客様もご覧になるだろうと思っていて。でも、マスターに感情移入するのではなくて、マスターの目線から作品世界を観るのだろうなと。だからマスターとしては、「めしや」を訪れる個性溢れるお客さんを淡々と迎えていくということですかね。そう考えると、今回の出演者は歌って踊れる方達ばかりだし、しかもミュージカル畑はもちろんポップス系の方もいらっしゃるので、様々な見応え、聴き応えがあると思います。まぁその分俺の歌はちょっとだけ音符に乗せた台詞だと思って頂いて、筧が歌い上げる! とは期待しないで頂ければ(爆笑)。
 
──ミュージカルは「歌は語れ」と言われますから。
ああそうですね! それに演出がオギー(荻田浩一)なんで、何を言い出すかわかりませんからね(笑)。「マスターも踊って!」ということに、ひょっとしたらなっているかもしれないので、それは是非幕が開くまでのお楽しみになさっていてください。

きっとリピートしたくなる
作品になるはず! 

──メディアミックスで大ヒットしている作品を舞台で、更にミュージカルでやることの楽しさ、また難しさはどうですか?
ひとつ良いのはゼロからのスタートではなく、作品や役のイメージが広く伝わっているので導入が楽だということです。ミュージカル版としてもすでに韓国で作られたものがありますし。ただその分原作やテレビのファンで、舞台やミュージカルを観るのは人生で初めてという方もいらっしゃると思うので、そういう方達を如何にびっくりさせずに(笑)、演劇世界に入ってきてもらうか、ですね。でも小劇場だしミュージカルなのでマイクも当然使いますから、囁くような台詞はそのままお伝えできるので、作品のそこはかとないものも感じて頂けると思います。オギーの中には無尽蔵にアイディアがありますから、照明ひとつを取っても神出鬼没な感じに面白く創るだろうと期待しています。
 
──メニューにないものも頼むと出してくれるというのも素敵ですが、筧さんなら何を頼みますか?
俺は「イカゲソ」だな。「イカゲソ」で酒を一杯ですね。そういう想像もできるようなほっこりする話ですが、それだけに緻密さを持って創りたいですね。小劇場だからこそどんな繊細なものもお客様に届くので、それを楽しみにして頂きたいし、きっとリピートしたくなる作品になると思います。おそらく1回観たあとに「もう1回観たい」となるはずですが、その時にはチケットがないので(笑)、はじめから5枚は購入しておくことをおススメします!(笑)やはり「生」は最高ですから、是非舞台版、ミュージカル『深夜食堂』の世界を楽しみにいらして下さい!

【プロフィール】
かけいとしお〇静岡県出身。大阪芸術大学に入学、劇団☆新感線で俳優デビュー。卒業と同時に上京し第三舞台に入団。劇団作品のみならず、数々のつかこうへい作品にも出演して圧倒的な人気を博し、映像の世界へも進出。ドラマ『踊る大捜査線』の新城賢太郎管理官など、舞台、映画、テレビで幅広く活躍中。 近年の主な作品に、舞台『京の蛍火』『JAM TOWN』『ミス・サイゴン』、映画『第二警備隊』『THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦』、ドラマ『遥かなる山の呼び声』『イアリ―』『おんな城主直虎』など。


〈公演情報〉
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ミュージカル『深夜食堂』
原作著作◇安倍夜郎「深夜食堂」
Book&Lyrics by JEONG, YOUNG 
Music by KIM, HAESUNG
演出◇荻田浩一
日本語上演台本・訳詞◇高橋亜子
出演◇筧利夫 
藤重政孝 田村良太 小林タカ鹿 碓井将大 エリアンナ AMI(アミ) 谷口ゆうな 愛加あゆ 壮 一帆
演奏◇熊谷絵梨(Pf)、相川瞳(Perc.)、中村康彦(Gt.)、中村潤(Vc.)
●10/26〜11/11◎新宿シアターサンモール
〈料金〉8,200円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉info@meshiya-musical.com
〈公式HP〉 http://meshiya-musical.com
〈公式ツイッター〉@meshiya_musical



【取材・文/橘涼香】

 

舞台『刀使ノ巫女』


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タイタニック号の悲劇を人間ドラマとして描く傑作ミュージカル『タイタニック』上演中!

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ミュージカル『タイタニック』が3年ぶりに帰ってきた。
現在、東京公演を10月1日から開幕、13日まで日本青年館ホールにて上演中だ。(10月17日〜22 日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで公演)
その舞台の観劇レポートを、プレスコールの写真(オープニング場面のみ)とともにお届けする。

ミュージカル『タイタニック』は、豪華客船タイタニック号の沈没という歴史上の出来事をベースに、乗船していた人々の人生にスポットを当て、船の沈没という状況の中で描き出していく群像ミュージカルの傑作だ。1997年にピーター・ストーン原作、『NINE』『グランドホテル』『ファントム』など数々のヒットミュージカルを手がけたモーリー・イエストンの音楽・作詞で、ブロードウェイで上演され、1997年度トニー賞、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀作詞作曲賞、最優秀ミュージカル装置デザイン賞、最優秀絹曲賞の5部門受賞の快挙を果たした。
 
その作品をもとにトム・サザーランドの新演出で、タイタニック号沈没後100年を迎えた2013年、ロンドンで上演されて大評判となり、2015年には日本版が初演、こちらも大人気を博した。今回はその再演となる。

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トム・サザーランドの演出の大きな特徴は、「船の悲劇ではなく、実際にそこに生きた人々の物語である」という考えで解釈、新たに作り直されたところにある。  
その具体的な例では、もとの台本では冒頭は設計者アンドリュースがタイタニックの偉大さを語るシーンだったが、沈没事故の責任を問う裁判の場面に変更され、被告席に立つ船主イスメイがタイタニックに託した人類の夢を語るという形になっている。 
また舞台美術に関しても、装置を絢燭に大掛かりに作ってしまうことで、「船」そのものに必要以上に観客の注意が向いてしてしまうことを避けるために、基本的に舞台奥のバルコニーと可動式の階段のみというシンプルなものにしている。

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さらに、ブロードウェイ版の台本では30人程だったキャスト数を20人程に減らし、これにより1人の役者が演じる人物の数が多くなり、例えば1人のキャストが一等客から三等客まで、早替えをしながら演じ分けていく。これは「タイタニック号の沈没は階扱社会の終焉である」という演出家の解釈に基づいたシステムで、「着ている服が違うだけで、一等客も三等客も、中身は皆同じ1人の人間なのだ」というメッセージが込められている。

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そのほかにも氷山衝突事故及び沈没の責任の所在を問う場面なども変更され、人間を尊重するトム演出の信念があらゆる場面で生きて、壮大な人間ドラマを構築することに成功している。

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キヤストには、初演に続き同じ役で出演する加藤和樹、藤岡正明、戸井勝海、薄田英佑、上口耕平、小野田鶴之介、栗原英雄、安寿ミラ、佐山陽規。初演とは別の役に挑戦する鈴木壮麻と菊地美香。新キャストとして加わる相葉裕樹、渡辺大輔、木内建人、百名ヒロキ、吉田広大、小南満佑子、屋比久知奈、豊原江理佳と、多彩な顔ぶれでの今回の上演となった。

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オープニング「出航」の場面、舞台上にタイタニック号の内部と甲板の風景が広がる。
次々と乗り込んでくる関係者、乗り組み員、そして船の客たち。 
M1の序曲では全キャスト22人が次々とタイタニック号への希望と夢を歌い上げるハーモニーが美しく迫力がある。

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船の関係者は、設計士アンドリュース(加藤和樹)、オーナーのイスメイ(石川禅)、スミス船長(鈴木壮麻)、そして一等航海士マードック(津田英佑)、二等航海士ライトーラー(小野田龍之介)、見張り係フリート(吉田広大)、通信士ブライド(上口耕平)、一等客の客室係エッチス(戸井勝海)、機関士バレット(藤岡正明)、さらにバンドマスターのハートリー(木内健人)やベルボーイ(百名ヒロキ)らが乗船している。

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乗船客は一等から三等まで分かれていて、豪華な待遇の一等客、富裕層と貧しい階級の中間にいる二等客、船底に押し込まれる三等客。タイタニック号に乗り合わせたそれらの人々が、それぞれの価値観や人生観、夢、愛を歌い上げ、その中に英国の階級社会や新天地アメリカへの期待などが浮かび上がる。

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初出航の希望に満ちて進むタイタニック号だが、一刻も早くニューヨークに到着して、この船の素晴らしさを宣伝したいオーナーのイスメイ(石川禅)は、スミス船長(鈴木壮麻)にスピードを上げるように指令を出す。 
設計士のアンドリュース(加藤和樹)は安全に進むべきだと主張するが、スミス船長は通信士ブライド(上口耕平)が伝えた氷山の情報を軽視。イスメイの指令通りにスピードを上げたタイタニック号は、氷山へ衝突する。 

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難破したタイタニック号、乗船していた人々の悲劇が始まる。
一等客室のためスペースを取られ、救命ボートは乗客者全員の分は用意されていなかった。そのために振り分けられる船客たち。一等客の女子供から順に優先的に避難することになり、三等客は出てこられないように鍵をかけられてしまう。改めて浮き彫りになる階級格差や人間の卑しさ。だが同時にそんな中で人としての尊厳を保つ人々もいて、その美しさと気高さには胸を打たれる。

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約2時間30分の上演時間に、全29曲もの歌がふんだんに散りばめられ、それぞれの登場人物の感情や思いが丁寧に紡ぎ出され、どれも聴き応えがある。
なかでも暗示的なのは、1幕終わりに見張り役のフリート(吉田広大)、船内の船長(鈴木壮麻)とマードック(津田英佑)とライトーラー(小野田龍之介)たちが歌い上げる「月無夜」、また、そこに流れるバンドマスター・ハートリー(木内健人)の「秋」。どちらもメロディが美しいが、これからの航海の不安を感じさせるような曲調になっている。 

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機関士のバレット(藤岡正明)のソロも印象的で、苛酷な労働への怒りを歌う「バレットの歌」、そして恋人への無線の電文を歌う「プロポーズ」のリプライズも含めて、その人間らしさが心に残る。
 
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階級が違うことでアメリカに駆け落ちするカップル、チャールズ・クラーク(相葉裕樹)とキャロライン・ネビル(菊地美香)のデュエット曲「この手をあなたに」は、階級を超える2人の愛を力強く優しく伝える。
また、二等客室のビーン夫妻の妻のアリス(霧矢大夢)は、上流社会への憧れがあるが、そんな妻に夫のエドガー(栗原英雄)は「人間に上下はない」と歌う。含蓄に富んだ歌だ。

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三等客の中にいる3人のケイト、ケイト・マクゴーワン(小南満佑子)、ケイト・マーフィー(屋比久知奈)、ケイト・ムリンズ(豊原江里佳)。アイルランド出身の3人が、新天地アメリカでの夢を他の移民たちとともに歌う合唱曲「なりたい メイドに」は、彼らの夢と希望が溢れている。

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避難場面では、一等客室のストラウス夫妻が歌うデュエット「今でも」が心に沁みる。夫のイシドール(佐山陽規)を残して自分だけ避難することを拒むアイダ(安寿ミラ)、長年連れ添った夫婦の絆を感じさせる歌だ。

そして最後のシーンで歌われる船を離れていく人々との別れの合唱「また明日、きっと」が、切なさを掻き立て、出航前に歌われた「いつの世も」と主題歌「征け、タイタニック」が、フィナーレでレクイエムのようにリプライズされる。どの曲も名曲揃いで、だからこそこのタイタニック号の悲劇が、ことさら胸に迫る。
登場人物たちそれぞれの人生の重みを感じる作品だけに、もし複数回の観劇が可能であれば、さまざまな人物の生き方を通して、また作品世界を見直してみたくなる、そんな奥の深い傑作ミュージカルだ。

IMGL5513 

〈公演情報〉
ミュージカル『タイタニック』
脚本ピーター・ストーン
作調・作曲モーリー・イエストン
演出トム・サザーランド
出演◇ 加藤和樹、石川禅、藤岡正明、戸井勝海、相葉裕樹、津田英佑、渡辺大輔、上口耕平、小野田龍之介、木内健人、百名ヒロキ、吉田広大、栗原英雄/
霧矢大夢、菊地美香、小南満佑子、屋比久知奈、豊原江理佳、須藤香菜/
安寿ミラ 佐山陽規 鈴木壮麻
● 10月1日(月)-- 10月13日(土) 日本青年館ホール
 ●10月17日(水)-- 10月22 日(月)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場 (東京) 0570-077-039  (大阪)06-6377-3888
公式twitter〉@MusicalTitanic



【文/佐藤栄子 撮影/友澤綾乃 】


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宝塚やミュージカルの振付で知られる桜木涼介をゲストに迎えるトークショー「Bumpy Lens 〜劇場で出会ったクリエイティブな人たち」第6回を開催!

1.keyvisual
ロゴデザイン:柳川 忠之

東京で大型劇場が密集する丸の内〜有楽町エリアに根ざした「舞台エンターテインメント」の魅力を伝え、周辺オフィスや都内近郊のワーカーを対象に、劇場を職場として活躍するアクター/クリエイターに話を聴くトークショーシリーズ。ナビゲーターは、OL  経験があり、各メディアの取材記事にて俳優の等身大の素顔を引き出す写真とインタビューが人気のフォトグラファー・ライター 岩村美佳。
今回のゲストは、振付師として宝塚作品やその他の舞台で活躍する桜木涼介。宝塚月組『BADDY』、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』『GHOST』等を終え、今後も『るろうに剣心』、『レベッカ』、宝塚宙組『オーシャンズ 11』他、たくさんの作品を控える売れっ子振付師の「これまで」と「これから」を探る!

5.桜木涼介プロフィール画像
ゲスト/振付師 桜木涼介 
東京都出身。17 歳でダンスを始める。初出演のミュージカル『エリザベート』にトートダンサーとして出演。以後、舞台やTV、映画で役者としても出演。25 歳で宝塚歌劇団にて振付師デビュー。主な宝塚作品に『スカーレット・ピンパーネル』『オーシャンズ11』、『ロミオとジュリエット』『眠らない男・ナポレオン』『るろうに剣心』『シェイクスピア』など。その他の作品に『エリザベート』『キャバレー』『サンセット大通り』『アリス・イン・ワンダーランド』『ドッグファイト』『貴婦人の訪問』『グレート・ギャツビー』『1789 バスティーユの恋人たち-』『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』『ゴースト』『るろうに剣心』など。  


4.岩村美佳プロフィール画像
ナビゲーター/フォトグラファー・ライター 岩村美佳
ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。子供の頃から舞台、歌、踊りが好き。小学校4年生の時、初めて宝塚をみて虜になった。幼稚園の発表会からはじまって、演劇クラブ、ミュージカルサークルなどを巡ってきた。ウェディング衣装メーカーに入社したときも、志望理由は舞台衣裳に似ていたから。振り返れば筋金入りの舞台ファン。世界で一番好きなのは「猫」。Twitter ID @ nyanyaseri

【岩村美佳よりコメント】
Bumpy Lens 第6回は、振付師の桜木涼介さんをお迎えします。名だたる作品の数々に呼ばれ続ける人気振付師の桜木さん。振付というと、ナンバーの振りを考えているだけと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そのお仕事の幅広さに驚きます。その曲だけでなく、その場面、その作品全体の動き全般を決めることを担う場合もあるお仕事。ひとつひとつの振り、動きに、どんな意味が込められているのか、想像すると作品の世界が広がっていきます。ぜひ、そんな奥深い世界を覗きにいらしてください。さらに、表舞台に立っていた桜木さんが、作品を作る側に重きをおくようになったのはどんな思いがあるのかもお聞きしたいと思っています。
そして、同時開催で写真展をさせて頂くことになりました。今年7月に初めて訪れたロンドンの街を撮影しました。いわゆる観光地にはあまり行きませんでしたが、ロンドンにはこんな顔もあるんだなと思いながら撮影した写真達です。阪急メンズ東京さんのスタイリッシュでラグジュアリーな空間をイメージしてセレクトしました。ぜひお立ち寄り頂けましたら嬉しいです。
 
トークショー「Bumpy Lens #6〜劇場で出会ったクリエイティブな人たち〜」
ナビゲーター:岩村美佳
ゲスト: 桜木涼介(振付師) 
日時:10月17日(水) 19:00〜20:15 /開場18:30 
場所:阪急メンズ東京8F イベントルーム(東京都千代田区有楽町2-5-1)
〈料金〉4,200 円 

【連動開催】 
3.写真展keyvisual

☆Bumpy Lens の新企画☆ ナビゲーター 岩村美佳 撮影&製作による写真展を実施!
今年の夏 イギリス・ロンドンで撮影したシーンの数々を展示、期間中無料。
期間:2018年10月10日(水) 〜10月16日(火)
会場: 阪急メンズ東京 3F  上り&下りエスカレーター前
展示: "Frame the scenery,   London 2018"
撮影:岩村 美佳(フォトグラファー&ライター)
 



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